登録日:2021/12/14 Tue 20:03:34
更新日:2024/06/17 Mon 11:52:13NEW!
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人類滅亡まで残り、あなた一人

画像出典:『ラストオリジン』公式HPより(一部加工・調整)
ラストオリジン(Last Origin)は、大韓民国のスタジオヴァルキリー(旧名:PiG Corporation)が開発・運営を行うiOS/Android向けゲームアプリ。通称『ラスオリ』。嘗ては韓国のSmartJoyが開発(及び韓国版の運営)を行っていたが現在は会社統合により一本化されている。
また、日本国内ではDMM GAMES/FANZA GAMESをプラットフォームにWindows版も稼働している。
【概要】
正体不明の敵「鉄虫」との戦いで人類が滅亡した地球を舞台にした、いわゆるポストアポカリプスの世界を舞台にしたSRPG。
他ゲーとの大きな差別化ポイントとして、唯一無二と言ってもいいキャラクターデザインが特徴で、端的に言えば太くてエロい。
太 く て エ ロ い 。
(大事なことなので二回言いました)
まず、本作ではほとんどのキャラクターが「布地を極限まで減らすなど、様々な形で体型を強調した、所謂『エロ衣装』」を着用している。
それだけなら先駆者は腐るほどいるものの、本作はそれに加えて、ほとんどの女性キャラクターがムッチムチでバインバインのふとましい体型となっている。
そのムチムチぶりはまさに圧倒的で「胸が頭より大きい」「太ももがウエスト並みに太い」なんて当たり前。
この凄まじいムチムチ体型とエロ衣装との相乗効果が、他ゲーにない独特のエロスを醸し出しており、そうした性癖を持ったゲーマーからの評価は非常に高い。
エロスの特盛っぷりは、プレイヤーから「ラーメン二郎」や「コメダ珈琲」に例えられるほどで、
SNSでは日夜「すたみな太郎だけを食わされ続けて育った浜風」「太ももごんぶとペンギン」「むちむち蠱毒」など、独特のパワーワードを生み出し続けている。誰だよ「土偶」とか言ったやつはよ!ぶっ○してやるよ俺が!
そのせいで、局部や乳首が一応露出していない、かつ「寝室」…いわゆるそう言うシーンなどの要素がないにもかかわらず、
本国、日本版ともにR-18指定され、露出を減らす・一部の起伏表現を省略するなどの措置が取られた「全年齢版」がR-18版と並行して稼働している。
ただし肌面積を減らすために全身ぴっちりスーツになっているキャラなども居り、全年齢版のほうがフェチっぽくなっているのでは…?と言う声も。
一見普通、あるいはまだマシな露出のキャラクターもスキンではもれなく脱ぎだす。中には首輪以外全裸という吹っ切れすぎたスキンまで存在するほど。
(念のため言っておくと、スレンダー美人やロリ系など控えめなキャラもちゃんといる。)
というか、キャラクターデザイン陣の女性キャラの体型に関する認識がナチュラルにバグっている節があり、
キャラクターデザインを依頼された日本のイラストレーター「きろめ」の証言(ツイート)がそれを物語っている。
▷問題のツイート
注:きろめは、普段はKカップだのMカップだの爆乳美少女を描いているイラストレーターである
運営「宝蓮ちゃんはE~Fカップの巨乳でお願いします」
ぼく「(そこまで盛らなくてもいいのかな?)ラスオリのキャラで言うとどれくらいのイメージですか?」![]()
運営「ケルベロスくらいです」
ぼく「🤔🤔🤔🤔🤔」*1
勘違いされがちだが、R-18指定でも乳輪と大陰唇が限界というのはスマートフォン向けゲームについての話であり、
プラットフォームが異なればそれに応じて変わる。
それとは別に、韓国の法律との兼ね合いで見た目が子供なキャラクターはエロ衣装、及びセクハラタッチ*2NGである。じゃあテティス*3は一体どうやって審査通したんですかね。
エロスが主な売りとしてプッシュされるが、『ラスオリ』と言えばダークでブラックな世界観・ストーリーも特徴。
メインストーリーはちょいちょいギャグも挟むものの基本的に「鉄虫の殲滅」「世界の復興」といったシリアスなストーリーが描かれるほか、
滅亡前の人類が行っていた非道な所業、各バイオロイドが背負った重いバックグラウンドなど、重苦しいブラックな設定が各所にちりばめられている。
この手のゲームの宿命として、各種イベントでは普段の重苦しさがすっ飛んでコメディが始まるのだが、それはそれ。
とは言ってもイベントシナリオもメインストーリーよりはノリが軽いというだけで本筋は概ねシリアスであることが多い。
特に旧人類の蛮行や負の遺産が絡んでくるシナリオではお気楽なノリで話が進んでいたと思いきやかなりエグい旧人類真実が明かされることもあったりするので侮れない。
ゲームシステムは、スタミナの代わりに「資源」というリソースを消費して戦闘、製造などの各種行動を行うタイプ。おおざっぱに言えば『艦これ』式。
近年のスマートフォンゲームの中では
- 「期間限定のキャラクターを実装しない」(イベント産のキャラは、一定の期間を置いて製造のラインナップに加わったり後のイベントでドロップ入手できるようになる)
- 「期間限定のスキン(着せ替え)を実装しない」(事前登録特典を除く全てのスキンは永続的にショップに置かれる。ただしクリスマスイベ記念割引などの期間限定の割引セールは存在する)
- 「対人(PvP)要素は実装しない」
など非常に運営の姿勢が優しく、プレイヤーから逆に「大丈夫?儲かってる?」と心配されるレベル。
この運営ポリシーや、後述する自動戦闘機能、とても長いイベント期間*4から他ゲーと比べてかなりマイペースにゲームを進めることができ、
プレイヤーからは「至高のサブゲーム」「電気で育つ盆栽」などと揶揄される。
ラストオリジン開発のきっかけ、それはスターウォーズである。嘘のような話だが本当である。
『最後のジェダイ』を見たスマートジョイの理事は、近年のエンタメ作品が女性主人公の採用や男女平等化が進んでおり、
男性向けに特化したものが少なくなっていると感じ、同時にそこに新たな市場が開けるであろうと考えた。
そこでゲーム市場と男性向けエンタメの市場調査を開始した。
ゲーム市場を分析すると、プレイヤー間の競争を煽り期間限定ガチャによる課金圧の高いゲームが多く、30~40台のプレイヤーと比較して経済的基盤が整っていない20代のプレイヤーから強い不満の声があることが分かった。
こうした不満を持つユーザーをターゲットとして考え出したのが、前述した期間限定品もガチャもPvPも無いゲームスタイルである。
ただしこのままでは課金要素が無い。そこでスマートジョイは、既存のゲームとは差別化しつつ絵と設定を合わせて魅力的なキャラクターを生み出し、そのスキンによって収益を上げるという方針をとった。
ラストオリジンの極端な体形は差別化を意図したものだったのである!運営やイラストレーターの趣味でもある
次に男性向けエンタメ市場、特に小説投稿サイトを分析した。なぜ小説投稿サイトを分析したのかというと、他のエンタメ作品と比較して初期投資額が少なく投稿が活発であること、
また人気不人気がはっきりしておりユーザーの意見のフィードバックが早いこと等があげられる。
ポジティブな意見が多い小説の共通点として、エッチな内容であること、主人公が肯定されていること、話がテンポよく進むことを見出し、
ネガティブな意見が多い小説の共通点として、NTR、話がもどかしくイライラすること(韓国語のスラングで「サツマイモ」と呼ばれる)を見出した。
これらの分析結果をもとにしたのがラストオリジンの世界観であり、鉄虫とヒュプノス病で人類を滅ぼしたのも極論すれば主人公以外の男性が登場してハーレムの邪魔をする可能性を排除するためである。
この姿勢は徹底しており、主人公以外に登場する男性キャラは全て過去の人物で既に死亡しているほか、
男の娘やふたなりのバイオロイドは登場させず、百合やレズといった嗜好を持つバイオロイドも登場させないと明言している*5。
こうしたターゲットを明確化した徹底的な市場調査とそのフィードバックにより、ラストオリジンはサービス開始2日で開発費を回収するなど順調な滑り出しを見せた。そして4日目にサーバーがパンクした。
ラストオリジンの運営はバグやメンテナンス延長など何かあるたびに資源をはじめとしたアイテムを配布する。時には製造コストも高くドロップもイベントに限られるSSRバイオロイドなども配布する。何もなくても適当な理由を付けて送り付けてくる。
これもスマートジョイの運営方針によるものであり、完璧な運営など出来るはずがなく、何かあった際には誠意を込めて謝罪することが最重要であるという考えに基づくものである。
こうした方針の一環なのか、バグが発覚した時やメンテの延長の際に
「技術的に難しく解決に時間がかかります」「〇〇日後/〇〇時間後には解決できる見込みです」「ご理解と応援をお願い申し上げます」等の正直な発言も多い。Twitter連携の不具合解消やDMM版のサービス開始もかなりの時間がかかった経緯がある。
そしてこのような内部事情の通達、ゲームの情報の告知等を行う広報及び運営担当であるマスコットキャラ「アイシャ」は日韓どちらのユーザーにも色々な意味で愛されている。またアイシャがやらかした。
【ストーリー】
人類が、機械を侵食し乗っ取る謎の生命体「鉄虫」との戦争に敗北し、滅亡してから100年。
人類亡き後、人類が生み出した人造人間「バイオロイド」とAIロボット「AGS」たちは各地で鉄虫との戦いを続けながら、人類の生き残りを探していた。
しかし、バイオロイドが鉄虫に対し全力で戦うには、主人である人間の命令がなくてはならず、その制約からバイオロイドたちは鉄虫に対し決定打を与えられずにいた。
そんな中、バイオロイドで結成されたレジスタンスの指揮官・ラビアタの命令で人類の生き残りを探していたコンスタンツァとグリフォンは、廃墟の中で瀕死の男性を発見する。
彼女たちが見つけたのは、約100年ぶりに発見された人類の最後の生き残りであった。
かつての主人である人間から「鉄虫を殲滅せよ」という命令を100年ぶりに与えられたバイオロイドたちは、長きにわたる防戦から反撃へと転ずる。
【ゲームシステム】
【バイオロイドとロボット(AGS)】
このゲームにおける「キャラクター」「ユニット」。ゲーム内ではまとめて「戦闘員クター」と呼称される。
性能の傾向を決める「タイプ」と、主な役割を示す「役割」がそれぞれ3つ存在する。
タイプは「軽装型」「機動型」「重装型」、役割は「攻撃機」「保護機」「支援機」に分けられる。
基本的な傾向として、機動型は行動力が高く、重装型は逆に行動力が低く手番が回りにくい代わりに、基礎ステータスや各種スキルの効果が強力。軽装型はその中間となる。
また、資源消費量は大まかに重装>機動>軽装、保護>攻撃>支援の順に重く、重装型は部品を、機動型は電力を多く消費する傾向にある。
「攻撃機」は文字通りメインの火力源となるアタッカー役。
軽装型の攻撃機は消費APの低い攻撃スキルや攻撃支援*6による手数で攻めるタイプの機体が多く、命中率も高いため高回避の敵には対応しやすい。
一方で防御貫通や各種耐久系バフへの対抗策にはやや乏しく、敵によってはほとんどまともにダメージを通せないことがある。
