登録日:2019/03/26(土) 12:59:33
更新日:2024/04/04 Thu 11:36:00NEW!
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ゆずソフト エロゲー オナニー オナ地さん ゲーム steam 18禁 ちゃろー☆ steam配信中 サノバウィッチ nekonyan
彼女の発情、共有中。
『サノバウィッチ』とは、2015年2月27日にゆずソフトより発売された18禁アダルトゲームの8作目。
概要
原画、キャラクターデザインはいつも通りむりりん、こぶいち氏で、SD原画もこれまたお馴染みのこもわた遙華氏。
シナリオは天宮りつ氏の他は『魔法はあめいろ?』『ましろ色シンフォニー』などを手がけ、BAR-カップル製造に定評ある保住圭氏、『花と乙女に祝福を』を手がけた籐太氏が担当。
J・さいろー氏もシナリオ協力という形で関わっている。
ライターからある程度想像できるかもしれないが誰のルートでもいつにも増して甘々展開になるが、そのぶんシナリオ後半で大ダメージを受ける場合も。
システム面では『お気に入りボイス』機能が実装された。
任意のシーンの好きなボイスを「お気に入り」として保存できる。
登録数は非常に多くほぼ無限に近い。
またこれと連動してか、小さくではあるがボイスの長さがゲージ表示されるようになっている。
今回はカウントダウンムービーの破壊力は抑えめ。
代わりと言っては何だが、『DRACU-RIOT!』から定番となったキャラクターソングCDにミニドラマが付いている。
タイトル由来は色々言われているが、「クソッタレ」という意味の英語スラング(「Son of a bitch」。日本語では「サノバ“ビ”ッチ」と表記されることが多い)と、
英語版タイトル(日本語版でも同様の英文がタイトルに表記されている)「Sabbat of the Witch」の直訳「魔女の会合」のダブルミーニングだと推測される。
実は「Son of the witch」の直訳も含めたトリプルミーニングである。
なお、Sabbat of the Witchのタイトルで2018年10月よりSteam版が配信されている。
18禁要素を追加パッチにした簡易全年齢版仕様で配信されているが、追加パッチは[[大人の事情で>大人の事情]]おま国なので注意。
◆ストーリー
保科柊史は、とある秘密を抱えていた。
それは「他人の気持ちを感じ取れる」という不思議な力を持っているということ。
彼のクラスメイト、綾地寧々。
彼女もまた、誰にも言えない秘密を抱えていた。
それは「自分の意思に関係なく発情してしまう」ということ。
2人はただのクラスメイトでしかないはずだった。
だがある日、柊史は不慮の事故から、衝撃的なシーンを見てしまう。
彼が見てしまったものはなんと、発情した寧々のオナニーシーン!
そんなショッキングな事件を経て、2人の距離は急接近。
互いの秘密を共有する仲になり、彼は知る。
寧々が発情してしまう理由と、「魔女」と呼ばれる存在を――
時と場合を無視して発情する寧々に、密かに行われる「魔女」の活動。
それらに引き寄せられるように集まる、後輩、先輩、転入生。
静かだった日常は慌ただしい物へと変化して、柊史に淡い期待を抱かせる。
「ここから何かが始まるのかもしれない」
◆登場人物
○メインキャラクター
- 保科柊史
主人公。2年生。一人称は「オレ」。
幼い頃に事故で母親を亡くし、平日・休日問わず仕事で忙しい父親と二人暮らしだったため、炊事洗濯などは一通りこなせる。苦手教科は古典。
生まれつき『他人の気持ちを五感で感じる』という特殊能力が備わっている。
具体的に他人が何を考えているかまでは分からないのだが、他人の喜怒哀楽等の感情はかなり正確に分かる他、
相手が上っ面だけいい顔をしている(心配しているように装う等)ことや、嘘を付いていることなども否応なく感じ取り、伝わってきてしまう。
