第2次ラグナロック作戦(銀河英雄伝説)

ページ名:第2次ラグナロック作戦_銀河英雄伝説_

登録日:2014/08/24 (日) 10:13:18
更新日:2023/12/21 Thu 10:46:19NEW!
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同盟市民に告ぐ

卿らの政府が、卿らの支持に値するものかどうか、再考すべき時が来た。



第2次ラグナロック作戦とは、SF小説「銀河英雄伝説」内におけるローエングラム王朝による自由惑星同盟を完全に併合するための作戦である。
別名「大親征」。




【背景】

宇宙歴799年/帝国歴490年5月、銀河帝国軍は自由惑星同盟の首都・惑星ハイネセンを無血開城させ、「バーラトの和約」を結び戦争は一時終結した。
その翌月にゴールデンバウム王朝は人知れず滅亡し、新たにローエングラム王朝が開かれることとなる。


しかし、新帝国が始まって間もなくの7月16日、「動くシャーウッドの森」と名乗る謎の集団により「バーラトの和約」に基づき戦艦を処分しようとしていた部隊が襲撃される事件が起こる。
この事件は「ヤンが企ててメルカッツが実行した」という噂が流れ、オリベイラを始めとする旧トリューニヒト派残党の政治家・軍部は目障りなヤンを陥れるために帝国の高等弁務官府に密告を行う。
もっとも、これは明らかにラインハルトを討ち取れなかったヤンへの逆恨みであった。そもそも停戦命令を出したのは彼らの頭目つまりはトリューニヒトであり、軍人のヤンは国家元首の命令を不本意ながら遵守したのである。
その上、トリューニヒトが邪魔をしなければ本当にヤンはラインハルトを討ち取って同盟を救っていたであろう。
(もっとも、そうなったらそうなったで今度は救国の英雄として政敵になりえるヤンを陥れる策を出してきただろうが。)
というわけでどう考えてもヤンに落ち度はなく、そもそも銀河帝国正統政府の承認という大元の原因を作ったのが自分達であるという事さえ分かっていない有様。
或いは、イゼルローンに逃げ込もうと考えていたからヤンを逆恨みしているとも解釈でき、腐敗しきった同盟の官僚達ならば全て該当するだろう。


この時の帝国高等弁務官のレンネンカンプはラグナロック作戦時にヤンに二度も苦杯を飲まされたのを根に持っていたこともあってか、確たる証拠も無いままにジョアン・レベロに対しヤンを逮捕するよう勧告する。
苦境に立たされたレベロは友人のホワン・ルイから「物的証拠もないし内政干渉なのだから言いなりになることはない。ヤンを守るべきだ」と助言されるものの、密告者であるオリベイラにも気圧される形でヤンの逮捕に踏み切ってしまう。
これらは全て、パウル・フォン・オーベルシュタインによるヤンを誅殺するための謀略であった。
尚、レンネンカンプの副官だったラッツェル大佐はヤンに好意的であったことを差し引いても、ヤンが独裁者になるには機を逸しすぎているとこの密告を無視するように進言したが、受け入れられることはなく後日旧知の上官であったナイトハルト・ミュラーに連絡し、一連の暴挙の証言台に立つことを約束している。


7月22日のヤン逮捕後、事前に予感をしていたフレデリカはシェーンコップとアッテンボローに連絡、レベロを拉致して彼の身柄と引き換えにヤンの救出作戦に踏み切る。
間一髪で救い出されたヤンは、今度はレンネンカンプを人質にしてハイネセンを離れる計画を立て、これに伴い計画に加わっていなかったキャゼルヌやムライ、フィッシャー等は罪に問わないようレベロに念押ししている。
翌朝、ヤン一党はレンネンカンプが宿泊していたホテル・シャングリラを襲撃し彼を拉致するが、自身が捕縛するはずだったヤンに捕縛されたということに屈辱を受けたレンネンカンプは自殺してしまう。ヤンはレンネンカンプを生きていることにして交渉を続け、巡航艦レダⅡを手に入れてハイネセンを脱出した。同盟政府の方から関係修繕を持ちかけるのを待つことにする。


これによって、ヤンとレベロという協力できれば理想的であった組み合わせは二人の思想の食い違いや周囲の謀略もあって実現する機会は永遠に失われることとなる。


また、これらの混乱からかつてヤンがその名を挙げたエル・ファシルが同盟からの分離・独立を唱える。もっとも、これには他の星系も続くという楽観論による何ら政略もない軽挙妄動に等しく、挙げ句遠回しにヤンに助けを求めるという、ヤンを逆に動きにくくするという状況に追い込んでしまう。


これに対してラインハルトは戦いを望む心を抑えつつ自重を続けていたが、11月1日に行われた会議の席上で我らがビッテンフェルトが、


陛下がこれまで常勝を誇られた所以は、歴史を動かしてこられたことにあります。

今回に限り、御手をこまねいて歴史に動かされるのをお待ちになるのですか!?


と発言。


ビッテンフェルトの言やよし!


