Animal Man Vol.1(グラント・モリソン期)

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登録日:2018/03/11 Sun 14:26:51
更新日:2024/02/19 Mon 13:14:17NEW!
所要時間:約 32 分で読めます



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『Animal Man Vol.1』は1988年にDCコミックスから出版されたアメコミ作品。


+ 作品情報-

『Animal Man Vol.1』#1~#26
発売 1988年10月から
脚本 グラント・モリソン
作画 チャズ・トゥルグ(#1~#13、#15~#21、#23~#26)、トム・グラメット(#14)、パリス・カリンズ(#22)


『Secret Origins Vol.2』#39
発売 1988年4月
脚本 グラント・モリソン
作画 トム・グラメット


日本では未邦訳。


異才グラント・モリソンがDCコミックスで初めて担当したレギュラーシリーズ。
マイナーヒーローだったアニマルマンを主人公に環境問題とコミックの表現という2つをテーマにして連載された。
最初のエピソードである#1~#4までは普通のヒーローコミックらしい展開を描いていたが、
#5でファニーアニマルの表現を取り上げたことを皮切りに、環境問題を挟みつつ『クライシス』による設定変更や
読者やクリエイターとキャラクターの関係性をモリソンらしいメタフィクションを交えながら描いている。
モリソンがライターを離れてからはピーター・ミリガンなどが後を引き継ぎ、#57からは大人向けレーベル『Vertigo』に移り#89まで続いた。




『Animal Man Vol.1』#1~#4
『Animal Man Vol.1』#5
『Animal Man Vol.1』#6
『Animal Man Vol.1』#7
『Animal Man Vol.1』#8
『Animal Man Vol.1』#9
『Secret Origins Vol.2』#39
『Animal Man Vol.1』#10~#12
『Animal Man Vol.1』#13
『Animal Man Vol.1』#14
『Animal Man Vol.1』#15
『Animal Man Vol.1』#16
『Animal Man Vol.1』#17
『Animal Man Vol.1』#18~#19
『Animal Man Vol.1』#20~#21
『Animal Man Vol.1』#22~#24
『Animal Man Vol.1』#25~#26




『Animal Man Vol.1』#1~#4



【物語】

『クライシス』の戦いの後、ヒーロー活動を中断していたバディ・ベイカーは『ジャスティス・リーグ・インターナショナル/JLI』の存在を知って、
アニマルマンとして活動を再開する。
さっそく『STARラボ』から依頼を受けたアニマルマンは調査を開始するが、謎のネズミ人間に襲われ重傷を負ってしまう。



【登場人物】

  • アニマルマン(バディ・ベイカー)

周囲の動物の力を再現して戦うヒーロー。『クライシス』の戦いの後、ヒーローを引退し本来のスタントマンとして生計を立てていたが、
ヒーローチーム『JLI』の存在を知ってアニマルマンとしての活動を再開することに決めた。コスチュームの上にジャケットを着るようになった。
家族や友人の力を借りて能力の勘を取り戻し宣伝を終えると、すぐに『STARラボ』のMyersから怪事件の調査を依頼される。
犬の嗅覚を活かして犯人の行方を追うが、ネズミ人間に襲われ右腕を奪われる重傷を負ってしまう。
しかしミミズの力を借りて腕を再生させ、ネズミ人間にされていたホームレスと共に呼んでおいた『STARラボ』に運ばれる。
そこで犯人のブワナ・ビーストとすれ違いMyersから『STARラボ』での実験の真実を教えられる。
ブワナ・ビーストに同情しながらも彼を止めるため、ブワナ・ビーストが向かった動物園に向かう。


  • ブワナ・ビースト(マイク・マックスウェル)

強靭な肉体と動物を操り融合させるヘルメットを持つヒーロー。『キリマンジャロの白き神』として知られる。
実験のために『STARラボ』にさらわれた親友の猿Djubaを救うため、彼女の薬を首にかけアメリカにやって来た。
人間の親友Rupert Kenboyaを内戦で理不尽に殺された直後のため、怒りに燃えており一般人を傷つけるなど暴走気味。
『STARラボ』に侵入しDjubaを捜すが見つからず、他の実験されていた猿を救おうとして失敗し、かく乱のためにゴキブリ人間を作り逃走した。
そのことを調査するアニマルマンをネズミ人間で時間稼ぎ再び『STARラボ』に侵入し、Djubaを救出することに成功し動物園に向かう。
しかし彼女は実験で死にかけており救うことが出来ず、悲しみと怒りから動物たちを融合させ暴れようとする。


  • Myers

『STARラボ』の研究者。エイズワクチンを猿を使って開発していたが、実験室からゴキブリ人間が現れ中では猿が生きたまま融合した物体を発見した。
その調査をスーパーマンに依頼するつもりだったが、連絡をつけられなかったためテレビで見かけたアニマルマンに依頼した。
実は彼の行っていた実験は軍事利用を目的とした殺人ウイルスの開発で、人間以外を殺さないようにするために猿を実験に使っていた。
キリマンジャロに人間に限りなく近い猿の存在を知った彼は軍に依頼しDjubaを誘拐させ実験を行っていた。
ブワナ・ビーストにDjubaをさらわれるとアニマルマンに実験の真実を明かし、このままでは感染が広がってしまうためアニマルマンに後を任せる。



