登録日:2017/04/13 Thu 17:07:26
更新日:2024/02/06 Tue 10:52:34NEW!
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r-18 健康クロス クロビネガ 魔物娘 モンスター娘 人外娘 魔物娘図鑑 図鑑世界 優しい世界 クトゥルー神話 所要時間30分以上の項目 一覧項目
本項では、健康クロス氏が運営するサイト「クロビネガ」のメインコンテンツ、
『魔物娘図鑑』に登場する魔物娘(まものむすめ)を紹介する。
魔物娘図鑑における魔物娘や世界観の設定は当該項目を参照。
本項では図鑑世界に存在する魔物娘のほんの一例を記す。
ちなみに魔物モチーフの選出は、特に初期が顕著だが『ドラゴンクエスト』をベースにしている感が強い。
※以下の記述はR-18コンテンツに関する記述です。周囲に気を付けながら閲覧してください
原典に(比較的)忠実なもの
ファンタジーRPGでもお馴染み、半液状ボディの魔物。
図鑑世界では原典よりもドラクエ等の和製RPGに近い、街の周囲や平原に多く生息する危険度の低い魔物という扱い。
「レッドスライム」「バブルスライム」「ダークスライム」「寄生スライム」など変種・亜種が多数存在し(詳しくは後述)、
普通のスライムでも生息域の変化などが原因でこれらの種族に性質が変化する場合があるらしい。
また極めて知性が高く、分裂した群体で伴侶一人のためだけの「王国」を築く「クイーンスライム」という上位の魔物も存在。
ちなみにスライム種の魔物からは漏れなく「スライムゼリー」なる食べ物を得ることができ、
一般的なスライムのゼリーは爽やかな味わいがするとのこと。
気に入った人間の男性を見つけると「宝物」として持ち帰り、自分を打ち倒した人間には服従する。
二次創作ではもっぱらツンデレ・残念美人要員。
ドラゴン系の魔物はその強大な魔力故、旧魔王時代のドラゴン形態にも変身可能で、伴侶の男性を騎乗させて飛ぶ事もあるが
ワームやジャバウォック等の亜種は夫との性生活優先で(よっぽどの有事以外は)あまり変身したがらないらしい。
また派生種はともかくとしても純ドラゴンは強力な魔物であるため、人間の女性がドラゴンに魔物化するには「素養」が必要であり、
リリムでも素養が無い人間をドラゴンにするのは不可能である。
未婚で寿命を迎えると、後述する「ドラゴンゾンビ」に変貌する。
- ワイバーン
別名「飛竜」。
翼が背中から生えているドラゴンに対してこちらは両腕が翼となっており、ドラゴンと比べて力では劣るものの飛行能力は速度と旋回性の面で大きく凌駕する。
非常に気難しく人間を見下す傾向の強いドラゴンと比べてこちらは人間に対していくらか友好的であり、また気に入った男性を襲うのも積極的。
飼い慣らして騎馬ならぬ騎竜とするのもドラゴンよりは難易度が低いため、『ドラゴニア』竜騎士を始めとして騎竜はワイバーンが一般的。
そうは言ってもドラゴン系らしく気性は荒く「乗られる」よりも「乗る」方が好きな質なので、
交わりの中で自分の方が上と認識させてやらなければ騎竜にするのは不可能であるし、そう簡単に屈服してくれる訳でもないのでやはり一筋縄では行かない。
比較的フレンドリーなのは、王家専用のシンボルでそれ以外の家系は使用不可能だったドラゴンを貴族が紋章とするに当たり、
「ドラゴンっぽい別のもの」としてリデザインした事で生まれたのがワイバーンという誕生経緯に因んでいると思われる。
なおクロス氏によると、ドラゴン系の魔物娘が騎竜として夫を背に乗せる際は旧時代のドラゴン形態とするのが通常である。
これは人形態で夫に乗られたら飛ぶどころではなくなってしまうためとのこと。
- ワーウルフ
例によって、(女性の場合は)噛まれると同族にされる。
夫の前では単なるわんこ、らしい。
- ユニコーン
ケンタウロスの一種。角に秘められた魔力を純粋に保つため、童貞の男性を夫として望んでいる。
ただし本能は淫乱である。非童貞と性的接触すると「バイコーン」という別種の魔物に変化。
余談だが、更新時にちょうど主役機が同じ名前を持つ某ロボ物の映像展開が行われていたため、
コメント欄は「ベッドの上ではNT-D」だの「俺のビームマグナムが全弾発射*1」だのなんて冗談が多くみられた。角が割れてるんですがそれは
また、そういうネタを含んだSSも多い。「私の……たった一つの望み……」「ヤるぞバナージ!この合コンは、彼女たちだけが参加しているものじゃない!」
- クノイチ
そもそも魔物でも何でも無い一職業だが、いわゆる『アマゾネス』の一種という扱い、らしい。
(ちなみに魔物娘世界のアマゾネスは、人間の一部族が魔物化したサキュバスという設定)
平たく言うと職業が『忍者』のサキュバスで、反魔物勢力の男性がターゲットとなる『暗殺任務』が与えられる。
ターゲットに選ばれた男性は、彼女たちの日々磨き上げた房中術によって骨抜きにされ、親魔物領側へ鞍替えする運命にある。
性質上狭所にいる事が多いため翼が退化している代わりに尻尾が進化しており、鍵縄のように自在に使えるため空中機動力は通常のサキュバスと遜色はない。
元々は公式書籍に名前のみ掲載されていた魔物娘で、後にイラスト化された経緯を持つ。
なお、当初は網タイツを装備していなかったが、程なくして装備済みのイラストに差し替えられた。
- キキーモラ
メイドその1。働き者の男性を助けてくれる犬耳メイド。
なのだが図鑑世界においてはダメ男の前に現れて生活を改善し、働き者に矯正してしまうパティーンも多い。
家事全般と夜のお世話の全部お任せである。さすがはメイド。
ちなみに伝承上のキキーモラは鳥類と犬類各種の特徴を併せ持った外観をしているという説もあり、
図鑑世界のキキーモラには「元はハーピー種に近い特性を持ってたが、仕事を丁寧にするため人間に近い形状に変わった」
という設定のもと、羽毛に覆われた手首に、鳥の鱗に覆われたブーツ状の足として要素が取り入れられている。
- フェアリー
妖精の国に暮らす(・ワ・)妖精さん。音楽と踊りを好む陽気なロリっ娘。
基本的には「魔物」ではないのだが、サキュバスの影響を受けたりインプちゃんと一緒に遊んだりして「えっちなおあそび」を覚えた個体が一定数存在する。
単体でやってくる分には適当に付き合ってあげれば満足して去っていくが、群れで来られると体中にまとわりつかれ、へとへとになる(意味深)までおあそびに付き合うことになる。
最終的には気に入った男を「フェアリーサークル」に引きずり込み、妖精の国へと連れ去ってしまう。
- ティターニア
妖精の国の女王様。
子供っぽい妖精たちを優しく導くお姉様的存在で、彼女が祈ればあらゆる妖精の傷が癒え、人間からはあらゆる悪意が消え失せてしまう。
だが実は頭の中身はフェアリーとそんなに変わらないため、サキュバスの影響を受けると「えっちなおあそび」が大好きになる。
- リャナンシー
絵画や音楽、物語などの創作物を好み、作家や作曲家の男性をも好む変わり種の妖精。
彼女を伴侶とした男性は、創作に対する優れた意欲と才能を発揮するようになるという。
一方、創作活動以外の時間を夫婦の営みに割くようにもなってしまうため、リャナンシーに魅入られた芸術家は俗世間から姿を消すと言われている。
ちなみにクロビネガから刊行されてる各種書籍は「とある放浪の魔物学者」と呼ばれる男性が執筆、または監修している設定だが、
書籍2作目の『堕落の乙女達』から旅の道連れとしてリャナンシーが助手として同行している事が判明しており、
レスカティエからポローヴェ、ジパングと共に長旅を続けながら資料を記し続けている模様。
記述を読む限り、放浪の魔物学者とリャナンシーは未だ「そういう仲」にはなっていないことが伺えるが……?
