登録日:2015/04/23 Thu 18:53:56
更新日:2024/01/12 Fri 11:03:15NEW!
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シンデレラガールズ 15年冬アニメ 15年夏アニメ 分割2クール a-1_pictures the_idolm@ster アイドルマスター アイマス モバマス デレマス アニメ シンデレラストーリー 名作 傑作or問題作 傑作 問題作 賛否両論 後半は鬱展開 アニデレ 武内p 笑顔です 美城常務 346 346プロダクション 時計の針 12時過ぎの魔法 高橋龍也 芸能界の闇 芸能界の光と影
私達は夢を見ている
ガラスの靴をはいて
お城へ行く
光の中で踊れる時が来るのを
信じてる!
~概要~
ソーシャルゲームアイドルマスター シンデレラガールズを映像化した作品で、2015年1月から放送されたアニメ。
全25話で、1~13話と14~25話の分割2クール(当初は連続放送の予定だったようだ)。
美城(346)プロ所属の新企画『シンデレラプロジェクト』のメンバー14人が中心となり、
日常、下積みからデビュー、そしてその先の活躍を描いていく。
~世界観~
世界観は本家と同一。インタビューによれば、カメラを向ける方向を変えれば765プロや『ミリオンライブ!』の
アイドル達も頑張っている(姿が見られる)とのこと。
実際に作中では本家THE IDOLM@STERのアイドル達のポスターや広告はもちろん、DS版やらジュピターやら
何やらの存在も確認されており、劇場版と同じ合宿所に765プロの色紙があった。
そこには「とある有名アイドルが使った由緒正しい水鉄砲」があるとか。
ぷちますやハム蔵のグッズも販売されいる。
また後に制作される「アイドルマスターSideM」のアニメとも世界観が共有されており、合宿所の回では765プロの横に当作品のアイドルたちの色紙が置かれている。
~作風~
全体のストーリーラインは本家アニメ版アイドルマスター(アニマス)に近いが、様々な面で差別化が行われている。
次回予告がテレビ本放送では流れず、2日後のネット公開限定、それも大まかな雰囲気を示しつつ本筋は隠している(というか説明を放棄している)構成も相まって、話の先を読むのが非常に難しい。
また、童話『シンデレラ』を強く意識した(その他では『秘密の花園』要素も濃い)お話の中には、さりげないものから露骨なものまで大量の比喩・隠喩が詰め込まれている。
最も分かりやすいのは登場人物たちの口述による演出が最低限に抑えられていることだろう。特に「モノローグ」は本編どころか、外伝的ボイスドラマ「NO MAKE」ですらほぼ存在せず、キャラクターが自分の意識をいちいち口に出すことは全くない。代わりにキャラの動作(仕草・表情・視線)や配置、光源や小物を駆使した視覚面での演出が頻繁に挿入され、直接的な描写以上の伏線となることがとても多い。
「後の回が、以前の回の対比構造になっている」になっているという点も視聴者から指摘されている。前回の成功が後回で足を引っ張ったり、同じシチュエーションで別の対応をする、といった感じである。
第13話を境にした第一期と第二期自体、対比表現が多数描かれている。
癖のある構成になっているため、視聴者それぞれによって受ける印象はがらりと変わってくる。
人によって「キャラの言動が唐突」「なんでそこでそうなるの?」「同じことの繰り返し」などと感じる事がある。
見ごたえがあるととるか不親切だととるかはあなた次第。
放送直後のネット掲示板ではファン・信者・アンチ・パンピーが入り乱れた感想発表会という名の論戦が繰り広げられるのが恒例化した。
次の放送までの一週間、作品考察が長々と続く(そして嫁自慢に脱線する)中、アンチと信者の論争の様子を「現代文の答えあわせをしているようだ」と例える者も。
個人ブログや海外視聴者の感想和訳などを巡り、改めてまとめた考えを掲示板でアウトプットする楽しみ方をする視聴者もいたとか。
また、ライブシーンの作画は「アニマスに比べると控えめに感じる」という意見が多い。
アニマスの時点で「アニメ化はキツイのでは」と囁かれていただけに、ただでさえ登場人物や衣装設定が膨大なデレマスでは作画スケジュールはかなり厳しいものがあったのだろう。『グレンラガン』等で鳴らしたアニマス監督・錦織敦史のアクションシーンにおける手腕の高さも考慮すべきか。
