財団(真・仮面ライダー 序章)

ページ名:財団_真_仮面ライダー 序章_

登録日:2018/07/11 (Wed) 17:39:55
更新日:2024/02/26 Mon 13:54:36NEW!
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"敵"だ。財団に敵対する者は皆"敵"だ。


財団とは、真・仮面ライダー 序章に登場する敵組織の名前である。
本項では、日本支部であるISS社や改造兵士も紹介する。


Outline


政財界や軍事産業などあらゆる分野で世界規模の影響力を持つ多国籍複合企業体コングロマリットで、ニューヨークに本部を持つ。
全世界の政治、経済、思想、文化などを全て統一し、人間の誕生から死までに関するあらゆる経済活動を自分達の影響下に置くことを目的とする"死の商人"である。


本作では日本支部としてISS(Institute of Super Science)社が登場。
財団傘下の生化学研究所であり、表向きには癌やエイズといった難病の遺伝子医療のための医療技術開発をしている。

  • レベル1
    細胞の免疫強化。様々な病原菌を、確実に排除出来るよう、食事や酵素による療法がとられる。
  • レベル2
    人工抗体の投与等によって、強化された細胞の保全・維持を図るが、あくまでも予防的な治療である。
  • レベル3
    先天的に既に病原に侵された細胞については、分子的外科手術によって、細胞の本来あるべき姿への復元を目指す。

以上のようなレベル分けで人間の体質を細胞レベルで改良する研究プロジェクトが進められているが、
裏ではこの研究の応用による"軍事利用のための改造兵士開発"である。
最終的には日本支部がCIAの特殊部隊の襲撃により壊滅。だが、財団自体はまだ存続し続けてており、我々の生活で知らぬ間にもその魔の手が伸びているかもしれない…。


Cyborg Soljer

改造兵士サイボーグ・ソルジャーとは、財団が各国へ超強力な軍事力として販売することを目的に造り出された改造人間の総称。
生体兵器としての意味合いが強く、改造のレベルは以下の3段階に分けられる。


  • レベル1

人体の遺伝子情報から不治、またはそれに近い難病を発症させる可能性のある因子を排除しつつ、人体そのものを強化させたもの。本作に該当する人物は存在しない。


  • レベル2

レベル1の改造により強化された人体に各種サポートユニットを埋め込み、人体の機能を必要な状況に応じ強化させたもの。後述の豪島がコレ。
最大出力や防御力ではレベル3を上回る性能を発揮するが、機械的な改造であるため
改造される前の限界を引きずっていたり、生物が持つ自己進化能力(パワーアップ)を失っていたり、戦闘経験を積むことで根本的な能力が上昇することがない
そのため、能力を強化するためには再改造が必要。
また、人間形態(人間の姿、改造前の姿)には戻れないため人工皮膚で人間の姿に擬装する必要がある
そのため、人間を素体としているにもかかわらず豪島はロボットのように無機質な動きをするシーンが多々見られた。
兵器としては申し分ない性能を誇るため、財団はこの段階の改造兵士を商品として量産する予定であったが、
後述のレベル3の能力や軍事兵器としての利便性に着目し、それの開発を進めることを決定した。


  • レベル3

別種の遺伝子情報を人体に埋め込んだり、人体そのものの遺伝子情報を変化させたりして、人体を根源的なレベルから強化させたもの。
風祭真や後述の鬼塚がコレ。
レベル2が機械による人体強化で元来のサイボーグに対し、こちらは生物的な人体強化であるためバイオサイボーグに分類される。
潜在能力や自己進化能力、擬似能力による潜伏力などに目を見張るものがあり、
初期段階でレベル2の出力や防御力に劣っていたとしても戦闘経験を積むことで能力を底上げし圧倒することが可能。
財団では、この段階の改造兵士を局地戦用・ゲリラコマンドとして量産化する予定であった。


Member


  • 氷室巌(演:原田大二郎)

ISSの所長。45歳。一見温和な紳士に見えるがその実冷酷無比な悪党。本作の黒幕。本項の冒頭の台詞も彼によるもの。
財団本部の命令で大門を騙し、彼にサイボーグソルジャーの研究に加担させていた。
バッタの能力に着目する等、鬼塚義一の行動力と手腕は高く評価しており、その行動を概ね黙認するなど所長としての手腕はある。
が、その異常な思想に関してだけは「何が理想国家だ」と陰口を叩いてた(あくまでも改造兵士は財団の商品と捉えているため)。
しかし、CIAの介入により失敗。「どうせ帰っても責任を取らされる」と3人を道連れにしようとサブマシンガンを乱射し真を庇った愛を射殺。
怒った仮面ライダーシンに体をズタズタに切り裂かれ、血だるまにされて死亡した。
生身の人間でライダーに直接殺害されたのはこいつと『仮面ライダー』のガマギラーの相方、『仮面ライダー(新)』のドクターメテオくらいである。
財団Xのヘリのパイロットも殺されたって?改造人間かもしれないじゃん


  • 鬼塚義一おにづか ぎいち/改造兵士レベル3(演:片岡弘貴)

そう、"バッタ"だ。近い将来、驕れる人類が淘汰された後、この世界を支配しうる最も高い可能性を秘めた生物だ。美しいとは思わんか、え?素晴らしいとは思わんか?…これこそ"国家"だ。驕れる愚かな人間どもが忘れてしまった、"本当の国家"なのだ…!

