メガトロン(ビーストウォーズ)

ページ名:メガトロン_ビーストウォーズ_

登録日:2010/01/23(土) 18:24:10
更新日:2023/08/17 Thu 18:06:16NEW!
所要時間:約 18 分で読んでちょ



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今日のビーストは旅にグルメに温泉特集!


視聴率はいただきだ!


『ウソはいけません!!』





[#include(name=テンプレ2)]


[#include(name=テンプレ3)]





がぁ~はははぁ~!!


俺様は破壊大帝メ~ガトロンだぁ!!


ビーストウォーズのはじまりだぞぉ~!!





メガトロン(ビーストウォーズ)は『ビーストウォーズ 超生命体トランスフォーマー』の登場人物である。
CV:千葉繁(日本語版)、デビッド・ケイ(原語版)、高階俊嗣(ロボットマスターズ版)



所属:デストロン(プレダコンズ)
肩書:デストロン破壊大帝(自称)
スキャニングした生命体:ティラノサウルス



ファンからは「ビーストメガトロン」「千葉トロン」と呼ばれる。
前者は商品名としてもよく用いられる。



【概要】

サイバトロンとデストロンの和平によって平和が訪れていたセイバートロン星で、部下達を率いてゴールデンディスクと戦艦「テラクラッシャー」を奪取し、ゴールデンディスクに記された「ある惑星」を目指した。


しかし、たまたま彼の一味を追跡可能だったサイバトロンの調査隊と追撃戦になり、両者ともに「惑星エネルゴア」に墜落してしまう。


こうして、部隊規模の小競り合いのハズが全トランスフォーマーの歴史を左右しかねない事態に発展した「ビーストウォーズ」が幕を開けることになり、両部隊の指揮官である千葉トロンとイボンコ…じゃなくコンボイの間に因縁が生まれることになったのだった。



【日本語版】

…と、ここまでが原語版準拠の基本的な流れであり、これだけならビーストメガトロンも至ってマトモな悪役と感じられることだろう。


しかし日本語版においてはその限りではない。
音響監督の岩波は原語版のビーストウォーズを見るや、無骨な見た目や生々しい動物への変形等、過去の外画吹き替えの経験からそのままやった場合、日本の子供にはウケないと踏んだ。
だが、タカラの関係者はそんな危惧とは裏腹にとにかくシリアスに吹き替えていくことを望んだ。
そこでスタッフは千葉繁にディレクションする際、
「このままじゃ怖くて子供が引いちゃうよね。でもいきなり壊すとスポンサー(タカラ)が怒るから…
 千葉さん、シロアリみたいにじわじわとシリアスの屋台骨を壊してくれない?」とオーダー。
これを受けた千葉繁は喜々として承諾し、スポンサーの顔色を伺いながら少しずつアドリブを加えていった。
なので一般的に野放図にしていると言われるビーストだが、脚色・音響監督担当の岩浪美和と千葉繁がスポンサーの様子を見ながら壊していったのである。


岩浪曰くメガトロン=千葉繁は「一番肝のキャスティング」であり、一番の大御所・大先輩が番組を壊してくれると他の面々もやりやすい雰囲気が出来てくる、と踏んだ人選だったらしい。
そんなこんなで、カオスぶりに定評がある(?)日本語版ビーストウォーズの中でも特にそれが露骨に現れているキャラクター。
全キャラ随一のフリーダムぶりを発揮し、そのアドリブでこの作品をカオス化させた元凶にして立役者と言える。


◆主なアドリブ

その自由ぶりは最初期から絶好調で、



★オヤジのように痰を吐く


「ルンルルンルル~ン♪」と鼻歌(?)を歌う


★別番組の名前を平気で出す


★視聴者に話しかける


「ふはははは、悪者は意味もなく笑いながら登場するものだ、ふはははは!わたしが破壊大帝メーガトロンだ~!」と悪役だと自分で言っちゃう


★オープニングで早口言葉大会をやって番組名のコールもしない。(この流れを引き継いで後半誰もやらなくなる。)


★実はワキガで水虫だとメタルス映画第一弾でブラックウィドーにバラされてしまう


★同映画第一弾ラストで捕獲したプロトフォームX「今日からお前の芸名はランページだ!」と無理矢理命名する。どこの吉本?


