フランス宮廷の礼服だった「ローブ・ア・ラ・フランセーズ」です。前側が開いたローブを着て、胸部は「ストマッカー」と呼ばれるパネルを着るたびに留めたりいちいち縫い付けます。下半身は開いた部分からペチコートを見せます。
レース、フリルなどの装飾が肩から足元まで流れる優美なドレスです。
全体的に派手、豪華、贅沢。ウエストはコルセットで細く締め上げ、胸は寄せて上げます。
袖は細く肘丈で、「アンガシャント」という袖飾りをつけるのが流行りました。
背中には「ヴァトー・プリーツ」と呼ばれるマントのような長い布がついています。
モーリス・カンタン・ド・ラ・トゥール「ポンパドゥール侯爵夫人の全身像」1748-1755年
この時代の女性は「脚を開いて座るのは下品」という感覚はないらしい…。
ジュゼッペ・バドリギ「フィリップ・パルマの家族」1755年
左の人も脚開いて座っています。
フランソワ・ブーシェ「ポンパドゥール夫人」1758年
お花とリボンの装飾がたくさんついたドレスです。
フランソワ・ブーシェ「ポンパドゥール夫人」1759年
アントン・ラファエル・メングス「マリア・ルイサ・デ・パルマ」1765年
年齢:14歳くらい
ジャン・オノレ・フラゴナール 「ブランコ」1767年
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