ベジータ王

ページ名:ベジータ王

登録日:2021/03/18 Thu 11:26:26
更新日:2024/05/27 Mon 09:26:38NEW!
所要時間:約 20 分で読めます



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「き……貴様を倒し、この宇宙は俺が支配する!!」



ベジータ王とは、「ドラゴンボール」シリーズの登場人物。


CV:銀河万丈、岸野幸正、佐藤正治




【概要】

惑星ベジータ、およびサイヤ人で、作中の主要人物ベジータの父親
本名は「ベジータ三世」(もしくは「ベジータ王三世」)で、息子は王位を継げば「ベジータ四世」となる。
別の息子にはターブルがいる。


原作ではセリフのなかで語られるのみで顔も出ず。
フリーザ曰く「たいしたことなかった」、ベジータ曰く「王の力などガキの頃には超えた」とさんざん。


その後、アニメ制作にあたって大幅に肉付けされ、彼の人物像や末路についても語られる。



【外観】

顔つきは息子ベジータとよく似ているが、髭を生やしているのと、背がかなり高いのが違い。
さらに、毛髪が茶色というのが大きな特徴。
一般的なサイヤ人の毛髪は黒しかないのだが、ベジータ王は明らかに赤茶色なのだ。


これについて「ベジータ王デザイン当時はそういう設定がなかった」とも言われるが、そうではない。
まず、息子ベジータもアニメ初登場時は黒髪ではなく、朱色だったのだが、この時点で作者から『サイヤ人は黒髪』と指摘され、後ほどアニメも変更された。
またアニメ制作にあたって原作者が用意したベジータ王の顔イラストも、髪は黒ベタ塗りになっていた。


ところがベジータ王は、ベジータの変更からかなり経って登場したのに茶髪であり、その後本編で「サイヤ人は全員黒髪」発言が出てからも、ゲームやアニメなどほとんどの作品で茶髪で統一されている。


(ごくまれに黒くされる場合がある。「ブロリー」では黒に近い。ただし「超」では茶色。
 また「熱戦・烈戦・超激戦」でも黒っぽいが、回想シーンで色がおかしいため、これは参考にならない(例えばパラガスの肌が褐色ではない。しかし取り押さるサイヤ人と比べると肌の色が違う)。
 ほかに「Sparking!METEOR」の2Pカラーなど)


理由は説明されていないが、後述の賢さなどを考えると、もしかしたらツフル人との混血という可能性もある。



そのほか、戦闘ジャケットの左胸に王家の紋章が入っていたり、マントや独特な紋様のペンダントを帯びていたりと、王族らしい装飾を帯びている。



【性格】

作品によって差異があるが、基本的には冷酷かつ好戦的で、なによりプライドが高い、いかにもサイヤ人の王にふさわしい性格。
気が短い様子も散見される。


ただし、サイヤ人にしては珍しい知略家・戦略家でもあったらしい。
その頭脳はツフル人にも負けず劣らず、特に統制のほとんど取れない蛮族だったサイヤ人を、ひとつの「組織」としてまとめ上げたことが特筆される。
彼以降のサイヤ人は集団で戦うことを覚え、大猿に変身できる夜を計算するなどして、戦闘力以上の強さを発揮するようになった。
息子ベジータに帝王学も教えるなど、その頭脳を後世に残そうという意図もあった。


そうした組織力を重視した強さゆえに彼はサイヤ人を統一する王となり、ツフル人を滅ぼし、フリーザ一味とも手を組むに至り、サイヤ人の全盛期を現出した。
最終的にフリーザに反逆して滅ぶが、この反乱計画を明かす際にも部下たちは全員従っている。バーダックは仲間たちから嘲笑されたのと比較すれば、そのカリスマはさすがに強い。
まあいざフリーザに挑むとみんな凍っちゃうんですけどね



他方で、短気ゆえの短慮・プライドの高さゆえの失策もしばしばある。
アニメで初登場した際には、占領計画が三日遅れると報告した指揮官をいきなり処刑してしまった。
本人は「フリーザ様との約束が明日だというのを忘れたか!」と、契約を重んじるような発言をしてはいるが、当のフリーザは「三日ぐらいかまいませんでしたのに」と発言していて、
調整もせずいきなり処刑するあたり短気はかなりのもの。
またフリーザは「相変わらず」とも言っており、何度も繰り返した模様。


