香久矢まどか/キュアセレーネ

ページ名:香久矢まどか_キュアセレーネ

登録日:2019/07/08(月) 01:03:32
更新日:2024/04/19 Fri 10:33:28NEW!
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スター☆トゥインクルプリキュア キュアセレーネ 小松未可子 プリキュア 紫キュア お嬢様 令嬢 弓道 かぐや姫 中学生 苦労人 プリキュア個別 毒親育ち…ではなかった 生徒会長 ハイスペック 鉄壁スカート 苦悩の連続 香久矢まどか 毎日が綱渡り





フワを守る!わたくしはそう…決めたんです!




香久矢まどかとは、アニメ『スター☆トゥインクルプリキュア』の登場人物。


CV:小松未可子




○概要


観星中学校の3年生で生徒会長。
星奈ひかる羽衣ララの一年先輩で、天宮えれなと同学年。


政府高官の父と世界的ピアニストの母を持ち、大きな豪邸に住むお嬢様
弓道やピアノ、茶道や華道をこなし、学業もトップというハイスペック。青木れいかと被ってるが気にするな。
えれなの「観星中の太陽」に対して、「観星中の月」と呼ばれており、後輩たちからの憧れの的。
またそのハイスペック故に、姫ノ城桜子や那須ゆみか等、彼女を一方的にライバル視する人物も多い。


一人称は「わたくし」で口癖は「ごきげんよう」
前々作立神あおい/キュアジェラート前作愛崎えみる/キュアマシェリに次いで三作連続で登場したお嬢様プリキュアである*1



誕生日は2004年11月23日。
一般的には勤労感謝の日だが、1963年のこの日は、日米間で通信衛星のテレビ中継が成功した年である。


…そして、月面探査の『アポロ計画』を進めていたケネディ大統領暗殺事件が報じられた年でもある。
和製CIAとも言える父を持つまどかにとって、なんとも物騒なフラグと思われたが、別にそんなことはなかった。*2



○人物


「観星中の月」の名の通り、清楚で上品な振る舞いが特徴。
学業や生徒会、習い事は勿論、観星中の生徒の名前と顔を全て把握しており、ひかるの名前も初対面の時点で知っていた。


周囲からは「完璧なお嬢様」と見られているが、実際のところは「完璧な自分」を演じている節がある。
天才タイプではなく、人に見せないよう影で努力をするタイプ。
父親の指導の下、家柄に相応しい実力を身につけるよう厳しい教育をされており、習い事のため学校の行き帰りは基本的に車の送迎であり、商店街へ寄り道をしたことも、友達と遊んでくることもない籠の鳥状態。
そのことは彼女にとって少なくない重荷となっており、「毎日が綱渡り」と心情を吐露したこともある。*3
日々余裕のない生活を送っているためか、授業中や生徒会の会議中でもボーっとして話を聞いていないことが多く、緊張が極限まで達するとポンコツな天然ボケを炸裂させてしまうことも。
(咄嗟に誤魔化しているため、そういった天然な部分は一部以外にはバレていない)。


政府高官の父に連れられてオークションに行ったことがあり、オークションで戦う父を見て学んだスキルが第15話で発揮されている。
咄嗟にドーナツを売り込んだり、手持ちのドーナツが無くなっても余裕の笑みでドラムスにハッタリを仕掛けたりと、土壇場での度胸と駆け引きの能力は優れているようだ。


結果的に窮屈な生活になっているとはいえ、まどか自身は決して父を嫌ってはおらず、むしろ尊敬さえしており、自宅の雰囲気についても特に窮屈とは思っていない。
まどかを圧迫するプレッシャーには「尊敬しているからこそ期待を裏切りたくない」という思いも多分に含まれていると思われる。
…だが、それはこの家庭への「慣れ」から来るものであり、ある種の父親への反抗の「諦め」も兼ねてしまっている。*4
そして、(「見せようとしない」彼女にも非はあるが)そんな彼女の「本心」は、両親は勿論、プリキュアの仲間達でさえ、誰にも気付いて貰えていなかった。


