ジョーカー(映画)

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登録日:2019/10/16 Wed 23:08:05
更新日:2024/05/13 Mon 10:45:16NEW!
所要時間:約 14 分で読めます



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本当の笑顔の中にある





『ジョーカー(JOKER)』とは、19年公開の米映画。
DCコミックス社のコミックヴィラン「ジョーカー」を主役としたバットマンシリーズのスピンオフ作品である。



概要

当時同時に進行していた『ジャスティス・リーグ』に代表される世界観共有のユニバースシリーズ「DCエクステンデッド・ユニバース/DCフィルムズ・ユニバース」だけでなく、
これまでのどの作品とも世界観を共有しない完全に独立したオリジナル作品として製作された。
そのため、ジョーカーのオリジンを描いているものの、シーザー・ロメロ版、ジャック・ニコルソン版ヒース・レジャー版ジャレッド・レト版のいずれのジョーカーの過去でもない。
また、2022年公開の『THE BATMAN -ザ・バットマン-』とも世界観を共有しない。


狂気の犯罪王子としてアメコミ界でもっとも知名度の高く、カリスマ的才能のあるヴィランとして名高いジョーカー。
本作は彼が如何にして悪の道に進んだか、そのオリジンが描かれている。
そして本作には原作におけるジョーカーのエピソードを一切使用しておらず、完全な映画オリジナル作品として製作されており、原作におけるエッセンスはキャラ名と地名程度しかない。
監督も「コミックは一切参照していないので、古参のファンを怒らせるかも」(意訳)とまで言い放っている。
ブルース・ウェインの一家も登場してはいるが、かなり独自のアレンジが加えられており、原作の面影はほとんどないが、ラストには『バットマン』には外せないある場面もしっかりと描かれている。


本作は冒頭で紹介したようにDCコミックスのキャラクター、バットマンのスピンオフ作品(どちらかと言うと前日譚の側面もある)であり、アメコミ界、そして様々なアメリカのアート・カルチャーにも大きな影響を与える最も有名なヴィラン「ジョーカー」の誕生譚である。
これだけの触れ込みを見ると普通のアメコミ映画の印象を受けるかもしれないが、本作の何よりの特徴は当初善人として登場した主人公アーサー・フレックが、矢継ぎ早に訪れる苦境に晒され続けた末、最終的に狂気の淵へと落ち、「ジョーカー」として覚醒していくシナリオである。
現代のアメリカの病理を反映した貧困にあえぐ社会的弱者、決して埋められない貧富の格差、そして精神を病み、妄想と現実が入り混じる描写により、従来のアメコミ作品とは全く異なる、狂気的な映画として完成した。
そして、その一連の「悲劇」と「不幸」はアメリカだけではなく、日本も、そして世界中どこの国でも当てはまる「事実」であるという点も大きいだろう。


まさかの「観客と共感できる」ジョーカー像に観客は様々な反応を見せているが、逆にウェイン家側の人間は露骨なまでに醜悪に描かれているなど、ジョーカー対象の判官贔屓もいい所な部分があり、
さらにジョーカーへの憐憫すら、後半でひっくり返るどんでん返しの結末にはやはり古参のバットマンファンからは不快な物を抱かせるには十分であった様で、賛否両論が寄せられた。
今作のシナリオには、マーティン・スコセッシ監督作品の『タクシードライバー』や『キング・オブ・コメディ』がオマージュとして捧げられている。
……という事でこれまでのDC映画作品を事前に観ておく必要は無いが、上記2作品を観ておくと更に楽しめるだろう。
劇中で一部シーンが流れるチャップリンの『モダン・タイムス』も本作とテーマが似ている所があるのでこちらも観る事をオススメする。


DC映画としては『ウォッチメン』以来となるR指定(日本ではR15+)となったが、
日本も含めた同作の国際配給はパラマウント映画が担当した関係で、日本では本作が「DCコミック映画初のR指定作品」として扱われている。


監督は『ハングオーバー!』シリーズなどのコメディ作品を多く手掛けてきたトッド・フィリップス。
脚本は監督のフィリップスと『ザ・ファイター』のスコット・シルバーの共同執筆。音楽は『ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ』のヒドゥル・グドナドッティルが担当。
更にプロデューサーにはフィリップス監督の『ハングオーバー!』シリーズを始め、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『アメリカン・スナイパー』などに出演し、
『アリー/スター誕生』では主演の他に監督・脚本・プロデューサーも兼任したブラッドリー・クーパーが名を連ねている。
監督のフィリップスは本作の企画を2016年秋頃にワーナーに持ち込んだが、彼はマーベル・シネマティック・ユニバース(以下「MCU」)の大成功を意識し過ぎていた当時のDCEUに不安を感じており、
DC映画自体の将来も考えた結果、「DCはマーベルに勝てない」とはっきり宣言すると同時に、「MCUに出来ない事がDCでは出来る」として、既存の映画シリーズと全くリンクしない独自の世界観かつ低予算での映画制作を企画し、本作の制作を実現させた。
その1年後、制作上の紆余曲折を経て公開された『ジャスティス・リーグ』の劇場公開版がDCEUの過去作を下回る批評・興行的不振に陥り、予定されていた作品の多くが企画の見直しを余儀なくされ、フィリップスの予感は的中してしまう事になる。
それどころかエズラ・ミラーやアンバー・ハードといったユニバースの主要キャストのトラブルやコロナ禍以降の作品の興行的不振、更にはワーナーの経営体制の刷新と新経営陣の意向によるDC映画の計画の更なる見直しといった事態も相次ぎ、最終的にはユニバースそのものを一度打ち切ってジェームズ・ガンとピーター・サフラン主導で「DCユニバース」としてリブートされる事になってしまった。


