登録日:2020/02/09 (日) 12:11:20
更新日:2024/05/16 Thu 12:37:53NEW!
所要時間:約10分で読めます
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少女漫画 ヤンキー バトル 女子中学生 花のあすか組! スケバン 高口里純
花のあすか組!∞(インフィニティ)は
高口里純の漫画作品。
2018年から21年までWeb上で有料連載されていた。
【概要】
1980年代から90年代にかけて月刊ASKAに連載されていた「花のあすか組!」(以降、無印と記す)、その続編である2000年代の「新・花のあすか組!」(以降、新と記す)・2010年代「花のあすか組! BS(ブラックスクール)編」(以降、BS編と記す)の更なる続編である。
【あらすじ】
総帥HIBARIの一声で、全中裏十人衆の影武者=カゲボウシ達が最高位"ファントム"の称号を賭けて競い合う「24枠」または「C→S」と呼ばれるイベントが行われる。
九楽あすかを巻き込みたいHIBARIは本来別格である筈の、あすかの影武者・九曜巴紋と九曜星紋にも参戦を命じる。
従来の「24枠」は、現ファントムである志文以下8枠もの影武者を有する十人衆・神(ジーザス)と、同じく8枠を持つ十人衆・弥勒(ミロク)。天空領域と呼ばれる二大勢力の事実上の一騎討ち(神対決)であったが、他の十人衆達もこの機に自分達の影武者のランクを上げ、かってあすかに敗れた汚名を返上しようと目論んでいた。
更に影武者入りを目指す末端=色影衆らも参戦、各区表番衆、エリアマスターらも巻き込み、戦況は混乱していく。
そんな中、あすかは地下アイドルグループ「ゆるぎない王国の姫君」のメンバー・春田真々代と関わり、メジャーデビューを目指す「ゆる姫」に協力する事になり、、
【登場人物】
主に∞に登場した人物を記すが、前後関係を明瞭にする為、無印、新、BS編にのみ登場の人物についても一部説明する。
〈あすかとその周辺〉
- 九楽あすか
中学二年生・14歳。
小柄でショートカットの、クールで利発な凛とした孤高の美少女。
意志も喧嘩もチート級に強い。
自分の道を迷い無く進むが、ヨーコというアキレス腱を持つ。
誰もが憧れる様な理想的な家庭に産まれ、優しく明るい両親の愛情を一身に受けて文字通り健やかに育っていたが、些細な妬みから学校内でいじめに遇い、自殺未遂を起こす。
入院中は医師や妊婦から命の強さを説かれる。
退院後は不登校となり、夜の街を彷徨う間にヨーコやひばり達との出会い、以外の全中裏やヤクザなど闇社会との関わりを経て、別人の様に強靭な心身を得、学校に戻る。
一時ひばりの懐に入り、全中裏十人衆・側近左"悪"の地位に就き、またその座をあっさりと手放した事から、界隈では伝説・カリスマ的な扱いを受けている。
全中裏を抜けたのは祖父の言葉から母の心の痛みを知ったからだが、その後もひばりの執着(溺愛)から全中裏の興す各イベントの渦中に置かれている。
主な武器は母から貰った金貨。
- 堂本ミコ
中学二年・14歳。
あすかのマブダチでヨーコの異母妹。
ブレザーの制服やチャイナドレス、スカジャン等をよく着ている。
いつも強気で威勢がいいが、かって二度と泣き顔に見られない様にと眉を剃り落としている。
喧嘩の強さも上級者だが、あすかとヨーコ、そして最首には敵わない事は自覚している。
蘭塾出身で西区筆頭表番候補だったが、あすかとは対等でいたいと考え、辞退した。
現在は全中裏から距離を置いているが、内情に詳しく、あすかと共に様々な事案に巻き込まれる。
