パンドラ・スペース(デュエル・マスターズ)

ページ名:パンドラ_スペース_デュエル_マスターズ_

登録日:2015/02/20 (金) 22:33:34
更新日:2024/01/12 Fri 10:35:52NEW!
所要時間:約 10 分で読めます



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dm デュエル・マスターズ パンドラ・スペース エイリアン パラレルワールド 超次元 滅亡 エピソードシリーズ 別世界 平行世界 アンノウン 並行世界 エピソード1 背景ストーリーの用語項目 時空の歪み ぱんどら






超次元の奥、時空のゆがみにある世界はパンドラ・スペースと呼ばれた。





概要

パンドラ・スペースとは、デュエル・マスターズに登場する異次元空間。


超獣世界とは別世界にあたる。
エピソードシリーズ及びドラゴン・サーガにおいて、背景ストーリーで重要な役割を握った。


パンドラ・スペースの解説

戦国編において、シーザーさんの一連の行動から起きたオリジンとの戦争。


そのオリジンの拠点だったオリジナル・ハートの爆発から生まれた超次元の穴の奥。
そこでの時空の歪みが、パンドラ・スペースと呼ばれている。


従来の超獣世界とは、本来はパラレルワールド的な関係で繋がるはずが無かった。
超獣世界を「表」とするならば、パンドラ・スペースは「裏」の世界である。
ただし、開発主任Kの解説によると「平行世界とはまた別の論理で成立している」世界らしいが…。


このパンドラ・スペースではエイリアンと呼ばれる特殊種族が生活を営んでおり、エイリアンの世界でも、5文明の概念が存在していた。
そして、エイリアンは文明を融合させる力を持っている。
ついでに言うと、既にエイリアンは覚醒の力も手にしており、超獣世界より覚醒の力への理解が進んでいたと見られる。


また、超獣世界はパンドラ・スペースの力の影響を受けたようで、超獣世界に漂っていた力がパンドラ・スペースに取り込まれて誕生したエイリアンが出現した。
代表的な例を挙げると《ボルメテウス・武者・ドラゴン》→《武者の超人》といったクリーチャーがいる。
デュエル・マスターズ プレイス』ではエイリアンは世界の記憶を模倣して自分の力にするとの設定が語られており、歴代のクリーチャーにそっくりなエイリアンはこの性質によって誕生した存在である可能性が高い。
これは後に登場するディスペクターレクスターズに似通った性質にも見える。


パンドラ・スペースの歴史

起源

パンドラ・スペースという世界は、元々は争いからはじき出された者達が集まって構成した場所だった。
そのような経緯もあってか、パンドラの住民は平和を何よりも愛していた。
でもエイリアンってZのせいとは言えフィオナの森を割と楽しく燃やしていたような…とか思ってはいけない。


戦国編の世界に現れたシノビの《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》は、パンドラに敵を送り込むという「次元追放」とも呼べる術を用いていた。
ところが、術を使っているドルゲユキムラ自身もパンドラの詳細はどうやらまともに把握していないままだったようだ。
パンドラへの接続手段を持っていたドルゲユキムラは、後に《超銀河弾 HELL》と《超銀河剣 THE FINAL》によって死亡する。


この次元隠しの術によってパンドラ・スペースへと送り込まれた者たちが、パンドラ王家の始祖になったと伝えられている。


察するに、プリンの語る「元々は争いからはじき出された者達」の中にはシノビによって追放された者が含まれる可能性がある。
もしくは、超獣世界にいるクリーチャーのエイリアン版の中には、ドルゲユキムラの術の犠牲となった成れの果てがいるのかもしれない。
後述するが、開発主任Kのエピソード1アンノウンの経歴から察するに、アンノウンの中にもドルゲユキムラの術で飛ばされた者がいる可能性も…。