劇場公開に先駆けてヴェネツィア国際映画祭で世界初上映されるや否や、凄まじい高評価を与えられ、コンペティション部門の最高賞にあたる金獅子賞を受賞。
主演のホアキン・フェニックスの演技にも絶賛の声が寄せられ、第77回ゴールデングローブ賞で映画部門 主演男優賞 (ドラマ部門)を受賞。
そして全世界で公開されるや否や、『デッドプール2』が持っていたR指定作品世界累計興行収入歴代1位の記録を塗り替え、史上初となる10億ドル越えを達成。
日本でも、R15+指定というハンデを跳ね除けて初登場以降、4週連続で全国観客動員数1位を記録し、12月15日時点で興行収入成績50億円を突破している。
更に第92回アカデミー賞では、作品賞・監督賞・主演男優賞・脚色賞・衣装デザイン賞・作曲賞・撮影賞・編集賞・音響編集賞・録音賞・メイクアップ&ヘアスタイリング賞の最多11部門にノミネートされ、このうち主演男優賞と作曲賞を受賞。
特に主演のホアキンにとっては(助演男優賞にノミネートされた『グラディエーター』も含め)4度目のアカデミー賞ノミネートにして悲願の初オスカーとなった。


フィリップスの予測と行動は「コミック原作会社が直接製作に加わり、共通した世界観意識と従来の理想的なヒーロー像で、壮大な大河ドラマの如き作品性で魅せるMARVEL」と、
「原作のキャラクターが持つ個々の個性を尊重し、様々な製作陣の独創性や個性も最大限に発揮させ、個々で魅せるDC」というスタンスを確立させ、それが正しいことが改めて証明されたのだ。


だが高評価の一方で、本国では犯罪を誘発しかねない作品として批判も受け、一部の州では劇場を警官が警備する羽目に陥った。
劇中のウェイン家の描かれ方なども含め、「(コミックの)ジョーカーが人を扇動するために撮った映画」というジョークまで囁かれた。


なお、日本では字幕版のみの公開となり、吹替版は映像ソフト発売・デジタル配信で収録される形になった。
ワーナー側も劇場公開時には「ホアキンの台詞から息遣いに至るまでの細かい演技に注目してほしい」とアピールしており、観客からは「ホアキンが発作的に発する狂気の笑いを吹替で再現するのは困難どころか不可能なのでは?」という声も挙がっていた。
観賞後は彼の笑い声が脳裏にこびりついて離れない事だろう。



ストーリー

1980年代のアメリカの都市・ゴッサムシティ。
貧困層と富裕層の格差は大きくなる一方で、街にはゴミが溢れ悪臭とネズミが蔓延り陰鬱な空気が蔓延していた。
そこに暮らす母親と2人暮らしの中年男、アーサー・フレックは、コメディアンになることを夢見て大道芸人のバイトをしながら生計を立てていた。
だが、脳神経に疾患を持ち勝手に笑いだす症状に悩まされる彼は、仕事も失敗ばかりでろくな友達もおらず、一人病気の母ペニーの介護を続けていた。
二人の心を支えるものは、ペニーは街の名士トーマス・ウェインへの手紙、そしてアーサーは人気コメディアン・マレーのテレビショーだけだった。
そしてある日、社会福祉のサービスを打ち切られ、挙句同僚のランドルから渡された拳銃が原因で仕事を解雇されてしまった*1彼は、帰りの地下鉄で3人のガラの悪い商社マンに絡まれ、所持していた銃で彼らを撃ち殺してしまう。
それが、彼の真の解放の始まりだった。
やがて、ペニーとトーマス・ウェインの関係が明かされ、憧れのマレーのショーにゲストとして招待されたことを機に、彼の中の何かが変わり始める。
そして、「金持ちを殺す殺人ピエロ」の噂はゴッサム中に広まり、貧困層の中でピエロの格好をするなど彼を崇める運動が加速していった。
その狂乱は、一人の男をひとつの「悪の権化」―――「ジョーカー」へと仕立て上げていく……。



登場人物

※吹替キャストは映像ソフト版を記載。

  • アーサー・フレック/ジョーカー

演:ホアキン・フェニックス/吹替:平田広明
ゴッサムシティに暮らす、コメディアンになることを夢見る中年男。
しかしコントのセンスはゼロに等しく、しがないピエロとして小銭を稼ぐしか出来ない貧困層の住人。
しかも仕事中は失敗ばかりで客から暴行を受け、上司に理不尽に怒られることもザラ。
おまけに生まれつき脳に神経性の病気を患っており、突然笑い出してしまう特異な症状に悩まされ、7種類の薬を服用している。
物語後半のある描写から記憶障害や人格障害も患っている可能性がある。
かつて精神病院に入院していた件もあって福祉カウンセラーに日常的に罹っているが、ろくに相談に乗ってくれず、
基本的に善良な人間ながら精神疾患と過去の経歴から彼をまともな目で見てくれる人間も存在しない。
要するに、他人から見るととにかく悲惨な人生を送っている。
そんな悲惨な暮らしを少しでも和らげるために妄想の世界に浸ることがあり、特に憧れのコメディアン・マレーに褒められる妄想に浸るのがお気に入り。
だが、同僚から強引に持たされた拳銃をきっかけとして、内に秘めていた狂気が増長していき、仕事を失うことになったり殺人者となってしまう反面、その狂気の世界へと安住の地を見出すようになっていってしまう。
やがて、母の手紙から自分がトーマス・ウェインの隠し子ではないかという期待に胸を膨らませるが、
ウェイン家からは残酷な仕打ちを受け、そして自らの出生の真実を知り、絶望と憎悪を募らせ真の狂人として覚醒していく。
そして、彼の与り知らぬところで貧困層の「救世主」として祀り上げられていき…。