なによりの問題点は異常なまでのプライドの高さと傲慢さ
フリーザに対して対等の関係を結んだつもりであり、実際に見下されていたと知るや激しい憎悪を燃やして、ついには反乱にまで踏み切っている。
しかしフリーザはもともとああいう性格で、対等な関係など兄弟にも抱いたことは無かっただろうし、むしろフリーザにとっては「他の種族と同列に扱っただけ」であったろう。
というより、上記の期限遅延についてフリーザは何気なく「三日後に占領の報告を」と期日を伸ばしてくれており、むしろ配慮されていた方だった。
にもかかわらずベジータ王は「待遇不服」を抱いて、殺意までこじらせている。
さらに「この宇宙は俺が支配する!」とも発言しており、実力以上の野心も抱いてしまった。


また、意外と強敵を恐れる臆病さもある。
最たるものがブロリーの扱いで、理由は『Z』『超』の新旧アニメで異なるものの、いずれもブロリー追放という暴挙に出ている。
強さで序列が決まる様な種族の中でトップの座を脅かしかねない突然変異が生まれて焦りがあったのだろうが、フリーザ戦の切り札たりうるブロリーを育てようとせずに放逐するあたり、意外な気の弱さも感じられる。



【能力】

戦闘力の数値は不明。
しかし息子ベジータは「ガキの頃には超えた」と発言している。
ベジータは地球襲来時で18000であるため、ベジータ王はそれよりも低いことは確実。


10000~12000ぐらいとも言われている。
この数値通りなら当時のサイヤ人からするとトップクラスの数値だが、根拠や具体的な出典はない。
まぁナッパが4000、バーダックの仲間にも5000台のトーマやバンブーキンがいることを考えると、仮にも王なので10000前後の戦闘力があってもおかしくはない。
劇中では、配下のサイヤ人やフリーザ兵を一瞬で倒し、パラガスも一撃で半殺しにしているので、決して「弱い」というわけではないらしいが、これら倒した相手の戦闘力も不明なため*1、具体的な数値の根拠とはやはりしづらいところである。


なおベジータの「ガキの頃に越えていた」発言だが、これは「父が存命中に越えていた」意味ではおそらくない。
父王が死んだときのベジータはまだ六歳で、この時点で一万を超えているということはまずない。なぜなら、四歳の孫悟飯が700や1300という数値を出した際に、ベジータ本人も「サイヤ人としてもあり得ない数値」と驚いていたからだ。
四歳と六歳で戦闘力が十倍も変わりはしないだろう。
おそらく、父が存命中にスカウターで測った数値を覚えておき、それを十代後半で超えた、ということだと思われる。ナメック星時点のベジータは三十ぐらいなので、十七歳の自分は「ガキ」になるだろう。


ちなみに当時のカードダスでは、当時のベジータの戦闘力は2900となっている。
戦闘力1200の栽培マン数体を瞬殺する実力だが、四歳児の悟飯が1300と考えると妥当な数値と思われる。
というか仮にも成人サイヤ人のラディッツを六歳で瞬殺できるレベルというのはベジータはやはり天才としか……


一方、ゲーム『KAKAROT』のバーダック編(DLC)ではバーダックの戦闘力が10000と聞いた際にベジータは「俺の相手ではない」と返しており、バーダックも「あの年で戦闘力は俺より上だろう」と推察しているため、惑星ベジータ消滅前の時点で戦闘力が10000を超えていた模様。
となるとベジータの言っていた「ガキの頃」というのは六歳のときということになる。
六歳で戦闘力が10000を超えているというのはいくら何でも高すぎる気が…


技に関しては、アニメ作品では右の掌から紫の光線を放っている。
ゲーム「Sparking! METEOR」では「処刑光線」「オーガブラスター」に分別されている。
「処刑光線」は惑星占領予定に遅延を生じたサイヤ人兵士や、パラガスを処刑した技。
オーガブラスターは処刑光線よりも太いエネルギーの奔流で、右腕を頭上に振りかぶり、勢いをつけて放つ技で、アニメではフリーザ軍兵士数名を一掃した。
また同作では大猿時に「ギャリック砲」も使用している(ただし片手で放っていて、構えはむしろオーガブラスター)。


同じくゲームでは大猿に変身するパワーボールも発明していた。
ただしツフル人を滅ぼした際には、満月の現れる日を計算しており、この時点では発明していなかった可能性が高い。
王族なだけあって、大猿に変身しても知性を失わず、技術を以て戦うことができる。



しかし、変身しなければせいぜい一万、変身しても十数万、という数値では、やはりフリーザに挑むのは無謀だっただろう。
実際、フリーザには変身する必要もなく、一撃で倒されている。



【来歴】

◆前歴

王族そのものは以前からサイヤ人の社会で存在していた。
このベジータ王家は、当主は代々『ベジータ』の名を世襲する。このベジータ王も三世であった。
またサイヤ人の寿命は100歳を越えるものではなく、かつサイヤ人の歴史は惑星プラント漂流から数えても200年、伝説の超サイヤ人が産まれた時期から数えれば1000年もの歴史がある。
そのため、ベジータ王家がまだ三代しか続いていないとするなら、ベジータ王家のほかにも複数の王族が存在した可能性は高い。


