グリーングリーンズ(星のカービィ)

ページ名:グリーングリーンズ_星のカービィ_

登録日:2017/02/25 Sat 22:50:12
更新日:2024/02/06 Tue 10:29:57NEW!
所要時間:約 12 分で読めます



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カービィ 星のカービィ チュートリアル 名曲 原点 名脇役 グリーングリーンズ スマブラ ゲームbgm ほのぼのからシリアスまでこなす メインテーマ メインテーマ←使われていない作品も結構あったりする






バナナムーンに乗って空に漕ぎ出そうよ



星に飛び移れたら何時にだって行ける



未来も過去も





~概要~

グリーングリーンズとは初代『星のカービィ』の第一ステージのステージ名であり、星のカービィシリーズのメインテーマとしても扱われているBGM。
現在に至るまで数多くの作品で使用されている、星のカービィシリーズ屈指の名曲である。
曲名を知らない人でも、カービィのCMの曲といえばほとんどの人はイメージがつくほどの名曲である。




~歴史~

星のカービィ
記念すべき初のステージであるため難易度はとても低く、ホバリングや扉の入り方など基本操作を学ぶチュートリアルを兼ねたステージとなっている。
このステージ構成は以降の作品でもオマージュとして使用されている。
また、BGMはこのころから軽快で疾走感のあるものとなっており、カービィの世界観をよく表しているといわれ、当時からすでに名曲と呼ばれていた。




星のカービィ 夢の泉の物語
前作の各ステージの一部を雰囲気ごと再現した白黒の面「ステージLEVEL7-6」で使用されている。ステージとしては最終盤だが、ファンサービス的な面が強い。
GBの頃と比べると音が少し低くなっているが、それでも軽快さは失われておらず、程よく落ち着いた雰囲気の曲となっている。
また、今や知る人ぞ知る存在となった本作のオリジナルサウンドトラックには、宮田まこが歌うボーカルアレンジVer.「キラキラマーチ」も存在する。項目冒頭の歌詞はその一部。
カービィシリーズの楽曲でボーカルアレンジというのがこれが恐らく初。




◆カービィのピンボール
「ポピーブラザーズランド」で使用されている。
全体的にみると初代のものとほとんど同じであるが、いくつか和音の異なる箇所が存在しているため、
原曲を知っていると多少の違和感を感じるものの、やはりその軽快さは失われていない。




星のカービィ スーパーデラックス
初代をリメイクしたモードの「はるかぜとともに」にて、久方ぶりにステージとして復活した。
構成としては初代と同じくチュートリアルステージとなっているが、コピー能力が使用できるようになっているためそれ相応の難易度になっている。
BGMは音源の進化の恩恵を受けて軽快でありながら、どことなく軟らかい雰囲気を感じられるものとなっている。
また、今作では別のモードである「洞窟大作戦」の終盤ステージの水晶の畑、神秘の楽園にてオーケストラ調のアレンジがされている曲が存在しており、
同ステージを彩る名曲として語られている。




コロコロカービィ
サブゲームのカービィのハードルレースのBGMとして使用されている。
ハードがGBになったことで音源が初代に近いものとなっているが、レースということを考慮してか全体的にテンポが速い曲となっている。




◆星のカービィ 夢の泉デラックス
本作はステージ7-7と同作のサブゲームである「カービィのエアグラインド」にて使用されており、
前者はハードの向上によって携帯機器でありながらSDXのものと遜色がない音源となっている。
後者はアレンジされたものが使われているが、これまでのものと一味違いサイバーパンクな雰囲気を醸し出す曲調となっている。




カービィのエアライド
本作は3種類のバージョンが存在。
内二つはエアライドモードの最初のステージであるプランテスとチェックナイトの裏BGMとして、
もう一つはシティトライアルモードのイベントであるチャージタンク暴走イベントのBGMとして使用されている。
プランテスのBGMはSDXのはるかぜとともにで流れるものの流用、チェックナイトのBGMはスマブラDXで使用されたものとほぼ同じ。*1
シティトライアルのBGMは夢デラのエアグラインドのもののアレンジになっており、ハードの変化によってより疾走感あるものとなりパートも増えている。
しかし、暴走したマシンの制御とチャージタンクの音がうるさいのも相まってあんまり聞こえないのは内緒。