ちなみにリアルでの亡兄は生前青春映画に出演しており、別の世界では狂気を目の当たりにする側だった。


  • マレー・フランクリン

演:ロバート・デ・ニーロ/吹替:野島昭生
ゴッサムシティの間で人気のベテランコメディアン。
週に一度のトークショーはお茶の間で話題沸騰中であり、アーサーが最も尊敬しているコメディアンである。
ゴッサムの近況を風刺として皮肉るのが持ちネタの様子。人格者ぶってはいるが所詮はゴッサムの上流階級であり、アーサーの居る「外の世界」を知らない。
アーサーはいずれは彼に認められるという妄想を抱いており、妄想の中では人格者として振る舞っている。
そして、ステージに立ったアーサーを「冗談屋・ジョーカー」としてテレビで紹介し、話題に上ったため彼を自分のショーに招待するが、
それは「笑えないジョークを言うスベリコメディアン」として晒し者にするためだった。
だが、初めて対面したアーサーは、彼が名付けた「ジョーカー」を名乗り*2、彼の狂気に引きずり込んでいく。


別の世界では、貧困と不遇から狂気に飲まれていく、まさにアーサーと生き写しの主人公を演じたが、今回はジョーカーに翻弄される市民代表である。


  • ペニー・フレック

演:フランセス・コンロイ/吹替:滝沢ロコ
アーサーの母。
現在病気を患い、ベッドに寝たきりの老女。
いつも虚ろな笑みを浮かべ息子におんぶに抱っこの生活を続けており、自分たち親子の暮らしを良くしてもらおうと、地元の有力者トーマス・ウェインに手紙を書き続けている*3
しかしある日、アーサーに手紙を読まれたことを機に、かつてウェイン家の使用人として働いていた際にトーマスと関係を持ち、そこでアーサーを妊娠したと告白。
それを真に受けたアーサーはトーマスに固執するようになるのだが、その裏には残酷な真実が隠されていた。

重度の自己愛性人格障害を患っており、極度の妄想癖がある。つまり、トーマスとの関係は全て彼女の妄想だった可能性が高い。
さらにアーサーも、騒ぎを大きくしないために養子縁組でトーマスが引き取った孤児であり、彼女と血縁関係はない。
ただし、そのような扱いを受けたのはトーマスとの肉体関係があったことは事実でありそれを隠蔽するための工作だったことの裏付けになっているとも解釈出来、
実際、トーマスが撮ったと思われる彼女のプライベート写真(裏に直筆で彼女へのメッセージ入り)が劇中で確認出来る(トーマス達が言うように本当に何もなかったのであればプライベートを写真に写す必要はない)など、真相はどちらともとれるようになっている。
おまけに、昔の恋人がアーサーや自分に殴るなどの激しい虐待を加えていたにもかかわらずアーサーが笑っているから*4、とそれを傍観していた。
即ち、彼の精神疾患すらペニーが原因である可能性が高い。
全てを知ったアーサーは絶望…もとい、全てを捨て、全てを賭ける覚悟を決めて完全に開き直り、病床に伏せた彼女を窒息死させるのだった……。


  • ソフィー・デュモンド

演:ザジー・ビーツ/吹替:種市桃子
アーサーのマンションで同じ階に住むシングルマザー。
超ラッキーなヒーローではない。
エレベーターで偶然一緒だったことをきっかけに親しくなり、アーサーの数少ない心の拠り所となる。
初めて立ったステージでも唯一笑ってくれて、病院に駆け込まれたペニーのお見舞いにも来てくれるよく出来た女性。

アーサーが自分の出生の秘密を知った直後、まるで初対面であるかのように振る舞う。
そう、彼女と親しくなっていたのはアーサーの妄想だったのだ……。


  • トーマス・ウェイン

演:ブレット・カレン/吹替:菅生隆之
次期大統領候補と称される、大財閥ウェイン産業の社長。
今度の市長選に立候補しており公明正大な人格者として市民の憧れの的であり、貧富の格差を失くし、住みよい街づくりを進めることをマニフェストとしている。
しかし、ピエロの殺人者を崇める貧困層の住民を「自分たちより恵まれた者を妬んでる」「落伍者」「ピエロ」と見下す発言をし、現代社会を我々(富裕層の人間達)が作ったと嘯く等本性は傲慢な成金そのもの。
ペニーがかつて働いていた恩で慕っており、自分と息子のアーサーを認知して救うように手紙を書き続けているが、悉く無視されている。
それどころか、ペニーを「イカレ女」とみなし気味悪がり、自分にわざわざ会いに来た息子のアーサーすらも不審人物扱いしており、完全に二人を見放している。
監督曰く、モデルはニューヨークの不動産王で当時の大統領のドナルド・トランプ氏。
最初にキャスティングした俳優が「トランプ過ぎた」ため、トランプ要素を抑えるために急遽配役が変更された*5
そして、『怪傑ゾロ』の舞台を家族で見に行った直後、今までの傲慢さへの「報い」が訪れる……。


  • ブルース・ウェイン

演:ダンテ・ペレイラ=オルソン
トーマスの幼い息子。
まだあどけない、外の世界の恐怖を知らない少年である。
当初は自分の異母兄弟と思っていたアーサーがフェンス越しに彼に手品を披露して笑わせていた。
しかし直後、アルフレッドと諍いを起こした彼の姿を見て恐怖する。

