登録日:2023/07/21 Fri 00:00:00
更新日:2024/07/11 Thu 13:38:47NEW!
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《偽りの王 モーツァルト》とは、TCG「デュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DMD-07「変形デッキセット DX鬼ドラゴン」に収録されたキング・コマンド・ドラゴンの1体である。
●目次
解説
偽りの王 モーツァルト 闇/火/自然文明 (11) |
クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/アンノウン 17000 |
マナゾーンに置く時、このカードはタップして置く。 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、ドラゴン以外をすべて破壊する。 |
相手のドラゴンは攻撃することができない。 |
T・ブレイカー |
重量級が多いキング・コマンド・ドラゴンの中でも、闇・火・自然の三色で構成されたコスト11という高い召喚ハードルを誇る。
それでいて基礎スペックはパワー17000の3打点とやや控えめだが、その分効果がかなり強く設定されており、
cipでドラゴン以外の全破壊
及び
相手ドラゴンの攻撃を禁ずる
というシンプルながら強力無比な二つの能力を有している。
ドラゴンが皆無のデッキならcipで更地にされ、ドラゴンで固めたデッキなら攻撃禁止で攻めあぐねる事になり、片方だけでも厄介な効果を両立しているので数ある全体除去の中でも抜きん出た制圧力を誇る。
相手は非ドラゴンを全て除去された後で残ったドラゴンも攻撃できなくなるため、モーツァルト着地後は動きを著しく制限されてしまう。
cipについては自分の非ドラゴンを巻き込んでしまう諸刃の剣な側面があるものの、逆に言えばドラゴンが大多数のデッキを組めば自身は全く被害を受けないため、【連ドラ】を始めとしたドラゴン主体のデッキでの活躍が見込める。
欠点は始めにも触れた通り、三色のコスト11という高い召喚難易度。
非進化クリーチャーなのが幸いして踏み倒しの手段は豊富にあり、種族にも恵まれているのでサポートも多い。
また、召喚するには一苦労な三色という特性もマナ基盤として見ると結構優秀だったりする。
このようにただでさえ強力なクリーチャーなのだが、実は登場から10年後に下された裁定で更にパワーアップしていたりする。
従来のルールにおける「破壊」とはクリーチャーが墓地に置く事を指した用語であり、モーツァルトの効果対象となる「ドラゴン」もクリーチャーを指したものであるという見解が一般的だった。
ところが2022.04.08の裁定変更によって、クリーチャーのみならずカード全般がバトルゾーンから墓地に置かれる事を「破壊」とするように再定義された。
これによってモーツァルトが強化されたのでは?との噂が囁かれる一方、流石にエラッタされるだろうとも思われていたのだが…
Q 《偽りの王 モーツァルト》の「出た時」の能力はドラゴン以外をすべて破壊できますが、クリーチャー以外のカードも破壊されますか?
A はい、種族にドラゴンを持たないカードであればすべて破壊されます。
公式サイトの「よくある質問」にてまさかの専用裁定を貰い、破壊範囲がクリーチャー・クロスギア・ドラグハート・D2フィールド・タマシード等のエレメント&一部の特殊なカードタイプ*2へと大幅に広がった。
破壊するのはあくまで「ドラゴン以外」であってカード指定除去というわけではないため、裏返っている封印やカードの下に敷かれているカードには干渉できないものの、相手の禁断解放を防げるといったメリットもあったりする。
2023年の環境ではタマシードを始めとしたクリーチャー以外のカードタイプもかなり活躍しているので、効果を活かせる場面は多いだろう。
相性の良いカード
獰猛なる大地 R 自然文明 (8) |
呪文 |
進化ではないクリーチャーを1体、自分のマナゾーンから出す。相手のマナゾーンから進化ではないクリーチャーを1体選び、相手はそれを出す。その後、バトルゾーンから自分と相手のクリーチャーを1体ずつ選び、持ち主のマナゾーンに置く。 |
互いのマナゾーンから非進化クリーチャーを1体ずつ踏み倒してマナ送りにする大地系呪文の1枚。
コスト8なので実質3マナ軽減してモーツァルトを場に出せる上に、何とか処理したい非ドラゴンをマナゾーンから引きずり出しつつ厄介な相手クリーチャーと自分の非ドラゴンはマナ送りにすれば、かなりのアドバンテージが得られる。
魔龍バベルギヌス VR 闇文明 (7) |
クリーチャー:ドラゴン・ゾンビ/グランド・デビル 1000 |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、プレイヤーを1人選ぶ。そのプレイヤーのクリーチャーを1体破壊してもよい。そうしたら、そのプレイヤーの墓地から、《魔龍バベルギヌス》以外の進化ではないクリーチャーを1体選び、バトルゾーンに出す。 |
クリーチャー版《インフェルノ・ゲート》でお馴染みの魔龍。
非進化なら自身以外何でもリアニメイトできるため、墓地からモーツァルトを踏み倒すのに最適である。
闇文明かつドラゴンなのでサポートを共有でき、同じデッキに無理なく投入可能な点でも好相性。
詳しくは個別項目を参照。
龍世界 ドラゴ大王 ≡V≡ 火文明 (10) |
クリーチャー:レッド・コマンド・ドラゴン 13000 |
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のクリーチャーを1体と、相手のクリーチャーを1体、バトルゾーンから選んでもよい。その2体をバトルさせる。 |
ドラゴンではないクリーチャーがバトルゾーンに出る時、バトルゾーンに出るかわりに持ち主の墓地に置かれる。 |
T・ブレイカー |
ドラゴン以外の着地を決して許さぬ龍王。
上司&同僚とコンボした「VANナイン大王」で有名だが、モーツァルトとの相性も良好である。
後出しすれば効果バトルによってモーツァルトの17000もの高パワーを活かせる他、非ドラゴンを除去した後で場に出せなくなるのでVAN大王にも劣らぬロックを掛けられる。