無印では歌舞伎町でレディースとつるんだり、アイドルグループを追っかけたり。新ではスタバ通いやガラケーの早打ちを競ったり。BS編ではネット三昧。∞ではSNSを使いこなし、秋葉原で2.5次元にハマったり等、時代時代の若者文化に精通しているミーハー※
※漫画自体は30年以上続いているが、彼女達は永遠の14歳なので。
- 鬼島ヨーコ
享年17歳
かってあすかを奈落から救いあげ、そしてあっさりと切り捨てた、あすかにとってトラウマ的人物。新宿を闊歩する少女ゲリラで、全中裏・ヤクザ等と単身で渡り合う要注意人物。ガキの喧嘩のルールを平然と破り、改造拳銃を手にしている。周囲全てを冷たく突き放して見ており、平然と人を裏切るが、その言動には説得力がある。無印最終回で死亡したが、(遺体の確認は確実ではない)、その存在は未だにあすかやミコに影を落とす。
- 最首
17歳。高知の代議士の娘。
土佐弁で喋る、長身。
雄々しく、勇猛な少女。
全中裏と対立している微里威同盟を率い、打倒ひばりを目標としている野心家。
武道有段者でおそらく純粋な腕っぷしなら劇中最強。
全中裏の施設である筈の蘭塾の覇権を握っている。
「ひばり(の様な権力者)になりたいのか」と図星をさされるとキレる。
- 馬場
最首の右腕。参謀であり、女房役。熱くなりがちな最首を諌められる唯一の人物。
- 明ユカリ
横浜の高校二年生。
類い稀れな美貌を持つ美少女。
暴走族シルバーゴーストのマスコット(族はマスコットのバージンを全力で守る)だったが、お人形でいるより自分の足で走りたいと、引退。後継に勝手にあすかを指名する。喧嘩が強いわけではないが、根性が座っており、静かな迫力がある。バイクを駆り、あすかを援護する事もある。ヤスヒロとは惹かれあっていた時期もあった様だが、結局想いはすれ違ったままだった。
無印初期は当時流行していた聖子ちゃんカットだった。
- 桐生定子
19歳。元・総エリアマスター。
かってあすかの助力で全中裏から脱退した。見た目は迫力あるパンクのお姉さんだが、意外に喧嘩は弱い。人柄が良い為、現在でも彼女を慕うエリアマスターは多く、組織に強い影響力を持つ。
- ヤスヒロ
17歳。横浜最大の暴走族シルバーゴーストの頭。
イケメンで多くの女性と浮き名を流してきたが、あすかにマジ惚れしてしまう。
- トキ正宗
全中裏と対立している暴力団・紅神会の若頭。
老け顔というか落ち着いた19歳。あすかを気に入ってはいるが、
トルエン密売でシマを荒らしたヨーコの行方を追っている立場上、
対立する場合も多い。
- 幽鬼
ヨーコの恋人(?)。妖しげな美男子。享年23歳。
心中マニアで、相手の女性は一人死亡、二人は重傷を負っている。
自らを「死にぞこない」と嘲るが、無印最終回でヨーコと共に炎の中に消えた。
- 周防
不知火の弟。全中裏の運営に関心があり、女装してHIBARI SSに入り込んでいた。知的で冷静。自分とは正反対のミコに好意を持つ。
- 九楽今日子
あすかに惜しみ無い愛情を注ぐママ。料理好きであすかの為によくケーキやオムライスを作っている
財界の大物・篠宮余一郎の末娘。
平凡なサラリーマンの夫・昨造とはラブラブでいつもイチャイチャしている。
あすかの前では明るく能天気に振る舞うが、どんな時も心配し、心を痛めている。
〈全中裏〉
全中学裏番長連合。都内の不良女子中学生を統べる謎の巨大組織。
ひばりを頂点とし、側近左右(善・悪)→裏番十人衆(天・地・三色)→東西南北各区表番衆→都内23区エリアマスター→末端構成員(ベイビーチック)といった命令系統。