ご存知、死んだ人間の遺体が蘇って魔物化した存在。
当初こそ呻くくらいしか出来ないが、魔物娘になったことで男性が欲情できるくらいには損傷や腐敗が修復され、
伴侶と交わり続けることで肉体・精神ともに再生が進んでゆき、最終的には子を成すことも可能となる。
また男性との交わりで魔力を更に高めてゆけば、上位種の「ワイト」にランクアップする事もできるらしい。
基本的に成長は止まったままだが、本人または夫が望めばそれさえも復活するかも……というのは健康クロス氏の談。
このゾンビを始め、図鑑世界のアンデッド系の魔物娘は「生と死の女神デス」という死者贔屓・親魔物寄り*2な新米の神様が
強力な加護を与えており、蘇った死体というよりは既に「アンデッドという別個の種族」になってるという。
また人間のみならず全ての魔物娘も、志及ばず死亡してもアンデッドとしての復活の希望が用意されている模様。
- サハギン
ファンタジーRPGではお馴染みの半魚人。
魔物娘になったことで旧スクール水着を着た半魚人の少女という大変けしからんお姿に。
この一見スク水らしき部位は「鱗」だが脱皮も可能で、その手の好事家にも需要のある代物らしい。
一方で、普段は無表情かつ無口だが、伴侶と逢瀬を重ねている時だけその表情を綻ばせて本音を口にするという
ある種のクーデレぶりに惹かれる図鑑ファンも多い。
ちなみに健康クロス氏曰く「超レアな色違い白スク水サハギン」の個体も居るらしい。
最も人畜無害な魔物娘。
ドイツに伝わる精霊の一種……なのだがいつの間にか犬型ヒューマノイドの代名詞になっていた犬娘。
ワーウルフやヘルハウンドに比べると飼い犬の特徴をより色濃く残し、知能は低くないが思考パターンは単純。
人間を見ても積極的に襲い掛からない稀有な魔物娘で、その嗅覚で貴重な植物や鉱石を見つけ出してくれる。
そういった特徴より魔物娘に変わる前から「人類の最大の友」であり続けたために、
反魔物領においても飼育することがある程度黙認されている。
だが結局いつかは「交尾」をすることになっちゃうのだが、それも黙認されているらしい。
- オーク/ハイオーク
図鑑世界におけるドM筆頭・その1。
ぽっちゃりした人畜無害そうな見た目だが、その本性は弱きをくじき強きに媚びるずる賢い魔物娘。
普段は徒党を組んで男を漁るが、思考が単純なのであっさり捕まったり倒されたりする。
すると彼女は勝った男を「主人」と認識して、その主人に奴隷のように尽くすようになる。
主人に命じられれば嬲られることすらも喜びになり、果ては命まで平気で投げ出すらしい。初期の魔物娘なので割と記述が物騒である。
またオークの上位種として褐色姐御なイノシシ属性の魔物娘、ハイオークも存在。
こちらはオークの群を率いるリーダー的な立ち位置で、その存在自体がオークを鼓舞する原動力となるが、
人間に敗北してしまうと逆に屈服して媚び媚びになってしまうのは通常のオークと同じ。
身体から独特の匂いを放っており、その性質は群を率いている時と敗北時で全く真逆のものへと変わってしまう模様。
ある意味、初期の魔物娘を代表する一体。名前や元ネタから察せられる通りキノコの魔物。
マタンゴ自身は普段からボーッとしていることが多いが、定期的に大量の胞子を散布する性質を持ち、
その胞子を吸ったのが男性ならば、ばら撒いた大本のマタンゴのことしか考えられなくなり、
彼女と交わり続けるうちに全身に胞子が回り、身体にキノコが生える頃には伴侶のことしか考えられない「キノコ人間」と化す。
また女性が胞子を吸えば、宿主の思考の一部を掌握してキノコ(意味深)に対する執着を強化させ、
男性と交わらせることで体内のキノコが急成長、あっという間に魔物のマタンゴと化してしまう。
このように、たった一人の女性がマタンゴ化するだけで集落や村、最悪国家単位でマタンゴのコロニーが出来る事もあるという。
基本的に地面に根付いているが、最近は男性に跨って移動する姿も見られるようになったとか。
魔物娘図鑑黎明期の一体ということもあって、同時期の魔物娘と比べても一際物騒な記述が目を惹く。
それ故、図鑑世界のスタンスに否定的な閲覧者からは槍玉として挙げられやすいというちょっと可哀想な娘だが、
そもそも魔王が代替わりする前は元ネタの映画まんまな存在だったと想像すれば、
人間、そしてマタンゴ自身にとっても遥かに有情な仕様となった現状を即座に批判するのは早計という見方もできる。
実際、後述する「マッドハッター」のように、上位の魔物の干渉により知性が向上した亜種も存在しており、
健康クロス氏も「ちゃんとした理由があれば胞子のばら撒きを調節してくれる」という前向きな回答を出している。
彼女たちに対する考え方を、否定派だけでなく図鑑ファンも含め、皆もう一度きちんと考え直す必要があるのではないだろうか。
ちなみに彼女達の魔力を受けて普通のキノコが変質した「マタンゴモドキ」なる食用キノコも図鑑世界には存在し、
魔物娘がこれを食べると文字通り頭の中が「キノコ」で埋め尽くされ、普段以上に伴侶との交わりを所望するようになるという。
いずれもファンタジー世界における著名な知的種族筆頭で、図鑑世界でも概ね性質は普遍的なそれ。
エルフもドワーフも元々魔物ではなく、人間同様に図鑑世界に生息する一種族ではあったのだが
人間に比べて生まれつき高い魔力を有しているため、魔物化するとサキュバスなどの魔物には変わらず
「エルフ」「ドワーフ」といった種族そのまま魔物となり、基本的な性質は表面的には変わらないものの
魔物となったことで淫猥さなどは格段と増し、その体つきも男受けするような肉感的なものに変わっていくという。
お互いに魔物となる前から種族仲は悪く「エロフ」「ペドワーフ」と罵り合う間柄。
エルフはその高潔かつ閉鎖的な性質故、魔物化した個体は即座に集落を追われ、人間の男性を伴侶にするようになるのだが、
ドワーフは逆に魔物化してもむしろ「嫁がエロくなった」なノリで好意的に受け止め、女性の淫魔化に積極的だったため、
結果現在はドワーフの男性が絶滅危惧種同然になっている模様。スケベェ…*3
また、エルフやドワーフが別種の魔物として覚醒することはないと書いたが、
例外的に『堕落の乙女達』に記載されているプリメーラ・コンチェルトのケースみたいに
魔物化する前のエルフ・ドワーフと人間の間に生まれた「ハーフ」の個体は、
体に流れる血筋半分の「人間」の部分に外部の魔力が影響した結果、別種の魔物となる場合もある。
ちなみにエルフと酷似した別種族に「ダークエルフ」も存在し、
こちらは魔王の代替わりに際して種族一丸で当代魔王の側についたことで種族全員が魔物化しており、
リリム(後述)の力で人間の女性をダークエルフに変えることも可能だという(エルフやドワーフは不可)。
主神ちゃんに仕えている高位の天使。
精神へと語りかけられる「神の声」に従って降臨し、選ばれし勇者を教え導く。設定上おねショタに適している。
だがほとんどの個体は、無自覚のうちに魔物の魔力に侵されて、姿はそのままで中身は魔物化してしまう。
魔力に侵されたヴァルキリーは勇者に絶大な力をもたらすが、同時に勇者の性欲まで育て上げてしまう。
しかも聞こえてくる神の声もバグり始め、「英雄は色を好む」「立派な男を育て上げるため」と色々と理屈をつけ、勇者の愛を受け入れるよう命じる。
実は魔力に侵された時点で主神ちゃんとのリンクは断ち切れており、神の声だと思っていたものはヴァルキリー自身の欲望の声である。
そのことを自覚してしまったヴァルキリーは「ダークヴァルキリー」へと堕ち、元勇者だった最強インキュバスと手を携えて魔界を広げていくのである。
まれに神の声がバグったことに気付かず、完全なヴァルキリーの姿で勇者と愛を育んでしまうドジッ娘もいるらしい。
- ウンディーネ/イグニス/シルフ/ノーム
世界の四大元素を司る精霊たちで、それぞれ水・火・風・地の属性が具現化した存在。
「精霊使い」と呼ばれる者と契約を結ぶことで、術者がその力を借りる事が可能。
人間や魔物らとは一線を画した超然的な存在ではあるが、彼女達もまた魔物娘化の影響はきっちり受けており
その度合いによって「純精霊」「魔精霊」「闇精霊」の3形態に区別される。
「純精霊」は文字通り、魔物化の影響を受けていない純粋な精霊のこと。
これが魔力と結びついて魔物娘となる事で「魔精霊」と呼ばれる存在となり、
更に契約者との交わりを繰り返すなどして魔力を溜めこんだ結果、より魔物らしく淫猥になったのが「闇精霊」である。
精霊信仰の古株からは、魔精霊・闇精霊の存在に対し、勝手に自然を捻じ曲げていると否定的な声が挙がることもあるが、
魔精霊・闇精霊は、伴侶の魔物使いと交わって得た精や、周囲の淫猥なイチャコラから漏れ出た魔力を溜めこむといった手段で
純精霊では不可能な「完全に自然の枯れ果てた地に恵みをもたらす」事を可能としており、
サプリエート・スピリカのように、あえて魔物寄りの派閥へと身を投じる元人間の精霊使いも少なくない。
また、精霊使い本人が精霊の魔物化に否定的だったとしても、契約を結んでいる当の精霊本人が術者に思い焦がれた結果、
あえて魔精霊となって主人を連れ去ってしまうケースもあるとされている。
魔界学術国家ポローヴェを本拠地とする「精霊使い協会」では、かつてのポローヴェ同様に荒れた土地を救うために
親魔物寄りの精霊信仰派閥と協力関係を結ぶなど、日夜研究に余念がない模様。
ちなみに、原典である錬金術師パラケルススの提示した四大精霊の内、
火を司る精霊は本来サラマンダーであり、イグニスはラテン語で火を現す言葉である。
これは、健康クロス氏がリザードマン系統の魔物娘として「サラマンダー」を使いたかったという都合によるもの。
- ヘルハウンド
英国伝承ではブラックドッグとも呼ばれる妖精が元ネタ。
図鑑世界では火山地帯や墓場などに住む、黒い身体と体毛、燃えるような赤い瞳が特徴的な犬の獣人。
多種のウルフ系統の魔物娘が一様に夫の前では単なるわんこになるのに対し、このヘルハウンドはその様に懐く事などなく、
むしろ逆に伴侶を飼い犬にするかの如く屈服させるほどの荒い気性の持ち主である。
一説では冥界の神が番犬として創造したものの、その神ですら飼い馴らせなかったレベルとされ、
事実彼女を侮った調教師が、逆に屈服されてしまうケースが後を絶たないとされる。男性版くっころ製造機とでも言うべきか
ただし、別にヘルハウンドが伴侶をぞんざいに扱っている訳ではなく、むしろ「自分が守らねばならない庇護すべきオス」と認識し
外敵などには身を挺して守る姿勢も見せる等、飼い犬にはならないだけで伴侶に一途な姿勢は他のウルフ系獣人と同じである。
- グリフォン
山奥深くの秘境や砂漠の遺跡などで宝の番人を務める、獅子の下半身と鷲の翼を併せ持った魔獣。
生来故の誇り高さから、宝を守るという自身の指名に忠実であり、人間に対しては基本宝を狙う盗掘者としか看做していない。
……が、魔物娘となった影響はきちんと受けており、その獰猛さゆえに人間の男性を襲う(意味深)事については躊躇がない。
結果、交わりを重ねたことで彼女達にとって守るべき宝に対する執着が伴侶へのものと摩り替ってしまい、
また当の男性もやがては宝に対する執着が薄れてグリフォンを求めるようになり、お互いに円満な間柄を築く傾向に。
名前通り血に染まったような赤黒い帽子を被った小鬼。
原典の英国民間伝承では強烈な殺意のままに人間を斬殺する危険な存在とされるが、
図鑑世界ではエロ方向に転換されながらもその危なさは変わらず、
際限なく湧き続ける性欲のままに人間を襲撃、逆レイプを仕掛けてくる容赦のない攻撃的な魔物娘である。レッドファイッ!