勿論、日常シーンの作画や背景、衣装の細かさはアニマスに勝るとも劣らない。「動きのアニマス・ドラマのデレアニ」といったところ。
~”NOMAKE"と"マジックアワー”~
本家ゲームではアニメと連動したコンテンツが展開。
それに伴って2本のサイドストーリーが毎週配信されている。
それぞれ、大体10分前後のボイスドラマ(+1枚のイラスト)から構成されている。
"NOMAKE"は各話の裏側で起こった出来事、あるいは後日談・前日談が描かれる番外編。(こちらも参照)
割と他愛も無い話だったりもするが、本編の補完的な色合いが強い。
"マジックアワー"は346プロのアイドルが進行するラジオ番組と言う体裁。
パーソナリティのアイドルと、1人~数人のゲストアイドルのトークが基本。
パーソナリティは固定では無く、数回に1回交代。(大体4週に1回位のペース)
「今日と明日の間のマジックアワー」の「真夜中のお茶会」と言う体裁だが、
乾杯の飲み物がお茶以外だったり、そもそも乾杯のお約束が廃れて行ってたり……とツッコミ所もとい自由な雰囲気が特徴。
どちらかと言えば、アニメ本編では脇に回っているアイドル達にスポットが当たることが多い。
あんまりアニメ本編の内容に絡まないかと思いきや、本編に絡むことがチラっと触れられていたり、
本編にガッツリ出たゲストアイドルが本編の後日談をガッツリ語っていたりすることもあるので油断が出来ない。
1クールと2クールの間の時期には”マジックアワーSP”が配信。
こちらでは、アニメのメインキャラクターも出演している。
また、1クールでの劇中歌を収録したCD(ANIMATION PROJECTシリーズ)では”マジックアワー特別編”が収録されている。
各ユニットのデビューCDの宣伝を兼ねたラジオ、と言う体で各ユニットメンバー(+α)によるボイスドラマとなっている。
~特番~
本編開始直前に1回、7・8話間に1回、23・24話間と24・25話間にそれぞれ1回ずつ、出演声優が顔出しする特別編が挟まれている。
本編開始前のものは番宣……らしき、中の人たちによるキャッキャウフフ回。宣伝にも何にもなってない気が……。
本編中のものは事実上の総集編である。
より正確に言えば、総集編やアニメ映像を交えたキャストによる座談会である。まるでニコ生特番を地上波放送したかのようなかなり中の人押しな制作スタイルと言える。
ただ、2クール目のものは最終2話の間に隔週放送と言う特別編成だったため、作画スケジュールの切迫によるもの?と言う少々穿った見方をする視聴者もいるとかいないとか。
~物語~
アイドルになることを夢見る17歳、島村卯月は養成所で日々トレーニングを重ねていた。
ノックもなしに部屋に入ってきた強面の男はプロデューサーであり、卯月が以前落選した企画の再選枠として
デビューが決まったことを告げる。残る二人の枠うち、一つをクールな少女、渋谷凛が候補に挙がっていた。
偶然彼女と顔見知りとなっていた卯月が凛と話し、心を動かした所から、時計の針は動き始めた……
大まかな話の流れは以下の通り。
- 第1話~第4話:邂逅・初仕事・メンバー紹介
- 第5話~第7話:初デビューと後始末
- 第8話~第11話:各ユニットのデビュー
- 第12話、第13話:サマーフェス
- 第14話~第19話:美城常務とレジスタンス
- 第20話~第22話:オータムフェスとProject:Krone
- 第23話、24話:笑顔について
- 第25話:シンデレラの舞踏会
◇『シンデレラプロジェクト』◇
346プロの新プロジェクト。計14名から成る。
『CANDY ISLAND』(以下CI)
『New generations』(以下NG)
『DEcoration』(以下凸)
『Rosenburg Engel』’
『LOVE LAIKA』(以下LL)
『Asterisk』 (以下*) ……の6つ。
フェス後から第14話(前後)の間に、原作準拠のソロ曲をアルバムとして収録、発売している模様。
当初は立派な部屋が設けられていたが、2クールでなぜか美城常務就任のゴタゴタの影響か(元)資料室に移動となった。
プロデューサー主導の『シンデレラの舞踏会』が大成功に終わった後、部署(資料室)の備品等に布がかけられており、
メンバーも部署にとらわれない活躍をしているため、プロジェクト全体での活動は少なくなり、発展的解消に近い形になった思われる。
とはいえ、社内の部署としては『2期生の選抜』と言う形で存続。プロデューサーも資料室から立派なオフィスに戻っている。
