登録日:2018/02/26 (月曜日) 16:50:19
更新日:2024/02/19 Mon 11:51:49NEW!
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モンスターハンター モンハン 古龍種 ドラゴンゾンビ mhworld 瘴気 屍套龍 ヴァルハザク 瘴気の谷
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冥底のヴァルハザク
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種族:古龍種
別名:屍套龍(しとうりゅう)
戦闘曲:黄泉を統べる死を纏う者~ヴァルハザク
ヴァルハザク(Vaal Hazak)とは、『モンスターハンター』シリーズに登場するモンスターの一種である。
初登場は『モンスターハンター:ワールド』(MHWorld)。
概要
新大陸に広がる「陸珊瑚の台地」の下層にして、そこから落ちてきた死骸が降り積もり「瘴気」と呼ばれる生物には有害なガスの様な何かが充満した「瘴気の谷」。
その生態系の頂点に位置するのがこの古龍ヴァルハザクである。
屍套龍の別名通り、瘴気の谷に無数に散らばる屍肉を自身に生えた棘でひっかけることで纏っており『ドラゴンゾンビ』としか言いようがないグロテスクな外見をしている。
また、「瘴気」と呼ばれるガスの様なモノの正体は「バクテリアのような微生物」であり、ヴァルハザクはこの「瘴気」と共生し古龍としての力でこの「瘴気」を自在に操って戦う。
「瘴気」を周囲に漂わせることで近づく者の体力を徐々に蝕み、「瘴気」に指向性を持たせて一気に放出することで遠くの相手にも浴びせることを可能とする。
さらに放出して浴びせた「瘴気」を吸引することで「瘴気」と一緒にその対象の生命力をも吸収するというエナジードレインじみた使い方もでき、
瘴気に侵された状態を打ち消せる「ウチケシの実」や耐性を持つ防具によって対策を取らなければ「瘴気の谷」に無数に散らばる屍に自身が加わることとなる。
ストーリー上では、看板モンスターであるネルギガンテ討伐後に討伐を依頼される3体の古龍のうちの1体として登場する。
瘴気の谷の奥地な上、登場シーンから察するに屍の山に擬態する性質がある為に目撃例が皆無に等しい状況で、
「陸珊瑚の台地」付近に研究拠点を構える「第3期調査団」の団長でも瘴気が異様に濃い時期に一度だけ姿を見た程度であった。*1
しかし、新大陸において発生した謎の古龍活動の活性化に影響されたのか痕跡が確認されるようになり、発見に至ることとなる。
狩猟
弱点属性は火、龍、次いで氷。
火の方が通りは良いが龍封力のある武器でないと瘴気纏い状態を解除しにくい都合上通常は龍が優先される。
状態異常は全体的に効きづらいので強力な龍や火属性の武器が無ければ無属性でも構わないだろう。
弱点部位は頭……だが、テオ・テスカトルやクシャルダオラと違って頭を破壊しても瘴気を放出し続ける上全体的に肉質は柔らかいので無理して狙う必要は無い。
尻尾が柔らかく、属性の通りも良いので剣士は尻尾を狙うと良いだろう。
武器種毎に得意不得意が出るタイプの敵ではないが頭を良く動かすので慣れない内はスタンを取りにくい。
部位破壊は頭、前脚、翼、尻尾。
前脚を破壊するとダウンを取れるが破壊後は一切ダウンしないのでタイミングを見極めよう。
因みに眼が余り良くないのか閃光玉の効果は薄く、すぐに復帰する。
他の古龍と違ってダウンを取れるわけでもないので緊急時の行動キャンセル用と割り切った方が良いだろう。
死を纏うヴァルハザク
MHWorldの超大型拡張コンテンツ『アイスボーン』(MHW:I)で登場する特殊個体。
通常個体が瘴気の谷に適応したのに対し、こちらは古代樹の森の環境に適応した。
マスターランクでは通常個体の討伐クエストはなく、全てこちらとなる。
バイオハザード
ところでカプコンといえば『バイオハザード』シリーズも人気タイトルであるが、MHW:IにはRE2とコラボしたイベントクエストがある。
マスターランク | M★★★★★ | |||
討伐クエスト | ||||
RE: 戻り来た生物災害 | ||||
---|---|---|---|---|
目的地 | メインターゲット | 報酬金 | 36000z | |