デュエチューブによると、オリジンの拠点であるオリジナル・ハートは2つ存在しており、地上側のオリジナル・ハートのパンドラ・スペースの入り口を封鎖していた。
後述の戦国編時点でのエイリアン勢力の動きもあり、オリジンが封じられた事件にパンドラ・スペースが何か関係している模様。


戦国編

《ミロクの弟子 ニョライ》がサムライやナイト勢力に流した超銀河兵器は、本来は次元の穴を開通する程の威力を持った武器ではなかった。
ところが、戦国武闘会の決勝が開始されると同時期にパンドラ側のエイリアン達が超獣世界へ繋がる穴を開けている最中だったらしく、結果として脆くなった空間に超銀河弾が時空の歪みを作る結果となってしまった。
ここから察するに、戦国編時点でパンドラによる超獣世界への侵略が構想されていた模様。


仙界一の天才 ミロク》は既にパンドラの存在を把握しており、魔導具の改良のためにパンドラを利用することにする。
パンドラにクロスギアを設置して使用時に呼び出せる「サイキック・クロスギア」と魔導具と魂を共有できる超獣「魔導」を開発する。
ミロクはパンドラに置いた魔導具を現地住民に触れられないようにするため、配下の魔導の《魔導獣ギガントレット》を封じ込んで守護者とした。


覚醒編エピソード1初め

何故、エイリアンの世界と超獣世界は交流を持つこととなったのか。


元々は超次元ゾーン出現の際に、Zが既に超次元空間の奥への侵入を試みていた。
結果的に、Zが(実質)超獣世界初のパンドラ・スペース侵入者となる。
ディアボロスはエイリアンと接触を行い、強大な覚醒の力を手に入れた物だと考えられる。


何だかんだでZ軍は敗北し、パンドラ・スペースへ逃亡する。
Zの敗北を報告されたエイリアンの王は、超獣世界への侵攻を決意する。
ある日《熱血ボス!バルス・カイザー》は「Z一族を操っていたのは我々」と語るエイリアンによる襲撃を受けた。
そしてエイリアンは覚醒を大きく超えた「覚醒リンク」を使い、侵略行動を開始する。


そこから、エイリアン打倒を目指すハンターとエイリアンの戦争が始まった。


戦況は劣勢であり、戦況を良く思わないハンター陣営は、五人の戦士をパンドラ・スペースへ派遣。
そしてエイリアンの生態、弱点を調査することとなった。
そこでハンター5戦士は《マザー・エイリアン》と名乗るエイリアンに出会う。
彼女は瀕死状態ながらも「アンノウン」という存在を語り、その集団に娘諸共暗殺されそうになったので逃げてきたという。


ハンターでもエイリアンでもない更なる強大な敵の存在を知った5戦士は、この戦争に裏があることに気付く。


戦争の真実を聞いたハンター5戦士は、娘を殺されたと思い込んでいる《エイリアン・ファーザー》の誤解を解く為に動く。
ハンターたちは、フィオナの森へ逃がしたファーザーの娘である《永遠のプリンプリン》を探し出そうとした。


5戦士から代表して森へ向かった《流星のフォーエバー・カイザー》とお供の《ウコン・ピッピー》と《サコン・ピッピー》はエイリアンの姫であるプリンプリンを発見。
しかし、姫を連れていく途中で鎧亜戦隊の5人からの襲撃を受けるが、その時に近くにいた姫の召使である「リヒャルト」の仲裁で事なきを得た。


《若頭 鬼流院 刃》から話を聞いていたリヒャルトは、ハンター軍への協力を申し出る。


その頃、フィオナの森には《悪魔神ザビ・リブラ》率いるエイリアン軍が降り立ち、森を焼いていた。
その中で、フォーエバー・カイザーが目を離した一瞬の隙に、リヒャルトの凶刃がプリンの肩を貫いていた。


