登録日:2014/05/03 Sat 16:27:52
更新日:2023/12/15 Fri 13:33:36NEW!
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星のカービィ 星のカービィwii ボス 河豚 巨大 強敵 初見殺し ウォーター 星のカービィキャラクター項目 悪役 フグ オニオンオーシャン ローリングタックル 意外と身軽 ファッティバッファー 大海原の大食かん
大海原の大食かん ファッティバッファー。
いきを すいこみ ビッグに ふくらむ!
だけど 大きく いきをすいこんだ ひょうしに
船のパーツまで 食べちゃった! おかげで
なんだか パワーが みなぎっている!?
ファッティバッファーとは、『星のカービィWii』に登場するボスキャラクターの1体である。
概要
3面「オニオンオーシャン」のボスを務め、パーツスフィアの1つを隠し持つ。
見た目はふくよかな紫色のフグの姿で、頭にサンゴのような被り物をしている。
最初は地面の中に埋まっており、頭と目だけを地上から覗かせた状態。
カービィがボス部屋に訪れた時、地響きと共に一旦地中へ潜る。
天井が揺れているようにも見えるため、何かが落ちてくるのかと思いきや・・・何も無かった。
その後、地面から飛び出し威嚇するファッティバッファーとの戦闘に突入する。
フグという事で水中戦、ではなくバリバリ地上戦。
しかも、鈍重そうな外見に反して攻撃はかなりアグレッシブで、高速回転しながらの突進を行う。
また、自分の体を活かした肉弾攻撃だけでなく、口から水やザコを吐き出すなど遠距離攻撃も巧みに織り交ぜる。
体力が減ると更に巨大化し、ただでさえ天井のせいで狭いステージが余計に狭く感じやすい。
それだけでなく、ファッティバッファーの攻撃範囲も見た目通りにかなり大きくなるため意外と強敵。
おもな攻撃パターン
- ローリングタックル
息を吸いこみ、まん丸に膨らんでバックジャンプ後に高速回転しながら突っこむ。
ファッティバッファーの基本となる攻撃で、回転中はあろうことか完全無敵という攻防一体の技である。
壁に衝突、反動の着地で2回星が出るものの、壁側に出てきたものは正直吸いこみづらい。
後半移行時の確定行動でもあり、この時は巨大化と同時に膨らむのでかなりビビらされる。
もちろん、お察しの通り天井付近にしかまともな安全地帯が存在しない。
- ジャンププレス
力を溜めてジャンプし、カービィの頭上に移動して押しつぶす。
それだけの攻撃だが、後半戦はその巨体ゆえに受けるプレッシャーも大きい。
- ウォーター弾
口から水の弾を3回吐き出す。
ウォーターガルボロスと似ているように見えて、実際のスピードはこちらが勝る。
後半戦は回数が2回に減るが、代わりに水の弾が2個に増加。
吸い込むと「ウォーター」をコピーできる。
- ファッティバッファーJr.吐き出し
口から小型ザコのファッティバッファーJr.を2回吐き出す。
モーションはウォーター弾のそれと全く同じで、大体ウォーター弾と交互に行うことが多い。
後半戦は一度に2匹吐き出し、計4匹のジュニアが跳ね回る。
更に必ずブリッパーが混ざるようになるが、特に意味はない。
飲み込んでもスカ。
- ウォーターキャノン
後半戦に解禁する大技。
真横を向いて力を溜め、口から極太の強烈な水流を一定時間吐き出す。
巻き込まれると連続ダメージを喰らってしまう。
しゃがんで回避することは可能なので、間に合わないと思ったら咄嗟に伏せるのがいい。
- 鍾乳石落とし
後半戦に使用。
その場で2回小ジャンプを行い、天井から生えた4本の鍾乳石を大ジャンプの衝撃で落とす。
鍾乳石は意外と脆く、すぐに壊したり吸い込んだりすることが可能。
- バルーンアタック
後半戦に使用。
息を吸い込んで膨らむ所まではローリングタックルと同じだが、
バックジャンプせずにそのままステージ内を跳ね回って攻撃する。
あの巨体が縦横無尽にバウンドしまくるので、慣れないうちは視覚的なプレッシャーが大きい。
ローリングタックルのように無敵ではないが、被ダメージは激減する。
ファッティバッファーEX
ふくらみはずむ ファッティバッファー EX!
ローリングタックルは 天じょう ころがり
ウォーターキャノンも ななめに 動く!
ふだんは どこかで おひるねし、おなかが
すいたら 何でも食べる…って だれか みたい?
