スカルバルキモン

ページ名:スカルバルキモン

登録日:2023/03/13 Mon 01:04:24
更新日:2024/07/05 Fri 10:56:12NEW!
所要時間:約 6 分で読めます



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デジモン デジタルモンスター 完全体 アンデッド型 古代生物 サイ パラケラテリウム 呪い デジモンアドベンチャー: バルキテリウム




紅き瞳で生者を狙う白骨の飛獣!



『スカルバルキモン』とは、『デジタルモンスター』に登場するキャラクター。



【基本データ】

世代完全体
タイプアンデッド型
属性データ種
必殺技デッドリーフィアー
黒い冷気の空間の中に敵を閉じ込め、死ぬまで果てなく追いつめる技。
グレイブボーン
巨大な足で敵を踏み潰し、地中に埋没させる技。

【概要】

巨大な翼と体躯を持つ、骨格だけの四足獣の姿をしたアンデッド型デジモン。
感情や知性は無く、体内に張り巡らされた神経のデータだけで反射的に体を動かしているため、容赦も加減も無い攻撃を自らが動けなくなるまで繰り返すという。
このような設定だが、ウィルス種ではなくデータ種。
「感情や知性がない」=「正も邪も無い」ということであろうか。
しかし、屍のデータから無理やりに蘇生させられた呪いなのか、電脳核デジコアより黒い冷気が止め処なく溢れ出ている。
そして、それはどんなデジモンをも死の恐怖に陥れるという。


なお、その来歴は“陸上最大の哺乳類とされる化石のデータに、幾つかの化石のデータが偽造されて再製されたもの”だという。
恐らく、翼や牙などはその“偽造されて再製された”影響なのであろう。
名前の由来は新生代に生息していた、サイにも似た古代生物「バルキテリウム」*1であろう。


初登場は2003年発売の『デジタルモンスターカードゲーム ブースター21~X殲滅部隊の猛威~』。
副題からも分かるようにX抗体最盛期であり、コイツも素でX抗体を持つデジモンの一体*2である。


…が、問題はそこではない。
当時、スカルの名を冠していたのはスカルグレイモンスカルマンモンスカルサタモンの三種。
このうち、スカルサタモンはあまりスケルトン要素がないため、「サタモン」がいなくとも違和感はなかった。
当然、前の二者は骨になる前のスカルじゃないモンが登場している上、原種→スカルの登場順。
しかし、スカルバルキモンはいかにもなアンデッド姿なのに、いきなり“スカル”の登場だったのである。
当時の子供達は皆こう思ったであろう。


「ただの“バルキモン”はおらんのか・・・?」


が、残念ながら、この辺りからデジモン人気はやや下火になり、この、バルキモン問題はついぞ解決することはなかったのである。



【派生種・関連種】

このような立ち位置なので、明確な進化ルートは無かったりする。
幸いに『デジモンペンデュラムX 2.0』に登場はできており、そこではギンリュウモンやトブキャットモン、アロモンXなどから進化し、ディノタイガモンアルフォースブイドラモンX等にもなれたりする。


が、アニメやゲームへの登場も叶わず、スカルバルキモンはこのまま不遇なデジモンの一枠として埋もれていくのかと思われていたが…




◆バルキモン

世代成熟期
タイプ聖獣型
属性データ種
必殺技サイキックチェーン
念力の鎖で敵の肉体を締め上げる技。
クラウドビジョン
吐き出した雲で幻覚を見せ、夢見心地にさせる技。
悪意がなく、遺跡に迷い込んだだけのものはこの技で外へと連れ出すという。

2021年発売の『デジモンペンデュラムZⅡ Vi BUSTERS』において、まさかの登場を果たした素のバルキモン。
その間、約18年である。


しかし、その姿はスカルバルキモンとはかけ離れており、モチーフのバルキテリウムそのものに、聖なる装具を纏わせたような姿。
まぁ、スカルの方が上述したように“偽造されて再製された”となっているので、別におかしくはないが。
そもそも元祖骨の時点であんま似てないし。
ちなみに、聖獣型らしく、尾にホーリーリングが2つ付いている。
また、背面には雲のようなものが出ており、「聖獣型」という要素も含めて、バクモンとの関連が気になるところである*3


設定としては、フォルダ大陸の地下から出土した遺跡で群れの存在が確認された聖獣型デジモン。
なお、その遺跡はかつて天使系デジモンの要塞として活用されていた物だと判明し、バルキモンは群れで要塞を守護する存在だったのではないかと推測されている。
穏やかで物静かな性格だが、敵に容赦なく攻撃する獰猛な一面もある。
知力が高く、侵入者の敵意を瞬時に見抜く力を持つ。


また、デザイン検討の段階では古代カバや古代キリンのような姿のデジモンも検討されており、PLEXのK氏は

バルキモンのカバもキリン案もとても良かったので、別の形でデジモンとしてキャラクター化できる日がくればと思います。

と述べられている。



【関連作品でのバルキモン/スカルバルキモン】

NDSソフト『デジモンストーリー ムーンライト』

グランドラクモンがトップを務める「クーロン商会」のメンバーとしてスカルバルキモンが登場。
なお、『サンバースト』では、その立ち位置はワルシードラモンが務めている。


本作では育成不可であったが、次作『ロストエボリューション』では育成枠となった。



アプリ『デジモンクルセイダー』

メインシナリオのChap.1「異界の鬼神、襲来」において、タイタモンの手下としてスカルバルキモンが登場。
他の手下にはゴブリモンやオーガモンがイラストには描かれていた。
当時、リベリモンはいなかったため、完全体枠で充てられたのかもしれないが、なぜスカルバルキモンなのだろうか…*4



アニメ『デジモンアドベンチャー:

第58話「ヒカリ 新たな命」において、スカルバルキモンがアニメ初登場。
かつて、ペタルドラモンだった森を滅ぼすべく、大量のソウルモンと主に襲撃。
設定どおりに、邪悪な冷気を放ち、エンジェウーモンをも追い詰める強敵であった。
だが、かつての力の一端を引き出したエンジェウーモンによって倒され、ソウルモンら共々デジタマへと還っていった。


なお、その際に一瞬だけバルキモンの姿を見せたが、如何様にしてスカルバルキモンの姿になったのかは描かれなかった。




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  • 初登場したゲーム、ペンデュラムXでの進化ルートは、リュウダモン→トブキャットモン→これ→ディノタイガモンだった。なおこのルート全般進化条件が厳しく、主流であるオウリュウモン以上のレアキャラ -- 名無しさん (2023-08-01 22:46:48)

#comment(striction)

*1 「バルキテリウム」はシノニムであり、現在は「パラケラテリウム」となっている
*2 類似の例だと、トブキャットモンやマメティラモンがそうである
*3 コンセプトスケッチでは明確に関連付けられていたが、ZⅡではバクモンは登場しなかった。なお、ZⅡでの進化元はギルモン。
*4 タイタモンの武器はスカルグレイモン製なので、スカル繋がりか?

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