その小さな体躯に似あわない巨大な鉈はもちろん魔界銀製ではあるものの
尖端から赤い雫を垂らし続けており、傍目にも物騒この上ない。
……が、実は衣服を彩る赤色や、獲物から垂れる赤い液体は全て彼女自身に溜めこまれた性的な欲望そのもので、
伴侶を得られずに魔力が溜めこまれ続けた結果、全身を染め上げ溢れ出る程にまでなったというのが真相。
そのため無事伴侶を逆レイプで得て欲望を発散する事ができたレッドキャップは、
帽子から魔力が抜け落ちて本来の白い帽子へと変じ、見た目相応の少女のような穏やかな性格になるという。
もっとも、旦那が長期にわたって性生活に構ってやれなければ赤い彼女に逆戻りだが……
ある意味、超肉食系女子。スピリカさんとデオノーラさんがぐぬぬ顔になりそう
ジパング出身のイタチ系獣人。体毛が硬質化した腕の鎌がチャームポイント。
最大の特徴は原典同様にありとあらゆる行動が「三位一体」となっている点で、
最も力に優れた男性を押し倒すパワー担当、そして男性の衣服を切り刻んで丸裸にし肌を傷つける(ただし痛みはない)斬撃担当、
締めに傷ついた男性の身体に媚薬……もとい薬を刷り込む担当の3人構成となっており、
これらの順番で男性を襲い、自分達好みに仕立て上げて番いにするとされている。
三位一体というからには常に3人で行動するのは勿論の事、子供を孕む際にも一グループの3人同時が妊娠し、
誰かが三つ子を産めば他2人も同様……と、繁殖絡みには極めて謎の多い魔物娘でもある。
書籍版『図鑑 II』で先行登場した魔物娘の一体で、WEBサイトへの掲載まで実に一年以上の期間が開いたため
未掲載の頃にはファンの間で憶測を呼んでいたが、健康クロス氏曰く単純に書籍版からイラストを少し弄ったのが原因とのこと。
ラミアの上位種であり、高い魔力を持つ。
普段はダンジョンに潜んでおり、優れた人間との子を残すため、
エキドナの子がエキドナであるのは最初の一人だけで、その後に生まれてくる子供は
種族、外見、ともにバラバラで新種が生まれることもあるという特殊な性質を持つ。
なお書籍挿絵に描かれているエキドナの子供は、健康クロス氏によればエキドナ、サテュロス、オルトロスであるらしい。
2018年時点ではオルトロスのみ図鑑に正式実装されていない。
- ダンピール
ロシアや東欧の伝承に登場する人間と吸血鬼のハーフ。
ヴァンパイア突然変異種。ヴァンパイアとインキュバスとなる前の人間の夫との間に稀に生まれる希少種。
文字通り人並外れて美しい事以外に魔物娘的な外見的要素を一切持たないため、人間には見た目から魔物娘である事を見抜くのは困難であり、
いざ初ベッドインという段になって初めて相手が魔物娘だったと気付くという。
魔物娘の淫らである事を良しとする価値観と人間の理性や常識を併せ持ち、人間の中に紛れて人間と同様の暮らしをする事を好む。
そのため魔物娘としては珍しい事に、男性を積極的に襲う事もなければ魔物娘特有の能力で誘惑するでもなく、普通の恋愛で夫を獲得する。
ヴァンパイアとは異なり人間の事は最初から気さくに接し、好意も素直に伝える。
むしろヴァンパイアの人間を見下す思考を嫌っており、その様なヴァンパイアは「退治」してしまう。
もちろん殺してしまう訳ではなく、夫に対して素直になれるように調教してしまうのである。
このため夫探しも兼ねた「ヴァンパイアハンター」を行っている個体もいる様である。
ダンピールが持つ魔力はヴァンパイアの弱点となる日光やニンニクと同様の効力を発揮するため、
ヴァンパイアからすればまともな思考力を奪われ碌に反撃もできないままプライドをへし折られ、
場合によってはそのヴァンパイアの夫をダンピールが気に入ってしまい夫を巡るライバルと化す事もあるという意味で、
ヴァンパイアからは天敵として恐れられている。
- ジーニー
所謂「ランプの魔人」。
元々は太陽の神の魔力で形作られた精霊だったが、砂漠の王が魔物となった影響で彼女達自身も魔物と化している。
ランプ共々「神器」と呼ばれる、存在そのものが万能の魔術の術式とも言うべき精霊であり、
原典のランプの魔人の如く、ランプの所有者のどんな望みでも叶える事が可能。
ただし、その望みを叶えるためには相応の魔力……早いが話エッチなことをして彼女達と交わる必要があり、
願いが大きければ大きいほどその必要数は膨大となり、物によっては永遠の近い時をアーンして過ごす必要すらあるという。
なお、彼女達を縛る契約は魔物化したことで弱まっており、ランプの持ち主とは原典同様の絶対服従という関係ではなく、
願いの内容が気に入らなかった場合は性的に誘惑して別の願いに誘導するなどする事もある模様。
ちなみにランプは本体とかではなく、あくまで彼女達が存在を維持するために魔力を効率よく収集するための魔法道具に過ぎない。
よって伴侶を手に入れたらランプは不要となり、それと同時に様々な契約からも解放されて自由となり、
本来の欲望全開な気性のまま、旦那ともども願いを叶え放題の爛れた生活を送る事になるとのこと。
いろんな意味で魔物娘の代表的存在。
魔王が変わる前とあんまり変わってない、らしい。
いろんな性癖の男がいるためか、ロリ~大人の女性、まないた~爆乳と容姿はさまざま。
元々サキュバスとして産まれたパターンと人間の女性がサキュバスに変えられる(前述)パターンがあり、
後者は「レッサーサキュバス」という独自の形態を経てサキュバスとなる。
ただしリリム等の非常に高位の魔物の影響を受けた場合、レッサーサキュバスをすっ飛ばしていきなりサキュバスと化すことも。
また「素養」のある男性がインキュバス化した際に性転換してサキュバスとなった変わり種「アルプ」も存在。
原典における弱点が性感帯になっているもの
自身を貴族と称する上級魔物娘。ドラゴン同様、人間がヴァンパイア化するには一定の素質が求められるため、誰でもなれる訳では無い。
その事もあり非常にプライドが高く、人間を下等種族と見下している。
これは夫となった男性に対しても同様であり、好意を素直に伝える事もない。
気に入った男性はまずは自身の住処へと連れ去り、そこで召使いとして扱う。
吸精も性交ではなく首筋からの吸血で行うが、この際に注入される微量の魔力によって夫は徐々に魔物化して行き、遂にインキュバスとなる。
個体によってはそれを切っ掛けに、「下等な人間」から「同格の魔物」となった事でそれまでの態度から一変、急激にデレ始めるという。
本来の意味に於ける「ツンデレ」の典型と言えよう。
真水を浴びると全身に快楽が走り、ニンニクの匂いを嗅ぐだけでもまともな思考が出来なくなり、口にすれば理性が飛ぶ。
直射日光下では怪力などといった人外の身体能力が失われて見た目相当の少女並の体力になってしまう。
また変異種にして天敵ともいえる「ダンピール」に「調教退治」されると思考力を奪われデレデレと化してしまう。
ついでに吸血行為による夫の血液も媚薬として作用する。
夫が人間の内は「下等な人間などと……」と性衝動を全力で抑えているが、勿論夫がインキュバス化すれば我慢など一切しなくなる。
弱点が多すぎる気がするが、ヴァンパイアが弱点だらけなのは今に始まった事ではないので問題ない。ワールドガイド挿絵では専ら淫らなアイテムの被害者役。
ジパングのドラゴン。下半身は蛇身なためワームに近い雰囲気。
多分はジパングの魔物娘らしく大人しいが、逆鱗を人間の男性に触れられると激しい快感と共に理性が飛ぶ。そしてその男性は本気にさせてしまった魔物娘に搾り尽くされることになる
なお通常のドラゴンにも逆鱗はあるにはあるが、小さかったり目立たない位置だったりするため、ほとんど意識されないという。
首が外れてしまうと、本来の感情や欲望なども漏れだしてしまう。
しかも首が簡単に外れやすいというおまけ付き。
- リッチ
お馴染み最高位のアンデッド。
自身の魂と感覚を肉体から切り離してマジックアイテムに封印しているため、行為中でも常に冷静だが、
それを壊されると行為中の快感をダイレクトに受け取ってしまい、物凄く敏感になる。
原典とは若干異なるもの
- バフォメット
幼女。人間の女性を誘惑して魔力を与え、魔女へと変化させる。そのため、図鑑世界内での魔女は皆幼女である。
また素質のある男を自らの主催するサバトに誘い、魔女や自分の「お兄ちゃん」に仕立て上げてしまう。
(図鑑世界におけるサバトは便利な魔法技術を開発する頭脳集団)
二次創作での役回りは便利ロリババア。
健康クロス氏のTwitterアカウントのアイコンに採用されており、氏曰く図鑑のマスコット。
ちなみに『サバトグリモワール』によると、図鑑のイラストに描かれている個体のバフォメットは
魔王軍直下の魔法部隊・魔王軍サバトを運営している「バフォさま」(真名は伴侶以外には非公開)とのこと。
同書籍ではサバトを運営する数々のバフォメット、並びに彼女らが運営するサバトの紹介に頁が割かれており、
『堕落の乙女達』でミミル・ミルティエを堕とした張本人として存在が示唆されていた過激派サバトの筆頭「クロフェルル」、
『サバトグリモワール』の著者と言う設定でもある叡知の管理者にして作家先生「ルーニャ・ルーニャ」、
幼女にも拘らず凄まじいたわわを有する変わり種「マルーネ」といった顔ぶれを拝むことができる。
商才を活かして人間社会を掌握し、目を付けた人間の男性に対しては借金を背負わせてでも手中に収める。
ただし彼女たちの目的は、人間社会を人間と魔物娘が共存できる社会に作り替えることである。
商才や金貸しといった要素は、どちらかと言えば刑部狸というよりは団三郎狸のほうに近い。
彼女がメインの話は、意中の男を縛っている悪徳商人やブラック企業を懲らしめたり乗っ取ったりするパターンが多い。
だがそれよりも多いのは、魔界の怪しいアイテムを売りつけにくる便利屋役である。
その効力はお買いになった方だけがわかるものが多いが、エロいことにはなっても悪いようにはされないのでごあんしん。
ゴースト族の一種。叶わぬ恋に敗れた者達の無念と魔力が結びついて誕生したとされる存在。
片想いしていた相手に振られてしまった男性の前にその想い人の姿を取って出現し、
どんなに本物が性悪だろうとも男性の想い望んでいた「理想」の人物像として逢瀬を重ねてゆく。
その本体は黒っぽい衣服に身を包んだ少女であり、魔力を失ってしまう月の見えない晩だけはその正体を晒してしまうが、
男性が「理想の彼女」よりもドッペルゲンガー本人を誠に愛せば、彼女は自分自身に変身できないが故に変身能力を失ってしまうらしい。
恐らく、数ある魔物娘の中でも純愛モノにかなり適している。
ちなみに彼女の変身できる対象についてだが、公式のask.fmによると「小説の挿絵や絵画に描かれた女性」も範疇とのこと。
また稀なケースとして、振られたというのが男性の勘違いで、更に本物の女性と両想いだった場合、
ドッペルゲンガーと女性が魔力でリンクしてしまい、徐々にドッペルゲンガーの演じる「理想の彼女」に近づいてゆき、
最終的には魔物であることまで同じとなり、伴侶に二人分の愛を捧げる事になるという。
- ネコマタ
化け猫の一種。尻尾が二又に分かれてるから猫又。普通の猫が長生きすると猫又に変化するんだとか。
割と古典的な日本妖怪であり、著名な例ではジバニャンの元ネタにもなった。もちろん図鑑世界のネコマタじゃないよ
原典とは逆にネコマタが普通のネコに化ける事ができる。これを利用して気に入った男性に普通の猫としてお持ち帰りされることで(最終的に)伴侶を得るのだ。
最初は普通の飼い猫としてふるまうが、我慢の限界が来たらラブラブにゃんこックス一直線。
原典では人間を(カニバ的な意味で)食べてしまうとか言われているが、図鑑世界の猫又はもちろんアーン♡的な意味で気に入った男を襲う。
- シー・ビショップ
神官属性のマーメイド。原典では二足歩行の半魚人だが、図鑑世界では普通に人魚の一種という設定になっており下半身も魚類。
生まれながらにして海神ポセイドンの眷属たる神官としての役目を背負った種族で、その大きな役目は「仲人」。
