鉄血(アズールレーン)

ページ名:鉄血_アズールレーン_

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Z46フィーゼ、最近タブレットばかり見ているのね。


……オイゲンか。アニヲタwikiを見ているのだ。


アニヲタウィキ?


オンラインの百科事典のようなものだ。有志が集って、サブカルチャーを中心に様々な事柄について詳細を記している。
ここはまるで知識の宝庫だ。何もかもが新鮮で、驚きに満ちている!


それは面白そうね。私たちについての記事はないの?


それなら…先程アップされたようだな。見てみたいのか?


私たちが外からどんな風に思われてるのかっていうのは興味あるわね。さて、どんなことが書かれてるやら…








[[鉄血(アズールレーン)>鉄血(アズールレーン)]]


登録日:2018/11/29 thu 21:30:00
更新日:2024/03/26 Tue 13:32:27NEW!
所要時間:約 62 分で読めます



タグ一覧
アズールレーン アズレン ドイツ 第三帝国 問題児 にくすべ 所要時間30分以上の項目 所要時間60分以上の項目 架空の国家 悪の女幹部 碧蓝航线 鉄血 レッドアクシズ デナイゼナウ←モラウゼナウ



鉄血(てっけつ)とは、艦船擬人化シューティングゲーム『アズールレーン』に登場する国家・軍事組織の一つ。



+ もくじ-


概要

アズールレーン作中における4大国家の一つ。モチーフはドイツ。
強大な軍事国家で、4大国家の中では科学技術に秀でる。


ゲーム本編の開始以前、人類共通の敵であるセイレーンに対抗すべく他の4大国家(ユニオン、ロイヤル、重桜)と超国家軍事連合《アズールレーン》を結成する。
しかし入手したセイレーンのテクノロジーの扱いを巡ってユニオン、ロイヤルと対立。
ストーリーの第一章にてユニオン、ロイヤルに宣戦布告し、志を同じくする重桜とともにアズールレーンを離反、軍事連合《レッドアクシズ》を結成する。


あくまで人類の持つ科学技術を用いてセイレーンに対抗すべきと主張する現アズールレーンに対し、
「セイレーンのテクノロジーを積極的に取り入れ、毒を以て毒を制するべき」「セイレーン由来の技術を、人類の発展に活かすべき」というスタンス。
KAN-SENにも積極的にセイレーン由来の技術を取り入れており、モチーフとなった艦船の特徴を色濃く残すアズールレーン陣営のKAN-SENと比較して、
陣営全体で機械的・怪物的な、敵であるセイレーンを思わせる異形のデザインが目立つ。


一部アズールレーンに身を寄せた勢力もいるらしく、ゲーム内では戦術教室に軽巡洋艦・ケルンが常駐している。
またイベントでは、重桜の面々と同じくプレイヤーの艦隊に所属している扱いになっているようだ。


KAN-SENの装備開発は「クラップ」という企業が行っている。


メインストーリーではプロローグで戦いの口火こそ切ったものの、ストーリー上ではレッドアクシズの片割れである重桜が目立ち、登場する機会はほとんどない。
所属KAN-SENの入手手段も極端に限られ、多くはイベントや建造でしか入手できない。
イベント「鏡写されし異色」の復刻を経て建造に常設実装される艦もポツポツ現れてはいるが、現状は実質的にはイベント限定勢力と言ってもいい扱いである。


所属KAN-SENの特徴

デザイン的には軍服のようなファッションが目立ち、モチーフとなったドイツを意識してか服装は全体に黒・灰色などの寒色系統のカラーリングに統一されている。
しかしWW2時代の所謂「ナチスドイツ」的な表現に関しては各国で表現規制がなされているため、全体的にデザインは第二帝国時代の軍装風味。
そして、前述の通り「セイレーン由来の技術を積極的に取り入れている」という設定から、他陣営と比較すると艤装のデザインが非常に独特。
具体的に言うと陣営を通して艤装に生物的な意匠が取り入れられており、重巡以上の艦種になると艤装がまるで機械の怪物のような異形になっている。
寒色のカラーリングとアレンジされた軍服、異形の艤装の相乗効果により、
全体的にKAN-SENのデザインからはアニメ・特撮の悪の組織における女戦士・女幹部」といった印象を受ける。


どうやらセイレーンのテクノロジーを艤装の強化に用いているようで、
ライプツィヒの台詞やスピンオフ「びそくぜんしんっ!」の描写によるとこれら艤装は使用者と独立した意思を持っているらしい。


性格面ではアズールレーン陣営と比較して「尖った」キャラクターが多く、過激な性向の持ち主も少なくない。
例を挙げれば、

  • Sっ気があり、上官である指揮官をスキあらば「調教」しようとしてくる女王様気質
  • 口を開けばプレイヤーへの罵詈雑言が飛び出すツンツンツンデレ
  • 元となった艦船の艦歴の影響で、心を閉ざしてしまっている
  • 世界そのものを憎み、滅ぼしたいという破滅的思想を持つ厭世家
  • プライドが高く、指揮官を含め他人を常に見下すサディスト

など、身も蓋もないことを言えば問題児が揃っている。


ゲーム的な特徴

攻撃なら攻撃、防御なら防御と目的に特化した性能の艦が多い。
アズールレーン陣営と比べると一癖も二癖もある艦ばかりで、性能を活かすためには目的意識を持って艦隊を編成することが求められる。
また全体的に対空面が弱く、そちらもフォローは必須と、総じて中級~上級者向け。


ただしそれらのハードルを乗り越えると他陣営にない強さを発揮する艦も多く、

  • 駆逐艦最強クラスの基本性能に加えてZ1のバフも受けられる怪物駆逐艦・Z46
  • 鉄血への陣営バフを持ち、自身も特殊弾幕・確定クリティカル砲撃・超射程副砲など盤石の攻撃性能を持つ鉄血の指導者・ビスマルク
  • トップクラスの耐久と自爆ボート耐性、「戦艦と編成しない」という簡単な縛りをクリアするだけで高倍率のバフが得られるティルピッツ
  • 戦場で遭遇しない日はない駆逐艦・軽巡洋艦に対して特効スキルを持つ火力の鬼・ドイッチュラント(アドミラル・グラーフ・シュペー)
  • 貴重なシールド展開スキルで前衛艦隊全体の持久力に貢献するプリンツ・オイゲン(アドミラル・ヒッパー)

など、プレイヤーから高評価の艦もちらほら。
何れの艦もきちんと特性を理解して艦隊を組めば応えてくれるだけのポテンシャルを秘めており、編成に苦心するだけの価値はある。




所属KAN-SEN

駆逐艦

詳細はZクラス駆逐艦(アズールレーン)を参照。


軽巡洋艦

ケーニヒスベルク級軽巡洋艦全3隻と、ライプツィヒ級軽巡洋艦1番艦ライプツィヒと2番艦ニュルンベルクが実装。
ケーニヒスベルク級は鉄血艦としては珍しく多くの海域でドロップする。


ケーニヒスベルク


ムチは慣れれば痛くなくなりますの、指揮官、試してみませんか?


ケーニヒスベルク級軽巡洋艦1番艦。レア度はN。
CV:小野涼子


服装は白黒のカラーリングのワンピース風戦闘服の上に、丈の短いえんじ色のジャケットを羽織った、ケーニヒスベルク級共通のもの。
銀色の髪は後頭部でアップにしてまとめている。
艤装は重巡や戦艦に比べるとコンパクトで、怪物的な意匠も控えめ。右手には短いムチを携えている。


性格は「年上のお姉さん」といったところで、指揮官に対しては教師のように余裕を持って接してくる…のだが、台詞の端々からはSの気がにじみ出る。鉄血はこんなやつばっか
メイン台詞や強化成功台詞では指揮官に対して手にしたムチをふるいたがり、好感度台詞では指揮官を「調教」していることを匂わせる。
戦闘中も敵に対して「調教」と称してスキルを発動する始末で、「SMの女王様」感が半端ないキャラクター。


性能はノーマル艦故に控えめ。様々な海域でドロップするので、序盤でお世話になった指揮官も多いのではないだろうか。
鉄血には珍しく対空面が優秀で、自軍の巡洋艦に対してバフを与える「装填指揮・巡洋艦」も持つ。
ノーマル艦らしい低燃費を活かしての周回、特に計画艦・ローンの経験値稼ぎなどに活躍の場を見いだせるだろう。
全弾発射スキルは前方に広がる扇形。


カールスルーエ


ららら~らら~つっぎのしゅつげきいつなーのーかー♪


ケーニヒスベルク級軽巡洋艦2番艦。レア度はN。
CV:小野涼子


服装・艤装はケーニヒスベルク級共通のもの。髪は短く切りそろえている。


性格は危険人物な姉とは一転して、能天気でフランク。指揮官にもフレンドリーに接してくれる。守銭奴の気があり、お金を気にする台詞がちらほら。
通常時は「女友達」といった関係だが、好感度を上げると自分の中の恋心に気づいていく。「好き」以降の好感度台詞はなかなかの破壊力なので、是非聞いてみよう。
KAN-SENになった今でも、史実において死因となった潜水艦トルーアントのことはトラウマのようだ。


性能はケーニヒスベルクに準じる。
「火力全開」で低めの火力を補えるので、育てていけば姉同様、周回や露払いに活躍してくれるだろう。


指揮官、見てよこの新しい艤装!すごく強そうで塗装もピッカピカだよ!
これで嵐に遭っても大丈夫…かも!


17年12月に改造が実装。艤装は大きくシルエットに変化はないものの、細かい部分がディテールアップされている。


改造後は得意な対空・雷装が大きく向上。特に雷装はSSRのベルファストに肉薄するほどに向上する。
更に、自爆ボート、魚雷ボート、輸送船へのダメージを最大25%アップさせるスキル「攪乱作戦」を習得するため、道中での使い勝手がさらにアップ。
周回の低燃費化を考えるなら育成の価値は大いにある。


ケルン


賢明そうな指揮官ですね。私はケルン、執務の補佐は私にお任せください。


ケーニヒスベルク級軽巡洋艦3番艦。レア度はN。
CV:小野涼子


服装・艤装はケーニヒスベルク級共通のもの。髪型はセミロングの二つ結びで、メガネっ子。


性格は典型的な「真面目なメガネっ子」といったところ。
Sの気を秘めた長女、おきらくな次女を諌めたり、艦隊の予算配分に苦心したりと、台詞からは苦労人基質がうかがえる。
根は弱気らしく、戦闘に敗北すると「解体だけしないでぇ~」(※原文ママ)と懇願してくる。


アニメではケーニヒスベルク姉妹から唯一登場。オイゲン、Z1らと共に行動していた。


性能は改造前のカールスルーエと共通。
長女・次女と比べるとどうしても地味な感は否めない。


うん、前よりもっと上手く執務を補佐できる気がします。
指揮官、ご安心ください、指揮官の重用とご期待、ケルンは絶対に裏切ったりはしません


上記のように言われていた彼女も19年5月に改造が実装。カールスルーエ同様大きくシルエットは変わらないものの、軍服はちょっと豪華に。そして何故か体からは金色の輝きが発せられている。


改造による強化の傾向は次女と同様。
見所は追加スキル「コリブリアサルト」。これは専用装備「Fl-282」(ヘリコプター)を設備として装備しているときのみ発動する特殊なスキルで、
戦闘開始10秒後、それ以降は30秒後にFI-282を発進させ、潜水艦を探知状態にしつつ、味方の潜水艦に対するダメージを上昇させる。
これにより「対潜戦闘が得意」という独自の立場を得てカールスルーエの下位互換という立場からは無事脱出している。
しかし、肝心のFI-282はイベント限定で再入手の目処が立っておらず、言うまでもなく敵に潜水艦がいなければ「コリブリアサルト」は死にスキルになるため、
汎用性という点では相変わらず長女・次女には劣るのが泣き所。