≪アニマルマンの家族と友人≫

  • エレン・ベイカー

アニマルマンの妻。ストーリーボードアーティストとして家計を支えている。
夫のヒーロー復帰に最初は反対していたが、根負けし彼の特訓に協力し任務に送り出す。
その後、娘マクシーンと共に近くの森に向かうも、狩りを行っていた男たちに殺されかけ隣人に救われた。


  • マクシーン・ベイカー

アニマルマンの娘。まだ幼いが母の真似をして絵を描くことが好き。
母と共に森に行った際に男たちに襲われるが、隣人の助けを呼びに向かい事なきを得た。


  • クリフ・ベイカー

アニマルマンの息子。生意気盛りだがまだまだ素直な性格。


  • Roger Denning

アニマルマンの古くからの親友で彼が能力を手に入れた際も一緒にいた。
ハリウッドで仕事をしておりアニマルマンのマネージャーを買って出て、彼を宣伝のためにテレビに出演させる。



≪その他≫

  • Djuba

ブワナ・ビーストの親友の赤毛の猿。傷を癒す薬を首にかけている。限りなく人間に近いとされ『STARラボ』の実験対象に選ばれた。
殺人ウイルスに感染させられ死にかけていたところをブワナ・ビーストに救われるが、助からず命を落とした。


メトロポリスを守る鋼鉄の男。偶然アニマルマンを見かけ彼に話しかけた。アニマルマンのことは知らなかったが、それでもアニマルマンは喜んでいた。




『Animal Man Vol.1』#5



【物語】

1年前、狼をひき殺してから不幸に見舞われたトラック運転手は狼に復讐を試みる。そこに偶然アニマルマンが現れた。



【登場人物】

トラックの運転手。1年前にヒッチハイカーを乗せた際に狼をひき殺してから親友や母、ヒッチハイカーが立て続けに命を落としたため、
狼を悪魔だと思い復讐しようとしている。不死身の肉体を持つ狼に対しライフルや爆弾に加え、親友からもらった銀の十字架を弾丸に変え用意している。


トラック運転手に引き殺された狼の獣人。不死身の肉体を持ちどんな重傷でも苦痛を受けながらすぐに復活する。
復讐に現れた運転手を意に介さず、たまたま現れたアニマルマンにある紙を渡す。彼の正体は……。


  • アニマルマン(バディ・ベイカー)

周囲の動物の力を再現して戦うヒーロー。前回の事件を通じてベジタリアンになることを誓うも、家族に何の相談もしなかったため反感を持たれている。
妻エレンと喧嘩して家を飛び出し偶然トラック運転手と狼の戦いを目撃し、狼からある紙を渡される。




『Animal Man Vol.1』#6

1988年のイベント『インベーション!』のタイイン。



【物語】

Rogerと動物園に来ていたアニマルマンは宇宙船を発見しその場に駆け付けると、サナガー人と戦いとなる。



【登場人物】

  • アニマルマン(バディ・ベイカー)

周囲の動物の力を再現して戦うヒーロー。ベジタリアンになったことや動物愛護団体からの依頼についてRogerと話し合っていると
宇宙船を発見し急行する。そこでサナガー人に襲われサナガーのアーマーの特徴を利用して勝利するが、
Rokara Sohから『Lifebomb』の存在を教えられ止めようと奮闘する。


  • Rokara Soh

鷹ようなコスチュームに身を包んだヒーロー、ホークマンのルーツの1つであるサナガー星の戦士。
異星人連合の先制攻撃として部下1人と『Lifebomb』と共に地球に現れた。独自の価値観を持ち『Lifebomb』に価値観にあった仕掛けを施している。
部下を倒したアニマルマンを取り押さえ『Lifebomb』について教え、芸術家は芸術の完成を見届けないものとして事前に飲んでいた毒で自殺する。


  • Lifebomb

Rokara Sohが地球に仕掛けた爆弾。大災害を引き起こす場所に仕掛けられた。
事前に組み込まれたRokara Sohの人生を振り返り、もっともフラクタルに近づいた瞬間で爆発するようになっている。




『Animal Man Vol.1』#7



【物語】

『インベーション!』での戦いから自宅に戻る途中、謎のロボット軍団が街で暴れるのを発見したアニマルマンは
犯人を捜索中にビルから飛び降りようとする赤いヘルメットの男を発見する。



【登場人物】

  • アニマルマン(バディ・ベイカー)

周囲の動物の力を再現して戦うヒーロー。今回の事件を起こしたと語るRed Maskの自殺を止めようとする。


  • Red Mask

赤いヘルメットをかぶり赤いドクロマークの付いた黄色いコスチュームを着た老人。
今回の騒動を起こしたと語り、空を飛ぼうとビルから飛び降りようとしたところをアニマルマンに止められ身の上話をする。
1945年頃に隕石に触れた結果、触れた生物を死に至らしめる能力を手に入れた。
まともな人生は送れないと悟った彼はヴィランとして活動を開始し、Veilとよくコンビを組んでいた。
その後はいつからか引退していたが肺を患い病院で死ぬのは我慢できず再び事件を起こし、
最後に能力次第でヒーローになっていたかもしれないという思いを込め空を飛ぼうとしていた。