海棲の魔物娘と婚姻を結んだ人間の男性を、ポセイドンの力で水中でも生きていけるようにする儀式を執り行う事が可能で、
その性質上、海における魔物のコミュニティーに必要不可欠と言っても過言でないシスターさんである。
普段から石板らしきアイテムを所持しており、これにはポセイドン勢力圏の文字で結婚を祝福する文句が記載されている。
なお、当然ながら彼女達も伴侶を求めており、主に海難事故で助けた相手と結ばれるケースが多いという。
- ファントム
アンデッド魔物娘の楽園「不死者の国」に住む幽霊の貴族で、「ゴースト」の上位種。
名前の由来は西欧における幽霊の意だが、設定的に『オペラ座の怪人』の怪人ファントムが直接の元ネタか。
上位種というだけあって、基本非実体のゴーストと異なり、自らの意志で物質化することが可能。
普段から仮面舞踏会染みたマスクをかぶって素顔の上半分を隠している。あと地味に巨乳。
図鑑世界のゴーストは妄想塗れな性質の魔物娘だが、ファントムは同じ妄想癖でもやや趣が異なり
オペラやミュージカルのごとく戯曲じみた物語に被れ、役者のような振る舞いで男性との恋愛に興じるのが特徴。健康クロス氏曰く中二病癖。
結果、やがては自身の脳内ストーリーの登場人物になり切った挙句、現実すらもその物語に取り込んで
その物語に即した人物や情景などの幻影すら生み出し、純愛であれ悲劇であれ男性との恋愛物語の演目を終えた後は
彼女達との交わりの記憶から男性が逃れられる……否、逃れる事はないのだという。
その性質上、「不死者の国」における芸術文化の一翼も担っている模様。
- フーリー
元はイスラムの伝承に登場する、敬虔なイスラム教徒を死後に天国で歓待する72人の天女である。
何れも美しく、常に若々しく、何度貫いても処女に戻るという性質を持つ。
原典の時点で既にエロゲ染みた存在であるが、多少異なるものの本作でも大筋は同じ。
図鑑世界では愛の女神エロスの天使であり、情熱的な愛に溢れている他、彼女を構成する全ての要素、排泄物までもが清らかであるという。
このため、図鑑世界きっての純愛要員であると同時にマニアックプレイ要員という独自のポジションも獲得している。
善行を積んだ男性へのご褒美、もしくは報われない純粋な愛を持つ男性への救済として派遣される他、
普通の魔物娘と同様にフーリー自身が気に入った男性の元に向かう事もある。
性格は穏やかで献身的、夫となる男性を甲斐甲斐しく世話をし、無償の愛を捧げ続ける事を旨とする。
彼女らにとって男性との交わりは「肉体と愛の交感」として最も尊ぶべきものとされ、
彼女との甘い生活の中では互いにどちらともなく身体を求め合い、またいつまでも情熱的な交わりを続ける事が出来る。
「永遠の処女」という設定は下記アリスと被るためか本作ではフーリーは「永遠の新妻」と称され、
他の魔物娘と比べても「永遠にイチャ甘夫婦生活ができる」事が非常に強調されている。
また原典では72体で1セットであるが、本作では「一人の男性を複数のフーリーが気に入り、フーリーハーレムを構築する事もある」、
「聖人と謳われた男性に最大72人のフーリーが集まった記録がある」という扱いとなっている。
余りに理想的過ぎる美女天使でハーレムを作るには、男性もそれなりに清らかな存在である必要があるのだ。
総じて、とにかく愛に溢れた天使以上に形容しようがない。
以上の通り、その生態は魔物娘そのものだが、フーリーはれっきとした神族であり、基本的に魔物娘ではない。
ダークエンジェルやダークヴァルキリーの様に魔物の魔力の影響を受けて変質し天使もいるにはいるが、
魔物娘と化する前と後で性質にほとんど差が無いため天使でありながら魔物娘とほぼ同一視されている。
エロス自身が魔物娘寄りであるため、恐らく彼女ら側としても些末な問題なのだろう。
- ラタトスク
北欧神話が原典のリス系獣人。おっきなモフモフの尻尾がチャームポイント。
元ネタが「会話」に纏わるエピソード持ちだったという事もあってか、魔物娘のラタトスクも情報戦に技能が全振りされ、
優れた五感でかき集めた膨大な情報を武器に魔物達の情報屋として活動する。
人間の男性を直接襲うことは少ないものの、他の魔物に男性のプロフィールを与えて嗾けたり、男性を魔物の元に連れ込むことが多いらしい。
その情報戦術はラタトスクにとって最大の武器であり、情報によって個人や集団の思考をある程度誘導する技能を持ち、
正確ながらも誇張や脚色の加わった情報を流すことで、反魔物領の人物すら魔物寄りに懐柔することもできる模様。
結果、彼女達の「魔物の情報」によって親魔物路線を選んだり、極端なケース魔界化した国家や街も存在するという。
自身が男性を狙う際にも情報戦術で相手が自分を求めるよう仕向けたりするが、いざ本番となると生来の臆病さが出てしまうという事例も。
- ブギー
『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』や『ぼぎわんが、来る』といった作品群の悪役のモチーフでもおなじみ「ブギーマン」の魔物娘。
見た目はアンデッド風だが分類としてはオーガや赤鬼などと同じ「鬼」系統であり、まるでふわふわモコモコしたぬいぐるみのような柔らかい身体を持っており、
誰からも愛情を受ける事が出来ず、胸の内に悲しみを抱えている子供の元に現れ、その抱擁で恐怖心を取り除いたり、あやしたりなどの手段で男性の心を癒そうとする。
そうして、自然と心を開いた男性を慰める一環として肉体の交わりも行うようになり、一生の伴侶として溢れんばかりの庇護欲を注ぐのだという。
ちなみに「子供」とは言うものの、文字通りの幼い少年相手ばかりがブギーが庇護する対象ではなく、
大人の男性、それも外見上ブギーよりも年上の中高年だろうと心に悲しみを持ち、愛に飢えている者であれば、彼女たちは「子供」として接するとの事。
ぶっちゃけるとおねショタというよりはバブみ属性と言う方が適切だろう。
- ぬれおなご
元ネタは九州・四国に伝わる、ずぶ濡れの姿で雨の中に現れるという妖怪。
本作ではジパング原産のスライムの一種という事になっており、スライムと比べて擬態能力が高くあらゆる衣服を形成できるという特徴を持つ。
しかし形成した服は常にびしょ濡れになってしまうため、それが気にならない雨の中で出現するという。
声を掛ける、微笑み返すとずっと付き纏って来るという点は原典通り。
遂に家まで到着した後はそのまま居付き、ターゲットの男性の妻のように振る舞い家事や世話をし始め、そのまま旦那となる男は搾り取られてしまうという。
クロス氏によると「濡れ具合」は本人の意思で調節可能であるため家の中まで水浸しになる事はなく、
また湿気を自分の中に吸収する事で濡れた洗濯物を一瞬で乾かすという特技を持っているとのこと。
童話・童謡をモチーフとしたもの
- アリス
幼女その2。何があろうと永遠に年を取らない究極の幼女。
一応サキュバスの亜種なので気に入ったお兄ちゃんを「えっちなおあそび」に誘うが、性行為の後にはその記憶が消え体も処女に戻る。
しかしお兄ちゃんへの愛情と、体に染みついた性技は消えないため、無意識の誘惑はどんどんエスカレートしていく。
そして完全に落ちたお兄ちゃんを、童話系魔物娘の楽園である「不思議の国」へ引きずり込む。
なお、不思議の国では彼女の記憶を永久に取り戻す方法がある。
エッチなハプニングに溢れた不思議の国では、アリスは「常に性行為をしている」という認識され記憶が保持される。
そして(性的な意味で)襲い掛かる数々の試練を乗り越えてハートの女王と邂逅した時、
それまで蓄積されていた愛のメモリーが全て甦り、純粋さとお兄ちゃんへの愛を併せ持った「究極の少女」として完成される。
完成されたアリスの記憶は不思議の国を出ても消えないが、多くの場合二人で不思議の国に永住する*4。
ちなみにアリスと言っても某腹ペコ魔王とはもちろん無関係である。黒の8世?もっと関係ない
- チェシャ猫
不思議の国の魔物。
ハートの女王の魔力で変異した「ワーキャット」だが、ほかの不思議の国組とは違いそのフリーダムっぷりで女王と意気投合し、自分の意思で眷属になった。
不思議の国に迷い込んだ人間を「案内」する役割を持ち、自由に姿を消す能力を駆使して淫らなイベント(後述の「お茶会」など)に引っ張り込む。
記念すべき、健康クロス氏初の『魔物娘図鑑』漫画作品(同人誌『魔物娘図鑑・被害報告~チェシャ猫のおいでませ不思議の国~』)の主役に抜擢された*5。
- マッドハッター
不思議の国の魔物。いかれ帽子屋。
シルクハットを被った男装の麗人っぽい姿をしている。ジョニー・デップには似てない。
その正体はハートの(ryの魔力で変異した「マタンゴ」(上述)で、被ってる帽子はキノコ。
「キノコは水分を欲する」という強引な理屈で淫らなお茶会を開催しており、幻覚作用を持つ胞子を吸わせて男性を不思議の国の常識に染め上げる。
要するに紅茶キノコである。
健康クロス氏の同人誌『チェシャ猫のおいでませ不思議の国』では端役だが、ある意味彼女の真髄ともいえる出番が用意されている。
- ドーマウス
不思議の国の魔物。
常にはだけたパジャマ姿でチーズ型の枕を抱えたマウス耳のロリ。
ハー(ryが落ち着きのない「ラージマウス」を黙らせるために超強力な眠りの魔法をかけた結果変異した個体。
眠りネズミの名の通りほとんどの時間眠っているという強者。だが同時に外のことを夢として感じ取る能力も持っている上、
眠ったままでも普通に歩いたり会話できたりするため生活の支障はそんなにない。
(ただし夢の内容は自分の都合のいいように捻じ曲げられてしまうため、現実世界としばしばズレる)
眠っている間、「甘い味のする魔力」を常に放っており、それに当てられた男はこの〇女を睡〇したくてたまらなくなる。
その〇姦の記憶も彼女の中では甘いいちゃラブの記憶に捻じ曲げられ、男の腕の中で幸せな眠りを貪るようになる。
ドーマウスの甘い魔力はマッドハッターの紅茶によく合うため、原典通りに巨大なティーポットにしょっちゅう押し込められる。
その紅茶を飲んでしまうと、男性はドーマウスにでもなったかのような夢心地になり、
不思議の国の異様な光景を文字通り「夢のように素敵な光景」として受け入れるようになってしまう。
女性が飲むと本当にドーマウス化する。
- ジャバウォック
不思議の国の魔物で、全体的に「口」をデザインモチーフとするカラフル模様のドラゴン。
厳密には『不思議の国のアリス』ではなく、同著者による続編『鏡の国のアリス』を出典とするキャラクター。
ハ(ryが「ドラゴン」の傲慢な姿を見て意地悪心で魔力をかけ、変化させた個体を原種とする固有のドラゴン属で、
その思想の根源たる「絶対的強者であること」を、「絶対的に淫らであること」にすり替えられてしまい
強大なパワーはそのままに徹底的に好色さが増した性質を有するようになっている。
目下、彼女達ジャバウォックにとっての誇りは「伴侶と共に不思議の国で最も淫らな番となること」で、
逆に言えば原種よりもストレートな愛情には弱く、対等にイチャラブカップルになる比率は存外高いらしい。
身体から生えてる口状の物はいわゆる触手。
またハート状の模様はヤッた回数(挿絵の個体ではハート一つにつき100回らしい)のマーキングであるそうな。『正の字(意味深)』の様なものか。
「不思議の国」固有の存在であるが、竜の楽園・ドラゴニアでは彼女達を交換留学生として迎え入れ、
プライドの高さ故伴侶を作り辛いドラゴン属の魔物娘に対する講師役として重宝しているとのこと。
- ジャブジャブ/ハンプティ・エッグ
不思議の国の魔物。
両者共に、ジャバウォック同様に『鏡の国のアリス』が元々の出典である。
ジャブジャブはモコモコの羽毛に柔らかそうな巨乳を兼ね備えたハーピー種で、
ハ(ryが発情期にならないと男性を襲わない「ハーピー」に一年中発情期になる魔法をかけて変化させた個体。
その脳内は徹頭徹尾男性と交わることで埋め尽くされており、物心ついた頃……否、それ以前から(後述)生涯発情しっぱなしで、