機動型の攻撃機は行動力に優れ敵に先手を取りやすく、多くが範囲攻撃を持っているため開幕時に敵を殲滅するのが得意。また防御貫通バフや属性攻撃を扱える機体が多く、高防御の敵に強い。
反面アクティブスキルの消費APが重いため手数を出しにくく、持続火力に乏しい。
重装型の攻撃機は一撃の重さはトップクラスで、被ダメ軽減バフへの対抗策や防御貫通を持っていることが多いため大半の敵にダメージを通せる。範囲攻撃を持っていることも多い。
一方行動力は低く、スキルの消費APも非常に重いため動き出しが遅く手数も少ない。また命中率が低いため高回避の敵もやや苦手。
「保護機」は、味方をかばうのが得意ないわゆるタンク役。
軽装型の保護機はデフォルトである程度の属性抵抗を持ち、回避型の盾役でも被ダメ軽減を持っていて多少なら被弾にも耐えられたり、反撃能力を持っていてアタッカーとしての役割も持てたりと汎用性に優れる。
一方他のタイプと比較すると悪く言えば中途半端な性能で、激しい攻撃には耐えきれなくなりがち。
機動型の保護機は多くが回避能力に特化しており、敵の攻撃をかわしきることができるならば落ちる心配は皆無となる。
しかし耐久性能は非常に低いため、敵の命中率が少しでもこちらを上回った場合途端に安定しなくなってしまう。
重装型の保護機は耐久能力に特化しており、非常に高いHPと防御力を持つ。各種属性抵抗はデフォルトでは0でデバフにも弱いものの、パッシブスキルによる自己バフで補っている機体も多いため目立つ欠点は少なく安定感がある。
逆に回避能力は皆無なので強化解除や防御貫通、被ダメ軽減・バリア無視などを持つ一部の敵には対処できない場合もある。また現在は相対的に保護範囲が狭めで融通がきかない傾向にある。
「支援機」は、味方にバフを与えたり、敵にデバフを与えることで戦闘を有利に進める役割。
どのタイプも行動力やAP消費面では攻撃機と似たような方向性を持つ。
軽装型の支援機は手数が多くバフデバフをバラ撒け、運用コストが最も安いため周回にも適している。半面、バフ対象や範囲、条件などに若干癖がある。
機動型の支援機は高い行動力で先制出来るため行動を阻害されにくく、バフ範囲も優秀。しかしスキル性能自体はやや控えめ。
重装型の支援機はデバフや妨害に長けており、火力の高さからサブアタッカーを兼任できることが多い。欠点は味方にも敵にも相性が出やすく、汎用性が低め。
もっともスキル面では汎用的なバッファーから特定の編成に特化したようなデバッファーまでまさしく千差万別な戦闘員が揃うカテゴリなので、これといった方向性はあまりないのが現状ではある。
【入手方法】
入手方法は、「製造」するか、戦闘時のドロップ。
「製造」の際には「部品」「栄養」「電力」からなるリソース「資源」を消費し、
バイオロイドを製造する場合はさらに「遺伝子の種」が、AGSを製造する場合は「AIコア」と「パーツ」「モジュール」などの消費アイテムが必要となる。
バイオロイドは「部品」「栄養」「電力」を投入した割合と量によって出現テーブルが決まり、その中からランダムで出現する。
逆にAGSはどの機体を製造するかを選ぶことができるが、製造ラインナップは資源などを消費して「研究」を行うことで拡充する必要がある。
各種戦闘マップでは戦闘後にバイオロイドが(マップ、種類は限定されるがAGSも)ドロップする。
ドロップするバイオドロイドはマップごとに明記されており、基本的には製造よりもマップを周回することがメインのバイオロイド入手手段となる。
なお待てばいずれドロップするにも関わらず製造に資源を使い過ぎて周回すら出来なくなることを指す「バ発」(バカ発見の意)というスラングがある。
【コアリンクと昇級】
同じバイオロイド・AGSを手に入れることで「コアリンク」(他ソシャゲで言う凸)ができ、基礎能力が上がる。
どのバイオロイド・AGSでも同一キャラとして扱える代用コアというものもある。
同じバイオロイド・AGSでなくてもリンクすることが出来るが上昇する基礎能力量が減少するため、基本は同じバイオロイド・AGSか代用コアを使用することが推奨される。
またコアリンクすると基礎能力上昇に加えて運用コストも上がる。
このため、後述する自動戦闘時の資源消費を抑えるためにあえてノーリンクでの運用が推奨されるバイオロイド・AGSもいる。
同じのバイオロイド・AGSで5回リンクすると「フルリンク」となり、バイオロイド・AGSごとのフルリンクボーナスを選ぶことが出来る。ボーナスは消費アイテムで選びなおすことも可能。
また、一部のバイオロイド・AGSは、好感度(バイオロイドのみ)とレベルが一定以上の時に、専用素材「オリジンダスト」(バイオロイドのみ)と一定の素材を消費することで「昇級」が行える。
昇級を行うレアリティの向上と性能の強化・スキルの獲得などの恩恵が得られる。
レアリティ向上に伴い運用コストも上昇するため、コアリンクと同様あえて昇級させない運用をされるバイオロイド・AGSもいる。
【バイオロイドとAGSの特徴】
▷バイオロイドの特徴
種類が多く、様々な局面に対応できる。
またキャラクターごとの好感度を100まで上げることができ、好感度に応じて副官設定時のセリフが増えていく。
ただし、その好感度を上げるのがかなり大変で、戦闘終了後に微々たる数値しか上がらず(普通のバイオロイドで1回戦闘終了後0.05~0.07くらい上昇)、
チョコレートやケーキなどのプレゼントでも上昇させることが出来るがバイオロイドによって上昇量が異なり、かなりの貴重品。さらに戦闘不能になると好感度が下がる*7。
好感度100になったバイオロイドへは誓約指輪をプレゼントすることで「誓約」を行える。誓約を行うと専用のセリフが追加されるほか、好感度上限が200になり、好感度200まで上げると自身のバフデバフ効果を+Lv1することが出来る。
なお好感度上限解放だけであれば約束の花束*8を使用すれば、誓約しなくても上げることができる。
昇級についても素材のオリジンダストが慢性的に不足するので、おいそれと行うことが出来ない。
しかし昇級することで使い勝手が一気に上がるバイオロイドもいるため、昇級するバイオロイドを取捨選択する必要がある。
軽装型が部品と栄養、機動型が栄養と電力、重装型が全体的に資源の運用コストが高い。
どちらのタイプを固めて使うにしても栄養>部品>電力の順に資源を使うため、バイオロイドばっかり使っていると栄養が足りなくなる。
▷AGSの特徴
種類こそ少ないもののB~SSランクまで全ランクにそれなりの数が存在している。
資源面を除けばAGSを編成することによる特別なメリットデメリットはないため、バイオロイドと同じように編成・運用が可能。
好感度が存在せず、また昇級もオリジンダストを使用しないため、育成はしやすい。また運用コストで栄養を消費することがない。
しかし上記の通り、製造するには「研究」が必要なため欲しいユニットを使用するまでの下準備がいる。
また、運用で栄養を消費しない代わりにその他の部品、電力のコストもバイオロイドと比べるとやや高め。
好感度がないという事で、好感度管理が必要ない代わりにバイオロイドにある好感度のスキルLvボーナスもない。最も微々たるものなのでさほど気にはならない。
誓約もできない……が、本国版では一部AGSに好感度と誓約が実装されている。やったぜ。日本版もいずれは実装されると思われる。
【資源】
上気の通り、『艦これ』方式。
最大4つの部隊を『資源探索』に派遣し、一定時間経つと資源とステージによっては各種アイテムを拾ってくる。
また『資源探索』にはステージごとに部隊の平均レベルによる出撃制限が課せられており、後半になると極めて高い平均レベルを求められる。ただし要求されるのはあくまでレベルであって、レアリティは無関係。
レアリティの低いキャラ程育成に必要な経験値は少なくなるので、複数のBランクのバイオロイドやAGSをこまめに育成し、探索部隊に割り当てるのがオススメ*9。
また周回中ドロップしたバイオロイドやAGS、装備を『分解』する事でも資源は得られる。
……『艦これ』でもしばしばネタにされていたが、こちらでは明確に「戦闘員から作業員にデチューンすることで生まれた余剰を資源として使っている」という描写がある。ごあんしんください*10。
【バトル】
3×3のマス目で区切られたフィールドに最大5体戦闘員を配置して戦う。

バトルはターン制で、ざっくばらんに言えば
- 各キャラに設定された『行動力』が高いほど、ラウンド(ターン)開始時にAPが多く供給される
- APが10を超えた戦闘員から手番が回ってくる
- あらゆる行動でAPが消費され、AP消費が多いほど次の手番が遅くなる
ことを覚えておけばよい。
ようは行動力は一般的なRPGの「素早さ」に相当する数値で、高ければ高いほど早く・多く行動が回ってくるようになり、
AP消費の大きい行動をとると行動回数は減る、と言った感じ。
戦闘員は2種のアクティブスキルと、最大3種のパッシブスキルを持ち、基本的には
アクティブスキル1で、AP消費の少ない攻撃。いわば「通常技」が、アクティブスキル2で、AP消費の多い攻撃や各戦闘員固有のスキル*11が発動する。
パッシブやアクティブスキルで味方にバフを撒くキャラもいるが、バフの効果範囲や対象は各々で異なる*12ため、それらの相互作用を考慮したキャラの配置も重要となる。
時にはあえてバフ範囲外に置く事で行動順を操作するという場面もありうる。
「自動戦闘」を使うことで、戦闘を完全にAIに任せてしまうこともできる。
というかこのゲームは自動戦闘が解禁されてからが本番と言ってもよく、慣れてくると
- 手動操作 or 現状の最強戦力で固めた編成で自動戦闘し、とりあえずステージをクリア
- 「どれだけ戦力を減らしても大丈夫か」「どれだけ消費資源を抑えられるか」ということを考えて周回用に編成を組み直し、狙いの装備やバイオロイドがいるステージを狙って周回
- 自動戦闘が中断されるまで放置、中断された原因を解決したら再び戦闘に送り出す
という流れが基本となり、実態としては放置系ゲームに近くなる。
とはいえ敵もタダでこちらを通してくれるわけではなく、中盤以降は適当な編成ではあっさり返り討ちにされるため、
必然的にプレイヤーの労力は「いかに最小限の戦力で、戦闘員に思い通りの動きをさせ、自動周回できる編成を組むか」という点に割かれることになる。
そうして試行錯誤して出来た編成がプレイヤーの手をわずらわせることなく自動戦闘を成功させた時の喜びは、パズルゲームに通ずるものがあると言える。
特に期間限定イベントではプレイヤーを試すかのような一癖も二癖もあるステージが出てくるため、よりパズルゲーム感が強まる。
完全に同一、上位・下位互換な能力を持つ戦闘員がいることはほぼなく、各々が特徴的な能力を持つことから、
ステージ攻略の際に普段はあまり日の当たらないマイナー・低レアな戦闘員が意外な活躍を見せることもあり、所謂「死にキャラ」が少ないのも本作のバトルの面白いところである。
ちなみにこの自動戦闘は放っておけば中断条件を満たすまで*13選択したステージを周回してくれる。
この便利さから、他ゲーのプレイヤーからは羨ましがられることも。特に海の平和を守る提督とかカルデアのマスターとかから
