超高校級の人狼

ページ名:超高校級の人狼

登録日:2014/7/17 (Thu) 10:16:14
更新日:2023/12/18 Mon 14:00:09NEW!
所要時間:約 8 分で読めます



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ダンガンロンパ スーパーダンガンロンパ2 人狼 テーブルゲーム 希望の学園と絶望の高校生 さよなら絶望学園 学級裁判 超高校級の人狼






オマエラ、希望ヶ峰学園へようこそ!








超高校級の人狼とは、アルジャーノンプロダクトより発売されているダンガンロンパ 希望の学園と絶望の高校生と、
スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園を題材にした、汝は人狼なりや?から派生したテーブルゲームである。
後に拡張用である新カードセット『超高校級の人狼 MANIAX』も発売されている。
MANIAX単体では遊べないので注意。




概要


本作は「汝は人狼なりや?」をベースに、ダンガンロンパシリーズの学級裁判を再現したゲームである。
ダンガンロンパシリーズの登場人物になりきり、『希望サイド』はその『超高校級の才能』を活用して「クロ」を推理し、おしおきする。
クロをはじめとする『絶望サイド』は学級裁判でクロが摘発されないように同じく『超高校級の才能』を活用して立ち回る、というのが基本。


『キャラカード』、『アイテムカード』、『ロールカード』の三枚によって自分の立場と強さが割り振られるため、
本家の人狼よりも運の要素が強く、それ故に初心者でもあまり上級者と強さが開きにくく、人狼初心者でもお手軽に楽しめる。
まぁ、一部強さが張っちゃけ過ぎてバランス崩壊を起こしているカードもあるが
通常版では希望陣営が基本有利だったが、MANIAXで追加されたロールカードやアイテムによって絶望陣営がやや有利ぐらいのバランスになった。
キャラカードでクロの餌が追加されたのも大きい。左右田と狛枝、お前らのことだよ


ただし、セオリーやゲーム中によく用いられる用語(CO、グレー、ベグなど)は本家の人狼を流用することが多いので、人狼の知識はある程度あった方が遊びやすいだろう。
そのため、そちらの項目を先に目を通しておくと良いだろう。
なお、このゲームはダンガンロンパシリーズの重大なネタバレを含むため、遊ぶ場合はシリーズを一通りクリアしておくことをオススメする。
具体的には、一部キャラの関係性が判明してしまったり、黒幕が誰であるかはっきりわかってしまったりする
この項目ではネタバレに抵触する部分は伏せる。



陣営


本作では『希望サイド』と『絶望サイド』にわかれ、それぞれの勝利条件を目指して競うこととなる。


希望サイド


本作の主役となる陣営。人狼で言うところの『村人陣営』に当たる。
この陣営の勝利条件は「クロが卒業するまでにクロをあぶり出し、おしおきする」ことにある。
そのため、情報や発言をしっかり精査して推理を行う必要があると言える陣営だろう。


絶望サイド


本作の悪役にあたる陣営。人狼で言うところの『狼陣営』に当たる。
この陣営の勝利条件は「クロに規定人数を殺害させ、学級裁判でおしおきさせない」ことにある。
そのため、いかに情報を攪乱させえていくかが勝つためのキモである。



超高校級の絶望サイド

第三の単独陣営。7人以上の時一人存在する可能性がある。
通常の人狼でいう「妖狐」に近いが、勝利条件は「投票によってオシオキされる」ことである。




ゲームの流れ


本家と同じく、ゲームは昼と夜を繰り返して日数を重ねて進行する。


夜時間


能力発動タイム。クロが殺人を犯すのもこの時間である。


朝時間


夜時間が開けたら最初に行われるフェイズ。
ここで、クロに襲撃された人間が生き延びることができるのか、また死ぬとしても何らかのアイテムを使えるのかを判定する。
後半になるほど流されるフェイズでもある。