男性向けの触感に特化したボディでは長時間飛べない為、伴侶となった相手を恒常的に「止まり木」にする習性を有する。
言うまでもなくこの場合の止まり木とは、俗にいう「頭がフットーしそうだよぉ」的なアレ。
なお、「常時発情している鳥」という点は原作『鏡の国のアリス』でも同様である。
ハンプティ・エッグは卵の白身と黄身に別れた外観のスライム種で、
産まれる前から発情期真っ盛りであるジャブジャブの卵が、即男性と交わる為に自分自身を別種の魔物に変化させた存在。
当然、誕生前とのことだけあって外見はロリどころかペドの域で、
何の知識もないままから性的衝動に身を任せて好みの男性を襲い、伴侶の名前や淫猥なフレーズが産まれて初めての言葉だという。
なおハンプティ・エッグも種族的にはジャブジャブの変種扱いの様で、分裂するのではなくジャブジャブの卵を産む。
ただし普通の卵よりハンプティ・エッグになりやすくなっている。
彼女から採れるスライムゼリーは栄養満点な卵の黄身のそれで、不思議の国では重宝されている模様。
- トランパート
不思議の国の魔物。
迷い込んだ人間の女性の内、ハ(ryが独断と偏見で選んだ「お気に入り」が魔物として迎えられた存在。
名前から分かる通り「トランプの兵隊」が元ネタで、カードの柄をあしらった制服を着ている。
巨大なトランプを通じて別空間に出入りする能力を持ち、不思議の国の至るところに設置されたカードを出入りしたり
ハートの女王が所持するトランプから必要に応じで召喚されたりして国の各地を行き来する事が可能。
不思議の国に迷い込んだ独り身の男性相手に対しては、ハートの女王から拷問……という名の伴侶探しを許可されている身。
その出自故に各トランパートの戦闘力・性格は極めてバラつきがあり、各個体に応じたトランプの柄と数字が割り当てられている。
各例を挙げると、スペード柄は活発かつ行動的な性格で、戦闘能力が高い者が割り振られることが多くダリナンダアンタイッタイ、
クラブ柄は異空間に引きこもりがちなインドア系ながらも魔法の集中力には極めて長けオッペケテンムッキー!、
ダイヤ柄は不条理な現象すらも楽しむ享楽的な性格で、女王と共に国のイベントを企画するのが役目ヒドォオジョクッテルトギャクエイヴスルゾ!、
そしてハート柄は女王の「淫魔」としての魔力を強く引き継ぐ好色な者が多く、国全体を淫猥に染め上げる事が任務オレァクサムヲブチオガス!、
……といった具合*6。
トランパートの選考基準は「女王が友達になりたい相手」であるため、記号分けも兵士としての本業にあまり関係なかったりするが、
魔王の娘の三女たるハートの女王から寵愛を受けるその実力は本物。
下位の数字であっても人間の兵士数名を相手に無双できる程の力を持っており、
絵札の兵士は歴戦の勇者すらも苦戦する魔物、エースの兵士に至っては下位の神族にすら匹敵する程の実力になるという。
そもそも出自からすればデルエラにとってのレスカティエ魔界勇者に相当する訳で、その強さも納得と言うべきか。
ちなみに図鑑のイラストで描かれているのは「ハートの5」の個体*7。
この理屈で言うと原典的に「ハートのQ」のスートが空位なのか否か気になるところである。
また図鑑文章では触れられていないが、「ジョーカー」相当のトランパートも存在する模様。
- 海和尚
図鑑世界におけるドM筆頭・その2。
ジパング近海の竜宮城に仕える海棲の魔物娘。
伝承通り海亀がモチーフだが、どちらかと言えば『浦島太郎』の亀の要素が強め。
衣装からして亀甲縛りの意匠が衣服にあしらわれ、また種族総じて被虐待質持ちであり
特にSッ気のない男性でさえも、彼女達を前に欲望を抑えることが出来なくなってしまう模様。まさにドS製造機
一応、「和尚」の要素を反映して尼僧属性でもあり、「シー・ビショップ」同様に海神に仕える立場も勤めている。
また、自身のお気に入りは勿論のこと、海の魔物達の要望に応えて人間の男性を「竜宮城」に誘うのも彼女の役目。
- 乙姫
↑に挙げられている竜宮城の主。まさかのタツノオトシゴの魔物娘であるが、「人魚」と「ドラゴン」のハイブリッドとしては相応しいモチーフとも言える。英語じゃシーホース?ジパングの魔物娘だから日本語名で問題無し
海和尚を助けた人間を「竜宮城」でもてなす。一説によると、いじめた人間も強制連行するらしい。
竜宮城では海の魔物娘の踊り食い(意味深)を楽しむことができ、多くの男はそのまま生涯の伴侶を見つけて居着いてしまう。
それでもなお独身のまま地上に帰ろうとする男がいた場合、乙姫からの土産の玉手箱を持たされて帰ることになる。
この玉手箱は竜宮城での日々を自由にリプレイできる再生装置なのだが、おまけとして最初の来訪では経験しなかった部分も少しだけ体感できるようになっている。
本番をやりたければもう一度来いというわけである。
玉手箱の見せる光景にドハマリした男は、現実世界とのギャップにすっかり「老け込んで」しまい、結局竜宮城を再訪することになるのだという。
原典と違いあくまで精神的に元気がなくなるだけで、実際に老けるわけではない。もちろん竜宮城に戻れば元通りどころかますます元気(意味深)になる。
- グラキエス
名前はラテン語で「氷」の意。
厳密には違うのだが、童話系統の魔物娘と密接な設定の関連があるのでここに記載する。
雪原地帯を統べる魔物娘「氷の女王」の魔力が具現化した氷の精霊で、彼女に従う眷属的存在。
図鑑イラストだとツインテ娘で、全体的に露出が大きめな中、ツララ状の脚部がチャームポイントか。
その姿は氷で形作られており、その冷たさを言い表せばサキュバスの魔力すら凍結するほど。
それ故、他の魔物娘とは違って人間の男性に対する愛情や欲望などはなく、精の接種の際もただ事務的に冷気で奪うのみ。
……が、特定個人の男性と長期間住まいを共にしたり、触れ合い続けたり、精を継続して吸い続けたりすると
やがて凍っていた淫魔の魔力が活性化して溶けだし、やがては魔物らしい素直な本音が彼女たちの顔に出るようになってゆき、
最終的にはその体に確かな温もりを持ると、伴侶への愛によって二度と凍り付くことはなくなるのだという。
いわば主君共々クーデレの権化。
健康クロス氏曰く、温泉に入ったら肉体が溶けたりはしないものの、心が速攻でトロけて発情不可避らしい。恐らくは主も同様だろう。
- 氷の女王
グラキエスさんの親玉。
その冷気は心を凍てつかせ、愛情や楽しい感情などを全て奪い去ってしまう。
雪国の魔物娘であってもこの冷気の影響を受けざるを得ず、旦那の温もりを感じ、確かめ合っていなければ女王の前に立つことすらできない。
したがって、実はその冷気が多くのカップルを生み出しているのだが、本人はこれといって興味を示さない。
不幸にも?女王の下へとたどり着いてしまった男性は、もはや心が冷え切って虚無の状態である。
もはや理性もクソもないまま女王様の体に縋りつくしかなくなってしまうのである。
その熱い精を受けてぐちょぐちょになった後は…だいたい分かると思うので割愛する。
web版解禁時、「(ベッドの上で)ありの~ままの~姿見せるのよ~♪」とか最低すぎるネタが投稿されたのは内緒。
なお原典ではおねショタキャラであるが、その辺についての言及はない。二次創作に託されたと言うべきか。
クトゥルフ神話をモチーフとしたもの
クトゥルフ神話由来のクリーチャーが元ネタの魔物娘は「混沌の魔物」にカテゴライズされ、
いずれも魔王やその信奉者とは異なる独自の思想で行動している。この為「魔王の軍勢」には含まれていない模様。
また旦那となった男性に、漏れなくインキュバス化に留まらない肉体変質が付与されるという共通点がある。
一応マインドフレイアやナイトゴーントの説明から、旦那は異形の姿となっても自由に元の姿に戻る事ができる。
図鑑世界のコンセプト的に、言及は無いがおそらくウェンディゴなども同様。
健康クロス氏によると、異なる種族の混沌の魔物でハーレムを形成した場合、各魔物に対応した姿に変身できるのは勿論の事、
それぞれの嫁と交わることができる、複数の異形が混じり合った様な更なる異形に変化する事もできるとのこと。
- マインドフレイア
出典はTRPG『ダンジョンズ&ドラゴンズ』のモンスター……だが、
設定は明らかにそれの元ネタであるクトゥルー神話由来のクリーチャー「クトーニアン」。
「混沌の魔物」枠では(HP掲載順としては)一番最初に発表されたトップバッターでもある。
スキュラ属の魔物として扱われてはいるが、他の混沌勢ともども魔物娘になってこそいるものの現魔王の勢力下ではなく、
深海に眠る混沌の魔物に仕える種族とのことで、知性こそ高いものの、その精神構造は極めて淫猥。
標的にした人間の精神にテレパシーで干渉し、男性ならば自身らの伴侶として相応しい淫猥な思考を植え付けて篭絡、
女性ならばすぐに魔物化させることはないものの感覚や記憶、価値観などの一部分を魔物らしいものと置き換えた上で開放、
「人間の身で魔物の情欲を知った」状態で少しずつ調教して、徹底的に精神を爛れさせてから同胞に引きこむ。
図鑑イラストでは下腹部に「逆さになったイカ」のような物体が前掛けのようにぶら下がっている。
解説文によればこれもまた生きた存在で、時折マインドフレイアと交わるかの如く触手を蠢かせる他、
目撃者の証言曰く「伴侶の男性がイカに変身する姿を見た」とのことだが、彼女は明言を避けている。
なお、クロス氏の曰くには「旦那はイカ形態と人間形態を任意に選択して変身できる」とのこと*8。
そして「イカ形態の旦那と繋がったまま往来の前に出るのは平気であるが、人間形態の旦那と人前でイチャつくのは恥ずかしがる」との事。かわいい。
- ショゴス
メイドその2。
遥かな昔、混沌の時代の魔物たちによって創造された「奉仕種族」で、見た目的にはスライムのメイドさん。テケリさんとかぬかした諸氏は素直に挙手
魔物娘となり、かつての主から逃げ出してきた現在は、気に入った男性を新たな主と定めて献身的に仕える性質を有するが
やはり元ネタが元ネタなだけあってか、その奉仕っぷりは狂気と正気の境目が消失し、肉体すらも溶け合うほどのものだとか。
また自身の肉体から家具やら日用品やらを作りだすことが可能だが、これらには自身の触感がそのまま残っており、
旦那が使えば使うほど自身が恍惚に浸れるというとんでもないシロモノ。
ショゴスの旦那の肉体変化は「斬撃や打撃を受けても透過し、彼女との交わりで溶け合うための半スライム状の肉体になる」というものだが、
これでも混沌枠では比較的人間らしさを残した変化というのが……
スライム種である以上彼女からもスライムゼリーは採れ、名状しがたい摩訶不思議な味をしているとのこと。SAN値直葬待ったなし
健康クロス氏曰く、基本的にショゴスは自身のスライムゼリーを夫以外に食べさせることは無いとのことで、
また上述の家具や日用品同様に自身の触感を残したまま、夫に食べられる感覚を楽しんだりしているらしい。
未婚のショゴスのスライムゼリー?食べたらタゲられますが何か。
- ウェンディゴ
原典はカナダ・インディアンの伝承……だが、魔物娘の元ネタはほぼ間違いなくクトゥルフ神話の「イタクァ」。
雪原地帯に生息する獣人で、幼げな見た目ながらも魅力を秘めた少女の姿をしている。
ウェンディゴ自身は非常に温厚な性質であり、雪山で遭難した人間を案内するなど心優しい。
しかし、魔物娘である彼女に秘められた狂気染みた魅力に、普通の人間男性が正気を保てるはずもなく……
未婚の時はコンパクトな外套にすっぽり身を隠しているが、伴侶を手に入れると一転して巨大な外套に着替え、
明らかに背丈に合ってないそれに、見せつけるかのように素肌を晒した彼女が映し出されるというものに変わる。
なお、既婚のウェンディゴの外套をよく見ると、内側の闇の中から「巨大な手」が伸びて彼女を掴んでおり、
更には頭頂部の形状も「顔」のようになってるなど、まるで「巨大なヒトガタが背後からウェンディゴとまぐわってる」かのよう。
再三言うが、この巨大フードを着ているのは「既婚の個体」……後は分かるな?
