登録日:2010/04/01(木) 02:03:39
更新日:2023/08/21 Mon 13:40:32NEW!
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遊戯王 遊戯王ocg 特殊召喚モンスター デッキ 凶悪 カオス 光属性 闇属性 禁止 暗黒期 暗黒時代 チート ぶっ壊れ なぜ作った 名は体を表す シリーズカード 混沌帝龍ー終焉の使者ー カオス・ソルジャーー開闢の使者ー カオス・ソーサラー 躍れ天地開闢
「開闢の使者は光と共に、終焉の使者は闇と共に。光と闇が出会う時、世界は混沌に包まれる…。」
※包まれました
遊戯王オフィシャルカードゲーム(以下OCG)に「カオス」と名のつくモンスターは多々いるが、本項目で紹介する「カオス」とは
以上3体を指す。よって
- 儀式魔法《カオス・フォーム》でテーマ化した《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》などの「カオス儀式モンスター」
- 《カオス・デーモン-混沌の魔神-》でテーマ化した《カオス・ゴッデス-混沌の女神-》などの「カオスSモンスター」
これらについての解説はしない(一部項目下部で触れているカードはあるが)。
なお冒頭の文章は3体のカオスモンスターが初登場したパック『混沌を制す者』のCMナレーション。
そのパックのキャッチコピーは「デュエルはカオスフィールドへ」。今聞くと意味深である。
3体のカオスモンスターは共通点として
という召喚条件を持っている。
多くの決闘者が苦しんだ遊戯王OCGの暗黒時代を招いた、最凶のカード群である。
特に開闢と終焉は凶悪を通り越して極悪で、単体の性能ならばインフレしたと言われるシンクロやエクシーズにも引けを取らない。
(シンクロ、エクシーズが強いと言われるのは状況に応じたモンスターをメインデッキを圧迫せずに出せるのが理由であり、単体として見れば調整はなされている。DDBなど例外はあるが)
こんなに強いのに登場したのはシンクロ、エクシーズはおろか、黄泉帝やライトロードといった強固なシナジーを持ったデッキすら登場してない第三期である。
カオスの登場から禁止までの時代、大会はほとんどカオス一色になっており、ゲームの多様性が失われてOCGをやめる決闘者も続出した。まさにカオス。
スペック自体は優秀なモンスターでも光か闇属性でないというだけでデッキへの採用を見送られていた。
そんな事もあって一度は3体とも禁止指定されたが、09/03/01でソーサラーが制限復帰。
そして、開闢も制限復帰し、復帰は無理と思われた混沌帝龍もエラッタされて制限復帰(後に制限解除)されたので現在は全て使える。
【性能】
エラッタ前
《混沌帝龍 -終焉の使者-/Chaos Emperor Dragon - Envoy of the End》
星8/闇属性/ドラゴン族・効果
ATK3000/DEF2500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の光属性と闇属性モンスターを1体ずつゲームから除外して特殊召喚する。
1000ライフポイントを払う事で、お互いの手札とフィールド上に存在する全てのカードを墓地に送る。
この効果で墓地に送ったカード1枚につき相手ライフに300ポイントダメージを与える。
エラッタ後
《混沌帝龍 -終焉の使者-/Chaos Emperor Dragon - Envoy of the End》
星8/闇属性/ドラゴン族・効果
ATK3000/DEF2500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合のみ特殊召喚できる。
このカードの効果を発動するターン、自分は他の効果を発動できない。
(1):1ターンに1度、1000LPを払って発動できる。
お互いの手札・フィールドのカードを全て墓地へ送る。
その後、この効果で相手の墓地へ送ったカードの数×300ダメージを相手に与える。
遊戯王史上最凶クラスであり、場と手札のカードを全部奪われた挙句ダメージのおまけまでついてくるという極悪ぶり。
