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更新日:2023/08/21 Mon 11:03:07NEW!
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金田一少年の事件簿 八つ墓村 金田一少年シリーズエピソード項目 堂本版金田一 犯人たちの事件簿 傑作 飛騨からくり屋敷殺人事件 鎧武者 祭り 夏 村 屋敷 神社 名家 一族 首なし死体 斬首 笑顔 憎悪 狂気 金田一恒例の「子供の為の殺人」 岐阜県 飛騨 密室殺人 生首 日本刀 生まれの不幸 気の毒な被害者 道枝版金田一 身勝手な人間達 ひどい動機 ひど過ぎる動機 外道な犯人 人間失格の男達 犬神家の一族 首無し村殺人事件 首狩り武者 呪い武者 村祭り くちなし村 剣持勇 旧家 合わせ扉の間…!! ワシの出番ない…; もえぎ 祟り 家督争い 呪われし一族 堂本ドラマ版は宮城県 道枝ドラマ版は神奈川県 首狩り武者殺人事件 誰より愛情を渇望していた女 誰より愛情を渇望していた女←真犯人が
金田一さん――
この村は「獣の村」なんです
自分のためなら他人をも喰い殺す
「獣」がいっぱい棲んでるんです…
『飛騨からくり屋敷殺人事件』は、『金田一少年の事件簿』での事件の1つであり、かつて金田一少年が解決した事件のうちの一件。
単行本第11巻、第12巻に収録。全12話。
テレビドラマでは第1シーズン第6話として『首無し村殺人事件』と改題され1995年9月2日に、またテレビドラマ第5シーズンFile6として『首狩り武者殺人事件』と改題し、2022年6月19日に放送された。テレビアニメでは第18話~第20話として1997年8月4日~18日にかけて放送された。
閉鎖的な村、名家の確執、全体の不気味さなど、『金田一少年』よりもむしろじっちゃんである『金田一耕助』シリーズに近いストーリーである。
登場する怪人は「首狩り武者」。首狩り武者の呪いに注意…!!
アニメ版の容疑者リストの順番は上段が左から猿彦、倫太郎、征丸、紫乃で下段が隼人、龍之介、もえぎ、赤沼でバックは緑色。
以下、ネタバレにご注意下さい。
事件の始まり
剣持警部の元に、「くちなし村(またの名を首無し村)」にいる幼なじみの紫乃から、「首狩り武者に脅迫されているから助けて欲しい。」と手紙が来る。
剣持警部は早速、一、美雪と共に岐阜県奥飛騨のくちなし村に向かう。
そこで彼等は、赤沼三郎という黒子の様な男と出会い、紫乃が待つからくり屋敷へと案内される。
からくり屋敷に到着するなり、金田一達は紫乃の悲鳴を聞いた。急いで駆けつけると、紫乃の部屋の障子が、刀で斬られていた。
紫乃は「首狩り武者の仕業」だと言う…。
登場人物
【事件関係者】
- 巽紫乃(たつみ しの)
CV:武藤礼子/演:真行寺君枝(堂本版)、仙道敦子(道枝版)
この事件の依頼者。巽家の後妻。37歳。
和服の似合う美人だが、時折別人のような形相を見せる。下戸。
龍之介たち義理の息子たちからは好かれてはおらず、特に龍之介からは徹底的に嫌われている。
この事件で一人息子の征丸を失ってしまう…。
ちなみに堂本版の演者はその後同じ土曜9時ドラマで、はじめ役の演者の母役を演じている。道枝版の演者はTBSの金曜ドラマ枠で放送されたドラマで、1代前のはじめ役の演者の母親を演じている。
- 巽龍之介(たつみ りゅうのすけ)
CV:林延年(現:神奈延年)/演:山本太郎(堂本版)、吉村界人(道枝版)
巽家長男。18歳。
暴力的で短気な性格。客人に日本刀で斬りかかったこともあり、一に面と向かって「ちょっと神経どうかしてる」と言われた程。
こんなんでも学業はそこそこ優秀らしく、去年までイギリス留学をしていた。
紫乃と征丸を徹底的に嫌っており、自分が当主になったら2人を追い出そうとするが、父の遺言で次期当主は征丸に決まってしまう。
この為、紫乃と征丸への憎しみは以前にも増して強くなり、征丸が死んだ際には「今度こそ自分が当主になれる」と喜んでいた。
まぁ、自分が帰って来た時に使用人の女が義理の母になって、その息子が義理の弟として自分の家に入り込んでいることを知ったら、面白くない気持ちも分からなくはないが…
ドラマ版(堂本版)の中の人は後に同じ作者の別作品でも主要人物を演じることになる。
- 巽もえぎ(たつみ -)
CV:西村ちなみ/演:大村彩子(堂本版)、近藤華(道枝版)
巽家長女。17歳。
物静かな美少女だが、言葉はかなり辛辣。大の猫好きで、大体のシーンで猫を抱いている。
養母や弟たちに対しても横暴な態度を見せる龍之介も妹のもえぎの言うことには耳を傾けるという意外な一面があるが、
シスコンというよりは、しきたりにより当主の座とは無縁の女性が相手ゆえかもしれない。
辛辣ながらもどこか達観したような物腰も見せており、僻地の寒村ゆえに閉鎖的な村の負の部分を
目の当たりにしてきたことを伺わせるような一言を一につぶやいている。
征丸が殺されたことを立ち聞きした際、笑みを浮かべるが…
ドラマ版では堂本版道枝版ともにロリで、巽家を呪うような言動や振る舞いをする。
- 巽隼人(たつみ はやと)
CV:鈴木琢磨
巽家の次男。15歳。
容姿の整った美少年だが、幼い頃の病気で幼児退行してしまっているらしく、まともに言葉すらしゃべれない。ビー玉遊びが好き。
ドラマでは未登場。
- 巽征丸(たつみ せいまる)
CV:高木渉/演:阿久津健太郎(堂本版)、福山翔大(道枝版)
紫乃の息子。18歳。
紫乃が後妻になったのと同時に巽家に入った。
龍之介とは対照的に礼儀正しく母親想いの好青年。だが、自分たちを虐げる龍之介には激しい憎しみを抱いている。
前当主の遺言により、巽家の家督は彼が継ぐことになった。勝ち誇った顔で龍之介を見下していたが、それにより、龍之介との仲は一挙に悪化。
龍之介に「赤沼が紫乃の新しい男だとしたら、不気味な男が新しい父親」と茶化された際には殴り飛ばすが、猟銃を手にした龍之介に撃たれそうになる。
紫乃のおかげで命拾いしたが、赤沼が殺害された翌日に外出した矢先、「首狩り武者」に惨殺され、一と美雪の目の前で生首を晒された。二番目の死亡者。
- 赤沼三郎(あかぬま さぶろう)
とにかく不気味な謎の黒子。少しだけグレート・ムタに見える。
紫乃によると、蔵之介の古い友人らしい。しかし本人は征丸の死産したはずの双子の兄弟だと語っていた。しかし紫乃の前だけで見せた素顔はひどい火傷により征丸と同じ顔であるかは分からなかった。
首狩り武者の秘密を知っているらしく、一に正体を教えようとした矢先、「合わせ扉の間」で首なし死体となって発見される。検死の結果、紫乃とは血の繋がりがないことが判明。
最初の死亡者。
ドラマ(道枝版)では口調が少々荒っぽい。
- 冬木倫太郎(ふゆき りんたろう)
CV:石丸博也
紫乃の主治医。40歳。
くちなし村では紫乃と征丸の数少ない味方であり、赤沼の件では征丸の将来を踏まえて、大金を渡すように紫乃に助言した。
