登録日:2018/06/05 (火) 00:41:38
更新日:2024/02/26 Mon 13:41:36NEW!
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FIELD OF VIEWとは2002年まで活動していたビーイング系のバンドグループである。レーベルはZAIN RECORDS→日本コロムビア/Beat reC→ZAIN RECORDS
ポカリスエットCMソングの『突然』や『ドラゴンボールGT』OPテーマの『DAN DAN 心魅かれてく』、『遊戯王』OPテーマの『渇いた叫び』などでヒットを飛ばした。
ZARDの坂井泉水や織田哲郎、葉山たけし、小松未歩といったビーイング系アーティストから曲の提供を受けていた事も。
2002年に解散。解散ライブはあまりの人気から追加公演が設定されたほど。解散後、メンバーはそれぞれソロ活動に励んでいる。
実はグループ名がview→FIELD OF VIEW→the FIELD OF VIEWの順に変化している。ただしグループ名の変更とメンバーの入れ替えは連動していない。
view時代はカジュアルなスタイルをとっていたが、FIELD OF VIEW→the FIELD OF VIEW時代はイギリス風の黒のスーツを基調とするスタイルを取っていた。
2012年に限定的な形で再結成を果たしたが、完全な形での再結成、もう一度の再結成は今のところ難しいらしいが、解散後もお互いのソロ活動でメンバーが出演することがある。
2020年にデビュー25周年を記念して大ヒット曲の未発表テイクや未発表新曲、アルバム初収録曲を収録したアルバムの発売と記念ライブが開かれる。(再結成ではない)
◎メンバー
◆浅岡雄也
(あさおか ゆうや)
1969年1月25日、A型、東京都出身
ヴォーカル・作詞・作曲担当。
viewとしてデビューする前はバンドMissing Peaceのボーカルとしてストリートやライブハウスメインで活動していた。この頃はヴィジュアルロック系で売っており、当時の写真とFIELD OF VIEW時代の写真を見比べると多くの人が驚くだろう。
TBS系で放送されていた深夜番組『平成名物TV』の1コーナー『三宅裕司のいかすバンド天国』に出演して見事完奏を成し遂げ、湯川れい子から「可愛いで賞」を授与された。
メジャーデビュー前の色々なことについては本人がnote.comに「夢の続きを」というタイトルで連載しているので気になった人は読んでみると良いかもしれない。
爽やかな印象を与える高めの声が特徴で、デビューから20年以上経つ現在もその歌声はほとんど衰えていない。
相当なレベルの雨男で、FIELD OF VIEW最初のライブが台風と豪雨により中止になったり、鳥人間コンテストの主題歌担当アーティストにFIELD OF VIEWが選ばれた年は台風が直撃したため大会の歴史上初の全面中止に見舞われたり、自身が出演するツアー23本中20本で雨が降ったり、小学校の運動会、遠足も全部雨だったりと雨男っぷりは相当なもの。
音楽の道を志すようになったきっかけはYMOと出会ったことから。YMOの他、影響を受けたアーティストにはジョージ・マイケルやワムなど。もしYMOと出会っていなかったら電車の運転手になりたかったとか。
解散後はソロで活動を続けており、ソロデビューシングルは『超星神グランセイザー』の主題歌に抜擢された。
ソロ活動の傍らでゲームクリエイターの飯野賢治、GLAYのHISASHI、Taccs No Name、青木孝允、セキタヒロシとユニット『NORWAY』を結成。NORWAYは音源データのやり取りだけでレコーディングを行うのが大きな特徴。
一時福岡県のFMラジオ局でレギュラーを持っていた。
Twitter、Facebook、Instagramといった主要なSNS全てに登録しており、どれも頻繁な頻度で更新している。Twitterでは毒のあるツイートがちょいちょい見られる。ちなみにFIELD OF VIEWとして活動していた頃から毒舌系キャラだったらしい。
日本テレビ系の『有吉反省会』に出演した時には禊として「1週間、人をホメるツイートをすること」を課せられ、禊は非常に強引な形で実行された。
- 整体行ったら大外し。金返せ!