オマケに「破壊する・捨てるではなく墓地に送る」ので破壊耐性や暗黒界なども役に立たない。
当時はモンスター効果の起動効果は優先権を使って行使できたので奈落も役に立たず、手札誘発も乏しかったため、特殊召喚を無効化するぐらいしか対策がなかった。
後述の「八汰烏」とのコンボはゲームそのものを終焉に追いかねない鬼畜なものだった。
それ以前にコイツを含めた自分のモンスターで総攻撃してメインフェイズ2に効果によるバーンダメージでトドメを刺せたので、効果とのコンボを考えずとも十分強かった。
04/09/01に禁止指定される。DDB禁止までは最速禁止記録を持っていた。
開闢は帰ってきたが、こちらはメタカードがありふれる現在でさえ出せばほぼ勝利確定なため絶対に帰ってくる事はないと思われる。
【制限復帰】
……と思われたが、なんとエラッタ祭りこと2015年1月のリミットレギュレーションにて制限に復帰。
①自身の効果でしか特殊召喚できなくなり、蘇生制限を満たしても蘇生できなくなった
②リセット効果を使うターンは他のカード効果が使えなくなった(予め別の効果を発動させてから使うことやファンカスなどでの効果をコピー場合も使用できない)
③相手のカードしか数えないためバーンダメージが減少
と、流石に大幅に弱体化された。
効果を使うと他の効果を使えなくなるため、場と手札を壊滅させた後に何らかの効果を発動してそのターンに相手を詰ませる事はできなくなった。
とはいえ現在ではサーチ手段も増えている上、
- 特殊召喚しやすい
- ☆8
- 闇属性
- ドラゴン族
- 3000打点
と恵まれすぎたステータスを活かせるので、効果を考えずともサーチ・特殊召喚共に容易な3000打点のアタッカーとして十分使いやすい。
また、エクシーズなどの各種素材としても扱いやすく、全盛期程の凶悪さこそ無いものの多様な運用方法が出来るなった。
攻めるには1ターンのラグが発生するとはいえ相手がデステニードローでもしない限りほぼ死刑宣告できるため征竜との相性は抜群。
また、単純にこれ1枚通ればどんな不利な状況も引き勝負に持ち込めるので強力*1。
制限復帰後は【ダークマター征竜】などで展開要因として採用されたものの、目立った活躍はなく15年10月1日で無制限カードとなった。
《カオス・ソルジャー -開闢の使者-/Black Luster Soldier - Envoy of the Beginning》
星8/光属性/戦士族・効果
ATK3000/DEF2500
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の光属性と闇属性のモンスターを1体ずつゲームから除外した場合に特殊召喚できる。
1ターンに1度、以下の効果から1つを選択して発動できる。
●フィールド上のモンスター1体を選択してゲームから除外する。この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
●このカードの攻撃によって相手モンスターを破壊した場合、もう1度だけ続けて攻撃できる。
(当時としては)ぶっ壊れその2。通称「開闢」。
3000という攻撃力で2回連続攻撃というのは、相手の場にモンスターが1体だけならば3500~5000ぐらいのダメージが期待できた。
一気にライフを半分奪える、まさしくフィニッシャーと呼ぶにふさわしい存在である。
さらにもう一つの能力も強力。破壊耐性持ちや裏守備を安全に除去できるのは心強い。
しかも当時は貴重かつ強力な除外除去で。なにかがおかしい
「死者転生」もカオスデッキでよく採用されていたがこのカードは光属性・戦士族なので「戦士の生還」「光の召集」などサルベージの手段も豊富。何度も襲ってくる恐怖も持っていた。
言うまでもなくオネストとの相性は抜群。
03/10/15に制限指定、05/09/01に禁止指定。
実に6年後の11/09/01から制限に復帰、長い規制から解き放たれた。
これによって、また環境を破壊しつくす事が危惧された……が、実際に環境を席巻したのはダンセルショウカンであった。
開闢「なにこの環境こわい」
実際のところ、この時期にもなると全盛期よりも無力化手段が大幅に増えたこととコイツ出すより先にゲーム終わるとの理由で規制緩和候補に挙げられることは割と多かったりした。
