聖槍騎士団ロンギヌス13(ペルソナ2シリーズ)

ページ名:聖槍騎士団ロンギヌス13_ペルソナ2シリーズ_

登録日:2017/07/02 Sun 21:06:21
更新日:2024/02/06 Tue 13:52:33NEW!
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ペルソナ ペルソナ2 ロンギヌスの槍 x-2 x-0 聖槍十三騎士団 パワードスーツ ロボット ドイツ ナチス ラストバタリオン 陸上自衛隊 海上自衛隊 聖槍 妖刀 兵器 愚か者、ここは戦場だ! x-1 聖槍騎士団 ロンギヌス13 ロンギヌスコピー ムラマサコピー



愚か者、ここは戦場だ! 愚か者、ここは戦場だ! 愚か者、ここは戦場だ!


愚か者、ここは戦場だ! 愚か者、ここは戦場だ! 愚か者、ここは戦場だ!


愚か者、ここは戦場だ! 愚か者、ここは戦場だ! 愚か者、ここは戦場だ!


愚か者、ここは戦場だ! 愚か者、ここは戦場だ! 愚か者、ここは戦場だ!


愚か者、ここは戦場だ!


《ロンギヌス13》

聖槍騎士団ロンギヌス13とは、ペルソナ2罪の中盤~終盤に登場する中ボス。
ヒトラーフューラー率いるラスト・バタリオンの精鋭部隊であり、航空機を模した黒いパワードスーツ「ヒンメル・フォイアー」に身を包んだ13名で構成されている。なお、隊長機のみカラーリングは白い。


量産型のロボットという訳ではなく一体ずつそれぞれ個性が異なっており、中には女性も2名存在する。
コンタクトの対応は全員同じだが、中には明らかに変な口調の奴もいる。


折り畳み式の翼と背部のプロペラによって飛行が可能な他、MG34機関銃や聖槍ロンギヌスの複製品・ロンギヌスコピーを装備しており、この槍によってペルソナ使いの能力を封じることができる。
他にも集音マイクやペルソナセンサーなるハイテク品も装備している。という設定


どの機体も物理防御が高く、ロンギヌスコピーでペルソナを一定ターン無力化してくる上、槍から放つ電撃ガイスティブブリッツで感電させてきたりと非常に厄介な攻撃ばかり使ってくる。
しかも初戦以外はかならず三体以上のロンギヌス13を同時に相手にすることになる上、弱点もそれぞれ異なるのでかなり手強い。


隊員同士はそれぞれエルフ、ツヴェルフなどドイツ語の数字で呼び合うのが特徴。



◆ロンギヌス11~13


「ヌッフッヒ~! 一人で私と戦う気か小僧? その蛮勇だけは褒めてやるぞ、小僧!」
「まるで生娘のような慌てぶりだな。戦場で女に戻るとは情けない!」
「私の相手は子猿二匹か。つまらん……」


最初に戦うことになるロンギヌス部隊。蝸牛山頂上の遺跡、カラコルの入口で登場する。
部下の兵らと共に仮面党員を排除して本隊を遺跡内部へと進入させ、そのまま入口にて陣取っている。


この時は仲間が各自分散して一体ずつ相手をすることになり、栄吉or舞耶と組むと11(エルフ)、ゆきのorギンコと組めば12(ツヴェルフ)を相手にする。
ちなみに達哉が一人で戦う場合は13(ドライツェーン)とのガチンコ勝負となるが、13の弱点属性が炎なのでヴォルカヌス・改がいればぶっちゃけ楽勝。



◆ロンギヌス8~10


「未練だな…壊れたマリオネッテに用はない」
「クックック…今頃、生を望むか? 虫の分際でかつて見た夢が忘れられぬか」
「ふん、星を掴むなど笑止千万! 地を這う虫は土に返るのが道理よ!」


