弩の友修道騎士会のアニマルガールに関する報告書

ページ名:一大猿まわし?

弩の友修道騎士会のアニマルガールに関する報告書


 

概要

要監視対象「いのちのみほし」の分派の一つ「弩の友修道騎士会(いしゆみのともしゅうどうきしかい)」、特にその過激派(通称タカ派)に関する調査の中で、タカ派のメンバーの中にアニマルガールが所属している事が確認されました。以下は詳細な内容です。

 

 

アニマルガール

ニホンザル「火影」がタカ派に所属しており、タカ派の中でも主にアニマルガール研究施設への襲撃の際に主力メンバーとして活動している事が確認されました。

襲撃の際、火影は手製の忍者道具を用いて警備の職員すら打ち倒し、突入口の確保やアニマルガールの連行(タカ派内では「救出」とされている行為)を行います。しかし現在までに襲撃の際交戦した警備員や職員はいずれも軽傷、或いは前後不覚などによる一時的な無力化のみで、重傷や死亡した例はありません。

連行されたアニマルガールは数日間、タカ派の前衛拠点と見られる建物に入れられます。しかし大抵、連行されたアニマルガールは施設に帰りたがり、数日後にタカ派が前衛拠点を畳む際に解放されます。火影はこの際アニマルガールを説得し、施設で生活するのをやめるように勧めますが、これを了承したアニマルガールは今のところいません。

 

+監視カメラによる記録1-閉じる

[記録開始、部屋の中では████研究員と██████のアニマルガールが実験を行っている]

 

[襲撃発生、監視カメラのある部屋の奥の通路を警備員や職員が慌ただしく走っていく]

[████研究員と██████のアニマルガールは実験を一旦中断し、電話でどこかと連絡を取っている]

 

[通路の奥で閃光が一瞬走る]

 

[煙幕が通路から流れてくる。スプリンクラーが作動する]

 

 

[煙幕の中から火影が現れ、████研究員と██████のアニマルガールがいるのを発見する]

 

火影:...! そこの白衣のメガネ、今すぐ実験を中止して██████を解放しろ!

████研究員:解放って...彼女は善意で実験に協力してくれているんだ。何故中止する必要が?

火影:俺は騙されないぞ!動物実験って最終的に動物を殺すんだろ!
   そんな事はさせない!

████研究員:...ひょっとして解剖実験をすると思っているのかい?さすがにそんな事は...

火影:じゃあ薬は!薬の効果を確かめるために重い病気にかからせたりするんだろ!

████研究員:そんな事、人間そっくりのアニマルガールでやるなんて倫理的に無理だ。

██████のアニマルガール:...そうですよ、████さん(████研究員)はそんなひどい事...

 

火影:サル相手なら平然とやるのにか!

████研究員:なっ...。

[興奮した火影が████研究員の胸ぐらを掴む]

火影:俺らとお前ら人間と何が違うんだよ!言ってみろよ!なぁ!?

 

襲撃者A:火影!あまり時間はないぞ!

火影:...! そういえばそっか...。
   メガネ、お前は悪気はなさそうだけど...御免!

 

[火影が████研究員の後頭部を手刀で打って気絶させる]

 

██████のアニマルガール:████さん!?

襲撃者A:安心しろ、峰打ちだ。気絶しているだけだ。

██████のアニマルガール:ど、どうしてこんなことを...

火影:こんなところにいたら危険だからだよ、早く行くぞ!

 

[火影と襲撃者Aが██████のアニマルガールを連れ、部屋の外へ]

 

[記録終了]

 

 

+監視カメラによる記録2-

[記録開始、倉庫のような部屋に研究用の器具や薬品が置かれている]

 

[換気口の蓋を開け、火影が侵入]

 

火影:えーっと...まずは。

[顕微鏡の箱を順番に開け、中の取り換え式レンズを黒曜石でできた手製の苦無で壊していく]

 

火影:んで、次はこっちか。

[棚の下の方にあった研究資料らしき紙を、近くの蛇口から出した水でべちゃべちゃにして床に落とす]

 

火影:で、えーっと......えっ、どっちだ?

[赤い扉の横にボタンが二つあり、迷っている]

 

[迷った挙句、右のボタンを押す]

[非常ベルが鳴り響く]

 

火影:うぉ!? うっそだろぉぉぉ!?

[窓から逃走]

[記録終了]

ボタン式の赤の扉の奥に行こうとして、非常ベルのボタンを押してしまったようです。
所長が昔面白がってテキトーに似せただけだったんですが、まさかこんなところで役立つとは。
 ―██研究員

 

+監視カメラによる記録3-

[記録開始、 動物保護施設 「あおぞらの里」内のアニマルガール居住区画の廊下が映し出されている]

[廊下の奥に火影含め数名のタカ派団員が現れ、他の団員は破壊工作のために別離]

[火影が廊下を進んでくる]

 

火影:あった! ...って、あれ?

[二つの扉の前を右往左往し始める]

 

火影:...どっちだったっけ...?

[何度も表札を見る]

 

火影:......決めた、こっちだ!

[扉を開け侵入]

 

 

[数分後、火影がかなり慌てた様子で飛び出してきて逃走、その奥からもう一人アニマルガールが出てきて怒鳴る]

ライガー:誰が子猫ですか、失礼なッ!

 

[記録終了]

ライガーとライライガーで名前が似ていたので、間違えたみたいですね。
そりゃ無理矢理起こされた挙句、子猫なんて言われたら怒るでしょうに...。 ―職員████

 

割と失敗も多いようですね...猿回しの猿がギャグで失敗するのを引きずってるのでしょうか? ―████

 

 

補遺

調査の結果、タカ派の主要メンバーの一人が元猿回し師だった事がわかりました。この猿回し師の飼っていた猿も「火影」であったことから、アニマルガールの火影と同一個体と見て間違いないようです。

火影とその猿回し師は元々中部地方を中心に活動していましたが、20██/██頃にパークを拠点に変え、年間パスポートを取得してパーク内で活動していました。しかし 弩の友修道騎士会において2代目教祖が活動を始めたのとほぼ同じ時期に猿回しの活動が途絶えている事から、この時期に同団体のタカ派の一員となった可能性が高いと考えられています。

 

火影には悪気がないように見える。彼女は元々猿回しの猿だった。という事は、恐らく一連の行動は猿回し師に指示されてやっているのだろう。
彼女にとって猿回し師とは、自分に的確な指示をくれる信頼できる人間なのだ。だからその指示を疑う事はない。彼女を止めるには、この猿回し師を止めなければならない。
 ―██████要監視対象対策部長

 


アニマルガール 負の遺産 いのちのみほし

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