★次回予告なのに延々と愚痴を垂れ流しまくる


★↑の〆に「まあいいや、ビーストだもんな!」と次回予告を真面目にやらない


★↑をタランスに指摘されると「バカ!真面目にやったらビーストじゃないだろ!」と開き直る


★カリスマ美容師にカツラをセットしてから裏切り者のタランスの裁判を行うが髪形にツッコんでくれない(これは原語版からだが…)


★自分の出番中に尺が余ると笑って埋める(メタルス最終回手前では笑いが止まらず苦しくなって「だ、誰か止めてくれ〜〜〜っ!!」と叫んでしまう)


★番組開始前の5秒CMで嘘予告(そしてナビ子ちゃんからツッコまれる)


★メタルス最終回の大合唱に加わらず一人延々とエビチャーハンを捜し求める



…と、他の面々もふざけているが、千葉繁は特に本当にやりたい放題であった。
なお、千葉はメガトロンが両手を上げて叫ぶシーン(恐らくメタルス1話)で「グリコーーー!!」と叫んだが、これはグリコがスポンサーにいないのでNGとなった。
後々、この出来事を岩波に「千葉さんは音響監督もやってるし、少し考えればそれはダメってわかるじゃないですか(要約)」と突っ込まれたが(リターンズオーコメ)
千葉曰く「役者の時と音響監督の時とは考え方がまるで違う」ためであり、「もし俺が音響監督だったらそんなの即NGですよ」と返答している。


とはいえ一応シリアスなシーンでは時折おちゃらけは入れつつ、ドスの効いた声で部下達を恫喝したり、残虐な策謀を巡らせる際はしたたかな演技を見せたりと
勿論全部でふざけていたわけではない。全編をじっくり見る際は、その辺りのON・OFFに注目して見るとビーストメガトロンの魅力がわかるかもしれない。



さらにアニメ第2期『メタルス』の日本語版の最終回ではモノマネ大会で審査員を担当。
しかも何故かエコヒイキも無く真面目にやっていた。


千葉さん…少しは自重して下さい……。



【素性など】

上記の通り、殆ど真面目にやらず、部下(?)達からもバカと思われている。
しかし、知略に富み常に謀略を巡らせるなど、実際の所は非常に頭が切れ、決してバカではない。
『惑星エネルゴア』の正体が太古の地球である事も、登場人物の中では一番最初に気づいていた。
また解析したエイリアンの技術を基にトランスメタルドライバーを開発するなど技術力にも長けている。
一人称は基本は「俺様」だが、真面目な時は時々「わたし」になる。


なお、彼の「メガトロン」という名前は伝説の存在となった初代メガトロンの後継者としてアピールするための自称であり、本名は明かされていない。
とは言え奸智に満ちた作戦を立てるなど自称ながらも初代メガトロンの後継者を名乗る程の能力は持ちあわせている。
一応、初代メガトロン直系の子孫にあたるらしい。*1
ちなみに、初代メガ様は「メガト↑ロン」と「ト」にアクセントが付くのに対し、こっちは「メ↑ガトロン」と「メ」にアクセントが付くのが違いとして挙げられる。


しかしなんやかんやで理想の上司と呼ばれる初代メガ様とは異なり、こちらのメガトロンは冷酷・残忍・人間不信の極と言った人物像である。
仲間を裏切ったり(裏切られた時に備えて保険もかける)用が済めばあっさり切り捨てることも平然とやってのける。
『メタルス』終盤でデストロンの最強戦艦「ネメシス」を手に入れると、忠臣であるインフェルノをクイックストライク諸共葬ったりもした*2
結果、『リターンズ』で感情や個性を持たないはずなんだけど日本語版ではどいつもこいつも個性派揃いの集団「ヴィーコン」を結成するのはその最たる例である。