他人が闇の中に潜むモノの姿をはっきり見てしまうと、人間としての正気を失ってしまうとのこと。後は魔物娘が美味しく(ry
- アトラク=ナクア
言うまでもなくC・A・スミスの創造した旧支配者が元ネタで、図鑑2巻で先行公開された混沌の魔物。
光の届かない地下深くに棲むアラクネ系統の魔物娘で、
既婚の個体は上半身が幼げな少女、下半身が巨大な蜘蛛の姿をしたアラクネ種のスタンダード……に一見みえるが
実はアトラク=ナクアの本体は少女の部分のみで、大蜘蛛は彼女の魔力で伴侶が変化した姿である。まさしく混沌枠。
性質は所謂ツンデレ娘のそのもので、伴侶相手には当初こそ罵倒したり貶したり徹底的にツンながらも(性的に)襲い掛かり、
自身の魔力で伴侶が大蜘蛛に変わった後は、生殖嚢にスッポリ収まりお返しとばかりに触手でいんぐりもんぐりされて
今度は自身本来の素直さや淫猥さを曝け出す「デレ」期に突入する。
図鑑イラストの個体は、とある放浪の魔物学者が図鑑制作のインタビューのため、旦那に一旦離れて貰ったところ、
それが終わると同時に泣き叫びながら罵倒しつつ、すぐさま強引に旦那に乗りかかってきたとのこと。かわいい
何はともあれ無事伴侶を得た彼女らは、イチャコラしながら二人の愛の巣……もとい巨大な蜘蛛の巣を紡ぐ作業に没頭するようになる。
一説ではこの蜘蛛の巣は巨大な魔法陣であり、完成したその折には、地上は巣の真上から深淵の魔界へと変わるのだとか。
- ナイトゴーント
C93直前になって彗星の如く現れた混沌の魔物で、H・P・ラヴクラフトの創作した怪物がモチーフ。
全身をボディスーツ黒い膜のような特殊な粘液で覆った長身おっぱいの悪魔で、
一見すると無感情に見えるほど表情の起伏に乏しい(ここは原典の「のっぺらぼう」の魔物娘的解釈か)。
尤も感情が無い訳では決してなく、彼女にくずぐられまくった結果、悪魔のごとき異形の姿となった伴侶からは
今まで無表情に見えていた裏側の、彼女の本当の起伏に富んだ素顔が窺い知れるという。
ぶっちゃけると混沌の魔物要素が強いだけで、本質的には上述のクノイチさんの同類である。
また気に入った人間の頼みであれば希望する所へ連れて行ってくれるが、
気に入らない人間に対しては連れ去って発情期の魔物娘の群れに投下するというけしからん行動にも出るという。
ちなみにイラストに描かれている翼や尻尾などの背面部位は、全て先述した「伴侶が変化したもの」であり、
本体も翼と尻尾は生やしているものの、夫持ちになると全て収納して夫のものを使っているとのこと。
つまるところ飛んでいく場所もろもろなども含めて、かなりの「夫依存」な魔物娘だったりする。
更には既婚の個体なら身体を覆っている膜までも夫の分泌した粘液で構成されている上に、これは夫が自在に動かせる。つまり実質普段から触手服。
なお、マインドフレイアの旦那と同様に彼女らの夫もまた任意で彼女の翼と元の人間のどちらの姿にもなれると明言されている。
動植物などがモチーフのもの
- ホルスタウロス
乳牛バージョンのミノタウロス。
好みの男性を見つけると自分の豊満な胸を押し付けることで愛情表現をしてくるので、応えたい場合は迷わず揉んであげよう。あててんのよ
特に強く押し付けてくるのは性行為をせがんでいるサインである。
気性が穏やかなため無理強いはしてこないのだが、だからといってあまりにも焦らしすぎるとミノタウロスとしての本能に火が付き、性的な意味で狂暴化して襲われてしまう。
(ついでに赤いものを見ても狂暴化する)
ホルスタウロスのミルクは味・栄養共に一級品のため人魔問わず広く愛飲される。
ただしその質は搾乳の気持ち良さなどに左右され、搾乳機など使おうものならとたんに不味くなってしまう。
したがって質のいいミルクを採るには旦那様の手搾りがほぼ必須である。ドゴォ
ちなみに彼女達の巨乳は生来の種族的性質であるらしく、サバト陣営が開発した若返りの薬をホルスタウロスが服用したところ、
胸だけそのままでロリ化した「ロリ巨乳」になってしまったというケースが書籍版『図鑑 I』で紹介されている。くっ
- ワーシープ
ワーウルフがいるならということで(?)設定された羊の獣人。
全身が白くフワフワした羊毛に覆われ、いつも眠そうにボケーっとしている。
元が草食動物のためか、男性を見かけてものんびりと抱きついてくるだけですぐにはナニもしてこない。
実はこの羊毛(ワーシープウール)は強力な眠りの魔力を宿している。
ワーシープが常に眠そうな理由は、自分もその魔力にアテられているため常に半分(というか9割方)眠っているのである。
無論そんなものを擦り付けられた男はひとたまりもなくスヤァしてしまう。
無邪気に抱き締めると見せかけて、魔力のこもった羊毛を擦り付けての昏睡逆レ○プを仕掛けてくるという、羊の皮を被ったアグレッシブビーストである。
ワーシープウールは体を離れても魔力が残るので、図鑑世界では最高級寝具の材料として重宝される。
ぶっちゃけて言うと高く売れるので、大切に飼えばウールを売るだけで生活していける。
もっともその寝具は快眠を約束してくれるが、人間女性が使うとワーシープ化する可能性がある。
ついでに毛を狩られたワーシープは眠気から解放されて、本来のアグレッシブビーストぶりを隠さずに人間を襲うようになってしまう。まずいですよ!
毛が生えてくれば元のぽわぽわねむねむの羊に戻るのだが、毛を生やすには「栄養」が必要……あとはわかるな?
一応「全部刈り取らずに一部だけ残す」「ワーシープウールのパジャマを作っておきそれを着せる」事でアグレッシブ部分を抑え込む事はできるが、
そうすると例の如く品質が下がってしまうため、最高品質を維持するならやはり彼女らの欲望のままに搾り取られてあげるか、
或いはパジャマで寝かせている間の分を起きている間に纏めて注ぎ込んでやるかが必要。やはり品質維持には夫の愛のあるケアが必要なのだ。
前述のホルスタウロス共々、『魔物娘図鑑ワールドガイドII 魔界自然紀行』の表紙を飾った。
同書籍にはストレンジ氏によるホルスタウロス&ワーシープのイチャラブSSも収録されているので、ファンは必読。
- 鰻女郎(うなぎじょろう)
ジパング原産の魔物で、早い話がウナギ属性のマーメイド。うなぎ少女とは関係ない。
全身に粘膜を纏っており、これのぬめり具合は鰻女郎自身の意思である程度は調節可能。
触れ合った男性の身体を滑らせて胸や下腹部に誘い込んで組んず解れつの状況に持ち込んだり、
また手料理に粘液を混ぜることで伴侶の体力と精力を限界突破させたりもできる。
- フロウケルプ
海棲の魔物で、ワカメ属性のマンドラゴラ。某わかめ博士とは全く関係ない。
裸身にワカメを纏った妖艶な女性の姿をしており、ジメっとした暗い雰囲気そのままの物静かな気性の持ち主だが、
波に打ち上げられでもしたところに男性が通りがかれば流石魔物娘、一気に海藻で絡み付いてお婿さんGETと洒落込む。
その身体は水分の吸収具合で変化する性質を持ち、水を多分に吸収すれば豊満バストにヒップの妖艶なレディとして男性を誘惑、
逆に水分を喪えば幼げな見た目のロリっ娘となり、水分や精を補充すべく積極的に男性から搾りにかかる。水分吸っていても、乾いた状態でも美味しく頂ける辺り、まさしくワカメ。
なお、ワカメというだけあってその海藻からは上質の出汁が採れ、それもまた男性を魅了する武器の一つである。
- トリトニア
海に棲むウミウシの魔物娘。ドレスを着た貴婦人のような恰好が特徴的な外観をしている。
所謂メカクレ属性で、頭部の触覚によって男性の存在を感知し陸にまで上がってくることがあるが、
それとは別に背後の触手はトリトニア本人とは別に自律で男性や外敵の存在を感知して絡めとり、
勝手に男性を散々に搾った末に、本人がようやく背中に男性が絡まってる事に気付くこともしばしばらしい。
まさしく魔物娘版「[[俺の背後に勃つな立つな>デューク東郷/ゴルゴ13]]」。
- グリーンワーム/パピヨン
「青虫」と「蝶々」の魔物娘で、それぞれ「成長前」と「成長後」に相当する。
グリーンワーム時は魔物娘でありながら、どちらかといえば男よりも食い気といった感じであり、
普段は好物の野菜や果物をムシャムシャ食べるのが主な食性で、男性を性的に襲うことはあまりない。
……が、十分な栄養を蓄えた個体はその性質に変化が発生、その分泌液で男性を誘惑するようになり、
食事(アーン的な意味で)の対象となった男性と共にサナギへと変化し、やがて……
パピヨンは伴侶と共にサナギ時を経たグリーンワームが成長したもので、美しい翅が特徴的な見た目麗しい魔物娘。
その華やかさと穏やかさを併せ持つ存在そのものは、特に誘惑などせずとも男性を魅了するほど。
稀に、伴侶なしにサナギを経て成長した結果とにかく男性を手に入れる事に特化した好色な個体や、
逆に伴侶の好みを反映した結果パピヨンに成長せずグリーンワームのまま「成体」となった個体もいるらしい。
- ホワイトホーン
寒冷地帯に生息する、トナカイ属性のケンタウロス。
角の先端が雪のように白く染まっていることが名前の由縁だという。
性質は理性的かつ穏やかで、雪原で遭難した人間を救助したり、雪道を通ろうとする人を背に乗せたりするという。
基本的に露出度高めだったり、身体のラインを惜しげもなく出すことの多い魔物娘では珍しく、全身をモコモコの暖かな防寒着に包んでいるのが特徴。
と言うのも、魔物であるホワイトホーン自身は寒さは平気なものの、寒ければ寒いほど身体が火照って男性を襲いかねないため、
あえて厚着することで発情を抑えるという彼女なりの配慮であり、その親切さに心を撃ち抜かれた図鑑ファンも数多い。
尤も、寒さがよほど酷くなると背に乗せた人間を凍えさせないため、体温を上昇させた結果身体が火照ってしまい、
その様子に興奮した男性に必要以上に胸を揉みくちゃにされたり密着されたりで完全に発情、
雪原を無事抜けた後はそのまま詰め所に男性をお持ち帰りして婚姻、という事もしばしばらしい。
元々はミニスカサンタコスを着た元気娘としてデザインされていたが、既出のイエティちゃんと属性が被ったため断念。
サンタキャラを捨ててトナカイにクラスチェンジした。
ホワイトホーンという名前には元ネタになる伝承とかは特になく、クロス氏の半オリジナル設定である。
- オウルメイジ
「森の賢者」の異名を持つ夜行性のハーピーの一種で、早いが話フクロウの魔物娘。
ふんだんに魔力を蓄えたモコモコの羽毛に覆われいる外観が特徴。
そのため他種のハーピーと比べて魔力の行使に長けており、大きな目は目を合わせた相手を「魔眼」で術中に陥れることも可能。
極めて高い知能を持ち、かつ基本的に穏やかな性格の持ち主なので、平常時であればその知識の一端を教えてもらう事も可能だが、