大門と共にISSにて不治の病や難病の遺伝子レベルでの治療や改造兵士の研究に携わる天才科学者。
しかしその実態は予想通りマッドサイエンティストで、当初から『ISSで行われている研究が改造兵士の研究』であることを知っていた。
オカルト関係において狂信的な人物で、理想国家の建国という幻想にとり付かれ、密かに自らと真の身体を無断で改造兵士レベル3に改造した。
要は物語の発端を作り、真の運命を大きく狂わせた元凶の1人
変身した姿や能力はは真のものとほとんど同じだが、決定的な差異として「第三の眼」を有しておらず、シンと比べ目が凶悪。
そのため変身後は理性を保てず、殺戮を行ってしまうこととなる。
彼が行った出来事は真にもテレパシーを通して共有されるため、真は自分が殺人を犯していると思っていた。
氷室に捕らわれサンプルとして護送中、CIAのロケットランチャーを受け、炎に身を焼かれ絶命。シンは倉庫一戸消し飛ばす爆発にも耐えたのに…。


  • 豪島/改造兵士レベル2(演/安藤麗二(現:アンドレ))

氷室の部下。表向きはISSで警備班のリーダーとして活動。同時に氷室の懐刀として活動しており、財団に敵対する者を密かに暗殺するのが使命。
ピストルの乱射やロケットランチャーでも倒れないタフな身体を持ち、右腕に内蔵した刃物が武器で片手でジャイアントスイングを行うほどの怪力の持ち主で戦闘経験ではレベルが上の仮面ライダーシンを上回る。
普段は人工皮膚を纏って人間に化けている。そのために眉毛がなかったり、動きが機械的だったりと伏線はあったが。一応、マスクの口部分は開閉が可能。劇中では一言もしゃべることはなかった。
劇中ではシンと2度対決。初戦はシンを追い詰めたもののセーラが放ったロケットランチャーの爆発を喰らい行方をくらます。
2戦目ではシンが氷室を惨殺した直後に天井を突き破り現れ、激闘を繰り広げた。
戦いの最中右腕の刃物が電気ボックスと接触し高圧電流を喰らったことから隙が生じ、
(ハイバイブネイル付きで)眼を抉られながら潰され、ネイルとスパインカッターの連続攻撃で体をズタズタにされた後に頸動脈をブッた切られつつ首を脊髄ごと引っこ抜かれた
が、頭部と脊椎のみの状態でも意識を失っておらず、頭の中の自爆システムを発動させ、脊椎を絡ませる事でシンを巻き込もうと図るも失敗。爆発した。
かつては地味に客演がシンより上であった。


  • 風祭大門(演:石濱朗)

真の父親で臨床的免疫工学の権威。48歳。
過去に被験者が死亡してしまう事故を起こしてしまったため、一時研究を断念していたが、
氷室に騙され、ISSの研究チームの人体細胞改造の主任として「財団」のサイボーグソルジャー開発計画に加担してしまうことになる。
研究目的の真実を知った事で脱走しようとしたが、計画において重要な人物であったため、
愛と共にニューヨークの本部に送り込まれることになりかけたが、真やライダーベビーによって救出される。
しかし真とともに財団のヘリコプターによって再度捕らわれてしまい、セーラの放ったランチャーがヘリコプターに直撃。ISS本部に落下し爆発に巻き込まれ死亡。


  • 明日香愛(演:野村裕美(現・のむらゆみ))

真の看護人。23歳(媒体によっては24歳)のISS職員。
財団(氷室)の指示で真の監視を命じられていたが、そのうちに彼に惹かれていき彼の子供(ベビー)を身ごもった。
シンに変身した直後で様々な出来事が頭によぎって動揺している真に対し、「真の体を元の人間に戻せるか上層部に聞きに行く」とか言う辺り
アホの子知識や人生経験に若干疎い部分が見られる。
案の定、氷室に囚われ大門と共にニューヨーク送りにされかかるが、真やベビーの活躍によりこれを阻止できた。
だが真を庇って氷室の銃弾を受け致命傷を負い、身篭った自分たちの子供の未来を真に託し息絶えた。


  • [[風祭真仮面ライダーシン>風祭真/仮面ライダーシン]] (演:石川巧久(現・石川真))

本作の主人公。25歳。城南大学体育学部出身のオートバイレーサー。
過去に事故を起こして研究を断念していた父大門を励ますために自ら被験者を志願したが…。
詳細は該当項目参照。



Digression


W以降の2期平成ライダー作品に登場する闇の巨大資本組織財団Xと、本項の『財団』に関連性があるかは不明。
似た名称なのは「敵組織の中でただ一つ壊滅せずに残った財団からネーミングを取った」とのこと。
そのため関係ないようにも思えるが、一部書籍では関連性が示唆されているため何とも言い難い。
だが少なくとも財団Bとは関係している。


なお設定上の存在であるが、レベル3の発展形として"レベル4"というものも存在する。
筆者の考察ではあるが、レベル3の個体が何らかの個体と交配することで更なる強力な個体を生み出したものであり、
それがライダーベビーに該当するかと思われる。



そして「彼」は、いずれ訪れる未来で虫の皇の力を顕現することとなる。『風祭新』の名を賜って…。




"敵"だ。財団に追記・修正する者は皆"敵"だ。


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  • 財団Xの元になったりとかしたんだろーか -- 名無しさん (2018-07-12 19:32:01)
  • レッツゴーライダーではショッカーに組し改造兵士レベル2が怪人軍団に加わっていた -- 名無しさん (2019-01-15 22:49:43)
  • 豪島は一回だけセリフあったような…「警察…でしょうか?」っての -- 名無しさん (2022-04-20 11:37:21)
  • 鬼塚はある意味アナザーシン -- 名無しさん (2023-02-04 00:30:59)

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