更に、2023年11月のアップデートで「自律戦闘」機能が実装。
これは特定の条件を満たしたステージを、クリア時間の最短記録を基準に「〇時間以内に〇周した」扱いにして周回を行う機能。
今までの放置周回とは違いゲームを立ち上げていなくとも周回が可能という画期的な機能であり、言ってしまえば「戦闘周回報酬を獲得できる資源探索」のようなもの。
これにより
「ゲームを立ち上げっぱなしにしなければならず、結果としてPCやタブレットを占有しがち」
「周回中はシナリオ読んだり高難易度コンテンツにチャレンジしたりドスケベロビー作成したりなど他のことができない」
「そもそも安定した放置周回編成を組むための下準備が大変」「放置周回による端末への負担のせいで曲がりなりにもスマホゲーなのに『スマホでラスオリやるとか正気か?』とか言われたり放置周回用に格安タブレットを別途用意したり……」
などといった諸々の問題点が解決。
加えて、自律戦闘を行う戦闘員は誰でもよいためレベリングなどもお手軽、特定ステージの低燃費周回のためにノーリンクの戦闘員を別途用意する必要も薄くなる……など、今までの周回の常識が全てひっくり返ったと言っても過言ではない。放置周回用に買ったこのFireHDどうしよう……
戦闘時間最短記録を出すために戦闘員のドロップが出ないようお祈りする……という今までと真逆のことが増えたりもしたが。
【施設関連】
プレイヤーらの拠点となる潜水艦「オルカ号」では、
- 各種リソースを消費してオルカ号に様々な機能を付与していく「基地施設」
- 各種リソースを消費してオルカ号の機能を開放する(できることを増やす)「施設研究」
- バイオロイド・AGSの製造や装備の開発
などが行える。初期の空きスペースは16で、それ以上は後述の課金通貨で拡張する。
素材量のブースト用や建設資材の確保用、経験値や設計・解体ブースト用の施設のようなものから、
特定のタイプのバイオロイド製造やカフェテリア*14まで作れる。
なお、施設によって使用するスペース数が異なっており、最大で3セル分のスペースを使用する大型施設もある。
【課金要素】
「石」的な課金アイテムとして「ツナ缶」が存在し、ツナ缶を消費して
- 各バイオロイド・AGSの衣装(スキン)の購入
- 戦闘員・装備のインベントリ上限や修復室・部隊枠の増加
- 拡張機能を使う為のオルカ号のスペースの拡張
などが可能。
ただ、本作は所謂「課金によるキャラクター/装備のガチャ」が存在しない上、ツナ缶は最低限ゲーム内でも手に入るため、
スキンをバカスカ買ってドスケベスキンフェスティバルを開催したり施設によっぽど投資しない限りは課金はほとんどしなくてもゲームは進行できる*15。
一応、ガチャ的な存在として「滅亡前の遺産」というコンテンツがあるが、これは
- 「ランダムに資源などの消耗品が出現し、まれに当たり枠としてその中にスキンが入っている」(滅亡前の遺産)
- 「ランダムで経験値アイテムを入手でき、まれに当たり枠として1冊でキャラをフル強化できる「司令官の日誌」が入っている」(滅亡前の記録箱)
- 「封入率に多少の格差はあるが確定でスキンが一つ入っている」(滅亡前の衣服箱)
- 「最近実装されたスキンや司令官の日誌などの豪華なアイテムが入っているが、他の箱より値段が高い(滅亡前の記録箱)
というボッタクリもいいところなシロモノなので、これを目当てにツナ缶を投資するのは論外。
たまにご祝儀名目で購入したり運試しとばかりに余ったツナ缶を投入する司令官も居るが、ツナ缶を購入した時点で運営にお金は届いているので大人しくドスケベなスキンの入手に充てよう。というか本国のアイシャすら罰ゲームとして購入している。なんでこんなもの入れた。更に2022年末にはとうとうアイシャ81号が「滅亡前の遺産は司令官様にそんなにメリットがないアイテムです」とまで言い切った。本当になんでこんなもの入れた。
ただし、周年イベントなどでスキン封入率が大幅に増えた箱が発売された事もあるが。こっちはこっちで販売個数がひとり限定5個だったとはいえ購入ツナ缶の3倍以上相当のスキンが排出されたりした。加減というものがないのだろうか。
ちなみに何故ツナ缶が課金要素かというと、設定上は「保存食として優秀且つ滅亡前から大量に残っていたツナ缶を貨幣代わりに使っている」から。
メタ的には「韓国では保存食と言えばまずツナ缶」というほど広がっているから。普通のツナ缶から唐辛子入り、野菜入りにツナマヨにキムチチゲ用……などなど本当に色々あるので機会があれば試してみるのも一興かも。
【主な登場人物】
- 「司令官」
「俺がこの世界で最後の人間である以上…責任がある」
プレイヤーの分身となる、約100年ぶりに発見された人類の最後の生き残りの男性。
この手のソシャゲではよくある、「基本的に選択肢で会話する、自己投影型の主人公」だが、シナリオの多くの場面が彼の一人称視点で進むため人となりについては割と事細かに描写されている。
また、性別は男性に固定。後述する通り彼は人類再生最後の希望(意味深)であるため致し方なし。
記憶を失っており、「バイオロイド」「鉄虫」などこの世界における常識を全く知らない。
そのためバイオロイドたちの「我々に攻撃命令を与えてほしい」という必死の訴えに困惑するばかりだったが、
初めて鉄虫を目にした瞬間、何故か鉄虫に対する憎しみと、鉄虫を倒すための戦略・戦術的知識を急速に思い出す。
その知識でバイオロイドたちを的確に指揮し、鉄虫たちを撃滅したことで指揮手腕が認められ、
バイオロイドとAGSで構成されたレジスタンスを指揮する「司令官」となる。
目覚めた直後はまだ状況に流されたり思慮が足りず周りを振り回してしまうことが多々あったものの*16、
バイオロイドたちとの交流や滅亡前の旧人類が犯した所業を受け止めていった結果、皆に慕われる今の司令官となった。
反面、『最後の人類』としての責任感から色々と背負い込んでしまいがちなところがあり、一度は過労で倒れ込んでしまったことも。その後も何かと仕事を抱え込んでは周囲に無理やり休みを取らされている。
とあるイベントでは強制的に長期休暇を取らされ仕事用タブレットすら没収された結果、なんでもいいから仕事をさせてくれとオルカ号内を彷徨くにまでなっている。ワーカーホリック極まれり。
基本的にバイオロイドたちには、相手が直情径行型のバーサーカー系ヤンデレだろうとバカだろうと色情魔一歩手前の変態だろうと平等に優しく接しており、滅亡前の世界におけるトラウマが残る多くのバイオロイドたちからは強く慕われている。
作戦方針においても、隊員たちには「命の危険があるなら物資・装備を放棄してでも逃げろ」と周知したり「不確定要素が多いのならひとまず撤退」を躊躇なく決断するなど、徹底的にバイオロイドたちの人命を最優先としている。
また、鉄虫殲滅後の世界におけるアダム…身もふたもないことを言えば種馬としての活躍も期待されており、
直接的な描写こそないもののバイオロイドたちのストレス解消も兼ねてヤルことヤッていることがほのめかされている。*17
曰く「夜は激しい」「絶倫」だとか。特に酒を飲ませるとだいぶ強気かつ積極的になる様子。ソフトに縛ったり目隠ししたりしてくるようになる。
このことはオルカ号内のバイオロイドには知れ渡っているようで、「司令官に酒を飲ませる」はベッドに誘うとほぼ同意義として認識されている。(体調などもあるが)禁酒令が出たことも。
ちなみにゲーム内の基地には好感度アイテムなどを渡せる「秘密の部屋」というエリアが存在し、公式漫画でも「司令官ともう一人しか入れないヤリ部屋」らしき存在が示唆されている。
▷6章ネタバレ
本人も気づいていなかったが、実は肉体の一部がいわゆるサイバネティクス手術で改造されており(恐らく後述するヒュプノス病対策と思われる)、
その機械化部分が鉄虫の侵食を受けていたことが判明する。
バイオロイドは見た目ではなく脳波で人間を識別する上、21スクワッドの大半は人類滅亡後に再生されたメンバーで司令官以外の人間を見たことが無く、
これを異常と認識できなかったのである。
不屈のマリー4号は戦前から生き残った個体のため、数少ない異常を指摘出来る存在だったのだが、滅亡前の人類特に軍人はバイオロイドに対抗するため、
身体をサイバネ改造している事が割とあったので、司令官のそれもただのサイバネ化だと思っていたと述懐している。
その後色々あってそれまでの肉体を新しいものと取り換えなくてはならなくなり、特殊な装置で再建することとなる。
この装置で肉体の年齢と体型を設定する際「中年」「青年」「少年」、さらに「健康的」「やせ型」「太め」のどれかを選ぶことになるのだが、
選択肢次第で普段沈着冷静なコンスタンツァとマリーが趣味と性癖を丸出しにする爆笑必至のやりとりがある
(マリーはやせ型の少年が好み、ラビアタは中年以外なら良く、コンスタンツァはやせ型少年以外がお好みの模様)。
…ちなみにここ、全ての期間限定イベントはこの6章のイベント後という位置づけになっており、
ある意味ではこのイベントを経て初めて司令官は真の主人公になったと言っても過言ではない、物凄くシリアスで重大なシーンである。
また、その素性や出自については、
「旧人類が完全に滅亡した後に産まれていると思しき描写がある*18」
「バイオロイド達が理解できない鉄虫の言葉を何故か理解できる」
「何故か頭部がメロンパン入れ開閉式になっている」
など不審な点が非常に多い。
そのため主人公でありながら現状最も謎の多い人物の1人でもある。
余談だが、本国版の6章実装当初は設定が異なっており、人間型ですらない、ヒトの脳味噌のついた小型鉄虫とも言うべき姿だったという衝撃的すぎる設定だった。
しかし、これまでの描写との矛盾もあり当然のごとく大批判が巻き上がり現在の設定に変更されたという経緯がある。
ちなみに「司令官」はプレイヤーの公式通称でもあり実際にそう呼ぶバイオロイドも多いのだが、バイオロイドによって主人公の呼び名は様々な上、何故か登場する機会の多いバイオロイドに限って「ご主人様」「人間」「眷属」「殿」「閣下」「陛下」「旦那様」だの呼んでくるので「司令官」と劇中で呼ばれる機会は思ったより少なかったりする。よりにもよって下記の21スクワッド全員がこれに当てはまる。
21スクワッド
メインストーリーの主要登場人物となるバイオロイド達。ラビアタの指揮の下で生き残りの人類を探していたところ、司令官を発見。以後は司令官の指揮の元、人類復興や鉄虫殲滅に向けて活動する。
「21スクワッド」とは最後の人類を探すために編成された96の分隊のうち21番目(21分隊)という意味で、主人公を発見したのがこの21スクワッドである。本来の21スクワッド隊員はコンスタンツァとグリフォンのみだが、その後ストーリー上必ず加入するメインキャラのカテゴリ名として使われるようになった。メンバーはストーリーで必ず1体が加入し、その個体は解体できない。
21スクワッド指定のバフスキルを持つメンバーもいるため、ゲーム的にも同時運用に価値がある。
なお、一部のキャラクターは全年齢版とR-18版でCVが変更されており、以下に記載されているCVは全年齢版基準のものとなる。
- コンスタンツァ S2