他に十人衆の影武者(カゲボウシ)・頭脳集団HIBARI SS(円卓七人衆)・懲罰部隊等が在籍。
ロココ調の宮殿の様な本部の他、懲罰房兼構成員養成所である蘭塾を有する。
マスコミや警察にはその存在は表向き伏せられているが、ヤクザや暴走族等他の闇組織としのぎを削っている。
十代の少女だけで構成されるいわゆる子供ヤクザだが、売春や薬物等が禁止されている辺り、意外と健全な組織なのかもしれない。
- ひばり
新からはHIBARI表記となる。
全中裏の絶対的支配者。ベールで顔を隠し貴婦人の様なドレスをまとった謎多き女性。自分のもとを去ったあすかを偏愛し、執着している。
- 春日
全中裏十人衆・側近右"善"。
あすかの脱退後は事実上組織のNo.2となる。
ひばりへの忠誠心の強さゆえにあすかを疎ましく思っているが、同時に惹かれてもいる。
無印終盤で長かった髪を切り、隠していた両目を出した。
同時に男性である事も判明する。
影武者に関しては現時点では不明。
- 薔薇の宮(フサコ)
19歳。あすかの先代の側近左"悪"。
引退後SS総指揮にまわっている。
あすかを一目で気に入り、周囲の反対を押しきり、自分の後任に推挙する。あすかが組織を抜けた後も何かと肩入れしてきたが、やがて自分の想像を越えるあすかの動きに、危機感を募らせていく。
〈西区〉
- 紅
裏番十人衆・三色。
西区を統括しているが、そのヒステリックで傲慢な言動で他の裏番はおろか部下の表番衆からも嫌われている。十人衆の資質に欠けるが、西区を混乱させる事で他区は統制されており、あえてひばりや春日は放置している。かってあすかに領土を奪われ、自慢の美しい顔に傷をつけられた事から激しい恨みを抱いており、復讐の為には手段を選ばない。
今回の「24枠」では紅影のランク上げの為、ミロクに同盟を申し入れる。
ボンテージやヒラヒラロリータ、宝塚風、等いつも
ど派手な格好をしている。
- 姫/巳姫正子
西区筆頭表番。
おかっぱ頭、黒目がち美少女。
表にはあまり出さないが、反骨心・闘争心は強い。
非常に優秀で、春日のお気に入り。
空席である側近左"悪"の最有力候補。
直属の上司である紅を嫌い、あすかを慕う。
相棒は水。
今回の「24枠」を機に悲願であった紅の更迭を謀り、新規に西区表番になった元エリアマスターの4人の他、引退組である市花や不破を使い、暗躍している。
- 水/水森奈々
西区表番。天パ眼鏡。情報収集能力に長ける。元HIBARI SSの秀才で組織の内情に詳しい為、風林火山の引退後も全中裏に残留した。
現在は相棒として、姫の暴走に呆れながらも付き合っている。
- 赤江かりん
蘭塾を経て、西区表番に昇格した、元東区・中央区エリアマスター。姫からは戦23での実直な活躍以降、信頼を得ている。那智と違い上昇志向は強いが、現在は共に行動している。
姫の目論見とは別に、混戦に乗じてのあすか打倒を狙い、エリアマスター達を集めるが、、
- 那智一恵
かりん達と共に姫の推薦で西区表番に昇格した、元東区・葛飾区エリアマスター。その強さと美貌で以前から注目されてはいたが、欲が無く、あすかに打ちのめされるまで本気を出す事は無かった。
現在は姫の指示でかりんとペアを組んでいる。
- 忍流架
西区表番に昇格した元北区・足立区エリアマスター。単純で喧嘩っ早く、直感に従うタイプ。
現在は姫の指示で正反対の性格の国生とペアを組む。
- 国生光
西区表番に昇格した4人のエリアマスターの一人。元北区・練馬区。
現在は忍と共に動いている。慎重で思慮深く、じっくり考えてから行動するタイプ。
- 風・林・火・山
先代・西区表番衆。
あすかとミコを慕っている。