瘴気の谷 | 死を纏うヴァルハザクの討伐 | |||
制限時間 | 受注・参加条件 | |||
50分 | MR20以上 | |||
依頼主 | 異常事態に慄く3学者 | |||
まさか瘴気耐性のスキルが無効だとは…! あれは瘴気侵蝕状態ではない、全くの別物かと。 そこの新人殿、応援願います! これが済んだら歓迎会ですぞ! |
ドラゴンゾンビに形容できることからヴァルハザクが起用されたと思われるが、マスターランクのクエストであるため、特殊個体の方になる。
が、依頼文の赤字の箇所は、作中でも実際に赤字で記されている箇所である。
というのも、このクエストの死を纏うヴァルハザクはイベントクエスト限定の特殊個体であり、瘴気攻撃では瘴気侵蝕状態にはならず、代わりにゾンビ状態になってしまう。
ゾンビ状態の主な作用として、「納刀時の移動速度が遅くなる」「回避など一部アクションが出来なくなる」「一部アイテムを除き使用できなくなってしまう」「ゾンビ状態の自己回復作用以外で回復できなくなる」があり、これらは言わずもがな既存の状態異常では再現できない性質である。
つまり、コラボ用に状態異常をもわざわざ拵えているのである。
また、状態異常を回復できるアイテムもやはりコラボクエスト用で追加されており、バイオハザードシリーズでお馴染みのハーブのうち「グリーン」「レッド」が起用されている。
調合が元々システムとして存在しているので調合ハーブも勿論再現されており、2つを調合するとゾンビ状態の回復に加えて体力全回復効果も得られるが、1つしか所持できない。
攻撃
予備動作が長い反面、攻撃範囲が広いものが多い。
また、纏っている瘴気で姿が見えづらいのも合わさり思わぬ一撃を貰ってしまいやすい。
上記の通り、瘴気を使った攻撃に被弾し続けると「瘴気侵蝕状態」に陥ってしまい体力の最大値が一時的に半分にまで下がってしまう。
こうなると一撃死の可能性がある非常に危険な状態となる為、ウチケシの実を使って素早く解除したい。
スキルで無効すれば?と思うかもしれないが、ヴァルハザクと共生となった「瘴気」は通常のモノとは別物になる様子。
通常の瘴気によるスリップダメージを防ぐ「瘴気適応」は通じず、スリンガー松明弾で払うこともできなくなり、軽減・無効化にはヴァルハザクの防具にのみ付いている「瘴気耐性」が必要となる。
つまりは、装備を作るまでは嫌でもこの「瘴気」と「瘴気侵蝕状態」に対応しながら討伐しなければならない。
幸い、装飾品はヴァルハザクに挑む前でも(運が良ければ)手に入る可能性がある為、持ってるだけ付けておけばある程度は楽に戦える。
また主に戦う瘴気の谷のフィールドには青色の酸の池がある為、酸の海に叩きこまれて高速スリップダメージでKOという最悪のパターンにならない為にも後ろには気を付けて戦いたいところ。
……とまぁ色々書いたが予備動作がわかりやすい、動きが緩慢、判定の強い攻撃も無いという事でぶっちゃけ慣れると被弾要素が無いので今作最弱古龍と呼ぶ人も多い。
装飾品を手に入れるための歴戦個体のクエストでは一番狩りやすくレア度の高い装飾品も落ちる可能性があるので人気が高い。
- 前進噛みつき
頭を大きく引いた後に、瘴気の固まりを残しながら大きく前進してターゲットに噛みつく。
判定が広めな上、使用頻度も高い。
- 薙ぎ払い
頭を左右方向に引いた後に、正面を薙ぎ払う様なモーションで頭を振るう。
因みに振り向き時以外では必ず三回行うのでガンナーならば攻撃チャンスになる。
- 尻尾振り
後ろを見るように頭を動かした後、尻尾で後方に居る敵を薙ぎ払う。
- 回転尻尾
シャガルマガラ等と全く同じモーション。
噛みついた後に尻尾で薙ぎ払う都合上密着していると当たりやすい。
- 瘴気放出ブレス
独特な鳴き声を上げながら頭を振り、ビーム状の瘴気放出を右から左へ時計回りに薙ぎ払う。
ブレスのレンジが非常に長く、薙ぎ払いも微妙に遅くフレーム回避で潜り抜けづらい。
予備動作を見たら素早く側面に逃げ込むことで攻撃のチャンスとなる。
足元にも尻餅判定があるので接近し過ぎないように。
ターゲット以外に対しての危険度も非常に高く、マルチプレイでは特に脅威となりやすい。
先にエリアに突入したハンターを狙ったブレスに後から来た仲間が巻き込まれた場合は目も当てられない。
- 瘴気噴出
上体を持ち上げた後に下に大量の瘴気を吐き出し、自身を中心とした広範囲を瘴気で侵す。