  • ロボット

Red Maskが解き放ったというロボット。Doctor Fangからポーカーで巻き取ったらしい。
街に被害を与えているが、骨董品レベルで警官の銃でも壊れてしまう。自爆機能を持つ飛行型も存在する


  • Veil

Red Maskとコンビを組んでいたというヴィラン。いつもかつらをかぶっていたらしい。
いつしか自分の目をスプーンで取り出すほどおかしくなり『アーカム・アサイラム』に入れられ、最後には灰色の影のような見た目になったという。


  • キャプテン・トライアンフ(ランス・ギャラント)

命を落とし幽霊となった双子の弟と合体し力を発揮するヒーロー。Red MaskとVeilが唯一戦ったヒーロー。




『Animal Man Vol.1』#8



【物語】

『インベーション!』での戦いの末に能力が上手く使えなくなったアニマルマンにミラーマスターが襲い掛かる。



【登場人物】

  • アニマルマン(バディ・ベイカー)

周囲の動物の力を再現して戦うヒーロー。『JLI』の派生チーム『ジャスティス・リーグ・ヨーロッパ/JLE』に参加することになったが、
『インベーション!』での戦いで使われた『Gene Bomb』の影響で能力が上手く使えなくなっている。
そのことを自宅で考えているとミラーマスターの襲撃を受ける。鏡を使った能力に翻弄されるが妻エレンの協力もあって危機を脱し逆転する。
しかし逃げ出す直前のミラーマスターによって人間鏡に変えられてしまう。


  • ミラーマスター(エバン・マッキュロッチ)

鏡を使って様々な能力を発揮する傭兵。ある組織の依頼で軍の実験を妨害し動物愛護団体に協力するアニマルマンを脅すために現れた。
その能力と光線銃で追い詰めるも、買い物から帰ったエレンに股間を蹴られ能力を解いてしまい、
エレンを傷つけたことでアニマルマンの怒りを買い家の外まで吹き飛ばされた。
仕事は十分果たしたとして逃げようとして、その直前にアニマルマンを人間鏡に変えた。


  • エレン・ベイカー

アニマルマンの妻。『JLE』に参加することになったが、能力を上手く使えなくなった夫を心配している。
買い物から帰ると家がボロボロになっていたため夫を怒るが、元凶のミラーマスターが姿を見せると彼の股間を蹴り夫のピンチを救った。




『Animal Man Vol.1』#9



【物語】

ミラーマスターの襲撃で受けた被害を直すため『JLI』のマーシャン・マンハンターがベイカー家にやって来た。
家の修理とセキュリティを設置している間、アニマルマンはマーシャン・マンハンターに能力のアドバイスを聞く。



【登場人物】

  • アニマルマン(バディ・ベイカー)

周囲の動物の力を再現して戦うヒーロー。家でペットの子猫T.C.と遊んでくつろいでいるとマーシャン・マンハンターが現れる。
能力がまだ不安定だったため、家を離れてマーシャン・マンハンターのアドバイスを聞く。


  • マーシャン・マンハンター(ジョン・ジョーンズ/ジョン・ジョンズ)

実験で地球に偶然連れてこられた火星人。様々な超能力を持つ。ミラーマスターの襲撃にあったベイカー家のために職員を連れて現れた。
アニマルマンからアドバイスを求められるが、有効な手段は思いつかなかった。
その代りに環境や動物のことについて真剣に考えているアニマルマンは『JL』に必要な存在だと語り掛ける。


  • ジェームズ・ハイウォーター

自分の存在や記憶に疑問を抱く科学者。自分の家に帰りその事実を認識しながら、まるで初めて訪れたかのように感じる。
床に置かれていた『不思議の国のアリス』を開いてみると「サイコ・パイレートに聞け」と書かれた紙を発見する。



≪アニマルマンの家族≫

  • エレン・ベイカー

アニマルマンの妻。突然現れ修繕やセキュリティ設置を行うマーシャン・マンハンターたちに困惑する。


  • マクシーン・ベイカー

アニマルマンの娘。T.C.と遊んでばかりの父に呆れていると、訪問してきたマーシャン・マンハンターに驚愕する。
父とマーシャン・マンハンターが家に帰ってくると、マーシャン・マンハンターにクリフを描いた絵を渡す。


  • クリフ・ベイカー

アニマルマンの息子。家に帰る途中、アニマルマンの息子であることをにからかわれる。
家に帰ると気恥ずかしさから裏口を使ってしまうが、セキュリティに引っ掛かってしまう。


  • T.C.

