登録日:2012/05/03(木) 15:20:31
更新日:2023/11/17 Fri 10:58:02NEW!
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4コマ 森下裕美 まんがくらぶ 漫画 漫画アクション 双葉社 竹書房 ここだけのふたり!! ここだけのふたり! ここふた
ここだけのふたり!! とは、森下裕美が竹書房のまんがくらぶに連載していた4コマ漫画。
連載期間は1988年から2002年とかなりの長期。なので、初期(単行本で言うと1~2巻)と後期では絵柄が違う。
2002年の暮れに唐突に終了した。
その後、2008年に双葉社の漫画アクションで再開されたが、半年でやはり唐突に終了した。
単行本は全10巻だが竹書房から出されていたものは9巻までしか出ておらず、双葉社で連載後、新装版として双葉社から全10巻が発刊された。
◆ストーリー
元教え子の妻と結婚した教師の夫と、その周囲の人間のほのぼの(?)日常生活。
作中の人物は年をとっており夫が担当する生徒達も入れ替わるが、
細川(一年)
↓
伊獣院、伊藤(三年)
↓
伊獣院(留年)、貴子(一年)
↓
柿尾院、エリカ、箱崎(三年)
↓
清宮、チカ(二年)
辺りまでは進んでいたが、清宮達の二年生の冬辺りから時間の進行はストップしサザエ時空と化した。
◆登場人物
- 夫
高校の教師をやっている。担当は化学。
教え子だった妻と妻が卒業してからそれほど経たない時期に結婚した。タラコ唇で眼鏡をかけており、ちょっと太り気味。
熱血で生徒達をよく家に招待するいい教師だが、空回りする事も。
本名は長らく明かされなかったが、連載再開後の第一話で加藤学である事が明らかになった。呼ばれる時はダンナか先生。
最初は団地に住んでおり、連載再開後は一軒家にて自分と妻の母二人の四人で暮らしている。
- 妻
身長が低く、初期は小学生に間違われる事も。
昼寝大好き。家事スキルは高いとは言い難く、料理で割と失敗する。
何を考えているか分からない事がよくあり、学生の頃は硫酸を夫の白衣にぶちまけた。
こちらも長らく本名は明かされず、夫と同じタイミングで美奈である事が明かされた。呼ばれる時は奥さん、またはフキダシの中に妻の顔が入る。
初期の友人は怪しい職業な風貌の人物ばかり。
- 夫の母
夫と全く同じ顔。心配性。
- 妻の母
妻そっくりの顔。非常にあつかましく、娘の夫から苦手扱いされている。この母にしてあの娘あり。
- 妻の祖父
この作品のストレス要員その1。
ハゲで、性格が非常に悪い。伊獣院の事は気に入っている。
- 妻の祖母
妻の祖父と違って穏やかな性格。髪型が妻にそっくりで、妻と全く同じ顔。
- ボクちゃん
妻の母の妹の息子。つまり妻の従弟。小学生で、途中で中学生に進級した。
音林に惚れているが、学年が上がっても身長がチビのまま全く変わらない事や性格も相まって成就する気配は無い。
容姿は森下作品にちょくちょく出てくるカッパのデザインに似ており、妻は実際に彼にカッパの人形を作成して手渡した事もある。
- 有吉
夫の同僚の教師。
夫が元教え子と結婚したのを見て自分もそうなろうと企むが、顔がでかかったり笑うと怖かったりで、全くダメ。
彼が正月に夫宅に来るのはほぼ恒例。
- 伊獣院 光彦
夫が連載開始時に担任を受け持っていた生徒の一人。
見た目はパンチパーマのヤンキーで高校生ながらタバコをふかしているが、成績は超がつく程優秀で、親の頼みで医者を目指すのを止めて外交官に進路変更出来るレベル。
家も超金持ちで休みはよく海外旅行に行ったり、軽井沢の別荘に遊びにいく事も。さらに許嫁までいるリア充。
しかし、その許嫁が極度のバカだったり、入試直前に交通事故にあってそのまま留年したり、軽井沢の別荘によく夫やその生徒、妻の祖父母が押し掛けてきたりと、何かと不幸が多い。
夫達からは気に入られており、田舎の妻の祖父母の家に招待された事も。
意外と虫が好き。
- 泉京極 貴子
伊獣院の許嫁。やはり金持ち
しかし成績は彼と対照的に破滅しており、留年した。そのついでに同じく留年した伊獣院の学校へと転校してきた。
大学は父のコネで合格。
- 柿尾院 松
伊獣院(留年)が卒業した直後に入学した女子。
天然の縦ロールで家は金持ち、私服もドレスばかりで性格は高飛車。だが、名前が松とちょっとダサい事を気にしている。クラスメートからはまっちゃんと呼ばれる。よくエリカや箱崎を殴る。
学力は貴子よりはマシだが、やはり悲惨。離島の大学に合格したが、人が集まらず廃校になり、一浪した。
運動も苦手で、テニスが出来ない事を必死に隠そうとした。
後にAVによってイメチェンしてからは性格がかなり変わり、さばけた。
- エリカ
