田上明

ページ名:田上明

登録日:2012/03/23(金) 23:14:16
更新日:2023/08/07 Mon 13:38:48NEW!
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プロレス プロレスラー 全日本プロレス noah 全日本プロレス四天王 埼玉県 社長 秩父市 田上火山 休火山←爆発しろよ←死火山に 田上明



◆田上明
◆ニックネーム
ダイナミックT、田上火山、A.T(小橋のみ)、ネオ怪物


【公称データ】


身長:192cm
体重:120kg
誕生日:1961年5月8日
出身地:埼玉県秩父市
所属:全日本プロレス→プロレスリング・ノア(2代目代表取締役社長→ノア・グローバルエンタテイメント相談役)
スポーツ歴:柔道、陸上、大相撲
代表的入場曲:「Eclipse」「THRUSTER」


田上たうえあきら」は日本のプロレスラー。
90年代の業界を代表する、全日本プロレス四天王の一角。


高校3年の時に大相撲押尾川部屋へ入門。
80年1月場所に本名の「田上」の四股名で初土俵を踏んだ。
後に本名の田上から玉麒麟 安正(たまきりん やすまさ)と改名。


十両で活躍し、幕内入りも確実視されていたが師匠との確執により廃業を決意。
その後、知り合いであり馬場との交流も知られる落語家・三遊亭楽太郎(現・6代目三遊亭圓楽)の勧めもあり、プロレスラーに転身した(楽太郎は天龍の同級生でもある)。


楽太郎は天龍源一郎の中学時代の同級生でもあり、その伝手で全日本プロレス入団が決まったという。
87年に、まずは当時の全日本プロレスに参戦していたジャパンプロレスに入門した後に、全日本プロレスに正式移籍を果たした。
全日本プロレスでは久々の日本人大型選手として期待され馬場、鶴田らに師事するもなかなか芽が出なかった。


しかし、天龍らがSWSに移籍し、全日マットの戦いの主軸が鶴田対、三沢、川田らの「超世代軍」との戦いに移ると、鶴田のパートナーとして抜擢。
激しい戦いの中で自らを鍛え上げる。


……特に川田との一連の戦いは必殺の「喉輪落とし」を完成させた他、互いに実力を認め合った結果、後のパートナーシップを築く契機となる等、躍進への起点となった。


その後、絶対的エースであった鶴田が病に倒れると、田上もまた次代の全日本を背負う主力選手として全日本プロレス四天王の一角として数えられるまでになる。


96年には頭一つ飛び抜けた存在であった三沢を破り、三冠王者を奪取(四天王で三沢越えは初)。
同年には世界タッグ、チャンピオンカーニバル制覇のグランドスラムを達成している。


個人としての活躍は勿論、川田との「聖鬼軍」コンビは無類の強さを発揮。
三沢・小橋組や三沢・秋山組。
更に高山が参戦した後にはノー・フィアー(高山&大森)、バーニング(小橋&秋山)、アンタッチャブル(三沢&小川)といった、群雄割拠する実力派タッグチームを迎え撃った。


……そして、99年に師匠ジャイアント馬場が逝去。
三沢体制に移行した全日本プロレスだが、元子夫人との対立が表面化。


00年に、三沢光晴らと共にプロレスリングNOAHの設立に参加。
同団体の取締役役員に就任。
NOAHでは若手の台頭もあり、選手として前面に出てくる事は無かったが、
04年には絶対王者小橋を破りGHCヘビー級王者を獲得した、同じ大相撲出身の若手の出世頭、力皇猛を破り久々にシングル王座を獲得。


現在は09年の三沢の逝去に伴い、二代目取締役社長に就任。
三沢亡き後の方舟を支えるが、選手としては2013年に引退。
厳しい運営と選手の大量解雇・離脱、鈴木軍の襲来など苦境に立たされた後、2016年11月1日にIT企業のエストビー(ノア・グローバルエンタテインメント)に対してノアの会社運営、プロレス興行及び関連する事業を譲渡した上で新会社の相談役に就任。翌年2月に退社した後は茨城県つくば市にて「ステーキ居酒屋チャンプ」をオープンして現在に至る。
また退社した後も、ノアの選手との交流は行なっているようで、小橋建太とともにノア中継にも度々出演している。