第1期生として、来るべき第2期生の先輩となる。楓や川島達先代、クローネのメンバーに
見送られながら『シンデレラガールズ』として再び集結、LIVEを行った。
□『ニュージュネレーションズ』
3人組。
城ヶ崎美嘉のライブのバックダンサーとして初ステージを経験。その後CD発売記念のミニライブを行う。
先輩のアイディアで、ステージに出る前の掛け声として「誰か1人の好物」を叫ぶのが恒例となった。毎回じゃんけんで決める。
実は楓達が出場した冬のライブで偶然出会っている。
曲は『できたてEvo! Revo! Generation!』。曲自体は第6話でちょろっと流れたが、本格的なお披露目は第13話。
・島村卯月
自他共に認める笑顔が得意な17歳。口癖は「頑張ります」。何気にユニットの中では最年長。好物は「生ハムメロン」。
・本田未央
明るく元気な15歳。『ニュージェネレーション』のリーダー。好物は「フライドチキン」。
・渋谷凛
クールな15歳。花屋の一人娘。好物は「チョコレート」。
□『ラブライカ』
2人組ユニット。ゲームでは登場しなかったアニメ先行の初ユニット。
『ニュージェネレーションズ』と同時にCDデビューとライブを行った。
特にその美しさが話題を呼んでいるらしい。
曲は『Memories』。失恋をしながらも強く生きる女性の歌で、本人たちも「こんなに格好良い曲をもらえるなんて」と
驚いていた程大人びている。どこか神秘的な二人が歌い踊るせいか、CPでは明らかに異質な雰囲気。
・新田美波
19歳の大学生。ラクロス部に所属。
・アナスタシア
15歳。ロシア人と日本人のハーフ。愛称はアーニャ。
□『ローゼンブルクエンゲル』
1人のユニット。まさかのソロである。
先行の2組から数えて3番目のデビュー。訳すと『茨の城の天使』。
曲は『-LEGNE- 仇なす剣 光の旋律』。蘭子らしく読みにくいが原作のものより遥かに難度は低い。
・神崎蘭子
14歳。ゴシックロリータを纏う地上に舞い降りた堕天使系アイドル。
□『キャンディアイランド』
3人のユニット。杏ときらりという黄金コンビをユニット化させなかったことが判明し衝撃が走ったとか走らなかったとか。
4番目にユニットデビュー。作中ではCDの販売会を行っているところから描写された。番組出演後は内外からバラエティ向け扱いされている。
曲は『Happy×2 Days』。キュート属性らしい可愛らしい曲調に、特に脈絡もなく杏のフリーダムなラップが挟まる。
杏ラップはもちろんそれに対して2人がツッコむなど自由さは随一。
・三村かな子
17歳。美味しいお菓子が何よりも大好き。
・緒方智絵里
16歳。四つ葉のクローバーを幸運のお守りと大切にする少女。
・双葉杏
17歳。週休8日希望系アイドル。
□『凸レーション』
3人のユニット。文字通り並ぶと非常に凸凹している。CPの元気印。
5番目のユニット。『PikaPikaPoP』というファッションブランドとコラボしている。でも年少2人のがキワドい衣装なのってどうよ。
一見カオスなメンバーに見えるが仲は非常に良く、ユニット対抗二人三脚でも2位を記録している。
装飾・飾り付けの意味の『decoration』の名の通り、スタッフが自分達のために用意してくれた衣装や楽曲、ステージ等を
全力で輝かせ、デコってしまおうという指針を持つ。対象はスタッフやファンはもちろんのこと、他のアイドル達すらも応援する。
曲は『LET'S GO HAPPY!!』。コールが多かったりアップテンポなのでライブで盛り上がりそうともっぱらの評判。
・諸星きらり
17歳。メンバーで最長の背丈。凸の凸担当かつはぴはぴ担当。
・赤城みりあ
11歳。凸のラブリー担当。
・城ヶ崎莉嘉
12歳。ちびギャルにして凸のセクシー担当。
□『*(アスタリスク)』
2人のユニット。
6番目にして現状最後のユニット。
「余ったからテキトーに組ませたのか」と本人達から言われた程噛み合いが悪い。
……ように見えて2人の共通点も多く、個性で殴り合って互いを尊重するスタンスに収まった。得意技は解散芸。
ユニットの中でも特に下積み期間を多く描写された。
ライブでの強引にでも場を盛り上げる力強いマイクパフォーマンスが評価され、CPのMC担当に。
どんな仕事でもどんな場所でも解散解散言っているため、本人達は否定しているが周囲からは完全に解散発言はネタだと思われている。
ライブ後に正式に決まった衣装はスタイリッシュでありながらネコミミ搭載で、りーなのは所謂ネコミミヘッドフォンとなっている。