舞台を見に行った直後、暴徒の一人に両親を殺され、一人立ち尽くす。
果たして、彼はその恐怖を武器に変える復讐の「蝙蝠男」になるのか。それは誰にも分からない……。


  • マーサ・ウェイン

演:キャリー・ルイーズ・プテレッロ
トーマスの妻。
今作では夫同様成金妻の印象が強いが、ぶっちゃけ台詞が殆ど無いので人となりに関しては良くわからない。真珠のネックレスがトレードマークなのは変わらず。


  • アルフレッド・ペニーワース

演:ダグラス・ホッジ/吹替:田中美央
ウェイン家の執事。
今までの作品では年老いた執事として出てくる事が多かったが、今作では執事というよりガードマン的なひげを生やしたガタイの良い中年の大男として登場。
御曹司に話しかける一見不審者のアーサーを脅すが、逆上した彼に掴みかかられると怯むというガタイとは裏腹にどこか小心者のきらいがある。


  • ランドル

演:グレン・フレシュラー/吹替:ボルケーノ太田
アーサーの同僚のピエロ。
表面上はアーサーに同情し、気にかけてはいるが、裏では上司に告げ口をし見下している。更にアーサーの解雇に疑問を抱く一部同僚に対してアーサー自身が彼のことを言及すると、「何のことだ」と言わんばかりにすっとぼけるなど裏表の激しい、自分さえ良ければ他人のことなど気にもしない偽善者
何を思ってか、悪ガキ共に襲撃されたアーサーに拳銃をプレゼントしたが、それがアーサーの狂気を増長させていくこととなり、そのことが様々な歯車を狂わせていく切っ掛けとなった。

物語の後半、刑事が殺人ピエロの犯人としてアーサーを追っていることを察知し、自分が拳銃を渡したのだということを黙っていて貰うべくアーサーの部屋を訪れたのだが、
もはや狂気が抑えられなくなっていたアーサーに報復としてハサミで滅多刺しにされた挙句、頭を何度も打ち付けられて殺害される。


  • ゲイリー

演:リー・ギル/吹替:越後屋コースケ
アーサーの同僚の小人芸人。
同僚からはしょっちゅう体格のことでイジられている。
唯一アーサーを心から気にかけていたが、彼の狂気にはついていけなくなっている。


  • ホイト・ヴォーン

演:ジョシュ・パイス/吹替:志村知幸
アーサーの上司であるピエロ派遣会社社長。
日頃からトラブルを起こすアーサーを苦々しく思っており、序盤で彼が仕事中に不良達に襲われた際にはケアどころか、襲われた事実すら信用することなく、全てアーサーのせいだと一方的に決めつけたうえに責め立て、
挙句の果てには「お前のためを思って言ってやっているんだ」とさえ言い放つ、今で言う自己責任論者やパワハラ上司にあたる人物。


  • カウンセラー

演:シャロン・ワシントン/吹替:伊沢磨紀
精神疾患を抱えるアーサーと面談している福祉士。
しかし、毎回するのは義務的な同じ質問ばかりで、やる気があるのかないのかわからない。アーサーの治療にも内心諦めているようにも見える。
市の福祉が終了したことを理由にアーサーのカウンセリングも打ち切ると淡々と宣言した。


  • バーク刑事

演:シェー・ウィガム/吹替:山岸治雄

  • ギャリティ刑事

演:ビル・キャンプ/吹替:高岡瓶々
ゴッサム市警の刑事。
ピエロによる殺人事件を捜査する中で、不審な行動が相次ぐアーサーをマークしている。


  • ウェイン産業の社員3人

ウェイン産業に務めるエリート社員……なのだが、その言動がいかにもな「パリピ」で「ジョック(アメリカの人間の累計の一つで、日本で言う体育会系)」そのものの、オタクの敵と言える連中。
女を落とすことしか考えていない、下半身でモノを考えているクズの集まりである。
電車内でも女性をナンパしていた所で突然笑い出したアーサーが気に障りフルボッコにしたが、拳銃を手に反撃したアーサーにより全員撃ち殺された。
この事件を機に、ピエロの殺人者は「金持ちを殺す救世主」として崇拝されることとなる。
ぶっちゃけるとアーサーが発砲したのは正当防衛な部分があり、殺されたのは自業自得としか言えない。



余談

  • アーサー役のホアキン・フェニックスは役作りのために24キロも減量していた。
    元々は小太り気味の体型だったこともあって、過去の出演作からの見た目の変化が凄まじいことになっており、寧ろ本作からホアキンを知った層にもショックを与えることにもなった。

  • 本作におけるジョーカーのメイクは、リアル殺人ピエロで有名なジョン・ゲイシーを参考にしたとの事。
    ちなみに劇中でアーサーが立ったコメディクラブの名前はジョン・ゲイシーがピエロの芸名として名乗っていた『ポゴ』である。

  • 非常に印象的な“ダンス”は脚本、演出段階では指示されておらず、撮影の中でホアキンの完全なインスピレーションの中で生まれたアドリブである。アーサーの時にはぎこちなかったダンスがやがて……。

  • 製作を開始した当初はレオナルド・ディカプリオがジョーカー役の候補に挙がっていた。

  • 本作の劇場パンフレットは詳細な設定解説に始まり、監督・ホアキンのロングインタビュー、散りばめられたオマージュの解説、ジョーカーというキャラの歴史、ガチの評論家によるコラムなど、内容盛りだくさんであり、考察勢は必読である。
    ただし、盛りだくさん過ぎて冒頭のあらすじで内容を95%くらいネタバレしているので、くれぐれも鑑賞前に読んではいけない。



何がおかしいの?


項目を思いついて…


どんな項目を?