だが甲虫装機が闇で当時大流行のヴェーラーが光だったため採用される事自体は多かった。
昔ほど無理に採用される事はなくなったが、属性が噛み合えば手軽に出せる☆8モンスターとして良く採用される。
現在でも十分な打点を持つため、ダメ押しに特殊召喚したり、終焉同様に素材として扱う運用方法も有りだろう。
現在ではどちらかと言えば第二効果の方がメインに使われる。第一効果は類似効果持ちが出すぎてわざわざコイツ出してまで使うような効果でもなくなった。
長らく準制限でとどまっていたが、17/07/01を以てついに制限解除となった。
《カオス・ソーサラー/Chaos Sorcerer》
星6/闇属性/魔法使い族・効果
ATK2300/DEF2000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地の光属性と闇属性のモンスターを1体ずつゲームから除外した場合に特殊召喚できる。
1ターンに1度、フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択してゲームから除外できる。
この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。
通称「皿」。見ればわかると思うが上記2体(特に開闢)の下位互換。
開闢と比べ打点が低く、2回攻撃ができなくなり、表側表示しか除去できなくなっている。
しかし別に弱いわけではなく、相手の場の高攻撃力モンスターも安全に除去できる。
効果も破壊ではなく除外なので「スターダスト・ドラゴン」も苦にしない。
開闢の調整版に見えるが初出のパックは開闢と同じだったりする。
水増し要員としてすら採用されない程に上記2体が強すぎただけで、登場時点でこのカードも普通にぶっ壊れ。
上記2体が規制されると、このカードにも注目が集まるようになった。
そして下位互換にもかかわらず後に純粋に強すぎるがために一度は禁止化されるぐらいには強い。
現在は流石にフィッシャーとしては力不足なものの、差別化点として☆6、魔法使い族、闇属性を生かしエクシーズ素材やシンクロ素材に向く事など除去兼展開要因と活躍している。
このカードの全盛期は上2体が禁止になった後に訪れた【除去ガジェット】の全盛期とかぶっていたので、ガジェに対して特に有効な「魔のデッキ破壊ウイルス」の媒体にできる点も評価されていた。
06/09/01に禁止指定されるも、09/03/01に制限復帰。
09/09/01には準制限にまで緩和されたが、【カオスドラゴン】などのデッキで猛威を振るったためか、12/09/01の制限改訂にて再び制限指定されてしまった。
その後シンクロやエクシーズとの相性の良さを評価され、しばらくの間制限と準制限を行ったり来たりしていたが、シンクロやエクシーズモンスターの減少や個の存在としては力不足すぎたのか現在は無制限。
その強さ
カオスの強さは上記の通り単体の性能もさる事ながら、その召喚条件の緩さにある。
実は墓地のカード2枚を除外するというのはアドバンス召喚よりも軽い。
コストには光と闇のモンスターが必要だが、遊戯王はもともと原作が闇をテーマにしたものなので、闇属性はいつの時代も優遇されており、当時も「クリッター」「黒き森のウィッチ」「魔導戦士 ブレイカー」など、超優秀なモンスターが揃っていた。
光属性も闇ほどではないにしろ「聖なる魔術師」「ブレイドナイト」「異次元の女戦士」、さらに後期には「サイバー・ドラゴン」と優秀なモンスターがいた。
つまり、汎用性の高いカードばかりを詰め込んだら、カオスもすんなり入ったという事である。
このため、【カオス】はいわゆる【スタンダード】系デッキの究極系とも言える。
当然こんなぶっ壊れどもが存在を許されるわけもなく、2004年9月から1年ごとに禁止になっていった。
最悪、光と闇さえいればどんなデッキにも組み込めるのでまず戻ってくる事はないだろう……
開闢「と思っていたのか?」
……戻ってこないだろうと思っていたのに2011年3月、しれっと開闢が帰ってきた。
「でも終焉が帰ってくるなんて絶対にありえない」と思われていたが、終焉もエラッタと言う意外な形を経て復活。