タッチ!カービィ
サブゲームのタイムトライアルと1-1の「Plain Plant」にて使用されている。
前者は速さを競うことが趣旨となっているためか、「カービィのエアグラインド」のものが流用されている。
後者は裏BGMとして使用されており、こちらも夢の泉DXのものが流用されている。




星のカービィ 参上!ドロッチェ団
本作はステージ2-3、2-5の後半、5-1にて夢の泉DXのBGMとほぼ同じものと、ステージ8-3にてアレンジされたものが使用されている。
ステージ8-3にて流れるものは舞台が宇宙であり、終盤であることも相まって壮大で勇ましいアレンジがされているが、
アレンジが強すぎて所見では中々これのアレンジと気づけない場合が多いと思われる。




◆星のカービィ ウルトラスーパーデラックス
SDXと同じく「はるかぜとともに」にて久方ぶりのステージ復帰を果たした。
BGMについてはリメイクということもあって、アレンジではなくSDXのものを「再現」というかたちで行っているためある種の流用という形になっている。
また、今作は追加モードに「はるかぜとともに」の難易度を上げた「大王の逆襲」というものがある。
ステージ1のパープルプランツでもこのBGMが使用されているが、見た目と裏腹に難易度は上昇しているため、
「グリーングリーンズが流れてるしここら辺はゆるいのかな」と考えていた多くのプレイヤーの出鼻をくじいたとか。




毛糸のカービィ
本作はウィスピーの森にて使用されている。
全体的にピアノやリコーダーを基調としたアレンジがなされており、毛糸独特の軟らかい世界観と相まってとてものどかな曲調となっている。
このBGMのリコーダーパートはCMにも使用されており、その独特な雰囲気から、カービィファン以外の間でも話題となったらしい。
のんのんびよりにも使われていそうなBGMである。




あつめて!カービィ
本作はストーリーデモにて2種類のBGMが存在している。
一つは序盤のデモにて使用されているBGMで、本作はカービィが大勢いるということを意識してか、
こちらはパレードマーチのような軽やかな曲調のアレンジとなっており、バックの小太鼓がよりそれを強く意識させている。
もう一つはラストにてカービィが元の姿に戻る際のデモで使用。
こちらは「元の姿に戻れる嬉しさ」「元に戻ることでみんなと会えなくなってしまう」という二面性を意識した曲調となっており、
原曲の軽快さよりも物語の「終わり」を意識させるような静かな曲調となっている。




星のカービィWii
カービィシリーズにおける、ある種のターニングポイントともいえる本作でもしっかりと採用され、本作でも2種類のバージョンが存在する。
一方はローア内部、1-2隠し部屋などに使われており、全体的にのんびりとした曲調となっている。
一方はキャリーチャレンジ、1-4・6-5隠し部屋 などで使用されており、前者とは打って変わって軽快感を強調したものとなっている。


更に本作では、本作のラストボスである『マホロア』の最終形態とのバトルで流れるBGM「CROWNED」のサビにて、
グリーングリーンズのサビのメロディラインが使用されている。




星のカービィ トリプルデラックス
本作でもいくつかのバリエーションが存在している。
一つはステージセレクト画面にて使用されており、口笛から始まるアレンジはセレクト画面の雰囲気とも合わせて新天地の始まりを予感させるようなものとなっている。
もう一つはサブゲームの「大王のデデデでデン」のステージ1で使用されている。
セレクト画面のものとは違い、大王を意識してかおしゃれで落ち着いた雰囲気のアコースティックなアレンジがされている。
また、DL専用ソフト「カービィファイターズZ」でも使用されており、ステージのノーマルランドにてWiiのものが流用されている。


前作と同様本作でも、ラスボスであるセクトニアVSビックバンカービィの場面で流れるBGM「この星をかけた魂の戦い」のサビにて、
グリーングリーンズのサビのメロディラインが使用されている。