……誰にも理解できないことさ。




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  • トーマスとペニーの関係は妄想か真実か分からない演出になってるから言い切るのはマズいんじゃなかろうか -- 名無しさん (2019-10-16 23:17:37)
  • 素晴らしい出来だけど内容が内容だけに鬱になった。 -- 名無しさん (2019-10-16 23:18:40)
  • ジョーカーなんて名前の映画、他にいくらでもありそうな気はするけどこの項目名どうなんだろう。 -- 名無しさん (2019-10-16 23:26:44)
  • ネットで見かけた、おしんがテロリストに何故ならなかったのか、という意見が心に刺さる -- 名無しさん (2019-10-16 23:31:55)
  • これほどバッドジョークという感想がふさわしい作品はない -- 名無しさん (2019-10-16 23:35:56)
  • この作品を見てジョーカーを理解した気になったり「きっかけがあれば誰でもジョーカーになる」とか思ったりするのって、それこそ(原作の)ジョーカーの思う壺のような気がするんだよなあ。 -- 名無しさん (2019-10-16 23:44:15)
  • ジョーカーが制作してばらまきそうな映画という的確な例え。これ作中人物の言葉が徹底的に信用できない作りになってるのがまた -- 名無しさん (2019-10-17 00:36:44)
  • ↑そして事態収拾のためにゴードンが駆り出されるとこまでセット -- 名無しさん (2019-10-17 00:47:48)
  • このジョーカーも後にバットマンのストーカーになるんだろうか -- 名無しさん (2019-10-17 01:49:38)
  • ジョーカーが信じ込んでいる嘘の一つと考えると別にどのジョーカーとも矛盾していないという事実。 -- 名無しさん (2019-10-17 02:28:22)
  • 金持ちが死んだら誰もが偲んで貧乏人が死ねば誰も気にせず踏み付ける -- 名無しさん (2019-10-17 07:48:12)
  • 自らを妄想の中で紹介された←これどうなんだろ?テレビでスベり芸人として紹介されて話題になったから本人を呼んだ訳だからテレビで紹介されたのは事実な気もする -- 名無しさん (2019-10-17 09:31:25)
  • 決定版と思われたヒースジョーカーとはまた違うジョーカー像を確立したホアキンジョーカー。あの笑い声が頭から離れない。 -- 名無しさん (2019-10-17 09:42:12)
  • 劇場版若女将は小学生の方が鬱度高いってマ!? -- 名無しさん (2019-10-17 09:49:01)
  • 「誰もがジョーカーになりうる」はひっくり返せば「誰もがジョーカーにならないよう抗っている」ということを忘れてはいけない -- 名無しさん (2019-10-17 09:52:08)
  • 視聴してて何一つ笑えないのにジョーカーだけがひたすらに笑ってるという狂気。真実と妄想の境界が分からなくなってくる映画だったわ -- 名無しさん (2019-10-17 10:01:44)
  • ここまで大々的にデビューするとジョーカーの素性がバレちゃうよねって感じでこのホアキンジョーカー世界で続編でも作られない限り全部最後のあの場で思いついた妄想説でもいい気がする。 -- 名無しさん (2019-10-17 10:17:17)
  • 挿入歌に使われてるクリームのホワイト・ルームが映画の内容とマッチしすぎてて(だからこそ挿入歌に選んだんだろうけど)良い味出してるんだよな。 -- 名無しさん (2019-10-17 10:31:44)
  • かなしいなあ -- 名無しさん (2019-10-17 10:35:23)
  • デニーロが「善良な市民代表」みたいなツラで出て来てぶっ殺されるとは。「タクシードライバー」好きすぎるだろ監督。 -- 名無しさん (2019-10-17 12:16:32)
  • 意図せず行った犯罪行為で庶民の英雄となり本人の臨んだものは何一つ手に入らない…受け入れてほしかったあり方ではなく別のことで神輿となる…これは悲劇か喜劇か -- 名無しさん (2019-10-17 13:11:36)
  • ↑人生は悲劇だと思っていたが喜劇だと気付いた…… -- 名無しさん (2019-10-17 14:03:36)
  • 一方日本ではセンスの無いお笑い芸人が社長でヒーローをやっているのであった -- 名無しさん (2019-10-17 14:20:49)
  • アレな話ではあるけど、アメコミヒーローものとしては製作費0.55億ドルと破格の低予算(CG合成も殆どしてないらしい)。その一方でこのペースだと興業収入は間違えなく6億ドルは軽く達成するだろうから、DC映画史上最高クラスの興行的成功となる。もしかしたら今後のコミック原作映画の新しいビジネスモデルに繋がるかもしれない -- 名無しさん (2019-10-17 18:17:14)
  • とはいえこの興行的批評的成功で21年のバットマンの作風がよりシリアスな方向に引っ張られるってことはあるかもしれないなぁ。ダークナイトの二番煎じにならなければいいが -- 名無しさん (2019-10-17 18:20:17)
  • 初期バットマンにはギャギーという小人症のヴィランがいたらしい(検索しても情報があんまり出てこない)が、ゲイリーはそれが元ネタなんだろうか -- 名無しさん (2019-10-17 18:30:40)
  • 別に激しいアクションシーンがあったわけでも無いのに消費カロリーが多かった。映画見終えた全員が暗く出ていく… -- 名無しさん (2019-10-17 19:23:21)
  • 結局ジョーカーが語った今までの事は事実だったのか彼の妄想だったのか……最後に足を血塗れにしながら職員と追いかけっこしてるジョーカーはどんな気分だったのやら -- 名無しさん (2019-10-17 19:28:16)