ついに本性を現したリヒャルト……彼は《偽りの名 ゾルゲ》を名乗るアンノウンだったのだ。
そして彼は、エイリアンとハンターをいがみ合わせ、両軍の世界を奪い取る野望をスパイでありながら丁寧に話してくれた。


しかしその時に、プリンの涙によってフォーエバー・カイザーが怒りの覚醒リンクを達成。
これにはゾルゲも予想外であり、打つ手を無くしてしまった彼は《星龍王ガイアール・リュウセイドラゴン》に倒されたのだった。
だが社会のダニを一匹消しただけでは、アンノウンは倒されていない。


誤解が解けることとなった超獣世界とパンドラ・スペースの戦争は終結。
一転して和解した両陣営は、連合軍の結成を宣言した。


エピソード1終盤

姫と女王の帰還と両軍の和平を祝い宴がエイリアン城で開かれた。


その宴にて、双子の王子の誕生が発表され、「新たな希望の光」を祝福した。
憎しみ合ってた両陣営は、穏やかな雰囲気で宴を楽しんでいた。


その裏で、ゾルゲのスパイとは思えない酷さに怒っていたアンノウンは《偽りの名 13》。


彼は当初頭に思い描いていた超獣世界への侵略プランを変更。
パンドラ・スペースに星を落とし、爆発させる作戦を実行することとした。


宴の真っただ中、13は奇襲的にパンドラ・スペースへ惑星を落とした。
なお、この時の物と思われる様子が《偽りの名 13/種族選別》で描かれており、多数の隕石を降らせてる。
崩壊するパンドラ・スペースを守るため王と女王が双子の王子と民を超獣世界へ避難させる。
そしてパンドラの力を使い落ちてきた星を受け止めて、崩壊は免れた……と思いきや、事はうまくはいかなかった。
パンドラ・スペースは滅亡してしまい、残念ながら、王と女王も命を落としてしまった。


ここで超獣世界とDS世界が完全な分離を起こす。


しかし、王と女王は崩壊していくパンドラ・スペースでパンドラのコアを残すことに最後の力を費やし、最後の最後でギリギリコアを残すことには成功していたのだった。


エイリアン側は王と女王の仇を討つため、パンドラの力を使って新たなサイキック・スーパー・クリーチャーを生み出して対抗する。
13に関してはアクア・三兄弟や鬼流院 刃が相討ちという犠牲で何とか撃破に持ち込むが、アンノウン側の隠し玉である《偽りの名 シャーロック》の登場で戦況は逆転。
覚醒の力を封じるシャーロックにより《唯我独尊ガイアール・オレドラゴン》は解体されてしまい、シャーロックの攻撃により一撃で《ガイアール・カイザー》が戦死、その魂はDS世界にまで飛ばされ、とある星に宿り新たな熱血星龍を生み出す事になるがそれはまた別の話。


プリンプリンを守るために《勝利のリュウセイ・カイザー》は単独でシャーロックに挑むこととなるが、パンドラ・スペースが特異点という性質から別世界のリュウセイの可能性が集合。
こうして誕生した《真羅万龍 リュウセイ・ザ・ファイナル》はシャーロックを撃破するが、シャーロックが散り際に相討ち狙いの攻撃を放ち、それを庇い《ガロウズ・セブ・カイザー》が犠牲になる。
リュウセイも命こそ助かったものの、記憶を失う程のダメージを受け行方不明となってしまう。


13とシャーロックこそ撃破されたが、味方主要キャラはほぼ戦死、パンドラ・スペースも壊滅したという絶望的な結果でエピソード1の背景ストーリーは終了する。


なお、パンドラ・スペースの崩壊によって、生き残る種族と死に絶える種族が選別されるジェノサイドが起きた模様。
だが、その衝撃の狭間で、種族の楽園とも言うべき世界である「強欲の王国」なる場所が生み出される。
どうして種族の楽園が生まれたのかは不明だが、《口寄の化身》を模した像が置かれている様子が確認できる。
しかし、この強欲の王国が出来たことは誰も知らなかったようである。


