モビィ

ページ名:Moby_Dick

動物名:マッコウクジラ(アルビノ個体)

愛称:モビィ

所属:リウキウエリア

管理権限:1

アニマルガール概要:彼女は偶蹄目マッコウクジラ科マッコウクジラ属「マッコウクジラ」のアルビノ個体のアニマルガールです。

20██年に沖でアニマルガール化したと考えられ、ショックで気絶したままリウキウエリアの海岸に漂着していたのを稲垣氏が発見しました。以来稲垣氏と仲が良く、移動水上レストラン「フレガータ」で主に機体の整備や曳航などを手伝っています。

性格は穏やかでマイペースな面もあります。暇になるとフレガータ号の近くをゆったりと泳いでいることが多いようです。また日焼けを気にしていることから、彼女は「アルビノ個体は日焼けしない」事を知らないようです。
フレガータを離れてパーク内を歩いて回る事もよくあり、そのためフレガータの常連客の間では「モビィに出会えたらその日は運がいい」という話もあります。しかし実際は遊覧飛行の日は必ずフレガータにいることはあまり認識されていません。
海にある大きなものは基本的に好きなようで、飛行艇でもあるフレガータ号は彼女の大好きなものの一つです。
しかし唯一大型帆船だけは「好きになれない」と言っています。

 

容姿:白を基調としたセーラー服に似た服装です。頭部からは白色のマッコウクジラのヒレが生えています。
また、下着は白いセパレートタイプのスクール水着に似ています。
泳いだりするときはスカートだけ脱ぐこともあるようです。

 

野生解放:彼女は得物としてけものプラズムで、マッコウクジラの頭を模した形の白いハンマーを生成できます。(持ち歩くには大きすぎるので普段は生成していないようです)
野生解放時にはこのハンマーの形状がマッコウクジラの頭から、折れた大きな木材へと変化します。見た目に反して重量・硬度は増しており、フルスイングで地面を叩けば地震と勘違いするほどの振動を発生させるほどの威力を発揮します。

 

関連人物

稲垣氏はモビィの第一発見者であり、簡易ながらもその場で看護を行いました。モビィは氏に懐いており、フレガータ号で営業や整備の手伝いをするのは「恩返し」であると言っています。

 

 

 

 

 

 

 

動物名: マッコウクジラ(抹香鯨、Sperm whale)

学名: Physeter macrocephalus Linnaeus

分布: 極圏や内海を除く世界中の海

IUCNによる保全状況: 危急(VU)

動物概要:ハクジラ類で最大の動物です。大きく四角い頭と、深海まで潜水しダイオウイカを捕食することで知られています。
20世紀末まで鯨蝋(頭部から採取される油)の需要があったため、長い間捕鯨の対象として乱獲されてきましたが、現在は捕鯨そのものが調査を除き多くの国で禁止されています。
ハクジラの中でも特殊な深海潜行型として高度に進化適応を遂げた種であり、クジラ・イルカ類特有のエコーロケーションを駆使して深海性の大型のイカを捕食するとされています。また脳油も約25℃で凝固する特殊なもので、急激な潜航と浮上を助けているとされています。潜水病にも陥りません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

補遺:モビィがアニマルガールとして、何故「アルビノ個体であること」までもが反映されたのかが不明なままでしたが、20██/██/██ のインタビュー調査において有力な情報が得られました。

 

+インタビュー記録を表示-

 

[インタビュー前半は省略]

Q: ええと、あとはそうですね...パークに来る前の事は覚えていますか?

A: うん、覚えてる。

 

Q: どんなことを覚えているんですか?

A: ...捕鯨船。

 

Q: 捕鯨船、ですか...?

A: うん、何隻も、私を狙ってきた。 だから、全部沈めた。

 

Q: 沈め...!?

A: ...あのね、私、怒ると怖いよ? 私もあんまり怒りたくないけど...だから、痛い事はやめてね?

 

[インタビュー終了]

この結果から、彼女は正確には「マッコウクジラのフレンズ」ではなく、小説「白鯨」の「モビィ・ディック」と、そのモデルとなった1820年の捕鯨船エセックス号襲撃事件のマッコウクジラ、または実在した白いマッコウクジラ「モカ・ディック」のいずれか、或いはこれら複数の特徴を併せ持っていると考えられています。

野生解放能力、及び小説における結果などから、彼女が本気になった場合周囲に及ぼす影響は甚大なものになる可能性がありますが、現在までの彼女の様子からその可能性は低いと考えられています。

 

 

モビィ・ディック:小説「白鯨」に登場する白いマッコウクジラです。捕鯨船「ピークォド号」の船長エイハブの片足を食い千切った過去があり、小説のラストでは死闘を繰り広げた末にピークォド号を沈没させ、小説の主人公イシュメイル以外を事実上海の藻屑としました。

 

モカ・ディック:こちらは実在した巨大で白いマッコウクジラで、チリ南部のモカ島あたりを回遊していました。最終的に殺される前まで、少なくとも100回以上の鯨捕りたちとの戦いを生き残り、巨体を生かして小さな船程度なら転覆・難破させることができたとされています。最終的に1838年に捕殺され、その際の計測の結果全長は21.3メートルと、シロナガスクジラに匹敵する大きさだったと記録されています。

 

エセックス号襲撃事件:1820年11月20日、捕鯨船エセックス号が捕鯨活動を行った際、襲われたマッコウクジラの群れの一頭がエセックス号に体当たりして船を転覆させ、乗っていた乗組員20人が3ヶ月もの間救命ボート(と言ってもこの時代は小さな手漕ぎ船です)で太平洋を漂流した事件です。この事件の話に触発されたハーマン・メルビルが書いたのが小説『白鯨』です。

 

 


執筆:Type-ZERO

アニマルガール リウキウ 哺乳類 ネームド フレガータ

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