カラコル内部の中央橋にて登場。仮面党幹部のレイディ・スコルピオンこと吉栄杏奈を三対一でリンチしており、あわや殺されかける所で主人公一行が到着して戦闘になる。
未練を引きずる杏奈の内心や、ゆきのが慕っていたカメラマン、藤井俊介の最期の言葉を言い当てるなど、知りえないはずの事を何故か知っている素振りを見せるが、藤井の死を嘲笑われたことにブチキレたゆきの姐さんの手で蹴散らされる結果となった。合掌。


今回は三体を一度に相手にする上、使ってくる魔法の種類も13~11より多彩になっている。ここからが聖槍騎士団戦の本番と言っていいだろう。
しかし、ロンギヌス8~10との戦闘のみ選択肢によって完全回避が可能になる為、こんな所でこいつらと戦ったっけ…?となる人もいる。


ちなみに、カラコル入口にゆきのを置いてきた場合はシャドウゆきのと杏奈の二人によって返り討ちに遭っておられます。もう一度、合掌。



◆ロンギヌス5~7


「哀れ…何も知らずに踊り続けた人形が来たぞ」
「花はいずれ枯れるもの…儚きものと星を天秤にかけていいものか?」
「愚かな…ならば、その花もろとも枯れ果てよ!」


宝瓶宮の神殿最深部にて登場。
他の神殿は全て新たな仮面党幹部となった主人公一行のシャドウがボスを務めているため、正直存在が浮いているのだが、そのことに引け目を見せるどころか自分たちから言及してくる。


「本来、ここにいるべきは誰だったのだろうな? マリオネッテよ……」


主人公一行に加わった淳が全ての記憶を思い出していないことを終始嘲笑うなど、ここでも馬鹿にした態度を隠さない。
とは言っても、戦力的には10~8と大して変わらないのもあって印象はやや薄いかもしれない。



◆ロンギヌス1~4

「大層な自信だな、若き獅子よ。時として若者は己が全能感に酔い、過ちを犯す。今がその時としれい!」


シバルバー内部にて戦う最後のロンギヌス部隊。ここでは隊長機である1(アインス)が登場し、四体もの団員を相手にすることになる。
戦闘開始直前の舞耶とのやりとりで選んだ選択肢によってロンギヌス達の強さが変化し、素直に答えると通常通りだが、ネガティブな答えを返すと思考が現実になる迷宮「シバルバー」の力によって強化されてしまう。


戦闘勝利後、アインスは淳の母親は今頃どこにいるのかと嘲った捨て台詞を残していった。


何も知らずに……


《Xシリーズ》


「………………………………(無言)」


ペルソナ2罰に登場する中ボス。
秘密結社、新世塾の幹部・菅原陸将が開発させた対悪魔・ペルソナ用の兵器。「人型戦車」と銘打たれているが、実質的には自律駆動のロボットである。
罪の世界をトレースするかのように、「向こう側」の聖槍騎士団を模して造られた。


駆動系を制御するための動力として人体から脊髄などの組織が移植されているというかなり非人道的な兵器。*1
ロンギヌス13と違って完全な量産型のロボットであり、一切の個性がない。コンタクトをしても無言である。
基本は自律駆動だが、パワードスーツのように人が乗って操縦することも可能であり、実際に達哉が一機を拝借して乗り込んでいた。


ロンギヌスの槍と同様にペルソナの能力を封じる「妖刀・村正」の複製品であるムラマサコピーを装備しており、こちらも同様にペルソナ能力を封じにかかってくる。
ちなみに、妖刀村正のオリジナルは新世塾の筆頭、須藤竜蔵が持っているものがそれと思われる*2


新世塾は陸上自衛隊の第15師団*3と海上自衛隊の一部を掌握しており、それぞれの所属ごとに機体の特性が異なるのも特徴。
航空自衛隊も掌握していればロンギヌス13同様に空を飛ぶロボットが出てきたかもしれない。