エピソード2以降

パンドラ・スペースが消滅した影響でサイキック・クリーチャーの力は衰退。


超獣世界は、アンノウン軍の侵略を許すこととなった。
そして、アンノウンの上司的な存在であるゼニスが登場する。


だが、故郷を失ったエイリアンもアンノウンを相手に戦いを繰り広げることとなる。


やがてゼニスのトップであり、結果的にパンドラスペース壊滅を起こした張本人の《「無情」の極 シャングリラ》が登場。
シャングリラは無事消滅し、エピソード2の背景ストーリーは終了する。


そこから一万年経過したエピソード3


故郷のない中、エイリアンはほぼ消え去る寸前の状態にあった。
しかし彼らは、未だに超獣世界で必死に生き延びていた。
プリンとリュウセイも、コールド・スリープを使いながら生き延びていた。


エピソード3の背景ストーリーの解説はここでは省略するが、何だかんだで物語は終了。


パンドラスペースからの侵略ではじまった物語は一旦の終焉を迎えた。
物語はまったく別の世界に移っていくのだった。


…ところが、その別の世界にもパンドラ・スペースは深く関わることとなる。


ドラゴン・サーガ

ドラゴン・サーガ世界でもパンドラ・スペースは重要な立ち位置にある。


超獣世界とDS世界はパンドラ・スペースが存在する超次元ゾーンを中継点として繋がっていた。
このようにエピソード1までは、超獣世界とDS世界も一定の影響を互いにもたらしていたと考えられる。
また、DS世界におけるエイリアンなどの存在を考えると、DS世界もパンドラ・スペースとの交流があった可能性が高い。
開発主任KのTwitterにて「DS世界におけるエピソード1に相当する歴史」の解説では、「エイリアンはそもそもDS世界に干渉せず、エピソード1相当の話が起きなかった」説と「エイリアンはDS世界にも侵略行為を行ったためにDS世界でも覚醒が発生したが、それを《龍覇 ザ=デッドマン》が抑え込んだことでDS世界サイドがパンドラへの侵入に至らなかった」説の2つの可能性が提示されている。


現にミロクは戦国編の世界からサムライを強制的にDS世界に移動させてパンドラを利用したサイキック・クロスギアの実験台として「デュエル・マスターズ」の第一回大会を開催し、ミロクが呼び込んだサムライやクロスギアの存在はDS世界の文化や技術に大きな影響を与えた。
また、ミロクから「デュエル・マスターズ」の主権を乗っ取ってドラグハートの開発を進めたザ=デッドマンは、研究の過程でパンドラ・スペースにいたアンノウンと接触するなど、交流を行っている。


ところが、前述の通り13がパンドラ・スペースを爆発させる。
この時、超獣世界とDS世界は完全な分離状態にと陥ったために交わることが無くなってしまった。
これによって、DS世界は従来の超獣世界とは別の歴史を歩むこととなる。
そして、オラクルやゼニスが制圧されドラゴンが頂点に立つDSの世界観が確立された。


エピソード2以降の歴史と似た物語を歩めなくなったDS世界では、命運が変わった種族も多く存在する。
超獣世界では、滅亡寸前の運命を歩むエイリアンやトライストーンが普通に生き延びることとなった。
エイリアンに関しては、超獣世界では無くDS世界に逃げ込んだりした者も存在するのかもしれない。
他にも《リュウセイ・イン・ザ・ダーク》や《獅子頂龍 ライオネル》などの従来知られている存在と何かが違うパラレル的存在も生まれた。


上記で色々と書いたが、結果的にDS世界でもパンドラ・スペースは消滅したことには違いない。
しかし消滅後もDS世界に新たな物を呼び寄せてきたようで、失われた超次元から龍の力が封じられたドラグハート・ウエポンが飛来してきたのだ。
このドラグハート・ウエポンが、DS世界でも大きな鍵を握ることとなるのである。