明石・不知火と比べると自己主張は少ないものの、戦術教室の画面左にいる。
レッドアクシズから亡命してきたのか、それとも最初からアズールレーン陣営に付いていたのだろうか。


ライプツィヒ


はじめまして指揮官さん、ライプツィヒです……
よく栄養不足で倒れそうになりますけど、指揮官さんの命令なら頑張ってみせます……


ライプツィヒ級軽巡洋艦1番艦。レア度はR。
CV:小野涼子


両肩と北半球の露出した戦闘服を着用する。髪は後頭部で2つのお団子にしてまとめている。
最大の特徴はライプツィヒが「さかなきゅん」と呼ぶ海獣型の巨大な艤装。
戦闘中、なんと彼女はさかなきゅんの上に正座して指示を出している。また、さかなきゅんは独立した意思を持っているようだ。


性格はドがつくほどの弱気で引っ込み思案。しかも病弱なようで、ちょっとしたことで気絶してしまう。
指揮官に対しては献身的で、弱気なりに頑張って指揮官を支えようとしてくれる健気さが可愛らしい。守護らねば。
前述のさかなきゅんとは仲良しで、メールを取ってきたり、委託に出た艦隊の帰還を教えてくれているらしい。


性能面では、自軍の巡洋艦に対してバフを与えるスキル「戦術指揮・巡洋艦」が目を引く。
このスキルの対象には自分も含まれているため、実質の性能はカタログスペックよりも上。スキルレベルを鍛えれば、平均的なSR軽巡に比肩する性能になる。
ケーニヒスベルク級の3隻同様主砲火力は控えめなので、僚艦でカバーしたい。
基本的に巡洋艦であれば誰と組んでも一定のシナジーがあるので、選択肢は幅広い。自分の手持ちと相談しよう。


さかなきゅん、前より色々できるようになったけど、私なんだかあんまり変わってなくて……
もしかして私の代わりにさかなきゅんが強くなったのですか!?


19年6月に改造が実装。
大きくシルエットに変化はないものの、阿武隈や古鷹型の改造同様にある部分がいろいろと成長する


追加スキルは、自分が戦闘可能である限り、味方前衛艦隊の速力をアップさせ、敵との接触ダメージを軽減、
さらに自身の耐久が最大値の30%を下回った場合に一度だけ、5秒間の絶対回避+強力な火力バフを得る「安全第一!」
攻撃面だけでなく速力もフォローできるようになり、支援役としての性能に磨きがかかっている。
また、速力強化+接触ダメージ軽減というスキル効果から、駆逐艦グローウォームを中心にした、通称「頭突き艦隊」*1の新たなキーパーツとしても注目されている。
…「安全第一」なのに適性があるのはラムアタック、とはこれいかに。


ニュルンベルク


ライプツィヒ級の2番艦、ニュルンベルクです。
今日からここで指揮官さんのために頑張ってあげます………でいいでしょうか…?


ライプツィヒ級軽巡洋艦2番艦。レア度はSR。
CV:遠野ひかる


大きな三つ編みと悪魔を思わせる角が目を引く見た目の爆乳さん。姉のライプツィヒとは反対に、比較的露出を抑えた黒基調の軍服を身に着けている。ただしなぜかスカートがかなりめくれあがっており、ムッチムチの太ももと謎の紐が食い込んだ尻を拝むことができる。
姉同様艤装のモチーフは魚であり、全体像を映した立ち絵では艤装の尾びれに立っているように見えるのが特徴。そして物凄いパンツを履いている。


性格はおとなしめ。自己紹介のとおり鉄血の中でもかなりの古参で、そのため厳格な振舞いをしようとしているものの、途中まで命令口調で行っていたのに最終的に敬語になってしまう数々のセリフから読み取れる通り、根っこの部分が善良でライプツィヒと似たり寄ったりなためこれっぽっちも威厳が感じられない。どうしても厳格な彼女が見たい指揮官諸兄は失望セリフを聞こう。
そしてアズレンの中でも屈指のムッツリドスケベ。スキンシップに耐性がなく、指揮官の色んな行動に対して「ヘンな事を考えている」と邪推して発想を暴走させる。確かにヘンな事を考えているのはあっているが
πタッチボイスで耳に残る特徴的な悲鳴を上げて「やめて」とかではなく「いきなりすぎです」とのたまうあたり、割とまんざらでもなく思っている疑惑がある。


性能は全体的にステータスが高くまとまっており、中でも対空値は鉄血トップクラスでそれまでの鉄血の対空要員だったライプツィヒ改を上回る。その上スキル「ヘンなことしないでくださぃ!」で味方鉄血艦の対空を最大15%、自身は30%アップさせられる。更にもともと高かった自身の雷装を最大10%アップするため、攻撃面でも優秀。またスキル「頑張って戦い…なさい!」では味方の潜水艦・潜水母艦の経験値を最大10%アップするという珍しい効果がある。使いどころはあまりないが、特殊弾幕スキルも兼ねているため、腐るものではない。
航空攻撃のダメージを味方もろとも減らすことのできる貴重なポジションであるため、空母への対策が必須の海域では重宝するだろう。


着せ替えは正月衣装の「スプリング・ワンダラー」が実装。


旅行に出かけようという誘いにこんなにあっさりと乗ってしまうなんて、やっぱり指揮官さんは何か狙って…
はうっ、し、指揮官さんの準備が出来ましたらいつでも大丈夫って意味でした…!


どことなく大正浪漫を思わせる灰色を基調とした振袖。相変わらず衣装の方のガードは硬いが、鉄血の仲間に送るお土産をに選んで欲しいと頼んだり、はぐれないよう手を繋いだり、一緒にポストカードを書いたりとかなり健全にイチャイチャしている。


重巡洋艦

アドミラル・ヒッパー級1番艦アドミラル・ヒッパー、3番艦プリンツ・オイゲン、
ドイッチュラント級装甲艦1番艦ドイッチュラント、3番艦アドミラル・グラーフ・シュペーが実装。
また、計画艦第一期としてローンが実装されている。


アドミラル・ヒッパー


はぁ?あんたが指揮官?
こんなどこの馬の骨ともわからないやつにまで指揮官をやらせるなんて、戦況はもうそんなに切迫しているわけ!?


アドミラル・ヒッパー級1番艦。レア度はSR。
CV:山岡ゆり


ヒッパー級共通のワンピース型の制服と、鉄血らしい怪物的な4頭の艤装が目立つ。
右手にはクリップボードと、趣味の一つであるプラモデルのランナーを持っている。
黄金の髪は、艤装の一部を模した赤色の髪留めでツーサイドアップにまとめている。
胸は、公式に「同型艦の中では一番胸が小さい」と言及されるほどつるぺったん


性格は、アズレンの中でも1、2を争う短気でどぎついツンデレユニオンのラングレーよりラングレー感がある。
口を開けば「バカ!」だの「マヌケ!」だの指揮官への悪態が飛び出し、指揮官の行動を認めてくれることは殆どない厳しい性格で、
その手のキャラに耐性がない人にはしんどいレベル。
提督を兼業する指揮官の中には、某スパルタ駆逐艦のことを思い出した人も多いとか。
だが、好感度を上げれば不器用なりに指揮官を認めてくれるので、頑張って海域に連れ回そう。
この性格は妹には「金髪とまな板含めて典型的なツンデレ(※要約)」とからかわれており、手を上げそうになるほど腹を立てているらしい。


手先が器用で、プラモデルや料理、生花、機械いじりなど、その手先を生かした趣味を多数持つ。
また、『クロスウェーブ』ではギターの演奏が得意なことが判明。同じく音楽が趣味のダウンズ、サンディエゴホーネットとバンド活動をしているようだ。
この「音楽が趣味」という設定は、後のイベント「激奏のPolaris」で拾われることになる。


シナリオではイベント「鏡写されし異色」にて敵として登場。
ドイッチュラントとともに前半海域に出撃し「ちゃっちゃと片付けてやる」と豪語してプレイヤーに挑んでくる…
…が、前半海域ということもあって特に苦戦することもなく倒せてしまう。
その後はティルピッツのキャラストーリーに味方側のヒッパーが登場。前述のようにオイゲンにからかわれて怒っていた。


『クロスウェーブ』には支援艦として参戦。


アニメでは中盤から登場。妹のオイゲンやZ1たちとともに鉄血艦隊の一員としてアズールレーンの前に立ちはだかる。
アニメでも自由奔放な妹に振り回されるのは相変わらず。


性能は一言で言えば「鉄血版インディアナポリス」
確定発動するシールドスキル「守護の盾」とインディアナポリス同様のダメージ軽減スキル「All or Nothing」により、守りはまさに鉄壁。
インディアナポリスと比較すると

  • インディは副砲装備、ヒッパーは魚雷装備。瞬間火力ではヒッパーが勝る
  • 火力値と主砲の補正値はヒッパーのほうが高いが、限界突破時の主砲砲座増加がヒッパーにはないため、主砲火力はインディが勝る
  • インディは対空面も強いのに対し、ヒッパーは対空がからきし

などの点で違いがある。
魚雷を主力に据えた艦隊においては、足の遅さと対空面の弱さをカバーできれば敵に肉薄する際の「盾」として役に立ってくれるだろう。
全弾発射スキルは通常弾を「>」のような形状にまとめて発射。


+ Z/Xにおいて-

E14-011 アドミラル・ヒッパー(あどみらる・ひっぱー)
コスト4
鉄血/重巡
[*]ウェイカーLv2(あなたのデュナミスに表向きの[ウェイカー]が2枚以上あると有効。)[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのデッキの上から2枚のカードをフォースとしてこのカードの下に表向きで置く。
[起]【有効】スクエア【コスト】このカードのフォースを1枚トラッシュに置く。【効果】ノーマルスクエアにある相手のコスト3以下のゼクスを1枚選び、手札に戻す。
パワー6000

アドミラル・ヒッパー級は姉妹揃ってZ/Xに参戦。
スキンがないのでイラストは通常版のみ。フレーバーテキストは入手時のものを少し改変している。


彼女含め[鉄血]は原作で所属するレッドアクシズから赤のカードで、種族は[鉄血]と自身の艦種となっている。


能力はスキル「守護の盾」の再現。2回まで相手の小型ゼクスをバウンスできる。
あくまでバウンス対象はコスト3以下限定のため、大型ゼクスを相手にすると無力だがそこそこに硬い。
ただしフォースを得るにはウェイカーLv2を達成していなければならない。


その代わり、バウンスは被攻撃時に誘発する自動能力ではなく、任意で発動できる起動能力のため、邪魔な相手のゼクスをバウンスしてスクエアを空けるという原作にはない攻撃的な運用も可能。
フォースがなくなった後も「HAPPY VALENTINE!!」をフォースとして仕込むことで再装填しつつパワーを+2000できる。


アドミラル・ヒッパー(μ兵装)


はあ?あんた、なんでそんな珍しそうな目で見てるわけ?言っておくけど、別にやりたくてやってるわけじゃないっての!