一と美雪が首狩り武者にさらわれた際には、剣持に首狩り武者の由来を語って聞かせた。
ドラマでは未登場。
- 桐山環(きりやま たまき)
巽家使用人のメガネっ娘。17歳。そばかすがあるがメガネを外すとなかなか可愛い顔をしており、胸も大きく、スタイルも悪くない。美雪とはまた違うタイプの美少女と言っていい。
巽家の使用人ではあるが、遺産相続をめぐる醜い争いが繰り広げられる巽家や因習にがんじがらめにされたくちなし村のことを良くは思っていない。一達とは年齢が同じなため友好的に接する。一達が追い出される形で帰ることになった際、「愛想が尽きた」と発言している。
一達が保護された後、一が目を覚ましたのを見て、安堵の涙を流す、性格の良い子。
彼女の母親も元は巽家の使用人だったが、環が幼い頃に他界。
ドラマ・アニメでは未登場。
- 仙田猿彦(せんだ さるひこ)
CV:二又一成/演:小倉久寛(堂本版)、田鍋謙一郎(道枝版)
巽家の使用人。
身のこなしの軽い小男で、元は軽業師(ドラマ版ではサーカス団のピエロ)であったらしい。どこか不気味な雰囲気を持っている。
剣持の推理後、銃の暴発事故で死亡する。
3番目の死亡者。
遺品から柊家(後述の柊兼春の家)の家紋の入った短刀が発見された為、「先祖の敵討ち」と断定された。
- 冬木ウメ(ふゆき -)
CV:巴菁子/演:花原照子(堂本版)、福井裕子(道枝版)
倫太郎の母親。70歳。
首狩り武者の信奉者。
ドラマ版では巽家の使用人として登場するが、苗字は明かされていない。
- 岩田和巳(いわた かずみ)
演:八十田勇一(道枝版)
巽家の顧問弁護士。道枝版で初めて名前が明かされた。
【それ以外の人物】
- 柊兼春(ひいらぎ かねはる)
CV:二又一成/演:野仲イサオ(堂本版)、上杉陽一(道枝版)
くちなし村において「首狩り武者」として語り継がれる戦国時代の落武者。
関ヶ原の戦いで敗走し、今のくちなし村付近まで落ち延びるが、家康に兼春の首を差し出して保身を図ろうとした家臣たちに殺された。
その後、くちなし村の住人となった家臣たちが次々と首なし死体で見つかるという祟りが起こったため、生首神社にて祀られる。
なお、直接兼春の首を討った家臣が巽家の先祖であり、巽家の縁者には特に兼春の祟りを恐れるものが多い。
- 巽蔵之介(たつみ くらのすけ)
故人。
巽家先代当主。
晩年は「首狩り武者」の影にずっと怯えていたらしいが…。
- 巽綾子(たつみ あやこ)
CV:日野由利加/演:橋本愛(堂本版)、葉山レイコ(道枝版)
故人。
巽家の前妻で龍之介、もえぎ、隼人の母親。
ものすごいヒステリーで使用人たちからは恐れられていた。
8年前に死去。
- 森刑事
- ゴリラーマン似の刑事
岐阜県警の刑事たち。
オランウータンに似た老刑事とゴリラーマンに似た刑事のコンビ。ゴリラーマン似のほうは本名不明。
いい人たちだが、典型的な縄張り意識をもった刑事。
ゴリラーマン刑事は一に手帳・安物のライター・粗品のボールペン・スナックのマッチ(女性の字でメモ入り)をスラレた。
- くちなし村の住人
昔からくちなし村に住んでいる人達。
柊兼春の呪いを信じており、警察の捜査に協力しなかったり、一達を「災いを呼ぶ者」と決めつけて追い出そうとしていた。あながち間違ってはいない。
【レギュラー陣】
毎度おなじみ主人公。
今回はオッサンの依頼で巽家に赴く。
環に浮気しかけるが…
中盤、美雪が「首狩り武者」に拉致されたことに気付き、環に剣持への報せを頼んで追跡するが、洞窟に入ったところで後ろから殴り倒され、ともに拉致される。そして、征丸の生首を見せられた後、首を…落とされませんでした。
だがそれ以降はどことなくクールでドライ。
普段のおちゃらけた彼とのあまりの違いに戸惑った人も多いのでは?
…だがこの次と次の事件で今作以上に酷い目に合う事になる…
犯人が残したローソクの火で手首のロープを切り、美雪を背負って脱出。途中で力尽きるが、冬木に発見され、巽家に運ばれた。
しかし、美雪とともに無事保護されたことに安堵しつつも、犯人があそこまでやっておきながら自分達を殺さなかったことに疑問を持つとともに、自分が殴り倒された時の状況から、あることに気付いていた…
ドラマ版はトラウマ。
毎度お馴染みヒロイン。
環に浮気しかけた一に常にキレ気味だった。
下着姿のシーンには大変お世話になった紳士も多いことだろう。
2度、首狩り武者に狙われるが、1度目はたまたま一が戻って来たため未遂に。
2度目は本当にさらわれ、追って来て返り討ちに遭った一ともども征丸の死の「証言者」にされた。
征丸の生首を見せられたショックで気絶、そのまま一に背負われて脱出。
途中で一も力尽きて気絶してしまうが、
冬木に発見され、警察によってか、2人揃って巽家に運ばれた。
健康状態に問題は無く、目を覚ました時、一と無事を喜び合った。
毎度おなじみオッサンにして、今回の実質的な主人公。
幼馴染であった紫乃の依頼で巽家に赴く。
中盤では一を差し置いて鮮やかな名推理をする(結局外れていたが)など、コミカルな面ばかりだったオッサンの警視庁の警部としての本来の姿を見せてくれた。
残念ながら彼の推理は犯人のミスリードで、一が彼より先に1度考え、既にボツにしていた物だった。
のちの剣持警部の殺人にて年齢が48歳と判明するが、この設定を鵜呑みにするとこの事件や他のエピソードとは矛盾が生じてしまう。
たぶん作者の設定ミスだと思われる。詳しくは後述。
ちなみにアニメ版では年齢が38歳となっているため、紫乃と幼馴染という設定に違和感がなくなっている。ドラマ版だと『すでに警察の駐在所に勤めていた若き日の剣持と、当時学生だった志乃が挨拶を交わして知り合っていた』という設定に代わっており、まあ納得できる経緯となっている。
以下、事件の真相… 更なるネタバレに注意してください
あなたの知ってる「紫乃」はもうあなたの思い出の中にしかいないわ
ここにいるのは「紫乃」という女の皮をかぶった―
醜い「獣」なのよ…
- 巽紫乃
この事件の真犯人「首狩り武者」
彼女の苦難は、幼い頃、父が多額の負債を抱えたまま亡くなったことから始まった。
病弱な母を支えようと紫乃は必死で勉強し、県下トップの高校に進む。
しかしそこで紫乃は、クラスメイトの性悪お嬢様・綾子から壮絶なイジメを受け、更には2年生の時に母を亡くし、仕事のために高校を中退せざるを得なくなる。
母を失い全てに疲れ果てた紫乃は自分に近寄ってきた男・猿彦の元に身を寄せるが、彼女の妊娠と同時に、猿彦は紫乃を捨てる。
そして紫乃は出産のために入院した病院で、偶然同じく妊娠した綾子と擦れ違う。
男に捨てられ暮らしにも困窮する自分と、性悪でも生まれた家が裕福だったというだけで旧家に嫁ぎ、何の不自由もなく暮らす綾子…。
そのギャップに対する激しい怒りと惨めさは、出産後に新生児室で我が子と対面した紫乃に悪魔の囁きを齎す。
ごめんね…私なんかの所に生まれたばっかりに…
お前ももっといい家に生まれてたらきっと…
いい家――!!
