登録日:2024/04/17 Wed 20:44:49
更新日:2024/10/24 Thu 22:31:08NEW!
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相棒 相棒エピソード項目 和泉聖治 徳永富彦 名作 傑作 渡哲也 公害 後味の悪い話 異色作 ノアの方舟 卑劣な被害者 裁くべき被害者 気の毒な被害者とそうでもない被害者 民間人閣僚 田畑智子 姉川聖子 中本賢 救うべき加害者 三浦浩一 菱河コーポレーション 自滅した犯人 瀬田宗明 ノアの方舟〜聖夜の大停電は殺人招待状!
「ノアの方舟~聖夜の大停電は殺人招待状!狙われた法務大臣・次の標的は豪華客船?」とは、2009年1月1日に放送された相棒 Season7の第10話である。亀山薫が卒業して初のエピソード。
脚本は徳永富彦、監督は和泉聖治。
あらすじ
羽田空港での爆破事件に続き、クリスマスイブの東京都心で大規模停電が発生した。そして、地球温暖化阻止を提唱する環境保護団体から犯行声明文が。日本初の“エコテロ”か?そんな折り、小野田が右京のもとへ法務省官房長補佐官・姉川を連れてやってくる。行方不明になっている瀬田法務大臣の息子を隠密裏に探して欲しいという。どうやら環境テロとその息子に関係があるらしい。右京が探り当てたテロに隠された驚愕の事実とは?次なるテロの舞台は豪華客船に…!
登場人物
- 姉川聖子
演:田畑智子
法務省官房長補佐官。入省8年目の若手官僚。瀬田宗明法務大臣の息子が行方不明となった事件を極秘で捜査するため、瀬田と小野田の根回しで一時的に特命係に配置された(対外的には「法務省との人材交流」という名目の出向となっている)。
- 瀬田宗明
演:渡哲也
法務大臣。もともとは弁護士で、社会的弱者の立場を案じて数多くの国家賠償訴訟に携わっていた正義感あふれる人物だった。民間人閣僚として法務大臣に登用されていた。パーティーの参加者。
渡氏はseason10 2話にも同役で出演している。
- 野上昶
演:中本賢
フリーライター。雑誌編集者。名前の読みは「あきら」である*1。レザージャケットが特徴。
和哉の担当編集者である。
パーティーの参加者。
- 遠藤室人*2
演:三浦浩一
大手石油化学メーカー「菱河コーポレーション」の環境事業部長。プロジェクトの責任者。
主催者側の人間であるため、パーティーにも出席していた。
- 山本平蔵
演:浜田晃
菱河コーポレーション社長。パーティーの主催者。
- 根津秀雄
演:野仲イサオ
大学非常勤講師。パーティーの参加者。
どことなく胡散臭そうな雰囲気を醸し出す男性。
- 樋口秀和・山岸正一・田中慶次
演:江藤大我・西沢智治・新虎幸明
ジャッカロープのメンバー。全員大学の関係者。
樋口は和哉の留学時の同僚でもある。環境保護のために爆破するって、お前ら余計に二酸化炭素を生み出すなよ…
米沢からの連絡を受け、右京はジャッカロープのアジトが判明し刑事が踏み込んで検挙された事を知る。部屋を捜索すると空港を爆破したときに使われた起爆装置と同じ物が見つかった事から、ジャッカロープの犯行であることが判明。
不正を隠す為にノートPCは捜索の際犯人達が風呂場に投げ込んでしまう。
テープルの上に置かれていたパンフレットの一冊がメモの下敷きとして使用されており、筆圧から何かを書き込んでいる事が分かる。
ジャッカロープの構成員として逮捕されたのは6名。先の3人のほかにも、笠倉浩次、佐々木昌夫、小岩総一郎という人物たちだった。
- 笠村由起子
演:松浦佐知子
パーティーの参加者。衆議院議員(1年生議員)。
- 中田一郎
演:伊藤正之
パーティーの参加者。環境庁課長補佐。
- 瀬田和哉
演:渡邉邦門(現・渡辺邦斗)
帝都大学の准教授。宗明の息子。
現場に腕時計が落ちていたことから、ジャッカロープのメンバーであると言われており、自宅にも不在だった。
環境省から助成金申請の合格通告が来るあたり、かなり優秀な研究者であることが伺える。
■レギュラー
前回の事件で相棒と別れを告げる。
ご存じ捜査一課。
右京さんと姉川補佐官が歩いているのを見かけ「新しい相棒?亀の後釜?」とそのものズバリな発言を言い放った。
- 宮部たまき
「花の里」の女将。
冒頭でケーキを右京と二人で食べるつもりだったようだ。
ご存知刑事部長とその側近。
事件解決後、刑事(演:山田洋)に、「特命係の杉下警部が事件を解決したと報告した」と言われ、内村は「毎年毎年…」とショックを受ける。
■その他の人物
- 天野克久
演:武発史郎
廃棄プラスチックを再利用している企業の社長。パーティーの参加者。
廃プラを再利用する事業で主催者の菱河側より贈られる「エコフェローズ」を受賞し、賞金としてファンドを獲得した。
- 磯部将也
演:国枝量平
法務省の事務次官。
- 内閣官房長官
演:窪園純一
内閣官房長官。記者会見で爆破事件による電力の停止を発表する。
風貌は当時の内閣官房長官・河村建夫をモチーフにしている可能性があると思われる。
- 阿藤富士夫
演:三田村賢二
ロイヤルウイング号の船長。根津殺害の真犯人を地下室に連行し監禁する際に機関紙とともに右京に同行した。