ベイカー家のペット。#1~#4でマクシーンが拾った子猫の生き残り。




『Secret Origins Vol.2』#39

DCコミックスのキャラクターのオリジンを描いた作品。マンバットのオリジンも収録された。
アニマルマンが初登場した『Strange Adventures Vol.1』#180をリメイクしている。



【物語】

家族をピクニックに連れ立って能力を確かめていたアニマルマン。そんな彼を観察する宇宙人がいた。



【登場人物】

  • アニマルマン(バディ・ベイカー)

周囲の動物の力を再現して戦うヒーロー。不安定な能力の確認のため家族と共にピクニックにやって来た。
初めて能力を手に入れたのはRogerと狩りに出かけた際に墜落した宇宙船から浴びた放射線が原因とされている。


  • 宇宙人

アニマルマンを観察する黄色い宇宙人。最近まで眠りについていたらしい。
目が覚めると最近の大きな変化でアニマルマンが自分たちが知るより若返っていることに気が付く。
さらにその大きな変化が原因でアニマルマンの能力に異変が起き死が近づきつつあるため、治療のために彼のオリジンを確かめる。




『Animal Man Vol.1』#10~#12



【物語】

アニマルマンが動物愛護団体の手助けをして家に帰ると、そこには同じく動物の力を操るビクセンが待っていた。
彼女の話を聞いている最中、謎の光に包まれたアニマルマンは気が付くと能力を取り戻しビクセンと共にアフリカにいた。
そこでビクセンの故郷を支配するHamed Aliに襲われた2人は囚われの身となってしまう。



【登場人物】

  • アニマルマン(バディ・ベイカー)

周囲の動物の力を再現して戦うヒーロー。動物愛護団体に協力して赤い狐を救い家に帰るとビクセンと出会う。
彼女とお互いの近況を話しているとビクセンを狙う敵の襲撃を受けるが、突如謎の光に包まれ体が消滅してしまう。
気が付くと新たなコスチュームに身を包み能力の安定を取り戻したうえでビクセンと共にアフリカにいた。
その状況に戸惑いながらも一夜を過ごそうとするが、Hamed Aliに襲われ牢獄に囚われてしまう。
動物の力を借りられずピンチに陥ったかに思えたが、バクテリアの力を借りて分裂し脱出することに成功する。
外に出ると神聖な地から出る謎の白い光を発見し、導かれるように神聖な地の大穴に入り自分を観察していた宇宙人と出会う。


  • ビクセン(マリ・マッケイブ)

先祖代々受け継がれる『タントゥのトーテム』の力を借りて動物の力を再現するヒーロー。一流モデルとしても知られる。
謎の透明な怪物に襲われ逃げまどっているとベイカー家にたどり着く。アニマルマンが現れお互いの近況を話し合っていると、
怪物が現れ戦闘になるが謎の光に包まれアニマルマンは姿を消し、怪物はアニマルマンを観察していた宇宙人に変化した。
直後に気が付くとアフリカにおり能力を取り戻したアニマルマンが目の前に現れる。
その後Hamed Aliに襲われ牢獄に囚われるも、アニマルマンの力で脱出し白い光に導かれ大穴に入ったアニマルマンを追う。
そこで宇宙人と出会い彼らを糾弾するが追って現れたHamed Aliの部下Tabuと戦闘になる。


  • 宇宙人

アニマルマンを観察する黄色い宇宙人。透明な怪物の姿でビクセンを追いベイカー家に現れ、謎の光でアニマルマンを消滅させる。
そして謎の空間で手術のようなものを行いアニマルマンを修復し、元の世界に送り返す。
その後、神聖な地の大穴に現れたアニマルマンを連れて奥に向かい衝撃の事実を語りだす。



≪ヴィラン≫

  • Hamed Ali

ビクセンの叔父で彼女の故郷を支配していたMustapha Maksaiを影で操っていた人物。白い毛に赤い目をした猿のような外見で永遠の命を持つとされる。
様々な神聖な地を掘り進めており周辺住民と争っている。突如現れたアニマルマンとビクセンを捕らえるも逃げられてしまう。
彼らを追おうとして白い光を目撃するも、恐れることなく進み神聖な地の大穴に乗り込む。


  • Tabu

Hamed Aliの部下。鋭い鉄爪と動物の力を宿した数多くの仮面が武器。アフリカに現れたアニマルマンとビクセンを捕らえる。
しかし牢獄から逃げられてしまい、さらに保持していた仮面のほとんどを爆弾で壊されてしまう。
そしてHamed Aliと共に神聖な地の大穴に乗り込みビクセンと戦闘になる。



≪その他≫

  • エレン・ベイカー

アニマルマンの妻。マーシャン・マンハンターで慣れたらしく突然現れたビクセンを温かくもてなす。
その後、Rogerの妻Triciaと話しながら過ごしていると怪物が現れたのに気が付き、部屋に向かうと夫が消滅するのを目撃する。
落ち着きを取り戻しTriciaと話していると、何故か自分には子供はいなかったと語り突然消滅してしまう。


  • ジェームズ・ハイウォーター

自分の存在や記憶に疑問を抱く科学者。自宅にあった紙の指示に従い『アーカム・アサイラム』を訪れロジャー・ヘイデンと面会する。
彼から牢獄に落ちていた紙を見ろと言われ手に取ると、そこにはある人物の子供の頃の話と
アニマルマンが2回目の登場を果たした『Strange Adventures Vol.1』#184の一部が描かれてあった。


  • ロジャー・ヘイデン

かつてサイコ・パイレートとして悪事を働いた男。現在は『アーカム』で治療を受け回復に向かっていたが、再びおかしな言動を見せ始めた。
面会に現れたハイウォーターにメッセージがあると言いある紙を拾わせる。