求めていた答えを見出したラインハルトは同盟への再戦を決意し、黒色槍騎兵艦隊への先行出撃を命じた。


11月10日、黒色槍騎兵艦隊の出撃と前後する形で全宇宙へラインハルトの演説が行われた。一連の争乱に関し帝国側(正確にはレンネンカンプら高等弁務官府。更にはレンネンカンプを選んだ自身の失態も含める)の強圧姿勢を非として認める一方、同盟政府の強者に媚びる姿勢を非難し、「バーラトの和約」の破棄と自由惑星同盟に対する再度の宣戦布告を発表した。同時に同盟を完全に併呑するための作戦「第2次ラグナロック作戦」の実行を下す。更に、ヤン一党が出頭すれば厚遇を持って迎え入れる旨を発表し、ヤンを同盟へ帰参できなくする。


これによってヤン一党も同盟への帰参が望めなくなったことで、予てから打診があったエル・ファシル独立政府への参加とイゼルローン要塞の再奪取作戦実行を決意する。



【登場人物-銀河帝国】

ローエングラム王朝初代皇帝。旗艦はブリュンヒルト。


  • ウォルフガング・ミッターマイヤー

宇宙艦隊司令長官。元帥。「疾風ウォルフ」の異名を持つ。旗艦は人狼(ベイオウルフ)。


統帥本部総長。元帥。マル・アデッタ星域会戦において、ラインハルトの補佐を務める。


軍務尚書。元帥。この戦いの元凶ともいえる存在。


上級大将。黒色槍騎兵艦隊を率いる猛将。旗艦は王虎(ケーニヒス・ティーゲル)。


上級大将。速攻に定評のある提督。旗艦はアースグリム。


  • エルンスト・フォン・アイゼナッハ

上級大将。沈黙提督の異名を持つ。旗艦はヴィーザル。


上級大将。「鉄壁」の異名を持つ。旗艦はパーツィヴァル。


上級大将。イゼルローン要塞の守備を任される。旗艦はスキールニル。


  • ヘルムート・レンネンカンプ

上級大将。駐ハイネセン高等弁務官。旗艦はガルガ・ファルムル。
軍人としては非常に有能だが能力的にはそこ止まりで政治家としての器は小さく、ヤン一党に捕縛されたことを恥じて自殺。


  • アルフレット・グリルパルツァー

大将。レンネンカンプの弟子。旗艦はエイストラ。
クナップシュタイン共々「次代の双璧」とうたわれる知勇兼備の将だが、艦隊司令官としての器は今一つ。


  • ブルーノ・フォン・クナップシュタイン

大将。レンネンカンプの弟子。旗艦はウールヴルーン。
無能というわけではないが、艦隊司令官としての経験が浅く、失敗が多い。


  • ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ

ラインハルトの首席秘書官で、マリーンドルフ伯フランツの長女。通称ヒルダ。


  • ウド・デイター・フンメル

レンネンカンプの首席補佐官。
新体制となったローエングラム王朝の陰で野心を抱く悪徳官僚の一人。
ヤンを強引に逮捕させようとレンネンカンプに入れ知恵を行うなど小細工を行い、一連の騒動の原因の一つとなる。
事態が収拾できなくなってからは、引っ込んでしまうが最終的にはさらに卑劣な小細工でラインハルトに取り入ろうとする。


【登場人物-エル・ファシル革命予備軍】

革命軍総帥。旗艦はユリシーズ。
バーラトの和約後はハイネセンで平和に暮らすはずだったが…。


  • フレデリカ・グリーンヒル・ヤン

ヤンの妻。少佐。
ヤンの逮捕に裏を感じ、アッテンボローやシェーンコップらと共にヤンの奪還に動く。


  • ユリアン・ミンツ

ヤンの一番弟子。中尉。ポプランと共に地球教本部に潜入。
本部壊滅後にヤンと合流する。


  • ダスティ・アッテンボロー

ヤンの後輩。中将。旗艦はマサソイト。


元帝国軍の宿将。「動くシャーウッドの森」を動かす実行役。旗艦はシヴァ。


薔薇の騎士団ローゼンリッター」隊長。中将。ヤン救出作戦で大活躍。


中将。後方支援本部長代理を務めていたが、ヤンの逃亡を事前に知ると、役職を捨てて家族と共に合流。


  • エドウィン・フィッシャー

元ヤン艦隊副司令官。中将。

  • ムライ

元ヤン艦隊参謀長。中将。

  • ヒョードル・パトリチェフ

元ヤン艦隊副参謀長。少将。
3人共辺境警備の任にあたっていたが、ビュコックの依頼で無傷の艦隊5560隻をヤンに届ける。


  • オリビエ・ポプラン

戦闘艇「スパルタニアン」のエースパイロット。中佐。ユリアンと共に地球教本部で大暴れ。
後にイゼルローン要塞再奪取作戦でも活躍。


  • バグダッシュ

情報操作のプロ。大佐。未だにユリアンからは信用されていない。


  • カーテローゼ・フォン・クロイツェル

「スパルタニアン」の新人パイロット。伍長。通称カリン。シェーンコップの娘。



【登場人物-自由惑星同盟】


  • アレクサンドル・ビュコック

元宇宙艦隊司令長官。元帥。旗艦はリオ・グランデ。
バーラトの和約の締結後に退役し、夫人と悠々自適の生活を過ごしていた。
ヤン一党のハイネセン脱出に伴い、レベロから現役復帰とヤン一党の討伐を再三要請されるも病気を理由に固辞し続けた。
(本心は同盟にとって何ら利することのない事を理解していたため)
しかしラインハルトの宣戦布告を受けて現役復帰を決断。自由惑星同盟の軍人として最後の戦いに赴く。


  • チュン・ウー・チェン

宇宙艦隊司令長官代理兼総参謀長。大将。
ヤン一党討伐を固辞するビュコックに代わってヤンを討つようレベロから指示を受けるが、ヤンとの関係修復のためにも追い詰めすぎてはいけないと進言する。
加えて「どうしてもと仰るなら私はヤンと戦いますが、あのヤン元帥と戦うと聞いて従う兵がどれほどいるとお思いですか」と返し、これにはレベロも答えに窮した。
しかし宣戦布告を受けて現役復帰したビュコックの戦線復帰には同行し、帝国軍と戦う。