朧月のように暗雲が立ちこめてしまっている*5彼女に、「反抗期」という名の「成長」を遂げられる時が来るかどうかについては、第41話を見て確かめてもらいたい。


最終回後に行われたスタプリ感謝祭の朗読劇では、非常に酒癖が悪い事が判明した。
仕事のストレスで頻繁に飲みに行ってる様子で、再会した5人の女子会でも手際よく酒やおつまみの注文をこなし、アラサーになってなお中学生の日記みたいな報告書を出すひかるに絡んでいく様子を見せている。
あと、さりげなくユニにウオッカを勧めている。


「とりあえず生で。あとポテサラと軟骨唐揚げとたこわさ3人前とホッケは…どのくらいの大きさで?」




○家族構成


  • 香久矢冬貴

CV:成田剣


まどかの父。
内閣府宇宙特別捜査局局長。
近頃噂になっている宇宙人騒ぎの調査をしている。
自分にも他人にも厳しい人物で、自らの家柄に強い誇りを持っている。


娘であるまどかにも「完璧」であることを求めて厳しい教育を課している。
全ては娘を思うが故なのだが、皮肉にも知らず知らずのうちに娘を苦しめている最大の要因となっている。
ほのかかれんいつきありすなど、
これまでもお嬢様プリキュアは数多く登場していたが、彼女らの両親は基本的に娘の自主性を尊重する放任主義であり、ここまでの束縛をするのは前作のえみるの祖父ぐらいなものである。(みなみもまどかに似たプレッシャーを感じていた事もあったが、それは彼女自身が勝手に思い込んでしまっていただけであった)


「香久矢の家に秘密はない」という考えを持ち、家族間で隠し事はしない方針を打ち出しており、自身の仕事についても隠さずに打ち明けている。
この方針も、プリキュアとして活動するまどかが板挟みになる一因になっている。
とはいえ、娘の夏休み旅行をあっさり了承するところもあり、決して過保護というわけではない様子。


厳しい姿勢は宇宙人に対しても変わらずであり、一歩間違ったら「人間側の敵」にもなりかねない、本作に緊張感を与える存在。*6


その為当初は、後の展開の重大なキーパーソンになる存在と思われていたが、実際はそうでもなく、宇宙人に関する調査をしていたのは「局で成果を上げて、その中央に返り咲く」為であり、宇宙人の事も心の底から敵とは考えていなかった。


ただ、本当に宇宙人と敵対した場合にはどうするつもりだったのかは不明。作中で描写されている限りでは地球の文明のレベルは現実世界と同等であり、とても宇宙人と争えるとは思えないのだが…。そもそも宇宙人の存在が地球では確認されていないのに、なんで宇宙人に対して敵対的な国家組織が存在するのか、等ツッコミ所は多い。


最終回では総理大臣になっていた。


ちなみに「プリキュア世界における日本の内閣」がプリキュアに関わるというシリーズでは珍しいパターン。*7



  • 香久矢満佳

CV:椎名へきる


まどかの母。世界的ピアニスト。
「機密情報」を「つみき情報」と言い間違えるレベルの天然。まどかの天然な部分は母親譲りなのかもしれない。
家には滅多に帰らない上に家事などは全くせず、料理もしない(できない?)らしい。
この為、無自覚のネグレクトとも言われている。



作中での描写を見る限り、香久矢家には使用人も複数名存在すると思われる。



○キュアセレーネ



夜空に輝く!神秘の月明かり!キュアセレーネ!


まどかが変身する月のプリキュア。
シリーズ通算59人目、平成最後のプリキュア。


覚醒直前、父が宇宙人を調査しているということや「香久矢の家で隠し事は不要」という教えから一瞬変身を躊躇ったものの、ノットレイダーからフワを守るべくプリキュアへと覚醒。


Seleneセレーネ」はギリシャ神話に登場する月の女神である。
変身バンクでは雪の結晶が飛び交うなど、「冬」要素もある。


コスチュームは紫を基調としたパフスリーブのワンピース。
従来と比較して挑戦的なデザインだった他3人と比べて、プリキュアシリーズにおける正統派なデザインとなっている。


戦闘スタイルは三日月形の弓矢と格闘戦。
格闘戦では研ぎ澄まされた感覚で相手の動きを先読みし、無駄のない動きで見切る合気道のようなスタイル。
この辺はアクロバティックな戦闘スタイルのキュアソレイユとは対照的であり、正に「静」と「動」である。
必殺技は三日月形の弓で強力な矢を放つ「プリキュア・セレーネアロー」。