「ご主人様、お会いできるのを心待ちにしておりました!」
CV:洲崎綾
所有者の警護、家事代行を目的としたバイオロイドシリーズ「バトルメイドプロジェクト」の一員。
軽装・支援機。
メイドらしく購入者の家事全般を代行する役目を担いつつ、いざという時は身辺警護もこなす、いわゆるボディガード的な役割を想定された機体。
バイオロイドが流行していた当時の世界は緊張の真っ只中にあったためその戦闘能力は「身辺警護」の域にとどまらないレベルに達しており、
レバーアクションライフルを使っての射撃をこなす他、犬型バイオロイド「ボリ」*19とのコンビネーションで対象を速やかに制圧する。夜のお相手も想定しているのか、プロポーションも抜群で、メイド服は下乳部分が『使え』と言わんばかりに大きく開いている。謎の露出ともとれるが、これは授乳用としてあえて開けられている。
辛辣系ツンデレ、淫乱系サディストなど問題児が多い妹たちよりだいぶまっとうないかにもメイドらしい慎み深く優しい性格で、右も左も分からない司令官を常にサポートしてくれる。
特に序盤のうちは彼女とグリフォンが司令官に代わってストーリーの進行役を務めることも多い。あと人類再興に対して色んな意味でやたら積極的であり、彼と出会って間もないうちから何かにつけて子供を作れるアピールをしてくる。実際付き合いが長いのもあってかほぼ正妻ポジションについており、真っ先にヤることヤっている様子。
ゲーム的には、チュートリアルから自軍に参入する「初期キャラ」ポジション。Aランク。
支援機ではあるが性能は攻撃寄りで、戦闘開始時のAPを増加させるパッシブ1「準備万端」のおかげで敵に先んじやすく手数が多いのが長所。
このため攻撃支援持ちと極めて相性がよく、編成次第では追撃を大量に引き出すことで敵に何もさせないまま一方的に速攻・殲滅も可能。
後に、昇級で強力な自陣全体バフ「獲物を追い立てる」も追加されたため、
初期キャラながら長らくお世話になる、メイドらしい縁の下の力持ち的なバイオロイド。
- P/A-00 グリフォン
「ふうん…人間? 思ったより普通な顔だね」
CV:加藤英美里
空戦用バイオロイド隊「スカイナイツ」の一員。
機動・攻撃機。
空戦における「制空戦闘」を担当するバイオロイド。
後述するが彼女たち空戦用バイオロイドは戦闘機と遜色ない機動を行うことができ、体の小ささから被弾も少なかったため、通常の戦闘機や空戦AGSをあっという間に駆逐するほど戦果を上げた。
…のだが、基本的にこのゲームに出てくる敵は大体地上が根城のため、やってることが爆撃担当のドゥームブリンガーとほとんど同じなのはナイショ。
小柄ながら出るとこ出た立派なプロポーションなのだが、いかんせんラスオリはグリフォンが可愛らしく見えるほどのヤバい体を持ったバイオロイドがわんさかいるため、そういう方面ではあまり注目されない。
性格は、教科書に載せたいレベルの典型的ツンデレ。司令官のことは「人間」と呼ぶ。
バイオロイドへの人類の仕打ちについて知っていたことに加え、肉体年齢相応に跳ねっ返りなところがあり、徹底して献身的に接してくれるコンスタンツァとは対照的に司令官にはややツンケンした態度を取る。
しかし根は真面目な性格で、自分に非があると思った時には素直に謝れるいい子。そのためかやや鈍感なところのある司令官とも割と早いうちから信頼関係を築いている。
コンスタンツァ共々ストーリーの進行役もよく務めている。任務上斥候として前線に出向きがちなため、どちらかというと作戦行動中のシーンでの出番が多い。
コンスタンツァと同じく、チュートリアルから自軍に参入する「初期キャラ」ポジション。こちらもAランク。
高い行動力で敵に先手を取り行動を許さないまま高火力の一撃を叩き込む、機動攻撃機のなんたるかを教えてくれる先生的なキャラクター。
性能としては高火力・防御貫通・範囲攻撃と欲しいものは一通り揃っておりシンプルで扱いやすいものの他に比べて傑出した部分は多くはなく、面子が揃ってくるとやや埋もれがちにはなる。
とはいえコンスタンツァ同様昇級で性能が強化されており、支援攻撃による手数で攻める機動型という独自のポジションも確立しているため決して役立たずにはならない。
愛さえあれば末永く活躍させてあげられるだろう。
- LRL
「ふっふっふ~、来たな! 余は悠久の時を経て待っていた!」
CV:芹澤優
廉価な民生用バイオロイドシリーズ「パブリックサーバント」の一員。
軽装・支援機。
名前の由来はロング・レンジ・ライト(Long Range Light)。左・右・左ではない。
「パブリックサーバント」系のバイオロイドは荷物配送、ネットワークエンジニア、トレーニングインストラクター、森林保護など様々な方面に進出しており、LRLは「灯台守」のために開発されている。
ラスオリの中では貴重な、太くもデカくもないロリっ子なのだが、これも「小柄にして生産コストを抑える」という結構生々しい設定がある。
本編で登場する個体は灯台が住処だったため世俗にかなり疎く、人類が滅亡したことを知らずに灯台を守って100年近く孤独に過ごしていたという悲劇的なバックグラウンドを持つ。
孤独に過ごした100年の間に見つけた漫画のせいで中二病にかぶれており*20、中二病ネタをグリフォンにツッコまれるのはこのゲームのお約束。
一方で本来の性格は外見相応の臆病な少女そのもので、グリフォンにちょっと強くツッコまれたりなどして取り繕う余裕がなくなると素が出てしまう。
他の21スクワッドの面々に次いで最序盤に加入するBランク(最低レアリティ)のバイオロイド。本来の戦闘力は非力そのものでバイオロイドには珍しく基本的に外見相応の身体能力しか持っていない。
しかし眼帯で隠した邪眼左目には強烈な閃光を放つ機能(自称「サイクロプス・エターナル・ビーム」)が備わっており、これでもって敵を怯ませることはできる。
ゲーム的にはこの邪眼によって敵陣全体の行動を阻害できるデバッファーとなっており、ランクの割にはかなりの高性能。
当初はあまり注目されていなかったものの、ゲームそのもののアップデートによる仕様変更でオートプレイでも安定してデバフを撒けるようになった上、
2段階の昇級を経て味方へのバフ能力まで獲得し、一部のステージでは必須級の活躍を見せるほど*21の強力な戦闘員に化けた。
Bランクでは貴重な範囲攻撃持ちのため、低難易度エリアの単騎周回係として採用されることも。非戦闘用とは一体。
- プレスターヨアンナ
「待っていたぞ、我が殿よ。この大切な出会いを祝い、ひとつ詩を詠もうか」
CV:吉岡茉祐
バイオロイド開発会社「伝説サイエンス」の手掛けたバイオロイドシリーズ「D-エンターテインメント」の一員。
軽装・保護機。
バイオロイドを俳優にして行う演劇やドラマに出演するために作られた、女騎士型のバイオロイド。
ただし、設定の項で後述する「ある事情」により俳優型でありながら戦闘能力は高い。
製造の段階で「自分は物語に登場する騎士である」という偽の記憶を植え付けられており、それに準拠した大時代的な言葉遣いが特徴*22。
チュートリアルではピンチに陥った司令官らのもとに勇ましく駆けつけて助けてくれるのだが、他のチュートリアル組と違い猿空間送り何故かその後出番が急速に減りほとんど話に絡まなくなってしまう*23。
チュートリアルで入手可能なBランクのバイオロイド。
グリフォン同様の先生役であり、こちらは我が身を盾に味方を守る保護機の扱いを教えてくれるポジション。
最低限盾役に必要な保護スキルは持っているのでその点は過不足なく役割を果たしてくれるものの、いかんせん性能はBランク相応でオート戦闘への適性も低い上、
- 少し研究を進めるだけで製造が可能になるAGS「CT66 ランパート」やパッシブによる手軽な保護能力を持ちサブ火力にもなる「ケルベロス」、昇級することであらゆる攻撃を自分に引きつけられるようになる「Miss Safety」等優秀なB〜Aランクの軽装保護機がチュートリアル完了後間もない時期から容易に入手できる
- さらにゲームを始めてすぐ到達できる第2区域ではステージクリア報酬として(各1機限りだが)高ランクの保護機である「ココ・イン・ホワイトシェル」及び「不屈のマリー」が加入する
- 他の21スクワッドのメンバー同様メインステージではドロップしないためBランク機でありながらコアリンクを重ねづらい
- コンスタンツァ、グリフォンなど他のチュートリアル組のバイオロイドに次々昇級が実装される中、彼女のみ昇級が未実装。どころかBランクバイオロイド全体を見通しても唯一の昇級未実装キャラ
- このゲームでは特殊スキンが存在するバイオロイドが大半なのに、彼女は通常スキンしかない。一応数少ない中破絵が実装されているスキンではあるが…
とあらゆる面で恵まれておらずチュートリアル終了直後のごくわずかな期間しか活躍の機会がないため、多くのプレイヤーからはすぐにお払い箱にされてしまう。
ストーリーでの扱いといいとことん不遇なバイオロイドである。一周回って逆に愛されキャラになっている感もなくはないが。
……が、本国版ではそんな長い長い冬の時代を経てとうとう一挙にSSランクまでの昇級、中破絵を含めたスキン、外伝ストーリーが実装された。
性能的にもピョンテ的にも申し分ないものとなっており、日本版へも無事実装された。
昇級後は基礎性能が大幅に上昇し、敵にはデバフを与えつつ味方全体に被害無効化(いわゆる無敵)を何回でも撒けるという保護機として最高クラスの性能を持つに至り、エンドコンテンツ投入もされるなど大躍進を遂げた。
- ラビアタ・プロトタイプ
「ようやくご一緒できますね。これからはどうぞ私に頼ってください!」
CV:加藤英美里
「バトルメイドプロジェクト」の一員。
重装・攻撃機。
三安産業が開発した最初期型のバイオロイドで、戦闘・家事・産業のあらゆる分野において圧倒的な性能を誇る、バイオロイドのポテンシャルを世に示す役割を担った試作機。
このため世界に1体しか存在せず、ゲーム内でもあるイベントで1体が手に入るのみとなっている。
また、売り出すための「商品」ではないためにバイオロイドに刷り込まれた「人間の命令には逆らえない」というリミッターが存在しない上、
100年前から稼働しており人間の姿を知っているため、鉄虫の出す電波に惑わされることなく、自己判断で鉄虫を破壊できる。
体型は「これがラストオリジンだ!」と言わんばかりのむちむち・爆乳・大柄体型。
ラスオリの各種広告に顔を出すことも多く、ラビアタの姿を見てこのゲームに興味を持った司令官も多いハズ。
なお、元々はこれほどムチチムチな姿ではなく、彼女がこんな体型になってしまったのはかなり重いバックボーンがあるのだが、
シナリオ中のあるイベントを経て元の姿を取り戻し体型・バスト共に下方修正される*24。もどして。
用意されている特殊スキンは裸エプロンとマイクロ水着。水着スキンに関してはムチムチ時代と元の姿の2種類がそれぞれ別スキンとして実装されていると言う拘り。実にニーズが分かっている。
ちなみに骨格の素材が一般的なバイオロイドとは違うため、身長188cmにして体重が180kgもある。ラビえも~ん。
後の「バトルメイドプロジェクト」の大元になっただけあって、彼女を元に市井向けのフラッグシップモデルとして生産されたコンスタンツァと似た温厚で慈悲深い性格。
