二階堂紅丸

ページ名:二階堂紅丸

登録日:2015/03/30 Mon 20:13:03
更新日:2024/01/12 Fri 10:56:15NEW!
所要時間:約 7 分で読めます



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kof シューティング オタク ポルナレフ 女好き フェミニスト ナルシスト イケメン 二枚目 兄貴分 ライバル 前塚あつし 美形 美形会議 二階堂紅丸 格ゲー界三大ポルナレフ うだつの上がらなさ具合がなんとも居心地良い ワイナール




「キミが今痺れているのは、電撃のせいだけじゃないんだよ」






二階堂紅丸とは『THE KING OF FIGTHERS』シリーズのキャラクター。
声優は前塚あつし。



プロフィール

格闘スタイル:シューティング
誕生日:6月6日
身長:180cm
体重:70kg→68kg(『'03』以降)
血液型:O型
出身地:日本
趣味:スカイクルージング、料理
大切なもの:自分、ピアス
好きな食べ物:刺身、パスタ、コーヒー
嫌いなもの:おたく、後悔
得意スポーツ:クレー射撃、高飛び込み




キャラクター概要

帯電しやすい特異体質により、雷を操ることができる天才シューター。
日米ハーフで、大富豪の御曹司(『’96』のファンブックのQ&Aによると「父がアメリカ人、母が日本人」らしいのだが、それで名字が二階堂ということは父親が入り婿なのだろうか…?)。
だが、ロバート・ガルシアのガルシア財閥の方が目立っている為にどうにも忘れられている。
副業としてファッションモデルもやっているが、現在は特に定職に就いていない。
そんな生まれと育ちのせいかかなりのナルシストとなっているが…


  • 「華麗に美しく勝利する。お前等には理解できないだろうがな!」(KOF'94/アメリカチーム戦後)
  • 「美形の男はいつの時代でも強いんだよ!わかったかい!」(KOF'95/エディットチーム戦後)
  • 「格闘にカッコは必要ないって!?違うな!美的センスは必要不可欠だ!」(KOF'96/エディットチーム戦後)
  • 「ナルシストのどこが悪い?自分にも酔えない奴がデカイことをした試しはないぜ!」(KOF'98/個別メッセージ)
  • 「俺の姿をよく見てくれよ!花の命は短いからね!」(KOF'99/個別メッセージ)
  • 「君の戦いは熱いな・・・薔薇のように美しい俺は、熱さは苦手なんだ」(KOF'2000/個別メッセージ)
  • 「センス! スピード! テクニック! 俺の演出したショー、楽しんでもらえたかい?」(KOF'XI/個別メッセージ)
  • 「動きにシャープさが足りないな、ベイビー?ひょっとして、俺の美しさに見惚れてたのかい?」(KOF'XIII/エリザベート戦後メッセージ)
  • 「ナルシストでカッコつけ?俺にとっては最高の賛辞だね。それってつまり、どんな苦境も笑って乗り越えられる男って賛辞だろ?」(同/権崇戦後メッセージ)

…といった勝利メッセージのように、彼自身は特にそれを悪びれるつもりもない。
ただし、真面目な場面ではしっかり決めるタイプでもある。
相当なフェミニスト…というか女たらしでもあり、イントロ・特殊勝利ポーズ・勝利メッセージも女性専用の物が存在する。
ちなみに項目冒頭の台詞はKOF'2003における女性キャラに対してのもの。
KOF'94の「君達には格闘技よりもドレスの方が似合うよ!」もなかなかのものだが。
なお、さすがに年下の女性キャラに対しては5年後、もしくは10年後に付き合おうと約束するあたり紳士的な面がある。
ただし、シェルミーに対してはグラマラスな美女でありながらも珍しく否定的な勝利台詞を残している。
オロチ一族であることが、彼の感覚に何かひっかかっているのだろう。


何をやらせても天才的なセンスを発揮しており、格闘技も趣味の一つに過ぎなかった。
しかし、『'94』の一年前の全日本異種格闘技選手権の決勝でに敗れてから真剣に取り組みだす。
今でも京をライバル視しているが、様々な因縁が彼にはあるためにそれらが解決してからいずれ決着をつけるつもりらしい。
その意識はKOF'2000で京に勝利した際、「手を抜いてるのか?それともそれが限界か!?答えろ京!!」と普段の彼には見られない姿から明らか。