また、強い負の感情(嫉妬や怒りなど)を向けられると身体にも悪影響が出てしまうため、無理難題でもない限りは他人の頼み事などは引き受けて波風立てないように立ち回っているが、
嘘を吐かれたり、上っ面だけの感情を向けられることも苦手なため、裏表のない性格の和奏や海道などの一部の友人以外のクラスメイトとは距離を置いて接している。
特殊能力と心の中での折り合いを付けられていなかった数年前はより酷く、「死んだ魚のような目」と周りから評されていたほど。
ちなみに、相手がどんな感情を覚えているかは経験によって判断しているため、とあるルートではヒロインが自分に向ける恋愛感情を件の能力で感じ取りつつも、
今まで他人からそのような感情を向けられたことがほとんどなかったため、「感じ取っている感覚が示す感情が分からない」と悩むこともあった。
そのため、主にめぐるからは「暗い」と言われたりもするが、ギャグシーンではきっちり突っ込むし、選択肢次第でボケもかますいつものゆずソフト主人公っぷりも見せる。
当人は魔女ではないが、その身に宿る特殊能力は魔法に類するもので、作中で登場するアルプからは「混じっている」と称されており、
父親の証言(「耳が聴こえないのに、心を読んだかのようにこちらの気持ちを察してくれた」)等から、彼の亡くなった母親が魔女らしいことが示唆されている。
この影響で、魔法に関わりのない人間には視認されなくなる魔女服を纏った魔女を見ることができるが、反面、既に魔法を身に宿しているので魔女にはなれない*1という。
- 綾地寧々(CV.桐谷華)
2年生。柊史のクラスメイト。本編序盤はオカルト研究部唯一の部員だった。一人称は「私」。
容姿端麗成績優秀、更に人付き合いも良いと非の打ち所がなく2年生トップの人気者。
外食をあまりしたことがないらしく、回転寿司に来るのは、本編が初めて。
実は『魔女』であり、代償として時と状況を問わず不意に強制発情するという秘密を抱えているため、人付き合いは良いが他人とは距離を置いている。
しかしある日、発情に襲われてその発散のために図書室の隅でオナニーしている場面をたまたま柊史に見られてしまうハプニングに見舞われ、
更にその翌日、あの時落とした生徒手帳を届けてくれた彼と部室で話している際に、とあるきっかけで集めていた『心の欠片』を吸収されてしまい、
その欠片を取り戻す目的も込みで、彼に事情を話して協力してもらうことに。
秘密を隠すという目的もあって特定の友人を作らないように振る舞っており、それが前述の「非の打ち所のない人気者」の評に繋がっているが、
実は結構天然で純粋な性格の持ち主であり、オカルト研究部の面々、特に秘密を知る柊史と紬の前では素の性格が顔を出すことも。
寿司じゃない方のシースーや、ズージャ読みを知っているなど、雑学に詳しい一面も。(柊史もズージャ読みは知っていたが、めぐるは知らなかった)
ちなみに寿司をシースーと呼ぶことは知らなかった。
魔女であることや『願い』の内容から恋愛には消極的で、彼女のルートでは鈍感系主人公の十八番である「え、なんですか?」を披露することも。
また、自身の秘密に関する内容にうっかり触れると途端にレイプ目になり、ダークサイドに墜ちてしまう。柊史が不用意な言動をした際…よりは天然が災いして聞かれてもいないのに勝手に自分から言及して自爆することの方が多い。
通称「オナ地さん」。作中ではオナニー関係で奇行や迷言の数々を連発し伝説となった。未だにゆずソフトのヒロイン中で(半分ネタ方面で)一番人気である。
彼女の両親はすれ違いや価値観のズレにより離婚し、現在は父親の下に引き取られている。その後はお互いに別の人と再婚し、幸せに過ごしているが、寧々はそれが認められなかった。
この事から、彼女は離婚を無かったことにしたいと願い、魔女の契約を七緒と交わした。
両親の離婚は、寧々にとってトラウマになっており、告白されてもすぐに返答できなかったり、「どんな告白をして欲しいか」という話題になった時にも、