  • スーン・スール

第一次ランテマリオ会戦からのビュコックの副官。少佐。旧姓は「スールズカリッター」。
ビュコックの現役復帰を喜ぶが、この迎撃戦を「大人の宴会」と称するビュコックは若いスールの同行を認めず、命令を受けてヤンのもとへ向かう。


  • エマーソン

宇宙艦隊旗艦リオ・グランデ艦長。中佐。


  • ラルフ・カールセン

中将。豪胆さを持つ勇猛果敢な司令官。旗艦はディオメデス。
先のランテマリオ星域会戦やバーミリオン星域会戦にも第15艦隊司令官として参加した。
石黒版アニメで語られた士官学校を卒業していない旨のオリジナルの台詞が原作スタッフに気に入られ、後に原作設定も叩き上げ軍人の将官として変更されたお方。


  • ザーニアル、マリネッティ

准将。両名とも原作では第八次イゼルローン要塞攻防戦でイゼルローンに救援に向かう分艦隊指揮官として登場*1。それ以降の出番はない。
OVA版ではその後ランテマリオ会戦に参加し、マル・アデッタ星域会戦でもハイネセンからの出撃場面で僅かに登場するが、肝心の戦闘シーンは見られず、恐らく戦死したものと思われる。


  • ジョアン・レベロ

最高評議会議長。元はシトレやビュコックと親しかったが、帝国の策謀と自由惑星同盟存続のためにヤンを裏切ることになる。ヤン一党のハイネセン脱出後は事態の発覚を恐れて日に日に神経をすり減らし、正気を失っていってしまう。
ホワン・ルイの提案を取っていれば、少なくとも政治的な抗議によって同盟の命脈を伸ばすチャンスがあったのだが、「既に沈没寸前の船を無理矢理維持しようとした」ことと、何よりもかねてから抱いていた「ヤンはいずれルドルフと同じ独裁者になるのでは」と疑心暗鬼に駆られた結果、「国家の英雄を売り渡す愚挙」を選択してしまった事で最後にして唯一の好機を不意にしてしまった。
なお、藤崎版ではヤンを同盟市民として守ろうとするものの帝国の実力行使には抗しきれずにヤンを奪われたこと、ヤンから「全て自分のせいにする形で同盟を存続させて欲しい」と提案されており、大分まともになっている。


  • ホワン・ルイ

レベロの盟友で良識的な政治家。暴走するレベロを必死にたしなめるが、ついにはレベロの側から面会を拒否されるに至り、彼は何もできなかった。


  • ロックウェル

統合作戦本部長。大将。
出世欲が強い一方で己の保身も強く考える男で、レベロからヤンの部下たちを捕縛するよう命令を受けた際は自信満々に応えるも、失敗した際には見苦しく言い訳を並べた。
囚われていたヤンの暗殺やレベロの見殺しを図った挙げ句、最後は軍人としても最低最悪の愚挙に出る。


  • エンリケ・マルチノ・ボルジェス・デ・アランテス・エ・オリベイラ

国立自治大学の学長にして歴代政権のブレーン。ヤンをかつて査問会でリンチにしようとした張本人。
ロックウェルらと共に(恐らく査問会での恨みもあってか)ヤンを帝国に売り渡すべく密告し、さらにはその仲間たちも始末するためレベロに入れ知恵を吹き込む。
だが、自分の発言に対する責任と自覚は皆無で、いざ自分の提案が失敗すれば提案者としての責任さえ逃れようとする始末。
歴代政権に助言をした人物でさえも陳腐な私怨で国民的英雄を陥れようとした挙げ句にその謀略の責任逃れを図る醜態は、レベロに『同盟政府が既に沈みかけている船』であると痛感させた。


  • ウィリアム・オーデッツ

国防委員会委員。
元TV番組のキャスターで、ラグナロック作戦時にトリューニヒトが雲隠れした際には、トリューニヒトを擁護し責任はむしろ同盟市民にあると発言している。
レベロから帝国軍へ撤兵を交渉するための政府特使として派遣されるも、相手にすらされなかった。ミッターマイヤー曰く「竜頭蛇尾のおしゃべり」。
混乱を生き延びた後にロイエンタールを窮地に追い込んだ挙げ句にルビンスキーに始末されるのだが、それはまた別の話。



【開戦に先駆けて】


艦隊陣容はビッテンフェルト、ミッターマイヤー、アイゼナッハ、ミュラー、ファーレンハイト、ヴァーゲンザイル、クーリヒ、マイフォーハー、グローテヴォール、旧レンネンカンプ艦隊(クナップシュタイン、グリルパルツァーが運用)。
ロイエンタールは統帥本部総長としてブリュンヒルトに乗艦し、ロイエンタール艦隊の運用はベルゲングリューンが担当した。
さらにイゼルローン要塞に駐留していたルッツ艦隊にも出撃命令が下された。


なお、開戦前に、同盟側からウィリアム・オーデッツが帝国軍艦隊に特使として派遣されている。
この特使はビッテンフェルトからミッターマイヤーにたらいまわしにされ、そのミッターマイヤーの前で弁舌を振るうが受け入れられず、しまいにはラインハルトを侮辱するような発言をしてしまうが、
「帝国の者が同盟首脳を侮辱した時、それに対して激昂するような忠誠心のある者が同盟政府にいるか。ヤン一党は命を賭けてヤンを助け出したが、そんなことができるものが同盟政府にいるか」とミッターマイヤーに喝破されてしまった。