レア度はSR。
CV:山岡ゆり


歌の力をエネルギーに変える新型兵装「μ兵装」を装備したアドミラル・ヒッパー。
艤装のデザインは大まかには変わっていないものの、ヘッドフォンのようなパーツが追加され、口腔内にスピーカーを装備している。


μ兵装のテストのために結成されたアイドルグループ「Polaris」に参加した際の姿で、担当はギター。衣装が変わっただけなので性格はオリジナルと全く変わらない。
「Polaris」への参加はかなり不本意らしく各種セリフやイベント「激奏のPolaris」では待遇への不満が目立つが、
「やるからには手を抜かない」とPolarisの活動には真剣に取り組んでおり、Polarisの艦の日常が見られるSNS(風のコンテンツ)「Polaris通信」もこまめに更新・レスするなど、実際はそう嫌がってもいない。
…要はいつものツンツンツンデレである。


ステータス面はオリジナルと大きな差はなく、耐久だけが下がっているものの使い勝手は変わらない。
スキルは戦闘直後と戦闘中20秒毎に、自身の主砲弾薬を「μ兵装仕様(レッド)」に変更する「速射榴弾フィーバーμ」*2と、オリジナルの「守護の盾」とほぼ同等の効果を持つ「カーム・シールド」
「速射榴弾フィーバーμ」発動時のμ兵装仕様弾薬は榴弾属性で、すべての装甲に対して高いダメージ倍率に変化する。これによりオリジナルの攻撃力の低さをある程度克服している。
「カーム・シールド」も「守護の盾」と変わらない性能、かつヒッパーを前衛の先頭に配置することで戦闘開始時に必ず発動するため、短期決戦においてもその防御力を活かせるようになった。
オリジナルのヒッパー同様、味方を守る盾役としてはかなり優秀な艦と言える。
全弾発射スキルはグラフィックは変わっているが、オリジナルと同一。


プリンツ・オイゲン


第三帝国の奇跡、アドミラル・ヒッパー級三番艦――プリンツ・オイゲン。
どんな戦闘でも生き残れるわ。……悪運?よく言ったわね……


アドミラル・ヒッパー級3番艦。レア度はSSR。
CV:佐倉綾音


ワンピース型の制服は姉と共通だが、姉とは正反対の巨乳が収まりきっておらず、横乳と腋、そして横乳にあるホクロが拝める。
艤装はヒッパーとはデザインが異なり、蛇のような胴体を持ち、砲を携えた2頭の艤装と、一対の盾型艤装を装備している。
銀色の髪は姉のものと似た赤色の髪留めで、同じくツーサイドアップにまとめている。


性格は、色々と烈しい姉とは正反対にダウナー気味で、指揮官にはフランクに接してくる。
こちらを試すような蠱惑的な言動でからかったりと、まるで猫のような気まぐれさ。
逆に戦闘時は普段のダウナーさからは考えられない勇猛・好戦的な一面を見せ、敵の攻撃に対しても「この程度じゃ足りない」と言い切るほど。
だが、そんな小悪魔的な振る舞いや戦場での苛烈さの裏では孤独を隠しており、自己紹介やメイン台詞の一つにもあるように、
史実において彼女を評した「幸運艦」という言葉、ひいては自らの幸運に対して嫌悪感を示している。
彼女は史実での幸運を「生き残ることが出来た」ではなく「仲間を差し置いて生き残ってしまった」と後ろ向きに捉えているようで、
そのことに罪悪感を抱えているのかもしれない。
彼女の笑顔を作りものではなくホンモノにできるかは、指揮官の手腕にかかっている。


シナリオではイベント「謹賀新年」で重桜勢と親交を深めたり、『装甲騎兵ボトムズ』コラボでは幸運艦の一隻としてメインキャラに抜擢されたり、
うたわれるもの』コラボでは声優ネタでウルゥル・サラァナ姉妹に混じって指揮官をからかったり、
ティルピッツ・ドイッチュラントのキャラストーリーに登場したりと、鉄血艦の中でも出番は多め。
広告で顔を出すことも多く、「鉄血の代表キャラ」的な扱いがすっかり定着している。


『クロスウェーブ』には主力艦として参戦。


アニメでは序盤から、鉄血陣営の代表キャラとして登場。Z1・Z23・ケルン・ヒッパーらとともに重桜陣営の作戦行動に協力する。
相変わらずヒッパーをからかって遊んでいる他、ベロベロに酔って加賀にウザ絡みしたり、茶屋で初春のケツを揉むなど、自由な振る舞いに拍車がかかっている。


性能は防御面にステータスを全振りした鉄壁の盾役。
主力艦に匹敵する前衛艦最強の耐久値に加え、最大70%の確率で発動する、敵弾を無効化するシールドスキル「破られぬ盾」のおかげで、
「攻撃を耐える」という一点に関しては間違いなく前衛艦の中でも最強クラス。
初心者ログインボーナスで一隻は必ず手に入る他、大型艦建造から出現するので、お世話になっている指揮官も多いハズ。
姉と違い対空面も標準的なレベルに収まっており、艦隊編成で十分にカバー可能。
反面火力面は前衛艦最低クラスで、なにかしらの対策は必須。装備や周囲のスキルで補ってあげたい。
全弾発射スキルは姉と同一。


昨今はオイゲンには劣るものの十分な高耐久を持ち、かつ高火力を発揮できる重巡洋艦がちらほら出てきているため、立場が脅かされている感がある。
しかし、対抗馬となる艦は「フル改造が前提」「入手に時間と手間がかかる上に、フルスペックを発揮するために途方もない手間がかかる計画艦」など、
その性能を発揮するまでの道程に問題が山積しているため、手軽さでは遥かにオイゲンが勝る。


着せ替えは水着「色褪せないエガオ」と振り袖「百花繚乱」、パーティードレス「ヴァイン・コーンブルメ」が実装。


指揮官、今笑顔の練習をやっているのよ。
……誰かさんが私の笑顔がぎこちないと言ってるけど…指揮官もそう思う?


「色褪せないエガオ」は、マイクロビキニ風味の布地の小さい黒水着。名前通りの眩しい笑顔にやられた指揮官は多いのではないだろうか。
また、水着着用時の台詞では史実でも関わりのあったプリンス・オブ・ウェールズと親交があることが判明。
彼女の実力を認めており、親友と言ってもいい間柄であることがうかがえる。
水着時のイラストはPoW直伝の「海辺の一番はやりのポーズ」らしい。


これが重桜の新年?ふふ、まあ面白いじゃな~い?ひっく…
指揮官、せっかくの新年だから~仕事なんてほっといてお酒に付き合ってよ~


「百花繚乱」は端的に言えば魔改造振り袖。普段の軍服のように脇乳がチラリしているほか、
下半身は違う海の利根型を思い出させるスカスカさで、かろうじて股間を隠しているレベルの布地の少なさ。
右手には盃を掲げており、その目は据わっている。
「百花繚乱」時の台詞では結構な飲ん兵衛であることが発覚。新規台詞の大半では酔って指揮官にいつもより絡んでくる。


…ん?なんだ、指揮官じゃない。私、別に酔ってなんか…ひっく…
指揮官は私が酔ってたら何をするつもりなのかしら?うふふ……


「ヴァイン・コーンブルメ」は中国版の2周年記念イベントに伴って実装された、漆黒のパーティドレス…とは名ばかりの「百花繚乱」同様の魔改造ドスケベ衣装
こちらも「百花繚乱」と同じく脇乳がチラリしており、さらにカットアウェイショルダー型のデザインのために両肩が、スリットにより両脇と太腿が大きく露出している。
艤装は装甲をほとんど解かれ、赤色の生物的な本体が露出している。僅かに残った装甲はウィスキーを置くためのテーブル代わりに使われてしまっている。
こちらでもすっかり出来上がってしまっており、指揮官にやたらと絡んでくる。



+ 「――これがあんたの答え?どうしようかな……」-

あんたと出会ったのは運命というのなら、この運命に感謝しないとね…
これからのこと、楽しみにしているわ、うふふ


18年6月28日には、ケッコン専用着せ替え「運命シンフォニック」が実装。
既存のケッコン着せ替えと同じくウェディングドレスをイメージしているが、彼女のものは露出度高めに改造されており、ミニに改造されたスカートは透けている。
そして陰影で隠れてはいるが、おそらくぱんつはいてない。



+ Z/Xにおいて-

E14-01 プリンツ・オイゲン(ぷりんつ・おいげん)
コスト5
鉄血/重巡
【P】「指揮官」【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】あなたのチャージにあるカードを3枚までフォースとしてこのカードの下に表向きで置く。1枚以上置いたならば、ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、5000ダメージを与えてよい。
[自]【P】「指揮官」【有効】スクエア【誘発】このカードが攻撃される。【効果】このカードのフォースを1枚選び、トラッシュに置く。置いたならば、バトル終了時まで、このカードはダメージを受けない。
パワー7500
天川さっこ(シークレット版)

姉と共に妹も参戦。
イラストはノーマルが通常版、ホロが「色褪せないエガオ」、シークレット版は天川さっこ氏の描き下ろしで指揮官とティーブレイク中のオイゲン。
フレーバーテキストは通常版と「色褪せないエガオ」が入手時、シクはオイゲンにクレープを差し出されて恥ずかしがる指揮官を笑っているオリジナルのもの。


能力はスキル「破られぬ盾」の再現。姉のヒッパーと違って条件はプレイヤー指定になっている。


チャージ3枚を用意する手間はあるが、3回まで攻撃を無効化できるため原作同様とにかく硬い。
この能力は『相手ゼクスはダメージを与えない』ではなく『自分がダメージを受けない』のため、相手の能力の影響を受けないゼクスからの攻撃でも無効化できる。
PSに配置したり、絶界を付与するなどで能力の対象になりにくくすればまさに『破られぬ盾』と化す。


ただし能力を使用していない時のダメージは受けるため、登場時の全体火力などで削られることはある。
アタックトリガーによる火力も、『同時に誘発した自動能力はターンプレイヤーが解決順を決める』という裁定から先に処理されると無効化できない。


姉と同様に「HAPPY VALENTINE!!」でなくなったフォースを補充して2000パンプアップが可能。
ちゃっかりフォース補充時に単体5000火力も持っているので、2面処理が可能という強みもある。


ドイッチュラント


あなたはもうこのドイッチュラントの下僕よ?光栄に思いなさい。
それから、「うん」はダメ、返事は「はい」よ?わかった?