「私は・・・・・・告白の方法よりもずっと一緒に、お互いが好きであり続けるのが一番だと思ってます」
と語ったりしており、柊史はこの時痛みと妙な雰囲気を感じ取っている。
七緒曰く「離婚をなかったことにして、喧嘩をしない2人ともう一度やり直したい」というのが正確な内容である。
これを叶えるには、寧々は両親が離婚する前にタイムリープすることになる。
その願いには、当然「幸せになりに行く」という大前提が存在しており、それには、両親が離婚した後の寧々の時間が存在することは矛盾を生む。
そのため、タイムリープ後は、タイムリープした寧々はその世界から記憶ごと存在が抹消されてしまう。それは、恋人になった柊史も彼女のアルプである七緒も例外ではない。
- 因幡めぐる(CV.遥そら)
1年生。普段の一人称は「私」あるいは「自分」だが、親しい人と話している時には「めぐる」に変化することも。
入学してすぐに病欠してしまい、高校デビューに失敗したことでオカ研に相談を持ち込みに来た。
柊史と寧々のアドバイスで、人気者にはなれずともクラスでの居場所は確保することに成功。
このことで特に寧々に尊敬の念を抱き、オカ研に加入することに。
共通パートでは『魔女』や『魔法』とは関わりがない一般人だが、個別ルートではある意外な関わりが明かされる。
明るく物怖じしない性格で、外見もいかにもなギャルファッションだが、趣味はゲームや読書などのインドア系。
また、性格に反して人付き合いが苦手という一面もあり、ファッションも高校デビューのために勉強した結果で、元々は割とオタク気質。
ちなみに勉強は苦手で、全教科の成績が悪い。
ちゃろー☆
- 椎葉紬(CV.黒咲そら)
2年生。一人称は「ワタシ」。
物語中盤で柊史のクラスに転入してくるが、その際オカ研が学校案内を任された事もあって彼らと親しくなり、なし崩し的にオカ研に居着いた。
この時点では柊史は精神状態が落ち着いてきていたため、彼が「死んだ魚の目をしていた」時期をリアルにイメージできておらず、
紬√では、(当人が無自覚に彼に惹かれていたことによる贔屓目もあるだろうが)「隠しているだけで女の子にモテてそう」などと評している。
見た目も中身も女の子だが、制服は男子生徒のものを着用している。が、胸が大きいので制服のボタンを止められない。
面倒見がよく優しい少女ではあるが、その分怒らせるとすごく怖い。あとツッコミやリアクションのキレがいい。
実は寧々と同じく『魔女』であり、男装しているのは代償によるもの。
寧々ほどは重くなく、小物や着こなしなど、ある程度女性らしくすることは出来るが、許容量を超えてしまうと嘔吐してしまう。
服装のみならず行動にも制限がかかっており、女性らしい口調や振る舞いまではセーフだが、異性とデートするなどの「女の子らしい」行動をするとやっぱり嘔吐してしまう。
紬自身は女の子らしい服装が好みなため、オカ研に入ってからはめぐるとともに日々服装チキンレースをしている。
購入したかった服がありその為にバイトをしていたのだが、購入寸前に売り切れてしまい、途方に暮れていた所をアカギと出会い、「売り切れた服をもう一着だけ再販して欲しい」という願いで契約を交わす。
本来ならば代償はもっと軽いもので済むはずだったが、魔力を前借りして願いを先に叶えた為、利子がついて代償が大きくなってしまった。その為、目当ての服は購入出来たが袖通しが出来ないという悲劇に。
ちなみにその事実を知った柊史は大笑いしていたが、女子には死活問題だと紬に怒られてしまうのだった。
- 戸隠憧子(CV.明科まなさ)
3年生。一人称は「わたし」で、年上振る時は「お姉さん」になる。
物語開始時点では生徒会長を務めており、寧々が2年のアイドルならば憧子は3年のアイドルと言えるほど生徒たちに慕われている。
成績優秀な美少女である上、優しくおっとりした性格もあって男女問わず生徒たちに好かれているが、
