トネリコ/ユグドラシル

 

 

「私は出口のないこの迷路を、一番長く歩こうとしているだけです。」 「よーしわたしにまかせて！きて、ふれーすべるぐ！！」

 

■現実の姿の設定

名前：トネリコ

現実の姿：小さな苗木が植えられた植木鉢、

性別：♀

年齢：推定数千歳 秘密

所属：生ける夢-虹水晶

人物設定：彼女は数千年前に発生した生ける夢が北欧神話における「世界樹ユグドラシル」の伝承と習合した存在であり、生ける夢を主に構成される派閥「アルカディア」の長を務める最上位ダイバーにあたる。

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現在の『ユグドラシル』について：精神が退行しており（理由は後述）無邪気だが幼児的全能感が強く、少々激情的で我儘なところが見られる。総じて低学年の小学生のそれを想像すると概ね当てはまるだろうか。生ける夢としての欲求は持たない……というか忘れている。

ウルと同様に信仰や畏怖の共同概念によって構成される存在であり単一の宿主は持たず、それでいてなお、後述する観測能力や三体の生ける夢の宿主であるなどの複数の権能を保有するだけの莫大な想像力リソースを誇る。……のだが、それゆえにリソースの大部分を吸い上げられており、平常時は外見を含めた身体的・知能的なスペックが8歳前後の児童程度に低下している。特に知性の低下は痛く、現状大部分の権能は複雑な思考を必要とするため半ば使用不能の有様である。

このため派閥の頭領としての役割の殆どは放棄されており、フレースヴェルグを始めとした副官達が代行する形で運営されているため、もっぱら他派閥との談合に呼び出されるのも彼等だ。

ゆぐちゃんが子供になって思う所がないのかー、って？うーん。「可愛くなって微笑ましい」くらい?。-ラタトスク

ああ待って!脱げちゃうから!裾掴まないで!!……ごめんやっぱ「子育ってって大変」も追加で。-ラタトスク

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過去の『ユグドラシル』について：理性的で感情希薄、また予知夢の特性上概ねの未来を理解しているゆえに行動が不可解なことが多く、諦観的。ユグドラシルの伝承を原型としているため、生ける夢としては世界と自分自身を永らえさせる、というかなり原始的な生存欲求しか持たない。

このため自己の変容にも恐怖どころか関心さえ殆どなく、3部下の維持などのリソース分割の果てに前述したような退行と目的意志の喪失を起こしている。（取り戻せばこの自我に復元はされる）

基本的には観測された終末へ対抗するためだけに活動しており、終末の回避手段・回避後の復興に繋がる可能性の希望として、3部下を引き入れる、アルカディアを興す、正規ダイバー陣営に入る、などの決断はこの時代のユグドラシルが下している。過去のアルカディアにはある老人の姿もあったのだが、彼の理念は最終的に「発展不能であれば放棄し間引く」という考え方を帯びるようになったために離反済み。

むかしのわたしってどんなの?-ユグドラシル

昔のお前は機械みてえでつまんねえ奴だったよ。今のお前は笑えるだけマシかもな。-ニーズヘッグ

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■夢の姿の設定

名前：ユグドラシル

武器：巨大な根

外見：翼の生えた天使→天を貫く巨樹

夢の姿の設定：平常時は白いキトンを身に纏った有翼の女性……つまるところ一般的な天使のイメージに近い外観をしており、戦闘時になるとこれを天を貫くほど巨大な大樹に姿を変える。この状態の彼女の武器は自身から伸びる根や枝であり、それらを鞭のように振るうことを攻撃手段とする。他の最上級ダイバーと比較すると単純な戦闘力では彼等に及ばないものの、直属である眷属の生ける夢3体に莫大なリソースを提供し、代行させることでこれを補っている。

ユグドラシル様の本領は戦闘に非ずですから。その分は僕らが肩代わりすべきだと考えています。-フレースヴェルグ

いつもがんばってる。ふれーすべるぐえらい。-ユグドラシル

観測能力について：彼女が持つミニチュアの世界樹が中に収められた水晶球（スノードームを想像すればそれが近い）は、その天蓋に散りばめられた星をプラネタリウムのように投影することがが可能。この星々の一つ一つが異なる並行世界の映像であり、どれか一つを選び拡大して観測することでその様子を垣間見ることができる。

これは夢界があらゆる世界と繋がっていることを利用したものであるようで、水晶球は観測器具であると同時に送受信機の役割も果たしている。よって、ユグドラシルが存在していない・死亡している世界線は基本的に観測することができず、消滅した場合その瞬間に流れ星のように落下し消滅する。（同質の生ける夢・ダイバーが存在している世界線に稀にだが、偶発的に繋がることはある）

断片的な世界観測自体は一般に言う予知夢そのものであるから、この権能はその延長線上にあるものだとも言える。

既に無数の世界線が消滅ないしは破局を迎えていることが観測されており、ユグドラシルの行動原理とはこれによって得られた終末の回避策を講じることである。このため、情報の蓄積と解析のため近頃は奇書院と直接的な協同関係にある。

……あったのだが、この作業は前述した退行によって難航しており現在は保護状態である、というのが正確なところかもしれない。

あのさユーちゃん、あのピッって付けるやつまた見せてくれない？-藍司

いいよ！-ユグドラシル

違う……テレビの電源じゃない……！-藍司