ドイッチュラント級装甲艦1番艦。レア度はSR。
CV:上坂すみれ


白いワイシャツに裏地が赤いロングコート、黒いスカートにロングブーツと、バンギャル風の派手な衣装が目を引く。
重巡の中でも幼い顔立ちで背も低いが、後述の着せ替えでは衝撃の事実が明らかに。
衣装同様に艤装も派手で、自身の背丈に匹敵する、砲を満載した巨大な艤装を左右に従えており、右手には専用の大型拳銃を持っている。
黒髪は腰まで伸び、やや左右にハネた前髪には白と赤のメッシュが入っている。


曲者が揃う鉄血艦の中でも一等目立つ問題児。
「スピリチュアルリーダー」を自称し、サディスト気質でプライドが高く、通りすがりの重巡を理由もなく驚かせて遊んだりと素行は悪い。
指揮官のことも「下僕」「下等生物」と呼んで基本的に見下している。
指揮官に対する物言いも理不尽・辛辣で、まさに傍若無人が服を着て歩いているようなキャラクター
ただ、強化成功時や勝利時には一応指揮官を労ってくれる。委託完了時も「意外とやるじゃない」と褒めたりするので、根は悪い子ではない…のかもしれない。


上記のような自信家ではあるがメンタルが打たれ弱く、普段の強気さは周囲に秘した劣等感の裏返し。その自信を砕かれると、途端にネガティブになりいじけてしまう。
特に史実での第2の名前「リュッツォウ」で呼ばれることを嫌っている。
その「劣等感」の秘密は、後述するキャラストーリーで明らかになる。


彼女も例に漏れず好感度を上げれば徐々にデレてくれるのだが、「ラブ」台詞が特に強烈。
そこまでの道程は長いがこの一言だけで彼女の印象がガラッと変わるレベルなので、彼女に惹かれたなら是非聞いてみよう。


シナリオでは、敵としてはイベント「鏡写されし異色」にて登場。
一番槍として意気揚々と前半海域に出撃しプレイヤーに挑んでくる…が、前半海域ということもあって特に苦戦することもなく倒せてしまう。
ほか、専用のキャラストーリー「曇りの仮面」が実装済み。
全陣営対抗の演習での敗北をきっかけに、彼女が秘めた「劣等感」の秘密が明らかになる。前述の「ラブ」台詞同様彼女に受ける印象が変わるので、こちらも必見。
また、公式ノベライズ「Episode of Belfast」では台詞で存在を言及されるにとどまっているが、基地合同のミスコンに鉄血代表として出場していたらしい。


性能は、ヒッパー級とは逆に攻撃にステータスを全振りした火力おばけ。
重巡ナンバーワンの火力値に加え装填値も早めで、魚雷のおかげで瞬間火力にも期待できる。
戦場で見かけない日はない軽巡・駆逐に対するダメージを最大35%引き上げるスキル「ポケット戦艦」もあって、敵をサクサク掃討してくれる。
また全弾発射スキルも、大型の「>」字の徹甲弾弾幕と、散弾のように散らばる通常弾を同時発射するという強力なもの。
徹甲弾の貫通性能により多くの敵を巻き込める上、まるでレーザーのごとく高速で飛ぶため回避も困難。
だが攻撃性能の反面防御面はボロボロで、回避・速力・対空は重巡中ワースト、対空の補正値自体も100%とパッとしない。
史実通り、空襲に対しては無力と言ってもいいレベル。
速力が出ないため、前衛艦隊にドイッチュラントを混ぜるだけで足回りが目に見えて悪化するのも辛い。このあたりを対策しないと、その火力を発揮する前に沈んでしまう。
見どころの攻撃面に関しても

  • 雷装値そのものは高いが魚雷の威力補正値は悪く、実際の魚雷ダメージは伸び悩む
  • 全弾発射スキルの通常弾部分は異様に弾道がブレる

など欠点があり、手放しには褒められない。
総じて本人の気難しさを反映するかのようなピーキーな艦であり運用は難しいが、凶悪な全弾発射や「ポケット戦艦」によるスペック以上の火力などの長所はオンリーワン。
適切な装備と他の艦によるカバーがあれば、彼女の言うところの「戦争の愉悦」を味わうこともできるだろう。


着せ替えは「漆黒の魔姫」と水着「サービスタイム?」、パーティドレス「魔姫の夜宴」、チャイナドレス「灯華の支配者」が実装。


下等生物のくせに、いいセンスしてるわ……そう、この私こそ鉄血なる魔姫、闇夜の主ドイッチュラントよ!
下等生物、ううん、私の下僕よ!おいで、お前に忠誠のキスを誓うチャンスをくれてやるわ!


「漆黒の魔姫」は吸血鬼をイメージした漆黒のドレス。豪華な赤い椅子に腰掛け、周囲には単眼の翼を持った謎生物を従える…というひときわ個性的な着せ替えスキン。
またこのスキンでは胸元に谷間が確認でき、所謂トランジスタグラマーであることが発覚。全国の下僕に衝撃を与えた。
周囲の謎生物は普段から呼び出せるらしく、後述の「サービスタイム?」でも呼び出してくる。


ちなみにあの豪華な椅子からは自力で降りられないようで、メイン台詞では指揮官に下ろすよう要求してくる。


夏には日焼け対策が必須ね…さぼるな下等生物!日焼け止めはムラなく塗ってもらうわよ!


「サービスタイム?」は黒ビキニ。髪を2つにまとめ、右手にはサンオイルのボトルを持っている。
普段の刺々しさは鳴りを潜め、甘ったるい笑顔でまるで指揮官を誘うかのように身体をくねらせるさまは「妖艶」の一言。
しかもLive2D対応で、程よい肉付きのボディがぬるぬる動くだけでなく、オイルの塗り込まれる様子が拝めるのである。誰が呼んだか「ドエッチラント」。
アズレンのL2Dの白眉と言ってもいい出来なので、一度は見ることをおすすめする。


着せ替え実装前、セントー実装時のイベント「盛夏の射手座」にて、オイゲンから「水着で指揮官を落とす方法」を吹き込まれていたので、
あの笑顔やポーズはその成果かもしれない。オイゲンGJ。


機嫌が良さそうに見える?そうね、今日は可愛い妹もパーティーに参加しているんだもの、機嫌がいいに決まってるわ!
この下等生物、主にもっともてなしなさい!あはははは!


「魔姫の夜宴」は中国版の2周年記念イベントに伴って実装された、漆黒のパーティドレス。傍らには犬型の小型艤装、通称「乗り物1号」を従えている。
上述のセリフ通りシュペーとともにイベントに参加しているせいか、いつにも増して上機嫌。
また、タッチ台詞では指揮官とダンスを踊るために影で練習していたことが判明。やっぱり、根はいい子なのかもしれない。


祝日なのにみんな忙しそうね!…そうか!これは下等生物がこの私のために用意したサプライズ…!?ふ、ふふふ、せいぜい私を失望させるんじゃないわ!


「灯華の支配者」は春節仕様の真紅のチャイナドレス。
他の春節系着せ替え同様に、ベンチや部屋のインテリア、背景などが細かく書き込まれた特別仕様。


+ Z/Xにおいて-

E14-015 ドイッチュラント(どいっちゅらんと)
コスト5
鉄血/重巡
[常]【有効】手札【効果】スクエアに相手のコスト4以下のゼクスが3枚以上ある場合、このカードのコストは2減る。ただし、0以下にならない。
[*]ウェイカーLv4(あなたのデュナミスに表向きの[ウェイカー]が4枚以上あると有効。)[自]【有効】スクエア【誘発】このカードが登場する。【効果】ノーマルスクエアにあるすべての相手のゼクスに6000ダメージを与える。この能力によるダメージでゼクスを3枚以上破壊した時、カードを1枚引いてよい。
パワー7500

ドイッチュラント級からは姉のみ参戦。
イラストは通常版と「漆黒の魔姫」の2種類。フレーバーテキストはそれぞれ入手時のもの。


能力はスキル「ポケット戦艦」の再現で、登場時に相手全体に6000ダメージをばらまきつつ3枚以上破壊すれば1枚ドローできる。
この6000という数値は理論上は能力持ちコスト4ゼクスのパワーに相当し、また[改]を除いて[駆逐]がコスト3以下、[軽巡]がコスト4以下に集中しているためこのような措置になったと思われる。


加えて相手の小型ゼクスに囲まれていると手札でコストが下がる能力も持ち、その場合はほぼ確実に3枚以上焼けるので巻き返しに強い。


ただし火力能力を使うにはウェイカーLv4と少しばかり重い条件があるので、『速力が低い』というところまで再現してしまっている。
ウェイカーアッパーを持つZクラス駆逐艦などを利用して早めに条件を満たしてあげよう。


アドミラル・グラーフ・シュペー


勝利の確率はいくら低かろうと、戦場には向かうよ。……そう振る舞ったほうが人間に憧れられるから


ドイッチュラント級装甲艦3番艦。レア度はSR。
CV:渕上舞


姉と同じくバンギャル風味の衣装で、首には鉄血特有の十字が入った赤色のマフラーを巻き、
南半球が大きく露出した黒尽くめのボンデージドレスを着用している。スカートは胸元から吊り下げるような独特な構造。
艤装も姉と似た自身の背丈に匹敵する巨大なものだが、姉にない特徴として、両腕に禍々しい鉤爪状の艤装を装備している。
髪は短めの銀髪。姉同様に、前髪には赤のメッシュが入っている。


艤装の凶悪さに反し、エキセントリックな姉とは真逆の物静かで達観した性格。
私的な感情を押し殺し、自らを「兵器」として定義している。指揮官の命令にも忠実に従い、喜怒哀楽をまるで見せない。
だが、その裏では人間的な生き方や愛情への憧れを持っており、史実の最期から孤独を恐れている。
そんな彼女のコンプレックスは巨大な両腕。この腕のために仲間や指揮官に触れられないことを悲しんでおり、好感度を上げるとそんな内心を指揮官に明かしてくれる。


シナリオでは、イベント「アドミラル・グラーフ・シュペー追撃戦」にてイベント名通りメインキャラとして登場。
史実通り通商破壊に従事していたが、エイジャックス・アキリーズ・エクセターからなるアズールレーン艦隊に発見され、
最初は逃走を試みるもエイジャックスの作戦に乗せられ退路を断たれる。
最後は自爆も厭わずエイジャックス・アキリーズの迎撃を試みるが…。
味方側のシュペーはエイジャックスのキャラストーリーに登場。上記のイベントや史実では敵となったエイジャックスとは何だかんだで友情を築いている。
19年5月のアップデートでは、キャラストーリー「小さな出来事」が実装。


性能は殆ど姉と同等。
火力、雷装、装填が僅かに低下し、代わりに耐久が増加している。
長所・短所ともにドイッチュラントから据え置きなので、あちらと同じような運用で間違いはない。


着せ替えは私服「少女の日曜日」「平穏な日常」、パーティドレス「未知の記念日」、アイドル衣装「Tekketsu♥Kawaii」が実装。


戦闘以外のことは頑張って勉強しているの。普通に生きるって戦闘と比べても簡単じゃないのね……


「少女の日曜日」では黒い洋服に着替え、右手にはドイッチュラントのラバストがついたカバンを、
お菓子の袋を持った左手にはスーパーのレジ袋をぶら下げ、右手の指先にとん○りコーンをはめて遊んでいる。
腰からは水色の液体の様な見える尻尾が生えている風に見えるが、実は引き連れた魚型艤装の尻尾。ただし後述の2スキンも含めて彼女から尻尾が生えている風に描かれている。
コンプレックスであった禍々しい両腕はなんと普通の腕になっている。通常時の台詞ではさも「二度と外せない」ような口ぶりだったが…。
「誰かが外してくれた」「サイボーグなのでアタッチメント切り替えした」等の様々な考察があったが、真相は「戦闘機械である私に相応しい"血塗れの手"」と考えていたから。
ヒューマノイド(ガイノイド?)、ましてや兵器の擬人化故に決して人間になる事の出来ない自分が、冷徹な兵器のままで居続ける為の戒めとして日頃装備し続けていたのが真相。
しかし姉やエイジャックスに勧められて日常では外すことを選んだらしい。


台詞によるとアズールレーンの学園に入学したようで、両手の装備を外した(=心を開いて年頃の少女らしく振る舞う様になった)為か明るい台詞が増えた。
鉄血勢を中心に様々な艦と交流を持っており、

  • オイゲンから化粧を教わった
  • フィーゼや他のZクラス駆逐艦の皆に絵本を読んであげている
  • ヒッパーの扱いに慣れている
  • エイジャックスからは入学祝いに黒ストを贈られた

事が判明。
さらに、タッチ台詞ではドイッチュラントが凄まじい妹バカであることも発覚。
拡声器を持って「ウチの妹をいじめるな」と日々触れ回っているとのこと。本人は大迷惑しているそうな。


イラストリアスさん、私に紅茶の淹れ方を教えてもらえないかな?
ヒッパーちゃんからロイヤルに倣った鉄血のお茶会に誘われたけど、私、淹れたことなくて………


「平穏な日常」も「少女の日曜日」同様のカジュアルな休日ファッション。萌え袖気味のセーターがキュート。
空中に浮かぶ艤装や水色の尻尾、ドイッチュラントのラバスト、そして生身の腕はこちらでも健在。


こちらも平常時に比べて明るい台詞が多めで、どうやらSNSを楽しんでいる模様。セリフでは他の鉄血艦の日常生活に言及している。

  • ヒッパーはSNSでは素直、グラーフはSNSの更新多め?
  • オイゲンはPCのキーボードを未だに指一本で打鍵している

など。にくすべさん本当日常を謳歌してんな
またボイス未実装だが頭をタッチすると頬を膨らませて「わしゃわしゃしないで」と言う。可愛い。


華やかでフォーマルな雰囲気…これが『パーティー』なの?
上手く馴染めるのかな、私…ううん、指揮官もいてくれるから……頑張るよ!