その囁きに耳を貸してしまった紫乃は、こっそり自分の子供と綾子の子供を入れ替える「嬰児交換」を行った。
この時はまだ子供には罪はないと思っていたのか、憎い女の子供であるはずの征丸を暴力を振るうこともなく龍之介の分まで愛情を注ぎ、
18年間しっかりと育て上げた。
そして月日は流れ、入れ替えた実子の姿を見たいという思いを抑えきれなくなった紫乃は、綾子が嫁いだ巽家の使用人となる。
再び綾子から虐げられる日々に耐え、実の子である龍之介の成長を喜びと共に見守っていた彼女は、綾子の死後、先代・蔵之介に見初められ後妻として巽家の一員となる。
紫乃が蔵之介の求婚を受け入れたのは恐らく、例え表向きは「義理の親子」という関係だとしても、龍之介の「母親」になりたいという思いがあったからだろう。
もちろん紫乃の一番の望みは龍之介が当主になって不自由なく暮らすことであり、
その上で彼が征丸たちとも仲良くして、巽家を盛り立ててくれるのならばそれでいいと思っていた。
しかし…
蔵之介が死に際して遺した遺言は「財産と家督を征丸に相続する」というものだった。
愕然とする紫乃の前で、征丸は今まで母共々虐げられてきた鬱憤を晴らすように、龍之介を嘲笑う。
そして、かつて自分を嘲笑った綾子にそっくりなその顔を見た瞬間、紫乃は耳元に綾子の嘲笑を聞いた。
あんたの子供は幸せにはなれない
運命には逆らえないんだ
貧しい生い立ち、理不尽に虐げられた日々…蘇った「貧困」と「綾子」に対する怒りと憎しみが、彼女を「獣」へと変えた…。
「龍之介の両親である自分たちが巽家を乗っ取る」という名目で猿彦の協力を取り付けた紫乃は、
龍之介に家督を相続させるために今まで息子として育ててきた征丸を殺し、その死体の首を切るという残忍な犯行に手を染める。
龍之介が仕込んだ毒入り紅茶を飲み干してしまうも、一切恨み言を漏らすことなく、最期まで龍之介を庇いながら絶命する。
実の子の代わりに愛情を持って育てた征丸を「綾子と同じ顔をして、龍之介の幸せを奪おうとしたから殺した」のは酷すぎだが、
龍之介の幸せのために全てを捨てた姿は母の愛情という執念だった。
「殺害方法が残忍だったこと」「被害者には何の落ち度もなかったこと」から、彼女は"遠野英治" のような逆能条タイプに分類されるが、逆能条タイプの犯人の中では豹変度は小さかったように思えなくもない。
ちなみに、彼女は1度だけ赤沼に扮装していたが、実は首狩り武者の扮装をした事は一度も無い。
(首狩り武者の初登場は彼女がいる部屋を襲撃するという形であり、一と美雪を拉致した際は後の回想シーンで中身が猿彦だったと判明している)
- 仙田猿彦
この事件の共犯。
紫乃の恋人だったが、彼女が妊娠すると、彼女を捨て、行方をくらます(ドラマ版では何らかの罪(紫乃に対するDV?)で逮捕されており、その時に剣持と一瞬だけニアミスしている)が、彼女が巽家の後妻になるなり、彼も使用人になる。
小柄ゆえに1本だけ外れる鉄格子の間から脱出、元軽業師の技量を活かして崖に渡したロープを伝って事件が起こった部屋から逃げることができると推理されたが、実は軽業師だった頃に綱渡りで落下事故を起こし、それ以来高所恐怖症に陥っていた。
その恐怖心は、植木を剪定するのに脚立の最上段はおろか2~3段目までしか登ることができないほどに重度であり、一は彼が植木の枝切りをしていた際、脚立を使えば届く範囲の枝を切るのにも高枝切り鋏を使っていたことを思い出してそのことに気付き、猿彦にそのトリックは実行不可能、つまり猿彦犯人説が偽装であることを見抜いた(紫乃にしてみれば、元軽業師の猿彦だからこそ実行可能な偽トリックをあてがったつもりが、高所恐怖症で実行不可能になっていることは計算外だった)
紫乃曰く「とんでもないクズ」であり、使用人になったのも自分との過去の関係を彼女にチラつかせ、金をせびるためだった。
紫乃から龍之介が自分の子であることを知らされ、紫乃の計画に加担し、巽家を手中に収めようと目論む。
剣持に犯行を暴かれた後、逃亡中に合流した紫乃が提案した心中に賛同するふりをして、紫乃に全ての罪を着せて殺そうとするが、紫乃には考えを読まれており、鉛の詰まった猟銃を使ったことが元で自身だけが死亡。「柊家の子孫で先祖の仇討ちのための犯行の末に自滅」とされた。
柊兼春の子孫だという話も、ただのでっち上げで、そう思わせて動機を作るために紫乃が関連の品を置いて行っただけ。
美雪をさらったのは、征丸の死体を出すとDNA鑑定で紫乃の子でないことがバレるし、隠すと行方不明扱いになっていつまでも家督は龍之介に回って来ない。そこで、「征丸の死体が出ないまま死だけが確認される方法」として、第三者に証言させる、という手段をとったため。それには、巽家と利害関係が皆無、警察からの信用がある、非力で誘拐しやすいと、三拍子揃った美雪は、うってつけの「証言者」だったのである。
ちなみに、征丸の死の「証言者」にするために美雪をさらう際、刀で首筋を峰打ちにしているが、現実には、それでも十分に殺してしまいかねない危険な行為である(しかも、征丸の生首を見せられた時に自分で気絶していなかったら、もう1回打たれていたと思われる)
さらに、一の追跡という予想外の事態が発生。一を横道も隠れる場所も無い狭い洞窟の中で背後から紫乃が殴ったことで、彼に犯人が2人いることを気づかせるきっかけになってしまった。
洞窟の中で征丸の服を着て横になっていたのは紫乃の変装。立ち去る際に火の点いたローソクを残したのは、気がついた後の一達がそれを使って手首のヒモを切り、自力で逃げ出せるように、わざと置いていったものだった。
美雪が1人で着替えをしていた時、背後から犯人が拉致しようとするも、たまたま一が戻って来たために未遂に終わる、というシーンがあるのだが、この時拉致しようとしたのが紫乃と猿彦のどちらだったのかは、謎のままである。ただ、殺人のターゲットならともかく、ただの目撃者役を拉致するのに「若い女性が下着姿になっている時」をためらい無く狙おうとしたことから、美雪と同性の紫乃だったのかもしれない。
……と思いきや「犯人たちの事件簿」では普通に猿彦がさらう役目をしていた。ラッキースケベが起きて美雪自身もラッキーだったと言えるかも。
なお、美雪が剣持や一に同行して村に来たことは、紫乃や猿彦にとっては予定外だったので、本来なら目撃者役は誰にやらせるつもりだったか、という謎は残る。
美雪以外で適任なのは環と冬木。村以外の人間なら、一か剣持だろうか。
この4人の中では、環が非力で扱いやすいが、イレギュラーでより巽家と関わりが薄いと考えれば一か美雪。だとしたら、女の美雪のほうが、より適任と考え、急遽変更したと考えれば、辻褄は合う。
- 赤沼三郎
CV:二又一成/小倉久寛
正体は猿彦と紫乃の二人一役。事件のアリバイトリックと、征丸の死体を別人として始末するために作りあげられた架空の人物。
「合わせ扉の間」で発見された首なし死体は征丸のものであり、直前の悲鳴は猿彦によるもの。
基本的には、猿彦が演じていたが、合わせ扉の間に案内される際には、紫乃が演じた。
二人一役としたのは、「猿彦だけが赤沼を演じていたら、誰かが、2人は同一人物だと感付いてしまう」ことを避けるため。
ドラマ版では、紫乃版赤沼は描かれず、アニメ版では、猿彦が一たちを屋敷に案内する最中に、紫乃版赤沼が登場している。
後の似たような事件でも兄弟を名乗る人物が出てきた。あちらでも別の人物がなりすましていたが、こちらと違いあちらでは本物がちゃんと実在していた。
- 巽龍之介
紫乃と猿彦の間に生まれた息子。
自分が紫乃の実の子供だということは事件の謎解きの際に初めて知った。
征丸の死後、彼は晴れて巽家の新たな当主になることが決定しており、実母とも知らず邪魔者の紫乃を毒殺しようと企んでいた。また、弟の隼人が父親に可愛がられるのを妬み、6年前の「五月の節句の会」で、祝酒に毒を盛って殺そうとする等、綾子の教育が原因なのか、相当問題的な人物であったようだ。
しかも、隼人に対する殺人未遂が6年前ということは、12歳の子供が9歳の弟を殺害しようとしたことになる。なお、使用した毒については純粋な毒物でなくとも農薬や洗剤、殺虫剤など、代わりになるものは身の回りにいくらでもある。
(体が十分に成熟していない幼い子供の体の方が、ほんの少量であっても毒物によるダメージは致命的になる)。
もしそのような手段を用いていた場合、12歳にして相当知恵の回る、恐ろしい子供だったということになる…。
後の事件で12歳で複雑な殺人計画を考えた人物が登場している……というか9歳で身内に薬を盛った上で家に放火して殺害した(回想シーンのみだが)人物も既に出ている。
義母・綾子の傲慢さと身勝手さ、実母・紫乃の目的のためならば手段を選ばない残虐性、実父・猿彦の意地汚さと、あろうことか親の悪い点ばかりを受け継いだ負のハイブリッド。そのクズっぷりは実母にすら「ナイスクズ」と称賛されたほど
紫乃が実母であり、自分のために征丸を殺したことを知り、自身が毒を盛った紅茶を飲もうとする彼女を慌てて止めるが、間に合わずに紫乃はそれを飲んでしまう。
その直後、隼人に過去の毒殺未遂を暴露された上に「また毒を盛ったね?」と糾弾され、一気に人生が転落した。
義母同様に傲慢で苛烈なその性格は、隼人からも「死んだ母の『性格』を継いでいるのは絶対あの人だと思ってた」と言われるほどだったが、実母を殺害してしまったことで人が変わったかのように意気消沈し、素直に罪を認めたとのこと。
ただし、証拠はない上に紫乃本人が「自分で毒を入れた」と庇ってるので、「毒を入れる場面を見てしまった」と主張すれば言い逃れは出来たはずだが、その気すらも完全に失せてしまったようである。
俺を見るあんたの目…… あれは憎しみの目だとずっと思ってた……。
……でも、そうじゃなかったんだね……?
あの目は…… 俺を見るあの目は……
ドラマ版では結末こそ変わらないものの、ほんの僅かな間だけでも紫乃と「親子」として向き合えたシーンが追加されており、原作に比べれば少しだけ救われたといえるのかもしれない。
- 巽隼人
幼児退行は演技で、本質は巽家で一番まともな人物。
幼少の頃、父親に可愛がられていたために龍之介に嫉妬され、6年前の「五月節句の会」において、祝酒に毒を盛られて危うく死にそうになるも、一命を取り止める。
その後、身を守るために毒でおかしくなったフリをしていた(環にはかなり前からバレていたらしい)。
そして、紫乃が毒を飲まされた直後に演技を止め、皆の前でそのことを告白し、紫乃に対する毒殺行為も暴露して逆襲に転じた。
実は環と相思相愛の仲であり、いずれは家を捨てて彼女と駆け落ちするつもりらしい。ビー玉遊びが好きなのはガチらしい。
ただし、アニメ版では環がいないので駆け落ち設定が消滅している。
か‥‥母さん?