また、人類の祖先である原人たちの事も「猿」と呼び、徹底的に見下している。


ギャグやアドリブに目が向く(実際そうだけど)千葉氏の演技だが、要所要所でえげつない悪役の演技も見せている。
むしろそうしたアドリブからこの人のみたいな笑って殺すヤバい悪役としての存在をより際立たせる形となった。
そんなわけで日米共にやる時はきっちり悪者やってます(しかし、後に風呂のように使うプール型再生カプセルでアヒルちゃんを浮かべる等、作画段階から崩れ出した)。



『ロボットマスターズ』の「ビーストメガトロン」のプロフィールでは、「愉快な話し方をするが、卑怯さに関しては軍団でトップクラス」と書かれている。
余談だが、TFでお馴染みの津島直人先生のカラーコミックでは「ビーストメガトロン様だ!」と叫んでおり格好いい。



ビーストウォーズⅡ』の初期のカタログでは日本独自のイラストもあり、
中にはガルバトロンに首を掴まれているものもある。


「きさまの時代は終わりだ、メガトロン!!」


その下にある文章では、ガルバトロンについてメガトロンが語っている。一人称は「ワシ」。
それによると、セイバートロン星にいた時に宇宙侵略についての意見が合わず争いになったことがあるらしい。
あの時は油断して不覚をとってしまったとか。
比較的穏健派で彼なりの「平和」を考えているガルバトロンと、デストロンでも特に過激派なメガトロンとでは反りが合わなくても当然だろう。


しかしガル兄ちゃんの実力は認めているようで、


「ヤツは野心家のくせに、部下思いな面もあり、口惜しいが新破壊大帝の貫禄は充分に持っているだろう。」と評している。



以上は初期設定であり、児童向け書籍等でも同一の時間軸とされていた。
現在、『セカンド』の世界観は『リターンズ』の頃からずっと未来に設定され、メガトロンとガルバトロンの接点はないとされている。


ただし、劇場版ではガルバトロンが過去の英雄を呼び出す事の出来る装置を使って彼を召喚しようとしている描写がある。
「メガトロン」としか言っていないので慈愛大帝の方かもしれないが、名前のアクセントや「コンボイ」の方ではビーストコンボイが呼ばれているので彼の可能性が高い。


テレビマガジンでの描き下ろしイラストはどれも格好いい。
メタルスの記事では和製的なセルアニメもよく描かれ、中にはCGじゃないアニメも見たいと思ったファンもいるそうな。




『ビーストウォーズ(無印)』までは、基本的におちゃらけた様子しか見せなかったメガトロン。


だが、『メタルス』にて、彼の本当の目的、そして残忍な本性が明らかになる。



彼の目的は二つ。
ひとつは、サイバトロンと共にデストロンを打倒する事になる人類の抹殺。
もうひとつは、サイバトロンの偉大なるリーダーである、初代コンボイの抹殺であった。


彼の時代、デストロン軍団は何世紀も前にサイバトロンと和睦し、世界征服の野望などとっくに忘れていた。
だが、そんな中でも彼、メガトロンだけはかつての先祖が成し得なかった野望を忘れてはいなかった。
が、まだ戦争を望んでいない上層部は、彼を危険視して冷遇した。


…彼は、サイバトロンを憎んだ。デストロンも憎んだ。


冷遇されてる最中、彼は師であるクライオテックを通じて、かつて地球から打ち上げられた人工衛星『ボイジャー』に搭載されていた『ゴールデンディスク』の存在を知った。
そして、偶然それを初代メガトロンが手に入れ、「あるメッセージ」を仕込んでいた事も…!!