  • Roger Huntoon

数々の著作を持つ心理学者。ハイウォーターとは同窓でその縁でロジャー・ヘイデンの面会に協力する。


  • マッドハッター(ジャービス・テッチ)

不思議の国のアリスに異常な執着を見せる小男。洗脳を得意とする。『アーカム』に現れたハイウォーターに意味深な言葉を語り掛ける。




『Animal Man Vol.1』#13



【物語】

アメリカに帰る前にブワナ・ビーストと出会ったアニマルマンは、彼の後継者探しに協力する。
後継者の資格を持つものが南アフリカにいると知った2人は、差別による混乱渦巻く国へと向かう。



【登場人物】

  • アニマルマン(バディ・ベイカー)

周囲の動物の力を再現して戦うヒーロー。かつて戦ったブワナ・ビーストの後継者探しに協力する。


  • ブワナ・ビースト(マイク・マックスウェル)

強靭な肉体と動物を操り融合させるヘルメットを持つヒーロー。『キリマンジャロの白き神』として知られる。
アニマルマンとの戦いの後、旅を通じて悲しみを乗り越えブワナ・ビーストの座を後継者に譲ることを決めた。
アニマルマンがアフリカにいると知って後継者探しに協力してもらう。儀式によって後継者が南アフリカにいることを知り向かう。
牢獄に囚われていた後継者のマンダウェを救いその座を譲ろうとするが、社会との向き合い方を巡って対立してしまう。


  • ドミニク・マンダウェ

ブワナ・ビーストの後継者に選ばれたアフリカ系男性。南アフリカで行われているアフリカ系への残虐な行為を世界に伝えるため、
その瞬間をとらえた写真を国外に出そうとしていたが、そのことをよく思わない者たちに暴行され捕らわれてしまう。
拷問の末に自殺に見せかけ殺されかけるが、アニマルマンたちに救われブワナ・ビーストの座を譲られる。
しかし差別を受けそして見てきた境遇から政治的に公平であることを求めるマックスウェルに反抗し、その力を差別に苦しむ人々のために使おうとする。




『Animal Man Vol.1』#14



【物語】

普段通りのベイカー家に謎の人物の影がちらつく。果たしてその正体は。



【登場人物】

  • エレン・ベイカー

アニマルマンの妻。ベイカー家の周りに現れる謎の人物に警戒し、アフリカにいるアニマルマンに早く帰るよう連絡を取る。


  • マクシーン・ベイカー

アニマルマンの娘。ペットのT.C.と遊んでいると自分を知り涙を流す謎の人物に話しかけられる。
エレンがそのことに気付くと謎の人物は姿を消してしまうが、マクシーンは彼を父だと思っていた。


  • クリフ・ベイカー

アニマルマンの息子。友達とウィジャボードで遊ぶこととなったが、「クリフ 9 27」というメッセージが完成した途端、
飲み物を入れたコップが割れるという怪現象が起きる。


  • ジェームズ・ハイウォーター

自分の存在や記憶に疑問を抱く科学者。『アーカム』で見つけた紙に従いアニマルマンの行方を捜している。
謎の人物の出る夢を見たり、自分がいるホテルにいる理由が分からないなど状況は好転していない。




『Animal Man Vol.1』#15



【物語】

海洋冒険隊シーデビルズのリーダー、デーン・ドーランスにカナダまで呼ばれたアニマルマンは違法なイルカ漁を止める手伝いする。



【登場人物】

  • アニマルマン(バディ・ベイカー)

周囲の動物の力を再現して戦うヒーロー。旧友ドーランスの頼みでイルカを救う戦いに参加する。


  • デーン・ドーランス

海洋冒険隊シーデビルズのリーダー。アニマルマンとは『フォーゴットン・ヒーローズ』で一緒に戦った間柄。
昔から不必要でただ楽しみだけのために行っているイルカ漁を止めるため、カナダに向かいアニマルマンとドルフィンの協力を求めた。
アニマルマンに海洋生物の重要さを説く。


  • ドルフィン

水の中を自由に動き水中生物とコミュニケーションが取れる美女。アニマルマンとは『フォーゴットン・ヒーローズ』で一緒に戦った間柄。
ドーランスに誘われイルカを救う戦いに協力する。


  • Ongur Nielsen

子供の頃から違法なイルカ漁に参加している男。住民の中でも最も危険な人物で知られている。


  • イルカ

高い知性を持つともいわれる海洋生物。本作には彼ら目線で語られるシーンが挿入されている。




『Animal Man Vol.1』#16



【物語】

エレンの本が出版されることに決まり、そのお祝いとしてパリに行くことを決めたアニマルマン。
しかしパリでは時間が止まり恐竜が現れるという奇妙な現象が起きていた。



【登場人物】

  • アニマルマン(バディ・ベイカー)

周囲の動物の力を再現して戦うヒーロー。エレンのお祝いのために『JLE』のテレポート装置を使いパリに向かう。
2人でデートを楽しんでいたが、街に現れた恐竜を発見し『JLE』のメンバーと共に事件の対処に当たる。
墓地で事件の元凶タイム・コマンダーを発見すると、『JLE』は彼を倒そうとするがアニマルマンは彼のしていることを評価し説得を試みる。