どうし‥‥て‥‥
- 巽征丸
実は綾子の実子。
病院で紫乃の手により、入れ替わる。何も知らない征丸は、紫乃を「母さん」と呼び、慕っていた。
征丸が傲慢な龍之介とは対照的に誠実で心優しい青年に成長したことからも分かるように、紫乃もまた、彼に対しても実の子のように愛情を注いでいた。
そう、あの時までは…!!
「龍之介の家督相続の邪魔になった上、自分が家督を相続できると知って龍之介を嘲笑った時の顔が綾子にそっくりだった」のをきっかけに、義母に利用され殺される。
何も知らずに義母のトラウマスイッチを入れてしまっただけであって彼本人には何の罪も落ち度もなく、『金田一少年』全体を見てもトップクラスの可哀想な被害者。
そもそも、彼が龍之介を嘲笑ったのは、紫乃と自分を散々虐げてき龍之介への仕返しであり、いつも辛い目に遭っていた母親を思っていたからこその行動でもあったと言える。
そのせいで却って母に殺意を抱かれてしまうとは、つくづく報われない青年である…。
ちなみに、『金田一少年の事件簿』開始当初からの担当編集者であり、後に原作者となった天樹征丸氏のペンネームの由来はこの巽征丸である。
- 桐山環
実は隼人の恋人(早くから伏線は張られていた)。
彼の「演技」については、かなり前から気づいていたらしい。
綾子のイビりこそあったが隼人に支えられ、彼とは相思相愛の仲になる。
いずれは巽家を捨てて隼人と駆け落ちするつもりらしい。
アニメでは登場しないため、隼人との駆け落ち云々はカットされている。
- 巽もえぎ
巽兄弟の中では、その後は語られなかったが、
後に異人館村の草薙のばあちゃんの幽霊と共に(?)不動高校の文化祭に遊びに来た。
元気そうで何よりである。
征丸が殺害されたことを知った際の笑みの理由は明かされなかったが、
紫乃曰く「自分たち親子は、義理の息子たちからは嫌われている」だったので、嫌いな相手が死んだことに安堵してなのかもしれない。
もしそうなら、綾子や龍之介ほどではないにしても、もえぎの内面も歪んでいるといえる。
とは言え、後述の通り征丸が家を継いだ場合高確率でもえぎは征丸と結婚させられるため、それを避けられたためとも思われる。
- 冬木倫太郎
その正体は柊兼春の子孫のうちの一人(苗字も柊→木冬→冬木というアナグラム)。
18年前、インターンとして在籍していた病院で偶然紫乃の赤ちゃんの入れ替えを目撃してしまうが、母親から先祖の無念を聞かされていた彼はそれを黙認してしまう。*1
ただし、このような惨劇になる事を望んでいたわけではなく、彼が紫乃の行動を黙認したのは「龍之介が成長し家督を継げば、巽家の正統な血縁による家督継承が断絶する(自らの手を汚さず巽家本来の血筋を平民に落とすことができる)」という考えからであった。
もしも彼がこの時に紫乃を止めていたなら、この事件は起こらなかったかもしれない。彼自身も紫乃のことを恋慕していた雰囲気があり、それが余計に哀しい。
金田一にそれを指摘された際にも、「そんなつもりではなかったんだ…」と、紫乃を凶行へ駆り立てる遠因になってしまったことへの後悔から泣き崩れていた。
- 冬木ウメ
前述のように柊兼春の子孫であり、首狩り武者の信奉者であるのはそのため。
息子の倫太郎と違い、オープニングと中盤の二回しか出番がない。そのため、「ワ、ワシの出番ない…;」の名セリフで、読者を爆笑の渦に巻き込んだ。
- 巽綾子
この事件の元凶。
お嬢様育ちの悪い部分を凝縮した性悪女。貧しいながらも何かと目立つ紫乃が気に入らないからという些細な理由で、壮絶なイジメを行なった。トラウマに苛まれる紫乃の姿からも、その時の行いの酷さが窺える。
鋭いツリ目のきつい顔立ちをしているが、裕福な家の出身というだけで巽家への嫁入りに成功し、悠々自適の生活を送っていた。が、最も溺愛し実子と思っていた龍之介は、実の弟と思っていた隼人や義母であった紫乃を「邪魔だから」という理由だけで毒殺しようとする程、性格が醜く歪んでしまっている。逆に実子であった征丸は、環境や紫乃の養育もあってか素直で母親思いの優しい人間になっているのだから、子供の教育という面でも良い母親ではなかったようだ。
ぶっちゃけ、コイツがイジメなんてしなければ、事件は起こらずにすんだ。
なお、病院で紫乃と擦れ違うシーンで綾子に付き従っていた使用人達は「資産家令嬢であった綾子が巽家に嫁いだ」がゆえに綾子を慕っていたとされているが、裏を返せば「巽綾子という人物そのものは慕っていない」とも受け取れる。
それと同様に、学生時代に綾子と共に紫乃をイジメていた綾子の取り巻きも、所詮は単なる令嬢に取り付く腰巾着であり、イジメそのものも綾子に従う形で行っていた可能性もある。
巽家に嫁いでからも性悪ぶりは変わらず、紫乃や環といった使用人はよくその被害に遭っていた様子。優しい普通の子である環ですら「私だって何度辞めてやろうと思ったことか」とまで回想していることから、目の敵にされていた紫乃はもう想像を絶するほどのイビリを受けたことだろう。
死亡した後も紫乃の夢に出てくる等、ある意味では「首狩り武者」よりも恐ろしい亡霊と言える。
死因は不明だが、29歳(紫乃と同級生・8年前死去から逆算)という若さで早死にした点は、今までやって来たことへの報いと言えるかもしれない。
せめてもの救いは、生き残った子供たちにはこの女の残酷な面は見受けられないということなのかもしれない…(それどころか、隼人やもえぎは実母を反面教師として毛嫌いしている。夫の蔵之介が紫乃を後妻にしたのも、散々綾子に虐げられていた彼女を不憫に思ってのことだったのかもしれない)。*2
そもそも隼人に至っては「性格を一番継承してるのは龍之介兄さんだと思ってた(から実子でないと知った時驚いた)」とまで事件後に暴露している始末。
アニメでは上記の紫乃への「あんたの子供は幸せにはなれない」の一言(幻聴)だけが台詞であり、後半の「運命には逆らえないんだ」は、征丸(の幻影)が言った様に演出されている。
- 剣持勇
紫乃に利用されるだけ利用されていた、征丸とはまた別の意味で可哀想な被害者。
仕事をサボってまで紫乃を助けようとしていたが、とことん報われなかった…。
紫乃はオッサンの初恋相手であり、なかなかいい仲であったことが様々な回想シーンから伺えるが、
もしもオッサンと紫乃が結ばれていたら、どうなっていたのだろうか…。
ちなみに先述の矛盾とは、『オッサンの年齢48歳と、志乃の年齢37歳では一緒の学校に通えるはずがないから』。
(その為か、アニメ版では年齢が38歳の設定に変わっている。また、余談だが、初代ドラマ版で剣持を演じた古尾谷雅人は当時38歳であった。なので、初代ドラマ版とアニメ版ではこの設定に合わせる形で、剣持の年齢は原作より10歳若くしていたと思われる)
幼なじみ時代の紫乃はかなりの美少女であり、こんな人に「剣持くん、一緒に帰ろ?」なんて言われたら、初恋をしてしまうのも無理もないことである。
- 剣持和枝
剣持警部の奥さん。エピローグにて初登場。
仕事をサボって定期預金まで使い込んでいたオッサンにキレており、オッサンも「あんなヤツ」呼ばわりしていたが、実際の夫婦仲は割合良好。
意外と美人だし、悪い奥さんではない。
ちなみに2人の馴れ初めは怪奇サーカスの殺人にて明かされた。
謎解きについて
メイントリックは、論理を組み立てるというよりも直感型のトリック。
シンプルゆえにインパクトのあるトリックで、原作者もこのトリックはかなりお気に入りだったようだ。
しかし性質上、勘のいい人なら一瞬でわかってしまうかもしれない。
にしても、部屋のすぐ外に別の誰かがいたらどうする気だったのか……
よく考えると、シンプルゆえにリスクも高そうなトリックである。
反面、動機当て(所謂「ワイダニット」)については、「物語中でのある出来事」から血縁関係まで逆転させるための手がかりにするには、ちょっと論理を飛躍させる必要がある。
後の事件では、「犯人の正体」と「それにつながる過去の出来事」を示す手がかりが絶妙に抽象的だったことも踏まえ、いささかアンフェアに感じた人も少なからずいたようだ。
原作との違い
◇ドラマ版
堂本版
- 舞台を宮城県に変更。そのため事件名を「首無し村殺人事件」に変更。
- 冒頭のナレーションは美雪ではなく剣持が行なっている。
- 柊兼春の事を説明する人物が剣持に変更。
- 年齢等の設定的に無理があるため、剣持警部は、かつて紫乃がいた村の駐在さんに変更され、そこで挨拶をされて知り合ったことになっている。
- 一達が赤沼を最初に見かけるのが、バスの中からくちなし村のバス停に変更。また、その際赤沼は走っている。
- 一達は当初温泉グルメに連れてってもらえると勘違いしていた。そのため、脅迫状の事は巽家に到着してから知らされる。
- 冬木倫太郎、巽隼人、桐山環は登場しない。
- 倫太郎がいないため、冒頭で剣持が紫乃の診察中にうっかり襖を開けてしまうハプニングもなし。
いたとしても実写じゃ放送できないが。 - もえぎは子供、ウメは巽家使用人になっている。
- 龍之介、もえぎ、征丸は和服を着ている。
- 生首祭の時、巽家の人間は一達に同行しない。
- 生首祭で一と美雪は浴衣を着ている。
- 美雪が首狩り武者に攫われる時に落としていったものをサンダルからお面に変更。
- 一達が巽家に到着したと同時に首狩り武者が現れる。
- もえぎが征丸の事を「征丸兄さん」と呼んでいる。
- 家督相続の発表で龍之介が日本刀を持って征丸を襲おうとした。
- 登場する銃が、原作ではボルトアクションライフルだが水平二連装ショットガンに。
- どちらにせよ、あんなふうにおいていたら銃刀法違反である。
しっかりしてくれおっさん。 - ついでに、届けを出して処分すべきで、銃身に鉛詰めるなんて中途半端で危ないことしちゃダメ!
