クリノリンスタイルの後期のスカートの形は「前はストンと下がり、うしろにボリュームが出る」でした。その延長線で、スカートのお尻の部分をうしろにふくらませ、ドレープや装飾でいろいろと工夫するのが流行りました。
鹿鳴館で日本人女性ががんばって着てたのもこのあたりのドレスです。
絵画も横・うしろ姿を描いたものが増えました。
ジェームス・ティソ「舞踏会」1880年
美しい細かい装飾。
ジェームズ・ティソ「望み多き女性」
ジュール・ジェーム・ルージュロン「鏡の前の装い」1877年
バッスルの装飾ってもしかして着ると自分では見えないですね。
ルノワール「都会のダンス」1883年
ジョン・アトキンソン・グリムショー「夏」1836頃
オーギュスト・トゥールムーシュ「恋文」1883年
孔雀の雄に似ている。
ジョージ・グッドウィン・キルバーン 「花の水やり」1924年
J・C・ライエンデッカー 「イースターカップル」1932年
モネ「散歩、日傘をさす女」1875年
オーギュスト・トゥールムーシュ「青いドレス」1872年
コロー「青い服の婦人」1874年
ジェームス・ティソ「新聞」1874年
ジェームズ・ティソ「花嫁付き添いの女性」
ジェームス・ホイッスラー「ピンクとグレーのハーモニー(ヴァレリー・レディ・ミュー)」1881年
ルノワール「ブージヴァルのダンス」1883年
ジェームズ・ティソ「ライラックの花束」1875年
正面から描かれるとバッスルスタイルかどうかわからないけど、スカートが細いと、あ、バッスルかなーって思う。
マネ「フォリー=ベルジェール劇場のバー」1882年頃
アルフレッド・ステヴァンス 「舞踏会のあとで」1874年
ジョルジュ・スーラ「グランド・ジャット島の日曜日の午後」1884年頃
この絵で一番目立つ、横から見たバッスルドレスの女性。腰の上に物が置けそう。
ウィリアム・パウエル・フリス「女性のエステティック・ドレス(左右)と流行の服装(中央)の対比の絵」1883年
デッティ「絵画展覧会前日」1800年代
ジェームズ・ティソ「船上の舞踏会 」
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