2周年記念スキンとして実装された「未知の記念日」では青いドレスを着用。もちろん水色の尻尾と魚型艤装も健在。


「アズールレーンとレッドアクシズが仲良く入り交じるプレイヤー陣営」故に開かれた「鉄血とロイヤルの合同パーティ」に参加するために、もはや親友同士の関係となったエイジャックス&妹バカのドイッチュの全力コーディネイトの結果がこの姿。
しかもあの目立ちたがりかつ威張りんぼうのドイッチュが妹を主役にしたい一心で、あえて自分はドレスを着ないという徹底ぶり。


ここまで来ると明るく柔和な笑みを浮かべるようになり、かつての「戦闘兵器 アドミラル・グラーフ・シュペー」だった頃とは違う、「一人の女の子」になった彼女を見ることが出来る。
さらに敵味方関係なく付き合ってきたおかげで、コミュ力おばけと言えるレベルまで交友関係が広がっている。
笑顔の彼女の周りには自然に人が集まる様だ。


ステージで歌うのは、思いのほか平気かも……
指揮官、姉ちゃんが持ってるあの『Tekketsu♥Kawaii』のカードを下げてきてもらえない?


「Tekketsu♥Kawaii」はイベント「激奏のPolaris」開催に際して実装されたアイドル衣装。
巨大な艤装は両腕のものと水色の尻尾以外取り払われ、頭上にはスポットライトと一体化した小型艤装が飛び回る。
また、周囲ではハッピに鉢巻き、両手にサイリウムや看板を持った俺らアイドルオタクを模した饅頭たちがせわしなく跳ね回っている。
Live2Dに対応しており、両手でハートを作るなど可愛いモーションの数々が拝める。


「激奏のPolaris」では、本人はμ兵装の試験に参加する気はなかったものの、妹の可愛さを世界に知らしめたいドイッチュラントたっての願いで対戦相手として参加。


ローン


鉄血巡洋艦のローンです。かの世界では構想段階でしか存在していなかったのですが……
それより指揮官、私、見えていますよ――あなたの心の奥には、私と似たような「モノ」が…


装甲艦の設計案のみ存在していたと定義されている『架空存在』の一隻。レア度は開発艦専用のPR。
アドミラル・ヒッパー級をベースにして、主砲を三連装砲化した重巡洋艦として計画されていた。
CV:佐藤聡美


詳細は計画艦第一期(アズールレーン)を参照。


戦艦・巡洋戦艦

戦艦はビスマルク級戦艦1番艦ビスマルクおよび2番艦ティルピッツが実装。
巡洋戦艦はシャルンホルスト級戦艦1番艦シャルンホルスト、2番艦グナイゼナウが実装されている。*3
また、開発艦第二期としてフリードリヒ・デア・グローセが実装されている。


ビスマルク


Guten Tag、私はビスマルク。敵との戦闘経験なら結構あるわ。問題あれば私に聞いてくれ。


ビスマルク級戦艦1番艦。レア度はSSR。
CV:福原綾香


プロローグで姿のみ登場し、大陸版2周年記念の際にメイン主人公を務めるイベントと共にプレイアブル実装された。


イラストの向いている方向や、鉄血の旗を持ち金髪に黒を中心とした衣装など妹のティルピッツとは対となるデザインとなっている。
砲撃時のモーションもティルピッツと同様に旗をくるりと回すモーションだが回す方向自体は反対となっている。


性格は厳格で威風堂々とした振る舞いをする、まさに鉄血艦隊の指導者と言った風格だが、クールに振る舞うその裏には仲間を第一に考えるアツい心を秘めている。
仲間を第一に考えるあまり彼女の決断や振る舞いには自己犠牲が強い側面もあり、その上で彼女自身は感情表現というものが苦手。
それが原因で仲間と必要以上に距離感が離れてしまうことを気にしている。
彼女と親密度を深めていけば、「鉄血艦隊の指導者」としての振る舞いの裏に隠れていた「仲間思いだけど感情表現が苦手なビスマルク」としての彼女が見えてくるだろう。


イベント「黒鉄の楽章、誓いの海」では、プロローグでフッドを「あの力」なる謎の力で沈めた後の出来事が描かれる。
「あの力」はセイレーンから実験目的で託された力で、彼女自身は鉄血がロイヤル艦隊に滅ぼされる未来を変えるために交渉にすらならない戦力の差を埋める目的でやむを得ず使用。
しかし、あまりの強力さゆえにセイレーン由来の力だと勘付かれ、キングジョージ5世を始めとしたロイヤル艦隊の総攻撃を受けることとなってしまう。
追い詰められるなか再度セイレーンの力を使用するもビスマルクの感情に合わせて力が増幅されたことで自我を失い、暴走状態に陥ってしまう。
だが最期の最期で踏み止まって自我を取り戻してセイレーンの力から離れ、最後の一撃を放ち妹のティルピッツとの再会を望みながら「鉄血のビスマルク」として沈んでいった。
___かに見えたが、そこにはかつて彼女に恩義を感じて必ず助けると約束した潜水艦のU-556が、間に合わなかった忠実と異なり駆けつけていたのだった。*4


アニメではオープニングに一瞬登場していたものの本編への出番は皆無で、多くの指揮官からは「まさかオープニングにしか出てこないのでは?」と思われたが、最終回にて無事登場。
重桜から帰還したオイゲンと対面する姿が描かれた。


性能は「出すと鉄血目玉が無くなる」との社長判断により温存されていただけあってかなりのハイスペック。

  • 最初の主砲攻撃が必ずクリティカルになる上、軽巡の副砲を装備していると威力を犠牲に射程を伸ばして手数を大幅に増やすことができる「Wahrheit」
  • 旗艦時に鉄血空母の与ダメージを増やしてくれる上に、密度こそ控えめだが高い確率で主砲攻撃時に特殊弾幕を展開する「不屈の力」
  • 鉄血陣営のクリティカルと装填を強化し、個別にティルピッツに彼女の持つ「孤高なる冬の女王」を超える与ダメージバフを与える「鉄血艦隊の指導者」

特に第3スキルは鉄血にとっては待望の攻撃的な陣営バフであり、加えて妹のティルピッツが持つ「戦艦を同時編成できない」という弱点を打ち消してくれるため、かなり編成の自由度が上がる。
しかし、第1スキルによって手数を増やしやすくなる半面、副砲火力が下がるため射程を生かせない懐に潜り込まれると弱いという欠点がある。


衣装は胸元に大胆なカットが入った黒いドレスの「鉄血の威光」が実装済み。
Live2D付きで後ろに飾ってある剣を振るったりする。


ティルピッツ


北に長く囚われ、故郷に戻ることさえ叶わなかったこの私を、今更連れて行く気?
――そう。お前についていってこの世界を見てみようか


ビスマルク級戦艦2番艦。レア度はSSR。
CV:田中敦子


アレンジされた白い軍服と銀色の髪が特徴。手には軍旗を掲げた杖を携えており、砲撃時にはクルリと回す固有モーションがある。
艤装はアズールレーン陣営の戦艦系艤装と似ており鉄血には珍しくそこまで怪物感はないが、船首に相当する部分が口のようになっており、
イラストでも開閉している様子がうかがえる。
胸は右手と軍服に隠れて目立たないものの、後述する水着スキンの実装でなかなかのモノをお持ちだということがわかっている。


性格は冷静沈着で、あまり起伏を見せない。
各種シナリオでは周囲に気を配ることも多く、指揮官に対しても対等に接してくれる。鉄血勢には珍しい優等生。
だが、台詞の一つ一つが物憂げ、あるいは悲観的であり、自らの悲しい艦歴を卑下することも多い。
これは元となった戦艦ティルピッツの、「孤独の女王」と揶揄されるほどの半ば「死蔵」と言ってもいい扱いに起因しており、
誇るべき戦果もなく、同胞の戦いをただ眺めることしか出来なかったことが心に大きな影を落としてしまっている。
そんな彼女の孤独を癒せるかは指揮官次第。辛抱強く接してあげよう。


姉であるビスマルクのことは、史実でWW2開戦前に離別したせいか「よく思い出せない」ようだ。


シナリオでは、イベント「鏡写されし異色」にてキーパーソンとして登場。最終海域の前哨戦となるB2(D2)海域のボスとして立ちふさがる。
ほか、専用のキャラストーリー「Schmelzen」が実装済み。
そちらでは、ある程度指揮官や周囲に心を開いたあとの様子が描かれている。


性能はSSR戦艦の中でもトップクラス。
スペックだけ見ても戦艦中第三位の火力値とトップの耐久値を持ち(Lv100時点)、これだけでも強いのだが、特筆すべきはスキル「孤高なる北の女王」「磁気魚雷」
前者は「艦隊の戦艦がティルピッツのみの場合、与ダメージが最大30%アップ」という効果。
ただでさえ高い火力をさらに強化できる上、発動条件は「ティルピッツ以外の戦艦/巡洋戦艦を艦隊に編成しない」という非常に軽いもの。
またこの縛りには航空戦艦とモニター艦は含まれないため、改造後の扶桑型・伊勢型や、ロイヤルのエレバス級・ロバーツ級とは共存できる。
しかしモニター艦はできれば中央に立たせて弾幕スキルを活かしたいので、ティルピッツとは旗艦ポジションがバッティングしてしまうのが悩みどころ。
後者は最短15秒間隔で、4発の磁気魚雷を発射するというもの。
ティルピッツ自身の雷撃値が低いためダメージは控えめだが、前衛用の磁気魚雷より追尾の食いつきがよく、命中の期待値は高め。自爆ボート迎撃も期待できる。
火力と耐久力を高次元で両立しているため単艦運用の適性も高い。


欠点はSSRゆえの燃費の重さと、下から数えたほうが早い対空値の低さ。


着せ替えは水着「氷溶ける夏」、パーティドレス「鉄血の氷風」が実装。


昔の私にとって、夏は蒸し暑い季節――ただそれだけだった。…今は…?この姿を見たらわかると思うが…
行こう、皆はもう海辺に集まっているはずよ


「氷溶ける夏」は純白の水着。コートを半脱ぎにして、白い肌を惜しげもなく晒している。そしてLive2Dで色々と揺れる。
…だが、腰掛けている砲塔には雪が残り、足元の海には流氷が流れている。寒くないんだろうか。