エクストラモードに登場する、ファッティバッファーの強化版。
青紫色の部分が赤く染まっており、被り物も少し豪華に変わって王冠ぽくなった。
そのほか、息を吸い込んでの攻撃の際、体をより大きく膨らませるようになった。
本作のエクストラモードが(ボスに限って)初見殺し揃いであることは周知の事実かと思われるが、
その中でもファッティバッファーEXは上位に食い込むぐらい強い。
というのは、他のボス以上に既存技がフェイント気味の変化を遂げており、
ことごとく引っかかる可能性が高くなっているためである。
おかげで初見時の勝率はかなり低く、パターンを見切るまで1回以上は敗北する覚悟を固めた方がいい。
追加・変化した攻撃
- ローリングタックル(一周)
バリエーションが増えた。
このタイプはメインモードの時よりも突進前の回転時間がやや長く、突進そのものを避けるのは容易。
が、壁に一度ぶつかっても解除せず、あろうことかそのまま壁を登り天井へと走り抜いてしまう。
更に反対側の壁から床に降りて一周した後、何事も無かったかのように改めて突進してくる。
あまりの変化に目を奪われていると最後の突進に当たりかねない。
巨大化する後半戦でも普通に使用し、移動速度こそ遅いがあの巨体でステージ全体を一周するため
ホバリング→落ちる→またホバリング…という感じでせわしない移動を強いられる。
- ジャンププレス
ジャンプの頂点に達した後も、落下まで微妙にカービィをホーミングしてくる。
後半戦はかなり長引かないと見られない。
- ウォーター弾
初めからメインモードの後半戦と同じ性質になった。
こちらの後半戦は1セット3発の計6発に増え、ランダムで天井に張り付いてから吐き出すパターンが追加される。
- ファッティバッファーJr.吐き出し
こちらもメインモードの後半戦と同じ性質。
何気にジュニアの体色も赤くなった。
後半戦はウォーター弾同様、天井に張り付いてから吐き出すパターンが追加される。
- ローリングタックル(フェイント)
後半移行時の確定行動。
巨大化しながら膨らむ所まではメインモードと同じだが、なんと壁にぶつかる寸前に向きを変えてもう一度突っこむ。
一周タイプと違い、突進のスピード自体がかなり速いために気付いた時にはもう遅い。
ガードが間に合わない限りは間違いなく突進の餌食である。
性質の悪いことに、戦闘が長引くと向きを変える回数を増やして更に引っかけようとしてくる。
確認できる限りでは最大2往復。
- 広角ウォーターキャノン
予備動作~攻撃開始まではメインモードと同じ。
しかし、今度はしゃがみ対策として上下に角度を変えてなぎ払うようになっており、
明らかに初見プレイヤーへの殺意がひしひしと感じられる。
ホバリング派でも油断はできず、速やかにボス側へ避難しないと巻き込まれやすい。
- 鍾乳石落とし
6本に増加し、小ジャンプを1回で済ませるようになった。
また、後述のようにローリングタックルと組み合わせるパターンも追加。
- ローリングタックル(複合)
最初に鍾乳石を4本出現させ(何気に予備動作もメインモード仕様)、すぐにローリングタックルの予備動作に移行。
突進で壁に衝突すると同時に鍾乳石も落下してくる。
この時、避難した位置によっては反動で跳ね返るボスと接触してしまう可能性がある。
攻撃自体よりも地味にこちらの方が脅威か。
- バルーンアタック
かなり長引かないと使用しない。
横への移動速度が跳ね上がっており、必然的に攻撃範囲が拡大している。
厄介さではトップクラスの攻撃。
『星のカービィWiiデラックス』の追加モードでは……
ヴォルガバッファー
異空の溶岩獣 ヴォルガバッファー。
この空間に ただよう アツアツのエレメント
から 生まれ、トロけるような しゃく熱の
ワザをはなつ! いま、まさに あの実を手にし
支配の主の もとへと むかうところで あった。
追加モード「マホロアエピローグ 異空をかける旅人」では、属性をまとった強化版「ヴォルガバッファー」が登場。
エリア2「異空のプロムゾーン」のボスを務める。
黒い体に溶岩を思わせる背中や、何より元のバッファーには無かった2本角が目立つ。
やはり元のファッティバッファーから大きく変化を遂げており、攻撃に付随する炎上が厄介。
ローリングタックルなどの素早さはもちろん据え置き。機動力が低い状態のマホロアでは間違いなく地獄を見るため、「ふゆう力」や「リフバリア」を優先的に強化しておくのが安全である。どうしてもどこぞの糞蛙に見える。名前も似ている。
ヴォルガの追加・変化した攻撃パターン
- 2連ジャンププレス
落下地点が炎上し、2回連続で行う。
EX版と違って最初はホーミングを持たないが、後半戦は2回目のみホーミングするようになる。
- ローリングタックル(横8の字)
一周パターンが更に複雑化し、横8の字を描きながら突進する。
しかも通過した跡が炎上するおまけ付き。