◆X-1
陸上自衛隊所属の陸戦用人型戦車。戦車というよりは装甲車に近い外見をしている。
上記のムラマサコピーの他、背部の81ミリ迫撃砲ともう片腕のM249ミニミ機関銃を主武装としており、高い火力で容赦なく攻め立ててくる。
ロンギヌス13と比べると物理、魔法防御共に非常に高く硬いのが特徴で弱点の電撃属性以外はまともなダメージが通らない。
ただし、ロンギヌス13と違って魔法は使わないために物理に耐性があるペルソナがいると楽。


ちなみにムラマサコピーはロンギヌスコピーと違ってダメージがあるため、ロンギヌス13戦と同じ感覚で戦っていると意外な所で痛い目に遭う。


最初の登場は、これまで新世塾の手足として働いていた台湾マフィアを用済みとして処分するべく、天誅軍と共に廃工場に送り込まれた一機。
新世塾の存在と脅威を宣伝する役目を果たして同じく用済みとなった舞耶達の排除をも併せて目論んでおり、パオフゥの盗聴を逆利用して彼らを廃工場に誘き寄せた。
最終的に舞耶達に返り討ちにはされたが、パオフゥの仇である云豹(ユンパオ)を始めとした台湾マフィアの殲滅任務は完遂した。


新世塾の本拠地である豪華客船(に偽装した駆逐艦)、日輪丸のヘリポートでも四機が登場。一機は達哉が引き受けてくれるが、残る三機と同時に戦うことになる。四機とも達哉1人で倒せるんじゃないかなとか言ってはいけない
電撃属性の合体魔法や全体魔法があればまとめて片づけられるのでムラマサコピーに気を付けて同時撃破を試みたい。



◆X-2
海上自衛隊所属の水陸両用兵器。潜水艦のような外見をしており、水中を潜航することが可能。
ムラマサコピーはもちろん、ガトリングガンのJM61に対空ミサイルのシースパローが装備されている。
ただ、武装としてはロンギヌス13はおろかX-1の機関銃よりもガトリングガンの方が威力が高いはずなのだが、何故かX-2の火力はX-1を下回っている。


他にも、水陸両用機能を持たせるために装甲が若干甘くなっているのかX-1よりも耐久力や防御力が少し落ちてしまっており、総じて汎用性の代償に戦闘力が下がってしまっていると言える。


海底遺跡にて五機が神取鷹久と石神千鶴の護衛として同行している他、達哉が遺跡に侵入する際に一機を拝借して搭乗していた。
達哉が乗っていたものと敵側の一機は相討ちになり*4、残る四機は南条ルートの場合は神取鷹久と共に5vs5で戦うことになる。


X-1同様にタフな上に数も多いだけならまだしも、実質神取との二連戦になるので滅茶苦茶苦労するボス戦である。


ちなみにエリールートの場合は達哉が一人で神取も含めて引き受けてくれることになるが、
5vs1というゲーム的にマゾ全開な縛りでありながら全部撃破してしまう達哉はバケモノである。
なお、これを実際の戦闘でやろうとするなら、物理属性反射の耐性を持つマハーカーラを降ろし、HP全回復アイテムの宝玉をしこたま持ち込む必要がある。
マハーカーラの耐性ならば銃撃を全て反射し、ムラマサコピーによるペルソナ封じ(剣撃属性)も無効化出来る。*5
あとは舞耶達と戦った時と同じように神取がX-2を全機倒すまで動き出さなければ、宝玉を惜しみなく使いまくる事でどうにかなる。


…と、一見するとこの戦闘は無理ゲーに思えるのだが、実はトニーの店で売り出されるアイテムなどをそこそこ揃えれば舞耶単独(コンバートなしの達哉と同レベルかつ初期ペルソナ&初期装備)での撃破が可能である。
つまり終盤の装備で固めているうえに耐久力の基礎ステータスも高い達哉なら余裕。
具体的には以下の4つがあれば良い。