姉さんならどう誘ってくれるかと思ってたところだったけど、やっぱり指揮官を頼ったわね……
ふふ、では早く出発しましょう。あまり彼女を待たせない方がいいわ


「鉄血の氷風」は、ビスマルクの「鉄血の威光」とは真逆の白いドレス。
指揮官との出会い、アズールレーンの面々との交流を経てすっかり「氷が溶けた」のか、その表情は通常時に比べると柔らかになり、なんとウインクまで見せてくれる。


+ Z/Xにおいて-

E14-017 ティルピッツ(てぃるぴっつ)
コスト6
鉄血/戦艦
[常]【有効】スクエア【効果】スクエアにこのカード以外のあなたの[戦艦]と[巡戦]が1枚もない場合、このカードが相手に与えるダメージを+2000する。
[*]ウェイカーLv4(あなたのデュナミスに表向きの[ウェイカー]が4枚以上あると有効。)[起]【有効】スクエア【コスト】無0【効果】以下の効果を4回解決する。“ノーマルスクエアにある相手のゼクスを1枚選び、3000ダメージを与える。”この能力は1ターンに1回しかプレイできない。
パワー7500

「孤独なる北欧の女王」も参戦。
イラストは通常版のみ。フレーバーテキストは入手時のもの。


能力はスキル「孤高なる北の女王」及び「磁気魚雷」の完全再現。
戦艦系が自分しかいない時限定でダメージ値に+2000し、ノーコストで4回ダメージを与える起動能力を持つ。
ダメージの加算は自身の攻撃と起動能力の両方に加算されるため、パワー7500とコスト5並みのパワーも攻撃に限ればコスト6バニラ相当になる。


起動能力は3000ダメージを4回にわけて処理するため、常在能力が有効なら5000×4で実質8000も火力が増す。
対象も処理のたびに選び直しができるので、1~4体破壊が可能と非常に柔軟性が高い。


ただし常在能力の条件は『「ティルピッツ」以外の』ではなく『このカード以外の』であるため、彼女を複数並べると1発あたりの火力が落ちる。
2枚並べた方がトータルの火力は高いのだが、一部ゼクスにはダメージを受けるたびに能力が誘発するものがおり、そういった相手はなるべく少ない回数で焼ききりたいので並べるのがデメリットになる。


シャルンホルスト


私はシャルンホルスト、どんな戦闘でも最後の一瞬まで持ちこたえてみせる。
これこそ私の拘りとプライドだ。戦闘のことなら私に任せろ!


シャルンホルスト級戦艦1番艦。レア度はSR。
CV:福原綾香


胸にパイ○リ穴大きなスリットの開いた改造軍服と、腰下まで伸びる薄紫色の髪が特徴。
右目の眼帯は、史実における最後の戦いでレーダーを破壊されたエピソードによるものか。
砲撃モーションは「右手を掲げて、片目で狙いをつける」という汎用のものだが、
これが眼帯の存在を考慮していないらしく、眼帯のない方の目をつむって砲撃してしまう。
…心で狙いでもつけているんだろうか。
艤装は腰から伸びるアームに支えられており、艦首を模したパーツの先端には禍々しい牙と4つの目が備わっている。


性格は、公式に「猪突猛進」と言われるほどの豪快な戦好き。
史実における最期の戦いでの奮戦ぶりを意識してか、敵からの「醜い姉妹」という蔑称もどこ吹く風の自信家で、その自信に違わぬ実力を持つ。
ただし前述のように前に出すぎるきらいがあり、妹のグナイゼナウがストッパー役を務めている。


シナリオではイベント「鏡写されし異色」「凛冽なりし冬の王冠」にて敵として登場。
「鏡写されし異色」ではグナイゼナウと組んで「鮫姉妹」を自称し、プレイヤー艦隊を迎え撃った。
「凛冽なりし冬の王冠」では史実通りベルファストと交戦。ベルファストを追い詰めるも、
デューク・オブ・ヨークの参戦で形勢逆転。ベルファストにレーダーを破壊されたことが仇となり、奮戦するも敗れた。


性能は前のめりの攻撃型。
最短15秒のスパンで必ずクリティカルする砲撃を行う、ロイヤルのウォースパイトと同種のスキル「狙撃手」と、
3発の魚雷を放つ「魚雷発射」により手数が多く、高い火力をコンスタントに投射できる。
それでいて巡洋戦艦なので通常の戦艦よりも燃費がよく、様々な海域に連れ回していける。
ネックは巡洋戦艦クラスゆえの装甲の薄さと巡洋戦艦中ワーストクラスの対空値。
敵の攻勢がすさまじくなる終盤海域では、何かしら対策をしないとボス出現を待たずに落伍してしまう。
また「魚雷発射」はシャルンホルスト自体の雷撃値が低いため砲撃ほどのダメージは期待できず、
ティルピッツと違って通常魚雷、かつ発射数も3本と少ないため命中の期待値も低い。


公式四コマ「びそくぜんしんっ!」7話に登場。艤装に「びーる」なる名前をつけていることが判明した。
また、彼女によると「鉄血の艤装は稚魚として放流したものが成長して帰ってきた」らしいが、妹には即座に否定されてしまった。


祝日か。……戦わずに過ごす日は少し退屈だな、私らしくもない。
なあ指揮官、この『春節』とやらに、私に少しはやる気を出させるような行事はないのか?


着せ替えは春節衣装「パンツァープフラオメ」が実装。黒を基調にしたチャイナドレスで、大きなホワイトタイガーを背もたれに横たわるという扇情的なポーズを取っている。髪型はポニーテールにアレンジ。
この着せ替えでは左足の太ももにホクロがあることが新たに判明。オイゲンといいドイッチュといい、鉄血艦の担当絵師はホクロを描くことを義務付けられているのだろうか…。


グナイゼナウ


大砲の射程のうちにだけ、真理があるのよ


シャルンホルスト級戦艦2番艦。レア度はSR。
CV:篠田みなみ


腰下まで伸びる薄紫色の髪は姉とお揃いだが、彼女は前髪を斜めにカットした変則ぱっつんとメガネが特徴。
肩・へそと露出多めの戦闘服に、超タイトなスカートが目立つ*5
艤装も姉と似て腰から伸びるアームに支えられている。艦首っぽいパーツは後ろ側に向けられており、砲塔には黒い十字のペイントが入っている。
左手には棒付きキャンディを持っており、SDキャラも待機中にペロペロしている。


性格は、公式の紹介で「冷静さと合理性が服を着て歩いているような存在」と評されるほどの理論派にして、ドライな仕事人間。
メイン台詞の一つ「今日やらない事は明日できるはずがありません」に彼女の人間性が凝縮されている。
強化されても「力に溺れて判断力をうしなわなければいいですが」と感動の一つも見せず、勝利しても喜びを見せることもない。
それどころかパイタッチ台詞でも全く動じることなく主砲を指揮官の方に向けて威嚇してくる。感情の起伏というものをあまり表さない性格。
一応タッチ台詞の中に他人との会話を楽しんでいるような内容のものがあったりと、彼女なりにKAN-SENとしての生は楽しんでいるようだ。
また、姉と違って「醜い姉妹」の蔑称は気にしているらしい。


指揮官との関係は「上官と部下」の間柄を遵守している。
だが好感度を上げると心をちゃんと開いてくれるのでご安心を。


シナリオではイベント「鏡写されし異色」にて敵として登場。シャルンホルストと組んでプレイヤー艦隊を迎え撃った。
「貴方たちが勝つ確率は31.75%」など、数字を絡めた言い回しが目立った。残念ながらバトルものでそれは敗北フラグだ
味方としてはドイッチュラントのキャラストーリーに登場。アズールレーン内の鉄血陣営のまとめ役のような立場にある模様。


性能は基本的にシャルンホルストのそれに準じるが、「狙撃手」が自身の火力を無条件に最大25%アップさせる「通商破壊」に入れ替わっている。
スキルこそ変わったが長所・短所はシャルンホルストと同じと考えていい。好みで選ぼう。


公式四コマ「びそくぜんしんっ!」では姉ともども7話に登場。ジャベリンに襲いかかった自分の艤装「じゃがいも」をゲンコツで諌めていた。


ハロウィンパーティー、いい意味で面白そうですね。仮装というものには体験しがいがあります。指揮官、この格好はいかがでしょうか…?


着せ替えはハロウィン衣装「サキュバスナイトメア」が実装。
他陣営のハロウィン着せ替えと同じく仮装なのだが、彼女が仮装の衣装に選んだのはなんとサキュバス。
胸にパイ○リ穴謎のスリット入りの超ハイレグな衣装にサキュバスの角と尻尾、そして淫紋まで完備した、いつもの真面目さからは考えられないドスケベスタイル。
さらにLive2Dに対応しており、乳も揺れれば尻も揺れる。L2Dで表現された蠱惑的な表情も相まって、その破壊力はアズレンL2D衣装の中でも屈指。
発表されるやいなやSNSで多くの指揮官を射爆了させ、課金に走らせたという凄まじい衣装である。誰が呼んだか「エロイゼナウ」


また、周囲にはランタンを掲げた2体の幽霊を従えているのだが、これは衣装の一部ではなく本物の幽霊らしい。
だが、SDキャラは自分でこの幽霊を呼び出したりしているので、本当は衣装の一部で、ただ単に指揮官をからかっているだけなのかもしれない。
ちなみにSDキャラを放っておくと虚空から伸びてきた黒い帯に捕らえられてどこかに連れ去られかける。


余談だが、彼女の初出となったイベント「鏡写されし異色」では後半海域で彼女をドロップ入手することが出来たのだが、
SRにしてもその出現率が低いことが話題となり*6、名前を捻った「デナイゼナウ」なる愛称(?)で呼ばれていた。
その声が運営に届いたのかは定かではないが、18年の復刻版では、アイテム交換で必ず一体は手に入る仕様になっていた。
ついたあだ名は当然モラウゼナウ


フリードリヒ・デア・グローセ


鉄血海軍、戦艦フリードリヒ・デア・グローセ、H級戦艦の計画型。さあ、ボウヤ…寝付けないなら、子守唄を奏でてあげるわ。


装甲艦の設計案のみ存在していたと定義されている『架空存在』の一隻。レア度は開発艦専用かつ一段階上(UR相当)のDR。
増強計画「Z計画」において建造を予定されていた超弩級戦艦「H級戦艦」の1番艦。


CV:生天目仁美


黒の長髪に左右に赤い機械の双角が生え、漆黒のドレスと指揮棒を身に着けている。
そして何よりの特徴は際限なく巨大化していったH級戦艦の計画を象徴するような、主砲攻撃時のカットインで画面の8割以上が埋まるほどのあまりにも巨大すぎる艤装。
彼女自身の見た目も合わさって「魔王」や「ラスボス」と形容するより他にない。


性格は、物事を音楽に例え芝居がかったような言い回しを多用する。
砲撃音と敵の恐怖や絶望を至高の音楽とし、圧倒的な絶望として敵の前に君臨するが、一方で味方に対してはとても甘い。
指揮官に対しての振る舞いはまさに「ママ」としか言いようがなく、我が子のように深い愛情を注ぎ、例え失望させるようなことをしても子供を諭すように接する。
だが、「闇の聖母」などと喩えられるその愛情はあまりにも深すぎるものがある。
それに気付いた時には、底なし沼のような愛情に逃げられないところまで沈んでいることだろう。


性能は莫大な燃料消費(最大19)に見合うだけの、全てが高水準でまとまった戦艦。
非常に高い耐久と火力のステータスに加えて、一定範囲内に敵が侵入した場合や攻撃を受けた際に針弾と投射弾による特殊弾幕によるカウンターを行う「破壊のSinfonie」、主砲攻撃ごとに"装填バフと与ダメージバフで手堅く攻める"のと"クリティカルバフで強烈な一撃を狙う"のを交互に行う変則バフ「混沌のSonate」、耐久に余裕があるうちは火力を上げて耐久が低下するとダメージ軽減へと切り替えて持久戦へともつれ込ませる「闇黒のRhapsodie」によって高い打たれ強さと自衛能力を発揮する。


また、燃料消費自体の重さもそうだが開発もかなりの茨の道。
まず鉄血艦をしっかりイベントなどで建造して育成していなければ開発条件が満たせない。
いざ開発を開始しても、彼女を除いて執筆当時6体のみしかいない上にイベントや期間限定建造のみな鉄血の主力艦で360万の経験値を稼ぐ必要があり、イベントなどで建造出来ていない場合はこの時点で積む。


開発が完了しても、DRの強化ユニットは入手確率が低い上、イベントでもPRのものより必要ポイントが高く交換上限も少ないので強化にもかなりの時間がかかる。
ただ、強化をすればするほどそれに見合った強さを発揮してくれることだけは間違いない。


この衣装、重桜の「着物」というものね。上質な素材で落ち着く着心地、それでいて色合いも上品――着付け?ボウヤ、それは……どういうことかしら?