後半戦でも使用。
また、他のヴォルガ版ローリングタックルとの共通点として予備動作の「吸い込み→バックジャンプ」が高速化し、攻撃前の隙が短くなった。
- ヴォルガバッファーJr.(仮)吐き出し
吐き出すジュニアもヴォルガになっており、2匹2セットで吐き出す。
流石にブリッパーが混じることはない。焼き魚になりそう
マホロアエピローグではコンボ数を稼ぐチャンスであり、強化したマホロアストームで一網打尽にしてやろう。
- 溶岩弾
水ではなく溶岩の弾を吐き出す。
- ローリングタックル(迂回)
後半移行時の確定行動。
巨大化してローリングタックルまでは同じだが、なんとそのままステージ外に飛び出し、画面奥を迂回してから走り抜けていく。
画面奥で上を走っていれば天井を、下を走っていれば地面を……とわかりやすい紐づけ。これを連続で繰り返す。
ただし上を走っていた場合、画面から消えてすぐに戻ってくるので要注意。
- 大火炎放射
ウォーターキャノンも超強力な火炎放射に様変わり。
噴きつけた画面端で炎がどんどん上に広がるため、中途半端な浮遊で対処するのはNG。
EX版と違ってなぎ払わないのでしゃがみは効く。
- 鍾乳石落とし
EX版と同様、少ないジャンプ回数で落とす。
鍾乳石が燃えるように赤くなっており、地面に落ちると火柱を噴き上げる。
- ローリングタックル(フェイント)
EX版と同様、方向転換しながら突進する。
- バルーンアタック
跳ね返るたびに地面、天井が炎上することを除けば、意外にも挙動は通常版と一緒。
(予備動作も他のローリングタックルみたいに高速化していない)
そのため脅威度は低く、むしろコンボ数を稼ぐ大チャンス。
移動が遅い&無敵ではない&被ダメージが激減する……の3拍子によって、最大強化したマホロアでも生かしたまま連続攻撃しやすいのである。
変化したローリングタックルの攻撃時間が長くなったことにより、こちらの手出しできる時間も減るという、見た目も相まって若干どこぞのチキンガエルみたいな要素が強くなった。
炎上判定がついたことでジャンププレスも下手な密着が難しくなったのは痛い。
…が、他のエレメントボスにも言えるが体力が低めに設定されているため、能力の弱い初見時はともかく限界まで強化した後はそれほどでもない。
特に「真 格闘王の道」では体力補正も相まって、元々柔らかいのが更に柔らくなる。ノーマルカービィで挑むと少ない手数で倒せるためよくわかる。
余談
海外の英語圏では名前が「Futty Puffer」となっているが、これはフグの英名「Pufferfish」によるもの。
ただし、項目名にもあるように日本版は「ファッティバッファー」であり、
断じて「ファッティパッファー」ではないので注意。
後の作品でファッティバッファーに似た姿のボスが登場するが関係性は不明。
追記・修正はローリングタックルで転がりながらお願いします。
画像出典:『星のカービィ Wii』 2011年10月27日発売
制作・著作 株式会社ハル研究所/任天堂株式会社
©2011 HAL Laboratoly,inc./Nintendo
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▷ コメント欄
- こいつとデデデは顔が似ていることをネタにした漫画があった。 -- 名無しさん (2014-05-03 18:47:21)
- テッサ何人前取れるかな? -- 名無しさん (2014-05-04 23:26:22)
- トリプルデラックスでこいつと外見が酷似してるヴォルゲロムが登場し、トリデラのぶっちぎりの不満点として話題に。 -- 名無しさん (2014-11-20 00:11:28)
- ローリングタックルは後にとあるキャラも似たような技を使用してるという。 -- 名無しさん (2021-09-07 01:56:28)
- Wiiデラックスでこいつの生態系に関する情報が判明したりして…。 -- 名無しさん (2022-09-14 17:40:34)
- と思ったら追加モードでさらなる強化版みたいなものが登場するっぽい。 -- 名無しさん (2023-02-09 08:00:36)
- 先ほど異空のフグと交戦・・・何コノバケモノ・・・(泣) -- 名無しさん (2023-02-26 00:02:05)
- あれはヴォルゲロムを意識したのだろうか・・・ -- 名無しさん (2023-03-04 17:24:53)
- SDXのファッティホエールと関連性は有るのだろうか -- 名無しさん (2023-03-04 19:24:31)
- ↑5 生態系に関する情報出たね… -- 名無しさん (2023-03-16 18:49:43)
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