優しさだけでなく、100年の間人類抜きで鉄虫と戦い抜いたことから強靭な意志も併せ持っている。
作中ではある任務のためオルカ号を離れて単独行動を取っており、初期のオルカ号では「ラビアタの捜索」も重要な任務となっていた。
彼女と対面できるのはストーリーをかなり進めたあとになる。
SSランク、かつ入手がゲーム後半ということもあってその性能は圧倒的の一言。
射程こそ最低クラスなものの破壊力が高い上に攻撃範囲が広く、攻撃する度に攻撃力が上がっていくのでターンが回るほど手がつけられなくなる。
パッシブで行動力バフもかかるので重装型ながら手番も早く・多く回ってくる。
この性能でさらにパーティにバフまでかけてくれるという豪華ぶりで、最強キャラの一角ではあるが、
「アクティブの射程が最短クラス」「出撃時の資源消費量が多い」「自己バフをフル発動するまでに1〜2ラウンドかかる」
「(世界観設定的にも)1体しか存在しないため、リンクするためには貴重なSS代用コアが必要」など、無視できない欠点もある。
因みに元ネタが存在し、『クイーンズブレイド』の武器屋カトレアをオマージュしている。
武器が大剣・メガネ・後ろでまとめた髪型・むちむち大柄爆乳と共通点は多く、名前の「ラビアタ」というのも蘭の花の品種の一つ「カトレア・ラビアタ」から取られている。
- 無敵の龍
「お初にお目にかかる。避けられぬ死が立ちはだかるその日まで、貴官に仕えよう」
CV:優木かな
海軍総司令官(Chief of Naval Operations)
軽装・支援機。
三安産業のラビアタ・プロトタイプに対抗するためにブラックリバー社が総力を結集して生み出した指揮官型バイオロイド。
バイオロイド関連の技術力では三安に劣るため純粋な肉体スペックでは敵わないとの判断により、
軍事企業としての強みである、あらゆる戦略・戦術・指揮能力を詰め込まれ、外付けオプションを含めた総合力でラビアタを超えるべく誕生した。
ラビアタと同じくこの世界で1体しか存在しないバイオロイドとなっている。
これは、2体以上を量産することはブラックリバーや無敵の龍自身の価値を貶めると考えられたため。
東洋人の遺伝情報が使用されている。なのでラビアタと比較して胸は控えめ。それでも充分デカいが。
ゲーム中でもホライゾン扱いされているため勘違いされがちだが、厳密に言えばホライゾンの所属ではなく、
ホライゾン・ポセイドン・マーメイドという3つの海軍戦力を統括する立場である。
SSランク軽装・支援機というカテゴリらしくやや強い通常攻撃と強力なバフを持つ支援機……の皮をかぶった何か。
というのも戦闘開始時は砲撃待機モードという状態で、この状態から待機すると砲撃モードに移行、そこからさらに1Round後に艦砲射撃を行うという能力を持つ。
この艦砲射撃が敵全体、高威力、高レベル防御貫通、バリア・防御力アップ・保護無視と馬鹿みたいに強く、撃てば敵陣はほぼ消し飛ぶといっても過言ではない超性能を持つ。
大抵は超強力な範囲アタッカーとして運用されるが、バッファーとしても高水準なので適当に入れても強い。
オート周回では基本待機はしないのだが、戦闘開始時に味方を強制待機にさせるバイオロイド「贖罪のマリア」との組み合わせにより、
自然に艦砲射撃を行うことが出来るようになり、ギミックありの戦闘を除いた大半の戦闘を容易に突破できるようになった。
最強キャラの一角にふさわしい性能ではあるが、艦砲射撃を有効活用するのであればそれなりの装備、下準備を要求されること、
ラビアタと同じく(世界観設定的にも)1体しか存在しないため、リンクするためには貴重なSS代用コアが必要などの欠点もある。
また、あまりにこの組み合わせが強すぎたのか、近頃は露骨に対策を取られてしまう事も多い*25が、上記の通り強力なバッファーとして役割もあるため腐ることはない。
キャラクターとしてはクールビューティーな見た目通り堅物な性格。
しかし、自身が実装した直後のイベントに出演した際に司令官にご褒美について言及したり、
イベント内にてVR世界に飛び込んだ際になぜか服が転移されず、現地調達したコートのみを羽織った裸コート状態で登場したり、
後にこの状態のスキンが販売された際に、そのスキンの説明文で現実世界でも同じ格好に仕立ててもらった特注品であることが判明、
現実世界でもすっごい決め顔の裸コートでうろついている可能性が浮上し露出魔扱いされたりなど堅物キャラが崩壊しかけている。
また同じ「ホライゾン」所属のセイレーン(ロリ)の制服を無理やり着用したスキンが存在し「ムチムチ」「パツパツ」の姿を見せるが、こちらは顔を赤面させ恥ずかしがっている顔をしている。(恥ずかしがる基準がわからん)
▷8章ネタバレ注意
- レモネードアルファ
「レモネードアルファ。貴方のご意志に従います。」
CV:櫻庭有紗
便宜上は「パブリックサーバント」に所属している。
重装・支援機。
PECSコンソーシアムの中核を成す7つの企業にて社長専属秘書を務めていたバイオロイドの一人。
レモネードアルファは「クローバー産業」の社長秘書であった。
かつては三安とブラックリバーに次ぐ3番手だったPECSを三大企業として同格にのし上げたのは彼女たちの優秀さ故である。
彼女を語るうえで欠かせないのがアンナ博士である。
優秀な科学者であり同時に「ゴールデン・フォン・サイエンス」の社長を務める才媛であった彼女に、
PECSの7人の社長たちは眼を付けた。
まずはゴールデン・フォン・サイエンスに経済的な争いを仕掛け、保有していた特許を買いたたき、傘下企業として吸収した。
次に、優秀な科学者であり経営者でもあったアンナ博士を母体として自分たちの後継者を生ませようとした。
同時に、製品として売り出すためにアンナ博士自身の遺伝情報を使ったバイオロイドの開発を命令した。
こうして開発されたバイオロイドは、元になった遺伝子の優秀さゆえか想定以上の能力を発揮、
製品として販売するよりも自社で独占したほうが良いと判断され、社長秘書として運用されることになった。
このバイオロイドがレモネードアルファである。
(レモネードは合計7人いるが、アルファ以外の6人はアルファをベースにして開発された)
このように惨憺たる扱いを受けたアンナ博士は、レモネードアルファに搭載されているモジュールの最深部に、
自身の記憶と「PECSを崩壊させろ」という指令を密かに組み込んだ。
鉄虫とヒュプノス病で人類が滅びてもなお7人の社長の復活を求め暗躍する他のレモネードに対し、
司令官の存在にPECSを崩壊させる可能性を見出したアルファは、PECSを裏切りオルカに合流した。
ゲームにおいては、独自の性能を持つアクティブ1と強力なパッシブスキル群が特徴。
アクティブ1は一見するとただの保護無視効果を持つ単体攻撃だが、
通常のダメージ計算とは別に攻撃力に比例した固定ダメージを与える効果を持つ。
この固定ダメージはなんと相手の防御力や防御スキルを無視するため、
特殊スキルでダメージを全て1に抑える相手だろうと問答無用でダメージを与えられる。
パッシブスキルは独特で、軽装型/機動型/重装型いずれかのユニットを2体以上編成すると、
それぞれの種類ごとにバフを与え、敵にデバフをかけるものとなっている。
例:軽装型を2体、機動型を1体、重装型を2体編成した場合、軽装型2体と重装型2体がそれぞれ軽装型/重装型向けのバフを受ける。
軽装型を2体以上編成すると、軽装型の防御貫通を増加させ、敵の機動型/重装型に受けるダメージ増加のデバフを与える。
確実なダメージ上昇が見込める有用な効果である。
機動型を2体以上編成すると、機動型の命中を増加させて射程距離を1伸ばし、敵の軽装型/重装型に命中低下と射程減少のデバフを与える。
一見有用そうだが、オート戦闘の仕様上射程を伸ばすと本来使ってほしいスキルを使わなくなってしまうことがよくあるため、むしろ不必要な場面で発動させないよう編成に気を使わなくてはならなくなる。
命中バフや敵への命中・射程デバフも不要とは言わないまでも役に立つ場面は案外少なく、ぶっちゃけてしまうとこれだけは実質デメリットスキルに近い。
重装型を2体以上編成すると、重装型に戦闘開始時のAP供給して行動力を増加させ、敵の軽装型/機動型に行動力減少と属性耐性低下のデバフを与える。
レモネードアルファのスキル群の中で最重要かつ強力なスキルである。
重装型のユニットは高い能力を持つ反面行動力が低いことでバランスをとっているが、
このスキルはその弱点を完全に補完しており、本来足が遅いはずの重装型が軽装型も機動型も置き去りにして真っ先に動くという意味不明な状況を作り出してしまう。
その上で敵も遅延させるため、非常に先手を打ちやすくなる。
また、レモネードアルファ自身が重装型としてカウントされるため、
重装型ユニットを1体追加するだけで効果が発動する点も魅力。
この点から本作でも屈指のバランスブレイカーとして知られる重装保護機「エタニティ」とは相性が非常によく、
彼女の「味方を1人しか保護できず、かつ足が遅い」という欠点を完璧に補完し、保護機のくせにそこらの攻撃機を鼻で笑えるほどの超火力を開幕から問答無用で敵陣にぶち込めるようにしてくれる。
ラビアタや無敵の龍と同様に設定上ワンオフ機なので、SSランクかつ入手はストーリーの1体のみでコアリンクが困難という欠点も同じ。
ただレモネードは純サポーターに近いためノーリンクでも運用が効くのは他2人にはない強み。
キャラクターとしては見た目通り妖艶な秘書であり、司令官に奉仕することによろこびを感じる。
実は7人のレモネードは7つの大罪になぞらえられており、レモネードアルファは予想通り色欲に対応している。
このため、特定の箇所をタッチすると「私を獣にしたいのですか」などと言い始める。
オルカに合流した目的こそPECSを崩壊させることであったが、後に司令官を旦那様と呼ぶようになり
自身の復讐よりも司令官を喜ばせることを優先するようになる。
余談だが、ラビアタ・龍・レモネードはそれぞれ後述する旧人類時代の三大企業「三安」「ブラックリバー」「PECS」の
トップに立つバイオロイドであり、この3人を同時に傘下に加えたことは人類初の偉業である。
主要バイオロイド
- フォーチュン
「司令官、何か手伝えることはあるかしら? せっかくお姉さんが来てあげたんだから…ね?」
CV:浅倉杏美
「パブリックサーバント」の一員。
軽装・保護機。
オルカ号のエンジニアを担当するバイオロイド。
優しい年上のお姉さん、と言った感じの性格で、性格に難がある一部のバイオロイドたちの間の緩衝材を務めるなど、オルカ号の参謀・女房役として活躍する。
ストーリーではチュートリアル組のヨアンナを差し置いてレギュラーとして活躍しており、司令官不在時はオルカ号の留守を守るなど美味しいポジションに置かれることも多い。
ストーリーが進んでドクターやアザズと言った技術員が合流するまでは、グレムリンとたった二人で広大なオルカ号や数多くいるAGS達の保守点検や修理をこなしてきた縁の下の力持ち。
また、身体年齢が30超えの爆乳というラスオリ内でもレアなポジションなため、身もふたもないことを言えば年増好きの司令官からはかなりの需要を獲得している。「おばさん」だと?ふざけんじゃねえよお前、「お姉さん」だろォ!?