『KOF MI2』では一緒にチームを組むつもりはないと発言していたが、「つまらない所で負けられると困るから」と言う理由でチームを組む時もある。
ベタついた仲ではないが、いざと言う時は協力すると言う面倒見のいい性格である。
それ以前のが登場したオロチ編では京のお友達の一人的な感じで、ゴローちゃん共々すっかり存在意義が霞んでいた。
その後、ネスツ編とアッシュ編では別の方向から事件を探っている副主人公的存在に。


また、嬉野秋彦作のノベライズ版では『'96』~『'99』まで主人公チームの一人という事もあってか、狂言回しとしての役割が与えられており、
オロチ編の頃からゲーム以上に目立ちまくっていた。
事実、嬉野氏は後書きで「紅丸かラルフがいないと話が回らない」と語った事がある。


旧SNK時代のドラマCDでも、『'96』しか出番のなかったゴローちゃんと比べるとかなり出番に恵まれ、面倒見の良さと優しさが災いして自分から貧乏くじを引く苦労人として描写されている。
『'96』では拳崇と喧嘩してやけっぱちになったアテナに逆ナンされたため、わざと当て馬役を買って出ている。
『'97』(宿命編)では草薙流の神拳(無式)を使いこなせず苛立つ京の言葉にプライドを傷付けられ、仲間割れを狙う社たちに「オロチの力を手に入れて京を倒し、ナンバーワンの座を取り戻さないか」と誘われるが、京の神拳会得のための踏み台になって死ぬ覚悟であえてその誘いに乗り、命懸けの闘いを挑んだ。
『2000』のドラマCDに至っては完全に彼が表の主人公ポジション(本編主人公のはずのK'が裏主人公)となっており、偶然出会ったクーラの面倒を見るうちに「お兄ちゃん」と慕われるようになる。クーラの「兄」として、ネスツ基地を襲撃したK'から彼女を守ろうと奮闘するものの、クーラは紅丸の「ネスツから逃げて幸せになれ」という言葉が彼女に与えた影響を危険視したフォクシーによって紅丸と過ごした記憶を消去されてしまう。


付き合いが狭い日本チームの他二人に比べると、かなり交友関係が広い。
京がいなくなった『'99』ではまだ未熟な真吾の面倒を見る様になっている。
『2000』では昔の付き合いであるセスもいるし、『XI』では麟かセス繋がりで堕朧とチームを組んでいる。
麟や堕朧とチームを組み、龍と戦った事もあるため、存在が忘れられがちな飛賊との関わりが非常に濃い。
女性は口説いたりしても大抵スルーされたり失敗しているが、ちづるとは京の事で苦労している者同士気が合うらしく『XII』ではいい雰囲気になっていた。
ちなみに真吾とちづるの両名と関係が深いのはノベライズ版『'98』でチームを組んだ繋がりと見られる(『XII』はシナリオライターがノベライズ版作者の嬉野秋彦氏なので確定と言っていい)。
なお、ノベライズ版『'98』ではちづるに「君は俺にとって特別な女性って事さ」とまで口走っていた。それを流すちづるの年上の余裕



そしてそのデザインはかなり異様。
髪型はポルナレフの特徴的な髪形をそのまま金髪にした感じ。
この髪は愛用のヘアスプレーを丸々1本使ってセットしているらしい。
しかし髪を下ろした状態で静電気を使い、一瞬で髪を逆立てている所も見られたりする。
『ストリートファイター』のガイル、『鉄拳』のポール・フェニックスと共に「格ゲー界三大ポルナレフ」と言われる事もしばしば。
そして『'95』までは服の形状もポルナレフのまんまだった。
『'98』からは友人のデザイナーに作ってもらった胸空きのタートルネックと言う特徴的な衣装になっている。twitterで胸空きタートルネックが話題になった時には引き合いに出された。
『XI』ではヒョウ柄の服になっているが、『XII』では元に戻っている。




