登録日:2021/12/21 (火) 19:32:00
更新日:2024/06/17 Mon 11:54:08NEW!
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psp ps4 nintendo switch arpg ファルコム 日本ファルコム 軌跡シリーズ steam ゲーム 那由多の軌跡 軌跡シリーズ? zwei!! 実質zwei3
僕らの島には星と遺跡が降ってくる――
概要
『那由多の軌跡』とは、日本ファルコムより発売されたアクションRPGである。
当初はPSP向けに2012年7月26日発売。
その後、タイムアタックモードや一部演出の変更などが施された『改』が2021年6月24日にPS4向けに、2021年12月11日にSteam版が発売。
続いてNintendo Switch版『アド・アストラ』が2022年春発売予定。過去の軌跡シリーズやイースシリーズのSwitch版と違い、ファルコム自社の手による移植となる。
軌跡シリーズの一作であるが、ゼムリア大陸とは全く違う世界観を舞台にしており、ストーリー的なつながりはない。
通貨単位がミラ、長さの単位がアージュ/セルジュなど、一部の用語が流用されている程度である(と思われていたが…詳細後述)。
ファルコムのARPGである『Zwei!!』シリーズの直系に当たり、システム面でも「料理を食べて経験値を得る」等、似通った部分が見られる。
ただし、Zweiとは違い二人の主人公を交代しながら操作するのではなく、動かせる主人公は一人だけで、魔法は補助的な扱いに留まる。
システム面では「季節」と「ギアクラフト」が特徴。
同じステージであっても春夏秋冬の季節(季節の影響を受けないステージも一部ある)によってギミックや出現する敵が異なっており、新鮮な気持ちで挑める。
ギアクラフトは歯車を利用した様々なアクションで、空中にフックをひっかけて滞空したり、垂直な壁を回転して登ったり出来る。
プロローグ(※公式サイトより引用)
この世界には「果て」がある――。
ぼくたちは昔からそう教わってきた。
無限に広がって見えるこの海にも、明確な終わりがあって、その先に進むことはできない。
“世界は平面だから”
学者達の多くはそう断じ、人々もそれを信じている。
……でも、本当にそうなんだろうか。
いいや、きっと違う筈だ。世の中にはまだ多くの未知が残されている。
「星の欠片」が映し出す“あの光景”は一体なんだろう?
だから、ぼくは強く信じているんだ。
そう。世界はもっと、もっと広いはずだって――
byナユタ・ハーシェル
登場人物
●ナユタ・ハーシェル(CV:水橋かおり)
本作の主人公。15歳。
残され島の出身で、シエンシア海に面する港町サンセリーゼの学院に通う少年。
趣味は六分儀や望遠鏡を使った天体観測であり、平面と考えられている世界の本当の姿はどうなっているのかなど、
未知なるものに対して強い興味と好奇心を持っている。
彼とシグナが学院の夏休みに際して帰郷した際に、空から降って来た遺跡を探索している際にノイを見つけ、
彼女を追って「ロストヘブン」と言われている幻の世界「テラ」へと渡り、物語が始まる。
●ノイ(CV:茅野愛衣)
おとぎ話の妖精のような姿をした小さな女の子。
マスターギアという名の不可思議な物体を所持していたが、突如現れた謎の男に奪われてしまう。
人間のことを嫌っているが、マスターギアを取り返すためにナユタと行動を共にするようになる。
四季魔法(アーツ)と呼ばれる魔法を使いこなすが、ナユタ達にとってはおとぎ話の中の存在でしかないため初めて使用した際には驚かれた。
●クレハ・レム・オルディーン(CV:竹達彩奈)
ロストヘブン(テラ)にある棺の中で永い眠りについていた儚げな雰囲気の少女。ノイからは「様」付けで呼ばれる。
記憶が欠落しており、自分のことをあまり多くは語ろうとしない。見た目故に実は盟主なのでは?と定期的にユーザーから疑惑が上がる。
●シグナ・アルハゼン(CV:鈴村健一)
ナユタの幼馴染。18歳。
天才的な剣技の持ち主であり、現在はサンセリーゼの自警団に属している。
残され島ではナユタと共に様々な依頼を請け負う「便利屋」をやっており、今回の夏休みにも期間限定で再開することになる。
5年前に記憶喪失で残され島に流れてきたようで、過去のことがわかっていないが…?