ベジータ王三世の幼少期などは定かではないが、成長した彼はそのカリスマと組織手腕でサイヤ人をまとめ上げ、統制の取れた「王国」として組織した
サイヤ人を「統一した」という表現も見られるため、おそらくこの過程で、他の王族を滅ぼすか併合した可能性が高い。


さらに、サイヤ人全体の王となったベジータ三世は、彼らサイヤ人を奴隷として酷使する惑星プラントの支配者・ツフル人への反抗を決意。
密かに連絡を取り合い、さらに八年に一度の満月の現れる夜を計算に入れたうえで、一斉に蜂起して攻め込んだ
大猿となれる時間は夜だけだが、その圧倒的な破壊力・攻撃規模は、たとえ一晩でもツフル人の軍隊や組織を壊滅させるには十分だった。
この夜で戦局を有利にしたベジータ王麾下のサイヤ人は引き続きツフル人を攻撃し、ついには彼らを絶滅させ、惑星プラントを「惑星ベジータ」と改称
以後はベジータ王家のみがサイヤ人と惑星ベジータをまとめる国家体制とした。
この時、エイジ730前後とされる。


この統一直後、ベジータ王は王妃を迎えた。



◆フリーザ一族との接触

「貴様!! フリーザ様との約束が明日だということを忘れたのか!!」


惑星ベジータの支配者となったサイヤ人だが、ベジータ王は満足せず、宇宙進出を図った。
ツフル人が宇宙に進出していたかは不明だが、サイヤ人自身が別の星から来た民族であり、宇宙進出は彼らの文化に常識としてあったと思われる。


しかしツフル人を滅ぼして技術発展が難しくなり、宇宙進出が難しくなったかと思われたところで、宇宙の側から彼らを迎えてくれた。
コルド大王である。


コルドはすでに宇宙規模の地上げ稼業を始めており、強力な軍事力で原住民を滅ぼし、空いた土地により裕福で星を求める宇宙人を入植させ、引き換えに莫大な対価を得る、という方法で荒稼ぎをしていた。
コルド大王はその地上げ稼業の実行戦力として、戦闘民族サイヤ人を雇い入れたいと打診。
ベジータ王にとっても、これは宇宙進出と戦闘と荒稼ぎの機会を一度に手に入れられる話であり、彼は喜んでその話に乗った。


ちなみにコルド軍とは一度交戦したというが、おそらくコルド大王とベジータ王がやりあったというものではなく、コルド軍の一部隊をサイヤ人の一部隊が撃破し、その強さがコルド大王に伝わった、というものではないか。


以後、惑星ベジータはコルド政権の傘下に組み込まれる。
コルド系列の技術や種族も大挙して入植され、宇宙基地や城などの設備も建設されていった。




しかし、コルド大王の息子で次の支配者となったフリーザとは、ベジータ王はうまく行かなかった。


映画『DB超ブロリー』にて初めてフリーザが惑星ベジータを訪問した際、ベジータ王は宮殿の各所に狙撃手を潜ませていたが、それを見抜いていたフリーザに逆に狙撃される。
しかもこの際、スカウターの性能およびフリーザのデスビームのデモンストレーションも兼ねて行われたのだが、これがベジータ王に底知れない恐怖と嫌悪を抱かせることとなる。



ちなみにコルド大王と接触したのは『超』シリーズからの設定変更という印象が強いが、
『超』や『改』が始まるよりずっと前に発表されたゲーム「Sparking! METEOR」ですでに、ベジータ王とコルド大王には面識があることが仄めかされていた。



◆フリーザ配下時代

「俺が許せんのは奴の態度だ!! 俺たちサイヤ人を奴隷か何かと勘違いしてやがる!!」


元締めが世代交代しても、表向きの関係は変わらない。
以後もフリーザ軍傘下の傭兵部隊として数多くの地上げに関わっていき、その強さや組織力で多くの星を併合しては売り渡し、莫大な資産と戦場を確保していた。


しかしベジータ王は、フリーザへの生理的な嫌悪に加えて、圧倒的な戦闘力を背景に「サイヤ人を奴隷のように扱う」フリーザに猛烈な反感を募らせていった。
そしてフリーザへの収まらない敵意とともに、ベジータ王には「フリーザを殺して全宇宙を支配して見せる」という、身の程知らずの野心も芽生えていった。