実は人をからかうのが好きという一面があり、特に親しい間柄の人に対しては悪戯っぽい振る舞いも見せる。
物語の初めから登場するが、本格的にシナリオやオカ研に関わり出すのは紬が登場してからとメインヒロインの中では一番遅い。
『魔女』ではないが、個別ルートに入ると(ある程度伏線は貼られているが)意外な事実などが明らかになっていく、ミステリアスなヒロイン。
○サブキャラクター
- 仮屋和奏(CV.小鳥居夕花)
柊史のクラスメイトにして親友。一人称は「アタシ」。
外見は小柄なちっぱいの美少女だが、快活である意味男らしくもあるほどさっぱりした性格の持ち主。
口調も男勝りで、柊史や海道とは遠慮のないやり取りをしているが、一方で本気で相手が弱っている時は気遣う優しさも持ち合わせる。
実は人見知りだったり、努力家だったりする意外な一面もあるが、後者については本人は否定している。
ギターが好きで、一目惚れしたギターのために寧々に紹介してもらった喫茶店「シュバルツ・カッツェ」でバイトしている。
2周目以降に攻略できるサブヒロイン枠でもある。
実は「自分の能力に折り合いが付けられていなかった頃」の彼とクラスメイトだったことがあり、周囲から完全に浮いている彼を気に掛けていた。
いつしかそれは恋愛感情に変わったが、そんな気持ちを向けられたことがなかった彼は「よく分からない感情を自分に持っている」としてむしろ和奏を警戒し、
結局満足に話も出来ないうちに転校によって疎遠になり、和奏も自然と柊史のことを忘れたが、高校で再会した時に思い出したという。
「あの頃」の彼とは異なり、周囲から浮いていないのを見て安心するも、上っ面だけでほとんどのクラスメイトに心を許していないのにすぐに気付き、
勇気を出して話しかけたことがきっかけとなり、裏表のない性格もあって海道と共に柊史の数少ない友人となった。
なお、この話が出るのは和奏ルートだけであり、それ以外のルートで語られないのは柊史が和奏のことを覚えていないからなのだが、
その和奏ルートではこれが遠因となって「ブレイブマン」というあだ名を付けられた他、和奏もすっかり自分を忘れている柊史に(仕方ないしお互い様と思いつつも)若干イラっとしていたらしい。
- 海道秀明(CV.寺竹順)
柊史のクラスメイトにして親友その2。一人称は「俺」。
陽気なムードメーカーだがドMな性癖持ちで、女子からキツいツッコミをされたり、冷たくされるとちょっと興奮する愛すべきバカ。
友情にも篤く、一緒にバカをやりつつも柊史の(特殊能力に端を発する)人付き合いについては真面目に心配している。
実は女の子にモテる為にバンドをやってた時期があり、ドラムが出来る。
- 相馬七緒(CV.沢村かすみ)
和奏の働く喫茶店のマスター。一人称は「私」。若い見た目に不相応なほどの落ち着きを備えた大人のお姉さん。
実は『魔女』と契約を交わす『アルプ』と呼ばれる存在で、その正体は黒猫。寧々の契約相手でもある。
『魔女』絡みのことについての知識が豊富なことから、寧々のみならず、柊史や紬にとっても良き相談役になっていく。
ただ、喫茶店を運営できるほど人間社会には溶け込んでいるが、元々は猫だったために、
「人気者になりたい」という相談に対して「ケンカが強ければその縄張りのボスになれるだろ?」と素で返すなど、ちょっとズレた部分もあり、
「(一般的な相談に関しては)七緒に相談しても無駄」と寧々に称されている。
- 久島佳苗(CV.村田サナ)
柊史らのクラスの担任。一人称は「アタシ」。
さばさばした性格と話しやすい雰囲気、ざっくばらんな言動から生徒からは人気で、所謂『友達先生』に近いが、
線引きはきっちりしており、馴れ馴れしい呼称には「久島先生」と訂正したり、目の届く範囲の生徒の様子には気を配っていたり*2と「先生」らしいところも見せる。
プライベートではビールや冷奴、焼き鳥を好むなど嗜好がオッサン臭い他、それなりにアニメ好きらしく、最近のアニメにも詳しいらしい。