昼時間


アイテムや能力の使用確認フェイズ。
ここで使うべきアイテムを使用する。やはり後半になるにつれ影が薄くなっていく。


学級裁判/ブリーフィングタイム


本作のメインとなるフェイズ。
ここで夜時間や昼時間の間に得られた情報を交換し、クロが誰かを全員で話し合って推理する。
朝時間に死人が出ていた場合は学級裁判が行われるが、死人が出なかった場合はブリーフィングタイムが行われる。
ブリーフィングタイムではおしおきが存在しない。


投票タイム


学級裁判の終わりにやってくるフェイズ。
ここで誰をおしおきすべきかを投票し、多数決で選ばれた人は処刑されてしまう。


この四つのフェイズを繰り返しながら本ゲームは進行することになる。




ロールカード


いわゆる役職である。
このカードで自分が所属する陣営が決まる他、得たロールカードによっては能力が与えられる。



希望サイドのロールカード


■シロ
所謂『村人』。
何の能力も持っていないため、情報をいかに精査できるかがカギ。
強能力を持つキャラがここに来ると頼もしくもあるが、かえってその能力が脚を引っ張ることになるキャラもいる。


■アルターエゴ
『占い師』。どんな配役でも必ず一人だけ存在する。
一晩につき一回人物を指名し、その人物が希望サイドであるか絶望サイドであるかを知ることができる。
また、アルターエゴ最大のポイントとして、死亡するとロールカードがオープンされるので死んだ瞬間に真偽判断が付く。


■モノミ
『狩人』。7人以上の時に最大一人存在する。
一晩につき一回人物を指名し、その晩中はその人物への襲撃を無効にする。
ただし、護衛に成功すると爆死する。即死なのでアイテムなどを使っても絶対に生き延びれない。
しかも何故か占い能力やアイテムで占われると絶望サイドの判定が下る。本編さながらの不憫っぷりである。
いかに爆死して真証明できるかがポイント。
また、序盤にCOして進行役となることも少なくない。


未来機関
MANIAXで追加された希望サイドの新規役職。 7人以上の時は欠け役職にならず一人必ず存在する。
処刑や襲撃問わず、死亡した場合はロールカードを公開した上で任意の3人にアイテムを1枚引かせる。
通常の人狼でいう「猫又」に近い役職であり、クロにとってのトラップになりやすい。
しかし、騙りが多い役職でもあり、真の場合でもクロや裏切者にアイテムを渡してしまうこともあるので判断や推理力が試される。



絶望サイドのロールカード


■クロ
『人狼』。どんな配役でも必ず一人だけ存在する。
一人だけ存在する。大事なことなのでry。
一晩に一度、誰かを襲撃することができる。
規定人数を殺害し、その日の学級裁判でおしおきされなければ晴れて『卒業』となる。


■裏切者
『狂人』。というか『狂信者』。7人以上で登場し、人数に応じて増えていく。
クロの正体を知っている。また、裏切者同士の相談はできない。
情報を攪乱させ、クロを守ることが仕事。



絶望の残党
MANIAXで追加された絶望サイドの新規役職。 7人以上の時一人存在する可能性がある。
自身が生きている限り、クロに対する占い判定を「希望」判定に変えてしまうというシロにとって厄介極まりない能力を持つ。
ここで言う判定はアルターエゴの占いだけでなく、希望・絶望の判定を行うアイテムも含まれるのでこれまた厄介。
こいつの存在を常に意識しておかないと、終盤でクロにひっくり返されることもザラにある。
しかし通常の人狼でいう「妖狐」の役割でもあるため、アルターエゴに占われると溶けて死んでしまう。
この役職は裏切り者やクロとは認識しあえないので、他の絶望陣営に自分の存在をアピールしつつ、生き残るのが鍵。
裏切者だと思って放置していたら、実はこいつだったなんて時には目も当てられない事態になる。



超高校級の絶望サイドのロールカード

アルターエゴの判定が特別であり、誰かが死ぬまでは「希望」判定、誰かが死んだ後は「絶望」判定に変わる。
この役職が勝利した場合は希望サイド、絶望サイド、共に敗北となるため、こいつを処刑させないために裏切者が柱に出ることもある。
オシオキの際にはいるかいないかわからないこの役職に非常に惑わされる。



