終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?

ページ名:終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?

登録日:2017/05/23 (火) 00:32:06
更新日:2024/02/06 Tue 11:20:04NEW!
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角川スニーカー文庫 妖精 サテライト ue 17年春アニメ ライトノベル アニメ 終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? 終末系ヒロイン すかすか 枯野瑛




「生きたいと思っても、いいの?」


「本当に、そんな願いを持ってしまっても、いいの?」




『終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?』とは角川スニーカー文庫から発売された枯野瑛によるライトノベル。イラストはueが担当。
全5巻。外伝1巻。
2016年から続編の新シリーズ『終末なにしてますか? もう一度だけ、会えますか?』が刊行されている。
略称は「すかすか」
「このライトノベルがすごい!2016」新作部門2位。


2017年4月よりアニメ化。



ストーリー


「いま俺は、彼女たちの終わりに手を貸している―――」

地上を正体不明の怪物である〈獣〉たちに蹂躙され、
人間を含む多くの種族が滅ぼされた後の世界。
かろうじて生き残った種族は地上を離れ、
浮遊大陸群レグル・エレと呼ばれる空飛ぶ群島の上に暮らしていた。
500年後の空の上で目覚めたヴィレム・クメシュは、守りたかったものを守れず、
それどころか自分一人だけが生き残ってしまった絶望から世捨て人のような生活を送っていたが、
思いもよらず始めた兵器管理の仕事の中で、ある少女たちと出会う。


妖精兵器と呼ばれる少女たちと
生き残った準勇者との儚くそして切ない物語。


(アニメ公式サイトより)



登場人物
()内はルビ
ヴィレム・クメシュ
声 – 新井良平
本作の主人公。
この世界に生き残った唯一の”人間族”(エムネトワイト)。
元々は本編より500年前の時代に生きていた人間
500年前は当時人類と敵対していた”星神(ヴィジトルス)”と呼ばれる存在と戦う”準勇者(クアシ・ブレイブ)”であったが、戦いの中でそのうちの一人と相打ちになり、石化した。
その結果、”獣”との戦いで地上と人類が滅びた災厄を免れ、500年の時を経て復活、人間族の最後の一人となった。
浮遊大陸群(レグル・エレ)のなかで唯一、聖剣(カリヨン)〔浮遊大陸群では遺跡兵装(タグウェポン)と呼ばれている〕の本来の使い方を詳しく知っている。
500年前は準勇者の中でもかなり強いほうであったが、500年間の石化の後遺症により現在はまともに戦える状態ではなくなっている。
自分一人だけが生き残ってしまった事実に絶望し、また、石化の治療費などのために負った莫大な借金を返すために無茶な生活を繰り返していたが、友人であるグリックの紹介で68番島・妖精倉庫の管理人の一人になる。
シニカルな性格を装っているが、本来は人情家で激情的な一面があり、何かに一直線になると周りが見えなくなる。
養育院の出身であり、子供の世話には慣れているが、女性はやや苦手にしている。



クトリ・ノタ・セニオリス
声 – 田所あずさ
本作のヒロイン。
妖精兵の一人で、最強の聖剣セニオリスを振るうことができる少女。
蒼い髪と蒼い目が特徴。
かつて戦死した先輩の妖精兵から譲り受けたブローチと28番島でヴィレムに買ってもらった帽子が宝物。
現在の妖精倉庫の妖精の中では最年長。
背伸びして大人ぶるところがあり、子供扱いされると不機嫌になる。
純真だが素直になれないところがあり、ヴィレムに惹かれているがそれをなかなか認められない。
予知された次の”獣”とのの襲撃の中で妖精郷の門自爆することを求められており、本人も長い時間をかけてそれを受け入れていたが、ヴィレムに別の道を示され、次第に考えを変え始める。



ネフレン・ルク・インサニア
声 – 上原あかり
妖精兵の少女の一人。聖剣インサニアを扱う。
褪せた灰色の髪でやや小柄。
クトリやアイセアと同じく成体の妖精の一人で、よく三人で一緒に行動する。
読書が好きで知識は豊富。
判で押したような無表情で、滅多に感情を表に出さず口数も多くはない。
しかし、表に出さないだけで無感情というわけではなく、割とノリがよく、気遣いもできるほうであり、他者に対してはむしろかなり敏感。