他方で、生後すぐに戦闘力10000という突然変異としか言いようのない強さを持って生まれたブロリーを、恐怖からその父パラガスもろとも抹殺する挙にも出ている。



またこのころ、息子としてベジータが産まれている。
ベジータ王子の扱いに対しては作品と時期によって差があり、父をも超える逸材として期待する場合もあれば、息子のことなどどうでもいいと吐き捨てる場合もある。
さらに、ベジータ王がベジータ王子やナッパらを伴って、前線に赴き星を攻めていたシーンもある。


時系列順に並べると、ベジータが幼い時期ほど余裕があるのか帝王学を仕込んだり笑顔を見せたりしているが、フリーザへの反感が高まるにつれ余裕がなくなり、吐き捨てるようになっている。


ベジータの才能を恐れはじめたフシもあり、上記のブロリー追放についても、パラガスの「ブロリーは必ず、将来ベジータ王子の役に立つ優秀な戦士に育つはず」との弁明にだから困る●●●●●のじゃ」肯定したうえで返している*2
ベジータ王自身の年齢は不明だが、フリーザに勝てる見込みも薄く、年齢的に老いが迫り、さらにベジータ王子やブロリーといった強すぎる若手が台頭して、追い詰められてきたのかもしれない。



別の息子ターブルについては、非戦闘タイプだったため王自ら辺境の星に追放した。
そのおかげで惑星ベジータ消滅後も生き残っていたので、結果論だが彼の命を救ったことになる。
ちなみに現時点でターブルとベジータ王が共演した作品はない。


◆反乱と滅亡

「いいか貴様ら! フリーザは集団になった俺たちサイヤ人を恐れている。貴様らエリート戦士が力を一つにすれば、奴とて倒せるはずなのだ! 奴にサイヤ人の強さを思い知らせてやれ!!」


そしてエイジ737年頃、ついにベジータ王はフリーザへの反乱を決意する。
ちょうどフリーザは、すでに天才戦士として知られていたベジータ王子に興味を抱いており、直属の部隊に抜擢したいと打診していた。
ベジータ王はこの申し出に渋り、日延べしてきたようだが*3、今度はそれを利用することにした。


すなわち、ベジータ王子を引き渡すことを口実としてフリーザの宇宙船に乗り込み、そこでエリート級サイヤ人からなる精鋭部隊でフリーザたちを袋叩きにして殲滅する、という計画だった。
どうも「戦闘力が上がり、集団戦法も身につけたサイヤ人はフリーザにとっても厄介な存在になりつつある」という情報を掴んだようで、「エリートサイヤ人による集団戦法なら勝てる」と思いこんだ模様。


しかし、この計画は無謀に過ぎた。
ベジータ王を先頭とするサイヤ人エリート部隊は、異変を察知して迎撃に現れたフリーザ軍と交戦するが、思ったほどには圧勝とはいかない。
エリート戦士でありながらフリーザ兵士と取っ組み合いになってなかなか進めず、ベジータ王自身も、雑兵たちにマントにしがみつかれて動きがなまる始末。
それでも、兵たちを弾き飛ばしてビームもしのぎ、反撃のオーガブラスターで一掃するが、どう見ても「快進撃」とはいかない。


そこに、部屋の扉を開けてフリーザ自身が出迎える
ベジータ王は謁見室に乗り込み、「き……貴様を倒し、この宇宙は俺が支配する!」ちょっと噛みながら 豪語するが、フリーザには「果たしてそううまく行きますか? あなたの部下たちはすっかり怯えているじゃありませんか」とからかわれる。
顧みれば、エリート戦士と信じた部下たちは、みな青い顔をして凍り付いていた。


破れかぶれとなったベジータ王はそれでも勇を鼓して挑みかかるが、放ったパンチは軽く避けられ、しかもフリーザは反撃もせず余裕で眺め続ける。
焦りを浮かべながらも蹴りと見せかけて殴りつけるが、それもフリーザはあっさりと避ける。
そして「もういい」とばかりに顎にアッパーを打ち込まれ、そのたった一撃でベジータ王は頭蓋を砕かれ即死してしまった


残ったエリート戦士たちも、斃れたベジータ王に駆け寄りはしたが、フリーザに屈するでもなく敵討ちに挑むでもなく、青ざめながらも睨みつけるという中途半端な醜態をさらしたため、完全に興味を無くしたフリーザにビームで一掃された。




この「ベジータ王の反乱」を直接のきっかけとして、フリーザはサイヤ人の絶滅を決意
ベジータおよびその付き人ナッパらを遠方の星に送りつつ、他のサイヤ人は惑星ベジータに招集し、あるいはドドリアらに始末させたうえで、満を持して惑星ベジータもろとも破壊した。
特に女性のサイヤ人はこの一撃で全滅したため、サイヤ人は実質的に絶滅している。