- 龍之介が征丸に銃を突きつけるのが夕食の時に変更。またその際、紫乃は龍之介を引っ叩いてる。
- 美雪が首狩り武者に襲われるのは一度だけ。
- くちなし村特有の人を呪う仕草はなし。
- 首狩り武者にさらわれる際、美雪は気絶させられておらず、連れ去られながら一に助けを求めている。
- 一が首狩り武者の洞窟から美雪を連れて脱出するシーンはカット。
- 征丸の首は袋を解いた後転げ落ちる。その時の表情は苦しみに満ちていた。
- 銃に鉛が詰まっていた事は、原作では猿彦と龍之介以外の全員が知っていたが、蔵之介と紫乃の2人のみに変更。
- くちなし村の人達が巽家に押し掛けてくるシーンはカット
- 征丸の死後の巽家当主発表の場で祝杯はあげられない。
- 紅茶を日本茶に変更。また、龍之介が紫乃にお茶を飲むよう手元に置いている。
- 金田一が犯人の名前を明かすのとトリックの全容を暴く順番が逆
- 金田一の推理に対して反論する人物を龍之介から剣持に変更。また、龍之介は紫乃が実の母だと聞かされた後原作では紫乃に文句を言っていたが、ドラマ版では動揺して何も言えなくなっていた。
- 金田一が合わせ扉の間のトリックに気づくきっかけとなった回転扉から出てくる動物を黒猫からトイプードルに変更。また、トリックの再現を美雪と龍之介に手伝ってもらわず、金田一が解説するだけになっている。
- 紫乃がトラウマに苛まれるシーンや征丸を殺害した理由を語るシーンはカット。その代わりに学生時代の紫乃と綾子の因縁が詳しく描写される。
- 紫乃は龍之介が毒を入れていた事を知っており、彼の制止を振り切って毒入りの茶を口にしており、ほとんど自殺のような形で死んでいる。
- 一が紫乃に「何がアンタを獣に変えたんだ?」と問いかける代わりに、剣持が紫乃に「征丸君を手にかけて何とも思わなかったんですか?」と問いかける。
- 金田一・美雪・剣持が母の愛について語り合う場所を不動高校の校庭のベンチに変更。また、そこで初めて金田一と剣持は互いを「おっさん」、「はじめ」と呼ぶ
道枝版
- 舞台を神奈川県湘南方面に変更。そのため事件名を「首狩り武者殺人事件」に変更*3。
- 柊兼春の甲冑が巽家にある。
- 堂本版同様、冬木倫太郎、巽隼人、桐山環は登場しない。こちらでもやはり冒頭の襖開けハプニングはなし。
- もえぎが隼人の代役として、龍之介が3年前にも毒を盛ったことを告発し、服毒により大病を患いおかしくなったフリをしていたことを明かす。
- 原作のような幼児退行の演技ではなく、言葉遣いや振る舞いで不気味な雰囲気を醸し出している。堂本版でも同じような言動や振る舞いだったが、あちらでは演技ではなく素だった模様。
- また、「家を出るつもりだった」という、原作の環に近い役も担う。
- 祝い酒をお茶に変更。
- ウメは堂本版同様巽家の使用人に。性格も常識人となっており、どちらかというと原作の環のポジションに近い。代わりに巽家を呪うような言動はもえぎがする。
- 顧問弁護士が岩田和巳と命名。
- 冒頭ナレーションで美雪が柊兼春について語る。
- 紫乃は龍之介をさん付けで呼ぶ。
- 龍之介ともえぎは和服で征丸は堂本版と違い洋服。
- 剣持と紫乃は中学時代の同級生。剣持一家は転勤族で学校に馴染めずにいたが、紫乃が優しく接してくれたことで好感を持った。紫乃は中学三年生の時に転校、と設定変更。
- 首狩り武者の行列は冒頭のバス停にも登場する。また一たちは首の無い地蔵を目撃しない。
- 堂本版と同様に、一たちが巽家を訪れたタイミングで首狩り武者に遭遇する。
- 脅迫状の文面で「祭りの明ける『明後日』までに」と時間軸が明確にされている。
- 脅迫状の話をしている最中に猿彦扮する赤沼が来訪する。赤沼と首狩り武者に扮するのは猿彦一人だけ。
- 龍之介が征丸に銃を向けるシーンで、龍之介は止めようとした一達にも銃を向けている。
- 赤沼は蔵之介の友人を名乗るのみで紫乃との親子関係については触れていない。そのため、赤沼の遺体発見後に血液型鑑定は行われない。
- 赤沼から電話がかかってきた際一は寝ている。
- 合わせ扉の間の鍵はどんでん返しの前の廊下、小さなどんでん返し状の隠し扉の中にしまってある。
- 猿彦と紫乃による鍵の受け渡し方法が変更。紫乃たちが合わせ扉の間に入る時に猿彦は回転扉を利用して廊下に出て、鍵を元の位置に戻し、紫乃が鍵を取りに行った。
- 合わせ扉の間の鍵を取りに行くのは紫乃だけ。その間一は扉を叩いて赤沼に呼びかけ続ける。
- 征丸は赤沼の遺体発見直後に行方不明が確認され、容疑者として追われることとなる。
- 森刑事とゴリラーマン刑事が登場せず、代わりに名無しの刑事が1人登場。
- 生首祭の看板が登場。また、一達と祭に同行するのはもえぎとウメ。ウメは綾子がもえぎや紫乃に冷たかったと話す。
- ウメが剣持に大広間の銃が無くなっていることを伝える。また、銃に鉛が詰められているのをウメ、紫乃、蔵之介の3人だけが知っていると教えてくれたのもウメ。ワ、ワシの出番ある…;
- 龍之介のイギリス留学の下りはカットされている。
- 堂本版同様、美雪はさらわれる際、気絶させられていない。
- 洞窟の中で、征丸の体(実はもう1人の犯人の扮装)が無い。
- 一は美雪を背負って自力脱出せず、犯人によって運び出されて森の中に放置され、翌朝剣持に発見される。
- 征丸の死を知った紫乃は気を失う。
- 「逃げ場の無い洞窟で後ろから殴られたことで、一が犯人が2人いる事実に気づく」という流れがカット。
- どんでん返しが「回転扉」と表現される。
- 堂本版やアニメ版同様村人は巽家に押しかけてこない。
- 剣持が「はじめのジッちゃんの名にかけて!」と言うシーンが追加。
- なお、道枝版ドラマでの剣持は後の事件までジッちゃんが金田一耕助であることを知らなかったことが判明した。
- 猿彦の遺体は堂本版と同じく仰向けで発見される。
- 佐木竜太が解決編直前に登場。回転ドアのネコの代役を担当する。ラストでも登場、その代わり剣持和枝が登場しない。
- 堂本版同様、合わせ扉の間の密室トリックは口頭で説明するのみで実演はしない。
- 堂本版同様征丸殺害の動機は語られず、代わりに綾子の紫乃に対する嫌がらせが詳細的に語られる。また、生前使用人時代の紫乃にもきつくあたる場面が追加。
- 征丸殺害に使われた凶器は短刀になっている。原作のような長い日本刀では女性の紫乃が扱えそうな代物ではないための改変と思われる。
◇アニメ版
- 生首という言葉や首無し死体の直接的な描写が変更。
- 生首神社を武者神社に変更。地蔵が武者の格好をしている。
- 首狩り武者を呪い武者に変更。
- 赤沼三郎は武者神社で初登場する(この時、赤沼に変装していたのは巽紫乃)。
- こちらでも桐山環は登場しない。その為、上記の通り、隼人が彼女と駆け落ちする設定も消滅している。
- 環が登場しないため、祭で一達と同行したり、銃に鉛が詰まっていた事を説明する人物が巽もえぎになっている。
- 冬木ウメは最初から容疑者リストに表示されていない。
- 武者神社の洞穴で台の上に置かれた生首は征丸のものだけになっている。
- 一が首狩り武者の洞窟から美雪を連れて脱出するシーンはドラマ版同様にカットされたが、「洞窟の近くで倒れていた所を冬木が見つけてくれた」という説明が入った。
- 森刑事ら岐阜県警の刑事と剣持和枝は登場しない。
- ドラマ版同様くちなし村の人達が巽家に押しかけてくるシーンがカット。
- 回転扉から出てくる黒猫はシェフに追いかけられていない。
- 冬木倫太郎が柊兼春の子孫であることやインターン時代の出来事がカット。
余談
征丸は死亡、龍之介は逮捕、隼人は原作では環と駆け落ちするつもり。
巽家の掟では女性は家督相続権はないとされているため、もえぎも当主にはなれない。
つまり、巽家の家督を継げる者は現在存在しないことになる。
掟を変えるか隼人達が駆け落ちを断念しない限りは、出所後に龍之介が継ぐか、もえぎが婿養子を取って継がせることになるだろう。
(アニメ版ではそのまま隼人が当主になれば問題はない)
(法律上、家督はともかく父の遺産をもえぎが継ぐことは可能である。故人の指定した相続人である征丸が既に死亡しているため、3兄弟には1/3ずつ相続する権利がある)
また、先代当主が征丸を後継者に指名したのは、
「征丸が実子であることを密かに見破っていたため」*4
だとか、
「後継者として一番無難だったのが征丸だった(龍之介→傍若無人過ぎて家督を任せられない。隼人→幼児退行してしまっているのでダメ。もえぎ→女の子だから家督は継げない。征丸→器量よし、性格よしで後継者として申し分ない。血筋ももえぎと結ばれてくれれば大丈夫。よし、征丸を後継者にしよう!)」