見た目以上に範囲が広いので、なるべく距離はとっておきたい。
同じようなモーションのボディプレスの場合も広範囲に瘴気が拡散する為、上体を持ち上げたら一旦離脱した方が安全。
ボディプレスの場合しばらくダウンするので攻撃チャンスとなる。
上体を持ち上げている状態で後ろにハンターがいると振り向き薙ぎ払いブレスに派生する事があるので注意。
- 瘴気吸引
ブレス等で消費し続けた結果瘴気切れに陥った際に使ってくる。
周囲の生物から瘴気を吸い取り、瘴気を纏いなおす。
瘴気を吸い取られた雑魚敵は力尽きる他、瘴気浸食状態にハンターが陥っているとすさまじい速度で体力が減っていく。
逆に瘴気浸食状態でなければ長い時間隙を晒す為、上記の瘴気噴出には注意しつつ攻撃のチャンスとしたい所。
武具
武器は龍属性武器で、ライバルとなるネルギガンテの武器と比べると属性値と斬れ味の発展性(匠で白ケージが出る)では勝るが物理と龍封力では劣ると言った具合。
古龍相手ならネルギガンテのほうに軍配が上がるが、白ケージや龍属性が特に有効な相手ならこちらに軍配が上がると言ったところ。
逆に言うと大剣等属性を余り気にしない武器種の場合匠を付けないとネルギガンテ武器の下位互換になってしまうので必ず付けよう。
大剣、ハンマー、ランス、ライトボウガンだけ名前・デザインが変化するという優遇を受けている。
なおスラッシュアックスはかなり深刻で、ネルギガンテ武器の他にもMHWorldのシステムにとことん愛された派生元が強烈なライバルとして立ちふさがっており危うい立場になっている。
通常個体の防具はウルズα/βシリーズ。
βシリーズをベースに、αシリーズはその上から外蓑をかぶった様なデザインで屍肉を被る前後のヴァルハザクを彷彿とさせる。
女性向けは喪服をファンタジー風にアレンジしたネクロマンサーの様なデザインで、露出度自体は低めな部類だが布部分がびりびりに破けたデザインとなっており中々に艶かしい雰囲気を漂わせている。
スキルは瘴気耐性・回復速度・フルチャージといったところ、スキル偏重のαでは龍属性攻撃強化も付く。
3部位以上装備でシリーズスキルとして超回復が発動し、体力の最大値に達するまで自然回復が働くようになりフルチャージを活かしやすくなる。
ウルズとは北欧神話に登場する運命の女神の一人の名が由来だと思われる。
その名は「織る者」という意味から「運命・宿命」「死」を意味するものとなっていったとされており、
死に深く関連するヴァルハザクの防具名としては非常に適切だと言える。
上位歴戦王個体の素材からはウルズγシリーズが製作出来、スキル偏重のα、スロット重視のβを足して割ったような感じになるが、一式では龍属性攻撃強化がLv.5と強力で、スキルでの強化上限*2がMHW:Iで引き上げられるまでは、ほぼ全ての武器が強化上限に達してしまうほどだった。
マスターランク特殊個体防具のEXヴァルファーα/βシリーズは、ウルズα/βよりスロットが強化され、α一式の龍属性攻撃強化はLv.6にも達する。
オトモアイルー用のウルズネコ装備は高い龍属性値と龍封力〔中〕のウルズネコソードとガイコツみたいな見た目になる。
特に体防具はお腹の部分がスカスカになるが、どういう仕組みかは企業秘密らしい。
マスターランク特殊個体のEXヴァルネコでも透けているのは相変わらずだが、今度はゴアネコの如くオトモアイルーが浮いてしまう。
余談
頭部の橙色に輝きが眼のように見えるヴァルハザクだが、良く観察するとその少し前に眼球らしきものが見える。
討伐するとそこが閉じるのでどうやらそこが本当の眼のようだ。
MHWorldには特定の大型モンスター同士の縄張り争いがあり、稀ではあるが古龍同士の縄張り争いも発生する。
しかしヴァルハザクは瘴気の谷から移動せず、また他の古龍も瘴気の谷には入ってこないためヴァルハザクと他の古龍との縄張り争いは発生しない。
代わりにオドガロンとの縄張り争いがあるものの、飛びかかってきたオドガロンを瘴気であっさり追い払うだけと、古龍とその他との歴然とした力関係をまざまざと見せつけるものとなっている。
追記・修正は屍を纏いながらお願いします。
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▷ コメント欄
- めいていのヴァルハザクって、音だけだと酔っぱらってるみたいだよね -- 名無しさん (2018-02-26 17:32:06)