大分弱体化したが今後の活躍に注目である。
【代表的なカオスデッキ】
- 【ヤタロック】
ロックという名前が付いているがなんて事はなく【カオス】に「八汰烏」を入れただけである。
しかしその鬼畜さは他の追随を許さない。
《八汰烏/Yata-Garasu》
星2/風属性/悪魔族・スピリット
ATK200/DEF100
このカードは特殊召喚できない。
召喚・リバースしたターンのエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
このカードが相手に戦闘ダメージを与えた場合、次の相手ターンのドローフェイズをスキップする。
召喚権が残っており、場に「クリッター」か「黒き森のウィッチ」がいる状態で終焉の効果を発動。
あとは手札とフィールドが空っぽになったところに持ってきた烏で殴るだけ。
相手はドローできずにターンエンド宣言せざるを得ない。
攻撃力200なのでライフが0になる前に相手のデッキが切れるのを願いたいが、カオスを出されたりモンスターを蘇生されたりする。
これを受けてリアルファイトになった決闘者も多いだろう。
現在は終焉の使者もウィッチもクリッターも皆エラッタされてコンボできなくなっているので一生日の目を見る事はないと思われるデッキ。
一応、別のカードを使用して似たようなデッキを組むことは可能。
使いたいなら禁止制限無視が可能な遊☆戯☆王タッグフォースで。
他の項目にも書いたが、フィールドがら空きでヤタロックが決まるとCPUがサレンダーする。
コンピューターでも突破口を見いだせなくなるってどんだけだよ。
- 【変異カオス】
カオス全盛期最後の姿。2005年3月~8月まで大流行していたデッキ。この時は開闢ピン差しが基本だった。
「突然変異」によって安定してモンスターを墓地に送れるのも特徴。
例えば、光属性の「聖なる魔術師」から闇属性の「サウザンド・アイズ・サクリファイス(以下千眼)」が出てきたりする。
戦術は「月読命」と千眼のコンボで相手のモンスターを除去しつつ殴り、最後に開闢でとどめを刺すというもの。
この時は大会出場者のほとんどがこのデッキを使っており、この後、このデッキのキーカードはことごとく禁止・制限送りになった。
一方でカオスを入れない【ノーカオス】なるものが存在した。
今で言う【メタビート】の原型である。
カオスを入れないだけでこんなデッキ名が付いたという事を考えると、いかにカオスが環境を席巻していたかがわかるだろう。
【『遊戯王ZEXAL』でのカオス】
『遊戯王ZEXAL』には、「カオスエンド・ルーラー -開闢と終焉の支配者-」というカードが登場した。
《カオスエンド・ルーラー -開闢と終焉の支配者-》
星10/光属性/戦士族・効果
ATK3500/DEF2000
このカードは通常召喚できない。
自分の墓地に存在する光属性・戦士族モンスター1体と闇属性・悪魔族モンスター1体をそれぞれゲームから除外して特殊召喚する。
このカードの特殊召喚に対して魔法・罠・効果モンスターの効果を発動する事はできない。
1000ライフポイント払う事で相手の手札・フィールド上・墓地に存在するカードを全てゲームから除外する。
この効果で除外したカードの枚数×500ポイントダメージを相手ライフに与える。
召喚条件こそ厳しくなったもののその効果はどういう訳か開闢の除外要素を混ぜて強化された終焉の使者(エラッタ前)とも言える効果だった。手札・フィールド・墓地への干渉はどことなくトリシューラ(当時は禁止級)を彷彿とさせる。
地味にバーンダメージも強化されている上に三幻神と同じような召喚カウンター無力化効果までついている。そして効果対象が相手限定に。
さらに言うと、正規召喚すれば蘇生・帰還は自由にでき、戦士族なので墓地に落ちても《戦士の生還》で引き込んでこれる。
バウンスしても墓地コストが足りているならもう一度出せるし、何より特殊召喚も効果使用も回数制限が一切ない。
無論そのままOCG化しようものなら即刻禁止でもおかしくない代物。というか相手泣くしかねえよ。
「カオスエンドマスター」と「モリンフェン」を素材に使える事がネタにされたりもしたが……。
これが入ったデッキはハートランドの国宝として扱われ、博物館のガラスケースに入れられている。