紅の愚策に悩まされていたが、姫と水の尽力で無事に全中裏を引退した。
- 紅影
紅の影武者。今回の「24枠」開始時のランクは8位。皆から嫌われまくっている紅を慕い、あすかへの恨みも共有する。ファントムの地位を狙うが、正攻法では実力不足の為、紅の悪知恵に従って、その度にミコやあすかにボコボコにされている。ある意味健気な娘。
〈東区〉
- 神(ジーザス)
無印序盤で名前と存在だけ明かされてから約35年、∞にて遂に登場した十人衆・天。
前髪パッツン・ツインテールの冷徹な眼差しの少女。
最大勢力である東区を治めるだけあって、名前も凄いが、ただならぬ雰囲気を放つ。
表番4人・影武者8枠からなる「十二使徒の会」を従え、戦闘では「エンジェル」と呼ばれるドローンと魔法少女の様なバトンを使う。拠点は秋葉原。
実は影武者であり、本体はファントムこと志文。
~十二使徒の会~
- 桔梗・桐・雀・蝶
東区表番衆。影武者8枠から弾かれたメンバーで構成される。
姫を警戒しており、かりんと那智の動きに釘を刺した。
神(ジーザス)への忠誠心は強かったが、影武者との入れ替わりの事実を知り、反旗を翻す。
- 志文(現 ファントム)・由蛇・夜羽・TOMAS・ペドロ・真田衣・矢鼓舞 姉・矢鼓舞 妹
神の影武者8枠。衣装にはユニコーンやマーメイド等それぞれの識別プリントが施されている。
ファントムこと「志文」はあすかを「ちゃん」付けで呼び、悪魔の様な強さを誇るが、それもそのはず
彼女こそが、本物の十人衆・神(ジーザス)であった。
〈南区〉
- 弥勒(ミロク)
神と同じく、∞にて遂に姿を現した十人衆・天。
ショートカットの落ち着いた雰囲気の少女。
物静かで無口だが、頭の中では常に神を追い落とす策を巡らしており、紅からの共闘の申し入れを受け入れた。
南区表番4人、影武者8枠からなる「十二神将軍」を統べ、戦闘では「天女」と呼ばれるドローンを使用する。
聖ジャンヌ女子学院生徒会長でもあり、生徒会室を拠点としている。無口なのは「無駄に流した言葉から勝機を逃す」
という持論からの願掛け。
~十二神将軍~
- 黄泉・荒神・牛頭山・空
南区表番四天王。午頭山は姫のファン。姫の十人衆への下剋上に同調する。
- 美平・インドラ・マンデーラ・シャンデラ・馬珠羅・クンビーラ・あにら・波じゅら
ミロクの影武者8枠。大規模な戦闘の場合には
各々神仏を象った仮面をつける。
〈北区〉
- 天使/雅
十人衆・天。
男装の少女。十人衆最年少。
北区の頭だが、全中裏の活動資金を稼ぐ為のプロジェクト「ハレルヤYY」によりHIBARI SSの指示のもと超人気アイドルグループ「皇子5」のメンバーとしても活動している。命を軽視する酷薄な性格だが、無印「天使編」であすかに敗れ、初めて涙する。
その後は大人しくなったかの様にも見えたが、∞では神のドローンの名称が「エンジェル」である事に激しく苛立ち、親衛隊「ミツバチ」に全機撃墜の指令を下す、本体の出番は無い筈の「24枠」に自身の影武者・みかえるになりすまし参加する、表番衆を見捨てる等、自分本意な性質は変わっていなかった。
皇子5としての手足であるファンクラブ・親衛隊の他に、十人衆・天使としての配下である表番衆「七大天使団」を持つが、その事が両者の確執を生み、北区の火種となっている。
- 雅・毬・剣・翔・翼
超人気アイドルグループ・皇子5。HIBARI SSによって運営されている全中裏の資金源のひとつ。
雅以外は本物の男性。
- 総R ヒミコ
- 支部(姑娘)SR カレン
- 親衛隊(ミツバチ)長 ジャスミン
皇子5FC(ファンクラブ)幹部。
