ストロベリー・パニック(アニメ)

ページ名:ストロベリー_パニック_アニメ_

登録日:2011/04/08(金) 22:56:50
更新日:2023/10/20 Fri 12:20:59NEW!
所要時間:約 4 分で読めます



タグ一覧
アニメ ゲーム 百合 レズ ギャグ 変態という名の淑女 キマシタワー!!! マッドハウス 06年春アニメ タマリマセンワー 地球温暖化 ←恥丘水没!!? ストロベリー・パニック





はじめて接吻くちづけした人は、お姉様でした……





ストロベリー・パニックは、2006年4月~9月に放送されたアニメ。
『電撃G's magazine』で連載された読者参加企画『Strawberry Panic!』(文章作:公野櫻子)が原作。
略称はストパニ。




【概要】
全26話の2クール構成。
原作やゲーム版と比べて登場人物が多いのが特徴。
また、小説版と比べると同じ名前でも見た目が違う、または同じ名前と見た目でも性格が違う、といったキャラもいる。


本作は女性同士の恋愛模様を描いたアニメ、所謂「百合」作品である。
だが学園百合モノ作品の元祖である『マリア様がみてる』や、百合要素が濃い『神無月の巫女』とはまた違った魅力がある。
…というか、そのぶっ飛び具合は他の追随を許さない


まず、「男キャラが一切登場しない」という類を見ない世界観。(※一応元々の原作では、企画に参加する読者の役は男性であったが、後に無かったことになった)
そして2chやニコニコにおける百合・レズ作品に対する常用語「タマリマセンワー」「キマシタワー」の発祥でもある。
他にも謎の口説き文句「地球温暖化」、エロワールこと静馬や変態淑女こと玉青など、最早ギャグの域に達した要素の方が目立つのが特徴である。
だが、そこがいい。




【ストーリー】
両親の海外転勤で一人日本に残った蒼井渚砂は、伯母の母校である全寮制の女子校・聖ミアトル女学園に編入する事になった。
転校初日、学校へ行く途中アストラエアの丘で道に迷った渚砂。だが森の中で一人の美しい女性に出会い、突然額に口づけられる。
渚砂はそのまま気を失い、気が付くと保健室のベッドで介抱されていた。
傍らにいたのは寮で渚砂のルームメイトになる涼水玉青。そして謎の女性の正体は、「エトワール様」と呼ばれ女生徒たちの憧れの的である花園静馬だった。
やがて渚砂は多くの女生徒達と交流しながら、アストラエアのトップを決めるエトワール戦なるものに巻き込まれてゆくことに…。




【舞台設定】
アストラエアの丘には三つの全寮制女子校がある。
伝統を重んじ、財閥や旧家などの名門出身者が多い、正統派の「聖ミアトル女学園」。
キャリアウーマン志向でスポーツなどにも力を入れている、スタイリッシュな「聖スピカ女学院」。
最も自由な校風で今時な、アーティスト系っぽい「聖ル・リム女学校」。
そして寮は三つの学校全ての生徒が入る「いちご舎」となる。




【登場人物】
■聖ミアトル女学園
◆蒼井渚砂 CV:中原麻衣
主人公。4年生。
明るくて誰にでも分け隔てなく優しい性格。髪は赤色の短いポニーテール。
見た目も中身も能力も平均だが、フランス語のように壊滅的な分野もある。社交ダンスなど慣れない分野も苦手。
転校生にも関わらず、その性格ゆえに友達は多く、登場人物の中でも最も交友関係が広い。
転校初日に静馬に迫られたり、玉青に色々されたりとモテるのか不幸なのかよく分からない。次第に静馬にドキドキするようになる。最初はノーマルだったんだ、最初は…。


◆花園静馬 CV:生天目仁美
渚砂の先輩。相手役。6年生。
名家の出身。何でも出来るスーパーウーマンだが、見境無く女生徒で遊ぶプレイガールでもある。名…家…? 髪は銀髪の長いポニーテール。
アストラエアのトップであるエトワールの当代で、全生徒の憧れの的。気高く格好良い、かと思いきや、過去を引きずるだけ引きずったりとジメジメしたところもある。
初対面の渚砂に迫ったり、後述の花織と野外で愛し合ったりネタに事欠かないお方。ファンからの愛称はエロワール。


