■現実の設定
名前:メアリー・ヘインズ
年齢:9(肉体年齢)、300前後(精神年齢)
身長:135㎝
性別:女性
瞳の色:碧眼
髪の色:黒
外見:人型(契約時)、白い鍵(半クオリア時)
所属:夢の使者‐ヘクセンナハト、ローグ‐悪夢‐イリーガル
キャラクター設定:ヘクセンナハトの最上級ダイバーを担う生ける夢の個体。
物品型の生ける夢であり、契約対象の意識を乗っ取りホルダー化することでダイバーとして活動する肉体を得る。よって分類上は真正の悪夢だが、正規ダイバー陣営に与する個体であり、またヘクセンナハトの源流にあたる存在であるため軟禁状態でその活動を認可されている。現在の殻はこの辺の親族なので仮にしたくても処分できない、という背景もある。
精神上の実年齢からおおよそ想像が付く通り、その人格は老女のそれそのもの。吝嗇で何事にも対価を求めたがる。豪勢な暮らしには関心なく、生活も保障されているので、本当にただただ通帳の残高を眺めてニヤニヤするタイプの手合い。喋りたがりの教えたがりで構いたがりのため、適切な対価さえ提示すれば悪夢討伐の交渉や弟子を取ることにも積極的。ただし、後述する事情から男性と聖職者を嫌い、少女性に強い執着を示すため接触には若い女性が推奨される。
また、音楽、特に歌うことが趣味。ダダ余りさせている報酬金の殆どはこの機材に注ぎ込まれている。
実のところ、彼女が求めているのは利益ではなく、自らに価値があるという承認なのかもしれません。‐弟子の夢の使者
彼女の経歴の詳細はここである程度詳細に触れるとしてざっくり概要だけ説明すると、生ける夢と契約した300年前のダイバーが魔女裁判で処刑されるところを、契約対象である生ける夢が自身を犠牲に人格だけクオリアにサルベージした、というもの。人の抜け殻を生ける夢の魂が埋めた事例とは逆で、生ける夢の抜け殻に人間の魂を突っ込んでいる感じ。
そういうわけで、先ほど述べたように男性と聖職者に関しては今でこそ「嫌い」程度で済んでいるものの、発生から数十年程度は憎むべき報復対象として殺戮してまわっていた時期もあるようだ。少女愛好も契約対象の生ける夢の容姿がそのあたりだった、という理由から来るもの。
■夢の姿の設定
名前:白鍵の魔女
武器:触手、魔術、杖
外見:蛸の八本脚を生やした、フード付きの黄色いローブの少女。白い鍵をブローチにしている。
夢の姿の設定:八本脚の全てに口があり、それぞれが杖を握り詠唱を行うことで9つの魔術をに同時行使する。
その一つ一つがヘクセンナハトの教義が失われ切る以前の原典のものであり強力無比だが、同時に後世の改良も無いため現代魔術と違い総じて燃費が悪い。彼女自身乱発はできず、習得した弟子も多くの場合は隠し玉としている場合が多い。その中でも彼女が愛用するのは、自身の死因を再現した魔術で、無数の海水を呼び出し圧殺する『水面の招来』。これに限らず彼女が好んで使うのは大体過去に受けた魔女裁判の拷問を連想させるもの。
ちなみに8つの口にはかなり大きく鋭利な牙と強い咬合力を持ち、魔術抜きでも深層級のそれに相当する。
また、生ける夢が自身の魂をクオリアから放棄する際に「契約対象へ対価を提供し、望みが満たされれば強制的にホルダー化させる」性質を自らの外殻に移植している。対価と代償の形式が元々この生ける夢の保有する本能のため、なるべく魂が消え去ると言えども自分の形を歪めないためか、あるいは契約対象が蘇生を拒絶することを見越した配慮なのか、真意については既に当人が霧散しているため不明。
生ける夢としての由来はその外観からクトゥルフ神話の神格ハスターか、契約の強制性質から神曲のメフィストフェレスあるいはそれに類する悪魔と思われるが、前者の場合この架空の神性が生み出されたのより200年近く前の話であり、時系列に矛盾が生じる。
人物相関
- 織糸■■■
現在の殻。ユグドラシルのプラネタリウムで並行世界を観測したことで、「実のお姉ちゃん」の存在を望んだ。このため、そのように調整した夢界を夢現領域として現実に直接繋いだのが「人魚姫事変」である。 - 化藤 薫無/エコー
自身の起こした水難事故で家族を失った犠牲者。彼自身は不知火のダイバーとして真実は知りつつも復讐心を抑え込んでいるが、報復によって殺されるのなら因果応報だな、と彼女は考えている。 - 織笛 宇蘭/蒐集家
キラキラしてりゃ、何でもかんでも触りたがる年頃の面倒な姪だったさ。近頃は両親も滅多に足を運ばなくなったというのに、毎日毎日飽きもせず茶菓子を食いにやってきたもんだ。今はすっかり静かになってしまったがね。
……ここまで聞いて茶を啜ってられる図太さは嫌いじゃないな。君の所業は忘れやしないが、また来るといい。
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