一方の同盟軍は、ヤン一党とは別に退役していたアレクサンドル・ビュコックが現役に復帰し、残存する戦力をもって帝国軍に対し一戦交えるべく準備を進める。
勝ち目がないことを悟っていたビュコックはこの戦いを「大人の宴会」と称し、30歳未満の将来ある若い者の参戦を認めなかった。
また、チュン・ウー・チェンは辺境警備にあたっていたムライ、パトリチェフ、フィッシャーを呼び出し、5560隻の宇宙艦隊を引き連れてヤンの元へ向かうよう命令を下した。


12月、エル・ファシル革命予備軍がイゼルローン要塞再奪取作戦のため出撃するのと前後して、ビュコック率いる自由惑星同盟軍最後の宇宙艦隊がハイネセンを出撃した。


かくして、銀河帝国軍と自由惑星同盟軍の最後の戦いが始まる……。




【第10次イゼルローン要塞攻防戦】


宇宙歴800年/新帝国歴2年1月2日、ヤン率いるエル・ファシル革命予備軍とイゼルローン要塞に駐留するルッツ艦隊との間に起こった戦い。


艦隊指揮はメルカッツが行い、ユリアンやシェーンコップ、ポプラン等白兵戦に腕のある同盟軍将兵が突入部隊を担った。
なおシェーンコップの判断により、カリンの参戦は認められていない。


1月2日、バグダッシュによりイゼルローン要塞における情報操作が行われた。
これはラインハルトの名を騙って第2次ラグナロック作戦への参戦を命令するものだったが、翌3日にはこれと逆の命令を行い、さらに内通者を捕縛せよという内容の指令まで送り込まれた。
実際に逮捕者が出たためルッツはこの命令を信用したが、翌日にはさらに逆の内容の指令が届く。
この情報操作が繰り返され、5回目に下されたラインハルトの本当の命令をルッツは罠だと疑って無視することとなった。
これに対しバグダッシュは、脅迫めいた内容の命令を送るが、これを罠だと判断したルッツは、要塞を出撃するとみせて、突入を図る革命予備軍をイゼルローン要塞と挟撃する形で殲滅する作戦を取る。


しかしこの時、第9次イゼルローン要塞攻防戦でヤンたちが残していた「置き土産」がその効力を発することとなる。
バグダッシュが「健康と美容のために、食後に一杯の紅茶」という通信を送り、それを受容したイゼルローン要塞は機能が完全にストップしてしまう。
無防備な要塞に革命予備軍は突入し、白兵戦の末にAS28ブロック第4予備制御室を制圧。ユリアンの「ロシアン・ティーを一杯。ジャムではなくママレードでもなく蜂蜜で」という暗号を入力して要塞機能を掌握。
帰還するルッツ艦隊に向けて「トールハンマー」を照射し、追い散らすことに成功、要塞内の帝国軍も戦意喪失し、勝敗は決した。
留守を任されていたルッツの幕僚であるヴェーラー中将は、部下の命を助けてもらうことを嘆願した後、責任を取ってピストル自殺を遂げた。




【マル・アデッタ星域会戦】


先のイゼルローン要塞再奪取作戦と並行して行われたのが、マル・アデッタ星域会戦である。
帝国軍はラインハルト率いる本隊を中心に、左翼にミッターマイヤー、右翼にアイゼナッハ、後方にミュラー、予備兵力にファーレンハイト、前衛にクナップシュタイン、グリルパルツァー率いる旧レンネンカンプ艦隊の、総勢13万隻の大軍で陣を敷いた。
これに対し同盟軍は、アレクサンドル・ビュコック率いる本隊1万隻に、ザーニアル、マリネッティ少将率いる分艦隊各3000隻、カールセン率いる別働隊6000隻の計2万2千隻という、圧倒的兵力差を前に戦うこととなった。
戦いの場となったマル・アデッタ星域は、恒星マル・アデッタを中心に小惑星が多く、狭く複雑な回廊を形成しており、同盟軍は数の不利をこの地形によってカバーしようとしていた。


数では帝国軍が圧倒的であり、その兵力を分散してもお釣りが来るほどであった。
そのため、別働隊を組織してビュコック艦隊との戦闘にあて、その隙に本隊が首都ハイネセンを落とすという案がシュトライトから出された。
しかしラインハルトは、「老将の死を覚悟の挑戦、受けねば非礼にあたる」としこれを却下。
もっともシュトライトも本気でその策が受け入れられると思って提言したわけではなく、諸将もこれに同意した。


宇宙歴800年/新帝国歴2年1月16日、両軍は激突する。
双方軽く撃ち合った後ビュコックは小惑星帯に下がるが、これを好機と見たグリルパルツァーが突入する。
しかし、小惑星の陰から攻撃する同盟軍と恒星風に煽られたグリルパルツァー艦隊は3割の損害を出し撤退。これに対しラインハルトは、ファーレンハイトに敵の背後を突くよう指示し、同時にクナップシュタインに敵の陽動を命じる。
しかし老練なビュコック相手に経験の浅いクナップシュタインでは荷が重すぎたのか、陽動するどころか逆に攪乱されてしまい、被害を拡大させる。
クナップシュタインを牽制したビュコックは後方のファーレンハイトとの戦いに備える。
小惑星帯から出て来たところに逆撃を加えようとしたファーレンハイトだが、その直前にカールセン率いる別働隊から奇襲を受け、やむなく後退せざるを得ない状況となる。


カールセンはそのまま回廊を迂回して帝国軍本体の背後を狙い、その後ろをファーレンハイト、ビュコックと続く形となった。
カールセン艦隊は背後に回り込むことに成功するが、そこに控えていたのは「鉄壁」ミュラーだった。



強行突破だ!!生きて還れずともカイザーに一太刀浴びせずにおくものか!