雅の命令を最優先に動く。
変なサングラスとカチューシャをした三人組。
- 聖・マリア・イブ・シオン・ノア・サロメ・エデン
七大天使団/北区表番衆。
天使が自分達より皇子5FCを重用している事に不満を持つ。
- みかえる/エデン
北区のアンタッチャブルとされる異例の存在。天使の影武者・みかえるであり、表番・エデンでもある女装の少年。プロジェクトの立ち上げ当初は、雅でなく彼がアイドルデビューする筈だったらしい。
〈蘭塾〉
全中裏所有の懲罰房兼構成員養成所。表向きは問題を抱えた未成年の更正施設「洗心道場」。
- 朱(オレンジ)
十人衆・三色。
蘭塾を領土とし、全中裏本部にはいない。
無印「蘭塾編」に登場した3代目はバレリーナの衣装。あすかにヨーコを逃がされた上に、最首に蘭塾の支配権を奪われるという失態を犯し、失脚した。
新では後を継いだ暫定6代目が登場。最首らとの共存を望み、塾内の抗争にも無関心、昼行灯な普通の少女に見えたが、実は最首とタメを張れる程の武闘派であり、蘭塾奪還プロジェクトの要だった。
- プリンセスA・B・C
蘭塾舎監3将。朱の配下。
スケボーに乗り、鞭を持ち、レオタードにティアラといった珍妙な出で立ち。
- ドラゴン
19歳。実質朱の配下となる蘭塾年長女組・ホワイトチャイナの代表。 薔薇の宮や摂政と同期。
- 朱影
朱の影武者。BS編で最首を攻撃。
〈十人衆〉
葵と鬼の領地に関しては不明。
- 葵(姉・次・末)
十人衆・三色。
三位一体の三姉妹で、カマイタチの異名を持つカミソリ使い。
黒のロングコートに口を覆うマスク姿。
無印序盤で暴走族・鬼畜レディースを巻き込み、あすかと対決するものの、敗北。
紅と仲が悪く(特に末が)よく口論になる
- 葵影
葵の影武者。
なので、三人で一枠。
BS編であすかを襲撃し、返り討ち、∞では九曜紋に秒殺されている。かませなのは本体同様・・・
- 赤鬼(レッドサイド)
十人衆・地。
ポニーテールに右目眼帯の少女。小鬼と呼ばれる配下を持つ。
新で、あすかの奇襲のターゲットにされた。名誉挽回の為、あすかに停電で追い詰める「闇夜のカラス」をしかけ、
エリアマスター達をけしかける。しかしそれは混乱に浮き足立つエリアマスター達の粛清が真の目的で、
あすかとは暗黙の了解で結託していた。
その後、青鬼と共に改めてあすかに挑むが、鬼影を戦力としてあてにしていたが為、敗北する事になる。
- 青鬼(ブルーサイド)
十人衆・地。
黒の長髪ストレートに左目眼帯の少女。
対となる赤鬼があすかに奇襲された為、名誉挽回の為にあすかと対決。
赤鬼同様鞘を抜かない日本刀を武器とし、暗闇での戦闘を得意とする。
眼帯は自分達への"縛り"だったのだが、あすかとの対決では自らそれを外し、余裕が無くなった事を見透かされる。
- 鬼影(レッド)
- 鬼影(ブルー)
新で登場。鬼の影武者。
九曜紋と対決するが、途中、自分達の所有者を示す"封印の書"が鬼本体から他者(千代田区エリアマスター・東條寧々)の手に渡った事を知らされ、約定に従い離脱する。
寧々から平塚キホの手を経て、∞では鬼本体の下に戻っている。
〈全中裏本部〉
- 摂政
19歳。エリアマスター最年少の千代田区・東條寧々のサポートについている女性。元ヒバリSSであり、現在でも本部中枢への立ち入りが許されている。素質のある若手に尽くし育て上げる事に力を注ぐ。寧々を側近"左"に押し上げようとするが、寧々の策は及ばず、戦いの図式は「あすかvsマリー」へと移行していた。
寧々失脚後も強い影響力を持つ。
- 九曜巴紋
- 九曜星紋
あすかの影武者。