- 突然立ち上がったと思ったら倒れこんで寝ゲロ吐くやつが酔っ払ってないわけないだろ! -- 名無しさん (2018-02-26 17:37:44)
- つまり俺はヴァルハザクだった…? -- 名無しさん (2018-02-26 17:54:47)
- ダークソウルにいても違和感無さそう -- 名無しさん (2018-02-26 18:03:02)
- というかこんな感じの奴居たな。敵じゃなかった気がするが何か首だけニュッと…… -- 名無しさん (2018-02-26 18:27:15)
- 適切な弓装備で行くとあまりにも簡単な瘴気の谷のおやつ -- 名無しさん (2018-02-26 18:43:36)
- とある人曰く、血に渇いた貪食ドラゴン。 -- 名無しさん (2018-02-26 18:59:39)
- イケメンBGM -- 名無しさん (2018-02-26 19:14:31)
- またザクのバリエーションが増えたのかと思った -- 名無しさん (2018-02-26 21:56:35)
- ザザミ「死体の肉を纏ってるなんて恐ろしい奴だ・・・」ギザミ「全くだな」シェンガオレン「怖いっすわー」 -- 名無しさん (2018-02-26 22:23:53)
- テオクシャの順で最後にやったから姿見るまでオオナズチだと思ってた… -- 名無しさん (2018-02-27 01:03:10)
- 討伐すると目を閉じる…というか目の光が無くなる感じ。ガラス玉みたいな目が陸上の生物には無い不気味感 -- 名無しさん (2018-02-27 03:43:14)
- ディスフィロアと読みが同じか、瘴気耐性付けても侵食にならないだけでスリップ自体は入るのよね -- 名無しさん (2018-02-27 07:25:41)
- フィールド特性や瘴気の都合上逆恨み(体力に赤ゲージがある間攻撃力UP)と相性が良いけど、油断するとすぐ乙るから初心を思い出すにはちょうどいい相手 -- 名無しさん (2018-02-27 09:28:36)
- こいつ絶対くさいだろ -- 名無しさん (2018-02-27 10:03:46)
- アフゥン… -- 名無しさん (2018-02-28 01:04:25)
- 逆恨み相性いいか?回復速度もそうだけど、こいつの固有瘴気が赤ゲージを根こそぎ持ってくから機能しづらいと思ったけど。 -- 名無しさん (2018-02-28 11:16:52)
- しとうりゅう言われて、あちらに行かされなくて良かった。(メゼポルタ出身ハンター) -- 名無しさん (2018-02-28 21:59:20)
- 瘴気耐性付けていくとカキンカキン煩くてむしろ気になる -- 名無しさん (2018-03-04 23:28:23)
- 耐性万全だと凄い勢いでサンドバッグだった……酸の湖に叩き落とされるのにさえ気を付ければ -- 名無しさん (2018-03-05 00:10:40)
- 徹底的にサンドバッグにされた恨みを晴らしにかかってきた歴戦王。加速再生付き回復カスタムナナガンスを作っていなければ危なかった。 -- 名無しさん (2018-06-23 03:28:15)
- 歴戦王は回復ネギ大剣でゴリ押ししたけど、最適解がよー解らんな…マルチだと周囲がポロッポロ死んでく辛さよ -- 名無しさん (2018-06-23 06:26:52)
- ていうか歴戦王体力高すぎ・・・ -- 名無しさん (2018-06-23 06:57:12)
- 狩猟笛だと全異常状態無効化の旋律で瘴気は対策出来るから、防具や装飾品を好きな構成にできるゾイ -- 名無しさん (2020-07-23 12:13:21)
- なぜ死を纏うヴァルハザクについて書かれていないんですか? -- 名無しさん (2020-10-18 10:18:40)
- ガロアとテーマ被っているが被害率で言えばガロアの方が… -- 名無しさん (2021-04-20 14:58:56)
#comment
*2 元々設定されていたのは武器本来の属性値の1.3倍。属性攻撃強化Lv.5は(本来の属性値×1.1)+100なので武器本来の属性値が500未満で超える。
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