そのメッセージは、遥か彼方の『地球』という星に、大量のエネルゴンがある事、
そして、デストロン軍団が敗れた際の最後の手段…初代コンボイ抹殺のメッセージだった。


その解読に密かに成功したメガトロンは、同じくデストロンの過激派分子や、傭兵まがいの事をしていた連中を組織し、まんまとクライオテックを騙してオリジナルのゴールデンディスクを奪取。
デストロンの宇宙戦艦『テラクラッシャー号』をも強奪し、生き残ったメンバーと共に、過去の地球を目指した。


その『真の目的』を誰にも告げずに…!!



初代コンボイを抹殺する事はつまるところ、サイバトロンのみならず、混血の進んだ今いるほとんどのデストロン軍団をも抹殺する事に等しい事だった*3
サイバトロンのみならず、デストロンをも憎んでいた彼にとって、部下もまた憎悪の対象でしかなかったのである…!!


だが、一つ目の人類抹殺は、裏切り者のダイノボットによって失敗。
結果的に谷でひっそり暮らしてる猿の突然変異種でしか無かった人類の祖先は、世界中に散らばる事となった。


そして、初代コンボイ抹殺も、彼のやり方に付いて行けなくなったブラックウィドーと、コンボイの手によって失敗に終わる。
その戦いでは代わりにサイバトロン基地『アクサロン号』を破壊して痛み分けに終わったものの、メガトロンの全ての計画は露呈する事となってしまい、
『ビーストウォーズ』は、全宇宙の存亡を賭けた戦いへと発展したのだった。



【各形態】

基本的に日本独自の名称。


  • ビーストメガトロン

初代ビーストのメガトロン。
ティラノサウルスに変形する。


右手と左手が頭と尻尾と異質な外見だがとても強い。
背中はまるで翼のよう。
右手のティラノヘッドは、歯ブラシで丁寧に歯磨きしている。
「ニラ挟まっちゃった…」


武装は内部に強力な「レーザー・バスター」を搭載した「ティラノファング」、左腕に備わった伸縮自在の斬撃武装「デス・クロー」、
両腰に装備された遠距離武器のアンカー型ミサイル「プラズマバスター」。
縮小版の『ロボットマスターズ』のプロフィールには腕の「メガトロンガン」と両腰の「ミサイルランチャー」が記載。
イラストには詳しい形状も描かれている。


DX版は左手がモールドされてないが、非常に出来が良い。
右手が水鉄砲、左手が伸縮ギミックがある。
腰からは銛状のミサイルを発射。
玩具オリジナルで「ビーストマスク」(ミュータントヘッド)のギミックがある。
『リボーン』のDX改修版では削除されたが、リカラーの『テレもちゃ』DX版では可能。
装着すると凶暴な戦い方をするという。


「ん~?新聞の勧誘だったら、間に合ってるぜ」



  • メタルスメガトロン

クォンタムサージの影響でメタルス化したメガトロン。
同じくティラノザウルスに変形。


武装は尻尾が変形したマルチウェポン「ペンチアーム」と両肩のビーム砲「プラズマファランクス」。


さらに、ターボファンを展開して高速移動形態(ビークルモード)に変形することも可能。
実は全形態で唯一の、ちゃんとした両手がある姿である。


玩具は各種ギミックを廃した代わりに、プロポーションとアクションに特化しており、非常にかっこいい。
ハズブロ版と日本版では、メッキ部以外のビーストモードの色がガラリと違い、ハズブロ版は銅色、日本版は薄紫色となっている。
一応、どちらも劇中CGに近い色合いとなっている。


「キムチにたくあんなんてビーストに出る訳ねぇだろ」
「ルンルルンルル~ン♪」



  • ドラゴンメガトロン

※推奨BGM:「HALLELUYAH」


よい子の皆、メガトロンだ!


あのさ~、デストロンってなんでいつもやられちゃうんだろうな~?


え?「悪モンだから」?


それを言っちゃあおしまいでしょ~!!


俺様が思うに、部下が頼りないからじゃないかな~?


だってさ~、
「ウヒャヒャ~」「ぶ~ん!わ~やられちゃった~」「ごっつんこ~」
「ギッチョンチョ~ン」「ちょっきんなー!」「ダー!」だよ?


これじゃあダメだよな~?


