登録日:2010/10/24(日) 10:37:21
更新日:2023/10/30 Mon 13:31:29NEW!
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「大巨人――!」ピイイー
「お呼びでしょーか ご主人様」
大巨人
大巨人(だいきょじん)は浜岡賢次の漫画作品「浦安鉄筋家族シリーズ」の登場人物。
日本プロレス界に多大な足跡を残した、今は亡き御大・ジャイアント馬場をモチーフとしたキャラクター。
同じく日本プロレス界の伝説・アントニオ猪木をモチーフとした国会議員との共演は現在まで正式には適っていないが、国会議員がエレベーターをウンコで破壊する回の最後のコマに登場している。
初登場は無印第92話。
初期からの準レギュラーだったが、現在は殆ど作中に登場する事はなくなってしまった。
【人物】
試合中に某・最強レスラーに激似の愛弟子からパイルドライバーを食らい、頭を強打。そのまま記憶を失い、彷徨える大巨人と化してしまった。
偶然出会った小鉄に「オメェーはオレの子分だ!」と嘘を教えられ、以後、小鉄の子分となる。
三度目の登場から、「小鉄の縦笛の音を聞くと何処からでも現れる」という設定が追加。
初期にはコンビニでバイトをして日銭を稼いだり、空腹状態で放っておかれたり、それを防止するために氷屋の冷凍庫で冷凍睡眠をさせられた結果風邪をひいたりなどのネタがあったのだが、中盤以降は面倒臭くなったのか、「呼べば現れる無敵の存在」として描かれるようになった。
それに伴い、上記のような人間的な描写もなくなり、普段は浦安各地にある秘密の隠し場所で仮死状態になって眠っていると設定された。
また、小鉄の笛で操られるという設定ができて以降、小鉄の笛を吹いた人間を御主人様と認識するようになり、タイガー軍団と大巨人を巡る争奪戦が繰り広げられたりした他、「元祖」で中田ちゃんが所有者になった際(後述)には伝説の「ランニング・ネックブリーカー事件」が引き起こされた。
口癖は語尾に「ババー」と付ける事。
作者なりの愛情の顕れで、バカにしているわけではないのだろう。
【能力・弱点】
「東洋の巨人」と謳われた伝説のレスラー……と思われるだけあって、2メートル8センチの巨体に秘めたパワーは絶大。本人に悪気はないのだが、ちょっと動いただけで周囲が破壊されてしまう。また、本気モードだと動きが素早い。
ちょっとした偶然(笑)からあかねの家やあかね自身、ノブの家や仁親子に多大な被害を与えた事もあった。
主な得意技は
- 逆水平チョップ
- 脳天唐竹割り
- 16文キック
- 32文ロケット砲
- ランニング・ネックブリーカー・ドロップ
など。いずれも強力無比だが、単に高い場所に引っ掛かった物を取ったりするために呼ばれる事が多いので、披露する機会は少ない。
記憶を失った理由がパイルドライバーによる頭部強打であるせいか、頭をぶつける度に記憶を失ったり戻したりする弱点がある。
記憶を取り戻した場合には葉巻を咥え「不愉快だ」などと言いつつ歩き去ろうとするが、その矢先にまた頭をぶつけて記憶を失うというパターンが多い。
「浦安最強市民決定トーナメント編」にて記憶を取り戻し、小鉄の許を去る描写があったものの、後のエピソードに普通に登場しているので、あくまでトーナメント内の話だろうと思われる。
【交遊関係】
小鉄は御主人様。笛の音を聞くと何処からでも現れる。
ただし、前述のように現在では小鉄の笛の音にのみ反応しているので、小鉄以外にも御主人様はいる。
以下に、今まで大巨人の御主人様になった人物を挙げる。
- 中村タケシ
タイガー軍団リーダーで小鉄の宿敵。
当初は学年が三つも上な事もあって小鉄らに恐れられていたが、連載が進むにつれ立場を失う。
その起死回生のため、仁と取引して小鉄の笛を入手。大巨人を加えた「n.T.g(ニュー・タイガー軍団。当時、蝶野&武藤人気で流行していたn.W.oのパロディ)」として巻き直しを計るも、失敗に終わった。
- 田中(中田ちゃん)
小鉄と仁の悪フザケで机が目茶苦茶になった際に取り違えて小鉄の笛を入手。
大巨人を赤パン様と呼び、世界平和のためにその力を使う事を決意するものの、花子に見つかる。
大巨人についての事実を知らされると共に、小鉄との間接キスをからかわれた(実際には日頃の積み重ねによる鬱憤もあった)事でブチ切れ、「やれ赤パン」の一言によって報復した。
これが、所謂「ランニング・ネックブリーカー事件」の全容である。
- 大沢木順子
初見時は大巨人を恐れていたのだが、クリスマスに仁親子の窮乏に同情しお節介を焼いた際にサンタ役に大巨人を選択。
仁親子をクリスマスの惨劇に誘う契機を与えた。
【校長(新)】
「元祖」からのリニューアル案として教頭(新)と共に登場した、大巨人に激似の浦安第二小学校校長。
校長の座を狙う教頭(新)につけ狙われていた。
葉巻を好むなど、趣味も同じで、当初は作者自身が「設定変更」と語っていた……が!
その意図が読者に伝わらず、混乱させただけで終わった挙句に物語も作れなくなり、再び原点回帰を計った事で黒歴史化。なかった事にされてしまった。
国会議員の兄という設定が付いた教頭(新)に対し、オリジナルである大巨人との明確な関係は不明だったが「元祖」終了と共に正式に消滅が発表された。
「大巨人、この項目を追記・修正しろ!」
「ハイババ――」
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