格闘スタイルのシューティングはどう言ったものか未だに謎である。
そう呼ばれる格闘技は修斗とシュートボクシングの二つがあるが、組み技が重要な両者に対し、紅丸は組み技をほとんど持たない。
しかし、『'94』から現在まで一貫して「シューティング」表記である。
『for girls』における本人の発言から、現状の公式では「帯電体質と体術を組み合わせた全く新しい唯一無二の格闘技」という解釈らしい。


嫌いなものの後悔は彼の性格からして分かるだろう。
しかし、おたくが嫌いと言いながら技には『破裏拳ポリマー』や『トップをねらえ!』、『新造人間キャシャーン』のパロディが存在するなど設定が一見矛盾しているように見える。
紅丸の嫌いな「おたく」とは中途半端な知識しか持たない、今でいう「にわか」の事。
徹底的に追求する昔ながらのコアなオタクの事はむしろ好ましく思っているらしい*1


外伝作品にも逃さず出場している京、テリー、リョウ、アテナらには流石に出演回数は劣るが、
ラルフ、クラーク、家庭用を含めるならロバートと共に、ナンバリング作品には毎回参加している。
『2003』『XI』辺りは容赦ないリストラが続く中、ここまで登場し続けているのはやはり京のライバルと言う設定が欠かせないものだからと言える。



ストーリー上の活躍

  • KOF'94

前述の大会で知り合った二人と共にKOF出場をする。
エンディングでは、「今度(京と)やる時はオレが勝たせてもらうからな!」と言っていた。



  • KOF'95

修行の旅に出ていた京を迎えに行く際、ルガールの秘書からの襲撃を受ける。
特に被害は受けなかったが、驚き役に徹している台詞が面白い。



  • KOF'96

ゲーニッツにやられて入院した京の面会に二人揃ってやってくる。
その後、雑木林で無式の特訓をする京を目撃していた。
なんとなく、大門と一纏めにされている気がしなくもない。



  • KOF'97

目立ちたがりの割に今まで目立たなかったせいか、庵の圧倒的な人気を前に存在意義を失いかけていたせいか、港でぼんやりとしていた。
煙草を吸いながら、京との関係もそろそろ潮時と考えていた。


エンディングでは京と別れて後に日本を出る。
世界各地の格闘大会に参加し、日本チームのNo.2と言う印象を振り払った。



  • KOF'98

前作で別れたばかりだが、ドリームマッチのために日本チームで参戦。
戦いたい相手としては勿論京を挙げている。京との掛け合いも追加された。


「行くぜ、京!」
「やろうか、紅丸!」


組みたい相手はおらず、残りの奴らに引き立て役をやらせるのも気の毒なので、基本的に一人でやりたいとも言っていた。
京と大門が組むとしたらいつもの日本チームと言っているのとは対照的である。


特殊EDはロバートとアンディとでNo.2チーム。美形会議チームとも言う。
また、真吾と大門とで偽主人公チームも。


ノベライズ版『遺された者達』では真吾共々主役に大抜擢。実質ここから真吾の保護者的なキャラになる。
こちらでは京と庵が消息不明のまま1年経っており、真吾からの熱烈な誘いにより一度は捨てたKOFへと復帰する事になるのだが…。



  • KOF'99

帰国直後、K'とマキシマがネスツから脱走した京を捕まえるためのエサとして彼と真吾をチームに加える。
結果、京は主人公を降板して隠しエディット専用キャラになったが、彼は主人公チームを続投していた。
ラルフ曰く、「ひねたガキにゴツイおっさんか。組み方に進歩がないんだよ、お前ら!」


冒頭から京と会える気がなんとなくしており、現にエンディングで再会したがすぐに別れることになった。



  • KOF2000

真吾、戦友のセス、そしてそのセスが連れて来た麟の4人で紅丸チームを結成。
調子に乗ってた真吾を殺害しようとした麟や、エンディングで現れた龍をエレクトリッガーで止めるなどリーダーらしい活躍も見せている。
ちなみにセスと知り合った理由、戦友と呼んでいる理由は未だ明かされていない。


