登録日:2010/03/03(水) 08:25:08
更新日:2024/03/12 Mon 00:59:03NEW!
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アメリカのメジャーリーグ球団ヒューストン・アストロズに所属する野球選手。
フルネームは、ジャスティン・ブルックス・バーランダー(Justin Brooks Verlander)。
1983年生まれ、身長195cm、体重90kg。ドラフト1巡目(全体2位)でデトロイト・タイガースから指名。ポジションは投手。
速球投手揃いのタイガースの中でもジョエル・ズマヤと共にメジャーを代表する剛速球投手として知られた。
幼少時代からその鉄砲肩は凄まじいものがあり、13歳の時(日本だと中学1年生)には既に135km/hの速球を投げていた。
高校入学時には150km/h、卒業前には160km/hを記録。大学入学時から既に100マイル(約161km/h)ピッチャーであった。
一時期細菌性の呼吸器障害で野球人生の危機に陥ったが、オールド・ドミニオン大学時代に復活。
大学の全米選抜では、その剛速球を武器に3年間で335回2/3を投げて427奪三振という訳の分からない記録を残している。
それらの活躍を認められ、ドラフトでは全体2位1巡目指名でデトロイト・タイガースに入団。
かねてから球速はすさまじいが、コントロールに難があると言われていた。
プロ入り後は見事にそれを露呈してしまい、1年目からメジャーに昇格するものの、大した結果も残せず、すぐにマイナーリーグ降格となった。
しかし2006年からは持ち前の剛速球が唸りをあげ、新人ながら17勝をマーク。新人王を獲得。
2007年はタイガースのエースに君臨し、6月にはノーヒットノーランを達成し、オールスターにも初出場。18勝6敗、勝率.750で最優秀勝率のタイトルを獲得。
2008年は絶不調に陥る。4連敗2回を含む17敗を喫してしまい、優勝候補と言われていたタイガースも地区最下位にまで低迷してしまう。
どうやら彼のジンクスは2年目ではなく3年目だったようである。
しかし2009年には復調。19勝、269奪三振でリーグの最多勝と奪三振王の二冠王に輝く。オフには5年総額8000万ドルという巨額の契約延長を果たし、2013年には5年総額1億4000万ドルといういずれも超高額での契約を結んでいる。日本円にして10年総額240億である。パネェ。
その年俸違わず、2011年は24勝、その後も2014年まで安定して2桁勝利を挙げ続けたが、2014年は不調で自責点リーグワースト、防御率も4点代後半となってしまった。
更に2015年は20試合登板で5勝8敗と2桁勝利が途切れたばかりか規定投球回にも到達しなかった。
いよいよ衰えたかと思われたが、2016年に復活。16勝を挙げサイ・ヤング候補に名を連ねる。2017年は中盤までは10勝8敗、防御率3.82と悪くはないが良くもない程度の成績にとどまっていたが、8月終わりに12年所属したタイガースを離れアストロズにトレードされた。
移籍後は5登板5勝、防御率1.06と無双。ポストシーズンでもリリーフを含む5登板で防御率2点台と好投しアストロズのチャンピオンリング獲得に大きく貢献した。
2018年も好調が続き、防御率2.52・16勝に加え290もの三振を奪った。オフに2年6600万ドルで契約を延長した。
2019年も防御率2.58、21勝の大活躍で奪三振数は昨年を超えて300に達した。同年には自身3度目のノーヒットノーランを達成した。
しかし、2020年にはトミー・ジョン手術を受けることになり、翌年までのシーズンを全休することを発表した。
復帰シーズンの2022年だが、早速先発ローテの一角に食い込み、大谷翔平から3打席連続三振を奪うなどその剛腕ぶりは衰え知らずである。
【プレースタイル】
メジャー前半は160km/hを超える速球を武器にした。最高で164km/hを記録し、イニングを追うごとに球速が増す。
中継ぎならいざ知らず、先発でこの球速を長いイニングでコンスタントに出せるピッチャーはそうはおらず、2009年の速球の平均球速152.96km/hはメジャー全体でも2位であった。
メジャーに上がり始めの頃は井口資仁(元ホワイトソックス→ロッテ)に「スピードはあるが日本のピッチャーみたいな真っ直ぐなんで打てないボールじゃない」と言われるなど球威はそれほどでもなかったが、年を経るごとに最大の武器に進化した。球速の落ちた今でもなお最大の武器である。
変化球は120~130km/h代のカーブ、140km/h代のチェンジアップを投げる。
初期は140km/h前後のパワーカーブで三振を取っていたが、速球の威力が増したため緩急をつける目的で球速を落とした。
速球との球速差30~40km/hのカーブは打者のタイミングを大きくずらす。
また140km/hのチェンジアップを投げるピッチャーなど中々いないので、打者にとっては打ちにくいことこの上ない。
メジャー後半(2016年ごろ)からは速球の球速が落ちた(それでも150kmは軽く出すが)ことを機に変化球の精度を高めモデルチェンジ。
特にあまり得意でなかったスライダーを改造し、あえて球速を落とすとともにカットボール成分を混ぜた「スラッター」に進化させた事が利いており、速球で空振りを取りやすくなったほか、それまでも一級品だったカーブ・チェンジアップと合わせて「どの球種でも打ち取れる」と称されるようになった。
現在39歳ともはや大ベテランの領域に達しつつあるが、大谷から3打席連続三振を奪うなど相変わらずの奪三振マシーンぶりを発揮しており、MLBの通算奪三振数では現在(2022年シーズン開始時)19位にランクイン。ちなみにすぐ上には同じくMLB最高峰の投手の一角であるマックス・シャーザーがいる。
ロイ・ハラデイやフェリックス・ヘルナンデスと共にメジャー最強右腕にあげる声も多い。イチロー曰わく、メジャーで一番、牽制が上手い右投手との事。
画像を見ればわかるが、やけに老けて見えるので、年齢詐称疑惑が囁かれているとか。
余談だが、2chの名前の格好良い選手スレでは度々名前が上がっている。
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