アイセア・マイゼ・ヴァルガリス
声 – Machico
妖精兵の少女の一人。聖剣ヴァルガリスを扱う。
稲穂のような色の髪が特徴。
イラストにある猫耳は髪をセットしたもの。
クトリやネフレンと同じく成体の妖精の一人で、よく三人で一緒に行動する。
口数が多く、常に明るいムードメーカーだが、本当はクトリやネフレンよりもずっと冷静で冷めたところがあり、その感情を茶化してごまかす。
一方でかなりの仲間思いで、仲間たちのことは真剣に思いやっており、彼女たちにはまっすぐな感情を向けることもある。



ナイグラート
声 – 井上喜久子
妖精倉庫の管理人の一人である”喰人鬼(トロール)”の女。
緩やかに背中まで伸ばした淡い赤毛が特徴。
元々はサルベージャーの仕事をしており、地上に降りて探索をしていた際に石化したヴィレムを発見した。
世話焼き屋で家事全般何でもできる。
ヴィレムたちに対してしばしば「食べちゃいたい」などと物騒なことを言うが、その9割方はブラックジョーク。
しかし、68番島の妖精倉庫以外の住民からは「赤い胃袋」と呼ばれて恐れられている。
妖精倉庫の管理人として表向きは淡々と妖精兵たちを戦地へ送っているが、本当はそのことについて誰よりも心を痛めており、妖精兵が戦死するたびに八つ当たりもかねて山へ狩りに行く。



グリック・グレイクラック
声 – 千葉繁
緑鬼族の男でサルベージャー。
地上で石化したヴィレムを発見した人物の一人。
理性的かつ理屈屋だが、人情家でいい奴。
ヴィレムの数少ない友人。
彼自身も無茶を重ねるヴィレムのことを心配しており、それゆえ「楽で報酬が多い」と聞いていた妖精倉庫の仕事をヴィレムに紹介した。



ライムスキン
声 – 小杉十郎太
爬虫種の軍人。一位武官。
クトリたちの部隊の上官。
小難しい言い回しを好み、”戦士”という言葉に強いこだわりを持つ。
公明正大な人物で、クトリたち妖精兵を戦場に送り込む立場である一方、クトリたちのことを最大限に尊重する立場をとる。



アルマリア・デュフナー
声 – 佐藤聡美
500年前、ヴィレムと同じ養育院にいた娘。
ヴィレムが養育院の最年長であったことから、ヴィレムのことを「おとーさん」というあだ名でよんでいた。
彼女との約束を守れなかったことがヴィレムにとって最大の心残りになっている。





用語


黄金妖精(レプラカーン)
クトリたちの種族。
自身の死を認識できないほど幼くして死んだ人間の魂を転生させることで生み出された人工の種族。
それゆえ厳密には生命ではなく死霊の一種ともいえる。
全員が例外なく女性として生まれてくる。
現在のところ浮遊大陸群で唯一聖剣を扱うことができる種族であり、”獣”と戦う兵士となった黄金妖精は妖精兵と呼ばれる。
また、魔力を暴走させて意図的に自爆することも可能。その行為は「妖精の門を開く」と呼ばれており、本人の命と引き換えに絶大な破壊力を発揮する。



浸食
黄金妖精に起きる特有の現象。
死した魂の転生体である妖精たちが前世の記憶を思い出すことで発症する。
浸食が進むと記憶障害などを引き起こし、さらに進むと人格が上書きされたり、人格が破壊されて死に至ることもある。
また、魔力を多く使うと浸食が進みやすくなる。



“人間族(エムネトワイト)”
かつて、地上をほぼ支配していた種族。
その勢力の大きさゆえにオークやエルフ、星神などの他の種族と、領土などの様々な問題でぶつかっては戦争を繰り返していた。
物語開始の500年ほど前に突如出現した”獣”との戦いに敗れ、滅亡した。
現在の生き残りはヴィレムただ一人。



“獣”
500年前に人間の帝国中央から突如現れた17種類の獣の形をした災厄。
圧倒的な強さと破壊力を持って、人間族をはじめとした当時地上に生きていたほぼすべての種族を瞬く間に滅ぼし、今もなお地上を支配している。
それゆえ現在、生き残った者たちはみな百を超える浮遊島の集合体である浮遊大陸群で暮らしている。
獣はみな空を飛べないので浮遊大陸群にやってくることはないが、唯一”六番目の獣”と呼ばれる種類の獣だけは自身の分体を飛ばすことで浮遊大陸群に攻めてくる。
現在判明しているのは
月に嘆く最初の獣(シャントル)
穿ち貫く二番目の獣(アウローラ)
捩じれ呑み込む四番目の獣(レジテイミターテ)
広く包み込む五番目の獣(マテルノ)
深く潜む六番目の獣(テイメレ)
重く留まる十一番目の獣(クロワイヤンス)
輝き綴る十四番目の獣(ヴィンクラ)
いずれ訪れる最後の獣(ヘリテイエ)
の7種。