着せ替えは振り袖「雅楽の闇衣」が実装。
すっかり鉄血のイメージカラーとしておなじみの黒を基調にした振り袖…なのだが、着付けがおかしいのか、両肩と北半球が露出してしまっている。
左右には通常時と同じ凶悪な艤装を従え、前髪には彼岸花を一輪差している。
赤い鳥居と門松を背景に、艤装を足元に従えてすっと立つ姿は通常時と同じくラスボスの貫禄を漂わせる。
このスキンが公式生放送で初披露された際、ゲストの寺島拓篤氏に「エロ弁財天」と評された。


空母

史実では多くが計画されながらも建造中止に至るなどして結局一隻も完成しなかったという事情故か、
当初はグラーフ・ツェッペリン級1番艦グラーフ・ツェッペリン及び派生キャラクターとしてツェッペリンちゃんのみという寂しい状況だった。
2020年にグラーフ・ツェッペリン級2番艦ペーター・シュトラッサーや軽空母ヴェーザー*7が新たに登場している。


グラーフ・ツェッペリン


指揮官か……我が名はツェッペリン。さぁ条件が全て揃った。
では開幕するとしよう……終焉のシンフォニーを


グラーフ・ツェッペリン級1番艦。レア度はSSR。
CV:茅野愛衣→内山夕実*8


胸元が大きく開いた黒い改造軍服に、首元にファーの付いた白いコートを羽織る。開いた軍服の胸元からは鉄血陣営屈指の爆乳を惜しげもなく晒している。
銀髪は伸ばし放題で、コートの一部のように見えてしまうレベル。
艤装は鉄血陣営の中でもかなり怪物的。背中側にはレール状のパーツにマウントされた四基の砲塔、両脇には艦首に4つ目の怪物をあしらった飛行甲板型艤装、
そして足元にはそれらと独立した、口腔内に砲を内蔵した龍のような4つ目の艤装を従える、という大ボリューム。
龍型艤装は寮舎でも常にツェッペリンに付き従っている。


史実においてドイツ軍内の派閥争いや戦局の悪化で実戦投入されることなく生涯を終えたことが影響しているのか、
自分を生み出した世界そのものを憎んでおり、滅ぼすことを願っている。鉄血陣営の中でもドイッチュラントやヒッパーとは違う意味でヤバいキャラクター。
自分を「我」、指揮官のことを「卿」と呼び、口調は何においても古風で仰々しいもの。
台詞の殆どは後ろ向きで、KAN-SENとしての第2の生に関しても「甘美だが、永遠に生き続けるのはただただ冷たい憎悪だけ」と幸福を感じながらもそれを否定しようとしている。
しかし、心の奥底では誰かにそんな厭世家の自分を救ってほしいと願っており、
好感度を上げると「指揮官のいる世界なら憎くはない」「卿が世界の敵になろうと、卿の側に立つ」と憎悪を軟化させていく。


前述のように重いバックグラウンドを持ったキャラクターではあるのだが、そのいかめしいイメージは彼女を寮舎に放り込むと一変する。
グラーフのSDは何故か一挙一動がかわいいものになっており、寮舎のモーションを一度でも見ると初見のイメージは間違いなく吹っ飛んでいく。
例を挙げると

  • 寮舎で待機させていると前述の龍型艤装の砲口にエネルギーを集中させるのだが、エネルギーは不発に終わり、額にマンガのような汗を流す
  • 寝具系家具に寝かせると、穏やかな寝顔でスヤスヤ
  • 風呂系家具に入れると、満面の笑顔でくつろぎだす
  • 図鑑でのボイス再生の際、左下で跳ねるSDキャラの顔がまるで彼女のイメージにそぐわない「(>_<)」
    家具「メガステージ」に乗せると(>_<)の顔で踊りだす
  • クリーブランドやウィチタと同じドットサングラス勢の一人

…など、この世を憎んでいるどころかエンジョイしているようにか見えないのである。
そのことから、多くの指揮官からは「ひょっとしてこの人、ただの厨二病のお姉さんなのでは?」と疑惑を持たれており、
現在ではタッチ台詞「憎んでいる。すべてを」をもじった「にくすべ」なる威厳もクソもないあだ名で呼ばれてしまっている。
のちに同じ鉄血陣営であり計画艦として実装されたガチで世界を憎んでいるやつと区別して「にくすべエンジョイ勢」と呼ばれることも。


それ以降も

  • Z46のキャラストーリーでの行動が、完全にお母さんか年上のお姉さん
  • セントー実装時のイベント「盛夏の射手座」では「団体行動に興味はない、卿の命令でここ(砂浜)にいるだけ」と言いつつも、
    ティルピッツから受け取ったダンケルクお手製のお菓子に魅了され、結局参加
  • ツェッペリンちゃん実装時のイベント「母港脱出大作戦?」では自ら鉄血陣営でツェッペリンちゃんを保護することを申し出る

など萌えキャラ化が進んでおり、初期の「世界を憎む厭世家」というイメージは完全に崩壊してしまっている。いいのか、それで。
しかし、前述のとおり彼女の真の望みは厭世から解き放たれることなので、彼女的にはこれでいいのだろう。


シナリオではイベント「鏡写されし異色」にて敵として登場。
シャルンホルスト・グナイゼナウを下したプレイヤー艦隊の前に立ちふさがった。
赤城のキャラストーリーにも登場。
赤城とは「史実におけるグラーフ・ツェッペリン建造の際、赤城の設計図や運用メソッドが参考にされた」というつながりから友人関係を持っている模様。


性能は、防御寄りの耐久型。スロット配置は「戦闘機」「爆撃機×2」。
装甲こそ一般的な空母と同じ「中」だが耐久値そのものは空母ナンバーワン。
しかしそれ以外の性能には不安が残る。装填はSRのレキシントン姉妹より少しマシ程度、航空値は中堅レベルにとどまり、SSR空母としては攻撃性能は貧弱と言わざるを得ない。
爆撃機メインなので雑魚の薙ぎ払いは得意だが、ボスに対する決定力に欠けるのもつらいところ。
が、グラーフの真価は、「鉄血陣営の艦が受けるダメージを最大15%軽減」するスキル「鉄血の翼」にある。
一部を除いて防御・回避面に不安がある鉄血艦の弱点を補強する強力なスキルであり、効果は自身にも乗るため、もともと優れた防御面に磨きをかけることができる。
第2スキル「鉄血の鷹」は、「クラップ製艦載機を装備したとき、威力補正を最大30%アップ」という効果。
グラーフの弱点である火力を補強するスキルだが、強化対象であるクラップ艦載機は総じて癖が強く、総合性能で他国の艦載機に劣る傾向があるため、
「鉄血の鷹」を無視して他国の艦載機を載せたほうが良い状況も多い。
世界を滅ぼしたいとか言う割にスキルや性能が防御的、かつ味方のサポートスキルなのもにくすべ疑惑に拍車をかける


……と、全体的に今一つパンチ不足なスペックだったが、アップデートにて「鉄血艦の数に応じて航空値を強化」「一つでも鉄血の艦載機を装備している場合全ての艦載機スロットの補正が強化」「爆撃機スロットの片方が爆撃機と攻撃機の自由枠になり柔軟性が向上」と、攻撃面が大幅に強化された。
弾幕スキルを持たないため派手さは無いが補正の乗ったバラクーダやヘルダイバーの火力は暴力的の一言であり、攻防共に隙の無い強力な空母に生まれ変わったと言える。


卿の希望ゆえ着替えてやったのだ。卿が行かないとなれば、我は……怒るだろうな


着せ替えは、黒の水着「砂浜のウルズ」が実装。
黒いシースルーのモノキニという刺激的極まりない格好であり、流石に恥ずかしいのか黒いコートを羽織っている。
大ボリュームの艤装は取り去られ、巨大な4つ目のクジラのような艤装と、飛行甲板を模した小さな艤装を従えるのみ。SDキャラは後者のちび艤装に腰掛けている。
Live2Dに対応しており、水着で普段よりも存在感を増した爆乳がばるんばるん揺れる。


+ Z/Xにおいて-

E14-022 グラーフ・ツェッペリン(ぐらーふ・つぇっぺりん)
コスト7
鉄血/空母
[自]【P】「指揮官」【有効】スクエア【誘発】相手のゼクスが攻撃する。【効果】ターン終了時まで、そのゼクスのパワーを-2000する。
[*]ウェイカーLv3(あなたのデュナミスに表向きの[ウェイカー]が3枚以上あると有効。)[起]【P】「指揮官」【有効】スクエア【コスト】無0【効果】ノーマルスクエアにあるすべての相手のゼクスに5000ダメージを与える。この能力は1ターンに1回しかプレイできない。
パワー10500

にくすべエンジョイ勢厭世家のツェッペリンも参戦。
イラストは通常版のみ。フレーバーテキストは入手時のもの。


能力はスキル「鉄血の翼」の完全再現。相手の攻撃に反応してパワーを-2000する。
選んでいないので絶界だろうとお構いなしにデバフをかける。
自身がコスト7相応のパワーを持っていることもあり、彼女の守りを一撃で突破するのは困難。


また、対になる「エンタープライズ」に対してこちらは起動能力で5000ダメージを全体にばらまく。こちらも選んでいないので絶界を貫通し、自動能力で弱体化した分も含めてパワー7000以下のゼクスは生き残れない「史上最凶 超魔王バール」並みの理不尽を相手に押し付ける。


指揮官指定はともかくウェイカーLv3は普通にプレイしていれば意識しなくても達成可能な範囲なので、効果の割にお手軽。


このように単体でも脅威だが「精神の魔人アニムス」と組んだ時の厄介さは特筆に値する。

  • コスト7の大型ゼクスがアニムス含め4体並ぶ。
  • ツェッペリン1枚に付き-2000が最大3倍。コスト4以下は攻撃を宣言するだけで自爆。
  • 全体5000ダメージがこれまた最大3回。デバフを耐えても素のままで生き残れるゼクスは存在しない。

プレイヤースクエアに火力は飛ばない、ダメージや効果を受けないゼクスなら耐えられる、起動能力を封じる、ツェッペリン自身に耐性はないので除去で処理するなどの対策はあるが、手札などの状況次第ではマジで詰む。
[鉄血]は単種族で組めないため本家のゼクスと組み合わせるのに抵抗が薄いので、アニムス以外でも様々な組み合わせで遊べる、根っこの部分で面倒見のいい彼女らしい性能になっている。


ツェッペリンちゃん


我はグラーフ・ツェッペリン、鉄血の最初の空母よ!ふん、聞いて驚くがいい。
飛行機を統べる者は未来の海戦を制する、そしてこのグラーフ・ツェッペリンこそ空に輝く明星になるのだ!
…というわけで早く帰らせろ!……だ、ダメ?くっ…これでもくらえ!