また、この紅丸チーム、各キャラからの固有勝利メッセージでは色々触れられていたりする。
しかしチームと言う観点からすると、他のキャラからの評判がセスと麟のせいですこぶる悪い。
立ち位置としてはライバルチームのようなものなのにこの扱い…


K'「いるなら言えよ。メンツが濃すぎて気付かなかったぜ」
マキシマ「悪くはないんだろうけどな……『食い合わせ』って知ってるか?」
ジョー「2番はどこまでいっても1番の後ろってことだな!」
クラーク「実力か?それともチームワークの結果かよ?」
リョウ「新人との組み合わせは失敗だな!それでは呼吸が乱れて当然だ!」
「色物チームに転向?美形も色々大変ねえ」
チョイ「あっしより、そっちの方がよっぽど悪人面じゃないでヤンスか?」
「久しぶりと言いたいが、今度のメンツはクセ者が多いな、紅丸!」



  • KOF2001

京、大門、真吾と共に参戦し、日本チーム復活。
京が戻って来た事を知り、大門を土産代わりに連れて来る。
その間真吾の面倒を見ていたり、すっかり忘れられた京の彼女・ユキについて言うなど、面倒見の良さが現れている。



  • KOF2002、2002um

ドリームマッチ。
『'98』以来のいつもの3人の日本チームで参戦。



  • KOF2003

放火未遂で警察に補導されていた真吾に大門と共に呼ばれる。
真吾が釈放された後、大門に諸国漫遊中の京と入れ替わりで真吾を加え、紅丸チームとしてKOFに参加する。
自己顕示のために参加したが、もう一つの参加理由としてアッシュ・クリムゾンの存在を挙げていた。
今やすっかり忘れられている麟、飛賊、セスなども気になっている様子。



  • KOFXI

エリザベートに呼ばれて、堕龍と共にフランスに出向く。
途中、銀行強盗に遭遇したが、相手が散弾銃を持っているのと女性の姿がいないために紅丸のやる気が無かったのでスルー。
馬に乗ってエリザベートが強盗を撃退して、臆病者に用はないと言うが、今回の事件に関わっているためにライバルチームが結成された。
エンディングではアッシュが京と真吾を倒したと思ってキレるシーンがある。



  • KOFXII

ドットの描き直しにより、ポルポル度がアップ。
ちづるとデートしていた。
あの時京に負けた理由、ちづるの感謝、紅丸の心境などが盛り込まれたストーリーになっている。
ぶっちゃけ、ノベライズ版『'98』の後日談的なストーリーとも言える。



  • KOFXIII

龍を追う堕龍との会話、オロチの封印が解き放たれた現状でのちづるとの相談、入院中の真吾との面会、日本チーム再結成……
と、非常にストーリーでの出番が多い。
表の主人公は紅丸、裏の主人公はハイデルン、真の主人公はアッシュと言っても差し支えないだろう。
特殊EDは再びアンディとロバートのに加え、庵とレオナとのヘソ出しチーム。




  • KOFXIV

前作同様に日本チームでの参加。
このあたりから権利問題にうるさくなったのか、既存の技の名前がことごとく変更されている。
例:)紅丸コレダー→紅丸コライダー、反動三段蹴り→稲妻三段蹴り




  • KOFXV

京にシュンエイの世話を押し付けられる形で、シュンエイと明天君とヒーローチーム(主人公チーム)として参加。
ちなみに彼が主人公チームになるのはKOF99以来。
実質前作の中国チームのタン老師の代役としての参戦だが、本人はインタビューで自分らしくやるだけだと意気込んでいる。
EDではタンに状況報告をするなど、何だかんだでしっかり最後まで二人の面倒を見ている。
ホームステージが中国なのもあってか一部チャイナドレスをベースとしている衣装を着ている。
ちづる、エリザベート、オロチシェルミーと特殊な掛け合いがある。
特殊EDは、ロバート、社との男前チーム。



  • CAPCOM VS. SNK

京との対戦時のみ、背景にゴローちゃんが現れる。
『2』での掛け合いでは、電撃を発する事の出来るブランカにMDプレイヤーを充電させようとしていた。
そして京はブランカの事を着ぐるみを着た紅丸だと確信する始末である。
また、バルログから見ると美形の部類に入る。