直前での窮地に駆け付けたデデデの助力…そしてタランザから託された奇跡の実というシチュエーションからのこれであり、
ビッグバンのイントロアレンジを含めてとことん燃え上がらせてくれる心憎い演出となっている。




タッチ!カービィ スーパーレインボー
本作でもいくつかのバージョンが存在している。
一つはテレビCMでも使用されたメニュー画面のもので、ラッパを基調としたレインボー!な軽快でスピード感のあるアレンジとなっている。
ひみつノート閲覧時はリコーダーを基調としたのんびりとした雰囲気となっているアレンジが流れるが、似た曲調の毛糸のものよりもゆっくりなテンポで気の抜けたとなっている。
また、ステージ「発進!カービィタンク」ではSDXの水晶の畑をギターを基調としたアレンジにした曲も流れ、ゆったりとしていながらどこか勇ましさもあり、中々かっこいいものとなっている。
そして、ステージ中の宝箱からゲットできるアレンジ曲の中にはグリーングリーンズを全体的にクリアな感じにしたようなバージョンも存在しており、CMのものと同じくスピード感がある曲調となっている。




星のカービィ ロボボプラネット
本作は世界観が自然ではなく、機械が主体となっているためか種類があまりない。
アレンジもテクノチックなアレンジとなっており、最近のものと比べると少々特殊な扱いを受けている。
しかし、本作でも粋な演出が施されておりラスボスの星の夢の第一形態にて使用されている
「VS.スタードリーム」のサビのメタナイトの逆襲のアレンジパートの後にグリーングリーンズのアレンジパートが組み込まれ、
その後曲が出だしに戻るという演出がなされており、逆襲のサビの後にこれが流れてきて驚いたプレイヤーは多いと思われる。




星のカービィ スターアライズ
シリーズ25周年のラストを飾る本作は集大成からか前作と比べ随所で流れる。
序盤ステージでの正統派アレンジから終盤ステージでは一転してシリアスなアレンジ、シリーズお馴染みのあるモードのメニュー画面でも流れ、全ての始まりでもある初代BGMも原曲で収録されている。
本作のボスBGMでも後半で戦うボスはお馴染みのフレーズが追加されているが、特筆すべきはやはりラスボス戦。
「組曲:星羅征く旅人」は形態に合わせての異なるBGMが流れるが、最後の形態で流れる「第四楽章:生誕の希望」は何と前半のフレーズがまるごとグリーングリーンズである。
本作のラスボスは風貌やバックボーンが歴代でも非常に意味深でありシリーズが25周年という節目を迎えた事で初代からプレイしているファンほど思うところがあるかもしれない。
The.アルティメットチョイスの最高難易度だと...?




星のカービィ ディスカバリー
シリーズ30周年目前に発売された星のカービィ初の3Dアクションゲーム。
本作ではワドルディの町でワドルディを50体救出するとカービィハウスが建設されてその中でオシャレなピアノアレンジが流れる。
また、メタナイト戦の曲の一部にメタリックにアレンジされたフレーズが使用されている。
プププランドやポップスターではなく新世界を舞台としているためか、この2曲だけと近年の本編作品としてはかなり少ない。
その2曲もカービィの家やおなじみのキャラであるメタナイト関連といった、「いつものカービィ」を連想させる場面のみで流れると徹底されている。




~シリーズ外での扱い~

大乱闘スマッシュブラザーズDX
何気にスマブラシリーズでは今作が初登場であり、ステージ、グリーングリーンズにて使用されている。
全体的にオーケストラ調のアレンジとなっているが、SDX洞窟探検のアレンジとはまた違うものとなっており、
神秘さよりも戦いにおける壮大さを意識したような曲調となっている。




大乱闘スマッシュブラザーズX
DXステージ、グリーングリーンズがあり、新規アレンジはないが、前作の曲が収録されている。
また、新規の曲であるバタービルディングにメドレー調のアレンジがされており、バタービルディング→グリーングリーンズ→初代タイトルというBGMに組み込まれる形で収録されている。このメドレーアレンジは名アレンジとして評価されている。