この直後にビュコック率いる本隊が追いつき、敵陣本営を突くべく突入を試みるが、ミュラー、ファーレンハイト、さらに右翼から回り込んできたアイゼナッハ艦隊に足止めされる形となる。
恒星風の影響で一時的にミュラー艦隊を突き崩すことに成功するが、その側面をミッターマイヤー艦隊に急襲され再び足止めを食らう。
突破したミュラーも背後から攻撃し、さらには先行していたビッテンフェルト艦隊が到着しダメ押しの攻撃を加えたことで、同盟軍の攻勢はついに限界点に達した。


ワシは士官学校に行けなんでな…

これまで統合作戦本部のエリートさん達に対する意地だけで戦ってきたようなものじゃ

こんな時代でなかったら、到底艦隊司令官までは出世できなんだろう


それが、こうしてカイザーに肉薄するところまで戦えたんじゃ

…もう、充分じゃな


23時10分、カールセンが戦艦ディオメデス撃沈に伴い戦死。
8割の艦隊が失われた状態で組織的な抵抗も不可能と同盟軍は敗走を開始、
残った艦をヤンへの最後の手土産とすべくビュコックを始め100隻程の艦艇は殿を務めるべく最後の攻勢に出た。
抵抗を止めない同盟軍に対しヒルダはラインハルトに降伏勧告を行うよう勧める。
ラインハルトは敵軍への礼儀としてこのまま殲滅を進めようとするが、ヒルダが寛容を見せることも一つの道と説くと、ラインハルトはこれを受け入れつつ帝国艦隊司令長官であるミッターマイヤーに代理として同盟軍に降伏勧告を行わせる。
すると旗艦リオ・グランデから皇帝ラインハルトとの交信を求める旨があり、ミッターマイヤーは承諾しブリュンヒルトとリオ・グランデの通信を繋ぐよう指示した。
負傷しつつも姿勢を正したビュコックの姿がブリュンヒルトのスクリーンに映り、ラインハルトも起立して老将に応える。


カイザー・ラインハルト陛下、ワシは貴方の才能と器量を高く評価しているつもりだ。

孫を持つなら、貴方のような人物を持ちたいものだ。


――だが、貴方の臣下にはなれん。

ヤン・ウェンリーも、貴方の友人にはなれるが、やはり臣下にはなれん。他人事だが保証してもよいくらいさ。

なぜなら、偉そうに言わせてもらえば、民主主義とは、「対等の友人をつくる思想」であって、「主従をつくる思想」ではないからだ。

ワシはよい友人が欲しいし、誰かにとってよい友人でありたいと思う。だが、よい主君もよい臣下も持ちたいとは思わない。

だからこそ、貴方とワシは同じ旗をあおぐことはできなかったのだ。

ご厚意には感謝するが、いまさら貴方にこの老体は必要あるまい


民主主義に、乾杯!



23時30分、交信が終わりラインハルトはついに最後の砲撃を開始。
戦艦リオ・グランデは撃沈し、ビュコックとチュン、艦長のエマーソンは最後の杯を交わしながら宇宙に散った。



他人に何がわかる……



その死に様はラインハルトを始めとして居合わせた帝国諸将達に感銘を与えるが、ラインハルトがビュコックの思想に共感することはなかった。


【作戦の終結】


マル・アデッタ星域会戦終結後、ラインハルトはビュコックの戦いに敬意を表し、星域を通過する間諸将に敬礼を行うよう命じている。
また時を同じくして、ヤン一党によるイゼルローン要塞奪取の報が舞い込み、ビュコックたちが陽動であった可能性を感じたラインハルトは激怒するが、ヒルダはその可能性を否定した。
ヤンにとってビュコックはまだまだ必要な存在であり、そのような人物を囮にして目的を遂行することはヤンの本領ではないという判断からである。
事実、ビュコックの死はヤンにとって完全に想定外のことであり、凶報を聞いたヤンは己の判断の甘さを悔いた。
後悔のあまり、紅茶の入った紙コップを握りつぶし、「何が知将だ」「救いがたい低能」と自虐したほどである。
ただし仮にヤンがビュコックが戦いに出向くことを知っていれば、イゼルローンを放置してビュコックの援護に向かった可能性も指摘されており、そうなればヤンは史上初めて勝算なき戦いに身を投じることになったであろうと推測されている。
だが、だからこそビュコックはヤンに知らせなかったのだろう…。
ヤンを大切に思うビュコックがあえて伝えなかったのだとフレデリカに諌められ、ヤンは落ち着きを取り戻す。



一方、同盟艦隊全滅の届いた惑星ハイネセンでは、


帝国軍がヤン・ウェンリーの首を要求すればすぐに与える。もし私の首を要求してきても同様だろう。

従って、これはあくまで自衛的な手段であって権力を欲してのことではない。


ビュコックの戦死を知ったロックウェルは同僚を連れて同盟元首のジョアン・レベロの元を訪れた。
帝国がヤンの首を要求した際にレベロが差し出すことを選んだように、今後は私の首を差し出そうとするのではないか。
ならば、これはクーデターではなく自衛である。そう主張しロックウェルは同僚と共に銃を向けるが…


自衛というならば、無用のことだ。帝国軍が君達の首を要求するはずがない。

なぜなら、君達はヤン・ウェンリーではないからだ!