ので、征丸を指名したのではないかと言われている。ただし、もし征丸ともえぎが結婚するとなると、実の兄妹による近親婚という大問題になってしまうが…。ただ、征丸は入れ替えにより戸籍上は巽家と無関係な出自となっているはずなので、真実を知る志乃や倫太郎が口を閉ざしている限りは法律上の問題は無い。本編のようにDNA鑑定が行われない限りは、だが。
単行本では毎回「事件のヒント」と称してカルトクイズが出題されるが、今回の事件については変則的。
その内容は「クイズを解くと映画の名前が出現し、その劇中のシーンがヒントになる」というもの。
しかし、肝心の答えはかなり意地悪である。
浮かび上がる映画は「インディ・ジョーンズ」なのだが、当時までに作られていた3作品のうちどれであるかは明かされず、該当のシーンを見つけづらい。
ちなみに、ヒントとなる場面は3作目より、暖炉の壁がグルグル回るシーン。しかし、回転扉は解決編直前で明確にヒントとして描かれている。そのため、労力に反してせっかくのヒントがあまり意味をなしていない。
このような変則的な出題は、これを最後に登場しなくなった。
また、「水曜日のダウンタウン」にてこの事件のトリック(漫画版)も実行可能か検証されている(結果は成功)
しかもその成功経緯が「一度失敗して漫画を見なおしたら漫画と違う体勢を取っていた事に気付き同じ体勢でやり直したら成功した」物であった為に、トリックの合理性がより証明される事にも。
なお、この事件以降(この事件も含めて)6件連続で犯人が死亡している。中には犯人の生死がはっきりと描かれていないものや、共犯者は生き残った事件もあるが。
追記・修正の間…!!
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▷ コメント欄
- コメントが長くなったのでリセットしました。 -- 名無しさん (2017-12-16 18:59:11)
- 天樹征丸がリツイートしてるけど、ドラマのもえぎ役の女優は大村彩子(おおむらあやこ)で母親の綾子(あやこ)と読みが同じ -- 名無しさん (2017-12-29 20:42:13)
- 綾子は紫乃よりももう少しクズだけどキチガイ度は紫乃が圧倒的に上だよな。とにかく征丸がかわいそうだった、お前は何も悪くないのに… -- 名無しさん (2017-12-29 22:46:11)
- 犯人の事件簿だと征丸殺しは紫乃の頭に綾子の幻聴が聞こえそう -- 名無しさん (2017-12-29 22:57:23)
- 幻聴どころか綾子の悪霊が征丸の幽波紋っぽく登場するかも -- 名無しさん (2018-01-05 14:20:00)
- しかし、憎い性悪女によく自分の子供を託したな。結果的に、龍之介はあんな粗暴な性格になっちゃったし。貧しくても正丸の様な好青年に育っていたらと思うとやるせない -- 名無しさん (2018-01-12 13:36:37)
- 紫乃自身の醜さdaro -- 名無しさん (2018-02-16 20:24:37)
- ↑2 貧乏でも親子二人生存は出来たわけだしな・・・ -- 名無しさん (2018-02-16 20:57:40)
- ジッチャンぽくて好き。こういう雰囲気の事件もっとやって欲しい -- 名無しさん (2018-03-16 20:01:02)
- ↑4嬰児交換が無かったら、龍之介と征丸の性格が逆になってたかも・・・? -- 名無しさん (2018-04-17 22:37:30)
- 赤沼の項目に「一の同行はイレギュラーだった」ってあるけど、美雪はともかく、一もそうだったっけ? -- 名無しさん (2018-04-17 22:45:34)
- ぶっちゃけ紫乃さんこんなに頭がいいなら綾子を殺してればよかったんじゃ… -- 名無しさん (2018-07-21 19:42:30)
- 水曜日のダウンタウンでもどんでん返しのトリックをぶっつけ本番で成功させるのは無理があるから、仙田に協力してもらってトリックを練習するシーンが犯人たちの事件簿で出てきそう。 -- 名無しさん (2018-10-03 22:13:48)
- ↑出ました…掛け値なしで笑えます。 -- 昼太郎 (2018-10-10 01:51:53)
- インタビューでは互いを罵りあう光景が見れそうw -- 名無しさん (2018-10-11 19:58:50)
- 龍之介のために殺人犯して命まで落としたのに結局息子は家督を継げないばかりか刑務所行きという最悪の結果に。あの世で紫乃は泣くしかないな -- 名無しさん (2018-10-18 16:58:07)
- 犯人の事件簿だと美雪を襲った犯人は猿彦になってたけど、あっちの作者のミスかな? -- 名無しさん (2018-10-24 09:47:56)
- ↑美雪を襲ったのが猿彦では矛盾する根拠がいまいち分からないんですが? -- 名無しさん (2018-10-24 21:22:57)
- ↑ごめん。犯人の事件簿のコメントの方で「矛盾する」という言葉をそのまま受けいれてしまっただけ -- 名無しさん (2018-10-24 21:35:10)
- 結局のところ征丸君が事故死するように仕向けるだけで良かったんじゃないか…策士策に溺れるってこのことなんだよな… -- 昼太郎 (2018-11-06 18:32:47)
- ↑3別に、どっちが犯人でも矛盾するわけじゃないけど、自分としては納得いかない。2回目の拉致ではなく、1回目の未遂。男がただの目撃者役にする女を襲うのに、下着姿の時を狙うかね、普通?躊躇しないのかってことと、かえって後が面倒な気が・・・ -- 名無しさん (2018-11-08 13:15:10)
- なんで面倒?着替えの時の方が狙いやすいと思うんだけど。暗殺とかでも狙いやすいのはトイレとか着替えの時らしいし -- 名無しさん (2018-11-08 14:11:47)
- ↑下着姿の人間を家の外に運ぶのは目立つ可能性があるし、運んだ後服を着せてやるなんてのもかえって不自然になる。何より、目撃者役には、自分でロープを切って戻って来てもらうのが計画なのに、女を下着姿で拉致しては、仮にロープを切れたとしても、恥ずかしくて洞窟から出られない恐れがある。自力で戻って来てもらうのが前提の計画のはずなのに、犯人がその可能性を自分で激減させてしまっては、意味が無い。殺す相手なら、どんな格好でも殺した後放っておけばいいけど、目撃者でしかも自力で戻るのを期待するのに、下着姿の時を狙うのは・・・(体を隠す用の大きな布でも置いておけば別だけど、そこまでするくらいなら最初から服を着た状態を狙った方が簡単)まして、紫乃ならいざ知らず、男の猿彦がそこを狙うってのは・・・ -- 名無しさん (2018-11-08 20:48:15)
- 服着てるときに狙うよりも着替え時(=無防備時)に狙った方が簡単だし、服も一緒に持ってきて近くに放っておけばいいだけの話でしょ。そもそもクズな猿彦が下着姿がどうのなんて配慮が出来るわけないし。 -- 名無しさん (2018-11-08 21:18:21)
- ↑どうあれ、ターゲットが1人の時を狙うわけだから、服を着ていようがいまいが、さらうこと自体の難易度は全く変わらないと思うよ。相手がさらわれることを予期してなければ、無防備なのも変わらない。実際、2回目は服を着た時を狙ってあっさり成功させている。服を持って行ったとしても、生首を見せるような犯人がそんな配慮をしたこと自体が、あとで不自然に思われてしまう。あと、確かに猿彦1人ならそんな配慮はしないと思うけど、紫乃がいながら・・・ -- 名無しさん (2018-11-09 01:13:34)
- というか猿彦じゃなかったらあれは紫乃がやったことになるけど、紫乃がいながら云々言うんだったら紫乃の方があれをやるのはおかしいって話にならないか? -- 名無しさん (2018-11-09 01:43:17)
- ↑2そんな日常丸出しの配慮なんてするような状況じゃないでしょうよ。命が狙われてるかもしれない時だから恥ずかしくて出られないとか考える余地はないし、そもそも誘拐なら見つかった時点で下着姿が目立つも糞もないと思う。人をさらってるところを見られる時点で下着姿も着衣姿も変わらん -- 名無しさん (2018-11-09 08:24:07)
- 色々言われているようだけど、本来は「着替えが終わってから」で済む話。絵的に「着替えの直後」より「着替えの途中」が描写しやすいだけだろ(魔術列車では、犯人が団長を襲った経緯について、欄外でフォローが入っている) -- 名無しさん (2018-11-26 02:53:12)