発情期には逆にその冷静かつ思慮深い性格を最大限に活かして男性を狩るアグレッシブビーストでもある。
- レンシュンマオ
霧の大陸原産、パンダの特徴を持った獣人タイプの魔物娘。
名前は『人熊猫』の中国語読み(パンダは中国語で『熊猫』)であろう。
体格は大柄だが人懐っこく、仕草も可愛らしく、見る者をメロメロにする愛らしさを持つ。
その魅力によって男性を骨抜きにしてしまうため反魔物国家に派遣され内側から親魔国家に作り替えるなど、
その性質はほぼほぼパンダそのまんまである。
主食が笹な関係で棒の扱いに長けており、棒術を駆使して高い戦闘能力を持つ個体も居る他、棒(意味深)も巧みに扱う。
楽しく遊ぶのが好きな彼女らは男性『と』、もしくは男性『で』遊ぶのを最も好み、
『遊び』からそのまま『本気の交尾』に移行してしまう事もままある。
獣人タイプにはよくある事だが、発情モードに入ってしまうと自分が満足するまで男性は搾られっぱなしになってしまう。とんだ「草食」動物である。
独自色が強いもの
魔王軍の「過激派」(魔物の間では急進派と呼ばれる)に所属する魔物娘。
共に青い肌をした悪魔っ娘で、デビルは幼い少女、デーモンは妖艶な美女の姿をしている。
他の魔物娘が夫といちゃラブできればあとはどうでもいいフシがあるのに対し、過激派は全人類の魔物娘&インキュバス化のために実力行使を辞さない集団。
ただし人間女性の魔物化を推し進めはするが、過激派の思想を刷り込むことはせず、魔物化した後どうするかは本人に委ねるスタンス。
また実力行使と言っても当然暴力はご法度。「エロいことはするが悪いことはしない」が図鑑世界の合言葉である。
デビルは男の世話を焼くロリおかん、デーモンは甘々な婚姻契約を迫る姉さん女房と形は違えど、ダメ人間製造機には違いはない。
甘やかして地上にダメ人間を増やすことが過激派流の「実力行使」である。
- リリラウネ
アルラウネの突然変異種で、平たく言えば「百合(同性愛・植物の双方の意味で)」属性のアルラウネ。
一つの花弁に二人のアルラウネが収まっているという、実にキマシタワーな連想を湧きたてられる姿をしており
実際二人でキャッキャウフフするタチではあるが、その本質的にはやはり魔物娘。
好みの男性を発見したら蜜の香りで誘惑し、自然な流れで自分達の交わりに加えようとする。
普段からイチャコラしているだけあって、二人は「お互いに相手が次に何をしようとしているか手に取るように分かる」というコンビネーションを誇り、
取り込まれた男性は同時に二人分の愛情を注ぎ込まれつつ搾られ続ける事になる。
積極的に間に男を挟もうとする百合という珍しいタイプの百合である。挟まろうとする男を捕食しているとも言う。
二人でキャッキャしているのはあくまで戯れかついずれ男性を迎え入れるための準備なので厳密には百合でもないのだが。設定的にはやはり「男の娘」的な男性を混ぜるのが雰囲気を壊さないだろうか
図解解説によると、突然変異種であるが故に形質が意外と不安定らしく、
花弁にリリラウネが一人だけの個体や、また稀に一人もリリラウネが居ない花弁だけの個体が産まれてくることもあり、
そういった場合は「素養のある」人間の女性を取り込み、リリラウネに変えて補うとされている。
またリリラウネが一人だけの時に夫をGETし、そのまま通常のアルラウネになって独占してしまうケースもある模様。
全くの余談だが、「ガチの同性愛」については図鑑世界にも一応は存在しているものの、
単純に健康クロス氏の好みの問題で、バイセクシャルや魔物同士の遊び以上のそれを公式で扱う予定は無いとのこと。
健康クロス氏曰く、魔物娘は同性に対し友愛やエロさを感じる事はあっても、恋愛感情やオスに向ける様な欲望を向ける事は基本的になく、
行きすぎてもせいぜいリリラウネみたいに戯れや慰めにいちゃつきつつ共通の夫を探す程度であるらしい。
- テンタクル
所謂「触手」の魔物。
図鑑世界では「触手植物」と称される固有の生物が魔界に生息し、
旧魔王時代は人間も魔物も見境なく襲う危険な存在だったが、魔王の代替わり以降は魔物達との一悶着を経ながらも、
紆余曲折の末に共存の道を歩む事になったとされる(詳細は書籍『魔界自然紀行』に詳しい)。
その触手植物の中でも極めて知性の高い「テンタクル・ブレイン」と呼ばれる品種が、
伴侶とイチャコラしている魔物を羨ましく思う内に、魔力を溜めこんで変化したのが魔物娘のテンタクルである。
基本的には触手植物の時と変わらず好色で、特に女性相手に快楽を教え込む事を好む性質ではあるが、
逆に男性を性的に襲うことが殆どなかったが故か、異性相手にはハマれば淫乱ではあるものの割と奥手。
また人間の女性が「触手薬」なるアイテムの効果でこの魔物に変じてしまうケースもあるらしい。
ちなみにこれとは別に植物系触手娘として「ローパー」も存在。
こちらは女性に種を植え付けて寄生・魔物化させることで増えるほか、テンタクルに触手姦されたことで女性が魔物化してもこっちになる。
- ダークスライム
スライムの一種で、所謂「過激派」に属する魔物娘の一体。
雑種のスライムと比較しても極めて高度な知性と魔力を有している黒いスライムであり、
スライム状のボディの中に本体である固形部位「スライムコア」を有しているのが最大の特徴。
伴侶との交わりにおいては最大の性感帯であり、ここを突かれると弱い模様。
一方、多種のスライムにない性質として「人間の女性を同種のダークスライムとして魔物化させる」というものがあり、
過激派なだけあって積極的に女性を襲撃すると、徹底的にその身に快楽と過激派の思想を植え付けた上で溶解。
肉体が解けた女性は一個のスライムコアとなっており、そこから人間だった頃の外見をスライムで形作り、
新たなダークスライムとして意中の男性を求めて襲う……という算段。
『堕落の乙女達』の魔物化解説の項では、旧レスカティエの陥落時に際して、冷徹な女暗殺者が心も肉体も溶かされた末に
男性に対して素直なダークスライムに覚醒する様が紹介されている。
上位の魔物であるダークスライムのゼリーはとろける濃厚な味わいで極めて美味とのことだが、
過激派の魔物故に本人に直接交渉すると、魔力が充填された食べれば魔物化待ったなしな代物を渡されてしまうらしい。
その為、安全に食べたければこっそり抜き取るのがベストとのこと。
- バブルスライム
湿地帯や下水道等、極めて湿った地域に生息するスライムの一種。
その緑色の体からは絶えず化学反応の泡を出し続け、液状ボディからは絶えず強烈な匂いを発し続けている。
彼女に見初められてしまえば、とっ捕まった男性には強い依存性と媚薬効果を持つスライムゼリーを流し込まれ、
大量摂取してしまえば彼女なしでは生きられない身体になってしまい、そのまま婚姻ルート一直線となる。
なお一見不潔なようにみえる彼女だが、実際はむしろ汚染地域の有害成分を浄化しているようであり、
汚染のない地域にまで連れて暫く過ごせば刺激臭も消え、むしろ清潔な匂いさえ発するという。
ただし、その肉体の媚薬効果と強い依存性はそのまま変わらず。
彼女のスライムゼリーは酸味と甘みが強く、極めて強い依存性と媚薬成分を含有している。
こっそり抜き取ると有害成分たっぷりな部位を当ててしまう危険性が強く、伴侶経由で直接交渉して分けてもらうのがベストらしい。
- 寄生スライム&スライムキャリア
寄生スライムは多種のスライムと異なり、自分だけでは女性の形態をとることができない変わり種の変種であり、
そのため人間の女性を捕えて文字通り「寄生」、スライムキャリアという魔物に変えて同化する性質を持つ。
スライムキャリアとなった人間は、元々の人格が失われるという事こそないものの、
その精神構造・肉体共にスライムに侵されて淫猥かつ男性向けの感覚を有するものとなってゆき、
最終的には人間の高度な知性と、スライム種特有の愛と快楽に蕩けた淫らな魔物として覚醒する。
スライムキャリアと寄生スライムは二人で一人の一心同体で、宿主が性生活に没頭している間の移動や雑事なども一任してくれる優れもの。
また寄生スライムだけを除去したとしても、既に魔物となったスライムキャリアから簡単に再生してしまうらしい。
スライムゼリーの味は個体ごとにイチゴ、ピーチ、虜の果実と違いはあれど甘ったるい味がするそうで、
種族の性質故に女性が食べれば味覚ごと思考が蕩けてスライムキャリアになることまったなし、とは健康クロス氏談。
元ネタは恐らく『ドラゴンクエスト』シリーズのスライムナイト。
- ドローム
上述した「ノーム」の亜種的存在で、土の精霊が顕現しようとする際に土の元素が魔力の影響を受けすぎて
ノームになりそこなった結果、魔物寄りの存在となった精霊属の魔物娘。
性質は精霊とは思えぬほど極めて好色で、土と一体化して地面から神出鬼没に男性に襲い掛かったり、
周囲の泥や土を取り込んで自分自身の肉体を無尽蔵に創造したりと、むしろ精霊よりもスライム種に近いそれを思わせる。
どれだけの地面を肉体に取り込めるかは個体差により、場合によっては地平線や洞窟規模にまで範囲が広がってるケースもあるという。
- オートマトン
精密機械と極めて高度な魔術によって動く、文字通りの「機械人形」。
ゴーレムの一種とされるがその技術体系から素材に至るまで図鑑世界現在のものとは一線を画するオーパーツ相当の存在。
一見無感情に見えるが、その本質は人間・魔物問わず危機に瀕した相手を身を挺して守る意思を見せる守護者そのもので、修理装置治癒装置内蔵に加え、武装も魔物化以前より非殺傷のものとして作られている模様。
所謂ロボっ娘属性であり、ロボットと人間の交流というテーマのSSには最適なキャラクターであると言える。
健康クロス氏曰く、図鑑世界の技術ではオートマトンを一から創り出す事はまだ不可能だが、
整備用や改造パーツ、換装パーツの類であれば機械技術に長けた「グレムリン」の手によって創り出す事が可能とのこと。
例を挙げれば、コートアルフのサイーダ辺りでも整備用や換装用パーツが売買されている模様。
- ドラゴンゾンビ
先述のドラゴンが死後にアンデッドとして復活した存在。
初出は書籍版『図鑑 I』の記述中で、実に6年越しの正式登場を果たした魔物娘でもある。
蘇生の原動力となるのは「夫を持てなかった後悔」「子を成せなかった未練」が主で、
その強大な魔力により肉体こそ腐敗していないが、精神面はそのプライドも高潔さも完全に「腐り切って」しまっており、
男性を見つけては生前の後悔を果たさんが如く、本能と肉欲のまま当然性的な意味で襲い掛かる。
抵抗してくる男性には、口から放出される「腐敗のブレス」を浴びせることで、彼女たち同様に理性やプライドを腐らせて爛れた快楽に沈める。