- ロイヤルウイング号の演奏者
亀田夏絵・崔樹瑛・松田麻実・石垣江里・田島華乃・田島綾乃
ロイヤルウイング号に乗船していたバイオリンの演奏者たち。全員本職のヴァイオリニスト。
- ロイヤルウイング号のマネージャー
演:長尾奈奈
- 機関士
演:大村波彦
ロイヤルウイング号の機関士。根津殺害の真犯人を地下室に連行し監禁する際に阿藤とともに右京に同行した。
用語
- 暗号
メモの筆圧を調べて出てきた謎の暗号。
"北新宿 WE 1900 OAB クモ720"というもの。
これが意味することとは何なのか。
伊丹や大河内は、水曜日の午後7時に北新宿に発着するクモ720の車両の電車がキーワードかと思っていたが…。
- クルーザー
残りの暗号めいたメモを解いて、会場が横浜から出るクルーザーであることを突き止めました。
そのエコ・チャリティー・パーティーの主催者は、あの菱河コーポレーション。
山本社長や遠藤はもちろん、招待客には根津や野上の姿もあった。
予想通り、このクルーザーには、『雲』 と名付けられたダイニングが存在しました。
しかし、そこには複数人の人物がおり、誰がテロリストのリーダーなのか、判別がつかなかった。
そこで右京が、あのメモ書きの 「O」 という字が特徴的な書き方をしていることに着目。乗客名簿のサインから、容疑者を2名にまで絞り込むが、直後に根津の他殺体が発見される。
【以下、事件の真相…ネタバレにご注意ください】
捜査員は北新宿駅構内および「クモ720」の車内を捜索するが19時を過ぎても何も起きず、右京と姉川が「雲」の部屋に行くと菱河サポートファンドの受賞者などがいた*3。
部屋には山本、遠藤、根津、野上、天野らがおり犯人の見当はつかなかったが、アジトのメモの「O」の字が下から書き始められていることから受付の乗客名簿を確認。根津と天野がメモと同じの2人が同様であるとわかるが、「雲」に戻ると根津の死体が見つかる。死因は刺殺だった。
根津の持っていた招待状を見ると封蝋がコインロッカーに残っていたものと一致、右京は「非常勤講師としていろいろな大学に行っていた根津ならジャッカロープのメンバーを集めることも可能」と納得。ジャッカロープのリーダーは彼であった。
だが、右京はもう犯人が誰か気づいているようで…
あれは事故だったんです…
- 遠藤室人
根津を殺害した犯人。
実はジャッカロープを裏で操り爆破事件を起こしたのは彼であった。
右京は「根津は空港爆破事件の首謀者、根津は駅を使ってある人物と連絡を取り合っていたがその人物が根津を殺した犯人」と指摘して遠藤に指紋の照合の許可を求めると遠藤は「駅のコインロッカーなんて」と言い、右京は「なぜコインロッカーとわかったのか」と指摘。また、「犯人の手に血液が付着した可能性があるがきれいに拭き取ったつもりでも検査すれば必ず反応がある」とも言って追い詰め、遠藤を自供させた。
遠藤はプロジェクトに損失が出て穴埋めに金が必要となり、助成金を受け取りながら何も開発をしなかったのである。
助成金を返金しなくて済むように根津にコンテナ爆破を依頼した、だが、根津にさらなる金を要求されてつかみかかったら根津がナイフを出してきてもみ合ううちに刺してしまったのであった。
ありもしない開発品を『ジャッカロープ』 に依頼して爆破させる 「天災およびテロの場合は返還不要」 という免除事項を悪しての計画的な不正だった。
遠藤は「これは事故」と弁解したが、助成金免除の特約は環境省の役人が絡み、それは議員からの依頼だったことから、右京に「環境問題に乗じて私腹を肥やすなどエコテロリストと何も変わらない」と叱責された。
その後、港に到着するまで船の一室に監禁される。その際、「遠藤が根津を呼んだのではない」と確認。右京は「誰が何のために根津を呼んだのか」と疑問に思う。
- 根津秀雄
前述のとおり、ジャッカロープのリーダー。
駅のコインロッカーを使って遠藤とやりとりをしており、彼から報酬を受け取っていた。
だが、何者かに現金が入った封筒を盗まれており、遠藤にさらに金を要求した結果、刺殺された。
おそらく被疑者死亡で書類送検されたものと思われる。
- 山本平蔵
社長だったが、遠藤の悪行は知らなかった模様で、非常に驚くと同時に遠藤に対して怒りを露わにしていた。
- 笠村由紀子
助成金の一部を返金するという条件で、遠藤の不正に加担していた。
事件後、警察に追求されたと思われる。
以下、さらなるネタバレにご注意ください。
和哉の携帯(発信場所は東京湾)から警視庁に「ロイヤルウイング号に爆弾を仕掛けた」「契約の虹」などと電話が入る。
和哉の携帯から脅迫電話があったことが船長に伝えられ、右京と姉川もそれを知ったが、その頃に船で爆発が起き、船内はパニックになり、囚われていた遠藤も監禁を解かれる。
姉川が「和哉は環境省の助成金も自分で取ったと聞いている」と言ったのを聞き、右京は姉川に「誰から聞いたか」と質問、姉川は「野上から聞いた」と答える。そして瀬田に連絡を取るよう頼み、話を聞く。
以下、さらなるネタバレ
30年前、僕の家族は、この男の工場が流した毒に殺されたんだー!
