登録日:2020/03/22 Sun 22:06:14
更新日:2024/05/17 Fri 11:07:02NEW!
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ゴラとは、『ウルトラマン80』第12話「美しい転校生」に登場する怪獣である。
この項目ではゴラを操るビブロス星人ミリーについても説明する。
概要
別名:マグマ怪獣
身長:59m
体重:4万t
ビブロス星人が地球侵略のために送り込んだ宇宙戦士。ヒヒを思わせる姿をしており、炎のように赤いトゲだらけの皮膚で覆われている。
卵の状態で地球に隕石のように飛来し、ビブロス星人ミリーが浅田山の火口のマグマエネルギーを吸収させて育てていた。
卵の中で成長し、5日で完全体となって孵化する。また成長の際に周囲に放射能を発生させ、それは成長が進む度に強くなる。
宇宙戦士と呼ばれるだけあって、怪力で動きも素早く、格闘戦が得意。80のウルトラショットを手で弾く。
手からはウルトラショットと互角の威力の火炎状光線を放つ。背後の敵も鬣からのオレンジ色の光線で迎撃する。
設定では口から3万度のマグマ熱線を吐き、体を炎に包んで体当たりする技も使用できるが、どちらも本編では未使用。
格闘戦や光線技で80と互角の戦闘を繰り広げるも、バックルビームとサクシウム光線の連続発射で倒された。
ビブロス星人ミリー
身長:152㎝
体重:42kg
演:ジュディ・モーリス(声:加藤早紀子)
全宇宙征服を狙い、地球に前衛基地の建設を企むビブロス星人が、障害となるウルトラマン80こと矢的猛を暗殺するために送り込んだ工作員の少女。
地球に潜入すると、まずは矢的の生徒である博士と接触(この時、博士はファッション、真理ら女子4人がいたずら目的で書いた偽ラブレターで呼び出されており、ミリーが手紙の送り主だと勘違いした)、「ソフトクリームを売ってる店を教えて欲しい」と誘い、デートを楽しむ。
その夜、矢的の部屋を透視能力とレーザーで襲撃するも、窓から脱出されて失敗する。
2日目に桜ヶ丘中学校に入学し、矢的の担当する1年E組に、アメリカ人の父と日本人の母を持ち、しばらくオランダに行っていた転校生「青山ミリー」として編入する。
その放課後にファッション達に絡まれるも、博士に助けられる。
3日目には矢的の自転車に地球外物質製の爆薬を仕掛けて暗殺を企むも、矢的を吹っ飛ばすのがやっとだった。
4日目になると、ゴラの卵から発せられる放射能が強くなったため、UGMに気づかれないようにそれを消すために浅田山へ向かい、その際に博士をデートに誘った。
そして5日目、「地球人を愛してしまった」と、母星の上層部に計画の中止を進言するも、「計画の中止はお前の死を意味する」と拒否される。
そこへ超能力で基地を突き止めた矢的が現れ、彼女を説得しようとするも、使命には逆らえずに孵化したばかりのゴラを差し向ける。
結局ゴラは倒され、その死に涙する。その後の消息は不明で、矢的は博士にミリーからの別れのテープを聞かせ、彼女はオランダへ帰ったと説明している。
脚本では、事件の終結後にミリーは母星に戻るとされており、一部の資料では母星へと帰ったとされている。
改造ゴラ
『アンドロメロス』の雑誌展開で、てれびくん1981年11月号に登場。
グア三兄弟の次男ジュダがゴラを元に作り出したロボット怪獣。胸に強化回路が装着されている。
怪力で、岩で殴りかかる戦法が得意。火山に出現し、アンドロウルフを苦しめるも、駆けつけたメロスのアンドロタイフーンで首を吹っ飛ばされて倒された。
小学一年生1981年12月号では、メロスとウルフのダブルショット(アンドロタイフーンの同時発射)で倒されたとされている。
居村眞二氏の漫画版では未登場。
後に1983年2月号で他の改造怪獣達と共に復活、全員でメロスとウルフを取り囲んで高速旋回しながら炎の渦を発生させる火炎車戦法を仕掛けるも、結局は破られ、2人のアンドロビームで倒された。
その他媒体におけるゴラ
漫画『ウルトラマン超闘士激伝』では闘士ゴラが第3部ゴーデス編に登場。
「ウルトラマンに勝ちたい」という気持ちをゴーデスに利用され、ギガザウルスの鎧「邪生鋼<エビルブレスト>」と融合し、洗脳されて「邪生鋼戦士ギガルス」となった。
重装鉄鋼を装備した80とジョーニアスの2人と戦い、スーパーバックルビームとスーパーロッキングスパークの挟み撃ちで倒されて元に戻り、2人にゴーデスのアジトの場所を話した。
ちなみにゴラは、過去のエピソードでも第2回銀河最強武闘会の観客席にいたのが確認されている(恐らくは別個体)。
『ウルトラマンオーブ 完全超全集』に掲載された「ウルトラマンオーブクロニクル〈年代記〉」では、第2章「ファイアーボール作戦」に登場。
火山惑星ガヌン・アビにおける火山のマグマに眠る「火山の悪魔」であり、火山が爆破された事で眠りから覚めてウルトラマンオーブと戦った。
余談
『ウルトラマン80』はゴラの登場した第12話が教師編最後の話となり、第13話以降はハードSF編へと路線変更される事となった。
これについて、一部のファンからは、矢的は学校内での自転車爆破事件がきっかけで、自分が教師を続けると学校が狙われて皆が巻き込まれると判断して教師を辞めたのではないかと考察されている。
テレビシリーズでは中途半端な形で終わってしまった教師編であったが、作品終了から27年後、『ウルトラマンメビウス』の「思い出の先生」にて、事実上の真の最終回を迎える事となった。
ゴラはバラエティ番組『風雲!たけし城』で、1987年秋のスペシャル「たけし軍世界最強の総攻撃」にたけし軍の一怪獣として出演した事がある。
ゴラとの戦闘シーンは同作の中でも特にアクションが激しいことで知られており、
80のスーツアクターを担当していた奈良光一氏は撮影中に肉離れを起こしたらしい。
追記・修正は浅田山へデートに行ってからお願いします。
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