ゲーム中での性能

火力は低いがリーチの長いキャラ。
小足の性能が高め、空中投げ持ち、安定した性能の必殺技を持っているおかげで使いやすい。
キックのリーチや安定した対空からか、中距離戦には基本的に強い。
対空に使える技や割り込みに使える数々の技も持つなど守りも手堅いタイプ。
強さは技のラインナップやゲームの仕様に左右される事が多いものの、基本的に最低でも中堅よりは上位に来ることが多い。
見た目や演出の派手さが目立つが、手堅い動きで戦うスタイルはまさしく紅丸の性格を表している。
また、低いジャンプに刺さる牽制技を数多く持つことから、これまた毎回安定した性能を誇るに有利が付く作品が多い。


オロチ編では特に居合蹴りの気絶値の高さが光る。
『'94』では適当に小足連打から居合蹴りで締めるだけで大ダメージ。
『'95』だと7ヒット即死コンボ持ち。
『'96』の最強の次点に食い込むクラーク専用の永久コンボも持っていた。
『'97』では最強クラスだったが、暴走庵の陰に隠れてあまり目立たなかった。ただし、雷光拳の性能そのものは暴走庵に対して相性が良い。
『'98』は前作に比べて自重しているが、ゲームバランスそのものの均一化によって相対的にまだ上位をキープしている。


ネスツ編ではコマンド投げの没収などを喰らったものの、'99~2001まではジャンプDのめくり判定がかなり大きく、適当に小ジャンプで飛び越えながらでも簡単にめくることが出来た。
特に『2001』では、ただでさえ威力の高い反動三段蹴りから間合いによってはノーリスクで雷光拳が繋がったり、ジャンプCに謎の無条件追撃判定が付いているなど、壊れキャラのフォクシーを除けば麟やハイデルンと並ぶ強キャラとされた。
2002では常識的な強キャラに落ち着いたが、コマンド投げが復活している。UMでは更にスーパー稲妻キックも復活している代わりに、空中投げがCボタンのみになり、ジャンプDのついでに投げることはできなくなった。


アッシュ編以降、『2003』『XI』では空中投げまで没収されたが、周りが強すぎた『XI』でも中堅、それ以外では「最強クラスの1~2歩手前」位をキープしている。
『2003』ではその元々の安定した性能から、ゲーム全体の仕様による弱体化の影響をほぼ受けなかった結果、相対的に壊れキャラのDDコンビのひとつ下くらいをキープしている。
『XI』では主力技の弱体化こそあったものの、無条件判定のリー超やクイックシフトからのノーゲージお手軽コンボの火力(強真空片手駒)が高めだったりと光るものは持っており、そこそこ戦える。
またこの作品では紅丸にしては珍しく、横へのリーチ以外はジャンプDよりCの判定が強かったりする。


『CVS2』でも相変わらず安定した性能を持っているが、KOFに比べて火力不足が顕著になっており、珍しく性能は控えめ。めくりの要がジャンプ弱キック(KOFでいうジャンプB)になっている。
また頭髪に当たり判定があるため座高が高かったり(KOFでは寧ろ低い部類だった)、Sグルと相性がよかったりと妙な性能に。
ただし、ジャンプの高さとジャンプ強キックの判定の強さから、裏ラスボスのCPU戦では使いやすい。


主な技

実は、嬉野ノベライズ版では雷を使う技は殆ど使わない
まともに使ったのも『'98』のパロディ編くらいなので本筋を追っているとノベライズ版の紅丸は雷使えないんじゃないかとすら思えてくる。
なお、KOF14からは版権的にヤバい技名が少し変更されている。(変更後の技名は()内に表記。)


●特殊技

  • フライングドリル

空中で放つ特殊技。
斜め下に向けて片足を伸ばし、片足を曲げた体制でくるくる回転しながら降下する。
多段ヒットするため隙が少なく、着地点も変えられるために立ち回りで重要となる。
『'97』『CVS』では着地キャンセルが出来る。
元ネタは『新造人間キャシャーン』のフライングドリル。