できれば未来永劫封印してほしい。
なお、『ZEXAL』には「カオス」という一種の欲望のようなものである概念も登場する。
数千年前、アストラル世界はあらゆる悪や憎しみ、利己的な想いである「カオス」を追放し、純潔の世界を作り上げた。
その結果生まれたのが、カオスに満ちた赤き世界「バリアン世界」である。
さらにアストラル界の住人は世界の象徴であるエリファスを造り上げ、ランクアップをひたすら目指すようになる。
しかしカオスの中には誰かを守りたい、生きていきたいという願いや、生きる力そのものである原始的な欲求も含まれていたため、みるみるうちにアストラル世界は弱体化してしまう。
住民もなんとかしようと試みるが、自らが造ったランクアップのみを目指す存在であるエリファスに阻まれ、どうする事もできずにいた……というもの。
エリファスが放ったそのセリフはこのカオスたちにも適用……されそうで怖い。
▷ こいつら以外の「カオス」一覧
- 《カオス・ネクロマンサー》
自分の墓地のモンスター数×300の攻撃力を得る下級モンスター。
現在の環境だと墓地肥しの手段にはまず困らないし、レベル1・闇属性・悪魔族・攻守0と潜在的なポテンシャルは低くない。
- 《カオス・コア》
攻撃・効果の対象にされると三幻魔を墓地へ送って、自分の被ダメと破壊を無効にする下級モンスター。
相手がこいつを殴ってくれるとは考えにくいので、自分のカードで対象に取る使い方が求められる。
- 《カオスエンドマスター》
相手モンスターを戦闘で破壊すると「レベル5以上・攻撃力1600以下」のモンスターをリクルートできるチューナー。
この絶妙な条件指定によって救われた者が一人、救われなかった者が一人。
- 《カオスライダー グスタフ》
墓地の魔法カードを2枚まで除外してその枚数×300攻撃力がアップする下級モンスター。
効果もターン終了時に攻撃力が戻ってしまって微妙なら、「カオス」を名乗っているのにこいつは風属性なので、墓地で除外コストにもならないという……。
- 《カオスポッド》
「場のモンスターを全部デッキへ戻して、同数のモンスターが出るまでデッキをめくって出し直させて、途中でめくった魔法・罠・特殊召喚不能モンスターは全部墓地に捨てる」という、無秩序の集大成みたいな効果を持った古参リバースモンスター。
デッキバウンスに耐性があるモンスターは少ないので効果自体は現在でも強力。主に《召喚制限-猛突するモンスター》と組んで相手を無限ループ1キルするという大変悪い使われ方をする。
墓地のモンスターを除外してそのステータスを一時的にコピーするモンスター。個別項目参照。
- 《カオス・グレファー》
光と闇が合わさってちょいワルな感じになったダイ・グレファーさん。
フィールドで光闇両方の属性として扱う効果や、手札の光闇を1体切って異なる属性の光闇を墓地へ送る効果を獲得している。
- 《混沌のヴァルキリア》
カオス化した《デュナミス・ヴァルキリア》。《ダーク・ヴァルキリア》ほどではないが闇堕ち感が漂う。
日本語版で削られてしまったものの、先行販売された海外版ではきっちり《Chaos Valkyria》と「カオス」の名が与えられている。
光闇どちらか1枚を除外して特殊召喚、除外されれば光闇1体の墓地送りと調整役として便利な性能。
- 《混沌球体》
ターン1の戦闘破壊耐性がある上級モンスター。フィールド上では光属性としても扱う。
アドバンス召喚で出した場合はレベル3モンスターをサーチできる。《カオスエンドマスター》を引っ張って来ることが想定されているらしい。
- 《カオス・マジシャン》
魔法効果への対象耐性を持つ上級モンスター。「カオス」の名を持つものとしては珍しい光属性。
- 《カオス・ベトレイヤー》
カオスっぽい感じの自己再生能力を持つが、効果は相手の墓地除外というカオスへのメタとなる上級モンスター。
自己再生に除外リスクが付随するので、基本的にはエクシーズ素材として使い回される。
- 《カオスハンター》
除外を禁じる永続罠《王宮の鉄壁》とほぼ同等の効果を内蔵する、そもそもカオスモンスターが場に出ることすら許さない強烈なメタ性能を持つ最上級モンスター。まさに「混沌を狩る者」。