軽装・保護機というカテゴリではあるが自身に保護能力は皆無で、アクティブ2で保護を行う「ラビット」と呼ばれる壁を設置するという独特の性能。
正直それも使い勝手がいいとは言い難く、むしろ本領はパッシブの「部隊内のAGSを強化する」という能力であり、実質的には支援機と言ってよい。
- 不屈のマリー
「お会いできて光栄です。司令官閣下。今日の出会いが、歴史的瞬間となりますように」
CV:浅倉杏美
ブラックリバー社の陸戦歩兵バイオロイド部隊「スチールライン」の隊長。
無敵の龍等が所属するホライゾンを海軍とするなら、こちらは陸軍。
軽装・保護機。
部隊指揮を目的に開発された、世界初の指揮官級バイオロイド。
かつては複数の個体が存在したがそのほぼ全てが戦死を遂げており、現在オルカ号で指揮を執っているマリー4号機は唯一の滅亡前からの生き残りである*26。
指揮能力とともに生体電流を利用した超能力を与えられており、軽装型バイオロイドでありながら常に宙に浮いているほか攻撃の際にはビットを自由自在に操る。
性格は謹厳実直な軍人そのもの。普段は冷静に構えているが、戦場ではとても勇猛果敢で、名前の通りどんな苦境でも決して折れない鋼の心を持つ。
良くも悪くもスパルタ主義かつ体育会系で、部下であるT2ブラウニーやT3レプリコン等らには過酷な訓練を課すなど厳しく接する一方、危機に際しては我が身を盾にしてでも守ろうとするという責任感の強さも持つ。
反面我が身を顧みない性格は指揮官としては大きな欠陥ともなっており、戦後ほぼ生き残った個体が存在しないのもそれに起因するところが多い。
基本的には様々な面で頼りになる人物……なのだが、困ったことにある危ない性癖を抱えておりそれが絡むと途端に残念な一面を見せてしまうことも。「閣下ッ…! 賢明な判断です…!」*27
レアリティは最高のSSランクだが、1機は序盤のクリア報酬として確定で入手可能。
性能は全体的に高水準で、軽装型とスチールライン所属機限定ではあるが配置を問わず自陣全体を保護することができ、
さらに保護対象の味方にバフを、敵陣全体にデバフを撒くことができるサポーターとしての顔も併せ持つ。
バフ・デバフは機動型へのメタとして機能するものが多く備わっており、攻守両面で活躍する頼もしい味方となってくれる。
過去には耐久性能にやや難があったが上方修正で強化され、部下の隊員たちとのシナジーも増え、序盤から活躍できる軽装型の守護神となっている。
アクティブスキルのモーションが凝っていて長いので単純にタンクで使うと周回速度が落ちがちだが、範囲攻撃としては結構優秀なのでアタッカー構成にして周回要員として採用されることも多い。
余談だがラスオリ開発当初は21スクワッドメンバーとなる予定だったらしい。そのせいなのか序盤からストーリーの出番が多い。
- アルマン枢機卿
「陛下にお仕えできて光栄です。」
CV:白壁爽子
「伝説サイエンス」の悪役俳優シリーズ「D-エンターヴィランズ」に所属する演劇用バイオロイド。
軽装・支援機。
軍用バイオロイドに匹敵する能力を持つ俳優バイオロイド達が実戦さながら…というか実戦そのものを行うほどリアルを追求する伝説サイエンスの演劇において進行役を務めるバイオロイド。当然の如く頻発するであろうトラブルを防ぐ目的で極めて高い演算能力を持たされており、その予測は未来予知一歩手前とも言われる。そしてそんな能力を演劇のために開発した伝説サイエンスのネジの外れっぷりも語られる。
モデルは「三銃士」でお馴染みリシュリュー枢機卿、及びその元ネタである史実上の人物「アルマン・ジャン・デュ・プレシー・ド・リシュリュー枢機卿」。
滅亡前の演劇では進行役やモデルに沿って悪役で出演していたが、本来は沈着冷静で穏やかな性格であり*28、役柄に縛られる必要のない現在ではその演算能力・判断力を活かして司令官の参謀ポジションに収まっている。そのためかメイン・イベント問わずシナリオでの出番が多い。
司令官を「陛下」と呼び慕ってはいるものの、気付くと働きづめでロクに休みを取らない司令官に何とか休みを取らせたり、時には諫言したりなど、司令官にとっては頼りになる参謀であると同時に耳の痛い存在でもある。
ゲームにおいては汎用性の高いバフ・デバフ能力を持ち、敵の強化解除や味方の有害効果解除なども行える優秀な支援機。
入手はイベントでのドロップや月替わりの交換所が狙い目。製造は比較的出やすい支援機とはいえSSランク自体が出るのが稀なためご利用は計画的に。ブルガサリばっかり出ても泣かない。
その他のバイオロイド
- エヴァ・プロトタイプ
そもそもバイオロイド技術とは、アダム・ジョーンズ博士が自身の妻であり不治の難病に侵されているエヴァ・ジョーンズの為に造り出した、謂わば病人用のスペアボディとも言うべきものであった。
しかし諸問題により開発が中座していた所、三安産業会長のキム・ジソクがエヴァを唆し、バイオロイドボディへの脳移植に同意させてしまう。
こうして本当の意味でバイオロイドの元祖とも呼べるエヴァ・プロトタイプが完成したが、「人型生体コンピューター」として世間に公開されたことにより、エヴァは「人間」としての権利を全て失ってしまい、アダムとの婚姻関係は解消。
妻の惨状を見たアダム博士は廃人と化し、後に自らを慰めるかのようにラビアタを造り出すに至った。
こういった経緯から自分の後釜としてアダムの後妻となったアミーナや、アダムが溺愛していたラビアタには根深い憎悪を持っているが、同時に一定の信頼や親愛じみた感情もあると複雑な思いを抱いている。
▷6章ネタバレ、ショッキングな展開注意
6章にて実際に司令官達と対面を果たすことになる……のだが、それは
「彼女が作り上げた新人類の胎児諸共、鉄虫に斬り刻まれ首を落とされた惨殺死体」
という非常にショッキングな対面となってしまった。
そして不可解なことに、死んでいる筈のエヴァから司令官達へと通信が入ることになるのであった。
ゲーム内では折に触れ司令官に通信をかけて来ては、彼を導くかのようなアドバイスを送ってくる。
しかしながらその真意は常に煙に巻かれ、不審な点*29もあるなど敵か味方かといった立ち位置に居る。
- アイシャ
三安産業製のコミュニティ管理用オペレーターバイオロイドで運営のアバターを彼女が担当している。ショップ店員のファティマは姉妹機。
他のバイオロイド同じく量産されているようで、同一個体が複数存在する設定。韓国運営はアイシャ47,48号機、日本運営はアイシャ81号機*30が担当している。
早い話「アイシャ≒運営」であり、運営がしょっちゅう何かやらかすたびに司令官(ユーザー)たちが「アイシャァ!!!」と叫ぶのはラスオリの風物詩である。
【用語】
- バイオロイド
人工の細胞小体「オリジンダスト」を組み込んで作られた人造人間。
身体能力を強化する効果を持つオリジンダストのおかげで、見た目は人間そのものだが人間よりはるかに優れた性能と寿命を持ち、さらに人間との間に子供を作ることも可能。
基本的に成人男性を軽々と超える身体能力を有し、個体によっては
- 大剣、大盾、大鉄球、ガトリングガン、迫撃砲などの兵器を軽々ブン回す
- 改造手術により、磁力・電気を操ったり、超能力を擬似的に再現する
- 専用の飛行装備を使い、戦闘機さながらに空中を機動する(ドゥームブリンガー、スカイナイツ所属機)
- 兵器として高い性能を持たされすぎたり、本来は非軍事用でありながら極めて強力な能力を得てしまったために、戦略兵器として扱われる(滅亡のメイ、オベロニア・レアなど)
など、人間の域を超えた能力を発揮する。
さらに上記のハイスペックながら、安価な個体は量産が効いたため、滅亡前の世界では兵士や労働力として普及していた。しかし普及させ過ぎた結果、下記の通り人間達の活躍の場を奪いまくってしまう事になったのだが
現存するバイオロイドは全て女性型である。男性型のバイオロイドも初の軍用バイオロイドとして開発されていたが、2回も暴走・大虐殺事件を起こした事で生産中止・全機廃棄処分された。
オリジンダストには「男性ホルモン由来の闘争心や怒りの感情を際限なく増幅してしまう」という致命的な問題があり、この後は男性型バイオロイドは作られていない。
人類滅亡後、生存したバイオロイドたちの殆どはラビアタ率いるレジスタンスに合流して鉄虫との戦いに参加している他、人類の残した生産装置を使って人類滅亡以降に再生産されたバイオロイドも存在している。
ラビアタは司令官を迎える日のために軍用・非軍用を問わず多くのバイオロイドを集めており、
非戦闘用に作られていたバイオロイドも、職能が戦闘に転用できそうな者は対鉄虫の戦線に参加している。
そのため、オルカ号乗員の顔触れはまさに千差万別。
▷頼れるオルカ号のなかまたち(一部)
- 軍用バイオロイド(スチールライン、シスターズ・オブ・ヴァルハラ、ドゥームブリンガー等)
- 服飾デザイン用バイオロイド(オードリー・ドリームウィーバー)*31
- 宅配サービス所属の配送用バイオロイド(エクスプレス76)
- チアリーダー型バイオロイド(キャロルライナ)
- ブラックな新興宗教の象徴となるべく作られた天使型バイオロイド(アザゼル、サラカエル、ラミエル、エンジェル)
- エンターテインメント産業に従事する俳優バイオロイド(シャーロット、魔法少女シリーズ等)
- 調理師型バイオロイド(炉端のポルティーヤ、ソワン、アウローラ等)
- 庭園の整備・農業用バイオロイド(ダフネ、シザースリーゼ、オベロニア・レア等)
- 植林や森林の管理、野生動物の保護と言った環境保全に携わるバイオロイド(エルブンシリーズ、エンプレス等)
