烏丸蓮耶

ページ名:烏丸蓮耶

登録日:2017/12/23 Sat 12:08:40
更新日:2024/02/16 Fri 13:10:31NEW!
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名探偵コナン 名探偵コナン登場人物項目 烏丸蓮耶 黄昏の館 大富豪 長寿 カラス ネタバレ項目 紋章 資産家 集められた名探偵! 工藤新一vs怪盗キッド



烏丸からすま蓮耶れんや』とは、『名探偵コナン』第30巻『集められた名探偵! 工藤新一vs怪盗キッド』の登場人物。



【人物】


本編から約半世紀前に謎の死を遂げた大富豪。享年99歳。
長く伸びた髪と鷲鼻が特徴で、肥満体型で杖をついている。しかしシルエットでしか登場していないので素顔は不明である。
カラスらしき鳥をペットとして飼っていたようで、イメージの中ではその鳥を左肩に乗せていた。
ちなみにトレードマークであるカラスは自身の紋章にもなっている。


生前は鈴木財閥をも上回る世界屈指の大富豪。莫大な量の財産を所有する名の知れた大資産家で世界的な日本最大財閥・烏丸家の2代目当主。烏丸グループの創設者・会長でもあり、かつては日本の政官財と経済界に多大な影響を及ぼしていた*1
人里離れた山奥*2には全て彼の特注で作らせた「黄昏の館」と呼ばれる別荘を所有していた。
この別荘にあるものは、扉、床、手すりだけでなく、チェスの駒からトランプ、
食器にいたるまで全て彼の特注品であり、そのどれもに烏丸家のカラスをあしらった家紋のような紋章が刻まれている。


彼の死後は烏丸家は衰退の道を辿り、前述の黄昏の館も人手に渡ってしまっている。



【黄昏の館の惨劇】


今から40年前に起こったとされる事件。
まだ美しさを保っていた黄昏の館に財界の著名人が集まり、「烏丸蓮耶を偲ぶ会」という集会が開かれる。
だがその実態は烏丸が生前に収集していた美術品のオークションであり、その品数が300点を超えていたためオークションは3日間行われる予定だった。
だが2日目の夜。館にずぶ濡れの2人の男がやってきて主催者に「嵐が過ぎるまでここに居させてくれ」と訴える。


主催者は最初は彼らを入れるのを渋っていたが、彼らから1枚の葉を渡され、それをタバコのようにして吸った途端態度を翻して彼らを館に受け入れる。
男たちが渡したのはマリファナらしき薬物で、他の客たちも彼らに勧められてそれを吸い、ものの数分で館内にその葉の煙が充満した。
そのうちに招待客が奇行に走るようになり、やがて客同士で美術品を奪い合い、名刀や宝剣で殺し合いをするようになる。


死者8人と十数名の昏睡者が出る惨事となるが、惨劇をもたらした2人の男は、夜が明ける頃には美術品と共に忽然と姿を消していた。
日本史上稀に見ぬ惨事であったが、その客の中に政界に名の利く名士かその一族がいたため、この惨事は世間に知られる事なく闇に葬られた。






【以下『集められた名探偵! 工藤新一vs怪盗キッド』のネタバレに触れているので注意!】












世間では99歳で他界したと知られていたが実際はそれ以上に長生きしていたようで、40年前の時点で100歳を越えていたらしい。
彼が所有していた黄昏の館は彼が母親から受け継いだものであったが、
以前にその館に財宝が隠されている手がかりを掴んでいたので、死期を悟った彼は自分の命が尽きる前にその財宝を一目見たいと思うようになる。


そこで大勢の学者を招いて館の調査を依頼するが、その学者達がなかなか成果を挙げられなかったため、見せしめとして1人ずつ学者達を館内で殺害し始めた。
それから20年の間に烏丸は死去。黄昏の館は中に財宝を残したまま人手に渡る事となった。


だが実は、惨殺された学者の1人は宝の隠し場所を示す暗号を見つけていた。
しかし宝を見つけても烏丸は自分の事を殺すつもりである事に気づいていたので、その暗号と館で発生している惨劇の事を家族に宛てた手紙に密かに記していた。
その事に気づいた家族がある人物にそれを漏らした事で、再び黄昏の館で惨劇が起きる事となった(詳細は『集められた名探偵! 工藤新一vs怪盗キッド』の項目を参照)。


ちなみに館内に残されていた血痕は烏丸に殺された学者達のもので、40年前に起きたとされるオークション会場の惨劇は、今回の事件の犯人が暗号を元に作った作り話である。
また彼が探し求めていた財宝の正体は、当初は純金で出来ている掛け時計の事かと思われたが、
それは本当の財宝を出現させるスイッチに過ぎず、後に館の外壁が剥がれて館そのものが純金で出来ている事が発覚した事で、それが真の財宝だと判明した。


この館の通称である「黄昏の館」とは、夕暮れ時の金色のような輝きを放つ「黄金の館」を意味していたのである。
なお、この館は既に人の手に渡っており、その所有者も事件で殺害されているため、現在この館が誰のものになっているかは不明である。




追記・修正は100歳以上生きてからお願いします。



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……え? なんでこんなモブキャラの項目があるのかって?
それは彼についてある噂が囁かれているからである。







ここから先は閲覧注意だ。

























事件の元凶となったものの、既に他界している上にほぼモブキャラ同然の扱いであるため、正直ファンの印象に残りづらい人物であった。
だが、名前に含まれる「烏(カラス)」から黒の組織のイメージカラーの「黒」が連想できる事と、
組織の#969#6261というメールアドレスのプッシュ音が童謡『七つの子』に聞こえる事*3
71歳の幹部であるピスコが「長年仕えた」と語った事、そして彼の死亡した時期が組織が極秘プロジェクトを開始した「半世紀前」という時期と重なっている事から、
組織のトップである「あの方」が烏丸ではないかと考えるファンが出てくるようになる。


原作者の青山氏も「(53巻までに)あの方の名前は既に作中に出ている」と発言しており、
その発言とも矛盾しない事から、阿笠博士工藤優作ジェイムズ・ブラックらと共にあの方候補としてよく挙がっていた。
ちなみに阿笠、優作、ジェイムズは後に作者の発言によってあの方候補から脱落している。





追記・修正はカラスの紋章を持つものにお願いします。


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*1 作者の回答より。
*2 アニメ版にて、静岡県にある奥野ダムから2kmほど離れた長野県松本市稲香村にある事が判明。
*3 コナンの「あのカラスの軍団」、宮野明美の「カラスのような黒い服」といったように、作中でも黒の組織は何かとカラスに形容される場面があった。また、黒の組織がメインとなる長編ではカラスのカットが入る事が度々あった。

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