……あ、そうだ!俺様が強くなればいいんだ!


そうだ!な~んでこんな簡単なことに気付かなかったんだろうな~!!



『メタルス』終盤にG1メガトロンのスパークとの融合と溶岩への転落によってパワーアップした姿。
真っ赤なドラゴンに変形する。


両モード共通の武装はすべて左腕のドラゴンの頭に集約されており、火炎攻撃「ドラグーン・ブレイズ」、冷凍ブレス「ドラグーン・フリーズ」、
噛み付いた敵に電流を流し込む牙「エレクトリック・バイト・ドラゴン」を備え、加えて初代メガトロンのスパークを持ったままなので、パワードコンボイをも凌ぐ圧倒的な強さを誇る。
尻尾についたペンチで対象をつかむことも可能。


初代メガトロンのスパークは最終決戦に敗れて連行される前に初代メガトロンに返却された模様だが、劇中ではそのシーンはカットされた。


『リターンズ』前半にも登場。
普段は「ミノムシカプセル」こと再生プローブに入っているが、感情が昂ぶると姿を現す。
一見あまり強そうには見えないが、すべての武装がなお使用可能なことに加えてプローブに装備されたスパーク摘出装置つきプラズマ砲が追加されたこともあり、
その戦闘能力は依然として高い。
有機物の除去が中途半端なせいで外装がボロボロになっていた。
なぜか変形する際のアクティベーションコードが「変身」から「トランスフォーム」に変わっている。(原語版は無言)


玩具限定で車両型のビークルモードに変形可能。
玩具は当時としては最高傑作の一つに掲げられる程の名作。
だが、『リターンズ』版は正直微妙。


「あちょ~~~~~~~っ!!」
「バイバイキ~~~ン」



  • ノーブル

『リターンズ』の後半で登場したオペラ歌手である紫の狼。
穏やかな人物だが自らの意思と関係なく、赤い凶暴なドラゴン「サヴェッジ」に変化することがある(なので「トランスフォーム」とは言わない)。
爪や尻尾、口から火の玉を吐いて攻撃を仕掛ける。


その正体はドラゴンメガトロンの有機物の余剰パーツ。
分離の際にトラブルが起こりメガトロン自身のスパークはこっちに残留したため、ナイトスクリームを利用して分離を目論んだ。
スパークをメガヘッドに移した後は純粋な本能のみによって動く野獣となった(記憶や人格はわずかながら残っていた)。
第22話でメガトロンの攻撃からナイトスクリームを庇って死亡する。「さ~よう~なら♪」


玩具は各形態を見事に再現しているが、流石にノーブル時に引っ込むサヴェッジの翼はそのまんまである。
だがこれはこれでかっこいい。
CVはボケナス蜘蛛ことタランスを演じたチョーさん


「いつも元気なカイブツくんでーす!」
「僕、中学生までトイレ行く時は全部下を脱いで行きました」



  • メガヘッド

『リターンズ』の後半で披露した姿。
メガトロンの頭を模した巨大な飛行要塞にメガトロンのスパークが移植されており、
エネルギーをドピュッと出す淫獣触手・バリアなどの自衛用の武装や捕獲したスパークを保管する装置などが組み込まれているが、
メガトロンのスパークがないとバリア以外の全機能は使えないようになっている。
「秋葉原式大トランスフォーム」のアクティベーションコードで大型戦艦に変形可能。
玩具では人型になるがもちろん本編では未登場。


日本語版だと、この形態の頃が最も下ネタが多い。


「あきはばら~っ!!」
「でっかいなー♪でっかいなー♪石…川さん」



  • スクラップボディ(仮)

メガトロンのスパークがその辺のスクラップ(ドローンの残骸など)に取り憑いた姿。
サイバトロンもヴィーコンも関係なしに襲っていたが、ラットルの活躍でスパークをフライと同型のドローンに閉じ込められる。
その際は上ずったような声になっており、音声サンプリングで強引に元に戻した。
ちなみに下記の台詞は映画「ターミネーター」に登場する中破したT-800と動きが似ていることからきている。