+ というか根本的な問題として…-

そもそもこの反乱計画、初めから無謀だったのではないか。
変身という切り札を持つフリーザにはどうあがいても勝てないというのは置いておくとして、
(フリーザが変身するという情報はほぼ知られておらず*4、しかも第三形態以上は家族以外誰も知らないと思われるため、フリーザの戦闘力の上限は530000だとベジータ王が認識していても不思議はない)
「フリーザの宇宙船に乗り込んで戦う」ってのがまずい


  • 1.宇宙空間では生きられない

これが第一にして根本原因。
フリーザは宇宙空間でも平気だが、サイヤ人は宇宙空間では生きられない。たまに活動しているが、どのみち長くは動けない。
だから仮にフリーザを追い詰められても、彼が船を爆破したり宇宙に逃げれば、それだけでもうサイヤ人に勝ち目はない。
あるいは、窓が割れたり壁が破れるだけでも宇宙に放り出される。とすると大技も使えない。


  • 2.地形を把握していない

ベジータ王は「フリーザはどこだ!?」と言っている。つまり彼は船の間取り、地形を把握していなかったということになる。
探しているあいだに時間と体力を消耗するし、扉を開けるたびに奇襲を警戒して精神力を消耗する。部下の意識も散ってしまう。


  • 3.大猿に変身できない

すでに宇宙を漂う狭い船内で大猿に変身すれば、途端に船をブチ破って宇宙に出てしまい壊滅は必至。
というか、変身のメカニズム的に、宇宙船から月を見ても満月とはならない危険もある。


そもそも戦闘力530000というフリーザを倒すなら、大猿化しかないはずだ。
率いていたエリートサイヤ人の戦闘力が平均4000として、全員が変身すれば40000となる。
ベジータ王の戦闘力がバーダック並みの10000とすれば、変身すれば100000、ギニュー隊長に迫る。
大猿ナッパ並みの戦闘力42000のネイルでもフリーザには手も足も出なかったが、ネイル級やギニュー級が数十人で、かつ理性を失わず格闘技も備えて襲い掛かるなら、53万のフリーザにもあるいは勝機があったかもしれない。
その大猿化をみすみす捨てては勝ち目はない。



というか根本的に、惑星ベジータに招いて戦えば、エリート戦士のみならず下級戦士まで、全員が大猿となって挑める。
もちろん下級戦士の大猿は理性を失うため戦力とはしづらいが、それが数千体もいれば消耗させる役には立つだろう。
フリーザの四段階変身を抜きにすれば、フリーザに勝ち目があるのはこの方法だけだったかもしれない。


しかし宇宙船に乗り込んだ時点でこれは破綻
それ以前に、ベジータ王の敵意や反乱計画はフリーザに漏れていた。
育てればフリーザに対抗できたブロリーを処断したことといい、この時期のベジータ王は焦っていたのか、あるいは耄碌していたのかもしれない。


まあ何をしようが結局は変身されてオシマイなんですがね




◆死後の影響

ベジータ王が行ってきたことは、その後もしばしば影響をもたらしている。


最たるものはパラガス・ブロリー親子の件で、抹殺・追放したはずの彼らが生きていたため、ベジータ王家への復讐を企画して、波乱を巻き起こした。
さらに、遠い昔滅ぼしたツフル人の残党も、銀河規模の悪事を引き起こしている(ただし一部はベジータ王とは関係なくツフル人単独で起こしていたものもある)。


アニメではナメック星編で、フリーザに20倍界王拳も通じず苦戦する悟空のところに幻影として登場している。
この時はベジータやバーダックも現れた。まあ引き伸ばしだが





◆『超』関連の補足

まだ保育カプセルに収まったままのベジータを「自慢の息子」として強く期待している
同時にフリーザへの嫌悪もむき出しにしていて、いずれ倒すことを誓っている。


しかしその息子への期待ゆえに、息子ベジータをはるか超越するブロリーを放逐した。
この際に「いずれその力をコントロール出来なくなり、惑星ベジータはおろか宇宙を破壊しつくしてしまうだろう」と言っているが、
内心ではブロリーの潜在能力に嫉妬したことと、息子こそ最強であってほしいというひいき目のような願望あってのことだった。
さすがにこの真意は恥じ入るものがあったらしい。
そのせいもあってか、旧作のように処刑することは無かった。



また『超』にて、破壊神ビルスから「宇宙で一番使い心地のいい枕」なるものを発注されるが、ネコババしようとして見透かされて足蹴にされた挙句、フリーザに粛清の依頼をされるという、しょうもないエピソードも挟まれた。
ただ、フリーザとベジータ王に限っても両者の関係は悪いため、この依頼がすなわちサイヤ人絶滅の直接原因ではないだろう。