  • タイム・コマンダー(ジョン・スター)

時間を操る砂時計を使う犯罪者。グリーンランタンと戦って逮捕され刑務所で精神に異常をきたした。
砂時計が時間に異常をもたらしていることに気付き、それをコントロールして世界を変えようとしている。
墓地で砂時計の力で死者と遺族を引き合わせていると『JLE』が現れ戦闘となる。時間を操ってヒーローを翻弄する。


  • ジャスティス・リーグ・ヨーロッパ/JLE

『JLI』の派生チーム。その名の通りヨーロッパの平和を守っている。
今回登場するメンバーは
変幻自在の体と優れた探偵能力を持つエロンゲイテッドマン(ラルフ・ディブニー)
ラルフの妻で一般人でありながらチームに選ばれたスー・ディブニー
様々な物質に体を変化させることができるメタモルフォ(レックス・メイソン)
ソ連が開発したパワードスーツを操るロケットレッド(ドミトリー・プーシキン)


パリにやって来たベイカー夫婦を温かく出迎え、タイム・コマンダーの対処に当たる。


  • エレン・ベイカー

アニマルマンの妻。自分の作品が出版されることに決まり、そのお祝いとして夫にパリに連れて行ってもらう。
夫がアフリカに行っている間の記憶は曖昧。川沿いでデートを楽しんでいると恐竜が現れ夫を送り出す。




『Animal Man Vol.1』#17



【物語】

動物愛護団体に協力して実験材料にされていた猿を救出したアニマルマンだったが、証拠隠滅で起こした火事で消防士が怪我を負ったことを知る。
エレンからそのことを知らされたアニマルマンはRogerに呼ばれ思い出の地に向かう。



【登場人物】

  • アニマルマン(バディ・ベイカー)

周囲の動物の力を再現して戦うヒーロー。猿を救出するも無関係な人を傷つけたショックからヒーロー引退を決意し、
Rogerに全ての思いを語り最後のテレビでの討論会に臨む。


  • エレン・ベイカー

アニマルマンの妻。家に帰って来た夫に彼が参加した活動で消防士が傷を負ったこと、活動を共にした団体が危険だったこと
そしてRogerが会いたがっていることを伝える。


  • Roger Denning

アニマルマンの古くからの親友で彼のマネージャー。今回の騒動を受けアニマルマンが能力を得た地で彼に思い出話をして
マネージャーを辞めることを宣言する。


  • クリフ・ベイカー

アニマルマンの息子。ハンバーガーを食べているところを父に見つかり自然の重要さを教えられる。


  • ミラーマスター(エバン・マッキュロッチ)

鏡を使って様々な能力を発揮する傭兵。謎の暗殺者の接触を受けアニマルマンの家の見取り図を求められるが、拒否し相手をある場所に閉じ込める。


  • ジェームズ・ハイウォーター

自分の存在や記憶に疑問を抱く科学者。アニマルマンの家に車を走らせるが、腕がスケッチの様になるなど状況が悪化している。




『Animal Man Vol.1』#18~#19



【物語】

ハイウォーターの訪問を受けたアニマルマンは何かを感じ、ハイウォーターと共に彼の地図に記されたアリゾナに向かう。
そこで見つけたペヨーテを食べた2人は幻覚と共に真実に近づいていく。



【登場人物】

  • アニマルマン(バディ・ベイカー)

周囲の動物の力を再現して戦うヒーロー。家に現れたハイウォーターを助けるためそして最近の不可思議な出来事を解決するためアリゾナに向かう。
高台に上り2人で話し合った後、決心してペヨーテを食べると宇宙や原子構造といった様々な幻覚を目撃する。
その中で自分の能力が形態形成場とつながることで発揮されていたことと第2の『クライシス』が近づいていることに気付く。
そしてさらに幻覚は続き更なる真実が明かされていく。


  • ジェームズ・ハイウォーター

自分の存在や記憶に疑問を抱く科学者。アニマルマンの家にたどり着き、なぜ自分がここまで来たのかを説明する。
そして『アーカム』で手に入れた紙を見せようとしたが、そこにはアリゾナの地図が描かれていたためアニマルマンと共に向かう。
高台でアニマルマンと共にペヨーテを食べると同じ幻覚を見て、アニマルマンに形態形成場についての解説などをする。
そして自らのトーテムとされる鷲を目撃する。


  • Foxy

幻覚の中で現れた赤毛の狐。アニマルマンとハイウォーターに真実を見せると言って導いていく。


  • エレン・ベイカー、クリフ・ベイカー、マクシーン・ベイカー

アニマルマンの家族。アニマルマンを送り出すが、マクシーンは不安を感じていた。




『Animal Man Vol.1』#20~#21



【物語】

アリゾナから帰って来たアニマルマンを待っていたのは家族の死体だった。
友人たちの慰めもむなしく感じ絶望するアニマルマンだったが、ミラーマスターから復讐のチャンスを与えられる。



【登場人物】

  • アニマルマン(バディ・ベイカー)

