ニムト

ページ名:ニムト

登録日:2017/05/12 (金) 00:44:00
更新日:2024/02/06 Tue 11:11:14NEW!
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ボードゲーム カードゲーム ドイツゲーム ニムト 6ニムト



ニムト(6 Nimmt!)はトリックテイキングに近いドイツのカードゲームである。原題は「6枚取れ!」の意味。
本来のドイツ語呼称では「ゼクスニムト」なのだが日本では「シックスニムト」や「ろくにむと」と英語や日本語を混ぜた呼ばれ方をされるケースも有る。
デザイナーはヴォルフガング・クラマーとクラウス・パレシュ。1994年にAmigo社から発売された。同年にドイツゲーム大賞*1で1位となる。
日本ではメビウスゲームズ社から日本語版が販売されている。


プレイ人数は2人から10人、この手のカードゲームの中では比較的幅広いのも特徴である。


カードセットは1から104までの数字が書かれた104枚のカードで構成されている。このうち、

  • 下一桁が5のカードは牛が2つ
  • 下一桁が0のカードは牛が3つ
  • ゾロ目のカード(33など)は牛が5つ、55のみ7つ
  • それ以外のカードは牛が1つ

描かれている。これがマイナス点であり、ゲームの目的はなるべくカードを取らず牛の多いカードをいかに他人に押し付けるかとなる。


まず各プレイヤーにカードを10枚配り、その後場に表向きで4枚カードを縦に並べる(それぞれがカードの列を表す)。
その後、各プレイヤーは手札から1枚を裏向きで出し、一斉に表向きにする。
表向きにされたカードについて、数字の小さい順に以下のような処理を行う。


  • 場にあるカードの列の内、最も右側に有るカードを見て「処理するカードより数値が小さい中で最大のもの」を探す。

例えば場にあるカードの内、一番右側の物が「4,15,28,72」で処理するカードが「32」であった場合、選ばれるカードは「28」となる。
同じ場で処理するカードが「27」であった場合、選ばれるカードは「15」となる。


  • 処理するカードを先に選んだカードの列の一番右に置く。
  • この時に列の枚数が6枚になった場合、一番右の(今置いた)カードを残して残りの5枚を取る。これは手札とは分けておく。残しておいたカードは一番左に移動させる。
  • もし処理するカードより数値が小さいカードが列の右端になかった場合、4列の内好きな列のカードを全て取り、処理するカードを代わりにその列の一番左に置く。

全員が出したカードを処理するまでこの手順を繰り返した後、次のラウンドに移る。
これを10回繰り返し、手札が無くなったところで手元のカードの点数を数え、一番点数が少なかったプレイヤーが勝利となる。


少しプレイすれば理解出来るシンプルなルールながら、読みと駆け引き、人数が多ければ紛れと運も相まって盛り上がるゲーム。
一方、少人数(4人位まで)の場合「1から人数に応じて必要な枚数だけ使う」という上級ヴァリアントルールを使うと、よりシビアな読みあいが楽しめる。


派生も豊富で「11ニムト」や「Xニムト」、「Hornochsen!(日本語訳タイトル無し、俗に「赤箱ニムト」と呼ばれている)」、10周年版や20周年版にボードゲーム版まである。


追記・修正は55のカードをニクいアンチクショウに押し付けてからお願いします。


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  • おお、まさかニムトの記事が立つとは!このゲームほんと大好きだわ、「この数字なら大丈夫だろ」って思って出したところに皆殺到して結局取らされたりとかチキンレース感がすごく楽しい -- 名無しさん (2017-05-13 07:31:32)

#comment

*1 いわゆる「ドイツ年間ゲーム大賞」とは別物。

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