後にドラグハートの正体はザ=デッドマンが封じ込めた『デュエル・マスターズ優勝者の魂』だと判明するが…
何故、そんなドラグハートが失われた超次元から登場してきたのは分からない。


王来篇

パンドラの処刑人と評される《激沸騰!オンセン・ガロウズ》の肉体が《沸天混成 ジョバンセン・ガロウズ》というディスペクターの合成素材として悪用されるが、《我我我ガイアール・ブランド》によって撃破された。


後にディアボロスの肉体が悪用された《覚醒連結 XXDDZ》というディスペクターが出現。
XXDDZと対峙した《ネ申・マニフェスト》と《R.S.S. アアルカイト》は攻撃を仕掛けるが、XXDDZはダメージを一切受けなかったことで本体は別の場所にあるとアアルカイトに判断される。
次元間航行モードに変身したアアルカイトとそれに乗り込んだマニフェストは、Instant Waveのコアである《歓楽のタギャースツ》にXXDDZを解析するよう指示したところ、XXDDZの本体が失われているはずのパンドラ・スペースにあることが判明。
マニフェストとアアルカイトは、Instant Waveのデータベースを駆使してパンドラの位置を特定し、2人が映った最高にエモい写真によって得られた2000兆バズをエネルギーに変えた一撃が超次元のXXDDZに撃ち込まれ、大ダメージを受けて力を制御できなくなったXXDDZは、やがてパンドラの向こう側で塵と消えた。


また、パンドラ・スペースの記憶を受け継ぐ生き残りとして《オンセン・ディス・カイザー》の存在が判明した。



ここから余談だが、今後の背景ストーリーにおいて一つ注目しておきたい面がある。


それは、DS世界と従来の超獣世界の繋がりである。
現在のところ、この二つは交わることはもうないパラレルワールドのように思える。
しかし、パンドラ・スペースが存在していたころは交流があったわけである。
つまり、今後パンドラ・スペースが復活したり超次元ゾーンが再び開かれれば、再度繋がりができる可能性がある。
そうなった場合、何らかの形で二つの世界が交わることがあるかもしれない。


二つの世界の存在は、DS世界のリュウセイの今後にも関わるはずである。


また、DMD-20では《次元龍覇 グレンモルト「覇」》によって何体かのリュウセイが別世界から呼び出されている。
これらのリュウセイはエピソード1時期の超獣世界から来たのか、それとも全く別の世界から来たのかは謎だが、多分後者の可能性が高いか。
というか、超次元が消滅したとされているのに別世界から来客者を適当なノリで呼べるのなら、超獣世界へも移動できそうな気もするのだが……


よくよく考えたら、実際にアウトレイジが種族特有のノリで次元移動しているし……。


一方で、開発主任KのTwitterではエピソードシリーズまでの超獣世界とDS世界の繋がりにおけるパンドラ・スペースの影響を解説している。
開発主任曰く、ストーリー的な連続性やガイアールの魂が両世界を移動したために近いように考えられる互いの世界は、実際にはパンドラ・スペースという特殊な世界を経由していたから連結しているだけで本質的に近い平行世界とは言えないとのこと。
つまり、パンドラ・スペースはかなり遠い平行世界を連結させていたという可能性も出てきた。


パンドラ・スペースに関わった種族

エイリアン

パンドラ・スペースで暮らしていた種族。


超獣世界のクリーチャーの裏の存在であり、姿は異形そのもの。
従来の世界のように5つの文明の文化を築いており、覚醒の力の扱いにも慣れていた。
元々は争いからはぐれたクリーチャーだったらしいので、覚醒編以前は平和に暮らしていたんだろう。


ところが、ゼニスの存在とZ軍の訪問が大きく運命を狂わせる。


エイリアンは結果的にアンノウン軍に操られる結果となってしまった。
その結果、Z軍を手駒として扱ったり、自らが侵略活動を行ったりをして超獣世界に激しい被害をもたらす。