あらゆる動物の力を再現して戦うヒーロー。家族の死を前に全てを投げ出しかけるが、ミラーマスターの誘いに乗り復讐に動き出す。
コスチュームを若い頃パンクにはまっていた時に来ていた皮製の服に変え、身も心も獣となって復讐に臨む。
ミラーマスターと協力しながら能力を駆使して復讐を成し遂げ、最後に実行犯との決着に挑む。


  • ミラーマスター(エバン・マッキュロッチ)

鏡を使って様々な能力を発揮する傭兵。一度はある組織の命令でアニマルマンを襲うも殺しを断り任務から外されたため、
その復讐と組織から金を奪うためにアニマルマンに協力する。


  • Lennox/The Owl/The White Owl

アニマルマンの家族を殺した犯人。複数の名を持ち本名は不明。プロを自称し凄腕の持ち主だが、ヒーローとは事を構えたくない一面を持つ。
任務を終えすぐに国外に行こうとするがなかなか手筈が整わずにいると、雇い主たちがアニマルマンに殺されていく。
たまたま最後の1人が殺される現場に居合わせてしまい、『Bug-Man』と呼ばれるアーマーを身に着けアニマルマンと戦う。


  • Mr. Brumley/Mr. Elson/Mr. Shaver

アニマルマンを殺すよう命令した組織のトップたち。動物愛護団体に協力していたアニマルマンを脅すために彼の家族を皆殺しにした。
ヒーローであるアニマルマンは復讐しない思っているが、念のために『Bug-Man』というパワードアーマーを用意していた。
次々にアニマルマンの餌食となり、最後に本部にいたMr. Brumleyが狙われミラーマスターに小切手を書かされた上で殺された。


  • Denning夫妻、Weidemeir夫妻、ビクセン(マリ・マッケイブ)、フリーダム・ビースト(ドミニク・マンダウェ)、マイク・マックスウェル、マーシャン・マンハンター(ジョン・ジョーンズ/ジョン・ジョンズ)、JLEメンバー

アニマルマンの友人たち。アニマルマンを元気づけようとしたり葬儀に参加するが力にはなれなかった。


  • ロジャー・ヘイデン

かつてサイコ・パイレートとして悪事を働いた男。症状が悪化し「彼らが帰ってくる」と連呼している。




『Animal Man Vol.1』#22~#24



【物語】

家族を取り戻すためリップ・ハンターからタイムマシンを借りたアニマルマン。
さっそく過去に戻り家族と出会うも、そこに待っていたのは何の干渉もできないという現実だった。
一方、『アーカム』ではサイコ・パイレートが消滅したキャラクターを記憶から復活させ復讐に乗り出していた。



【登場人物】

  • アニマルマン(バディ・ベイカー)

あらゆる動物の力を再現して戦うヒーロー。リップ・ハンターから借りたタイムマシンで過去に向かう。
しかし現実に干渉するためのルールが分からなかったため何もできず、時折現れていた謎の人物が自分だと分かっただけだった。
そして徐々にタイムマシンが重くなり、突然自分の少年時代まで戻るとさらに重くなっていき気力も失ってしまう。
するとファントム・ストレンジャーが現れ永遠の命を持つ者たちの会合に誘われる。
彼らとの対話を通じて生きる者としてすべきことに気が付き、現代に戻って『アーカム』の異変とオーバーマンに立ち向かう。



≪ヴィラン≫

  • サイコ・パイレート(ロジャー・ヘイデン)

魔力を込められたメデューサ・マスクの力で他人の感情を操る力を得たヴィラン。
『アーカム』で自らの記憶からあふれ出た『クライシス』で消滅した世界のキャラクターたちと共に現実世界への復讐を目論む。
キャラクターが増えるたびに自らの存在が薄まっても気にしなかったが、世界を崩壊させようとするオーバーマンの出現に困惑する。


  • オーバーマン

サイコ・パイレートの記憶から現れたとある世界のスーパーマン。政府の実験で誕生し彼の世界のヒーローは彼の細胞から生まれている。
ある日ウイルスに感染し気が狂ってしまい、あらゆる生物を皆殺しにして世界を壊滅させた。
最後に『Doomsday Bomb』で自殺しようとしたところをサイコ・パイレートの記憶から現れ、『Doomsday Bomb』を使って世界と共に自殺しようとする。



≪その他≫

  • サイコ・パイレートの記憶から現れたキャラクター

『クライシス』で消滅した世界の人物たち。『Earth-One』の忘れ去られたキャラクターから
『Earth-Two』や『Earth-Three』の消滅してしまったキャラクター、本作のために生み出されたキャラクターなど様々いる。
突然復活し状況が理解できず困惑する。


  • ファントム・ストレンジャー、イモータルマン、ジェイソン・ブラッド

永遠の命を持つ者たち。度々会合を開いており、偶然見つけたアニマルマンをその会合に招いた。
家族の死に悩む彼に対して永遠の命を持つ者たちの価値観で教えを説く。


  • ジェームズ・ハイウォーター、宇宙人

アニマルマンと奇妙な体験を共有してきた人物たち。サイコ・パイレートによって異変が起きる『アーカム』に侵入し、
事態を見守りながらアニマルマンの到着を待つ。


  • ジョン・スター

時間を操る砂時計を使う犯罪者タイム・コマンダーだった男。現在は捕まり治療を受けている。
アニマルマンから過去へと戻る協力を求められるが、砂時計が壊れてしまったため断った。