大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS/Wii U
ステージのグリーングリーンズはなくなっているが、WiiU版ではDXのアレンジがみたび収録されている他、3DS版ではGB初代星のカービィモチーフのステージ、プププランドがあり、原作の原曲を収録。
WiiU版では新規アレンジが登場し、一つは戦いでの勇ましさと疾走感を意識したアレンジのもの。
もう一つは新規アレンジの「洞窟大作戦」に組み込まれており、どちらも大乱闘を奮い立たせる名曲に仕上がっている。




太鼓の達人
レッドバージョンにて追加されたカービィメドレーにて収録。
構成としてはグリーングリーンズ→デデデ大王のテーマ→カービィダンスという
メタナイトがハブられた納得の名曲ぞろいとなっており、シリーズ外でもメインテーマとしての存在感を見せつけている。
余談ではあるが、使用されている音源はWiiのものとなっているためこれといったアレンジはされていない





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  • ほんと、カービィを思い浮かべるとセットで脳内に流れるレベルの曲。名曲。 -- 名無しさん (2017-02-26 00:39:40)
  • カービィのBGMではやっぱ、これとグルメレースが人気・知名度的にツートップだろうな -- 名無しさん (2017-02-26 00:54:17)
  • 作品それぞれでと言われるともっと別の曲も出るけど全体でとなったらやっぱりグリーングリーンズだね -- 名無しさん (2017-02-26 02:00:44)
  • この曲はカービィの象徴的なのもあるのかアレンジだけじゃなくてクライマックス曲にフレーズが使われてるのも熱い。「CROWNED」「この星をかけた魂の戦い」「この一撃に桃球レボリューション」他多数 -- 名無しさん (2017-02-26 06:29:55)
  • てってれーん、てれてててててて~てってれーてってれーてってれーん -- 名無しさん (2017-02-26 14:00:19)
  • 一時期スマブラの影響でグルメレースに押されがちだったが、最近はまた人気になってきて嬉しい -- 名無しさん (2017-02-26 14:16:30)
  • wiiやロボプラのEDをこのBGMのフレーズで締めるのもほんと良い味出してる -- 名無しさん (2017-02-27 01:03:56)
  • 最近はラスボス戦のBGMはグリーングリーンズのフレーズ投入フラグあるよなー -- 名無しさん (2017-02-27 17:35:17)
  • カービィでシリーズそのものの象徴的な曲というと、昔はあまり思い当たらなかったが、スマブラDX以降これが象徴的な曲になってったような印象 -- 名無しさん (2017-02-27 17:59:57)
  • スタアラはシリアスからロックまで多彩なグリーングリーンズが聞けるね -- 名無しさん (2018-04-30 14:00:10)
  • ラスボス戦まるごとグリグリのフレーズ挿入されててシリーズ完結!?と思ってしまった。 -- 名無しさん (2018-07-29 14:46:15)
  • SDX「銀河に願いを」のED曲のサビにも使われているゾ -- 名無しさん (2018-07-29 14:54:28)
  • CMとかはいつもグリーングリーンズやね -- 名無しさん (2018-07-29 15:22:38)
  • スタアラのサントラで最後の曲がグリーングリーンズ…。また涙腺崩壊しそう。 -- 名無しさん (2019-01-18 15:48:45)
  • 64スマブラの頃はカービィシリーズ全体の象徴的な曲はなかった感じがあるけど、DX以降グリーングリーンズのアレンジが増えてきて、遅れてシリーズの象徴的な曲になっていった印象 -- 名無しさん (2019-02-12 15:13:27)
  • マジュハルガロアで流れるアレンジが同じ曲でもここまで変わるのが凄い。 -- 名無しさん (2019-09-02 22:25:12)
  • コロコロカービィのEDでもメドレーで流れてた気がする -- 名無しさん (2021-08-21 17:11:32)

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*1 厳密に言えばスマブラDX版は生演奏だが、エアライド版は打ち込みによる再現であり微妙に違う。

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