◆涼水玉青 CV:清水愛*1
渚砂の親友でルームメイト。4年生。
穏やかでおしとやかな性格。表面上は。「~ですわ」など上品な喋り方をする。髪は青いシニヨン。
骨の髄まで渚砂ラブで、それを隠そうとしない。渚砂の叫び声を録音したり、それを聞いて悦に浸ったりする変態淑女。タマリマセンワー。
だが誰よりも渚砂のことを大切に想っている人物でもある。


◆月舘千代 CV:斎藤千和
渚砂の後輩。1年生。
やや大人しめで健気なドジっ娘。渚砂と玉青のお部屋番で、渚砂に憧れている。髪は緑髪のおかっぱ。
他校だが同級生の蕾とは結構仲が良い。
ちなみに小説版と漫画版では黒髪である


◆六条深雪 CV:野田順子
6年生。
ミアトルの生徒会長。静馬と花織の親友で、2人を引き合わせた人物。静馬のルームメイトでもある。
厳格で真面目な性格であり、自由奔放な静馬に手を焼いている。ファンからは名前で呼ばれずに専ら会長と呼ばれる。


◆東儀瞳 CV:片岡あづさ
6年生。
静馬の取り巻きで助手。


◆狩野水穂 CV:河原木志穂
6年生。
静馬の取り巻き。初対面時に渚砂にエトワールと間違えられた。


◆竹村千早 CV:近江知永
◆水島紀子 CV:阿部玲子
4年生。
渚砂と玉青のクラスメイトで、いちご舎では隣の部屋。やり取りが最早夫婦の域。


◆桜木花織 CV:岩村琴美
故人。静馬の元恋人で、もう1人のエトワールになるはずだった人物。
本来なら玉青のルームメイトになるはずだったが、病が原因で互いに個室になった。




■聖スピカ女学院
◆此花光莉 CV:松来未祐
もう一人の主人公。3年生。
おっとりしていて儚げな天然娘。その天然が物凄く厄介。髪は白金のロング。
聖歌隊に所属しており、天使の歌声を持っている。
学院のスターである鳳天音に憧れている。他校同士だが寮での交流がある渚砂とは友達。


◆鳳天音 CV:甲斐田裕子
光莉の先輩。5年生。
学院のスター的存在で、見た目や能力が中性的なためか「スピカの王子様」などと呼ばれる。髪は青緑のショート。
わりと朴訥な性格で、本当は王子扱いされたくないのだが、素で王子的行動をしてしまう。次のエトワール最有力候補だが、エトワール選には興味が無い。
乗馬の名手で、スターブライトという名前の愛馬がいる。


◆南都夜々 CV:桑谷夏子
光莉の親友でルームメイト。3年生。
女性しか愛せない真性百合。光莉を愛しており、エロいことをけしかけたりもするが、天然でスルーされ続ける可哀想な子。髪は黒のロング。
聖歌隊に所属しており、蕾に目標とされるほどの実力がある。寮での交流がある渚砂とは友達。
名前は「やや」と読むが、プレインズウォーカーではない。


◆奥若蕾 CV:野川さくら
光莉の後輩。1年生。
ツンデレ。原作から最も大きく性格変更されたキャラ。髪はピンクのロング。
夜々に憧れて聖歌隊に入ったが、素直になれない。夜々に対しては光莉のファンだと言い張っていたが、光莉には看破されていた。
他校だが同級生の千代とは友達。


◆冬森詩遠 CV:氷青
6年生。
スピカの生徒会長。ミアトルに対して対抗意識を持っている。
色物集団なスピカの中では蕾同様に常識人。


◆剣城要 CV:木下紗華
5年生。
スピカの副生徒会長。天音のエトワール選出馬を阻止する為に暗躍する。そしてやたらと光莉に迫るも、失敗に終わった。
桃実とはエロい関係。だったが、後に予想外の方向へ…。
独特な言い回しが特徴で、最初に光莉に迫った際の口説き文句である通称「地球温暖化」は今も語り継がれるネタ。