- 野上昶
電力ケーブルを爆破し、停電を起こさせた犯人。
右京は「和哉の部屋に助成金の通知のファクスは来ていたが和哉の留守のことで和哉も見ていないはずであり、野上が知っているのは和哉の留守の間に部屋に入った犯人だから」と姉川に説明する。
爆弾騒ぎで監禁を解かれた遠藤を捕まえ、関係者やマスコミを「雲」に集める。
右京が「雲」に来て野上に「あなたの目的は遠藤に過去の事実を認めさせること、当初はここに根津を呼んでいてそこに遠藤を連れてきて暴露させようとしたがこの部屋に多くの人が集まったどころか遠藤が根津を殺して捕らえられてしまった、そのためパニックを起こして遠藤を外に出そうとした、全ては四国のあの村から始まった」と言う*4。
野上の故郷である村*5は27年前に菱河石油化学の工場ができて、村は潤ったが母が死に、多くの人も同じ病気で死んでいった、野上の父・幸三(演:岸博之)は近所の大学に頼んで原因物質を突き止めたが工場は相手にしなかった、父は裁判を起こすことにして、法廷闘争を引き受けたのが瀬田だった。
だが瀬田立ち会いの下で調査したが原因物質は出ず瀬田は諦めて逃げた、結局一度も裁判にならないまま父は母と同じ病気で死んだのである。その後、野上は成長してフリーライターになり、遠藤の身辺を探っていて根津との関係(爆破の依頼)を知った。
瀬田を失脚させようともくろみ、和哉に水質汚染の工場の話をして誘って人けのない所で襲って荷物などを奪い停電の爆破の現場に時計を残すなどして和哉が関与しているように装い、瀬田を失脚させようとしたのだった。
「父は謝りながら死んだがその原因となった瀬田が法務大臣になるなんて許せなかった」と、瀬田を失脚させようとした理由を語った。
「30年前のことをなぜ」と言い放つ遠藤だったが、数十年経った現在、野上が一連の事件を起こしたのには理由があった。
野上は公害の後、誰も恨まず穏やかに過ごしていたのだが、唯一の妹が30年近くの時を経て、発病し亡くなった。そのことから今まで封印してきた「恨み・憎しみ」が湧き、復讐することを計画・実行に移したのであった…。
「野上さん、あなたの目的は達成されました。爆弾を捨てなさい。」という右京の言葉に、野上は遠を突き飛ばして逃走し、自殺を図るが…。
- 遠藤室人(続き)
野上の犯行の元凶と言える人物。
後述の通り汚い方法で孝三らの反対運動を潰し、工場の公害をもみ消していた。
また、現在でも同じようなことをしていたため、当時のことを反省していないと思われる。
右京らと船内で話をする際、「かつて四国の工場で工場長をしていた」と語っており、伏線になっている。
なお、演者の三浦浩一は、サスペンスドラマで企業重役や政治家など地位の高い悪役を数多く演じてきていたため、キャスティングで遠藤が犯人であると察した視聴者も多かったと思われる。
- 野上孝三
野上旭の父親。
工場の流した毒で妻(昶の父親)を含めた村民が死亡し、原告団を結成し裁判を起こそうとするが、大企業の菱河が相手だと聞くと近くの弁護士はどこも引き受けてくれず、最終的に行き着いた先が人権派弁護士・瀬田の事務所だった。
だが、当時の交渉担当者だった遠藤が原告側の人間らに金を渡し、原告団を壊滅に追いやり、翌年の1979年に瀬田に相談し、裁判を断念した。
その後は関係者に謝罪し続け、ついには彼自身も公害病で倒れ、非業の死を遂げた。
- 姉川聖子
右京が爆弾を捨てるよう促すと野上は走り出して自爆しようとするが、聖子が野上に飛びつき自殺を阻止し、彼を確保した。野上生還の功労者。
「あなたの行為は決して許されるものではありません。しかし、それ以上に許されないのは罪を償うこともせず命を絶って、自らを終わらせようとすることです」
僕に、これ以外の終わらせ方はなかった…
右京が右京が「あなたの行為以上に許されないのは罪を償うこともせず命を絶って自らを終わらせようとすること」と責め、生きて罪を償うよう促すと野上は「これ以外の終わり方はなかった」と泣く。