暗に「ヤンほどの才覚はない君たちを帝国はなんとも思わないだろう」と言ったのである。銃口を向けられた上でレベロは見事な啖呵を切った。
ロックウェルと同僚は憤るも「あなたと同じ方法を取っただけであり、あなたがそれで死ぬのも自業自得だ」と先の発言を無視して開き直り、なおもレベロに銃を向ける。


なるほど、自業自得か。

そうかもしれないが、私の死を正当化することと君達の行為を正当化することでは全く別物であるはずだ。私の良心と、君達の良心とでは課せられた義務も異なる。


ロックウェルの動機が見え透いた保身である事をレベロは見抜いていた。
そもそも、ヤンを生贄にしたのも同盟という国を存続させるための決断であって、レベロ自身の保身のためではない。
結果として裏目に出たのは間違いなくとも、その動機自体は決して後ろ暗いものではない。


だが、よろしい。私を撃って、君達の安全を買いたまえ!


ビュコックの戦死を通じて同盟が滅亡することを完全に悟ると共にレベロはノイローゼから回復し、最後は保身を図る卑劣な軍人達の銃弾に倒れた。
もっとも、後の展開を考えれば自分の首で安全が保証されるわけないというのを見抜いてもいたのだろう。
実際に、彼らの行動には何ら正当性もなく、政治的、軍事的に意義があることでは無い。只、表面だけを真似したに過ぎないのである。



これで、彼らは自分達自身の処刑命令書にサインしたことになる。

カイザー・ラインハルトは決して彼らを許さないだろうよ。



ハイネセンに到着したラインハルトはレベロの遺体と数秒間だけ対面。自由惑星同盟最後の議長に対して素っ気なくも礼節に則った対応を取った。
更に、自らの命を狙った者が捕らえられ、自害したと聞くとラインハルトはその遺体を家族に返還するとともに、犯人の家族を罰することそのものを固く禁じた。


同盟政府官僚たちは、ラインハルトの寛大さの前にかえって民主共和政が一個人の器量に敗北したと言う認識を深め、帝国に対する反抗の意思を失う者が続出。
彼らは従来の職務に励む形で帝国に服従した。


皇帝への忠誠の誓約書とは何か!

自由惑星同盟には、市民によって選ばれた元首はいても皇帝など存在しない!存在しないものから命令を受ける謂われはない!

ハイネセンポリス首都政庁参事官 ヒジアス・アドーラ*2



国有財産のリストを閲覧する権利は納税義務を果たしている同盟市民にのみ帰することだ!

また、政府公務員には同盟の法律及び自己の良心に基づいて職務を行う事になっている!

私とて、命は惜しいがひとたび公僕となった以上、細やかな義務を果たさないわけにはいかない!

財政委員会事務局国庫課長 クロード・モンテイユ



この記述は何か!?

『2月11日、銀河帝国皇帝を自称するラインハルト・フォン・ローエングラムなる者、法律上の資格なくして議場の見学を申請する。』

読んだとおりですが?

これは充分に不敬罪に値する!削除すれば、今回は不問に付しても良いが!?

お断りします。

削除したまえ!

できません。

貴様!

最高評議会書記局二等書記官 グレアム・エバート・ノエルベーカー



一方、上記の3名のように断固として自らの意思を口にして民主共和制への忠誠と帝国への反抗を志した者もいた。
選挙で勝つためだけに三千万の将兵に戦争をやらせた挙げ句に二千万人を殺したサンフォードやウィンザー、普段から美辞麗句で大口を叩いておきながら肝心なときには何もしないで自分の安全だけ図った挙げ句に逃げだしたトリューニヒトとは雲泥の差である。


立派な男達だ。そのような者達が中堅以下の地位に留まっているようだからこそ、同盟が滅びたのだ。

その者達を罰してはならん。さしあたり、従順な者達だけを登用して政務を担当させよ。


彼らは一度は獄中の人となったが、同盟の官僚としての筋を通す彼らの矜持に感銘を受けたラインハルトは彼らを釈放した。
迅速に同盟領の統治を行う為に彼らを敢えて素通りする形で制圧した。罰することもなく、逆らいようのない流れを持って血を流すことなく彼らに勝利した。
いや、逆らいようのない流れをつくることができたからこそ、ラインハルトは個人的な感傷で彼らを罰しないことができたのかもしれない。


が、やはり例外は存在する。
レベロを暗殺したロックウェルはラインハルトに謁見するが、「何の用だ」と言わんばかりの高圧的な姿であり、望んでいたような返答が得られずに困惑する。
答えに詰まったロックウェルは苦し紛れの自己弁護に、謁見の場に居合わせているファーレンハイトを指して
「かつてリップシュタット戦役で敵対したファーレンハイトを重鎮として迎え入れているのならば、自分達も同様の計らいをしても良いはず」
などと恥知らずも甚だしいことを口走った。
ファーレンハイトは確かにラインハルトの敵であり、貴族連合軍の中では浮いていたが、決して味方を裏切るような行為はしなかった。
ラインハルトが取り立てたのもその才覚と人柄を評価してのものであり、裏切りの功績によるものではない。
これが完全にラインハルトの怒りを買った。


本来ならば、戦場の外で血を流すのは卿の本意ではあるまいが、特に卿に命じる。


この薄汚いハイエナ共を処理して、せめて宇宙の一隅だけでも清潔にせよ!