2018年に胃がんが発覚し一時は命が危ぶまれる状態だったものの、無事退院し2021年にはめでたく還暦を迎えた。


【人物】


非常に穏やかな性格の人物で、良く言えば呑気。
悪く言えば闘争心に欠ける性格の持ち主。
恵まれた体格と運動神経の持ち主ながら極度の練習嫌いで、馬場には「小橋の10分の1でも練習してくれれば……」と嘆かれている。


純粋な才能ならば四天王中でもずば抜けているとの評価もあり、自分と同じ大型選手と云う事もあり馬場も期待をかけていたが、そうした事情もあってか常にマイペース。
いざ、本気になった時の強さは怪物級で「田上火山」とも評されるが、ファンの期待に対し、噴火の機会は稀。


三沢は蝶野との対談の中で「入場から終わるまでずっと田上ペースが続き、少しも期待出来る所が無い」と語っている。


非常に趣味人でもあり、ハーレーを所持(自宅から有明のオフィスまで通ってるらしい)。
他にも、釣りを好むらしい。


同期の小橋からはA.Tと呼ばれ、年越しトレーニングに誘われるのが常だが、さらりとかわすのが恒例らしい。



【主な得意技】


■喉輪落とし
田上の代名詞。
喉輪から相手を持ち上げ、孤を描く様に叩き付ける。
チョークスラムの和名と思われがちだが、川田との一連の戦いで完成されたオリジナル技である。


■大車輪喉輪落とし
コーナー上の相手の喉を掴み投げ落とす。


■雪崩式喉輪落とし
後ろ向きにコーナーポストに据えた相手の喉を掴み、マットに投げ落とす。


■断崖喉輪落とし
エプロンの攻防から、相手を喉輪落としで場外に投げ落とす。
初披露の際には小橋に吐血させた。


■オレが田上(だ)
相手をアトミックドロップの要領で背後から捉え、頂点で自らの身体を反転。
喉輪落としの要領で叩き付ける。


■秩父セメント
ブレーンバスターで相手を担ぎ上げ、頂点で自らの身体を反転。
喉輪で叩き付ける。


■つくば薪割り
森嶋とのGHCヘビー級王者戦にて披露。
ロープの反動を利用した大回転式喉輪落とし。


■起き上がり小坊師式ラリアット


■閂スープレックス
閂責めから連携で繰り出される。


■フロントハイキック(ビッグブーツ


■ダイナミックキック
ジャンピング式フロントハイキック


■3Dキック
ダイビング式大開脚ダイナミックキックの略。三沢からフォールを奪った事もある。


■延髄斬り
田上は側面から流れる様に決める天龍式を踏襲している。


■拷問コブラツイスト
鶴田から引き継いだ拷問アバラ折り。


■ギロチンホイップ
以前の代名詞の一つ。


■ダイナミックボム
ハイアングルのシットダウンパワーボム。


■投げっ放しジャーマン
高速式の低空ジャーマン。


■乳首弄り




※見た目からは想像し難いが意外にも身体能力が高く、ぶっつけ本番でトペ・スイシーダやダイビングボディプレスを繰り出した事もある。




【余談】


●独特のコメントを発する時があり、ファンからは「田上語録」として親しまれている。


●「田上火山」は何故か秋に噴火する事が多い。


●喉輪落としは、横綱からプロレスに転身するも水が合わず引退した輪島のオリジナル技、ゴールデンボンバーと二段式首折りをミックスさせた物で、
海外式のチョークスラムとは由来が違う。


●極稀にブルロープを持って入場するが理由は不明。




追記・修正?疲れちゃって、俺はやれないよ……れろれろパッパだよ。


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