トランスフォーマー ロストエイジ

ページ名:トランスフォーマー ロストエイジ

登録日:2014/08/12 Tue 17:37:43
更新日:2023/12/21 Thu 10:30:56NEW!
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共に戦うか、滅びるか。




実写映画『トランスフォーマー』シリーズの第4弾。
前三作と同じ世界観だが、キャラクターは一部を除いて総入れ替えされた新三部作の第1弾として製作されている。
監督は前三作に引き続きマイケル・ベイ



【概要】

前作までのコメディタッチは鳴りを潜め、全体的に殺伐とした雰囲気が漂っており、前作とは異なり米軍が全く登場しない。
シリーズ初のIMAX3Dカメラで撮影された。
また、中国の企業が多数スポンサーとして携わっており、舞台が中国になるだけでなく中国メーカーの製品が作中のいたるところで登場している。






【ストーリー】

大勢の死者を出したシカゴでの大激戦から4年が経ち、トランスフォーマーは善悪を問わず人間から疎まれるようになった。
オートボットとの同盟は白紙に戻され、彼らはCIAから襲撃され各地に散り散りになり、CIAの指揮する特殊部隊「墓場の風」から
追われる身となってしまう。
そんな中、テキサスに住む発明家を志した修理工の男性、ケイドは中古のボロボロのトラックを購入し、売り物にするため修理する。
だが、そのトラックの正体はオートボット司令官のオプティマス・プライムだった。
彼を修理するうちに「墓場の風」に居所を掴まれ、ケイドはオプティマスと、反抗期気味の娘テッサらと共に逃亡の路に出ることに。
果たして、オートボットが狙われる本当の目的とは?その背後にいる賞金稼ぎ、ロックダウンは何故オプティマスを?
そして、人間とオートボットの関係はこのまま破綻していくのか…?




【登場人物】

  • ケイド・イェーガー

機械いじりが得意なシングルファーザー。
高校生でできちゃった婚を果たして、死んだ妻の代わりに娘を男手ひとつで育て上げるも、
未だに発明家の夢を諦めきれず冴えないジャンク屋に終始している世間一般で言うダメ男。
反抗期気味の娘にも手を焼き、彼氏の存在にヤキモキする典型的な親バカパパ。
金目当てだったものの、オプティマスとの出会いから彼への信頼と親近感がわき、オートボットの逃亡、戦いに協力するようになる。
最新機器を即座に解析する卓越した技術力とプロの暗殺者とガチで戦える身体能力、それに危険な潜入作戦にも全く動じない肝っ玉を併せ持っており、
なんでテキサスの片田舎で燻っていたのか不思議になる。
かつてはおっさんの喋るクマのぬいぐるみと暮らしていたらしい。


  • テッサ・イェーガー

ケイドの娘。花の高校生。
ダメ男の父の生活を支え続け、そのせいで自分の人生を好きに送れない不満からやや反抗期なお年頃。
でも本心では立派な父親でいてほしいと複雑な心境を抱いている。
レーサーの彼氏のナビゲーターも務めており、車に詳しいようだ。


  • シェーン・ダイソン

テッサの恋人。プロのカーレーサー。
どんな無茶な走行でもやってのけるかなりのドライブテクニックを持つ。
テッサに本気の愛情を抱き、逃亡道中ではよくケイドと衝突を起こした。
肝心な時にヘタレることもしばしば。


  • ルーカス・フラネリー

ケイドの助手の整備工。ややだらしなくて運動音痴。
金目当てでオプティマスの存在を通報してしまい、イェーガー親子を図らずも危機に陥れる。
逃亡中に悲惨な目に…


  • ジョシュア・ジョイス

KSI社の社長。どう見てもipodやmacの生みの親。
テクノロジーの進歩を第一と考えている徹底した未来思考。
トランスフォーマーの構成金属である「トランスフォーミウム」を利用した人造TFを作り出し更なる技術革新を狙う。
そのためにはオートボットを含めたTFのいかなる犠牲も厭わなかったが、同じエンジニアであるケイドに自身のとんでもない過ちを指摘されて改心する。
傲慢な野心家だが本質的には悪人ではなく、計画を進めたのもあくまで技術の進歩でアメリカに利益をもたらすためだった。


  • スー・ユエミン

KSI中国支社のエンジニア。
トランスフォーミウムの開発に尽力し、人造TFの量産を指揮する。
軍の知人がいたりカンフーの達人だったりする何気に凄いスキルを持つ。
ゾンビと戦う特殊部隊のメンバーだったらしい。


  • ダーシー・タイリル

地質学のエキスパートの女性科学者。
北極で発見された金属化した恐竜の化石を発見し、KSIと協力しトランスフォーミウムを提供する。


  • ハロルド・アティンジャー

CIAのOBにして、「墓場の風」の指揮官。
オートボットを危険視&用済みとみなし、同じくオプティマスを狙うロックダウンやKSIと組んで彼らの抹殺を命令する。
さらに政府には「ディセプティコンの始末」と嘘をつき完全に欺いているからなおさらタチが悪い。
しかも国のためだのなんだの言ってはいるが、そこまでする動機は「老後のための金」。紛うことなき屑である。
オプティマスに本気で殺意を抱かせた最初の人間。
そして最終目標であるトランスフォーミウムの源「シード」をオプティマスと引き換えに頂こうと企てているが…。