  • 最大HPを上昇させる「マッスルドリンコ」
  • HPを完全回復する「宝玉」
  • 各種ステータスを上昇させる「◯◯の勾玉」系アイテム。
  • X-2の弱点を付く「激雷の勾玉」

実際にやってる動画もyoutubeに投稿されているので気になる人は検索してみよう。
ちなみにその投稿者によれば、前述しているマハーカーラやロキといった一部の攻撃を反射出来るペルソナがあれば楽勝とのこと。


◆X-0
PSP版『罰』のアディショナルシナリオにて登場する上記二種のプロトタイプ。外見はX-1の色違いで白い。
理学研究所内を探索していた達哉の前に立ちはだかるが、まだプロトタイプで装甲が薄いのか達哉一人でも楽に倒せるなどあまり強くはない。
弱点は電撃ではなく、何故か核熱属性。
ちなみにXシリーズでは珍しくレッドベレーの一人がパイロットとして搭乗している。








※以下『ペルソナ2 罪/罰』のネタバレを含みます

































ロンギヌス13の正体は『這い寄る混沌』ニャルラトホテプの化身の1つ。
人々の噂によって生み出された存在にすぎない彼らは全員がもれなくニャルラトホテプの生み出した人々の心を試す試練の一環でしかなく、
劇中での仮面党との戦いや小競り合いの全てはニャルラトホテプの一人芝居にすぎなかった。






追記・修正はペルソナ封印を回復してからお願いします。


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  • 聖槍騎士団というとあの魔人どもがまず思い浮かんでしまうなあ。人体移植の非人道的兵器というとHCシリーズなんかも… -- 名無しさん (2017-07-02 23:52:25)
  • 他のボスキャラやってた声優さんが兼ね役で声やってたり 速水奨ボイスのロンギヌス2はやたらとカッコいい… -- 名無し (2017-07-03 00:41:08)
  • 「気づいたかフロイライン」とかいう言い回しが妙に頭に残ってる。 -- 名無しさん (2017-07-03 03:07:42)
  • 実際は聖槍の中の人は全部ニャルの化身による一人芝居なんだっけ? -- 名無しさん (2017-07-03 03:21:29)
  • 噂で集合無意識から出現した存在だから、ニャルと言えばニャル。この論法で行くと悪魔全部ニャルだけどね。アレもワタシで全部ワタシ -- 名無しさん (2017-07-03 16:51:02)
  • ↑まぁつまり、末端の兵士に至るまで全部ニャル様の化身ということに -- 名無しさん (2017-07-03 17:40:19)
  • BGMがOPのアレンジという高待遇 -- 名無しさん (2017-07-04 21:44:12)
  • X1にムラマサとかクロスボーンガンダムみたい -- 名無しさん (2020-01-17 17:41:22)
  • ↑多分実験試作機としてのXナンバーじゃねーかなこれ。 設定上こんなもん制式機として採用できるわけないのでそういう名目で運用させてる可能性はある -- 名無しさん (2021-04-01 20:56:23)
  • ↑X=バツ、罰とかけてると思ってた -- 名無しさん (2021-05-07 04:47:17)
  • P5Sの大ボスのデザインにこいつらに似てる奴出てきたけどやっぱ5は2意識してんのかね? -- 名無しさん (2023-02-09 20:01:35)

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*1 駆動制御という用途上、必要になるのは神経伝達機能を失っていない新鮮な脊髄となる。つまり……
*2 「向こう側」を模しているとすれば、珠閒瑠市の伝説で澄丸清忠が周防辰之進を庇って死んだ天野舞姫を刺殺した際に使われたのも村正である可能性がある
*3 現実の陸自では第15部隊は師団ではなく旅団。と言うか、第15旅団が新編されたのは2010年で、『罰』が発売された2000年当時に実在していた主要部隊は第1師団~第13旅団までである。
*4 公式ガイドブック、シナリオ解析にて
*5 ただしムラマサコピーのダメージ自体は相性無視なのでそれは防げない。

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