曲は『ØωØver!!(オーバー)』。りーな寄りのロックな曲調だがにゃにゃにゃコールも取り入れられた2人らしい曲。
作中と同じく中の人が作詞を担当した稀有な曲。
・多田李衣菜
17才。ロックなアイドルを目指す。
・前川みく
15歳。語尾は「にゃ」でネコミミを愛するネコキャラアイドル。
▼プロデューサー▼
CPの担当プロデューサー。前作に続き姓名不明。声優さんの名前をとって視聴者からは「武内P」と呼ばれる。
◇千川ちひろ◇
事務員。
◇今西部長
偉い人。小柄で白髪のご老人。
美城常務
第13話ラストでチラッと登場。第14話にて帰国しアイドル事業部統括重役として活動を開始する。
詳しくは個別項目を参照。
~346プロ~
CP及びPやちひろさん、今西部長が所属している大手芸能プロダクション。
かなりの老舗で俳優や歌手が多く属している。アイドル部門は2年前に出来た新設なものの、大手だけあってか
短期間で膨大な数のアイドルを育成し輩出している模様。
建物は文字通りお城と言ってしまって良いほど大きく、凛や卯月達を驚かせた。
設備も充実しており、トレーニングルームはもちろん、防音室や撮影スタジオ、広大な中庭、カフェや
温泉・サウナ・エステルームさえ完備され、アイドル達からも「ここは何でもある」と評判。
女子寮も併設されていて、地方から来たアイドル達が主に利用しているようだ。
なお、第1話でOPに採用された『お願い!シンデレラ』は劇中で既にデビューしているとされるアイドルたちが歌っている。
このアニメVer.は『Star!!』のCDに収録されており、キャスティングされているのはPVで踊っていた、
高垣楓、城ヶ崎美嘉、小日向美穂、十時愛梨、川島瑞樹、日野茜、輿水幸子、佐久間まゆ、白坂小梅の計9名。
上記の9名はクレジットから『シンデレラガールズ』と呼ばれることも。
◇所属アイドル◇
城ヶ崎美嘉
カリスマJKアイドル。莉嘉の自慢の姉。
高垣楓
346が誇る世紀末歌姫。歌を紡げば全ての人を魅了するミステリアスアイドル。
川島瑞樹
元アナウンサーからアイドルに転職した異色の経歴を持つ。どうやら異色と言われるのを本人は気にしているらしい。
十時愛梨
ぽんやり系天然豊満アイドル。
白坂小梅
ホラー好きの霊感アイドル。
佐久間まゆ
どこまでも一途でリボンがチャーミングなアイドル。
小日向美穂
緊張しがちだが芯が強いアイドル。
日野茜
いつでも熱血全開なアイドル。
高森藍子
ゆるふわ系アイドル。
安部菜々
ウサミン星からやって来た永遠の十七歳アイドル。
星輝子
ぼっち風キノコメタルアイドル。
□『KBYD』
正式名称は『カワイイボクと野球どすえ』。メンバーからして完全にバラドル?言うな。
「筋肉でドン! Muscle Castle!!」の常連チームで、「代わり映えしない」だの「初々しさでは完全に負けている」だの言われていた。
チーム名は必要ないと思っていたが直前でスタッフに要求されたので決めようとしたが、
意見がバラバラで噛み合わず、一人一言ずつ募って組み合わせた結果こうなった。
長いからか呼ばれる度に名前が省略され最終的に「どすえチーム」にまで削られた。
菜々に恐る恐る仲が悪いのではないかと再三疑われる感じ。本人達曰く「そんなことない」。
白紙騒動のおかげでレギュラーから隔週へと変更。友紀や幸子ですら落ち込んでいた。
新たに、かどうかは不明だが「KBYD散歩」なるコーナーを持っている。
・輿水幸子
自称・カワイイ系のアイドル。
・小早川紗枝
はんなり系アイドル。
・姫川友紀
野球大好きのお姉さんアイドル。
木村夏樹
本格ロックアイドル。
神谷奈緒
太めの眉ともっさもさの髪が特徴のツンデレ気味アイドル。
北条加蓮
病弱だった頃の憧れを胸に、今を精一杯生きるアイドル。
上田鈴帆
笑いに全身全霊をかける着ぐるみアイドル。
道明寺歌鈴
実家が神社で巫女さんでもある、どじっ子アイドル。
大槻唯
CV:山下七海
飴好きのギャル系アイドル。
鷺沢文香
CV:M・A・O
目もとの隠れた文学少女系アイドル。
塩見周子
CV:ルゥ・ティン
自由人系京風アイドル。
橘ありす
CV:佐藤亜美菜
ちょっぴり背伸びをしたい年頃の正統派美少女アイドル。
速水奏
CV:飯田友子
年齢と裏腹に大人びた雰囲気のセクシーアイドル。
宮本フレデリカ
CV:髙野麻美
自由奔放なハーフの小悪魔系アイドル。通称(一人称)フレちゃん。
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