  • ジェームズ・サヴォイ

「墓場の風」リーダー。
オートボット排除のためにはいかなる手段も選ばない冷酷非情な暗殺者。
一応シカゴの戦いで姉を失いTF自体を憎んでいるという事情はあるが、それにしても平気で民間人を殺そうとするなどあの上司にしてこの部下あり。




【登場TF】

[[Autobots/オートボット>サイバトロン/オートボット(トランスフォーマー)]]

前作以来、本作に登場するオートボットは皆待ち伏せにより襲われて散り散りになり、「墓場の風」に殺されKSIに実験台にされたと判明。
しかも政府やKSIからはディセプティコンと思われており孤立無援。
人間への不信感もますます強め、言動もかなり荒んでいる。
途中、無残に殺されていくオートボット達に心を痛める観客も多かったのでは。
詳しくは「オートボット(TFロストエイジ)」の項目を参照。


  • [[オプティマスプライム>OPTIMUS PRIME/オプティマス・プライム]]

みんなの暴虐司令官。人間への不信感を、一人のダメ親父により緩ませる。


  • [[バンブルビー>Bumblebee/バンブルビー]]

みんなの末っ子。今回は反抗期&偽物登場でイライラ。


  • [[クロスへアーズ>Crosshairs/クロスヘアーズ]]

ノリがよくファンキーだが不平屋なガンマン。発砲大好き。


  • [[ドリフト>ドリフト(トランスフォーマー)]]

サムライかぶれ。武人なのに短気。


  • [[ハウンド>HOUND/ハウンド(トランスフォーマー ロストエイジ)]]

全身火薬庫なメタボおっさん。くわえ実包がクール。


  • ブレインズ

前回の小型TFの片方。
KSIでメガトロンの頭脳からトランスフォーミウムの情報を取る手伝いをさせられた。


  • ラチェット

みんなのセクハラ軍医。逃亡中、「墓場の風」に発見され…。


  • レッドフット

レッカーズの一員。記録映像しか出てこないが…。



[[Dinobots/ダイノボット>DINOBOTS/ダイノボット(ダイナボット)]]

ロックダウンの宇宙船に捕えられていた太古のトランスフォーマーの戦士。
皆オプティマス以上の巨体を持ち、太古の地上の支配者・恐竜に変身する。


  • グリムロック

ティラノサウルス型。オプティマスを乗せる。


  • ストレイフ

プテラノドン型。バンブルビーを乗せて飛ぶ。


  • スラッグ

トリケラトプス型。ドリフトを乗せる。


  • スコーン

スピノサウルス型。クロスへアーズを乗せる。



バウンティハンター


  • ロックダウン

オートボットにもディセプティコンにも属さず、宇宙を旅して回る傭兵のTF。
オプティマスを執拗に狙い、彼の生け捕りを目的とし、アティンジャーと同盟関係を結んで彼の仕事の手伝い=オートボット狩りをする。
仕事と契約に忠実で、冷酷非情な仕事人気質。
「ある存在」からの命令で宇宙に散らばっている名高い「戦士」を捕獲し、宇宙の調和を保っているらしいが…。



[[Decepticons/ディセプティコン>デストロン/ディセプティコン(トランスフォーマー)]]


メガトロンが死に、前作までで粗方オートボットと共に退治され、今やほとんどいないディセプティコン。
だが、人造TFの開発とメガトロンの頭脳の転送により災厄が復活する…。
トランスフォーミウムから造られた人造TFは、今までと違い粒子状になってから変形する。


  • [[ガルヴァトロン>GALVATRON/ガルバトロン]]

トランスフォーミウムで造られた人造TFの試作品一号。
オプティマスをモデルに造ったはずがなぜかメガトロンに似てしまい、また起動しても制御が効かず自己を持つような振る舞いが見受けられた。
実はまだ生きていたメガトロンの頭脳が悪性染色体にデータ移送されガルヴァトロンの頭脳に入り、メガトロンの復活の機会を伺っていた。
そして中国でその時が…。


  • スティンガー

バンブルビーをモデルに造られた人造TF。
宣伝PVで比較対象として散々コケにされているため、ビーからは嫉妬と不満の対象である。


  • その他の人造TFの皆さん

50体さまざまな乗用車に変形しており、ガルヴァトロンの覚醒により一斉蜂起した。
色々種類があったはずだがパッと見、見分けがつかない。




【玩具】
玩具展開としては通常ラインにあたる「ムービーアドバンスドシリーズ」と簡易変形ラインである「ロストエイジシリーズ」に分かれる。


ムービーアドバンスドシリーズは従来のシリーズのように変形、可動に追及したシリーズであり、G1コンボイ風のビークルから変形する「クラシックオプティマスプライム」などが評価が高い。
何故かダイノボットのカラーがどれも劇中と異なっているが。
また、玩具限定のTFが発売されたり、過去作品の再販なども行われている。


ロストエイジシリーズは簡易変形をテーマとしており、たった1~3手で変形を完了でき、劇中さながらの瞬間変形が味わえる。
また、公式の紹介動画、「カッコイージー! ロストエイジのうた」は子供向けな内容ながら妙なリズム感、投げやりな歌詞、バレバレなTFを動かすための棒、真っ黒な手抜き背景、イケボで発音のいい歌い手とシュール&突っ込みどころ満載で一見の価値ありである。











そして、ロストエイジの物語から数年後――。



共に追記・修正するか、スレマゲドンか。



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