あすかが全中裏を抜けた後もひばりの意志であすかに付いていた。
カゲボウシの中でも、ひばり直属の九曜御三家は最強・別格の存在であり、本来「24枠」も無関係。
異例の参戦となった今回の最中、ひばりではなくあすかに付くと明言する。
- 九曜桜紋/花園のマリー
「存在はするが実体が無い」と言われ、永らく隠蔽されていたひばりの影武者。側近左の候補として初めてその名前が明かされた。ひばりと傷を共有するために自分の右足を折っている。蘭塾奪還プロジェクトにおいて、最首勢力の駆逐に成功、
あすかにも勝利するが、代償としてひばりとの絆を見失い、カゲボウシを辞めてしまう。
- 円卓七人衆
全中裏の頭脳集団HIBARI SSから更に選抜された秀才集団。
十人衆の指揮下にはおらず、全中裏の様々なプロジェクトの立案・運営に携わる。円卓頭は志摩。
No.2の不知火の方が古参でIQは高いのだが、気まぐれで協調性に欠ける。
- 懲罰部隊
全中裏の敵対者や規律を破った構成員に差し向けられる刺客。
武道着にゴーグルで素顔を隠している。
隊員は武道有段者達で制裁対象者には容赦無い私刑を加えてくる。
ブラックチャイナは蘭塾所属部隊。
〈エリアマスター〉
無印「戦23編」より登場。東京23区に一人ずつ置かれている、現場を仕切る上位構成員。
- 不破徳美
江東区エリアマスター。人を煙に巻く様な虚言を吐き、事態を掻き乱す事から、オオカミと呼ばれる。新で全中裏を引退するが、得難い人材の為、市花と共に姫に私的に重用されている。
姫に従う理由は「ただ全体を把握しておきたいだけ」と言うが、、
- 市花文緒
荒川区エリアマスター。
余計に口は開かない。
堅実な実力者でかりんからはライバル視されている。
引退した現在は不破と共に姫の指示で動いているが、本心はあすかを絶対視している。
- 檸檬雅子
目黒区エリアマスター(仮)。通称・薄笑いの檸檬。徹底した個人主義で淡々と人を切り捨てる為、人望は無い。戦23であすかの参謀として活躍したが、実はひばりの息が直接かかった"ダミー"。∞では南区表番の使い魔だとも言及されていた。
- 鈴木三華
鈴木Mと呼ばれる。渋谷区エリアマスター。眼鏡。戦23では目立った活躍は無かった。新ではドラッグストア地下で行われているケータイ早打ちバトル"キツツキ"の仕切り役。あすかとミコの乱入には怖れをなし、小者臭を隠せなかった。
- 清白咲也
世田谷区エリアマスター。
部下思いの昔かたぎ、オールバックに白い特攻服の分かりやすいヤンキー。以前、部下ごとあすかにスケープゴートにされた為、根深い恨みを抱いている。
- 新宅貴弓
墨田区エリアマスター。野心を隠さず、昇進の為には手段を選ばない策謀家。損得勘定でしか動かない為、一部で嫌われている。
- 中山万莉香
品川区エリアマスター。那智に並ぶ美少女と称される。品川区の兵隊はブラックジーンズがトレードマーク。
- 東條寧々
千代田エリアマスター。通称"お子様ランチ"。最年少の11歳の為、摂政が補佐についていた。頭脳明晰で度量もある。一足飛びで側近"左"の座に就く好機を得、「負ければ引退」という背水の陣であすかに挑戦した。
- 平塚キホ
千代田区で頭角を現した末端構成員で、"地に円"の仕切り役。
あすかとの初対面にも全く怯まなかった。
あすかに名前を訊かれた数少ない人物。
寧々と摂政からはいずれは十人衆に登り詰める逸材と期待されているが、まだ絶対的に経験が足りていない。寧々失脚後エリアマスターの座を継ぐ。
- 「弁天」