- 電車降りながらゲームやってる奴に軽く殺意
- 電車内で化粧してるヤツの125%が化粧する意味あんのか?系
有吉反省会出演時にはダークなキャラを売りにするなら是非ウチに来ませんか?とエイベックス取締役の岸博幸からラブコールを送られた。
なおこの毒舌ツイートはテレビ朝日の『弁護士さんといっしょ』でも紹介された。
実家は調布市内でとんかつ屋を営んでおり、本人の口でもちょくちょく話題にしている。
アニメ『コンクリート・レボルティオ~超人幻想~THE LAST SONG』第6話(通算第19話)では井上陽水の『東へ西へ』をカヴァー、アニメ『魔法少女 俺』ではエンディングテーマ『硝子の銀河』の作曲とコーラスを担当した。ちなみに硝子の銀河のコーラスは緒方恵美と一緒に担当している。
◆小橋琢人
(こはし たくと)
1965年12月5日、A型、東京都出身
ドラムス・作詞・作曲担当
viewとしてデビューし、解散までドラムスとして参加し続けた。彼がリーダーである。
3歳からヴァイオリンを始め、武蔵野音楽学院*1を卒業後ドラマーとしてレコーディングやライブサポートなどを経験し、viewとしてデビュー。
デビュー当初はメンバー内で最年長だったが、ベーシストの新津健二が加入した後は最年長の座を譲った。
音楽情報番組のパーソナリティなどを務めていたことも。
解散後はCMソングや映画主題歌などの作曲を手がけ、リュ・シウォン「桜」などの楽曲にドラマーとして参加し、Being Music Schoolではドラマーの講師を務めていた。(2015年閉校)
現在は活動の拠点を国内からハワイに移している。
ジャズ好き。某百科事典サイトに一時期ジャニーズJr.出身と書かれていたが、後に本人の口から「あー、アレね、ガセです」と否定された。*2
ちなみにメンバー内で唯一ヒゲをたくわえていたことがあり、『あの時の中で僕らは』をリリースした時にはヒゲをたくわえた姿が見られる。
◆小田孝
(おだ たかし)
1972年6月16日、A型、東京都出身
ギター・作曲担当
viewとしてデビューした当初はロングヘアーだったが、1997年10月頃から男性の標準的な髪の長さにカットし、以後ショートヘアで活動するようになった。ちなみにカットは美容室ではなく、カット屋でやったらしい。
メンバー内で唯一の70年代生まれで最年少だった。
解散後は研音に音楽ディレクターとして所属し、デビューを目指すバンドにアドバイスを送る業務や、星村麻衣や絢香などのディレクションを担当していた。現在は研音を退社したらしい。
◆新津健二
(にいつ けんじ)
1965年9月27日、O型、東京都出身
ベース・編曲担当
キーボードの安部潤脱退後に加入し、『DAN DAN 心魅かれてく』でテレビ出演した時より活動開始。FIELD OF VIEW加入は安部潤の推薦による。加入前はスタジオミュージシャンとして活動していた。
ある企画でバグパイプを演奏したことがあり、その時に小橋琢人がさすが元トランペッターと発言しており、どうやらトランペットの経験もあるらしい。ベストアルバムのSINGLES COLLECTION+4の歌詞カードに掲載されている写真にもトランペットを吹く写真がある。
FIELD OF VIEWとして活動中、メンバーで唯一長髪にしたことがなく、加入から解散まで前髪を垂らした横分けのような髪型を貫いた。
解散後はZAIN ARTISTSに移籍し、様々なアーティストの曲にベーシストとして参加。現在はBREAKERZのAKIHIDEのマネージャーとして活動している他、浅岡のソロライブにサプライズ出演したことも。
旧メンバープロフィール
◇安部潤
(あべ じゅん)
1968年3月1日、福岡県出身
キーボード・編曲担当。
3歳の頃からピアノ教師である母親のもとでクラ シック・ピアノを始め、1993年にアレンジャーとして活動を開始。翌年にviewのキーボード担当としてデビューを果たす。
