登録日:2014/11/07 (金) 11:34:00
更新日:2023/12/21 Thu 13:30:51NEW!
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悲しむたびに 苦しむたびに
命の限り 生きるとき
見えてくるのは ヒカリ
ガイアノチカラとは、特撮TV番組『ウルトラマンガイア』の挿入歌にして処刑用BGMのことである。
作詞:青木久美子
作曲:小杉保夫
歌:田中昌之&大門一也
【概要】
使用回数は4回。全50話前後と言う放送期間の中で少なく見えるが、そもそも挿入歌が流れること自体そこまで多くなく、
あってもOPをそのまま使うことも多いウルトラマンにおける戦闘シーン用挿入歌としてこれは破格レベルで多い方。
また、『ウルトラマン列伝』などで使われたりもしているため、リアルタイム世代でなくとも知っている人も多いのでは?
【曲調】
ギターなどを中心としたメロディーを持つ王道的ヒーローソング。ウルトラマンガイアのイメージそのままに、力強い歌声で歌唱される。
構成としてはシンプルで、全体としても決して長い方でもないが、それだけに印象にも残りやすく、
戦闘シーンももともとスピード感よりもパワフルさを強調されることの多いガイアだけに、むしろぴったりマッチしていると言える。
【使用場面】
さてこの曲。上述したように処刑用BGMとして使われたわけだが、問題はその場面の方。
まず使われた4回のうち3回を、放送の遅い順で紹介していこう。
◆第35話『怪獣の身代金』
いろんな意味でメジャーであろうカオス回。
ガイアがスプリーム・ヴァージョンになってアルゴナを圧倒し、氷漬けにする一連の場面を引き立てている。
◆第34話『魂の激突!』
故・橋本真也氏が本人役で出演したこのエピソードでは、変身した直後からウルフファイヤーを圧倒する場面で使用。
残念ながら、この曲が使われている間に撃破には至らなかったが、かっこいい格闘シーンを盛り上げる。
◆第30話『悪魔のマユ』
この回ではインストゥルメンタル(いわゆるボーカルなしのBGM)が使用された。
ゴキグモンをスプリームの格闘でメタメタにしてフォトンストリームで撃破する戦闘シーンを燃えるものにした。
以上の三回は、メインキャラにとって重要だったり一種のイベント回だったり、ギャグ回だったりと、
話自体は印象に残りやすいが、『ガイアノチカラ』を使うことによる特別感はそこまで強くなかった。
そのこともあるのか、この曲を聞いたガイアファンが思い浮かべる場面はほぼ一択となるかもしれない。
その回とは……
前話『決着の日』で初登場したガイアV2、そしてスプリームヴァージョンが今までのガイアと違うことを視覚的にもアピールした、あのエピソード。
スーツアクター一名が全身打撲を負ったともいわれている、派手な格闘シーンが撮影された話。
スプリーム・ヴァージョンに「投げの鬼」のあだ名を与えることになった一つの、そしてきっと一番のきっかけともいえる回。
……そう。
第27話
新たなる戦い
~ヴァージョンアップ・ファイト!~
こと、金属生命体ミーモスの話である。
以下、その一連の一部を説明。一応、ネタバレ注意。
フォトンエッジとフォトンクラッシャーの撃ち合いでにせウルトラマンガイアの皮がはがれたミーモスの攻撃によって地面に縫いとめられてしまうガイアV2。
そのピンチに、XIGが援護に入る。この時から前奏部分に入る。
「全機、ウルトラマンガイアを援護しろ!心置きなくやれ!!」
地球のチカラ 生き抜くチカラ 命の限り使うとき
引き寄せている キセキ
怯むミーモス。その隙に脱出するガイアV2。体勢を立て直し、スプリーム・ヴァージョンにチェンジする!
「ガイアが変わる!」
心のマグマが目覚めたら 大地と共に立ち上がるぜ
肉薄し合うガイアSVとミーモス。しかし、力の差は歴然としていた。組み付いた瞬間、軽々とミーモスを投げ飛ばすガイアSV!
邪悪よお前が失った 輝く意思が俺にはある
ミーモスが起き上がろうとする間もなく、ガイアSVは掴んで引き上げて一本背負い!
愛する人を守りたい 単純にそれだけさ
起き上がったところでホールドし、放り投げるガイアSV!
昔も今でも変わらない
すぐにまた組み付き、真上まで持ち上げて、背中からたたきつけるガイアSV!
悲しむたびに 苦しむたびに
負けてたまるかと接近してくるミーモス。しかし、ガイアSVはあっさりと往なし、投げ飛ばす!
命の限り進むとき 見えてくるのは ヒカリ
反撃とばかりにキックを放つミーモス。返す刀でもう一発見舞おうとするも、足を掴まれてひっくり返される!
………………と、こんな感じでミーモスは投げられまくったのである。
初期の体育会系とは遠い位置にいた我夢が金属生命体を軽々と投げ飛ばせるようになったということもあって、
パワーアップが伝わりやすい戦闘シーンであったが、それにしたって投げられまくりである。
おまけに、この手の挿入歌が使われる戦闘シーンは一番のみ使われて終わる(それだけ、長い戦闘シーンにはならない)事の方が多いのだが、
パワーアップ回と言うこともあってかその辺にも力が入っており、
何と二番のパートが終わると同時にフォトンストリームでミーモスが消滅するまで戦闘は続いた。
上述した場面以降もミーモスは投げられまくったのである。そりゃ全身打撲にもなるわ……
そんな訳で、この曲はウルトラシリーズにおける処刑用BGMとしてよりも、
「ミーモス終了のお知らせ」だったり「ミーモス処刑用BGM」だったりと、
何かと「対ミーモス用」的な扱いを受けている部分がある。もしくは、「投げの鬼」のイメージに直結されやすかったりそうでなかったり。
とはいえ、純粋にヒーローソングとしてかっこいいことは紛れもない事実。
上述の通り『列伝』にて再度出番を得ている曲の一つでもあり、本編放送時に使われなかった場面で使用され、
戦闘シーンが当時とはまた違ったかっこよさを生み出すのに一役買うこととなった。
4回とはいえ、やはり当時の段階でもっと多くの場面で使用されていても良かったかもしれない、そんな隠れた名曲の一つであろう。
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▷ コメント欄
- (ミーモスの中の人が)苦しむたびに~~~ -- 名無しさん (2014-11-07 15:25:02)
- 個人的には繭をブチ破って変身完了したところで前奏がかかってファイヤーボムでフィニッシュになるゴキグモン回の使い方が大好きです。 -- 名無しさん (2014-11-07 16:14:04)
- ↑途ちゅう梶尾さんが漢を見せる場面あるしね。 -- 名無しさん (2014-11-07 20:28:44)
- キズナノチカラ -- 名無しさん (2014-11-08 01:25:58)
- やっぱり可哀想なくらい投げられまくるミーモス戦が個人的に印象的だよ、この曲 -- 名無しさん (2014-11-12 09:29:29)
- この曲でガイアを知ったので、この曲には強い思い入れがある。 -- 名無しさん (2016-01-03 18:13:41)
- なんと歌っている人が、クリスタルキングのあの人だそうな! -- 名無しさん (2016-01-03 18:25:46)
- フル―タ星人「ありがとー!!」「ありがとー!!」 -- 名無しさん (2016-12-01 20:06:33)
- ↑2 おまけに作詞作曲は後にDANZEN!ふたりはプリキュアを手掛けるタッグである -- 名無しさん (2021-01-21 00:24:31)
- 30話もボーカル付きのが使われてたけど、列伝だと違うの? -- 名無しさん (2023-07-30 05:07:06)
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