やがてアンノウンの存在に気が付き、超獣世界の住人とも和解するが時すでに遅し。
13によって故郷のパンドラ・スペースは惑星を落とされ爆発。
自らの王と王妃も失うという結果になってしまった。


放浪の民となってしまったエイリアン達だが、そんな中でも彼らはアンノウンやゼニスと戦っていった。
そして、ゼニス大戦終了後の世界やDS世界でも生きていくこととなる。


ある意味、シーザーさんから始まる騒動の一番の被害者。


ハンター

エイリアンによってつけられた傷から誕生した、従来の超獣世界の住人。


当初は、敵意丸出しで攻撃をしていたエイリアンと激しい激突を繰り広げる。
そして劣勢に追い込まれる中、エイリアン打倒の為に戦士たちがパンドラ・スペースへ突入する。


その調査の中で、真の黒幕であるアンノウンの存在を知ることとなった。


ゾルゲ撃破後は、エイリアンと和解する。
エイリアンとの複合種族持ちも登場し、アンノウンやゼニスと激突を繰り広げていくこととなる。


アンノウン

エピソードシリーズ最大の敵。
ゾルゲがファザー・エイリアンやプリンプリンに接触したことでエイリアンを影から操ることに成功し、アンノウンはエイリアンを通じての形でZ一族を操ることになる。
また、「デュエル・マスターズ」の主催を奪ったザ=デッドマンのドラグハート開発に接触し、「アンノウンという種族すら隠したアンノウン」が身分を偽りながら聖鎧亜王家に入り込んで一族を壊滅に導くなど、様々な勢力に接触していた。


しかし、アンノウンには一つ計算外なことが起きてしまい、それは要のゾルゲが予想以上に無能だったことである。
調子に乗った無能は、アンノウンの正体を表舞台に晒してしまい、さらにゾルゲはペラペラとアンノウンの目的を語ってしまい、最終的には撃破されてしまう。


この結果に彼の仲間だった13はゾルゲのやり方に見切りをつけ、直接的な攻撃行動である隕石落としを起こす。
その結果、パンドラ・スペースは爆発してしまい(ついでにDS世界の世界観にも影響を及ぼす)エイリアンは故郷を失った。
というか、アンノウンにとってはパンドラ・スペースは超獣世界よりも価値のないどうでもいい世界だったのだろうか。


何はともあれ、エピソード2序盤までは超獣世界の支配に成功し、そんな中で彼らの上位種的存在の種族であるゼニスの存在も明らかになる。
しかし、アンノウンは上司である《「呪」の頂 サスペンス》の失策などによって劣勢に追い込まれていく。
結果的にゼニスの頂点であり、覚醒編以降の元凶だったシャングリラは倒されたのだった。


ちなみに追記しておくと、エピソード2以前のアンノウンの正体はあまり詳細が分かっていない。
パンドラ・スペース側の住人でもなければ超獣世界の住人でもなさそうだが、開発主任Kによるとエピソード1時代のアンノウンは「パンドラ・スペースを含む次元の狭間にいたことで名前を持っていない者」らしく、ゼニスとも主従関係と言うよりは利害関係が一致した共闘関係にある謎の存在と明かしている。


ゼニス

エピソード1のアンノウンと共にエイリアンやZ一族を利用して超獣世界への侵攻を目論んでいた強大な種族。


DMBD-13で明かされた新たな情報によると、ゼニスではパンドラ・スペースへの侵入が不可能らしく、それ故に恐れられたことで侵略を受けたようだ。
何故ゼニスが侵入が出来ない世界だったのかその理由は不明だが、開発主任Kによると「エイリアンとゼニスの特徴を並べれば分かりやすい」とのこと。
一方でゼニスと同様に悪意のある集団のアンノウンやZ一族は侵入できている事から推察するに「パンドラ・スペースは文明を有していないと侵入が不可能であり、無色のクリーチャーは受け付けられない」と考えられる。
そのため、ゼニスはパンドラ・スペースへの干渉要員として多色であるアンノウンを必要としたのだろう。