3rdシングル『Last Good-bye』のリリース後、自身のアレンジャー活動に専念するためにFIELD OF VIEWを脱退。
脱退後はタッキー&翼・嵐・MISIA・安室奈美恵・MAX・K・mihimaru GT・CHEMISTRY・BoA・女子十二楽坊などの楽曲アレンジを手がけ、更に音楽プロデューサーとしても活動している。またライブにキーボードアーティストとして参加することもある。
以上の他、新津健二が加入するまで蓬田尚紀がサポートベーシストとして一緒に活動していたことがある。
主な楽曲
- あの時の中で僕らは
view時代にリリースされたデビューシングル。
セブンイレブンのCMソングとして起用された。
- 迷わないで
viewとしては最後のシングル。
コンタクトレンズメーカーチバビジョンのCMソング、テレビ朝日系で放送されたバラエティ番組『目撃!ドキュン』のエンディングテーマとして起用された。view時代の2曲はリテイクの上、公認ベストアルバムに収録されている。
- 君がいたから
FIELD OF VIEWとしての1stシングル。フジテレビ系で放送されたドラマ『輝く季節の中で』の主題歌として起用。コーラスにZARDの坂井泉水を始め大黒摩季、宇徳敬子、川島だりあ、生沢佑一と豪華なメンバーが参加している。AメロとBメロで大きく曲調が変わる。
ミュージックビデオはレコーディング風景やスタジオで歌う様子などをフィルム撮影し、編集したもの。
相川七瀬、ZARDがカヴァーし、ZARDバージョンはドラマ内で挿入歌として使用されている。
- 突然
2ndシングル。唯一のミリオン・セラーを記録した曲。ポカリスエットのCMソングに起用された。CMの内容は2種類あり、1種類は中山エミリが走るダチョウに乗ろうと奮闘するもの、もう1種類は中山エミリが空中ブランコに挑戦するもの。
坂井泉水、織田哲郎がカヴァーした他、台湾の歌手リッチー・レンも『永不退縮』の題名でカヴァー。JASRACには『永遠に前を向いて』という題名でも登録されているが、台湾版のタイトルを和訳するとそれっぽい意味になる。
ミュージックビデオは黄色と赤色の照明で照らされるスタジオの中で曲を演奏しながら歌う様子を撮影したもの。
ミリオンヒットを記録しただけあってファンの間での人気も強く、FIELD OF VIEWの全ベストアルバムへの収録を果たしている。
ヤクルトスワローズの松岡健一が現役時代に登場曲として使用していた。
ちなみに永不退縮は意味合いが原曲と全く変わってしまっている。広義の替え歌と言えるだろう。
- Last Good-bye
3rdシングル。TBS系『日立 世界ふしぎ発見!』のエンディングテーマとしてシングルリリースよりも前から公開されていた。坂井泉水が詞を提供しており、ZARDのカヴァーまで10年かかった。
この曲を最後に安部潤が脱退。新津健二加入まで3人で活動することになる。
エンディング曲として使われていた物とミュージックビデオで使われている物は女性コーラスが抑え気味となっていたが、シングルカットされたものは女性コーラスが強調されており、25周年記念アルバム以外のアルバム収録版もシングルに準拠している。
ミュージックビデオは明るいスタジオで歌う風景やメンバー全員で街の中を歩く様子や車の後部座席でギターが演奏し、ボーカルが歌う様子をつなぎ合わせている。ちなみにMV撮影当日、浅岡氏は発熱していて体調は最悪だったらしい。
4thシングル。アニメ『ドラゴンボールGT』のオープニングテーマとして起用され、アニメ本編内でも老界王神がインストゥルメンタル版を聞いているなどの形で使用されている。
新津健二が加入する前に収録が行われたため、ジャケットやPVには3人しか映っていない。ミュージックビデオは工学院大学の図書館で少女が本を開くところからメンバーによる演奏・歌唱シーンにつながっている。