【ゲームの登場】

ドラゴンボールZ Sparking! METEORにて、まさかのプレイアブルキャラクターとして登場。
オリジナルのモーションが多くありながらも王らしい尊大さがうまく描かれ、その中に原作アニメのわずかなモーションを細かく組み込まれており、完成度は高い。特にオーガブラスターのモーションは、相手の頭を掴んで殴り飛ばすなど、実にユニーク。
ただ、性能自体は控えめ。動きもやや遅い。


ゲーム中のIF編では、エリート戦士のみならず下級戦士までを含めた全サイヤ人を団結させ、全戦力でフリーザに反乱するモードがある。
作戦も練られており、まずフリーザがギニュー特戦隊ら主力軍を率いた隙に、惑星フリーザを制圧する。そしてフリーザが戻ってきたところで、全サイヤ人で総攻撃を掛けて皆殺しにする、とした。
フリーザ側もきな臭いものを感じていたのか、主力軍からあえてドドリアとザーボンを抜いて留守を守らせていたほか、異変を知るとギニュー特戦隊にはあとから追いつくように指示して、単身惑星フリーザに帰還するが、
到着までにドドリアとザーボンはベジータやバーダックによって倒されてしまい、孤立したフリーザはサイヤ人の集中攻撃を受ける。
それでもフリーザは強く、なかなか突破できないうちに、業を煮やしたベジータ王が「ええいなにをしておるか、わしがフリーザを討ち取る!」と出陣する。
しかしベジータ王の力はそれでも及ばず、フリーザを消耗させはしたが、ついに倒された。
その後現れたベジータ王子は「いいザマだな」と嘲笑った。本当に策を練っていたのはベジータで、彼は父親すらもフリーザの体力を削る当て馬としていたのだ


対戦モードのかけあいでは、サイヤ人に対するもののほか、
コルド大王と面識があったことを示したり(「これはこれは……ベジータ王!! いったいなんの、御用かな?」「貴様ら一族にサイヤ人の恐ろしさを、思い知らせてやる!」)、
ベビーに対して「いつぞや滅ぼしたツフル人が、また殺されに来たか」と正体を把握したりしている。
何気にバーダックに対して「貴様…ただの下級戦士ではないようだな…!」と何か感じたりしている。



『スーパードラゴンボールヒーローズ』では、オリジナルストーリーの「暗黒帝国編」から暗黒帝国軍に仕える仮面のサイヤ人「暗黒仮面王」と呼ばれるベジータ王:ゼノが登場。
原作やアニメシリーズとは別の世界出身のベジータ王だと思われるが、暗黒魔界の力によって本編からは考えられないほどの強大な戦闘力を誇っている。多分、現時点の全ドラゴンボール作品で最強のベジータ王だろう。
ストーリーではバーダック:ゼノとライバル関係を築き上げることになるが、ベジータ王に恨みを持っているパラガス:ゼノに裏切られて散々な目に合ったりもした末に、最終的にはバーダック:ゼノに唆される形で暗黒魔界を裏切った。


暗黒帝国編のコミカライズ版では、暗黒仮面王としての力でフリーザに滅ぼされるサイヤ人の未来の阻止と破壊神ビルスを屈服させる野望を語っていた。
ビルス関係の発言から、パラレル的存在であるベジータ王:ゼノも出身世界においてビルスとは『超』と同様の関係だったのだとも推測できる。


『スーパードラゴンボールヒーローズ ワールドミッション』ではエクストラシナリオに登場。
魔界勢力の配下で、仮面をつけて幼少期のベジータの前に現れる。
これはパラレルワールドのようなもので、本編とは無関係。




【余談】

『ドラゴンボールGT』において、彼にとっては孫娘に当たるベジータの娘であるブラが、当時ヒゲを蓄えていたベジータに対して


「そのヒゲ似合ってない」


と言い放ち父を落胆させるシーンがあるが、
見方によってはこの発言は遠回しに息子と同じ顔でヒゲを蓄えた顔をしているベジータ王にも飛び火してしまっていたりする。






「パラガスと息子を、ただちに宮殿から追放しろ!!! ……パラガス。何用じゃ?」
「ブロリーは必ず、将来ベジータ王子を追記・修正の沼に引き込む、優秀なアニヲタに育つはずです! お助けください!」
「………………。だから●●●困るのじゃ」
「ベジータ王……!!」
「お前も息子のために、稼ぎに行けい!! はあっ!!!