なお、パンドラ・スペースが消滅した後のDS世界でもアンノウンとゼニスが出現。
しかし、何が原因なのかは詳細は不明だが、DS世界ではシャングリラと同名の個体が出現しなかった。
その結果、光文明にゼニスの力が現れた事で特殊なゼニスの個体が2体が出現し、天門に存在する施設「ゼニス頂神殿」から多数のゼニスを引き連れてDS世界の支配を狙うが、最終的には短期間で鎮圧された。


シノビ

怒流牙流派の秘伝書にパンドラ・スペースに関する記述が存在し、《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》はこれを用いて敵を異空間に送るという術を使っていた。
どうやらシノビ(もしくは怒流牙流派のみ)は戦国編の時点でパンドラ・スペースに接触していたらしく、「ぱんどら」と呼称していた模様。
一方でドルゲユキムラはパンドラを「謎の世界」と扱っており、戦国編時点で存在するシノビはパンドラの内情は把握していないようだ。


オリジン

戦国武闘会終盤から超獣世界に関与し、結果的にエイリアンやアンノウンの超獣世界への進出の遠因となった種族。
オリジナル・ハートがパンドラ・スペースとの関係性があるとされている。


ディスペクター

龍魂珠》が歴代の超獣の肉体を悪用して合成することによって作られた種族。
エイリアンやアンノウンなどのパンドラと繋がりのある種族やクリーチャーの肉体や力も悪用しており、一部のパンドラ関係者が意志を持たぬ侵略者と化した。
《覚醒連結 XXDDZ》は自身の本体を存在しないはずのパンドラに置くという戦法を用いていた。


スターノイド

ミロクはパンドラの存在をエピソードシリーズの住民よりも先に把握しており、パンドラと言う空間をクロスギアの開発に利用する。
パンドラにクロスギアを設置するが、そこに住む住民には触れられないようにと「魔導」の存在を守護者として封じ込めた。





追記・修正は、パンドラ・スペースに惑星を落としてからお願いします。


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  • 元凶:シーザーさん、戦犯:ゾルゲ、そして新たな黒幕がザ=デッドマン…エイリアン自体は平和な種族なのにやたら揉め事に巻き込まれてるな(E1初期の破壊ノリノリっぷりはスルーで) -- 名無しさん (2015-02-20 22:44:23)
  • てかプリンが復興しに帰った筈だしそのうち再登場しそうではある。その途中でリュウセイとはぐれたみたいだからそれどころじゃないかもしれんが -- 名無しさん (2015-02-20 22:48:51)
  • なんかDS世界の外にもうひとつ世界が登場したし(こんどはオラクルがアウトレイジやドラゴンに潰されず支配しきった世界)リュウセイがプレインズウォーカーよろしくいろんな世界に放浪しそうな気もしないでもない -- 名無しさん (2015-02-20 22:51:57)
  • オラクル世界といいすでに無数の平行世界が生まれてるんじゃなかろうか… -- 名無しさん (2015-02-21 21:09:40)
  • 同じ時期に出てきてるから勘違いしがちだけど、ゼニスとパンドラ(エイリアン)との間にはなにひとつ繋がりはないんだよね。シャングリラが生まれたのは戦国編より更に前の話なんだし -- 名無しさん (2020-09-11 01:38:11)
  • 超次元の王家のFT見るとエイリアン王族は少なくともドルゲユキムラの術の被害者の成れの果てっぽい。もしかしたらエイリアンは元居た世界に帰りたかっただけなのかもしれない。となると悪いのシーザーじゃなくてユキムラでは? -- 名無しさん (2022-03-03 23:13:51)

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