  • この後にバーズ・オブ・プレイやるから完全独立ユニバースと言うか単発映画で繋がり無いっていう監督のスタンスは正解だと思う -- 名無しさん (2019-10-17 19:40:09)
  • ↑2全部主観だよ 妄想に浸り現実に押しつぶされて衝動的な犯罪に走るアーサー それをヒーローと持ち上げる貧民 それらをまとめてピエロ扱いするトーマス 皆自分の主観でしか物事を見てない -- 名無しさん (2019-10-17 19:42:33)
  • トーマスの項目主観入りすぎじゃない?たしかに迂闊なとこはちょいちょいあったけど社員3人惨殺されてて犯人が持ち上げられてる風潮そのものをピエロって皮肉ったんでしょ。いつの間にかマスコミに曲解されて民衆の不満がヒステリックに爆発した。そもそもこの映画貧困層も富裕層も突き放して描いてるしね -- 名無しさん (2019-10-17 20:21:53)
  • ↑ごめん途中送信した。それはそれとしてトーマスの発言が回り回って十数年後の息子に刺さるの悪趣味でいいよね。コミックのジョーカーが考えそうな錯綜した映画の中で何気に一番キツかった -- 名無しさん (2019-10-17 20:30:13)
  • ジョーカー本人さえ自分のオリジンを覚えていないという設定だから、こういうストーリーも作れるのね。もしかするとハーレイやその他精神科医に語ったそれらしい身の上話かも知れないし -- 名無しさん (2019-10-17 21:38:00)
  • 正直母親と本人に適切な薬が効いていれば、こんなことにはならなかったんじゃないかなぁと -- 名無しさん (2019-10-17 23:18:51)
  • この作品はどこからが妄想で現実なのか断言出来ない所がミソだよな。 -- 名無しさん (2019-10-17 23:55:57)
  • ホアキンジョーカーがハーレイ他を手懐けるところが想像しづらい。ジョーカーバース的なのがあったら他のジョーカーから虐められそう -- 名無しさん (2019-10-18 01:46:33)
  • ホアキンジョーカーはまだ覚醒したてだ。犯罪そのものもまだ素人くさい部分がある。だが混沌の先導者として自身を確立させた。むしろ彼はこれからどんどん成長する。より陰惨で残酷で笑えないバッドジョークを生み出す。 -- 名無しさん (2019-10-18 02:47:23)
  • 他人にお勧めは出来ないが是非一度は観てほしい映画。ただまあ、メンタル的にも容赦なく追い込まれるのでその辺は自己責任。 -- 名無しさん (2019-10-18 03:25:03)
  • 文句無しの名作なんだが、これにかこつけて「これ私が観たらヤバいやつだー」とか、ちょっと香ばしいのがはしゃぎまくってるのがな…… -- 名無しさん (2019-10-18 07:35:21)
  • バットマンとこの年齢差で鬼ごっこやるのは無理ってことで、後継者が出てくる説がある -- 名無しさん (2019-10-18 09:36:37)
  • ディカプリオジョーカーも見てみたかったな。決してホアキンジョーカーがイマイチだったってわけではないが。 -- 名無しさん (2019-10-18 11:52:50)
  • ただ劇薬というか強烈な映画なんで心が弱ってる人は避けた方が良いかもしれない -- 名無しさん (2019-10-18 12:37:19)
  • 彼女の存在が妄想だったとわかる瞬間の数秒のカットでうわあと思ってしまった。 -- 名無しさん (2019-10-18 19:52:05)
  • 通称、スカッとゴッサム -- 名無しさん (2019-10-19 00:20:02)
  • 基本的にはアメリカの貧民層問題のモチーフが強いのかもしれないが、精神的に鬱屈していた個人が逆上的に凶悪犯罪を起こすという内容は日本人にとって殊更、生々しく刺さる時事的な話 -- 名無しさん (2019-10-19 17:01:54)
  • 面白い、つまらないとかそういう次元じゃねぇ・・・ただただ重い作品だわ・・・ -- 名無しさん (2019-10-20 19:39:09)
  • ホアキンがひたすら走る映画 -- 名無しさん (2019-10-20 22:51:57)
  • ↑5なんで尾行してるのわかったんだろ?とかデート中にピエロマスクと遭遇した時にはいないに病院にはいつの間にか駆けつけてたりしてそれとなく伏線は貼られてたけどまさかホントにそうとは思わないよな。あとアーサーといる時何故か娘の事を言わなかったし -- 名無しさん (2019-10-24 11:59:17)
  • 笑いの発作といい行動といい、病んでるとはいえど何一つ狂気を感じさせる要素がなくて、最初から最後までアーサーが責任能力なくしてないってのが意外だった。頭が壊れたというよりは「せや!キチガイムーブすれば楽になれるんやん!やったろ!」っつって常人に愛想尽かしたイメージ -- 名無しさん (2019-10-24 13:07:54)
  • アーサーの境遇はまだマシ、とかアーサーにちっとも共感できないって意見をちらほら見るが正直そんなことはどうでも良くてアーサーに共感できてしまう人が多いってのが問題なんだよな…… -- 名無しさん (2019-10-28 00:03:34)
  • ブルース・ウェインがジョーカーへの嫌がらせとして造った映画、という考察もあったな -- 名無しさん (2019-10-28 00:10:15)
  • 殺人ピエロのポゴみたいな道化師なら普通しない尖ったメイクしていると思ったら参考にしてたのか  -- 名無しさん (2019-10-28 16:27:18)
  • タバコ吸わないけどタバコ吸いたくなる映画。要所のダンスとかホアキンの所作のひとつひとつが美しい -- 名無しさん (2019-10-28 23:52:43)