同類扱いされたファーレンハイトの怒りに同意する形で、彼にロックウェル一味の処刑を命じた。


この一連の流れはヤンの予測通りで、レベロ暗殺の決行によりロックウェルは自分達の死刑執行書に自らサインをしたのである。
レベロも始めからラインハルトがそうした行いを許さないのを気付いていたのだろう。見当違いも甚だしく、実力で手に入れたわけでもない地位で自分をヤン、ビュコックと同列だと自惚れた同盟最後の将官は、保身のために国家元首を殺害した挙げ句に敵国の王にさえも侮蔑と共に処刑されるという無様な末路を辿った。
もっとも、腐敗した政治家に媚びを売ることで出世した将官が大半だった当時の同盟幹部の惨状を顧みれば当然の結末であり、本人がレベロに言ったとは別の意味で自業自得の結末であろう。
そして、彼らのこの愚挙はエル・ファシル独立政府のロムスキーらが万が一ヤンを生贄にしたとしてもエル・ファシルの自治を勝ち取れないどころか逆に自分達が殺されるだけという教訓に繋がることとなった。


しかも、帝国側ではヒルダもこの展開を予測していたのである。
もっとも、彼女は『人間は自分が思っている以上に卑劣になる事が出来る』、『逆境に立たされなければ、そうした側面を知る事も無かった』と一定の擁護はしているが、やはりロックウェルらの軍人として最低極まりない行動と愚かさは彼女でも侮蔑に値したようで、処刑を止めることはしなかった。


ちなみに主君を殺した上での降伏は劇中でも先例がある。リップシュタット戦役の終わりに盟主ブラウンシュヴァイク公の亡骸と共に参上したアンスバッハだ。
だがこのアンスバッハによる自裁推奨という形の主君殺しも一応は本人承諾の上であり、しかもあくまで主君の亡骸をも使って窮鼠猫を嚙むための仕込みの一環であった。
亡骸と共に参上した時点のアンスバッハは周囲から軽蔑されていた上、おまけに暗殺に失敗した後は主君へ謝罪をした上で見事な服毒自殺を遂げる忠義も見せている。
軍人として正面から戦うでもなく、政治的な筋道を通すでもなく、不意を付いて逆襲*3するでもなく、保身と出世のためだけに主君を殺した上でただ降伏した。
この点からもロックウェルはラインハルトが評価するような才覚や強い意思は持っていなかったと言ってしまっていいだろう。


謁見を終えた後にラインハルトはロックウェルらを「下水の汚泥」と酷評。
一方で先のマル・アデッタで戦い散ったビュコックは「新雪」(原作小説)や「山の清水」(石黒版OVA)に喩え、一杯の白ワインを手向けている。


なお、後に彼らの暗殺劇が故・レンネンカンプ高等弁務官の補佐役だった首席補佐官ウド・デイター・フンメルがヤン・ウェンリー謀殺未遂事件の時と同様の小細工でそそのかした事実が明らかになった。命こそ取られなかったが、帝都に送り返されて更迭の憂き目に遭った。


そして、翌日にラインハルトは同盟軍の戦死者の遺族と生き残った傷病兵に危害を加えず、礼節に乗っ取る旨を布告した。
150年に渡り、叛乱勢力と扱われた同盟軍の将兵と遺族にさえも礼節を忘れないラインハルトはルドルフとは真逆の清廉な専制君主であった。
この圧倒的なまでの器量を目の当たりにした同盟市民は帝国の支配を甘受する動きを見せ、同盟政府の官僚達の絶望は大きく、
彼らを打ちのめしたのは『同盟が軍事力で帝国に敗れた』ことでも『民主共和制が専制政治に敗れた』ことでもなく、『民主共和制が一個人の器量に敗れた』絶望であった。


だからこそ……カイザー・ラインハルトが名君であればこそ、彼は民主共和制の最大の敵なんだ。


かくして宇宙歴800年/新帝国歴2年2月20日、同盟領全土の併呑を宣言する「冬バラ園の勅令」が公布され、自由惑星同盟は滅亡、273年の歴史に幕を下ろした。150年に渡り辺境の叛乱勢力と見做され、滅亡した後に初めて歴史上に存在したことを認められるというあまりにも皮肉な形で。