「シュ~ワ~ちゃん!シュ~ワ~ちゃん!シュ~ワ~ちゃん!」
「えぇとサンプルサンプルプルップル…」



  • パワードメガトロン

コンボイとの最終決戦で披露したパワードコンボイをコピーしたボディになったメガトロン。
見た目は似ているが、パワードコンボイとは完全な別物。
顔がメガトロンになった以外に機能が格上げされ*4、パワードコンボイの弱点だった機動力の低さも完全に克服している。
有機的なデザインの部分も機械的な形になっており、ビーストモードもない。
またパーツが欠損してもすぐにくっつければ元通りになるなど、再生能力にも長けている。


最終的にコンボイと共にセイバートロン星の核に落ちて行方不明になる。断末魔?リミックス?知らんがな


ボディをパワードコンボイに似せたのはコンボイへの皮肉をこめたからと語る一方で、
『メガトロン音頭』にて実はアレは着ぐるみである事が明かされ、しかもコンボイの着ていたやつの使い回しらしく、抜け毛と臭いがかなり酷いらしい。
ちなみに仕事で電車に乗った時、行きで小田急線のドアに首を挟まれ、その同じ日の帰りに山手線のドアに首を挟まれたとか。


「大魔神じゃないよ~~~」
「ちょっと痛んでて汗臭いがな」
「打ち上げは8時からだよぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」




【その他の形態】

◆メガリゲーター

メガトロンがアマゾンで戦う時の仮の姿として「メガリゲーター」が発売され、CGイラストも描かれた。
赤いコンボバットとセットのSPカラー版もあり、こちらはG1メガトロンを思わせる設定になっている。


◆前日談

海外における前日談コミック『Dawn of Future's Past』ではセイバートロンモードが登場。
ミサイル装甲車に変形し、右肩の巨大なミサイルや左腕のシールド等を装備している。
探査船アクサロンに乗るセイバートロンモードのコンボイ達とも直接戦った。


玩具も「ボットコン2006」で販売されている。
『ギャラクシーフォース』のファストガンナーのリデコ。


実は強化アーマーを装着している状態で、内部に本体がある。
玩具では再現できないが、コミックの途中でアーマーをパージした。


この時の姿こそが、本編の第1話ではよく見えなかったメガトロンのセイバートロンモードである。
ビークルモードはSFチックなデザインで、手持ちの銃が上側に付いている。


後述の『Theft of the Golden Disk』は直前の物語を描いている。
この時点では終始、強化アーマーの武装で戦闘をしていた。


また、強奪した戦艦の名称は、原語版だと便宜的に「プレダコンシップ」と呼ばれ、正式名は付いていなかった。
ボットコンではファンの間でよく呼ばれていた「ダークサイド」という名称が採用され、ほぼ公式名となった。


セイバートロンモードの商品名も「ダークサイド・メガトロン」になっている。


一方、日本では初期の頃から「テラクラッシャー」という正式名称が戦艦に付けられている。
名称は、当時のカードや、主婦と生活社の『ビーストウォーズ パーフェクトブック』等で確認できる。


最近では、2014年の『トランスフォーマーレジェンズ』のWeb漫画で「テラクラッ社」という名前が出た。



◆リボーン

ビーストウォーズリボーン』の終盤には、アニマトロスにおいてリフォーマットした姿で登場。
設定上、初めてフォースチップによるイグニッションを行った戦士である。


玩具は海外のBW10周年記念企画で発売され、日本では2012年の『ユナイテッド』でようやく発売された。


『リボーン』や『ユナイテッド』では一度も呼称されていないが、一部サイトでは「フォースチップメガトロン」と便宜的に表記されている。


【相関図】

(一応の)副指揮官。
メガトロンに献身的に仕えていたが、メガトロンにとっては所詮は彼も体良く利用できる道具でしか無く、
インフェルノの登場以降は「役立たず」と見限られてしまう。
『メタルス』で彼が死亡した時も、一切悲しむ素振りを見せなかった。
…正直スコルポスは泣いていい。