グラーフ・ツェッペリン級1番艦……?レア度はSR。
CV:茅野愛衣


見た目はそのまま「子供サイズに縮んだグラーフ・ツェッペリン」といったところ。しかし、背丈と表情のせいでそこはかとなく「衣装に着られている」感がある。
唯一怪物級の艤装だけは若干スケールダウンしており、背中側の4基の砲塔がオミットされ、
飛行甲板つきの艤装と龍型の4つ眼の艤装が、三つ首の龍のような形状に統合されている。
スケールダウンしたと言っても他陣営の艤装に比べると巨大なのは相変わらず。ツェッペリンちゃんはその艤装の上にちょこんと座っている。


先行して実装された、ベルファストの派生キャラ「ベルちゃん」や、
同時実装された「比叡ちゃん」「赤城ちゃん」同様の、夕張・明石のメンタルキューブに関する実験から生まれたゲームオリジナルKAN-SEN。
そのためか、設定としてはグラーフをもとに生まれた存在だが、鉄血陣営の技術開発ポイントの対象にはならない。


オリジナル同様大時代的な言葉遣いを用い、一人称・二人称の「我」「卿」も健在。
しかし性格は先行するベルちゃんや同時実装の幼女化KAN-SEN二名同様幼児化しており、動揺すると言葉遣いはすぐ崩れてしまう。
そしてオリジナルと最も異なる点は、年相応に素直で喜怒哀楽が激しいところ。
見知らぬ土地と人々に怯え、無駄に強がって指揮官に反抗し、かといって放っておくとすねるなど、その振る舞いは正しく子供のソレ。
オリジナルの「憎しみ」の「に」の字もなく、自分でも「絶望も憎悪もとんでもない!」「我はすべてを愛する!」とオリジナルの言動を否定している。
こんないい娘がどんな育ち方をするとあんな爆乳中二病おねえさんになるのか、コレガワカラナイ
ボイス実装後は「声優って凄いな…」と思わせる程の演じ分け。上のにくすべさんと同じ声なんですよ、マジで。


明確なオリジンを持たないオリジナルKAN-SEN故か過去の記憶が曖昧で
「自分は鉄血で生まれたが、指揮官率いるアズールレーンの司令部に誘拐された」と思い込んでいる。
そのためか指揮官には反抗的で、ことあるごとに「これでもくらえ!」と攻撃を仕掛けてくる。


実装と連動したイベント「母港脱出大作戦?」では、比叡ちゃんとともに、ベルちゃんを巻き込んで母港脱出を試みる。


性能の傾向はオリジナル同様だが、レア度相応にステータスは下がっている。
相変わらず耐久は高いが、装填はレキシントン姉妹と同程度、航空はグロリアスより若干高い程度(端的に言えば現状ワーストクラス)で、
正規空母としてはスペック低めと言わざるを得ない。


他の空母にない特徴として、スロット配置はオリジナル同様の「戦闘機」「爆撃機×2」なのだが、
爆撃機スロットの一つに軽巡洋艦用の主砲を、副砲扱いで積むことができる。つまり空母でありながら自爆ボート迎撃に参加できる。
これは後述する専用スキルのトリガーにもなっているため、基本的には軽巡主砲の装備が推奨される。


スキルは構成はグラーフとは逆に攻撃向けで、「これでもくらえ!」「鉄血のヒナ鷹」の2つを持つ。
「これでもくらえ!」は「8秒ごとに火力アップ、スキルが3回発動すると同時に特殊弾幕を放ち、火力強化をリセット」という特殊なスキル。
特殊弾幕は「>」型の弾幕と、前方扇状発射の弾幕を組み合わせた、敵を貫通しない徹甲弾弾幕。
扇部分は副砲を装備していないと威力の低い榴弾に、装備していると徹甲弾になる。
弾幕の攻撃範囲は広く命中の期待値は高め。自身の火力不足も補えるが、特殊弾幕をトリガーに強化がリセットされてしまうのが玉に瑕。
また、弾幕の威力は「これでもくらえ!」の補正ありきでもさほど高くなく、ネルソン級やコロラド級の持つ弾幕スキル「BIG SEVEN」のような決定力はない。
だが「BIG SEVEN」とは違い確実に発動するので、広範囲をカバーする確実な「削り」と割り切れば十分に優秀である。
「鉄血のヒナ鷹」は、艦隊の鉄血艦一隻ごとに自身の航空・対空・装填が強化されるバフスキル。
自身の低スペックをカバーできる重要なスキルであり、言うまでもなくこれを活かすために鉄血メインの艦隊に編成するのが基本となる。


潜水艦

詳細はUボート(アズールレーン)を参照。






ふむ…我々は外部からこのように思われていたのだな。ためになった。
しかし、ヒッパーの指揮官に対する辛辣さが、よもや好意の裏返しだったとは。人間の心とは複雑だな。


プライドが高すぎるのも困りものね。好きなら好きって言えばいいのに、重桜のヤマシロあたりを見習って―――


オイゲン!Z46!誰がツンデレだってのよ!!あんなノロマを誰が好きになるもんか!


あら、ヒッパー。でも、いろいろ言いつつなんだかんだで指揮官を手伝っているじゃない。
その金髪とまな板も含めて、まさに手本のようなツンデレだと思うけど?


―――今日という今日は許さないわよ!!待ちなさい!!二度とその生意気な口をきけないようにしてやる!!




…ふたりとも行ってしまった。

画面の前の指揮官たちよ。よき追記・修正を頼むぞ。
この記事は私と同じく完璧には遠いが、皆の知識を合わせれば完璧に近づけることもできよう。




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  • 計画艦のやべーやつは他陣営の計画艦ともども別記事にする予定 -- 立て主 (2018-11-29 21:36:54)
  • ↑了解。今から楽しみです。 -- 名無しさん (2018-11-29 21:54:01)
  • 大抵可愛いポンコツと中二病だらけの陣営 しかし創作界屈指のサイコパスが一人… -- 名無しさん (2018-11-30 00:05:49)
  • 憎んでいる、全てを >< -- 名無しさん (2018-11-30 00:22:46)
  • お~るふぇんず~なみだ~…え、違う? -- 名無しさん (2018-11-30 00:39:28)
  • ドイッチュランドの通常衣装はわかりづらいけどスカートの正面部分がなくて、白いハイレグレオタードが覗くかなりセクシーなものだったりする -- 名無しさん (2018-11-30 00:47:39)
  • 建て主には申し訳ないけど、「イベントに出てくるレッドアクシズ側の鉄血艦≠母港で仲間になってる鉄血艦」だと思うよ。重桜以上にセイレーンに囚われた状況だし -- 名無しさん (2018-11-30 07:59:26)
  • グラーフのグラを見て「なんだコイツ!(興奮)」→入手台詞を聞いて「なんだコイツ!(戦慄)」→寮舎に入れて「なんやコイツ…」 -- 名無しさん (2018-11-30 08:22:41)
  • ティルピッツのスキルを全部使おうとすると他陣営の空母入れないといけないのがね。見た目がそこはかとなく似てるって意味でエンタープライズが入れられることが多いけど -- 名無しさん (2018-11-30 10:04:05)
  • 一瞬レイアウトがなんかのバグかと思った -- 名無しさん (2018-11-30 22:59:53)
  • これは良い項目。 -- 名無しさん (2018-12-01 18:40:08)
  • 後に「にくすべ」は公式スタンプの一つに採用された。即ち『公式公認』である -- 名無しさん (2018-12-01 21:59:42)
  • ローンがガチでヤベーやつだからグラーフはあれでいいよな -- 名無しさん (2018-12-02 01:29:48)
  • ↑↑公式4コママンガの「びそくぜんしんっ!」の11話-2(水着ロドニー回)でも、背景で楽しそうにウォータースライダーを滑ってるにくすべちゃんがいたよね -- 名無しさん (2018-12-02 03:15:22)
  • 素晴らしい記事 ローンの記事はまだですか?(強欲 -- 名無しさん (2018-12-03 01:34:48)
  • 一部の色付き文字超読みづらいな…… -- 名無しさん (2018-12-03 03:53:32)
  • 読みにくそうな文字の色を調節してみた。少しはマシになっただろうか -- 名無しさん (2018-12-03 16:40:27)
  • スマホから見ると一部の色が変わるせいで読みづらくなってるんだな…具体的にはZ46が青地にほぼ黒で全く読めん -- 名無しさん (2019-07-10 18:45:41)
  • どうしても書いておきたかったからローンを追加した。↑で書いてる計画艦の記事が出来たら消すなりしてください。 -- 名無しさん (2019-07-12 15:24:29)
  • 憎んでいる、全てを(建前)寮生活楽しい(本音) -- 名無しさん (2019-10-15 13:41:48)
  • グラーフはまともな掘り下げする前にネタ扱いが板についてしまった感ぬぐえない -- 名無しさん (2019-10-15 16:25:45)
  • 贅沢言わないからオイゲンみたいな彼女が欲しい…… -- 名無しさん (2020-03-23 08:14:11)
  • 贅沢言わないからヒッパーちゃんみたいな彼女とアッアッしたい…… -- 名無しさん (2020-03-23 09:03:11)
  • 去年のクリスマスあたりで追加されたローディング中のイラストのにくすべさんがマジフィーぜちゃんの保護者感ましましだった -- 名無しさん (2020-04-09 23:14:41)
  • ↑2,3が贅沢じゃなかったら何が贅沢なんだよ... -- 名無しさん (2020-04-13 13:02:00)
  • 2021年12月8日、グナイゼナウ進水85周年おめでとう! -- 名無しさん (2021-12-08 12:25:35)
  • 実在した中型以上の完成艦ほぼ使い切っちゃったから、最近は特別計画艦ですらない未完成・計画のみの艦がやたらと増えて来たな -- 名無しさん (2022-01-25 15:04:08)

#comment

*1 グローウォームの「敵艦接触時の敵へのダメージ増加+自艦隊の接触ダメージを軽減」というスキル「コメットヘッドスマッシュ」を活かした、速力を可能な限り盛って、接触ダメージ+魚雷攻撃をダメージソースとする特化編成。
*2 戦闘開始時には100%発動。以降、20秒ごとに一定確率で発動する。
*3 シャルンホルスト級は資料によって「戦艦」として扱われるか「巡洋戦艦」として扱われるかでブレがあるが、本作では巡洋戦艦としてカテゴライズされている。
*4 ミニイベントで入手できる「約束の証明」のスキル名は実装当初は「果たされなかった約束」となっていたが後にメンテナンスで「果たされた約束」へと変わるという演出がなされた。
*5 ホットパンツ説あり。
*6 真偽は不明。
*7 当初は改アドミラル・ヒッパー級重巡洋艦四番艦ザイドリッツとして開発され、その後軽空母として再設計されたという経緯がある。
*8 大陸版にて諸事情により2022年7月末を以てキャスト変更。日本版では図鑑から切り替え可能。

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