キャラカード


本作最大の特徴の一つ。
キャラカードごとに能力が設定されており、その能力を行使することで学級裁判を有利に進めることができる。
ただし、能力の性能差がネタに走っているものからチート級のものまであるので、ゲームバランスが著しく狂う原因ともなっている。お前のことだよ九頭龍。
そのため、ゲームバランスを重視するならばこのカードの能力が無効になる『難易度:のーまる』で遊ぶことが推奨されている。
以下は代表的なカードでかつ、ネタバレに抵触しないカードの一例を挙げる。



苗木誠
『超高校級の幸運』。3日目の朝まで自分への襲撃を無効にすることができる。流石主人公。
ただし、自分が役持ちでないとき(=シロのとき)は、
役持ち保護のために自分が襲われるように仕向けることができないので、結構デメリットとした働くことが多い。
なお、通常版の狛枝も同じ能力を持っている。


日向創
『超高校級の???』。決戦投票の際のおしおき先を自分で決定することができる。
裁判の極限での場面の決定権を握っている、と言えば聞こえは良いが実際は専ら絶望サイドについたときにRPPをPPにするために利用される。主人公ェ……。


七海千秋
『超高校級のゲーマー』。襲撃を一度だけ自分の方に引き寄せることができる。
自分の命と引き換えに役職護衛をしたり、死亡時に発動するアイテムや襲撃時に使用するアイテムを無理矢理使用したりするのに使える超高校級の天使。
ただしクロの場合は特に扱いに困る能力である。。


十神白夜
『超高校級の御曹司』。アイテムカードの手札を一枚交換できる。
上質なアイテムを握りやすく、堅実で強い能力。
しかし、特定の条件下だと真っ先に殺されてしまう噛ませメガネならぬ噛まれメガネ。
また、仕様上ゲーム中に二人出現することがある唯一のキャラでもある。


九頭龍冬彦
『超高校級の極道』。投票時にアイテムを二枚捨てることで自分除く誰かに投票出来ないようにする
文句なく裏切者向け……なのだが、9人以下でコイツが裏切者だったら……、
というかコイツがクロじゃなかったらほぼ希望陣営は無理ゲーという恐るべきチートカード。そのため、ローカルルールでは禁止扱いを受けることもある。
ある程度人数が増えるとこのカードの脅威は大分薄れるだろう……。
それでもコイツが裏切者である可能性を常に考慮しなくてはならない上に、
絶望サイドならば早めに縄を使わなくてはならないことに変わりはないので脅威であることに違いはない。


小泉真昼
『超高校級の写真家』。使ったアイテムを一度だけ消費しない。
九頭龍と並んで本作最強候補の一枚。こちらは彼と違ってどのロール、どの配役でも能力が腐る可能性は低い。
彼女が絶望陣営で、しかも絶望バットなんて持ち出して来た日には文字通り絶望。
ただし、このカードを引いたときに限ってアイテムが塩×2とかになることもしばしば。


江ノ島盾子
『超高校級のギャル』。学級裁判に参加しなくてもいい(ただし投票には参加しなくてはいけない上に自分も投票先候補となる)。
まさかのデメリット能力持ち
恐らく本編での学級裁判への参加を拒否したシーンが由来なのだろうが……どうしてこうなった。


大神さくら
『超高校級の格闘家』。アイテムを二枚捨てることで自身を含む女性への襲撃を無効にできる。
非常に広範囲な護衛ができる超高校級の天使。そのせいか登場するとほぼ間違いなく初日襲撃を受ける
裏を返せば皆のことを身体を張って守っているともいえる。さくらちゃんマジ天使!


