「細い胴体」「大きなスカート」のメリハリファッションの始まりです。
この頃からコルセットで体型を整えるようになり、窮屈そうな見た目になっていきます。
ついでに見頃のウエスト部分がセーラームーンのようにVの字になっていきます。
・衿〜肩のラインがまっすぐ。
・胸はコルセットで潰して平らにする。
・腰から飾りロザリオを下げる。
・布に切り込みを入れ中の布を引っ張り出す「スラッシュ」が流行。
・肩パッドが入ってることもあります。
・貴族などは宝石ジャラジャラなことが多い。
・黒が流行。
ハンス・ホルバイン「イングランド王妃ジェーン・シーモア」1530年頃?
ドレスにまで宝石が縫いつけられた王妃様のドレスです。
被っているのは「ブーゲルフード」という帽子。
ブロンズィーノ「ビア・デ・メディチの肖像」1542年頃
子供ですがきつそうなドレスを着ています。肩パッドは、別仕立ての見頃と袖の隙間を隠すのにも使われました。
アーニョロ・ブロンズィーノ「エレオノーラ・ディ・トレドと子息ジョヴァンニの肖像」1544年頃
最初は可動域確保のためのスラッシュが、ここではもう「装飾」として使われています。
「エリザベス1世」1546年頃
「腰に飾りロザリオ」「手に祈祷書」の絵画を見たらルネサンス期だと思え。
この少女が後にエリマキトカゲファッションを流行らせることになるとはまだ誰も予想してませんでした。
Maso Da San Friano「エレナガッディの肖像」1550年
こういうタイプのヘッドドレスも流行しました。
パオロ・ヴェロネーゼ「美しきナーニ」1560年
見頃とスカートの境目がV字です。
「マドレーヌ・ド・ラ・トゥール・ドーヴェルニュ」1520年頃?
「ディアーヌ・ド・ポワチエ」1520年頃?
カラヴァッジョ「フィリデの肖像」1597年頃
ソフォニスバ・アングイッソラ「母」1557年
ソフォニスバ・アングイッソラ「チェスをするルチア、ミネルヴァ、エウロパ」1555年
ティツィアーノ・ヴェチェッリオ「女の肖像」1511年頃
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