  • 終盤にジョーカーが踊っていた階段はファンの間では聖地と化している -- 名無しさん (2019-10-29 06:48:13)
  • ↑3 数々の名優が演じてきたジョーカーだが、唯一ホアキンジョーカーだけが涙のメイクをした「ピエロ」なんだよな(アメコミの方は数が多すぎるんで流石に分からんが) -- 名無しさん (2019-10-29 07:32:14)
  • ↑2 もう「ジョーカーの階段」で検索可能だけど、お陰で近隣住人が困ってるという自分のことだったら笑えないジョーク。 -- 名無しさん (2019-10-29 08:34:58)
  • 劇中曲の『smile』が脳内でリピート再生される。しかも、この曲が流れてる時のシーンのほとんど?がアーサーの妄想という・・・ -- 名無しさん (2019-10-29 14:51:19)
  • 今んとこ公式での繋がりは無いけど、「終盤の狂宴を目の当たりにしたモブが後に別作品のジョーカーになった」みたいな妄想は捗るな -- 名無しさん (2019-10-30 21:04:03)
  • 正直笑気ガスに落ちて狂ったとかいうチープな説よりこの映画の誕生経緯の方が好きだ -- 名無しさん (2019-10-30 21:12:47)
  • 悪のカリスマや惨劇のカタルシスを求める我々観客を嗤い飛ばすジョーク。 -- 名無しさん (2019-11-04 23:19:58)
  • ↑2この誕生経緯もただの妄想の可能性があるから何とも…と言うか人がジョーカーになるのに理由なんていらないんだろう -- 名無しさん (2019-11-05 09:08:16)
  • あの小人の人いいよね 最後ホッとするよね -- 名無しさん (2019-11-05 15:14:43)
  • やっぱリーアム・ニーソンは正しかったわ、ゴッサムを滅ぼしてくれ!() -- 名無しさん (2019-11-05 18:11:17)
  • 今後吹き替え版作るならクソみたいな芸能人に声優やらせないでもらいたい。 -- 名無しさん (2019-11-23 00:50:34)
  • ゲイリーだけはこの映画の良心。彼に対するアーサーの「僕に本心から優しくしてくれたのは君だけだった」旨のコメントも胸に刺さる -- 名無しさん (2019-12-01 16:56:00)
  • 個人的にジョーカーの印象よりもウェイン父の印象が変わる映画だった -- 名無しさん (2019-12-04 12:25:57)
  • ただの鬱映画ってだけじゃなくて、レトロものが好きな人にとっては垂涎モノの映画。 -- 名無しさん (2019-12-05 19:09:51)
  • ワンピース版カップヌードルCM第三段のバギーが階段のジョーカーを意識しているのを発見した人がいた -- 名無しさん (2019-12-06 19:46:34)
  • ラストは一体どういう事だったのか……時系列が巻き戻って病院にいた頃のアーサーの様子が描かれただけなのか、それとも全てはこの時点のアーサーの妄想だったのか、「どちらとも取れるので全ては闇の中」なのか -- 名無しさん (2019-12-21 11:24:54)
  • 日本語吹き替え版を視聴したが、平田さん滅茶苦茶大変だったろうなと思った。 -- 名無しさん (2020-01-20 09:47:04)
  • 一つ気になったが、80年代が舞台になっているのは何か理由があってのことだろうか? -- 名無しさん (2020-01-29 17:26:16)
  • なんでかわからんけどこれ観たあとはコテッコテのヒーロー映画観たくなってくる。面白いけど結構観るのに疲れてしまう -- 名無しさん (2020-01-29 20:19:58)
  • あのダンスのシーンが監督とホアキンが土壇場で作ったものだったのは驚いた -- 名無しさん (2020-02-05 22:42:07)
  • このジョーカーは過去の映画のスーパーヴィランとしてのジョーカーとは違うし、そうならない気がするんだよな。だからこそ皆の共感を得ちゃったんだろうけど、そして、あの暴動が現実ならそれに影響を受けた一人がバットマンと戦うような悪の天才としてのジョーカーとなるのかもなぁって。 -- 名無しさん (2020-02-20 22:19:23)
  • 喜劇のような悲劇であり、同時に悲劇に等しい喜劇でもある -- 名無しさん (2020-04-05 14:47:01)
  • ブルースが大人になった後の模倣犯が、バットマンの宿敵のジョーカーになるという世界線もありそう -- 名無しさん (2020-04-05 16:47:27)
  • 上映終了後に近くに座っていたカップルの彼氏の方が「暗い映画だったね」って言ったのに対して彼女の方が「うん、良い映画だった」って答えてて、彼氏の方が思わず「良い映画…だった…?」って困惑してたのが面白かった -- 名無しさん (2020-06-28 17:13:47)
  • 多様な解釈に分かれる前提で作られてるからネタバレが苦にならないどころか解釈の幅を広げることになるからこそ、パンフレットの内容が盛りだくさんなんだろうな。 -- 名無しさん (2020-07-12 15:21:43)
  • もしかしたらウェイン夫妻。殺したのが後の映画に出てくるジョーカーなのかもしれない。 -- 名無しさん (2020-07-27 23:02:17)
  • 従来の、ことにかつて「説明の要るジョークなんざジョークじゃねえ!」とハーレイをビルから突き落とした事のあるアニメイテッドのジョーカーだと、は -- 名無しさん (2020-08-20 12:38:34)
  • (続き)ホアキン版も問答無用で殺しにかかるだろうか -- 名無しさん (2020-08-20 12:39:50)
  • 「この映画見て、感化されて自分もジョーカーになる」て心配してるヤツらw、て小馬鹿にしてるのこそ痛い目みる映画だった気がする。そこらの人間なんて、誰も彼もが悪行働いたら、自分も少しやろうかな…て参加するし、大衆を甘く見るな。てのも そのきっかけが誇大妄想の一人が衝動的にやったことでも。アーサーがバットマンと対峙するジョーカーしていくと明確に表現されていないの好き。 -- 名無しさん (2020-10-02 15:11:12)