詳しくは個別項目を参照。
ボルシャック・ドギラゴン 火文明 (7) |
進化クリーチャー:メガ・コマンド・ドラゴン/革命軍 12000 |
革命0トリガー―クリーチャーが自分を攻撃する時、自分のシールドが1枚もなければ、このクリーチャーを手札から見せてもよい。そうしたら、自分の山札の上から1枚目を表向きにする。そのカードが火の進化ではないクリーチャーなら、バトルゾーンに出し、このクリーチャーをその上に置く。 |
進化-自分の火のクリーチャー1体の上に置く。 |
T・ブレイカー |
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時または攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選んでもよい。その選んだクリーチャーとこのクリーチャーをバトルさせる。 |
革命0トリガーの代名詞とも言えるボルシャックなドギラゴン。
火文明の非進化クリーチャーでもあるモーツァルトは下敷きとしての条件を満たしていて、cipで相手の非ドラゴンを殲滅しながらドギラゴンによる効果バトルで更にラッシュをかけられる。
また、ディスペクターのような一回限りの除去耐性持ちならcipと効果バトルによる連撃で無理やり突破できたりもする。
詳しくは個別項目を参照。
爆熱王DX バトガイ銀河 VIC 火文明 (8) |
ドラグハート・クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン 12000 |
スピードアタッカー |
T・ブレイカー |
このクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引く。その後、進化ではないドラゴンを1体、自分の手札から出してもよい。 |
相手のドラゴンではないクリーチャーは、出たターン、攻撃できない。 |
(ゲーム開始時、ドラグハートは自身の超次元ゾーンに置き、ドラグハートまたはそれを装備したクリーチャーが離れた場合、そこに戻す) |
龍解前⇒《爆銀王剣 バトガイ刃斗》 |
温泉へと旅立った《爆熱DX バトライ武神》の調整版であるドラグハート・クリーチャー。
アタックトリガーで1枚ドローした後に手札から非進化ドラゴンを場に出せるため、モーツァルトの踏み倒し手段となってくれる。
更にバトガイ銀河の場合は非ドラゴンが出たターン攻撃できなくなるロック効果も備えており、cipで吹っ飛ばせるモーツァルトと合わせれば相手の動きを大きく制限できる。
デュエル・マスターズ プレイス
偽りの王 モーツァルト SR 闇/火/自然文明 (11) |
クリーチャー:キング・コマンド・ドラゴン/アンノウン 17000 |
T・ブレイカー |
バトルゾーンに出た時、ドラゴン以外のクリーチャーをすべて破壊する。 |
相手のドラゴンは攻撃できない。 |
DMPP-19「グレイト・ディスティニー -希望の双子-」にて収録。
レアリティは同期のキング・コマンド・ドラゴンが格下げを食らったりレアやベリーレアに収まったりしている中、《偽りの王 ヴィルヘルム》と共にTCGと同じスーパーレアを賜った。
収録当初の効果は紙と同じく「バトルゾーンに出た時、ドラゴン以外をすべて破壊する。」表記で、実際にクロスギアを破壊できたりと10シリーズ倒しでエレメントにも対応した破壊効果を発揮できていた。
…が、どうやらこの挙動は不具合だったらしく、後に上記のテキストへと変更されて非ドラゴンのクリーチャーにしか破壊できなくなった。
背景ストーリー
ゼニスの力で蘇った龍の王、キング・コマンド・ドラゴンの1体。
「全てのドラゴンの王となるべきドラゴン」を自称し、他の龍を支配すべくドラゴン達に牙を剥いた。
手始めにドラゴン・ゾンビとアーマード・ドラゴンのアンノウンを自身のランスで突き刺し、再び偽りの身へ堕とす事に成功した。
これによって《偽りの名 バルキリー・ラゴン》が誕生したりしている。
そこに立ちはだかったのはゴールデン・エイジの一人《鬼無双 カイザー「勝」》。
モーツァルトに対して果敢にも勝負を挑み、戦いの中で《国士無双カイザー「勝×喝」》へとパワーアップを果たして見事撃破に成功した。
余談
- キング・コマンド・ドラゴンには音楽家の名前や音楽用語を用いる命名ルールがあり、モーツァルトの場合は「レクイエム」「ピアノソナタ第11番」でお馴染みのヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトがモデルとなっている。
また、モーツァルト以外にも《偽りの王 ヴォルフガング》《黒神龍アマデウス》が名前として取り入れており、ファースト・ミドル・ラストネームの全てが使用されていたりする。
- エピソード3の頃に刷られたプロモ版のアルトアートでは、ただでさえ重武装なモーツァルトに更なる鎧が追加されたイラストが描かれた。
また、DMX-19「スーパーレア100%パック」のイラストでは音符と五線で彩られた迫力溢れる旋律のエフェクトがモーツァルトを覆うように描かれており、一見の価値あり。
追記・修正は10年越しのパワーアップを果たしてからお願いします。
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▷ コメント欄
- 獰猛なる大地での記述、効果の処理間違えてんぞ -- 名無しさん (2023-07-21 02:43:54)
- 音符のエフェクト付いてる奴はDMX-19版でプロモ版はアルトアートですよー -- 名無しさん (2023-07-21 07:43:29)
- デアリカラーのフィニッシャーと言えば自分の中では未だにこいつが頭に浮かぶくらいには良い調整のカードだと思う -- 名無しさん (2023-07-23 13:08:40)
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*2 《終焉の禁断 ドルマゲドンX》の禁断コア・《滅亡の起源 零無》の零龍の儀と零龍星雲
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