◆鬼屋敷桃実 CV:後藤沙緒里
5年生。
スピカの書記。天音のエトワール選出馬を阻止する為に、要と共に暗躍。夜々を煽る。
要とはエロい関係。だったが、後に予想外の方向へ…。
ちなみに小説版だと見た目や性格が違う。




■聖ル・リム女学校
◆日向絆奈 CV:清水愛
2年生。
千華留の作る様々な部に入部するトリオの一人。髪は茶色のツインテール。
編入生の噂を聞いて赤くなる、物凄く自然な流れで檸檬とキスをするなど、別の意味でアストラエアに順応している。
よく籠女の面倒を見ており、籠女の意思が分かる。渚砂とは友達で、渚砂が落ち込んだ時には励ましに来てくれたりする。
原作やゲーム版では渚砂・光莉と共に主人公の一人なのだが、尺の問題なのか彼女だけ扱いが明らかに脇役。


◆源千華留 CV:中島沙樹
絆奈の先輩。5年生。
ル・リムの生徒会長。ル・リムの校風である部活の自由を最も満喫してるお方。髪は黒のロングに二つのリボン。
出番の少ないル・リム組の中では唯一ミアトルとスピカの両方に関わりを持つ。
騒ぎの外からいつも渚砂達を見物、もとい見守ってくれている。ファンからの愛称は「千華留様」。


◆白檀籠女 CV:福井裕佳梨
絆奈の後輩。1年生。
無口で、最も幼さが際立つキャラだが意外な能力を隠し持っていることも。髪は金のウェーブヘア。
いつも持ち歩いている熊のぬいぐるみを「パーシヴァル」と読んで話し掛けたりするなど、やや電波的。


◆夏目檸檬 CV:宮崎羽衣
絆奈の親友。2年生。
自由気ままな他の3人と比べ、庶民的な常識人でツッコミ役。髪は緑のダブルシニヨン。
絆奈との明確な関係性は定かでない。




【主題歌】
オープニングテーマ
『少女迷路でつかまえて』
『くちびる白昼夢』
(歌手は共に美郷あき)
エンディングテーマ
『秘密ドールズ』
『苺摘み物語』
(歌手は共に中原麻衣清水愛)




追記、修正お願いします


[#include(name=テンプレ2)]

この項目が面白かったなら……\ポチッと/
#vote3(time=600,2)


  • ル・リムは空気ってレベルじゃなかったなぁ 最後らへんのヤヤ・バラード・・・じゃない夜々ちゃん健気 -- 名無しさん (2014-03-27 16:29:36)
  • 小説版はエトワール戦が主で、ドロドロしている。あと天音はアニメのクールなイメージからかけ離れて、結構な暴れ馬。光莉が好きすぎて感情の赴くままに爆走する熱い王子キャラ。静馬は過去の経緯が大きく違うが、相変わらずエロワール。でも渚砂相手だとやっぱり最後はヘタレる -- 名無しさん (2014-05-09 02:18:07)
  • 今日「キマシタワー」って言ってる人のどれくらいがこの作品を見たことがあるのか激しく疑問。キマシタワーは既に概念と化しつつある。 -- 名無しさん (2014-05-09 02:33:53)
  • ↑「キマシタワー」はマジンガーZEROだったのか!! -- 名無しさん (2015-11-30 14:55:05)
  • 小説版との違いは静馬が花織好きすぎて愛せなかった(本物の妹みたいに想ってたから)。天音はとにかく内面と行動力が別物。トリックスター千華留の恐ろしさ。強烈な個性放つ小説版限定のキャラたちと読む価値がある -- 名無しさん (2017-01-18 00:27:28)
  • 天音様は小説版の方が好きかなぁ・・・駆け落ちのところはドキドキでしたわ -- 名無しさん (2017-03-28 18:02:53)

#comment

*1 当初はゲーム版で声をあてた沢城みゆきが演じる予定だったが、スケジュールの都合で参加できず、絆奈役の清水が兼任した。

シェアボタン: このページをSNSに投稿するのに便利です。

コメント

返信元返信をやめる

※ 悪質なユーザーの書き込みは制限します。

最新を表示する

NG表示方式

NGID一覧