道具その①。
かつては空中攻撃要員として重宝してはいたが、インフェルノの登場や自身も飛べるようになってからは、完全に消耗品扱いするように。
だが、古参の部下で生き残ったのは結局彼だけだったのはあまりにも皮肉である…


道具その②。
彼の裏切りに手痛い目に遭う事もあったが、その度倍返しでおしおきしている。
『メタルス』で役立たずのスコルポスと一緒に死んだ時は、内心ほくそ笑んでいただろう。


メガトロンが一番警戒しているデストロン。
技術者としては認めてはいるが、後に『メタルス』で上層部直属のスパイだった事にはガチで驚いていた。
その為、同盟関係を装いつつも、隙あらば始末する事を企んでいたが…


タランスの次に警戒しているが、意外と彼女を自分の後継者として見ていた面もあった。
が、彼女もシルバーボルトの求愛と、メガトロンのやり方に付いて行けなくなり脱退されてしまう。
ついでにワキガと水虫で鼻毛出てる事もバラされた


二代目副指揮官。
単純かつテンションが高い故、メガトロンも信頼しているが、彼から「越後屋殿」「黄門様」(原語版では「女王アリ様」)と呼ばれるのにはウンザリしている。
だが、そんな彼も『メタルス』終盤にて…
インフェルノも泣いていい。


道具その③。
インフェルノ以上に単純な彼を体良く利用している。
ちなみに、日本版の初期設定ではクイックストライクは「軍師キャラ」だったらしいが、それはそれで見てみたかった気もする。*5


道具その④。
スパークを半分切り取って無理矢理従えている。
彼の存在はデストロンの戦力アップに大きく貢献したのだが…


裏切り者その①。
だが、彼の強さを何処かで認めている節も多々あり、後に「メタルスダイノボット」としてクローン再生させた際も、*6
記憶を全て奪った上で「ぼくのかんがえたさいきょうのだいのぼっと」状態にして従えていた。
そんなメタルスダイノボットも、最後の最後で…!!


裏切り者その②。
デストロンのやり方に付いて行けず、第2話で加入して次の回にはサイバトロンに加入してしまった。
前述の通りブラックウィドーを脱退させた元凶でもある。
『リターンズ』ではヴィーコンのジェットストームとして「ぼくのかんがえたさいきょうのry」状態にして従えていた。
しかし彼もまた、ブラックウィドーによって…


宿敵。
上司としてのスタンスも正反対。
初代の子孫(?)同士の因縁で、彼だけは自分の手で始末する事にこだわっている。
『リターンズ』でのパワードメガトロンの姿は、そんな彼の皮肉であると同時に、嫉妬と憧れの表れでもある。




【漫画版】

コミックボンボンで連載されていた漫画版メタルスにおいて登場。
一人称も「俺様」から「ワシ」に変わり、アニメで見られたようなコミカルな一面は一切無く、目的のためなら手段は選ばずに他人の命をもなんとも思わない冷酷な悪役となっている。
冷静沈着なコンボイもコンボイだが、こちらはアニメとのギャップが特に激しく、もはや同じ姿をした全くの別人


後半にジャガーの襲撃によりボディが破壊されて首だけになってしまうも、ワスピーターに助けられて初代コンボイの元まで辿り着く。


そこで裏切ったブラックウィドーによってマグマに落とされるも、そこで眠っていた初代メガトロンの力によってドラゴンメガトロンにパワーアップ。
初代コンボイを破壊する。



しかしその直後、メタルスコンボイが初代コンボイを救いパワードコンボイとして復活。
お互いにボロボロになりながらの凄まじい殴り合いの末、スパークをパワードコンボイに潰されて死亡


コンボイに敗れて死亡した



色々と歴史が狂ってしまっているが、まぁ漫画版ビーストにはよくあることである。


え、ワスピーターはどうなったかって?知らん!