相手の特殊召喚に反応して、手札一枚をコストに特殊召喚する能力も結構便利だが、打点がやや低めでそのまま出しても開闢や終焉相手では殴り倒されてしまう難点がある。後出しではメタれないハンターとはこれいかに
- 《カオス・ダイダロス》
カオス化した《海竜-ダイダロス》。全体除去はできなくなったかわり、フィールドが張られている限り光闇属性全てが対象耐性を得るようになった。
- 《カオス・ネフティス》
カオス化した《ネフティスの鳳凰神》。場のカードが破壊されると墓地の光と闇を除外して特殊召喚されるようになった。
特殊召喚に成功するたび相手の場と墓地を除外するので効果自体は強力だが、大本のネフティスとの相性が良くない。
- 《混沌の創世神》
カオス化した《創世神》。除外されている3体を対象に1体は特殊召喚、残りはデッキの一番したへ戻す効果を持つ。
思わぬ悪用を警戒されたのか、こいつ自身の蘇生は可能なものの、効果使用には「手札から特殊召喚されたこのモンスター」でなければならないようにきっちり指定されている。
- 《カオス・ウィザード》
なんともカオスな外見をしている、いにしえのバニラ融合モンスター。主にカップ麺やレトルト食品で直出しされてから、エクストラ展開用の素材に変換されるのが現在での仕事。
特徴に乏しいモンスターだがBIG5の大岡が使用したせいで、メディア露出は意外に多め。
あまりに不安定な効果のせいで、使うプレイヤー側の精神が概ね悪い意味でカオスになってしまうトリプルコンタクト融合体。個別項目参照。
M・HERO二体を融合して現れるC・HERO。個別項目参照。
- 《古代の機械混沌巨人》
魔法・罠への完全耐性を持つアンティーク・ギア最大の切り札。さすがに四体融合ということで消費は重いため、主に《オーバーロード・フュージョン》などで墓地融合して出される。
- 《デーモン・カオス・キング》
攻撃宣言時に相手モンスター全ての攻守を反転させるシンクロモンスター。
頭でっかちなモンスターは多いため思わぬ場面で刺さることは多い。そもそもの攻撃宣言やシンクロ自体を通してもらえるかはさておき
シンクロ素材にも、効果の発動コストにも、果ては効果の対象にも悉くガチガチな縛りがあって使いにくいことこの上なかった、非業のシンクロモンスター。
しかしサポートカードがやたら増えて一先ずどうにかなるレベルにはなった。個別項目参照。
RUMを始めとした各種ランクアップ手段によって現れる、「C」の名を持つ特殊なエクシーズモンスター達。項目参照。
- 《DDD極智王カオス・アポカリプス》
自己特殊召喚能力を持ったDDDの最上級ペンデュラムモンスター。
特殊召喚する効果自体は便利なのだが、墓地やフィールドリソースの消費が激しい。
- 《混沌領域》
光か闇属性1体を切って、逆属性でレベル4~8の特殊召喚モンスター1体をサーチする通常魔法。
対象は天魔神など様々なカテゴリに対応する。
墓地からこのカードを除外することで、除外されている光闇の特殊召喚モンスターをデッキに戻して1枚ドローする効果もある。
- 《カオス・エンド》
自分が除外枚数7枚以上を達成してないと撃てない《ブラック・ホール》。
今となっては発動条件を満たすのも大した手間ではないが、ブラホ無制限でわざわざこれを使う余地があるかと聞かれれば。
- 《カオス・グリード》
自分が除外枚数4枚以上、かつ墓地に1枚もカードがない時にしか使えない《強欲な壺》。
壺効果で弱いわけがないのだが、《マクロコスモス》を張った次元軸以外のデッキではそもそも発動自体が困難になる。
- 《カオス・フォーム》
「『カオス』と名の付く儀式モンスター」を降臨させる儀式魔法。社長の嫁かマハードが墓地にいればそっちを除外して儀式の生贄に使うこともできる。
対応する儀式体はおおまかに分けて《カオス・ソルジャー》系、《青眼の白龍》系、《ブラック・マジシャン》系の三種類。なお、本Wikiで単独項目があるのは言今のところ《ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン》だけ。
- 《カオス・シールド》
闇のプレイヤーキラーが使っていた防御カード。原作にて《闇晦ましの城》とのコンボで全体強化を行ったが……?