逆に男性側から求められた場合は途端に大人しくなり、ひたすら甘えてくる。ドラゴンゾンビが男性を襲うのは単なる「おねだり」なので、男性に求められたら襲う必要はなくなるのである。
ドラゴン自体は極めて長命な種族だが、それ故魔王の代替わりに際して人間を伴侶とする現体制に馴染めなかった
老齢の個体も多かったようで、元々アンデッドや死体だった個体を除けばゾンビとなったのは大体そういう者達である模様。
もっともその本質が「愛」に対する未練という事もあってか、男性から手を出す分には従順であるらしく、
また他のアンデッド系魔物娘同様、伴侶との愛ある性交を繰り返すことで幾許か生前の理性を取り戻すことも可能で、
竜の楽園・ドラゴニアには、そうして社会生活に順応できるようになった夫持ちのドラゴンゾンビも少なからず住んでいるとのこと。
- サンダーバード
強力な雷を生み出す能力を持ったハーピーの亜種。
雷と言っても当然(?)人体を損傷させる事のない性感電流であり、ターゲットを見つけるとこの電撃を放ち、あまりの快感に動けなくなった所に襲い掛かる。
更には交わっている最中にも電流を流し込んで強制的に勃起させたりその場で射精させたりする危険な魔物娘。
しかし発電器官は漏電しやすいという欠陥があり、興奮して気分が盛り上がり過ぎると自分の体内に電流が漏れ出し、自分が激しい性感で動けなくなった挙句、
ターゲットの男に逆転されて自分が犯されてしまう事もあるという。
しかし種族丸ごと生粋の快楽主義者である彼女らは、それすらも刺激的で良いとして歓迎している。
また、夫婦性活を続ける内に得られる快感が高まって行くのは全魔物共通だが、サンダーバードはその上昇率が非常に高い、
つまりヤればヤる程に得られる快感が増大するペースが全魔物屈指に高いという特徴も持っている。
因みに、公式に登場するサンダーバードはパンクなファッションをしている傾向が強い。
- マンティコア
獣の手足、コウモリやドラゴンに似た羽、トゲの生えた尻尾という合成獣タイプの魔物娘。
「狡猾・意地悪」という珍しい性質を持ち、魔物娘は人間を食い殺すという誤解を敢えて訂正せず、
狙った男に対しては本当に食い殺すかのような態度を取りつつ、実際には殺さず逆レって来るだけというギャップに困惑したり恐怖より快感が勝って行く男の反応を楽しむ者もいるという。
原典のマンティコアの尻尾はモーニングスターのようになっているが、本作のマンティコアの尻尾はその上に凶悪な搾精器官として機能する。
早い話オナホが身体から生えているという事であり、普段は元より夫を手に入れた後もしばらくはこの尻尾から搾精を行う。
尻尾は内部の構造もさることながら棘に含まれる毒も問題で、精力の増強や射精させやすくするというお決まりの効能に加えて、「本人にはその自覚が小さい」という性質を持つ。
即ち、棘を仕舞って安全に外せるようにしてやっても意思に反して身体が勝手に快感を求めて自分で扱いてしまうという事があるという。
では通常のセッッはしないのかといえばそうではなく、尻尾からの搾精は自分の体を夫専用に作り替えるための準備であり、それが完了したらようやく二重の意味で本番となる。
つまり夫としてもマンティコア自身としても最初から最高の快感を得られる状態で初セッッができるという訳であり、マンティコアにとってはそれこそが夫婦の証との事である。
なお、魔物娘というジャンルで尻尾からの搾精は一種の定番であるが、実は魔物娘図鑑でそれをする事が明確なのはこのマンティコアだけだったりする。
- リリム
記念すべき100番目の魔物娘。魔王と元勇者の間に生まれた娘たちで、母親譲りの白い髪は全ての姉妹に共通。
その数は108体とも777体とも言われるが公式での言及はない。まあ夫妻共に『現役』らしいんで単にアーン♡の結果増えてるだけなのではなかろうか。
あらゆる魔物娘の魔力をその身に宿しており、人間女性と交わることでどんな魔物娘にも変えることができる。
(基本的に無理強いはせず、魔物娘にする場合も相手の適性に合わせて決めているが、たまに相手の意向を無視して勝手に決めることはある)
いわば存在自体が魔王の勢力拡大の証。
その一方チートな力を持ちながらも、根本的なところでは勢力拡大よりも自分が夫を見つけて平和にイチャイチャすることを最高原理としている。
魔王の娘だけあり、過激派に対する正統派魔物娘を代表する存在といえるだろう。
固有名が判明している者としては、レスカティエを陥落した四女「デルエラ」、
アリスの形質を持つ突然変異種にして不思議の国の支配者である三女「ハートの女王」、
ゲーム『堕落乙女異聞』に端役で登場した芸術家気質の十女「マリ」がいる*9。
その他、健康クロス氏の公式ask.fmでは「『地獄』という現世の施設を運営している次女」「魔王の養子となった元人間のリリム」の存在が言及されており、後者は『サバトグリモワール』においても「リリスの万能薬」なる秘薬を用いてリリムと同種の「白き淫魔」となった養女としてその存在が示唆されている。
なお、魔物娘の中には直接イラストに描かれず、他の魔物娘の解説文や書籍文中でのみその存在が示唆されているものも存在し、
「クノイチ」や「バイコーン」などもそうした形で名が挙がったものが、後々にイラスト化された類である。
2019年現在、名前のみ言及されて未イラスト化の魔物娘には他にも
「大天狗*10」「バルログ*11」「オルトロス*12」「バハムート*13」などがあり、彼女達の姿を拝むことが出来る日もそう遠くないかもしれない。
(健康クロス氏はask.fmにて「魔王や主神といった大物クラスのイラストもその内出ます」とコメントを出している)
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▷ コメント欄
- 一瞬何かと思ったが、元記事から独立させたのか。お疲れ様でした。…ん?なんか天井裏でものおとg -- 名無しさん (2017-04-13 21:11:52)
- ほっとくと純粋な人間が居なくなる以外は本当に優しい世界過ぎる… -- 名無しさん (2017-04-13 23:09:17)
- 魔物娘は出生率低いって設定もあるし案外バランス取れるかもしれないがな…少なくともそれで不幸になるってことはないだろう -- 名無しさん (2017-04-14 01:59:40)
- モスマンさんいいよね……いいよね…… -- 名無しさん (2017-04-15 23:01:55)
- やっぱりドラゴンちゃんが一番… -- 名無しさん (2017-04-16 11:58:01)
- オートマトンちゃんなんだよなぁ… -- 名無しさん (2017-06-15 09:51:53)
- ダークヴァルキリーと聞いて黒塗りのバルキリー(マクロスのやつ)が思い浮かんだのは俺だけじゃないと思いたい。あとACMOAのOPも思い浮かんだ人もいてほしい。 -- 名無しさん (2017-12-09 00:41:11)
- 乙姫の項目に「英語じゃシーホース?」ってあるけど「シーホース」も実は「ヒッポカンポス」という幻獣の英語での通称でもあったりする -- 名無しさん (2018-03-12 05:56:24)
- なんでか知らんがヘル様の名前間違えるやつ多いなあ… -- 名無しさん (2018-03-25 14:38:16)
- そのうちUMAや都市伝説系のも出てきそう -- 名無しさん (2018-05-10 11:51:15)
- 魔物娘の解説については「魔物娘図鑑」の項に割り振ってる訳だし、こっちの題の方が適当だと判断して項目名を変更しました -- 名無しさん (2018-07-30 15:07:14)
- どなたか助けてください。一週間前まで普通にアクセスで来た魔物娘図鑑にアクセスを拒否されました。文章やイラストの無断転載、感想欄への誹謗中傷、いろんなことを考えましたが、どれも行ったことはありません。You don't have permission to access /mamonogirllover/zukan/index.html on this server. どんなにやってもこの文章しか出てきません。どうすれば以前のように閲覧することが出来るのでしょうか? -- SOS (2018-07-30 18:18:36)
- ↑×3 健康クロスさん曰く、グレイが案にあったけど世界観にそぐわないという理由で没になったらしい -- 名無しさん (2021-02-23 08:15:23)
- 新しい魔物娘はボギーか -- 名無しさん (2021-10-19 12:30:47)
- 今最新公開されてるマレフドラゴンって元ネタは某ヴィラン? -- 名無しさん (2023-10-30 23:08:13)
#comment
*2 彼女に限らず、魔物娘側の肩を持つ神様も結構いる。
*3 なお、将来的に魔物からインキュバスが産まれるようになれば、男性のエルフ・ドワーフ(相当のインキュバス)も再び増える模様。
*4 初期設定では「不思議の国では記憶が保持されるためアリスを○ませることができるが、元の世界に帰れば記憶が元に戻り『コウノトリさんが子供を運んできてくれた』と認識する」というものだった。
*5 稀に誤解されるが、健康クロス氏は2015年8月に刊行された『モンスター娘のいる日常』のアンソロジーコミック1巻に漫画を2ページ執筆しており、「氏の業歴全体」という話ならばそちらが初の作品である。
*6 ※直撃世代がちょうど20代くらいなためか、当該ページコメント欄(現在は撤去済み)でもオンドゥル語が飛び交いました。
*7 魔物娘図鑑以外に健康クロス氏が手掛けたイラストでは、C93で分布のサークル:ストリガの二次創作同人誌『放課後アリステイル2 Girls・Game・Freaks』表紙において「ハートのJ」個体が描かれている。
*8 なお、某インクを撃ち合うSTGの発売と彼女の発表はほぼ同時期である。おそらくは偶然の一致。
*9 元々はPixivなどで活動している海外ファン・Mari氏の創作したキャラで、『堕落乙女異聞』にてゲスト登場とはいえ実質逆輸入された模様。ちなみにMari氏は後にゲームの次作『堕落乙女異聞II』のメインビジュアルを担当することとなる。
*10 「カラステング」の解説文より。
*11 『魔物娘図鑑 II』の「炎の領域と魔物達」文章より。
*12 健康クロス氏の公式ask.fmより。
*13 『魔物娘図鑑ワールドガイド外伝III コートアルフ ~水の都の歌姫たち~』の「クイン・ディアナ」項、「歌姫と歌娘の役割」より。
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