事件解決後は右京に見送られ、法務省に復帰している。
- 瀬田和哉
ジャッカロープの樋口英和とかかわりがあったが、彼自身はジャッカロープとは何のかかわりもなかった。
事件解決後、おそらく野上の自供により監禁場所が判明し、駆けつけた伊丹らに無事保護される。
- 結末
右京と姉川が拘置所の野上と面会。裁判をできなかった本当の理由は遠藤が原告団にお金を渡した*6ことで原告団がバラバラになったこと、しかしそれで裁判を諦めたらリーダーであった野上の父が世間の非難を浴びるため瀬田が自分を悪者にすることで野上の父を守ろうとしたのだろうと説明。野上はそれも受け入れようとしないが、そこに瀬田が来て「大臣は辞任する」と切り出し、さらに「裁判を取り下げる前にあなたの父と会った、『私が悪い』と言ったのに対して『あなたは正しい』と言わなければならなかったのにそれができなかった」と謝罪。
だが、野上のほうも心の中では気づいていたようで、瀬田に「謝らないでください、それじゃ父と一緒、僕だってあなたのせいじゃないってことぐらいわかってる」と泣き崩れる。
瀬田が土下座までしたのは、野上にとって全く嬉しくもないし虚しいものだったと思われる。
謝り続けて死んだ自分の父親も思い出させるし、自分が言う「全部あんたが悪いんだ!」を受け入れてくれる彼の優しさもまた、野上には辛いものだっただろう…。
瀬田は不法投棄裁判に決着をつけてすぐに辞任。姉川はしばらく法務省を続けることになる。
その後、別の相棒がある密命を帯びて右京のもとにやってくるのはまた別の話…。
余談
- 本エピソードに登場した瀬田宗明はSeason10 2話「逃げ水」には弁護士として再登場した。
- 本作で野上昶を演じた中本賢はSeason17 16話「突破口」にもゼータハウスという建設会社の嘱託社員・山野稔という役でゲスト出演しており、その際も身内の死に直面する役だった。こちらは年の離れた友人の死に遭っていた。
また、本エピソードで根津英雄を演じた野仲イサオもゼータハウスの経理部長・竹田晴彦役で同エピソードに登場している。この竹田は上司である専務・池内健介とともに与党幹事長・松木大輔に口利きを行わせ、報酬として現金を渡していた。結末では汚職が発覚し、池内とともに東京地検に逮捕されたことが新聞に掲載されていた。 - 一連の事件の犯人・野上昶の動機と類似するものとしては同シーズンの3話「沈黙のカナリア」の犯人・松岡京介の動機を想起させる。
松岡が仕えた後藤新次議員の秘書・中村忠是は松岡の父親の不注意で事故が起きたことにしてくれと松岡の母親に金を積んで頼み、それを受け入れた母親は町の人から「人殺し」などとなじられ、自殺したことが根底にあった。
ただし、こちらの被害者・中村は実際は誠実な人物であり、松岡の母親のことも覚えており、中村が松岡を雇うよう後藤に進言したのも松岡に対する罪の意識からだった。
追記、修正お願いします。
*1 パーティー参加者の記帳の際にローマ字表記で確認できる。モノクロームファクターというアニメに二階堂昶というキャラクターが登場するため読める人も多いと思われるが、なぜか現実世界では「昶」という字は名前に使えない。*2 読みは「えんどう だいと」であると思われる。
*3 元々はこの部屋を使う予定はなかったが当初使う予定だった部屋の空調に不具合があり急遽使うことになった
*4 ちなみに、幼年期の演者は東谷柊一である。
*5 なお、現実世界においては「野上」姓は西日本に比較的多い。四国では徳島県勝浦郡勝浦町に多い。
*6 ある人には100万、ある人には50万、ある人には渡さないなど
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野上の名前は「旭」ではなく「昶」です。
ページ名って「?」はOKでも、「!」はダメなのか。
2024年1月31日に関東で再放送放送
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