ZARD、ゴールデンボンバー、中川翔子がカヴァーした他、2012年のアニサマのステージで織田哲郎が小松未可子、黒崎真音、Rayと共に披露した他、2017年のFNS歌謡祭でKis-My-Ft2も披露している。DAN DAN所得引かれてくだのDON DON年貢引かれてくだの世知辛い替え歌がある。前者は浅岡氏公認。
- 大空へ
幻の8thシングル。日本テレビ系『鳥人間コンテスト』1997年大会のテーマソングとしてタイアップが決まっており、発売日・品番まで決まっていたのだが大会が台風の直撃を受けて中止となった結果シングルリリースが断念され、ベストアルバム「SINGLES COLLECTION+4」に収録されてようやく日の目を見た。
この事についてボーカルの浅岡氏は後年「タイアップありきだったから」と語っている。
小松未歩がカヴァーしている。
- 渇いた叫び
8thシングル。東映版遊戯王のオープニングテーマとして起用された。同番組のテレビ放送1~3話ではCD版とは微妙に歌い方の違う別バージョンになっている。小松未歩が詞・曲提供しており、後にセルフカヴァーしている。
- Melody
the FIELD OF VIEWとして3枚目のシングル。このシングルが発表された時に解散を発表した。またシングルで初の浅岡雄也がメインで製作に関わっていない曲でもある。初回版限定特典で期限までに応募することでビデオクリップ集のファンリストに名前が載るキャンペーンが実施された。
逸話等
- グループ名のFIELD OF VIEWは“更に広い世界に視野を向ける”という意味を込めてプロデューサーが命名した
- ビデオクリップ集が発売されているが、これに収録されていないビデオクリップも存在する。
- 13枚目のシングル『CRASH』はビデオクリップに使われたものとCDで曲の長さが違う。
追記・修正は突然の熱い夕立に夢中で車に走った後に
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▷ コメント欄
- ボーカルの歌声で聴き惚れてしまう魅力。 -- 名無しさん (2018-06-05 08:39:58)
- 懐かしい。いい歌多いんだよね。また聞こうかな -- 名無しさん (2018-06-05 09:26:37)
- 乾いた叫びは神レベル! -- 名無しさん (2018-06-05 10:02:37)
- 某番組で「突然」を聞いてハマって、他の曲を探して「孤独なtraveler」を聞いてさらにハマった。 -- 名無しさん (2018-06-05 18:14:24)
- 渇いた叫びのTV版、何かのCDに入ってないかなぁ…あっちのバージョンの「闇が」の言い方がめちゃくちゃ好き -- 名無しさん (2018-06-05 20:52:58)
- A面は提供物のカップリングはお手製ってのが定番だった。シングルで聞いてるとcw曲も同時に好きになる -- 名無しさん (2018-06-08 00:09:40)
- 25thカルトクイズで小橋さん本人が出題した「ドラムの名前をフルネームで答える」問題の鬼畜っぷり…(「琢」は中に点がいるという、サイト等の仕様によると正しく表示されない字) -- 名無しさん (2020-10-23 20:50:11)
- 浅岡さんと小橋さんが正月のツイキャスで、「4人揃うことは絶対にない」「再結成はない」って言ってたし…まあ、特に小田さんはしゃーないとこもあるからなぁ -- 名無しさん (2021-01-26 16:14:32)
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*2 福岡県のFMラジオ局で放送されていた「浅岡雄也Presents キミガセカイヲカエテユク」出演時のコメントより。この記述が原因なのかは不明だが、一度記事が全削除されており、当時の履歴は残されていない
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