●必殺技

  • 雷靱拳

雷を帯びた拳を突き出す。
『'96』以降は空中版が登場し、斜め下に放つ様に。
そして『'97』以降、強版が対空になった。
基礎的な技でバリエーションも豊富なのだが、他の技が優秀なためにいまいち出番が少ない。



  • 真空片手駒(真空旋回蹴り)

片手を軸に、もしくは両手を交互に入れ替えながら回転して両足で蹴る技。
『'95』までは単発で吹っ飛ばしてダウンさせるが、『'96』からは連続ヒットする技になっている。
元ネタは『破裏拳ポリマー』の真空片手独楽。


『'98UM』では雷靱拳の雷を帯びた「雷光片手駒」と言う超必殺技が登場。
見た目が悪い、ボイスも継ぎ接ぎ、威力も低い、たまにフリーズと使い所に困る。


ちなみにこの技、「ドラマCDで繰り出すと必ず反撃されて吹っ飛ぶ」という不名誉なジンクスがある
('96から2000まで継続して発売されていたドラマCDのうち、97から2000まで見事にパーフェクト達成。ある意味お約束になっていた)
尤も、ノベライズ版に至ってはこの技も一度も使ったことはないのだが。雷使わない技なのに
まぁ、この技の絵面を考えれば理由は言うまでもないだろう。むしろドラマCDはなんで毎回出番与えてるんだろう



  • 居合い蹴り

中段の前蹴りを放つ技。動きが早過ぎて膝から先が見えない。
リーチは短いが発生が早く、「反動三段蹴り(稲妻三段蹴り)」に派生する。
「三段蹴り」を単発で出すことが出来る作品もあるが、使い所が難しい。
ちなみに、「反動三段蹴り」も『破裏拳ポリマー』が元ネタ。


雷を基本的に使わないノベライズ版では紅丸の主力技として活躍(と言っても、明確にこれだとわかる場面は少ないが)。
'98のシリアス編では真吾に圧勝して油断していたとは言え、ブライアンを僅か一発でKOするという恐ろしい威力を見せた。
これがカラー口絵になってたりするんだからブライアンはたまったものではない。



  • 紅丸コレダー(紅丸コライダー)

相手を掴んで電撃を浴びせるコマ投げ。
威力こそ低いが目の前にダウンさせるために、多彩な戦略を可能とする主力技。
『'96』ではCPU紅丸が使うとダウン追撃をしてくるが、『2002UM』で「紅丸シュート」として使える様になった。
元ネタは『スーパーロボット マッハバロン』の「マッハコレダー」に始まるコレダーと名の付いた技。



  • スーパー稲妻キック(スーパー迅雷キック)

紅丸待望(?)の対空技。
元ネタでは急降下しながら放つ飛び蹴りだったが紅丸のこれは稲妻をまとったサマーソルトキック。
シリーズによっては対空技もどきだったりする。



●超必殺技

  • 雷光拳

初期から使える超必殺技。強化版雷靱拳。
『'97』から発生が早いため割り込みや対空に使える様に。
だが、性能がコロコロ変わり過ぎで、例えば『'95』では密着当てで即死級ダメージだが、『'98』ではエレクトリッガーより威力が低い。
『CVS』『2001』『XI』は様々な連続技を作れる様にもなった。



  • エレクトリッガー

相手を掴み、雷撃を浴びせる超必投げ。
威力は低めだが、1フレ投げだったり無敵投げだったりして連続技や割り込みに使える。
元ネタは『スーパーロボット レッドバロン』の必殺技だが原典では飛び道具。



  • 幻影ハリケーン

初段の突進を当てると、次々と紅丸の幻影が突撃すると言う原理が不明な技。
シメに「決まったな」と言うが、『セクシーコマンドー外伝すごいよ!!マサルさん』の「トレンディ」に見えるのもあってあまり決まってない。
見た目の割に性能はそこまで悪くない。
この技も『破裏拳ポリマー』から。



  • 雷皇拳

『XIII』のNEO MAX超必殺技。
落雷の軌道を腕を突き出す事で変え、相手にぶつける派手な技。
発生は遅いが発生保証があり、落雷だけあって一瞬で画面端まで届く。