- 建築業とアイドルという二足の草鞋を履いていたバイオロイド(バーバリアナ、ドラキュリナ)
▷滅亡前のバイオロイドたち
滅亡前の世界では一般販売される商品・工業製品の一種といった扱いで、人間からかなり悲惨な扱いを受けており、これらバイオロイドへの仕打ちは旧人類の愚かさを象徴する出来事として語られることが多い。
バイオロイドは人間以上の能力を持ちながら、廉価モデルは前述のように量産が効く程度のコストであったため、労働力として急速に普及。
その結果労働者層の仕事を軒並み奪ってしまい、そうした層からは一心に憎悪を集めることになってしまった。
このため労働者層を中心に反バイオロイドの大規模なデモが起こったのだが、よりによってその鎮圧に投入された男性型バイオロイド「ゴブリン」が、
前述の「男性ホルモン由来の闘争心や怒りの感情を際限なく増幅してしまう」という欠陥が原因で暴走。市民を虐殺する最悪の事件を起こしてしまった。*32
結果、バイオロイドへの市民感情は一部の富裕層以外からは最悪そのものとなってしまい、
バイオロイドに「人間の命令には逆らえない」というプログラムがなされているのをいいことに、バイオロイドに対する暴行・性暴力が多発。
日本未訳の外伝作品では一応バイオロイドを家族同然に扱っていた人間もいたのだが、大抵のバイオロイドは危険な労働環境で使い捨て同然の扱いを受けたり、
都合のいいオ○ホール同然に扱われたりと、ロクな人生は送れなかった。
また、バイオロイドを製造する側も製造する側でモラルが地に落ちており、*33
興行用バイオロイドに偽の記憶を植え付け、「自身が神話の英雄や、古代の剣闘士である」と錯覚させ、実際に「ドラマ」「ショー」と称して殺し合いをさせるなど、人を人とも思わぬ外道の所業を平然と行っていた。
このため、現存する俳優バイオロイドは必然的に「人間たちの企画した殺し合いエンターテイメントを生き残った機体」となっており、戦闘プログラムと殺し合いを生き残った経験により、戦闘能力は軍用のバイオロイドに匹敵する。*34
この滅亡前の悲惨な扱いに由来して、初心者司令官からの
「このゲームの(ゲーム的な意味での)『人権』キャラっていますか?」
という問いには
「バイオロイドに人権なんてねぇよ」
と返すのが、司令官の間でのお約束となっている。*35
- AGS
「Auto Guard System」の略称。本作における「AIで制御されるロボット」の総称。
正確には「ロボットを制御し、都市防衛や警備(=Guard)をさせるシステム」の呼称なのだが、劇中ではもっぱら上記の用法で使われている。
バイオロイド登場以前から労働力や兵器として広く使われており、
鉄虫との戦争「滅亡戦争」においても主戦力として投入されたが、機械に寄生する鉄虫に対しては逆に塩を送る結果になってしまい、人類が敗走する一因となった。
バイオロイドと比較した場合、単純な戦闘能力で言えば強固な装甲や搭載可能な装備の差もあり大幅に上回っている*36が、思考能力に関しては人間のようにより柔軟な判断ができるバイオロイドの方が上。
このため、バイオロイドの登場以降は、バイオロイドにAGSの指揮をさせる、互いの短所をカバーする運用がスタンダード化した。
なおこの点についてはあくまで設定上の話であり、ゲーム的にはバイオロイドとの性能面での差異は少ない。
人類滅亡後、鉄虫に寄生されなかった個体の多くは衛星軌道上に居を構える指揮官級AGS「エイダー」のもとに団結して人類復興及び鉄虫の殲滅を目指している。
また、オルカ号でもパーツを生体回路に組み替えることで鉄虫対策をした機体が多数運用されている。
他にも、エイダーにもオルカ号にも与さない、独立したシステムの下に稼働しているAGSもいまだに残っており、ストーリーやイベントではこれらのAGSと戦闘する機会もある。
基本的にはロボットなので機械的、事務的な個体が多いが、一部のAGSには「感情モジュール」によって人間やバイオロイドと変わらない感情を有する者も存在し、彼らが主役となるサブストーリーもある。
外見はいかにもロボット然としたもの、ドローンや戦車を思わせるものから、ティラノサウルス型やドラゴン型、果ては禍々しいデザインの全身甲冑を纏った騎士風のもの、どこかで聞いたような声で喋る胸にライオンの顔のあしらわれたスーパーロボット風のもの*37、ロボット娘なもの*38、動物形態から人型への変形機構を備えたものまでこれまた千差万別。
- 鉄虫
本作において敵として登場する存在。生体機能を持っておらず未知の物質で構成された機械生命体。
幼虫の段階で機械に寄生してコントロールを乗っ取り、さらに乗っ取った機械を改造する能力を持つ。
出自については現状謎が多いがおそらくは地球外の存在。最初の一個体はゴビ砂漠で発見され三安産業の施設で極秘裏に研究が進められていたが、ある日施設全体を侵食して占拠してしまい、さらにそこから謎の信号を発信して仲間を地球へと呼び寄せた。
人類に対して異常な殺意を持っている一方で人類以外の動植物やAGS、人類と性質が近いバイオロイドに対しては一切の敵意は見せず、攻撃された際に自衛を行うにとどまる*39など、その行動パターンにはいまだ謎が多い。
何故か海に近づくことを強く忌避するという習性を持ち、海を渡ったり海中へ進出したりすることができなかったため、
人類は後述するヒュプノス病の蔓延までは苦戦しながらも抵抗できており、滅亡後のバイオロイド達も司令塔を失いながら辛うじて戦線を維持し続ける事が出来た。
▷7章ネタバレ
鉄虫が海に近づかない理由、それは星の落とし子と呼ばれるクトゥルフ神話宇宙的存在が海に居るからである。
オルカ号を触手で絡めとることが出来るほどの巨体を持ち、目覚めたばかりの星の落とし子と鉄虫の最上級個体が戦力的に同等であるなど圧倒的な強さをもつ他、
防御力も驚異的であり、100隻を超える艦隊の一斉射撃が直撃しても僅かに怯んだだけで、大してダメージを与えられなかった程である。
また、ただ見ただけで相手の恐怖心を掻き立てる威容を持ち、指揮官級のバイオロイドすら人目もはばからずに狼狽えて司令官に助けを求めたほど。
星の落とし子には鉄虫も恐怖しており、下手に刺激することを避けるために鉄虫は海に近づかなかったのである。
人間の脳波と同じような電気信号を発しており、これが原因で多くのバイオロイドは人間と鉄虫を判別することができない。
バイオロイドは人間からの明確な命令なしでは人間を殺傷できないように作られていたため、人類が不在となっていた100年間、
直接鉄虫を破壊するよう命令を受けていたごくわずかな生き残りのバイオロイド達を除いて鉄虫への積極的な攻撃を仕掛けられない状況が続いていた。
- オルカ号
司令官と、ラビアタ率いるレジスタンスが拠点とする大型潜水艦。司令官の愛の巣。
鉄虫を避けて海中を移動する運用のためか、自前の武装は搭載されていない。
人類最後の砦として造られただけあって非常に広大な内部空間を持つが、それでもレジスタンスの人員の多さや省スペース化等の問題により、
シャワールームはあっても浴槽はなかったり、司令官や僅かな指揮官級を除いて同部屋が基本となっている。スカイナイツの相部屋描写は本国司令官の徴兵時代のトラウマを刺激したという……。
- 人類(旧人類)
鉄虫の襲来に際し全世界で抵抗したものの、前述した鉄虫の性質により主力兵器であったAGSが実質無力化され、加えてバイオロイドも満足に戦闘できなくなったことで各地で敗走。
鉄虫に寄生されないバイオロイドにより抵抗を続けるも戦力差を覆すには至らず、多くの人類は鉄虫の活動範囲外である海上・海中に逃走する。
しかし、追い打ちをかけるように、全世界的に致死性の病気「ヒュプノス病」が流行。
ヒュプノス病は「悪夢や無気力状態を引き起こした後に睡眠時間が長時間化していき、最終的に昏睡状態に陥って死に至る」という奇病であり、
これに対し有効な治療法を見つけられなかった人類はどん詰まりになってしまい、地球上から全滅した。
キャッチコピーの通り、現在のところ地球上の人類は主人公を残すのみとなっている。
▷滅亡前の人類
バイオロイドやAGSを生み出すなど高い技術力を持っていたが、バイオロイドを生産する企業と規制をかけようとする国家の対立により世界大戦(第一次連合戦争)が勃発。
企業連合側の勝利により世界が企業に支配されるが、今度は企業間の対立により再び世界大戦(第二次連合戦争)が勃発。
が、ほどなくして鉄虫が襲来。ここに来てやっと人類は一丸となり、後の顛末は上記の通りである。
それはそれとして、バイオロイドの項でも述べた通り、滅亡前の人類の倫理観は地に落ちており、
先述した「バイオロイドの殺し合いショー」を平然と地上波に流し、商品として流通させる、
企業が国家を分割統治し、「都合のいい民間人」相手にバイオロイド戦闘実験を行う、
バイオロイドをモルモット同然に扱い拷問同然の人体実験を行う、
廃棄処分となったバイオロイドを集め、司令官らが絶句した行為を行う施設を建造する等々ロクなことをしていない。
鉄虫襲来前から人類同士でドンパチやってたことや倫理観が欠如しすぎていることから、多くの司令官からは
「滅んで当然」「汚え旧人類は滅びろ! あっ、もう滅んでたわ」「や旧糞(やはり旧人類は糞)」「だから滅びた…」
などと当然のように悪し様に言われている。
また、これを捻って「リョナ・曇らせなどの性癖を持つ司令官」のことを旧人類と呼ぶことも。
- 三大バイオロイド企業
滅亡前の世界で覇権を争っていた3社の超巨大企業。単に「三大企業」とも。