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  • 超だと反逆する気なんかサラサラなかった感じ…顔を合わせた時も終始ビビりまくってたし -- 名無しさん (2021-03-18 11:51:10)
  • フリーザの変身を見ることもなく倒された哀れな王 -- 名無しさん (2021-03-18 11:56:30)
  • ↑2 そうだっけ? 宇宙の支配者になるのはフリーザなんて化け物じゃなく俺の息子だ! みたいなこと叫んでないっけ。 -- 名無しさん (2021-03-18 12:09:31)
  • やたらフリーザはみんな平等に見下してたみたいな記述があるけど別に支配される側としてはどうでもいいことじゃない? -- 名無しさん (2021-03-18 13:15:27)
  • 本編不遇、ゲームで優遇。ヒーローズの暗黒仮面王の性能は驚異の一言 -- 名無しさん (2021-03-18 13:27:09)
  • 割と今でも声優定まってない印象 -- 名無しさん (2021-03-18 14:14:06)
  • ↑4ベジータに期待こそすれど自ら戦う気概なんてないでしょ。と言うかバーダック以外のサイヤ人はフリーザを嫌いつつも従うのが当然みたいな態度だったし -- 名無しさん (2021-03-18 16:05:05)
  • ↑↑個人的にはギレン声が一番似合ってると思う -- 名無しさん (2021-03-18 17:10:16)
  • 某伝説の超動画の影響でジジイ口調のイメージで見られる事も -- 名無しさん (2021-03-18 17:49:16)
  • 部下『あのベジータ王、ザーボンとドドリアはどうしますか』 -- 名無しさん (2021-03-18 18:00:23)
  • パラガス「ベジータ王 野菜を食べ野菜☆」 -- 名無しさん (2021-03-18 18:08:28)
  • ベジータ王は元々親ばかの気質がありそうだが、当のベジータやターブルからはどう思われたのだろうか -- 名無しさん (2021-03-18 18:37:25)
  • サイヤ人の中にも支配を甘んじてでも安泰を望んでる層はいたろうからそうゆうのからしたら意識高い系のベジータ王は疎ましかったろうな…現にたったひとりの最終決戦での下級戦士からのフリーザ評は結構良かったし。 -- 名無しさん (2021-03-18 18:44:41)
  • オチのパラガスが本当に困ったこと言っててベジータ親子に共感したw>ベジータ王子を追記・修正の沼に引き込む -- 名無しさん (2021-03-18 19:28:40)
  • ↑2 従順にしてる分には割と寛大だからな、フリーザ -- 名無しさん (2021-03-18 19:30:20)
  • ↑12支配される側にとっては結構重要じゃない。露骨に依怙贔屓するようなタイプよりも、平等に評価してくれるタイプの方が出世のチャンスがあるし -- 名無しさん (2021-03-18 19:47:17)
  • 影が薄いせいもあってどうしても親父ィが先に脳内に出てきてしまう。冷静にベジータに口髭生やしていかつくすれば出てくるんだが。 -- 名無しさん (2021-03-18 20:05:46)
  • 増長しすぎて元請けの会社に楯突いたら仕事なくなって倒産した下請け中小企業の社長かな? -- 名無しさん (2021-03-18 20:26:58)
  • 破壊神を出し抜いてまで自分のものにしたかった「宇宙で一番使い心地のいい枕」がどれほどの代物なのか興味がある -- 名無しさん (2021-03-18 21:19:14)
  • 原作の続きである劇場版超と結構違うし、アニメ版における設定って書いといた方がいいんじゃない? -- 名無しさん (2021-03-19 03:19:13)
  • というか鳥山が関わってないアニオリ設定は全部黒歴史でしょ、旧来のブロリーパラガスゴジータが正にそうだし -- 名無しさん (2021-03-19 06:16:27)
  • ベジータ王にしてみれば苦労してツフル人からようやく独立できたのに何でフリーザに支配されなくちゃいけないんだよっていう気分だったんだろうな -- 名無しさん (2021-03-19 06:28:29)
  • 日本史だと徳川家康と織田信長の関係が近いかな?織田・徳川同盟も最初は対等だったけど織田家が急成長したせいで最後の方は家康は信長の配下の一人みたくなっていたし -- 名無しさん (2021-03-19 06:35:23)
  • MADだとパラガスを正当な理由で追放してはベジータが復讐という名の逆恨みをされるパターンがちらほら -- 名無しさん (2021-03-19 11:58:17)
  • 身内にすらストレス抱えてるような生活だし、安眠したかったんだろうなぁ… -- 名無しさん (2021-03-19 12:03:33)
  • 原作者からして時期によって発言内容がコロコロ変わるんだもん。原作書いた時期と超書いた時期とでは裏設定とかも全部変わってるって。 -- 名無しさん (2021-03-19 12:11:52)