  • 個人的に最悪のジョークだと思うのは、この映画の公開直前に京アニ事件が起きて、んでその犯人がアーサーみたいな境遇の無敵マンだったこと。 -- 名無しさん (2020-10-14 09:37:12)
  • ↑連投 関係ないとはいえ、観ながら連想せずにはいられなかった。あの男もジョーカーが手引きしたんじゃねえのかとか、ジョーカーみたいなのが出てくんのかなとか。 -- 名無しさん (2020-10-14 09:39:03)
  • 演者のホアキン自身「この話は信用ならない」とコメントしてるので、もしかしたら「バットマンの宿敵」のジョーカーが出鱈目に語った身の上話の一つなのかも知れない -- 名無しさん (2021-03-24 02:29:52)
  • そういえばバットマンがメビウスチェアー(座る者に全知をもたらす)でジョーカーの正体について質問したらジョーカーは3人いるって返答があったってシーンがコミックにあったな だから上にも書いてあるようにこの映画の終盤にあった暴動がきっかけで後にバットマンと対峙するジョーカーが生まれたって説もあり得るよな(個人的にはお気に入りだったりする) 仮にこの映画をジョーカーが市民にばら撒いて、最初はたちの悪いプロパガンダ映画だと思いきや事実だったと知った時のバットマンの顔が見てみたい -- 名無しさん (2021-07-01 15:00:11)
  • 色んな解釈があれど、パトカーの上で踊るアーサーは間違いなくジョーカーだった。 -- 名無しさん (2021-09-12 17:50:42)
  • 「本作に影響された」ってテロ事件が増えてるけど、弱者を標的にしてる時点で全く同じじゃないし本作を憂さ晴らしの大義名分に使ってるだけだよな。 この映画に出てくるジョーカーを祭り上げた大衆もアイツらみたいな卑怯者なんか相手にもしないだろ。 -- 名無しさん (2021-11-10 19:07:01)
  • 最近風評被害がひどい。本当に真似したならちゃんと顔メイクして拳銃使え。 -- 名無しさん (2021-11-10 20:01:31)
  • 重要な1パーツではあるのだろうが、”ジョーカーというヴィラン”にとっては多分これも一つのパーツに過ぎない。この作品周りで安直な言い分が目立つ今だからこそ、そこは分かってほしいなぁというモヤモヤ -- 名無しさん (2021-11-10 20:29:25)
  • 理想の自分や成功した自分、皆から愛され認められる自分を妄想して辛い現実から目を背けることは自分もやってるから観ていてとてもつらかった…… -- 名無しさん (2022-06-17 21:38:42)
  • 続編が発表されたけど、ジョーカーだけでなくハーレイクインも出る模様 -- 名無しさん (2022-08-06 00:54:14)
  • ↑これでアーサーがバットマンのジョーカーだと自分を思い込んでる精神異常者説は否定されたな。本作の内容がジョーカーの適当な妄想、自分をプロパガンダするためのホラ話等の見方も根強い中で、次作でどこまで確定されるのか気になるところ -- 名無しさん (2022-08-06 02:51:41)
  • 電車内で酔っ払い三人を射殺するシーンについて確認したいのだけど…、確か6発装填のリボルバーなのに銃声は7回もしていた気がする。こ -- 名無しさん (2022-10-20 14:38:05)
  • 途中投稿失礼 -- 名無しさん (2022-10-20 14:38:49)
  • 「しんどそうに階段を上っていくホアキンジョーカー」→「楽しそうに階段を下りていくホアキンジョーカー」 -- 名無しさん (2022-10-20 17:22:23)
  • 偽ジョーカー事件なんて話にならない真のジョーカー事件が起きてしまった。被害者と反社の関係は「ザ・バットマン」っぽいが。」 -- 名無しさん (2022-11-11 06:04:28)
  • パトカーから引き上げられるシーンが宗教画めいてて美しい -- 名無しさん (2022-11-26 17:40:13)
  • パトカーから出てきて偶像を崇めまつる大衆にパントマイムするシーンが皮肉が効いていてすき -- 名無しさん (2023-07-22 19:39:45)
  • この作品のジョーカーは頭のネジ自分で外しちゃったけど、それでも「殺人やテロすらジョークにする」「狂ってるせいで行動が先読み不可」なバットマンの宿敵のジョーカーにはなり得ない気がするんだよね。それともここから闇堕ち進行するのか -- 名無しさん (2023-08-29 19:13:37)
  • 狂気の笑顔。というより今作ジョーカーの笑顔は「悲哀の笑顔」に個人的には感じた -- 名無しさん (2023-11-17 22:14:06)
  • 続編でレディー・ガガがハーレイ役 -- 名無しさん (2024-04-14 14:55:20)
  • ↑のPVの〆でハーレイが対面ガラスに口紅で描いたスマイルにそっと口を合わせて笑顔を作るシーンはマジでゾッとしたが面白かった -- 名無しさん (2024-04-14 16:29:35)

#comment

*1 小児病棟でピエロの仕事をしていた際に、誤って落としてしまったのが原因。
*2 マレーは名付けたことを覚えていなかった。
*3 因みにアーサーは母親のこの行為に対して冷めた目で見ている。
*4 泣き叫ぶと暴行が更に激しくなる上、泣き叫んだ所で誰も助けてくれない故の最後の手段としての逃避行動が「笑うこと」だったと思われる。
*5 ちなみに最初にキャスティングされた俳優は後にコメディ番組で米大統領選で落選したトランプを煽りまくるものまねを披露している

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