聖剣(遺跡兵装)
500年前、多くの種族と戦争を行っていた人間族が生み出した兵器。
20個以上の雑多な護符を剣の形に結び付けたもの。
浮遊大陸群の人々は強力な力を持った剣だとしか考えていなかったが、その実態は相手の力を利用し、戦力差を覆すための武器である。
現在浮遊大陸群で聖剣を扱えるのは黄金妖精のみ。



サルベージャー
獣の支配する危険な地上に降り、すでに失われた武器、資材、技術を空へと持ち帰る宝探しを生業とする者たちのこと。
グリックとナイグラートはこの仕事をしており、その際に石化したヴィレムを発見した。


魔力(ヴェネノム)
心臓に魔という日を燃やし、得られるエネルギー、生命力と相反しているエネルギーであるためHP↓=MP↑↑ということしかし魔力を使える者が限られている
というか使えるのは主人公と妖精たちのみと思われる


妖精郷の門を開く

+ 以下鬱要素-

魔力を過剰使用させることでヒロインたちを魔力中毒にさせ魔力を暴走させ強力な爆発を起こすこと
レプラカーンのみその様に言う
要は自爆




追記・修正はセニオリスに貫かれるか妖精郷の門を開いてからてからお願いします。



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  • ……問題児もそうだったけどなんで近年のラノベってタイトルが長いのが多いの? -- 名無しさん (2017-05-23 00:35:33)
  • ↑ その方が興味持って手に取ってもらえるから。どれだけ素晴らしい内容の本でも興味持たれなければ埋もれるだけよ。業界で生き残るための戦術の一つなんだから受け入れよう -- 名無しさん (2017-05-23 00:40:33)
  • 秋葉原の駅でタイトルだけよく見かける -- 名無しさん (2017-05-23 01:17:09)
  • 昔、終末の過ごし方ってエロゲがあったなぁ -- 名無しさん (2017-05-23 01:48:59)
  • そういえば最初は打ち切りが決まったけど、電子書籍の売り上げがいいからと続行する事になったんだっけか -- 名無しさん (2017-05-23 02:33:44)
  • ↑ライジングインパクトみたいな経緯があるのか… -- 名無しさん (2017-05-23 08:57:27)
  • アニメから入るとCMで展開のネタバレが… -- 名無しさん (2017-05-23 10:23:34)
  • タイトルで損してる気がする -- 名無しさん (2017-05-23 13:15:20)
  • ごまおつとのコラボも発表されてたな -- 名無しさん (2017-05-23 14:12:38)
  • 略称がすかすかになるのは座布団一枚あげたい -- 名無しさん (2017-05-23 20:55:55)
  • コメディとかギャグ作品じゃなかったのか…(困惑) -- 名無しさん (2017-05-24 10:12:47)
  • 表紙絵がとてもかわいかったのが印象に残ってる。読んだことないけど。あの絵、駒都ゆーじさんだったっけ? -- 名無しさん (2017-05-24 10:17:35)
  • ↑2終末ってなってる時点でギャグやコメディはあっても添え物だってのは分かりきってるし… -- 名無しさん (2017-05-24 12:58:20)
  • あらすじや用語見て、鋼の大地思い出したの俺だけでないはず -- 名無しさん (2017-05-24 18:06:46)
  • 読んでて割と鬱になる -- 名無しさん (2017-05-24 23:08:51)
  • タイトルで誤解していた。意外とシリアスなのか -- 名無しさん (2017-05-25 12:13:52)
  • 1巻のラストは文章の巧みさも相まって鳥肌たったわ -- 名無しさん (2017-05-25 14:54:40)
  • とてもいい作品。 -- 名無しさん (2017-07-23 17:38:59)
  • ただ頭お花畑大団円ハッピーエンドが好きな自分には読んでてつらい -- 名無しさん (2017-07-23 17:39:52)

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