OCGでは自陣の守備力が300上がるだけの永続魔法。「自分ターンだけ」だったり「相手の守備力も上がる」類似カードと異なりこちらだけを強化できるので超重武者との噛み合いは悪くないが、さすがに強化幅がこれだとカード1枚の消費から見て物足りない。
- 《混沌空間》
除外枚数に応じてカウンターを蓄積、それを任意の数取り除くことで帰還させるフィールド魔法。おまけとして除去を喰らっても除外からサルベージが可能。
コンボカードの常として「このカード本体」「除外を行うカード」「帰還させるモンスター」が全部揃わないと機能しないのだが、一度回り始めるとろくでもない展開が可能な爆発力を秘める。
- 《エターナル・カオス》
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
攻撃力の合計がそのモンスターの攻撃力以下になるように、
デッキから光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ墓地へ送る。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分は墓地のモンスターの効果を1度しか発動できない。
相手依存だがカオス召喚のコストをこれ1枚で捻出できる。ただし効果の発動制限がつくので、基本は相手ターン中に撃つことになる。
- 《カオス・インフィニティ》
全ての守備モンスターを攻撃表示にして機皇1体を特殊召喚する。
「機皇」がデッキか墓地に1体以上用意できないと撃つこともできない弱点はあるが、機皇兵に光・闇属性が揃っているのでカオス軸との相性はまあまあ。
- 《カオス・バースト》
1000バーンがついたかわりに自分のモンスター1体をリリースしないといけない《炸裂装甲》。
アニメだと対象を採らない上、破壊したモンスターの攻撃力分ダメージだったので弱体化がかなり酷い。
- 《混沌の落とし穴》
1体リリースがライフコスト2000になり、光闇モンスターにしか対応しなくなった《昇天の角笛》。
大変それっぽい名前とは裏腹に、通常罠でないため「落とし穴/ホール」のカテゴリに含まれていない悲しみを背負っている。
追記・修正は自分の墓地の光属性と闇属性のモンスターを1体ずつゲームから除外してお願いします。
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▷ コメント欄
- ルーラーは普通にやったらカード9枚除外して殴るだけで終わるんだよなぁ……。つか先行1ターン目でも立ったら終わるか。ヴェーラー無しなら -- 名無しさん (2013-11-22 18:29:43)
- >「通常召喚をしていない状態でクリッターか黒き森のウィッチを出し」って所なんだが「召喚権が残っていてなおかつクリッターかウィッチが場に出ている所で終焉の~」って表記にした方がいい気がする。 -- 名無しさん (2014-07-20 00:26:19)
- ↑ちょっと修正しておいたよ。 -- 名無しさん (2014-07-20 00:43:17)
- 八咫ロック中に墓地発動のカードで逆転の流れを生み出したら格好いいだろうなー -- 名無しさん (2014-11-17 00:06:53)
- ↑ 行きつけのカード屋のノーリミット大会を観戦してたときに征竜つかって脱出してるのを見た。手札ゼロでもOKって…なにかの間違いでしょ -- ??隊長 (2014-11-17 00:49:30)
- 帝龍さんエラッタされたとはいえ釈放されたんですがそれは……。 -- 名無しさん (2014-12-18 23:27:14)
- ↑ギリ許されるレベルに弱体化したが、手札と場をふっとばす効果はそのまま… -- 名無しさん (2014-12-30 12:54:24)
- ↑セーフとアウトの境界線にあるレベルの方が正しいと思う。まさにカオス -- 名無しさん (2014-12-30 18:35:54)
- エラッタされたとはいえ相性バツグンの征竜、サーチ要員のエクリプスやダークマターさんの存在からまた禁止になる未来しか見えない -- 名無しさん (2014-12-30 18:51:37)
- サーチしやすく、出しやすい3000打点ってだけでもメリットの塊だしなぁ。今のところ嫌な未来しか見えない…… -- 名無しさん (2014-12-30 18:53:17)
- 征竜の自己再生は起動効果だから、終焉の出たターンには呼び出せないのが数少ない欠点。相手に渡すワンターンが怖いし、今のトップはスキドレ標準装備だし、何だかんだ言っても征竜時代安定性が落ちたから厳しいかも。今後の結果次第だが -- 名無しさん (2015-01-01 20:45:18)