左右田和一(MANIAX版)
『超高校級のツッコミ』もとい『超高校級のメカニック』。クロの襲撃を受けた時自身と両隣の人のアイテムを1枚捨てさせる。
通常版ではソニアさんへのプレゼント係だったが、MANIAXではアイテムを確定で減らせるクロにとって非常においしい襲撃先。
その為、狛枝(MANIAX)と並んで大抵真っ先に襲撃される。


狛枝凪斗(MANIAX版)
『超高校級の幸運』。3日目の朝時間までに、クロの襲撃によって死亡した時、クロの襲撃は無効化できなくなる。
これまたMANIAXで追加されたクロの餌。3日目までにこいつが死んだ場合、その後はクロは襲撃し放題になる。
そのため3日目までこいつを守るのに護衛アイテムが無駄に消費されることもある。もしくは真っ先に吊られる。
原作再現なのは間違いないのだが、超高校級の人狼でも迷惑をかけるのか、お前は。


もちろんこれ以外のキャラも全員登場しているが、
全員書くと項目量がすごいことになる上に、ネタバレに触れる能力もあるので割愛する。



アイテムカード


ゲーム開始時に二枚配布される。
一人に付き最大二枚までしか持てず、なんらかの理由で二枚を超えた場合はその瞬間に二枚以下になるようにアイテムを捨てる必要がある。
このアイテムをどう使うかが発言以上に重視されることは多い。
また、隣の人間が襲撃されたときにアイテムをプレゼントすることもできる。


■塩
襲撃死した場合、これを発動することでそれ以降も喋ることができるアイテム


■水晶ドクロ
吊られた場合、これを発動することでそれ以降も喋ることができるアイテム。
これと塩のせいで死人が喋りまくる悲壮感もクソもないカオスな卓が出来上がることも少なくない。


■希望のカケラ
襲撃されたときにその襲撃を無効にする。
希望サイドにとってはあるだけで嬉しい、逆に絶望サイドにとってはあるだけで迷惑なアイテム。


■ジャスティスロボ
使用者を除く誰か1人を選び、そのキャラへのクロの襲撃を無効にする。
基本的にはアルターエゴ護衛のために使用されるアイテム。狛枝さえいなければだがな!。


■武神のお守り
襲撃されたときに、襲撃先を右隣へ流せる。
ちょっと特殊ではあるが、非常に強力なアイテム。
クロにとって思いもよらない場所に襲撃をさせることでクロの計算を潰すことができる。
また、このアイテムの影響で襲撃先からクロを割り出すこともできる。


■絶望バット
使用するとその瞬間にその日の議論が終了する。
絶望サイド専用アイテム。希望サイドが引いたらさっさと能力使用のためのコストにしよう。持ってるだけで変な疑いがかかる。


■キルリアンカメラ
おしおきした人間のロールを確認できる、いわゆる霊能者の能力が得られるアイテム。


■ムラマサ
MANIAXで追加されたアイテム。
クロの襲撃を無効にするアイテムを無効にする。絶望サイドが持っていたらやばいアイテム その2。
希望サイドはやはりさっさと捨ててしまおう。


蝶ネクタイ型の変声機
MANIAXで追加された物凄く日向に似合いそうなアイテム。
誰か一人を選び、当日会話に参加できなくなるが、そのキャラは山札からアイテムを1枚ひける。


■自動消滅カセットテープ
MANIAXで追加されたアイテム。
持ち主がおしおきによって死亡したとき、強制的に発動。当日の夜時間、誰も能力やアイテムカードを使用することができなくなる。
絶望サイドが持っていたらやばいアイテム その3。
シロが持っていても厄介なアイテムなので腐っているアルターボールで消してもらうのも手である。


■イースター・エッグ
MANIAXで追加されたアイテム。
当日の夜時間、アルターエゴは占いをすることできない。
絶望サイドが持っていたらやばいアイテム その4。
MANIAXでいかに絶望サイドが強化されたか分かるだろうか。




もちろん、これ以外にも何種類かあるがry





追記・修正はクロをおしおきしてからお願いします。



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  • 絶望◯◯◯、超高校級の◯◯、黒幕様のカードなどの追記は無しでお願いします -- 名無しさん (2014-07-17 10:21:15)

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