婚期に関しても気にしているようだが、彼女の恋愛観に関するアンケートの回答を見たオカ研女子には「この人ダメだ」「結婚する気あるのかな」とコメントされている。
- 越路美穂(CV.桃山いおん)
物語開始時点での生徒会副会長。一人称は「アタシ」。
快活な性格の持ち主で、憧子を強く慕っている。
副会長として憧子を支え続けた彼女の右腕であり、次期生徒会長と見込まれていたが、当人は乗り気でない様子を見せている。
悩みがありそうなことを心配した憧子から依頼を受けたため、柊史はオカ研部員として彼女に接触し、悩みを聞くことになるが…。
何故か攻略できないサブキャラ枠…ではあるが、ある意味「攻略できなくて当然」という理由があるキャラ。
ちなみに柊史とは元クラスメイトであり、過去の「目が死んでいた」頃と比較して「そんなキャラだっけ?」と困惑することも。
- 保科太一(CV.鳩マン軍曹)
柊史の父。一人称は「俺」で、柊史の前ではしばしば「父さん」に変化する。紬√では「私」に変化した事も。
若くして事故で亡くなった妻(柊史の母)や息子に惜しみない愛情を注ぎ、仕事にも全力でぶつかるエネルギッシュな父親。
エネルギッシュ過ぎて息子には時にウザがられるが、基本的には仲良し親子である。
好物は柊史のロールキャベツ。
- アカギ(CV.真宮ゆず)
紬と契約している『アルプ』。「わっち」「~なのじゃ」などのやや古風な言葉遣いで話す。
その正体はカラス*3であり、鳥の感覚からすれば「膝を逆に折り曲げる」ことになる正座が苦手。
未だアルプとしては未熟で、七緒が基本的に人間の姿でいるのに対し、カラスと人間の姿を使い分けている他、
人間の心の機微などには鈍感で、トラブルを起こしては紬や七緒に怒られるが、彼女なりの思いやりや優しさを見せることも。
メインで登場するのは紬ルートともう一つのルートだが、共通ルートでもちょっとだけ登場する。
◆用語
- 魔女
アルプと契約し、心の欠片を集める人間のこと。その在り様から、別に女性である必要はないと推測される(本編で登場するのは女性のみ)。
心の欠片を必要量集めることで、魔法で好きな願いを一つだけ叶えられるが、契約してから魔法を完成させるまでの期間中は、定期的に魔力(強い感情)が強制徴収される。
これが劇中で寧々や紬が悩まされている『代償』であり、その内容はランダムで契約するまでアルプにも分からないが、『願い』の大きさに比例して『代償』も重くなる傾向にある。
なお、『代償』については魔女本人以外の人間が肩代わりすることも可能だが、支払う『代償』は本人のそれよりも重くなるという。
人間が魔法を使うことができるのは一度だけというルールがあり、一度魔法を使ってしまうと二度と契約できない他、途中で願いを変更することはできない。
身体に特殊な能力を付与するタイプの魔法を使った場合、魔法が完成した後に作った子供にも魔法が宿ってしまうらしく、柊史の能力は魔女であった母親の魔法を一部受け継いでしまったものである。
契約して魔女になると心の欠片を集める用途の特殊な服と武器を支給されるが、デザインなどはランダム。
この装備を身に着けている間は、魔女と関わりがない人物からは視認されなくなる*4。
寧々は露出度が激しい関係であまり魔女服を着たがらないが、紬は魔女服が唯一きちんと着れる女の子らしい服装なために積極的に魔女服になりたがる。
- 心の欠片
魔女が集めるもの。人間の強い感情の一部であり、これを支給された専用の小瓶に貯めきると魔法が使える。
目標を達成する等して、充実感や達成感などで気力が普段よりも高まった人間からその余剰分を「心の欠片」として回収する、というのが魔女の正規の採取手段で、
見た目的には銃で撃ち抜く(寧々)、身の丈ほどもあるハンマーでぶん殴る(紬)と物騒で、採取された対象は気絶するが、命に別状はなくすぐに目を覚ます。