- ダークマター征竜では保険に手札に握っておく程度。もしくは3枚目のダークマターを出す為の素材 -- 名無しさん (2015-01-02 09:44:17)
- 終焉の要素を取り込んだ開闢と開闢の要素を取り込んだ終焉の融合体が出て来ないものか… -- 名無しさん (2015-01-30 19:17:15)
- 生還者や偵察機と組めば差別化できる宵闇さんのことも忘れないであげてください -- 名無しさん (2015-03-07 00:00:28)
- 全盛期にVジャンプで読者にオリジナルデッキを募集するという企画をやったときは送られてくる内容がカオスばかりだというので企画がつぶれたことがあったほど -- 名無しさん (2016-01-04 16:20:15)
- カオスエンドルーラー強過ぎる… -- 名無しさん (2016-02-24 05:09:26)
- 開闢準制限化。インフレ怖すぎる。 -- 名無しさん (2016-09-18 13:24:20)
- カオソルすらちょっと出しやすくてちょっときつい打点にしかならないってもうこれわかんねぇな -- 名無しさん (2016-10-21 01:04:06)
- エンドルーラーをカード化したら何日で遊戯王にとどめを刺すのか -- 名無しさん (2016-10-22 17:43:35)
- 塚張ればヴェーラーも効かんし、エンドルーラー出せば勝ちになりかねんわな -- 名無しさん (2016-10-27 20:19:25)
- 何のコンボものなく「一枚だけでゲームエンド確定」だからなルーラー。まあはっきり言うと全盛期終焉も似たようなもんだったけど -- 名無しさん (2017-08-11 08:56:07)
- カオスエンド・ルーラーは今の環境でカオス全盛期を -- 名無しさん (2018-08-04 12:59:59)
- ミス。今の環境でカオス全盛期を再現するならこんな効果っていう感じだな・・・ -- 名無しさん (2018-08-04 13:01:53)
- ↑先攻1ターン目からでも効果の発動通したら(召喚は潰せない)手札が全部除外+2500バーンされた状態で開始とかさすがに今の環境でもキツすぎるかと。デッキの上から2枚で相手側にルーラー立ってる戦局の打開は無理ゲーすぎる。昔でもここまで酷くはない -- 名無しさん (2018-11-19 11:27:02)
- どっちにしろ今の環境は初手で手札誘発握ってないほうが悪いって状態だし、効果は強いけどサーチ効かないうえに召喚条件キツいルーラーをメインにしたデッキで環境取れるかというと… -- 名無しさん (2019-06-03 13:00:36)
- コイツの場合、ルーラーメインにしたデッキよりも光戦士か闇悪魔主軸のテーマにもう片方の汎用カード突っ込んでおもむろにボチニヒカリセンシトヤミアクマルーラー召喚します効果起動します何かありますか、無いならアザッシタで殺してくる運用になるんじゃねーかな。通ったら即死、通らなかったら手札誘発と1:1交換で本命の制圧コンボ起動って感じで -- 名無しさん (2019-10-17 10:50:38)
- ↑即死しなくても壊滅状態の手札フィールド墓地から相手ターン渡すって泥沼すぎる… -- 名無しさん (2019-11-10 20:41:41)
- 今月のとある非公認大会でカオスデッキが優勝したと聞いて見てみたらデッキの大半古いカードじゃねえか……執念深き老魔術師とか地砕きとか。 -- 名無しさん (2020-09-12 22:10:08)
- 今度海外産カオスモンスターが来日するようで -- 名無しさん (2020-09-26 19:35:24)
- 雑誌の付録にいかにもカオスで使えと言わんばかりのグレファーシリーズが出てたわ -- 名無しさん (2020-09-26 19:51:52)
- ↑×3 積みまくったメタカードを完全スルーされて古臭いデッキにボコられた相手の感想が聞きたい -- 名無しさん (2020-11-23 11:25:01)
- 終焉の方をMDのN/Rフェスで使い倒した。レアリティRってマジ? -- 名無しさん (2022-03-31 22:39:20)
- 根源龍レヴィオニアも性質上はカオスだよなぁ -- 名無しさん (2023-04-11 21:22:29)
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