beforeラグナロック作戦
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  • 本当に名シーンだよな…ビュコックの所は -- 名無しさん (2014-08-25 12:42:54)
  • ただ残念ながらラインハルトに感銘を与えたのは彼の死に様の美しさであって言葉や思想では無かった -- 名無しさん (2015-07-19 17:47:04)
  • これ「山の聖水」はアニメで原作では「新雪」じゃあなかったけ? -- 名無しさん (2015-07-26 00:21:49)
  • マル・アデッタはパーツィバルが艦としての防御力を発揮した数少ない事例でした。回廊決戦ではどうだっけか。 -- 名無しさん (2015-11-12 12:16:12)
  • 多数の被弾を受けてぼろぼろになったリオ・グランデとその巨大なサイズも印象的だった。 -- 名無しさん (2015-12-26 04:28:35)
  • 野暮なことだけど、「対等の友人を作る思想」って言ってたけど、政治家と民衆との間は超えられないほどの身分の壁があるよね?とは言ってはいけないことなのだろうか。天国のビュコック爺さんごめんなさい>< -- 名無しさん (2017-07-31 07:11:40)
  • ↑そう思い込んでる人が多いってだけで実際はそんなことはないさ。というさ実際に身分に差があるならデモのようなマネが許されたりはしない -- 名無しさん (2017-07-31 17:14:21)
  • ↑2 政治家と民衆の間に実際身分の壁はあるし、壁ができるのを止めることはできない。でもその壁を民衆の意思で動かしたり取り除いたりできるのが民主主義の良い所だ。 -- 名無しさん (2018-05-24 10:11:53)
  • ↑ 名言だ!! -- 名無しさん (2018-09-11 14:47:33)
  • ビュコックの言葉がラインハルトに何かをもたらしたことがわかるのがこのずっと先の最期なのだな -- 名無しさん (2018-09-20 23:14:13)
  • ちなみにロックウェルの命乞いを許さずワザワザファーレンハイトに処刑させたのは、「嘗てファーレンハイトのように敵対した者を許して重用してるんだから自分も許して降しあ」とファーレンハイトの背景も碌に知らずに命乞いしたのが逆にファーレンハイトの逆鱗に触れ、皇帝もそれを理解したからなんだそうで -- 名無しさん (2020-05-05 20:09:56)
  • というか裏切るにしてもタイミングってのがあるだろう。あのタイミングで裏切ってもそら嫌われるって -- 名無しさん (2020-06-23 13:24:06)
  • ↑ロックウェルがレベロを殺したのは、フンメル補佐官がレンネンカンプの時のようにロックウェルを煽っていたのが一番の原因。ちなみにフンメル自身もこれらの小細工がラインハルトの逆鱗に触れて粛清されてる。 -- 名無しさん (2020-06-23 16:14:53)
  • 動画見ながらちょっと考えてみたけど、どう考えても詰みの状況を覆す案は出なかった。やはり、そんな絶望的な状況の中で、ラインハルトの直営艦隊、しかもブリュンヒルトの周囲の戦艦を撃沈するところまで肉薄したビュコック爺さんはすごいわ……。 -- 名無しさん (2020-06-23 16:54:04)
  • ここだけの話ではないのだけど、「山の聖水」ではなくて「山の清水」が正しいと思う。雨水が森林や土壌で時間を掛けて濾過され極限まで澄み切った湧水を、歴戦の叩き上げで民主主義の軍人の精髄を体現するビュコックに重ね合わせたのではないのかな。 -- 名無しさん (2020-06-24 21:50:54)
  • ビュコックの最期に感動したのは間違いないけれど、これってゼークトの最期と本質的には変わらんのよな -- 名無しさん (2020-09-15 18:34:14)
  • そもそもこの戦い自体が同盟軍は死にに行ってるようなもの。だからビュコックも年齢制限かけてる。ロイエンタールに言わせれば理屈上意味はないけど負けないと負けた側が納得しない -- 名無しさん (2020-09-22 17:14:30)
  • バーミリオン会戦が帝国、同盟共に不完全燃焼 -- 名無しさん (2020-09-22 17:35:15)
  • ↑続き、同盟側はトリューニヒトの寝返りで負けたと思い、戦意が燻っている。帝国側も、搦め手で勝ったけど、決めポーズ付きで派手に勝ちたいと思っているから、戦意が燻っている。何処かで有り余る戦意を発散させないとね。 -- 名無しさん (2020-09-22 17:42:48)
  • うーん……。基本は回廊内で迎撃し、クナップorグリルが入り口でもたついている間に、カールセンとビュコックの両艦隊でファーレンハイトを挟み撃ちにしてたら、少しは同盟有利になっていただろうか……? -- 名無しさん (2021-01-25 15:35:53)
  • それと、ビュコック爺さんが戦死して、ラインハルトが独白した後の地の文から考えると、もしキルヒアイスが生きていたら、ラインハルトも少しはビュコックの思想に共感していたかな……? -- 名無しさん (2021-01-25 15:38:19)
  • 捕まったヤンが殺されそうになるシーンは原作・OVAだとモブの士官が下出人になってるけど、ここで査問会の時のベイ大佐が出てきても良かったかも。OVAだと直前の話でちょろっと出てるし、何気にベイ大佐は明確に裁きを受けずに勝ち逃げしてるから、因縁のあるフレデリカが射殺することで仕返しを果たせるしカタルシスにも繋がったかも。 -- 名無しさん (2021-09-02 13:51:52)
  • あれ、フンメルは更迭されただけでは? -- 名無しさん (2021-09-02 14:12:19)
  • 「ゴールデンバウム王朝は人知れず滅亡し・・・」って日本語おかしい。誰にも知られずひっそりとって意味になる。 -- 名無しさん (2022-07-28 00:15:09)
  • ↑↑どう考えても、フレデリカがベイ大佐を撃ったら、逆恨みでないか -- 名無しさん (2022-07-28 12:26:21)
  • アンスバッハのこと思い出して対比に追記したけどその意味でもロックウェルってダメな奴だなと改めて。もっともあの謁見の場面でラインハルト暗殺に動けるような意思と才があれば「動くシャーウッドの森」事件のときにヤンの暗殺が成功してそうな気もする。 -- 名無しさん (2022-07-29 01:02:01)
  • 同盟軍人でまともなのドーソン元帥だけだし -- 名無しさん (2022-07-29 09:50:34)
  • ↑ まともな同盟軍人の例でドーソン出すんかwまあ細かいこと気にする人ではあったけど職務は全うにやって裏切りもしてないし、ロックウェルと比べるまでもないのは確かか。 -- 名無しさん (2022-07-31 14:03:30)
  • 少なくともクーデターを、自分のスタッフから裏切り者を出さないだけグリーンヒル大将やビュコック提督よりもってのが悲しい -- 名無しさん (2022-07-31 21:38:08)
  • わざわざコルネリウス一世の大親征と被らせてるのがなんとも -- 名無しさん (2022-08-02 09:34:12)
  • レンネンカンプが有能か無能かわからない -- 名無しさん (2022-12-09 18:02:04)

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*1 ヤンは他にアムリッツアで善戦したモートンや、悪い意味で有名なアラルコンの事は知っていたが、両名とも知らなかった模様
*2 なお、藤崎版ではアドーラ・ヴィジアスという名で初老の女性となっている。それに伴ってか、後述のラインハルトの「りっぱな男達だ」も「りっぱな者たちだ」となっている。
*3 さすがに半身ともいうべき腹心を失うきっかけになったアンスバッハを評価する場面はないが、リップシュタット戦役序盤に自らの暗殺を提言あるいは未遂事件を起こしたシュトライトとフェルナーはその堂々とした弁舌を含めて評価されラインハルトは部下に加えている

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