港区エリアマスター。特定の個人名ではない。「タワーの住人」と呼ばれる港区の構成員間では常に抗争が行われており、その勝者が区の頭として、新たな「弁天」を名乗り入れ替る。本部非公認の為、修道服にかつら、サングラスと、素顔や体型が、区外の人間からは判別しづらい扮装をしている。
- 菊永知子
元新宿区エリアマスター。
高校受験の為、戦23本戦前に引退を表明。
何かしら思う所があった様で、制裁を覚悟の上で、全中裏の存在をマスコミにリークした。
〈色影衆〉
末端構成員(ベイビーチック)から選抜された影武者候補生達及び現役の十人衆三色の影武者3枠の呼び名。
候補生達は黒世代(12歳)・青世代(13歳)・赤世代(14歳)に分けられ、ナンバリングを与えられている。
その中でも最も影武者の地位に近い者はファイナルナンバーと呼ばれ、かっては姫が該当者だったが、現在は不明。
更に無断で色影衆を名乗る末端も増え、全中裏本部でさえ把握出来ない状態になっている為、今回の「24枠」では淘汰・粛清される予定らしい。
- 村主彩花
黒の2(セカンド)
ティアラとは家が隣で学校も一緒。紅影の地位を狙う。
マイペースで飄々としているが、野心はあり、状況を見極める能力に長ける。紅影に粛清され、一度は軍門に下るが、メリットが薄いと判断し、離脱した。
- 東条ティアラ
赤の13(サーティーン)。
キラキラネーム。
あすかに憧れ、影武者になる事を熱望し、ストーキングしているが、あすかより背が10cmも高い上、実力も伴わず、熱意だけが空回りしている。
- 関口あかり
青の55(ゴーゴー)
今回の「24枠」では彩花と行動を共にしている。
身長180cmと体格が良く、容姿も男っぽい為、「誰の影武者に収まれるってんだ?」とツッコまれている。
- 黒須愛花
本来欠番扱いの「黒の9」を名乗り、色影衆の集会に参加「朱影を倒した」と報告した、妙にキラキラした少女。姫の旧知らしい。クラシックバレエの名手。現・ファイナルナンバーの実力者。
〈ひまわり会〉
BS編で暗躍。全中裏のプロジェクト「ネット学園・ブラックスクール」に介入してきた、制裁対象の生徒達の互助会。
実態が掴めず、HIBARISSも手を焼いていた。
- バーゲン
本名・角安アンヌ。父は米兵、母は日本人ホステス。かっての蘭塾下組長であすかやミコに関わっている。ミキリと共にひまわり会の黒幕として30年振りにいきなりの再登場。
- ミキリ
ドロップアウトした元優等生。かっての蘭塾上組長。3代目・朱の「オレンジプロジェクト」に加わっていた。出塾後はバーゲンと共にひまわり会に。
〈一般中学生〉
- 春田真々代
14歳。通称「ままはる」
地下アイドルグループ「ゆるぎない王国の姫君」のメンバー。
∞に登場。
何気にあすかにビラを渡した事から色影衆の標的にされる。
ガリガリに痩せたブスと蔑まれ、親に虐待され家出中、学校でもいじめにあい、グループ内での地位も低いが、逆境に立ち向かい、メジャーデビューを目指す。
一人で生きてきたその強さ(と弱さ)がどこかヨーコに通ずるものがあり、あすかを惹き付ける。
- 森丘せりな
あすかの同級生。新・BS編に登場。ケータイ依存症でコミュニケーションは常にメール。母親とも面と向かって会話が出来ない。学校でいじめられ、あすかにメールで助けを求めるが、「人と本当に繋がりたいのなら、相手の目を見て、直接自分の言葉で伝えろ」と叱責される。
その後自分を鼓舞し、あすかの通信兵として、キホと行動する。
「風に逆らうほど馬鹿じゃない、風に流されるほどやわじゃない、九楽あすか、見参!」
追記・修正 お願いします。
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