「追記・修正、追記・修正ってあんた、自分自身のレベルアップを忘れてるぜ!」



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  • 2000のチーム編成で周りに酷評されまくるのは半分は外見だろうよ...。 -- 名無しさん (2015-03-30 21:11:05)
  • キャラランクは9割が小足と雷光拳の性能次第と言ってもいい -- 名無しさん (2015-03-30 22:56:12)
  • とはいえ、コマ投げ対空発生保障にリーチもあるから基本的にはずれは少ないよな -- 名無しさん (2015-03-31 01:38:03)
  • 何でもこなせる割にXIのストーリーではエリザから貸与された馬乗れなくてボヤいてたよなw -- 名無しさん (2015-03-31 04:40:46)
  • キャラクターとして好感が持てるようになったのは2000以降かな。それまでは京のおまけやナンパ野郎ってイメージしかなくてチームリーダーとしてもしっかりしてるんだなーって。 -- 名無しさん (2015-03-31 06:56:45)
  • ナルシスト系キャラとして色物になりそうなところだけど、色々複雑な事情がある京とか少年っぽい真吾とかとの好対照で、成熟した普通の大人ってポジションになってるよね。 -- 名無しさん (2016-07-17 18:58:01)
  • 最近やってるCGアニメでは中身もポルナレフみたいになってる -- 名無しさん (2017-08-14 22:07:06)
  • ↑京が常識人ポジになった分、紅三角がトラブルメーカーになったって感じよね  小説版や最近の本編で慣れ親しんでたせいか、まだ違和感あるかな -- 名無しさん (2017-08-14 22:12:21)
  • 嬉野版は京や庵たちのような家系や血筋のように雷使える土台を説明するのが難しくて、シューティング一本で描くことになったんだよな、確か -- 名無しさん (2017-08-14 22:20:50)
  • ↑おかげでノベライズ版のシリアス編でまともに使ったのは居合蹴りくらいで後は多分幻影ハリケーンなんだろう的なパンチを撃ったくらい。その分ノベライズ版の居合蹴りは明らかに威力がおかしいけど(ブライアンを一発で沈めた) -- 名無しさん (2017-08-14 23:43:19)
  • CGドラマ見たけど特に違和感がある一人。あんなバカだっけ? -- 名無しさん (2017-08-19 14:02:52)
  • 雷神拳はキャシャーンの電光パンチかなぁ、元ネタ。IF見てるけどほんとこいつタツノコ大好きなのね -- 名無しさん (2017-11-16 14:02:11)
  • 他のキャラに濃いメンバーが多いと突っ込まれる2000の濃いメンバーには真吾も含まれているんだろうか。 -- 名無しさん (2019-05-08 10:29:26)
  • 中の人ってえみちゃんねるのナレーションの人? -- 名無しさん (2019-05-16 00:00:02)
  • 最新作「XV」では主人公チームに抜擢。チャイナ風のコスチュームはそれが理由ね。 -- 名無しさん (2021-02-01 16:54:31)
  • ゲーメストが出版してた96か97のムックのQ&Aで「【中途半端な】おたくが嫌いなのでしょう」と書かれていた憶えがある -- 名無しさん (2021-09-20 16:09:49)
  • アッシュ以外の主人公とはチーム組んだ経験を持つ稀有なひと -- 名無しさん (2021-09-20 16:35:49)
  • 2003のストーリーで気にかけていたのはアッシュではなくデュオロンではないだろうか?(専用の対戦前デモもある) -- 名無しさん (2023-01-17 10:40:35)
  • 対空はスーパー稲妻キック(スーパー迅雷キック)の無敵がどうかにも依る 無敵がある時は大体強い -- 名無しさん (2023-10-21 17:28:29)

#comment

*1 1994年時点だと「一般的に好まれない・興味を持たれない趣味や物事に執着し、突き詰める人」という意味が強くアニメも当時は子供が見るもので「成人したら卒業するもの」という認識が強かったため1カテゴリーに含まれる程度の扱いだった。現代はそこからアニメや萌えが好きな人、という意味に特化していった。

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