- ただ単に猿彦にデリカシーがなかっただけでは・・・? -- 名無しさん (2018-12-23 10:07:27)
- 金田一にトリックを暴かれている時の、青ざめ慄いている「紫乃さん」がなやけにエロくて、あれ…久々に読んだ時…なんていうか……その… 下品なんですが…フフ…勃起…しちゃいましてね…そのシーンばかりしばらくだけ読み返しました。 -- 名無しさん (2019-01-05 21:52:00)
- 血の繋がりがなくても18年大切に育てた子供への愛情が、たった一回のゲスい笑み(しかも本人的には自分や母を迫害した義兄への嘲笑)で帳消しになってしまうほどの、壮絶なイジメのトラウマ……結局紫乃さんは最後まで綾子に打ちのめされて敗北したままだったんだと思うと切ない。 -- 名無しさん (2019-01-28 19:42:50)
- 綾子になんかわが子を預けたためにあんな性悪に育ってしまったってのがなんとも皮肉よな。本人は息子が幸せならそれでいいと言っていたけど、結局、その横暴な性格ゆえに罪を犯し破滅してしまう羽目になったし。どん底の境遇ゆえにしかたないとはいえ、お金さえあれば幸せになれるんだという悲しい思い込みが悲劇の引き金になってしまったのが切ない -- 名無しさん (2019-03-28 16:37:07)
- 征丸を育てる事になった当初は「どうせ養える訳がない、そう長くないだろう」とでも思ってたのか? -- 名無しさん (2019-05-01 18:14:03)
- 事件前の「あと4日であいつらを追い出せる」の時もあの顔になってた事から征丸のあの顔は紫乃の主観じゃなく客観的な物だったんだろう。ただその顔を誰が目覚めさせたかを考えると結局は巽家に連れて来た紫乃が悪いという事になるけど。 -- 名無しさん (2019-05-12 16:09:49)
- 金田一ってアニメだと登場しないキャラっているけど、何でだろ? -- 名無しさん (2019-05-12 16:36:02)
- ↑憶測だけど、環ちゃんは尺の都合による未登場。刑事は見た目の問題による未登場だと思う。 -- 名無しさん (2019-05-12 17:01:50)
- ↑5よくそういう「お金がなくても幸せになれるんだから」っていうの聞くけど、生まれた時から貧しかったならともかくこの犯人や露西亜館の犯人のように生活が急に突き落とされたら金さえあれば……!という考えに至るのも難くない。というか本人たちにとってはお金があった時代の方が幸せだったんだろうし。 -- 名無しさん (2019-08-10 03:17:27)
- 金田一でいじめが動機に絡んだ事件は多数あるが、基本いじめられっ子は聖人設定なので恨みを長年ひきずりトラウマレベルになっているこの話が一番共感できるという方はそれなりにいるのでは -- 名無しさん (2019-11-22 17:30:55)
- 龍之介は生まれつき何らかの人格障害を持ってたんだろう。紫乃が育ててもdqnになったんじゃないか -- 名無しさん (2019-12-06 23:00:24)
- 龍之介は 紫乃 綾子 猿彦 の悪い所だけ似ている気がする -- 名無しさん (2019-12-10 21:46:43)
- ラストの剣持の「親子愛に比べりゃ男女愛なんて…」が個人的にモヤる。外伝の小旅行見る限り真理なのかもしれないし或いは妻への照れ隠しのつもりだったのかもしれないけど、直前の美雪の「愛は勝つのね」に表立って反論しないでスルーした上での発言だから嫌味っぽく聞こえてしまう。 -- 名無しさん (2020-02-04 22:21:06)
- 嬰児交換を知ってた冬木先生は紫乃の演技を見て何考えてたんだろう -- 名無しさん (2020-03-24 17:42:14)
- 征丸はあまり可哀想とは思えない。 -- 名無しさん (2020-04-05 08:46:10)
- ↑3 オッサン自身の片想いが最悪な形で裏切られたから、自虐気味に言ったと考えた方が無難かと思う。(アニメ版では落ち込むオッサンを「なんか食べに行こうぜ」って一が慰めていたし。 -- 名無しさん (2020-04-05 09:01:04)
- 綾子を演じた -- 名無しさん (2020-06-10 21:24:33)
- でも紫乃は「貧乏人とあざけった私の子を育てさせることが復讐でもあった」ってハッキリ言ってるから、1から10までは同情できないなー。復讐のために我が子を利用したも同然だし。たとえ我が子の幸福のためって動機で、捨てたのがもの心つく前だとしても子供にとっては実の親に捨てられたも同然の事だし、そのせいで結局龍之介は難のある性格に育って罪に手を染めてしまったし -- 名無しさん (2020-07-15 09:56:22)
- 見方を変えると実の子を捨てたけど惜しくなって近くにいようと金持ちに取り入ったとも言える -- 名無しさん (2020-08-18 09:06:52)
- 柴乃の実の息子に対する愛情と執念だけはシリーズ中の母親キャラの中でもトップクラスだったな。血は繋がらないとはいえ、18年も愛情を注いだ息子よりも実の息子への愛情を優先したのは、同情はできないけど悲しい愛情だと思う。まぁ、元を辿れば綾子がクズだったのが悪いんだけど。 -- 名無しさん (2021-01-30 13:01:02)
- 紫乃にしろ想子にしろ貧乏になったせいで、高校やめたり寂しさから悪い男に引っ掛かったり15でホステスしたり苦労してるもんな。お金がなくても幸せよなんて言える状況じゃないよ -- 名無しさん (2021-01-30 15:10:20)
- アニメだからしょうがないとはいえ赤沼の声がまんま二又さんで猿彦の変装って丸わかりだったな -- 名無しさん (2021-05-02 07:42:05)
- 改めて見ると龍之介の、実の両親と義母の悪いところ全てを受け継いだサラブレッドクズっぷりがヤバい -- 名無しさん (2021-05-10 15:59:42)
- 赤ん坊をすり替えてバレないわけない -- 名無しさん (2021-06-28 14:39:38)
- ↑現実でも嬰児取り違え事件て実際にあるんですが(故意ではなく看護師の過失等) -- 名無しさん (2021-07-04 15:52:56)
- 始めから県立高に行かず貧乏人らしく中卒で風俗とかで体売っていれば綾子に会わずに済んだのでは? -- XEXEX (2021-07-06 12:22:06)
- 全ては県立高という身の丈に合わぬものに手を出した柴乃の不明だったんだよ -- XEXEX (2021-07-06 12:23:56)
- カンニングしたとかお高い私立とかならまだしも、まっとうに受験に合格して公立に進学するのがなんで身の丈に合わないんだよ。貧乏人が学問で身を立てるために公立があるんだぞ。 -- 名無しさん (2021-07-08 18:17:48)
- 「龍之介」「征丸」って名付けられたのは紫乃が2人を入れ替えた前なのか後なのか。「征」の字を入れているのは綾子への怨念ゆえか。 -- 名無しさん (2021-09-06 23:25:37)
- 「コイツがイジメなんてしなければ、事件は起こらずにすんだ」はどうだろうな 相手がクラスメイトどころか赤の他人だとしても、家が裕福だからというだけですり替えを行ってた可能性は十分にありうる -- 名無しさん (2021-09-29 00:05:47)
- 蔵之介が征丸を指名した理由が作品内じゃ謎のままだが、公式ガイドブック的なので「実子だと気付いていたから」ってさりげなく明言されてるらしいんだが。 -- 名無しさん (2021-10-11 23:24:59)
- ↑5,6 こういうアホな考えの奴のせいで貧乏人が追いやられるんだよね。あーやだやだ -- 名無しさん (2021-12-19 19:26:42)
- ↑×3 コンダクター並みに裕福さへの嫉妬、羨望が描かれている訳ではないからどうだろう。すり替えの動機には復讐もあるんだし。『あいつは気づきもせずに私の子を育て、自分の子を私の子だと思い込んで蔑んでいる』みたいな。 -- 名無しさん (2021-12-21 05:10:17)
- ↑3単純に龍之介の人柄に問題ありすぎるのをよく見てるからだと思ってたわ。 -- 名無しさん (2021-12-21 13:42:13)
- 極貧と性悪金持ち女のいじめにあれだけ苦しめられたら、「貧乏は不幸で、金があることが幸せ」っていう価値観に支配されてしまうのは無理もないのかもしれない -- 名無しさん (2021-12-26 00:02:23)