しかし、気力が充実していない、言うなれば普段通りの人間から心の欠片を奪った場合、奪われた部分が対象の「心の穴」となり、
無気力になってしまうだけでなく、元々精神的に弱っていたり、強いトラウマを持つ人間が対象だったりすると、最悪死なせてしまうこともあり得るため、
実際に劇中で強引に心の欠片を奪う存在が出てきた際、七緒は強い怒りを見せていた。
また、「心の穴」に反応する性質も有しており、心に穴が開いている人物に触れられるとその人物に吸収されてしまうが、
これは七緒曰く、心が「心の穴」を心の欠片で埋めようとするかららしい。
ただし、埋めたところで心の欠片が元々他人の心である以上、例え心の欠片を吸収しても真の意味で「心の穴」が埋まることはないとのこと。
- アルプ
動物が変化した存在。『心の欠片』を集めることでテレパシーなどの簡単な魔法を行使出来たり、人語を解したり、人間に化けることが可能となる。
基本的には『魔女』と契約して『心の欠片』を集めてもらうが、強引に人間から『心の欠片』を奪い取ることも出来る。
ただ、上述したように人間の心は非常にデリケートなものであるため、アルプとなって長い七緒はそういう乱暴なやり方を嫌っており、
知り合いであろうとなかろうと、強引に『心の欠片』を奪ったアルプに対しては強い怒りを見せ、面と向かって痛罵することもあった。
ちなみに、七緒のように長く活動しているアルプは見た目だけでなく言動も人間と大差なくなるが、
人格のベースは元の動物であるため、やはり精神面は根本的に人間とは違っており、「どこまで行っても『人間』にはなることはできない」他、
『心の欠片』をいくら集めても、現実改変などの大掛かりな魔法はアルプには使えないという。
作中では黒猫(七緒)、カラス(アカギ)、子犬と、元々の姿の分からないアルプの4人が登場する。
- 姫松学院
柊史たちが通う学院。外観はとても普通の学校とは思えないが、内装は普通。オカ研メンバーは基本徒歩で通学しているが、憧子は電車通学。
会長は戸隠憧子。次の候補者は中々現れなかったが、柊史の働きかけにより、越路美穂が立候補、当選した。
秋の中間考査の後に、ハロウィンパーティが催されている。憧子もいつ始まったのかは知らないらしいが、代々続いているものらしい。自由参加で、中間考査で赤点を取った人以外は全員参加可能。
ちなみに文化祭は春にあるらしい。
- オカルト研究部
物語の中心になる部活。実は柊史たちの入学前から存在している。
元々はタロット占いなどをしていたそうだが、今は寧々が魔女としての目的も兼ね、主に生徒のお悩み相談を受ける場所になっている。
実は廃部寸前であり、部員3名を集めなければ、部室を退去しなければならない状況だった。
開始当初の部員は寧々一人だけだったが、後に柊史、めぐる、紬、憧子が入部している。
紬は、欠片集めの大変さを理解しているため、オカ研のシステムに非常に感心していた。
- Schwarze・Katze
七緒が経営する喫茶店。和奏のアルバイト先でもある。というか他に店員がいない。意味はドイツ語で「黒猫」。
魔女に関する話は、だいたいここで行われる。
柊史は来店すると決まってブレンドコーヒーをオーダーしている他、
一度パフェを食べた越路がそれ以降度々来店するようになるなど、メニューのクオリティは高い様子。和奏しか店員が出てこないがきちんと店員用の制服も作っており、和奏が着た際には柊史から(冷やかし交りで)可愛いと言われている。
主題歌
オープニングテーマ
- 『恋せよ乙女!』
作詞 - Riryka(Angel Note) / 作曲 - Famishin / 編曲 - 井ノ原智(Angel Note) / 歌 - 米倉千尋
挿入曲
- 『Without You』
作詞 - 神代あみ / 作曲 - Famishin / 編曲 - Yasuo Asai / 歌 - 神代あみ
エンディングテーマ
- 寧々√(TRUE END)『Re:Start〜君とまた出逢えて〜』