柿尾院のクラスメートの女子。
眼鏡をかけており、柿尾院に対するツッコミ役。
進学後は柿尾院程では無いがイメチェンし、彼氏も出来た。
- 箱崎
柿尾院のクラスメートの男子。
坊主頭で常に笑顔。柿尾院に対してコメントする度に殴られる。箱崎に原因がある事もあるが、大抵は柿尾院側に原因がある。
大学進学後もジャージで笑顔と、怪しい。
入学前は人類を呪う歌を作成したり、ナイフを持ち歩いていたりと荒んでいたらしい。
- 清宮
柿尾院らが卒業した翌月に入学してきた男子。ストレス原因その2。
成績は優秀で運動も水泳意外はよく出来るのだが、性格が顕示欲の固まりで、容姿がブサイクでチビでいつも鼻水を垂らしていたりで、人気はない。よくカツアゲやパシリに合う。
そして本人の性格の悪さに加え、不幸体質を持っているので、幸せはきっと訪れないだろう。
怪しい物品を色々持っており、特に火に関しては放火魔並に準備がいい。
モグちゃんという顔か似ている飼い犬がいる。
- 清宮のじいちゃん
ストレス原因その3。
ブサイクな清宮とは逆に可愛いと評価されるが、性格が非常に子供っぽい。クマが大好き。
- 久我山 チカ
清宮のクラスメートの女子。
身長は清宮より少し高い程度で眼鏡をかけている。
入試の成績こそ清宮に負けて二番だったが、性格の良さから周りから好かれる。
- たきえ
団地の住人で、妻と最も仲がいいと思われる人物。
人が興味を示さない物のマニアで、隠し撮りだったりマイナーな芸人のビデオだったり夫が書いた絵だったり、様々な物をコレクションしている。
また、努力家でもあり、様々な趣味や資格を持つ。
性格は常にマイペースだが、一人だけホラースポットと知っている場所を妻や柿尾院、AVと訪れた際には周りに振り回された。
子供の名前は妻につけてもらった。名前は哲哉。
- 隣の奥さん
団地一の美人。夫と妻の隣の部屋に住む。
前の社宅でいじめられて人間不審になり、当初は無口で暗い性格だった。しかし妻やたきえ達団地の住人と交流していくうちに次第に明るくなり、連載が進むにつれてツッコミ役のポジションが定着していく。
- 佐藤一家
ヒョロい旦那に関取みたいな奥さん、三人の子供のやかましい家族。ストレス要因その4。
奥さんはどう見ても女らしいとは言えないが、旦那は彼女に対する見方が他の人と違うようである。
- ランスロット
血統書付きのハスキー犬。
飼い主の家は専用プールがあったり庭が広かったりと金持ちの豪邸。
しかし飼い主より妻になついている。
頭は非常によく、妻に言われて奥多摩まで山菜を取りに言ったり、パチンコで大当てしたり。
- ホホホのおばさん
常にホホホと笑っているから。
彼女の旦那の顎が割れているのが気になった妻が家まで押し掛けたのがきっかけ。
彼女も金持ちで、レストランの一角を借りた際には専属シェフを呼び込んだ。
- AV
妻が銭湯で隣になった際に、AVに出ていると自己紹介した事から。周りの人間にもAVと呼ばれる。後に普通の番組の出演も多くなった。
性格は良く、AVに出ているだけあって顔もスタイルもいいが、何故か彼氏が出来ない事を柿尾院と共に嘆いている。
- 松本
妻の先輩で妻に惚れていた。
妻が夫と結婚した後もストーカーまがいの事をしていたが、最終的に妻の同級生と結婚した。
- 目方探偵
色々な場所に顔写真入りポスターを貼ったせいで顔が広く知られている探偵。
松本にシンパシーを感じ、時々妻の写真を提供している。
- 音林
ボクちゃんの幼なじみ。
登場する度に身長と髪が成長しているので、作中の年月を最も感じられる人物。
ボクちゃんと二人でクリスマスを過ごしたりするが、彼の事は恋愛対象としては見ていない。
頭はかなり切れ、特にボクちゃんのマラソンの誘いの断り方は男なら確実に落ちる。
- 高橋
団地の住人で、極度のロリコンでオタク。風呂にもあまり入らない。
ただし社交性はちゃんとあり、保護者からはちゃんと信頼されている。が、子供会の仕事は男児より女児を贔屓している。妻曰く「タチのいいロリコン」。
ロリコン故、大人の女性の裸を見るとフリーズする。
- なぞなぞ博士、ダジャレ博士、ものまねカラオケ博士
どこかの会社の同僚。接待トリオと一まとめにされる。ものまねカラオケ博士のみ女性。
初期は夫らと関わりは無かったが、なぞなぞ博士の息子の正道とボクちゃんがクラスメートだった事が接点となった。
なぞなぞ博士の妻はヤクザに気に入られており、帰りたいのに帰れない状況。
- 上高地一家
一軒家に引っ越した後のお隣さん。よくランスロットが遊びに来る。
- まな美
夫と妻の娘。
学と美奈からまな美と名付けられた。
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