ロココスタイル3(1700-1770)

ページ名:page13

フランス宮廷の礼服だった「ローブ・ア・ラ・フランセーズ」です。前側が開いたローブを着て、胸部は「ストマッカー」と呼ばれるパネルを着るたびに留めたりいちいち縫い付けます。下半身は開いた部分からペチコートを見せます。

レース、フリルなどの装飾が肩から足元まで流れる優美なドレスです。

全体的に派手、豪華、贅沢。ウエストはコルセットで細く締め上げ、胸は寄せて上げます。

袖は細く肘丈で、「アンガシャント」という袖飾りをつけるのが流行りました。

背中には「ヴァトー・プリーツ」と呼ばれるマントのような長い布がついています。

 

モーリス・カンタン・ド・ラ・トゥール「ポンパドゥール侯爵夫人の全身像」1748-1755年

この時代の女性は「脚を開いて座るのは下品」という感覚はないらしい…。

 

ジュゼッペ・バドリギ「フィリップ・パルマの家族」1755年

左の人も脚開いて座っています。

 

フランソワ・ブーシェ「ポンパドゥール夫人」1758年

お花とリボンの装飾がたくさんついたドレスです。

 

フランソワ・ブーシェ「ポンパドゥール夫人」1759年

 

アントン・ラファエル・メングス「マリア・ルイサ・デ・パルマ」1765年

年齢:14歳くらい

 

ジャン・オノレ・フラゴナール 「ブランコ」1767年

 

<<<ロココスタイル2(1700-1770)へ移動

ロココスタイル4(1770-1800)へ移動>>>

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