ニホンザル「火影」

 

動物名：ニホンザル
愛称：火影
所属：未定
管理権限：2

アニマルガール概要

彼女はサル目オナガザル科マカク属"ニホンザル"のアニマルガールです。
自らを「火影」と名乗っており、「正義の味方」を自称しています。またそれを意識してなのか、忍者のような黒装束に身を包んでおり、忍者道具を幾つか所持しているようです。

自称するだけあって普段から困っているアニマルガールなどを助ける姿が多く目撃されており、アニマルガールの間でも「黒装束のヒーロー」といった評判が定着しています。しかし必ず完璧に助けられるという訳ではなく、時より状況を勘違いしたまま物事を進めようとして、あらぬ方向に事態が進んでしまう事もあるようです。

事例1 アニマルガール「メガロ」に「何か面白い本はないだろうか」と相談されたため、ナリモン水族館内の書店で本を買ってきました。しかし漫画本だったため、解決にはならなかったようです。 見た事ない本だから面白いと思ったのになぁ。　―火影 文章の書かれた本と言うべきでしたね。漫画には興味はないので...。　―メガロ

 

事例2 アニマルガール「オスカー」に「船以外のものを使って海を渡る方法」を質問され、水蜘蛛を用いた海面移動を教え、実践してみせましたが、波でひっくり返って海に落ちました。怪我などはなかったようです。 海ってあんなに波が高いのか...。　―火影 斬新だったけど、ちょっとアレは無理かな...。　―オスカー

 

事例3 移動水上レストラン「フレガータ」 で発生した食い逃げ事件において、縄で作った鎖鎌を用いて犯人を捕縛し、確保に貢献しました。レストラン側からの謝礼でその日の食事代を無料にしてもらったようです。 鎖鎌の縄が切れちゃったけど、これくらいどうって事ないぜ！　―火影 いやぁ見事なものだったよ。本物の忍者かと思ったくらいさ。　―稲垣　零士 カッコよかった...。　―モビィ

 

また、イモ類が好物らしく、特にサツマイモを好みます。サツマイモ味のじゃぱりまんも同じぐらい好物らしく、たまに他のアニマルガールと取り合いになり、喧嘩に発展してしまう事もある程です。曰く「サツマイモ関連の食べ物だけは絶対に譲れないんだ！」との事。誰か半分こというのを教えてあげてください。

アニマルガール化の経緯ははっきりしていませんが、過去に猿回し師がニホンザルを連れて来園したことが何度かあるため、そのうちの誰かが連れていたニホンザルがアニマルガール化したと考えられています。現在、元の飼い主を探していますが、有力な情報がないため見つけられていません。

 

外見

上記で示した通り、忍者そっくりの黒装束を着ています。

極稀に脱いでいる事があり、中は厚手で長袖の赤褐色の上着と灰色のシャツ、白のスリット入りスカートと褐色のタイツを着用しています。 黒装束はどこかで手に入れたもののようですが、中の服はけものプラズム製です。

 

能力・野生解放

アニマルガールの姿であっても身体能力が高く、電柱や壁面などをわずかな手掛かりを利用して軽々と登ったり、人間には不可能な距離を飛び移ったりすることも可能です。
芸達者でもあり、過去には泣いているアニマルガールを元気づけるためにサイレント芸を披露したり、落語じみたシャレを言って笑わせるといった行動も見られています。また道具の扱いにも慣れているようで、先述した通り忍者道具を使う他、自前で作る事も出来るようです。これらは「猿回し」のニホンザルの特徴である「道具を使った芸」をする能力を受け継いでいると考えられています。

野生解放は現時点では未確認のため、不明です。

 

インタビュー記録

[記録開始] Q：こんにちは、火影さんですね！ A：おう、その通りだ！ Q：突然で失礼ですが、インタビューをしてもいいでしょうか？ A：お？もしかしてこの間食い逃げ捕まえた時の事か？ 　　時間差ヒーローインタビュー！ Q：えっと、ちょっと違いますね...。 A：ありゃ、そうなのか...まあいいさ、答えてやる！   Q：火影さんは「正義の味方」ですが、どうして正義の味方に？ A：困った時は助け合う、それがフレンズのあるべき姿だって、昔聞いたからだ！ 　　最近は助け合うどころかやたら喧嘩っ早いフレンズが増えてるし、それの仲裁もしないとだしな！ Q：なるほど。となると、好きでやっているという訳でもないんですか？ A：ん～......いやまぁ、人助けは好きだぞ？   Q：そうでしたか、これは失礼。 　　では、他に何か好きな事はありますか？ A：そーだなー......やっぱあれだ、温泉！ 　　温かいしのんびりできるし、体力も回復するし！ 　　あ、でも逆上せないように注意だ！ Q：そうですね。　...ひょっとして火影さん、地獄谷出身？ A：？　どこだそこ？   Q：ニホンザルの温泉地です。 　　...そういえば、先ほど喧嘩の仲裁もすると言ってましたが。 A：ああ、それがどうかしたか？ Q：火影さん、前にガロさんと喧嘩してましたよね？ A：！　あれはあいつが最後のサツマイモ味のじゃぱりまんを食べようとしたからだ！ 　　サツマイモ味は絶対に譲れないんだよ！ Q：どうしてですか？ A：サツマイモのあの甘味が良いんだよ！特にじゃぱりまんのあの食感とは最高に合う！ 　　あんな美味しいものをみすみす渡すわけには......ん？ Q：？　どうしました？   [匂いを嗅ぎだす]   A：...ひょっとして、今持ってるか？ Q：あ...バレました？ [記録終了] [なお、この後サツマイモ味のじゃぱりまんはインタビューのお礼に渡しました]

 

動物情報

動物名: ニホンザル
学名: Macaca fuscata
分布: 北海道と小笠原諸島などを除く日本各地
IUCNによる保全状況: LC（軽度懸念）

動物概要

ヒトを除いて、世界で最も北に生息する霊長類です。複数の異性が含まれる十数頭から100頭以上の群れを形成して生活していますが、従来は「ボスザル」を中心とした順位制のある群れと考えられていたのに対し、近年の研究では順位制が生まれるのは人間による飼育環境下のみであり、野生では特に上下関係はない、という研究結果も出ています。
また、幸島に生息するニホンザルは餌のサツマイモを海水で洗って食べるという習慣が生まれており、動物の文化的行動として注目されています。

古い時代から山神の使者、あるいは神そのものとされたり、「桃太郎」のようなおとぎ話にも登場するなど、日本人とは様々に関わってきましたが、近年では乱開発による生息域の減少から農作物の被害（猿害）が増加しており、対策のために駆除も行われた結果、生息数は減少傾向にあります。

また、猿回しという大道芸は奈良時代に中国から伝わって以来続いてきた芸能で、元は厄災を払う祈祷の意味合いで行われていたものでした。昭和に入って一度衰えたものの、現代では再び人気芸能の一つとなっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

管理権限4以上にのみ情報を開示

 

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執筆：Type-ZERO

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