  • 作者も年齢とか生活の変化で作風・価値観いろいろ変わってくるしな。バキの範馬勇次郎も作者が父親として変わった価値観をついつい投影して丸くなっちゃったらしいし。 -- 名無しさん (2021-03-19 12:28:59)
  • 超だって原作漫画とかみ合わない描写あるんだし(後付けキャラ出てくるんだから当たり前だが)どれが正しいか、じゃなくてガンダムみたいに「異説がある」という感じに解釈した方がいいよねもう -- 名無しさん (2021-03-19 13:05:24)
  • そもそも鳥山神が深く考えてないので、深読みするだけ無駄というか。 -- 名無しさん (2021-03-19 13:09:48)
  • まあ本編だとベジータ王なんか登場シーンすらない完全な脇役だしな。あれこれ深読みするほうが異常というか… -- 名無しさん (2021-03-19 15:10:08)
  • 主にパラガス周りについて考えるほど、王政(あるいは王家の世襲制)がそもそもサイヤ人に合っていないのではと思わなくもない -- 名無しさん (2021-03-19 16:06:58)
  • ↑サイヤ人くらい血の気の多い奴等だと実力主義だと逆にすぐに殺し合いになって絶滅しちゃうから王家による世襲制になったんじゃないかな -- 名無しさん (2021-03-19 17:08:31)
  • ある意味ターブルの命の恩人 -- 名無しさん (2021-03-19 21:09:21)
  • フリーザや軍の幹部クラスに対抗するなら集団で力を磨いた上で大猿化するのが効率的だったはずだな まぁフリーザ第2形態の殺戮ショーが始まるだけだろうけど  -- 名無しさん (2021-03-19 23:49:55)
  • 前半大成功、後半致命的失敗してるところはまるで毛沢東。こっちの被害規は宇宙規模だけど -- 名無しさん (2021-03-20 01:34:01)
  • 親父ぃ「俺はそれ以来ベジータ、お前達親子に復讐する事だけを思って、生きてきたのだ!」(ba ca) 王子「わけがわからないYO☆」 毎回逆恨みされる王様かわいそう -- 名無しさん (2021-03-24 18:33:07)
  • 息子二人が生き延びて所帯持ってるって意味では死んだサイヤ人のなかではマシかもなあ。 -- 名無しさん (2021-03-25 11:04:24)
  • ↑14そもそもブロリー抹殺の件もベジータ王子は関わってないから逆恨みな気が -- 名無しさん (2021-04-10 21:38:03)
  • ベジータ王の三世は王家の中でベジータの名を名乗った三人目って感じじゃないかな。アレクサンドロス大王も正式な名前はアレクサンドロス三世だけど父親の名前はヒィリッポスだし。 -- 名無しさん (2021-09-17 11:46:26)
  • ぞんざいな態度で扱っていたビルスよりもある程度礼儀よく対応していたフリーザを恨むってとこがすごく小物 -- 名無しさん (2021-09-17 12:32:52)
  • ↑ビルスはあまりにも別格すぎて逆らおうという気にすらならなかったんだろう。フリーザは「すさまじく強い」というだけだから、まだ戦力さえ集めれば何とかなると思えたとか -- 名無しさん (2021-11-16 20:28:07)
  • 言っちゃ悪いがベジータ王の反乱のシーンとか引き伸ばしのために適当に作られた尺稼ぎにしか見えないな。細かい設定なんぞ考えられてたとも思えんし矛盾を突っつくのは野暮では -- 名無しさん (2022-03-05 14:16:20)
  • ↑22 勝手に黒歴史呼ばわりしてんじゃね。あと先生を付けろアンチか? -- 名無しさん (2022-03-05 21:00:18)
  • ↑5ベジータの名が2代続いただけでベジータ王の以前の王達には違う名前があってもおかしくないな -- 名無しさん (2022-06-17 10:11:59)
  • ↑3 すぐ引き伸ばしとか宣って思考放棄するのもどうかと思うよ。女性サイヤ人は惑星破壊で絶滅したとか書いてるけどターブルみたいに遠くの星に飛ばされて何処かで何人かは生き延びてる可能性もあるんじゃない? -- 名無しさん (2022-08-16 18:03:38)

#comment(striction)

*1 唯一、「戦闘力10000」と明言されたブロリーに重傷を負わせたことがあるが、これも相手が赤子な上に、ベジータ王はナイフを使っている。
*2 パラガスはその回想シーンの後、なぜか「王は『ブロリーが将来王家を脅かすに違いない』と考えて粛清した」とベジータ王のセリフと合わない分析をしている。ただこれに関しては、生誕時に戦闘力1万のブロリーが成長すれば、"王族の自分達より"優秀な戦士となる事を認めていた=強くなり過ぎれば簡単に王家の座を奪われるとベジータ王は予想していた、とも取れる。
*3 この時、「それでは王子のお命が人質に」という臣下に「息子のことはどうでもいい!」と発言しており、ベジータの身の安全云々ではなく言いなりになるのが単に気に食わないだけだった様子。
*4 少なくともベジータは知らなかった

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