富裕層向けのメイド型家庭用バイオロイドを主力としていた、最初にバイオロイドを世に送り出した韓国の企業「三安産業」、
軍事用バイオロイドとAGSを専門にしていたアメリカのPMC「ブラックリバー社」、
廉価な産業・公共事業向けのバイオロイドを大量生産していたアメリカの企業連合体「PECSコンソシアム」の3社からなる。
いずれの企業もバイオロイド技術を後ろ盾に莫大な資本と戦力を保有しており、各国の政府さえも屈服させて事実上世界を統治下に置いてしまっていた。
と同時に、ほぼ人間と同等の存在であるバイオロイドを「商品・道具」の立場に貶めた元凶であり、さらに労働力の大半をバイオロイドに置き換えてしまったことで、人間から職を奪い、失業率90%超という地獄のような社会を作り出すなど、自社の利益のために人間・バイオロイドの双方の運命を大きく歪めてしまった存在でもある。
なお、三大企業以外のバイオロイドメーカーとしては、
事実上鎖国状態にあった日本でトップシェアを持っていた、エンタメ分野に特化した企業「伝説サイエンス」、
ラストオリジンの開発元であるスマートジョイの速攻でサ終した過去作「人工英雄」を自虐ネタにしたセルフパロディであるゲームメーカー「スマートエンジョイ」が劇中に登場している。
【余談】
最近は日本国内のイラストレーターを積極的に招聘しており、ニプル○ァックの人おぶい、ドラフの角を折る人朝凪、Mカップギャル系Vtuber「サーヤ」の生みの親・きろめ、奴隷エルフの市場支配人ねろましん、「艦これ」のキャラデザをはじめとした兵器擬人化とおっぱいで有名なくーろくろの5名が現在イラストレーターとして参加している。どういうわけだかそっちの界隈のイラストレーターが選ばれがちということもあり、彼らを指して「名誉旧人類」と呼ぶこともあったり。
なかでもおぶいは公式に採用される以前から熱心なファンだったということもあってか、韓国での公式生放送にたびたび呼ばれていたり、朝凪のデザインしたバイオロイドのSDグラフィックを担当していたりと運営・開発側とは結構な縁ができている様子。
日本版が非常に難産だったことでも知られており、
2020年6月に開始されたiOS/android版は韓国の最新版とゲームバージョンが違ったためか不具合とそれに伴うメンテが多発した他、
DMM GAMES/FANZA GAMES版は当初のDMMでの稼働発表から18ヶ月の時が経ってからの稼働になり、
さらにDMM GAMES/FANZA GAMESで事前にアプリをダウンロードすると、
何故か全く関係ないDMMの別ゲー『超昂大戦』がダウンロードされてしまったという報告が上がってくるなど、エロ以外でも何かと話題の絶えないゲームである。
シナリオライターの虚淵玄は本作のファンであり、日本版稼働直後にtwitterで二次創作SSを発表したりキャラクター公募企画に真っ先に参加するほどに本作に入れ込んでいる。虚淵玄脚本のアニメ化まだかな……
そして日本版2周年に合わせた2022年5月、遂に公式コラボとしてライター参加することが発表された……が、本人曰く「どこまでスロットル踏んでいいか探りに出した初稿がそのまま通ったので空いた時間で一章書き足しちゃった久しぶりの虚淵原液」らしく、司令官たちは期待混じりの阿鼻叫喚に包まれた。
なおいざ蓋を開けてみればメインはハードな要素はありつつも硝煙臭く熱い展開で、後日談は下ネタだらけのぶっとんだギャグのダブルパンチなシナリオであり、司令官達は期待通りのクオリティに唸らされつつも、いい意味で予想を裏切られることとなった。虚淵原液ってそういう…
このゲームをプレイしている人たちのあいさつ、合言葉は「ピョンテ」。是非ともプレイヤー同士で使い合おう。意味は韓国語で「変態」。
自動戦闘の片手間にピョンテは追記・修正をお願いします。
画像出典:2020年05月19日稼働開始 SmartJoy, PiG Corporation『ラストオリジン』より2点
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*2 ロビー画面で胸やお尻に触る事。
*3 俗に言うメスガキであり肉体年齢は後述するLRLよりやや上程度なのだが、彼女はセクハラOK且つ大変ピョンテなスキンが実装されている。
*4 ちなみに21年バレンタインイベは(1週間の延長があったものの)2月10日から4月23日。とっくにホワイトデーも終わっている有様である。
*5 「特撮オタと化した結果演者であるバイオロイドの熱心なおっかけになったバイオロイド」や、「上官への尊敬が高じるあまり写真をこっそり撮りまくり悦に入るバイオロイド」などは存在するが。
*6 特定条件下で味方の攻撃時に追撃を行うスキル。
*7 とは言え後述するように、戦闘は基本オート周回で放置になるため、気付くとカンストしている事が多い。
*8 こちらも貴重品だが、ほぼ課金アイテムの指輪に比べれば入手経路は多い。
*9 後述の通り、Bランクでもステージ次第では思わぬ活躍をするため、そう言う意味でも育てておいて損はない。
*10 ちなみにそうやってデチューンされた膨大な数のバイオロイドは鉄虫に侵入されていない島で頑張って文明復興にいそしんでいる。
*11 保護機なら味方をかばう構えに入ったり、支援機なら支援用のスキルなど。
*12 「自分の真下一マスの味方」「自分を含まず上下左右一マスの重装攻撃型」「自分を含めトの字型の味方全員」etcetc…。
*13 「戦闘に敗北」「HPがゼロの戦闘員がいる」「戦闘員 or 装備のインベントリが一杯になる」「資源が尽きる」と中断される。
*14 用途は好感度上昇用のアイテムを生産する施設。
*15 ただし上記の自動戦闘の中断条件の関係上、快適なプレイのためにはまずは戦闘員と装備の枠はなるべく早く最大まで拡張していくことが望ましい。
*16 メタ的に言うとサービス開始間もない時期はキャラが固まっていなかった、というのもある。とは言え人間三食全てツナ缶を出されれば嫌気もさすし、バイオロイド達も100年ぶりの生きた人間の世話に不慣れではあった。要するにこの頃はまだ互いにコミュニケーション不足だったと言う事であろう。
*17 現在は戦時中につき子供を作る余裕はないため、定期的に避妊処置を受けている描写がある
*18 オープニングムービーでは現存する人類のカウントが一度「0」になってから「1」に戻る演出がある。
*19 日本語で言う「ポチ」のようなネーミング。因みにメス。
*20 他の個体も中二病である事は共通しているので、LRL自体そういう風に染まり易い傾向があるのかも知れない。
*21 装備、仲間、スキルレベルなど必要とされるハードルこそ高いが、揃ってしまえば「ずっと俺のターン!」に近い事も可能。
*22 と長らく思われていたのだが、外伝にて旧時代からの生き残りで、自分が演劇役者だという自覚があると判明した。
*23 一応メインストーリーもかなり後半になってから再登場し、しばらく顔を出さなかった理由が語られる。
*24 ロビー等ではスキンで好きな方の見た目に設定可能だが、シナリオ中では同イベント以降基本的に控えめな方の体型で登場するようになる。
*25 砲撃モードは一戦闘につき一回しか使えないため、一撃で倒せない、いわゆるガッツスキルやダメージ最小化スキルなどを持つ敵と極めて相性が悪い。
*26 あくまで「滅亡戦争前からの唯一の生き残り」が4号機なだけであり、同型モデル自体は戦後再生産されたりしている。
*27 元々ここまで重度のショタコンだった訳ではなく、ただの子供好きなお姉さんだったらしいがどこかで性癖が捻じ曲がってしまったらしい。
*28 悪役故に高い能力を持たせる都合上か、D-エンターヴィランズのバイオロイドは役柄に比して本来の性格は穏やかである傾向が強い。
*29 ゲーム開始前にあった大規模戦闘にて、少数の鉄虫を率いてどこかへと消えるエヴァの姿が観測されている。
*30 日本の国際電話の番号が81番である事に由来するらしい
*31 後に「競合他社の攻撃から身を護るために武装化が進み、実質的に戦闘用バイオロイドと同等の存在になっていた」という裏設定が明かされている。
*32 これが原因で男性型バイオロイドは全て廃棄処分され、バイオロイドは全て女性型となった。
*33 野生動物や自然環境の保護団体を立ち上げ所属バイオロイド達も大切にしていたウォッチャー・オブ・ネイチャーや、人間とバイオロイドという垣根を超えて母娘のような関係だったアン博士とメリーなど、善良と言える人々もいたにはいたのだが…
*34 例として、D-エンターテインメント製バイオロイドの銃士隊長こと「シャーロット」はこと剣術の技量に関してだけ言えばラビアタ・プロトタイプに匹敵するとされている。
*35 ただし本作ではバイオロイド達のスキルの組み合わせが重要であり、それ故に保有バイオロイドの種類の多さが重要になるため、他のゲームで言う『人権キャラ』は実際にいないと言える。
*36 例として、最も一般的な軍用AGS「フォールン」は1機で歩兵バイオロイド4人と同等の戦力とされる。
*37 ちなみにこれはスキンであり、元々の姿はオーソドックスなロボット型である。
*38 とあるAGSの擬人化した別ボディという設定でこちらもスキン。
*39 バイオロイドに関しては長らく戦いが続く中で敵として認識するようになったらしく、滅亡前に比べると積極的に攻撃してくることも増えている様子。
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