作詞 - 神代あみ / 作曲 - Famishin / 編曲 - 椎名俊介(Angel Note) / 歌 - 神代あみ
- めぐる√『天使の羽とクリスタル』
作詞 - Riryka(Angel Note) / 作曲 - Famishin / 編曲 - 井ノ原智(Angel Note) / 歌 - Riryka
- 紬√『スカート』
作詞 - 葉月 / 作曲 - Famishin / 編曲 - 椎名俊介(Angel Note) / 歌 - 葉月
- 憧子√『君がくれた光』
作詞 - カサンドラ / 作曲 - Famishin / 編曲 - 新井健史 / 歌 - カサンドラ
- 和奏√『大好き』
作詞 - 中山♡マミ(Angel Note) / 作曲 - Famishin / 編曲 - 佐々倉マコト / 歌 - 中山♡マミ(Angel Note)
キャラクターソング
- 寧々キャラソン『sweet treasure』
作詞 - 中山♡マミ(Angel Note) / 作曲・編曲 - 篠原瑞希(Angel Note) / 歌 - 桐谷華
- めぐるキャラソン『リアルフレンド』
- 紬キャラソン『Sweet Sweet アリス』
- 憧子キャラソン『Midday Star』
作詞 - kala(Angel Note)/ 作曲・編曲 - 井ノ原智(Angel Note) / 歌 - 明科まなさ
追記、修正から始まる恋もある。
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▷ コメント欄
- 作成乙 キャラゲーを作るならまずお手本にしてもいいって感じの良ゲーよね。個別ルート毎に別々のテーマで別々の設定を掘り下げてるのも好印象 -- 名無しさん (2019-03-26 13:57:24)
- おぉ! -- 名無しさん (2019-03-26 19:42:21)
- ↑誤送信ですスイマセン。まってました作成どうもです。ゆずソフトの項目が増えるのとてもうれしいです。 -- 名無しさん (2019-03-26 19:47:24)
- タイトルの意味はダブルミーニングどころか「Son of a Witch」も含めてトリプルミーニングかと… -- 名無しさん (2019-03-26 20:06:18)
- 「高校生」って書いちゃうのはまずいと思うよ -- 名無しさん (2019-03-27 00:36:22)
- オナ地さんはハッピーエンド…でいいのだろうか -- 名無しさん (2019-03-27 14:20:44)
- 全裸パーティ -- 名無しさん (2019-03-29 12:27:40)
- 全裸パーティーと仮装パーティー間違えたの草生えた -- 名無しさん (2019-03-29 12:28:18)
- 某有名配信者が画面切り替え損ねて自慰シーンが全世界数万人に公開されてしまったオナ地さん… -- 名無しさん (2019-05-05 02:39:05)
- 「セルフNTR」と揶揄する人がいて吹いた NTRかどうかは判断が別れる -- 名無しさん (2021-04-18 13:50:24)
- セルフNTR…はじるすかな? -- 名無しさん (2021-09-14 23:55:50)
- 主人公と結ばれないと一番ヤバイのはようがす先輩かな -- 名無しさん (2022-02-20 18:59:38)
#comment
*2 例えば柊史や寧々の周囲との距離の取り方を「同年代の子と比べて異常」として気を配り、特に柊史の方はちょくちょく声を掛けたりと心配している。
*3 正確には、ワタリガラスである。
*4 実体は残るので触られるとバレる他、声を出したりして存在を知られてしまうと、一般人にも見えるようになる
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