○余談


  • 担当声優の小松未可子は、本作がプリキュア初出演。
    小松は過去5年間に渡ってオーディションを受けており、キャスト発表時には喜びにあふれたコメントを語っている。

  • 小松は当初えれな役で受けていたのだが、スタッフからまどかも演じてみるように言われて全く準備のないまま演じたところ合格したという。
    ちなみにえれな役の安野希世乃も当初はまどか役で受けていた。



  • 名前が「まどか」で弓矢が武器である事から某魔法少女との繋がりを指摘されてもいる。



追記修正は毎日が綱渡りの方がお願いします。


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  • 月穿ちセレーネ -- 名無しさん (2019-07-08 06:03:13)
  • キュアコスモの時といい、何故か似たようなタイトルのドラえもんエピソード項目が同時に立つ不思議 -- 名無しさん (2019-07-08 21:48:12)
  • これでスタプリのプリキュアの記事は全員作られたか。次はハグプリあたりが作られそう。 -- 名無しさん (2019-07-09 17:41:25)
  • 父親との衝突が避けては通れない展開になってきたな…。 -- 名無しさん (2019-11-10 23:16:44)
  • 今回、父親はハッキリと「プリキュアの敵」になった…!! この父親との因縁にきっちりと決着を付けないと、まどかは前に進めない。本当の意味での大人にはなれない…!! -- 名無しさん (2019-11-19 15:45:51)
  • ひかるとララはカッパード、えれなはテンジョウ、ユニはアイワーンと因縁があるけど、まどかは後半ガルオウガとの絡みが増えて意外な組み合わせよね。 -- 名無しさん (2020-01-20 01:09:55)
  • 本人がセイ君で父親がブライトさんという組み合わせ -- 名無しさん (2020-01-20 08:13:35)
  • まどかの父親は最終回で総理になったね。 -- 名無しさん (2020-01-26 10:15:53)
  • えれなでさえも旅立つ中、高校に進学しても地元に残った事や最終的に就いた職からしてラストシーンに至るまでには(本妻はララとしても)ひかるとはさぞかし濃ゆい付き合いになったんだろうな。何気に主人公とお姉さんポジのブループリキュアがそういう状況になるのは珍しい。 -- 名無しさん (2020-01-26 23:20:15)
  • ↑でもあれは大人になったひかるが見た夢だったから実際そうなのかは曖昧なところかも。 -- 名無しさん (2020-01-26 23:44:34)
  • 父が総理で紫・・・ゲンさんと一緒か -- 名無しさん (2020-01-27 15:44:03)
  • ユニともっと絡んでほしかった。中の人的に。 -- 名無しさん (2020-02-12 17:13:01)
  • 異常な家庭とか偏見に満ちた記事だな。まどかパパは夏休み旅行をあっさり了承してるし過保護とは思わない。単純に亭主関白な家庭で「それも多様性で悪くない」って作品からのメッセージじゃないか -- 名無しさん (2020-09-21 10:51:45)
  • まどかと冬貴の中の人は数年後に別のアニメでも親子になるという。 -- 名無しさん (2021-02-05 10:57:58)

#comment

*1 その後は『デリシャスパーティ・プリキュア』の芙羽ここね/キュアスパイシーまでしばらく登場しなかった
*2 実際にケネディ大統領は、CIA暗殺説もある。
*3 余談だが、この場面は児童向けの書籍では極めてザックリとした要約がなされ、「わたくしは きもちに よゆうがなくて、まいにちが つなわたりです。」と貼り付いたような笑顔で仲間たちに伝える構図が極めてシュールであることから度々ファンにネタにされた。
*4 その為、ひかるやえれなの家族を見て、自分の家とのギャップに戸惑う姿もチラッと見受けられる。
*5 皮肉にも、「故郷を奪われ、夢も希望も奪われた」というノットレイダーの面々に最も近い立ち位置であるとも言える。
*6 ただでさえ、ララの所属してる『宇宙星空連合』には「非加盟の星で存在がバレたら母星に強制送還&長期の宇宙旅行の禁止」などという異様に厳しい法律も存在する。
*7 ドキドキ!プリキュアでは内閣から直接救援要請が入る描写があり前例がないわけではない

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