初めまして、「私」は……。 違う、待って。「僕」は……。 そうじゃねえ。教えてくれ、「俺」は「誰」なんだ? |
■現実の設定
名前:化藤 薫無
年齢:23
身長:179
性別:男性
瞳の色:黒
髪の色:黒
所属:特心対-諜報部
キャラクター設定:特心対の諜報部で活動する中級ダイバーの男性。気さくで明るく、真面目で誠実な好青年だが、人格がどうにも多面的であり本人にも正確に自身の感情の動きを把握することができず情緒不安定。
原因は夢の姿による他者の記憶の複写であり、化藤という単一の自我こそ維持しているものの、彼の地雷となる苦痛の記憶は無数の人物から拾ってきているため。このことから、保有する能力を諜報に使用することもあまり積極的ではなく、また、特心対に入る前のイリーガル時代は、記憶を意図的に薄めるために幼児の夢に介入しては芸をして見せ、対価として幸福な記憶を受け取るという生活をしていた。この活動は、元を辿れば夢現災害によるトラウマを記憶の底に沈めるためから始まったようだ。
■夢の姿の設定
名前:エコー
武器:なし
外見:なし
夢の姿の設定:他者の夢に入り、記録することで外見・記憶・性質を模倣した夢の姿を得る。ただし、出力は自身の想像力に依るため最上級ダイバーを模倣したところで使いこなすことはできず、自我は変わらない為演技には自身の知識のみで立ち回る必要がある。とはいえ、記録媒体としてもスパイとしても有用な能力には違いないため、諜報部では中級ダイバーの地位を得ている。ちなみにコピーにはそこそこ時間がかかるので都合よくコロコロ変えるとかもできない。
なお、夢の姿がないことに関してだが、模写してないときの彼は夢の中において存在することができない。前述したように、過去の経験から自らに無力感を抱いており、自分自身には何かに介入する能力がないと認識しているためだ。
仮構成
【変装】予知夢を所持するキャラクターを一人指定する。奥義と生命点以外の全ての記述をそのキャラクターのものに変更する。ただし、別個の人物として扱うこと。
【好漢】自分が、あるいは誰かが自分を指定して感情判定を行ったとき、そのダイスは自動成功として扱う。
【閲覧者】誰かと感情が結ばれたとき、その人物の予知夢の情報を得る。
【マルチタスク】1サイクルに2回情報判定を行う。
【記録抹消】判定に成功すれば任意の人物が予知夢で得た情報を一つ消去する。
名前:昏き水底の王
夢の姿:触手が何本も生えた異形の神格、10代前半の女性
現実の姿:ホソヌタウナギ
設定:幼年期の水没災害のトラウマを中核とした化藤の悪夢。ただし分類的にはネイバーに該当する。
本質的には化藤が受け止めきれなかった辛い記憶や思考を押し込み、それを拒絶することで自らと離そうとした無意識の心の動きから生じている。そのため既に一度撃破され、それらの外殻を失ったこの悪夢に対しても、誰か他の宿主を見つけるべきだ、とする位には拒否感を示している。
またそういった継接ぎな性質からキャラぶれ人格に一貫性を持たない。ただし、一応大本と呼べるものは二つあり、その内訳は尊大で考えの回らない馬鹿なクソガキ人格と優しく慈悲的な女性人格である。前者は幼年期彼が拗らせていた中二病から、そして後者は死の前後の義理の姉のものに由来する。彼にとってはどちらも忘れておきたい事柄のようだ。
なお悪夢時代についてだが、いわゆるサバイバーズギルトで、「どうして自分だけ死に損なったのか、あそこで死んどけば楽だったのに」的希死念慮を起こしていた化藤に対して、その欲求を満たすために海難事故を起こして思いっきりぶっ殺そうとしていた。この欲求の場合死ぬ寸前に欲求が失われる形になるため、完全悪夢として羽化することはできず危うく心中になるところであった。(尤も、当人間ではそれで構わなかったようだが)
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