【クライオテックについて】

メガトロンには「クライオテック」という師匠のような存在がいる。


玩具は、海外では日本から逆輸入した『カーロボット』の時期に限定発売。
国内でもすぐ後にジャスコ限定になり、テレマガでも紹介されている(当初は「ブルードラゴンメガトロン」として発売予定だった)。



この時点ではあくまでも限定カラーバージョンで、特に設定はなかったが、後にアメリカのボットコン2007で大幅に設定が追加された。
それによると「犯罪帝王」としてセイバートロン星で恐れられている。



ボットコン会場やYouTubeでは、本編の前日談であるフルCGアニメ『Theft of the Golden Disk』が公開。
ファンメイドの短編作品だがハスブロ公認で、メガトロンの声はデビッド・ケイ本人が担当している。


先述の『Dawn of Future's Past』と連動しており、ゴールデンディスク争奪戦の発端を描く。
強化アーマーの武装で名無しのTF達を倒す場面も見られる。



最終的にメガトロンは仲間たちと共にゴールデンディスクを強奪(作戦の中で死亡したメンバーもいる)。
彼はクライオテックを裏切り、ディスクを自分のものにするべく計画を乗っ取ってしまう。


クライオテックはメガトロンの策略でサイバトロンに逮捕され、エピソードは彼の叫びで終わる。



クライオテックのボディーガードとして、セカンドのダージも和製ビーストから逆輸入の形で登場。
最後は彼ともどもサイバトロンの御用となった様子。


もしかしたらセカンド本編のダージは脱獄したか釈放された後なのかもしれない。
その場合は無印ビーストから数万年も経っていることになるが。
(海外で発売された『ソースブック』では、独自設定としてスタスクやBBと共に刑務所から脱獄したことになっている)


なお、クライオテックは『リターンズ』の時期にも活動しているようで、メガトロンによる有機物の排除にも関わっていたとされる。




【余談】

本作ではプレダコンズのメガトロンだったが、吹き替え担当の千葉氏は後に『トランスフォーマー サイバーバース』にてディセプティコン(旧来からのデストロン)のメガトロンを演じ、
ビーストコンボイと似た声のオプティマスプライム(=コンボイ)と対峙することになる。


また千葉氏は後に『獣電戦隊キョウリュウジャー』のナレーションを務め、その際劇中にて恐竜がモチーフの紫色の戦士を演じている。





オイ~ッス! メガトロンだ。


項目を編集する時は
部屋を明るくして、離れてしてちょ♪


さあ~て、今日こそはアニヲタwikiを征服してやっかんな~!


んじゃ、追記・修正のはじまりだぁ~!!



[#include(name=テンプレ2)]

この項目が面白かったなら……\あちょ~っと/
#vote3(time=600,19)

[#include(name=テンプレ3)]


#lsd()
#comment_num2(num=30)

*1 これも自称であるが、初代メガトロンの活躍してた時期からは何世紀も経っている設定なので、子孫でもあながち間違ってはいないだろう。事実、初代コンボイ暗殺による歴史改変未遂の時も、彼だけは影響を受けなかった。
*2 この時、部下の存在を知らないまま原始人を破滅させようとネメシスで攻撃したため、半ば事故ではある。ただネメシスを手に入れてアークを破壊しようとしていた時点で、元サイバトロンのプロトフォームである彼等に関してはほぼ全員用済みの状態であった。
*3 上記の通りメガトロンは初代コンボイへの攻撃で発生した歴史改変の影響を受けておらず、デストロンの中でもかなりの「純血」であったと思われる。
*4 ジェットモードで水中潜行、魚雷発射を行ったりするなど。
*5 「〜でございます」という口調や、メガトロンやタランスに副官のように付き添う姿、ランページを従えてるようにも見えるシーンがある事から、この設定でも違和感はなかったと思われる。
*6 …とゆーかこれ以前にも彼のクローンを作った事がある。蛇足だが材料はピーマン、キャベツの千切り、みりん(少々)、塩コショウ。

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