(真夜中二時過ぎ/東京インソムニア/(c)アルパカコネクト)
【プロジェクトNO.35】
【運用目的】
ナイトメア、ひいては異界に親和性の高い個体の育成
【開発責任者】
プロジェクトリーダー:マリウス=ノイアルベール
主任:黛 響司郎(マユズミ キョウシロウ)
【プロジェクトの現状】
継続中
三五-一番は、マリウス・ノイアルベール研究員が八城研究所にて██████・ノイアルベールに行った人工授精実験の結果、第一子として誕生。研究所のシェルターで養育されました。
プロジェクトNO.35発足後、素体10名と共に研究施設『黒曜館』*1に移送。
館内で基本/特殊五感実験を行ったところ、三五-一番は安定した精神性を見せ、他の第一次被験体がホルダー化した中で唯一ダイバー能力を開花させました。ノイアルベールの血が濃いことが一因と思われます。
性格は明朗快活、組織の命令にも従順で特段問題は見られません。
身体能力より頭脳に特化した後方支援型の個体です。
9歳時、『死の旋律実験』*2中に「██████████████████」と発言。一時間後に████区内にて発言内容と同等の事象が確認されました。複数の場所で実験を行った結果、侵蝕現象下で特定の音波を聴取することで同現象が起こると判明。再現性があると判断され、特殊能力が発現した事例として報告されました。
2021年度より東大学部心理学科に所属。学業と並行して『夢喰壱号』*3を使用しての給餌実験を継続中です。
【注意事項】
・三五-一番は前主任・████████の口調を真似る等、彼を慕っていた様子が確認されている。『死の旋律実験』中止に関係している可能性あり。
・『マリオネットの匣実験』以降、双子の姉・██████████に強い執着を見せる。数度に渡り単独での接触が行われた記録あり。
*1
『黒曜館』
プロジェクトNO.35の研究施設。
ナイトメアに侵され没した████大臣・████████所有の物件を買収、改築しプロジェクトの発足と共に運用を開始。
館内全体に「その時抱く最も強い感情を増幅させる」という侵蝕現象が残留している。収容した被験体に各種精神実験を行い、侵蝕下で発生する精神への様々な反応を記録。大きな精神的負荷に耐えうる個体を育成するのがプロジェクトの主目的。
職員は侵蝕の影響を受けない別館で研究を行う。
*2
『死の旋律実験』
プロジェクトNO.35でかつて行われていた実験。別名『夢の旋律実験』。
『黒曜館』 内で特定の波長を有する音楽を流し、人体に影響を与える旋律を解明するための研究。実験中には三五-一番の能力発現の他、3名の被検体がホルダーとなる。
2013年、急遽実験中止。当時の█████████████████████・████████の退任と時期を同じくしているが関連性は不明。
*3
『夢喰壱号』
ノイアルベール研究員所有の移動販売車。
ナイトメアに侵され没した████████所有の同車を買収、改造。車内全体に「車内で調理した物は全て美味に感じられる」という侵蝕現象が残留している。
調理機能・薬品調合機能・監視用モニターが搭載されている。使用権限はほぼ三五-一番に受授されている。
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