  • リップ・ハンター

時間連続体を守る監視者。アニマルマンとは『フォーゴットン・ヒーローズ』で一緒に戦ったはずだが何故か覚えていない。
過去へと戻りたいアニマルマンの申し出を一度は断るが、彼から脅迫めいた発言と敵の基地を探っているだけと言われタイムマシンを貸す。


  • エレン・ベイカー、クリフ・ベイカー、マクシーン・ベイカー

アニマルマンの家族。#8、#9、#14の頃の彼らとアニマルマンは接触していたが気付いてもらえなかった。


  • ジョナサン・クレーン

恐怖に心を奪われた元心理学者でスケアクロウとして活動している。『アーカム』の独房から騒ぎを知って、
サイコ・パイレートに自分を出すように求めるが拒否される。




『Animal Man Vol.1』#25~#26



【物語】

宇宙人の導きで忘れられたキャラクターが暮らす『Comic Book Limbo』にたどり着いたアニマルマンは、
家族を不幸にする物語を書いた張本人を探し求めさすらい続ける。
そして物語が終わりを迎える時、全ての元凶デウス・エクス・マキナがアニマルマンの前に現れる。



【登場人物】

  • アニマルマン(バディ・ベイカー)

あらゆる動物の力を再現して戦うヒーロー。コスチュームを以前のものに戻している。
『アーカム』での騒動で自分がコミックのキャラクターでしかないことを悟り、
宇宙人に家族を不幸に巻き込んだ物語を書いた人物を尋ねたところ『Comic Book Limbo』への扉が開かれる。
一番最初に出会ったメリーマンから物語を書く猿を『The City of Formation』に連れて行けば何かが起こるかもしれないと言われそれを実行する。
長い旅の末にたどり着いたのは自宅に過ぎず、中にはペットたちが息絶えていただけだった。
全てに虚しさを感じながらも猿の握っていたスクリプトに従い歩みを進め、ある家を尋ねるとこの物語の作者が顔を出す。


  • グラント・モリソン

『Animal Man Vol.1』#1~#26までのライターを担当していた作者本人。アニマルマンを自分の家まで導き全てを明かす。



≪Comic Book Limbo≫

読者からもクリエイターからも忘れ去られたキャラクターたちがたどり着く世界。アニマルマンやブワナ・ビーストも過去にはこの世界にいたらしい。
一度外に出るとこの世界のことは忘れてしまう。


  • メリーマン

ヒーロー落第者たちが結成したチーム『インフェリアー・ファイブ』のリーダー。
『Comic Book Limbo』に現れたアニマルマンと最初に出会い、彼にこの世界について教え手助けする。
物語の作者を探し求めるアニマルマンに物語を書く猿と『The City of Formation』の伝説を教え送り出す。


丘の上でタイプライターで物語を書き続ける猿。『Animal Man Vol.1』#25を書き上げるとともに瀕死の状態となってしまう。
『The City of Formation』に連れて行けば何かが起きるとされ、アニマルマンと旅をするがそれも作者の気まぐれに過ぎなかった。


  • Green Team

『1st Issue Special』#2に初登場したキャラクター。様々な服装をした少年4人組。
猿を捜しに集落に現れたアニマルマンに金を差し出し、外の世界に出すよう求める。


  • Space Canine Patrol Agents

『Superboy Vol.1』#131に初登場したキャラクター。人間並みの知性を持った宇宙で戦う動物たち。
集落に現れたアニマルマンの前で普通の動物の様に戯れていた。メリーマンは決して復活しないと思っているが、作者は大事に思っている。


  • Gay Ghost(Keith Everet)

『Sensation Comics』#1に初登場したキャラクター。中世の騎士のような姿をしている。
メリーマンに猿のことを教える。アニマルマンは彼の名前を聞いて驚いていた。


  • Jason Grant

『Showcase』#88に初登場したキャラクター。ギターと共にバイクで旅をしている。
『The City of Formation』を目指すアニマルマンと出会い、妹を捜していることを伝える。


  • レッドビー(リチャード・ラーレイ)

『All-Star Squadron』#33に初登場したキャラクター。訓練した蜂で戦う地方検事補。
『The City of Formation』を目指すアニマルマンと出会い、寒そうな姿を見た彼からジャケットをもらうが、彼の姿が見えなくなると馬鹿にする。


  • ミスター・フリーズ(ビクター・フリーズ)

『Batman Vol.1』#121に初登場したキャラクター。低温下でしか生きられず特殊なスーツに身を包み冷凍銃を操る科学者。
『The City of Formation』を目指すアニマルマンと出会い、家族の写真をもらう代わりに道を教える。
デザインはミスター・ゼロと呼ばれていたころのもの。


  • ナイトマスター(ジム・ルーク)

『Showcase』#82に初登場したキャラクター。異世界マイラの戦士の子孫であるバンドのボーカル。
『The City of Formation』を目指すアニマルマンと出会い、道の先にあるのは街ではなく家が一軒だけと教える。




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  • この項目を見てアニマルマンを読んだけど泣いてしまった…ありがとう…本当にありがとう… -- 名無しさん (2019-05-05 10:58:57)

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