●ライラ・バートン(CV:広橋涼)
ナユタの幼馴染の少女で、宿酒場「月見亭」の娘。
ナユタに淡い想いを抱いているが素直になれず、意を決したタイミングでいつも何かしらの邪魔が入ってしまう。
●アーサ・ハーシェル(CV:桑島法子)
ナユタの姉。料理が得意。
残され島に降ってくる「星の欠片」という鉱石を解析する「星片観測士」でもある。
5年前に「世界の果て」を求めて船旅に出て帰らなかった両親に代わりナユタの親代わりにもなっている。
●オルバス・アルハゼン(CV:東地宏樹)
ナユタとシグナの剣の師匠であり、シグナの養父でもある老人。
●ゼクスト(CV:置鮎龍太郎)
マスターギアを奪った謎の男。
●セラム・イル・オルディーン(CV:鈴村健一)
ゼクストと共に行動している謎の剣士。
●仙翁ギオ(CV:麻生智久)
●歌巫女エリスレット(CV:沢城みゆき)
●護王アルゴール(CV:置鮎龍太郎)
●賢者ネメアス(CV:相沢舞)
ロストヘブン(テラ)における各大陸の管理者達。
ギオはオルタピア、エリスレットはリズヴェルド、アルゴールはハインメル、ネメアスはラ・ウォルグの管理者である。
ゼムリア大陸との関連
先述した通り、今作中にゼムリア大陸は登場せず、軌跡シリーズ本編との直接的な関係は無い。
…と思いきや、船が外洋を進もうとしても一定の海域から先に進むことが出来ない。ゼムリア大陸には「外」が存在しない、と人々に思われている。という衝撃の事実が『閃IV』で明らかになった。
ならばゼムリア大陸は那由多の世界のどこかに存在している、と考えることが出来るのではないか?
…と言いたいところだが、ゼムリア大陸が那由多の世界に(隔絶された状態で)存在しているとなると不可解な相違点もいくつもある。
■ゼムリア大陸では「七耀暦」が使われているが、那由多の世界は「新暦」という違う年号である。
■ノイのアーツと導力魔法は同じアーツではあっても性質が全く違う。
■ゼムリア大陸の月は一つしかないが、那由多世界には二つの月(片方はテラ)がある。
■ゼムリア大陸のみっしぃは架空のマスコットだが、那由多の世界には生物として存在している。
■ゼムリア大陸のある星の全体像は今のところ不明。那由多の世界は後ろ半分が抉れるように崩壊している。
(※メテオブレイカーやギャラクシィカノンの演出は飽くまで演出として)
■トワはハーシェルの姓を持ち、祖父が星を眺めることが好きだったと語っているが、『閃III』での写真を見るにナユタが老けてもああなるように見えない。
■ゼムリア大陸の魚は架空の生物(カルプ、ゴルドサモーナ等)。那由多の世界の化石や海洋生物は現実世界のそれと同じ(カジキ、ナマズ等)。
…等々。両世界の関係については、今後の軌跡シリーズの展開を待つ他ないだろう。
追記・修正は那由多の星達を眺めながらお願いします。
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▷ コメント欄
- 名作中の名作。ファルコムが直にてかけるスイッチ版が楽しみ -- 名無しさん (2021-12-22 00:39:25)
- 軌跡シリーズの名前付けない方が新規さん入りやすかったのでは?作品としては面白いのに。 -- 名無しさん (2021-12-22 06:56:29)
- ワンチャン、トワのお爺ちゃんじゃなくて曽祖父或いはそれ以上なのでは? -- 名無しさん (2021-12-22 08:38:37)
- 軌跡はシリーズを最初から全部プレイする前提みたいな初心者お断り仕様なので、単体で完結してるだけでありがたい存在 -- 名無しさん (2021-12-22 15:45:30)
- 長編小説みたいなものだからなあ -- 名無しさん (2021-12-22 17:10:59)
- ネタバレなるので詳細は伏せるが、bgm「大切な友の為に」は名曲だった -- 名無しさん (2021-12-23 04:24:39)
- 那由多悪くなかった。他の軌跡はグロ掘り下げすぎでな、深入りもおすすめもできないがこれは行ける。できれば絡めて欲しくはない。 -- 名無しさん (2023-03-03 23:57:47)
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