- 使用人あがりの私の息子が相続なんて畏れ多いですとかいって、相続拒否すれば済む話じゃねと思うんだが。 -- 名無し (2022-04-13 23:35:06)
- 長年自分と最愛の母をいびってきた義兄にちょっと見下し顔をしただけで殺される征丸不憫すぎる -- 名無しさん (2022-04-16 22:07:29)
- ↑10,11すまん、俺頭悪かったわ… -- XEXEX (2022-04-29 08:50:10)
- のちの原作担当のペンネームをこの征丸から取ったのはどういう心境からだったんだろ?あまりに不憫すぎる顛末に同情したのか、逆にネタとして活用してやろうと思ったのか -- 名無しさん (2022-04-29 10:37:42)
- 紫乃さんの感情は「愛情」とされがちだけど、紫乃さんが龍之介の傍を離れなかったのは「近くで見ていたいから」、つまり自分の幸福のため。「その方が龍之介を幸せにできるから」ではなく、むしろ自分(と征丸)が近くにいることで龍之介を傷つけ、不幸にしていたのは明らかなのに、それでも自分の幸福を優先して離れようとしなかった。結局のところ、紫乃さんの龍之介への執着は自己愛の結果でしかなく、母としての愛情ではない。征丸をあっさり殺せたのもいわば当然で、紫乃さんはそもそも他者に対する「愛情」という感覚そのものが欠落している。この辺本編で突っ込んでたらおもしろかったかもだが、より読後感が悪化して救いのない話になったろうな‥‥ -- 名無しさん (2022-05-09 11:27:12)
- ↑そんな100点の愛以外は愛じゃないみたいなのもどうかと。普通に愛はあったけど歪んでいたし、愛と同時に自分勝手なエゴも持ち合わせた人間だったでいいじゃん -- 名無しさん (2022-05-09 21:40:31)
- くどくなるからカットされてるだけで「蛙の子は蛙」「たとえ私が死んでも征丸が死ぬまでお前を不幸にする」「お前が嬰児交換をしたのは知っていた(完全な妄想)」「知ったうえでお前の子は立派なクズに育ててやった(妄想)」etc駆け巡ったのが「あんたの子供は幸せにはなれない」「運命には逆らえないんだ」って台詞なんだろうな…アニメ版で征丸がこのセリフを片方言ってるように見えるってのはいい改変だと思う -- 名無しさん (2022-05-30 18:58:14)
- 9歳だった隼人くんが、「もう兄貴に命狙われないように白痴のフリしてよっと」って単独で思いつくとは思えないし(この世界のガキは異様に決断力と行動力がある奴がな) -- 名無しさん (2022-06-02 10:19:01)
- ↑途中で送られちゃった。(この世界のガキは異様に決断力と行動力がある奴が何人もいるけど)先代が毒殺未遂の事実を知った上で、もう狙われないように白痴を演じるよう隼人君に命じて、その上で死ぬ時には血のつながらない(と思ってる)征丸くんを当主に指名することで、「征丸が龍之介に殺され、それによって龍之介が逮捕され廃嫡される→隼人が家督を相続する」って流れを作ろうとした説。 -- 名無しさん (2022-06-02 10:22:17)
- 今キャスト見ると征丸くんの声が高木渉さんなのも時代を感じるな、昔は二枚目役が多かったんだったかな高木さん -- 名無しさん (2022-06-02 10:41:02)
- 紫乃が征丸を殺したときに流した涙のことも誰か考えてやってほしいな。あれは確かに愛情だったと思うよ。諸々あって征丸の愛よりも綾子への憎しみと龍之介への愛が勝ったけど -- 名無しさん (2022-06-10 18:12:53)
- 次はこれかよ -- 名無しさん (2022-06-12 23:25:10)
- 実弾撃てる銃が床の間に適当に置いてあるの、なんとかならんものか。あれ見逃してた一事で、おっさん懲戒免職だよ。 -- 名無しさん (2022-06-13 10:03:24)
- 実弾撃てる(撃てない) -- 名無しさん (2022-06-13 10:07:43)
- 時代が時代だからもうグロいのやらないのかと思ったらまさかのコレか -- 名無しさん (2022-06-13 10:22:03)
- ミステリxホラーってのに思いっきり向いてる話だし -- 名無しさん (2022-06-13 12:20:15)
- 淡い初恋が無惨に散ったり自身が犯人として追われたり剣持のオッサンの人生もなかなかハードモードだな -- 名無しさん (2022-06-13 15:11:20)
- どうせやるんだったら金田一少年の殺人みたいに二話構成にして環ちゃんや隼人や冬木先生を出してほしかったなー -- 名無しさん (2022-06-13 19:44:39)
- 多分これも2話連続なんじゃないか、金田一がいつものセリフ言ってる様子がなかったから -- 名無しさん (2022-06-13 19:56:57)
- これは第8回に当たるからこれは1回完結にして、次のを前後編分けにして全10話構成じゃないかな? -- 名無しさん (2022-06-14 21:10:25)
- と思ったら過去のドラマ版は9話構成だった……けどこれで残り2回消化はなんか物足りないなあ。最後は未ドラマ化話で締めて欲しい -- 名無しさん (2022-06-14 21:56:47)
- トラウマスイッチの描写は今度こそ描いてほしいな。タロット山荘と比べてあまりに理不尽かつ無慈悲だし。 -- 名無しさん (2022-06-14 22:31:35)
- ↑3いやいや最終回を1話完結にはしないだろう。もし残り2話が1話完結なら前後編で主人公ピンチの金田一少年の殺人を最終回に持ってくるだろう。↑2飛騨からくりはオッサンにスポットが当たったり美雪がさらわれたりするからドラマ化したいのもわかるけどね -- 名無しさん (2022-06-14 23:11:50)
- めちゃくちゃ駆け足だけど、まあなんとかなった……のかな。 -- 名無しさん (2022-06-19 23:31:54)
- 回転扉のトリック変な改変したせいで却ってわかりづらくなってる気がする。普通に鍵のパスのままで良かったんじゃないか -- 名無しさん (2022-06-19 23:54:54)
- 首狩りRTAて感じだったねー。龍之介があんまり悪く見えなかった…もえぎちゃんにキャラ合成してのはうまかったわ -- 名無しさん (2022-06-20 12:09:51)
- 堂本版やアニメ版みたいに道枝版も、征丸殺害した理由とか冬木先生とかがカットされたけど、そんなに削るべきところなのかね?個人的には「嘲笑う顔がそっくりだったから」っていう動機のどうしようもなさとか、子孫の謎とかに関する貴重なシーンだと思ってたけど -- 名無しさん (2022-06-20 17:03:36)
- 綾子のいじめが原作より非常にマイルドになったせいで、紫乃の逆恨み感がより酷くなってるな -- 名無しさん (2022-06-20 18:20:41)
- ↑アニメ版はカットされてないよ -- 名無しさん (2022-06-20 18:21:27)
- 道枝版だと征丸は龍之介を呆れてはいるが憎むまではせず、追い出す気もなさげでげで -- 名無しさん (2022-06-20 18:22:06)
- ↑続き紫乃の話の持って行き方で円満解決がいくらでも望める状態だったのに何故殺したのかさっぱり -- 名無しさん (2022-06-20 18:24:38)
- 首無し死体もうちょっとうまく作れなかったかな・・・・・・やりすぎて苦情来るの恐れたかな -- 名無しさん (2022-06-20 18:27:16)
- 道枝版の征丸は龍之介を「弱い者いじめでしか自尊心を保てない可哀想な奴」と見なして嫌がらせを全く意に介してなかったな。紫乃も征丸のように剛毅に生きていたら全うに幸せが掴めたのに -- 名無しさん (2022-06-20 18:28:26)
- ↑×7 ウメはカットされなかった。ただし性格も役割も原作と真逆。 -- 名無しさん (2022-06-20 18:31:20)
- 原作では空気だったのにドラマ版(堂本・道枝)両方に出番が増えてるウメばあちゃん -- 名無しさん (2022-06-20 19:10:06)
- この子の七つのお祝いにオマージュは堂本版と同様やってほしかった。無念 -- 名無しさん (2022-06-20 23:49:00)
- 地方話は基本的に神奈川で統一するのかな。この事件も湘南ナンバーのバス出てたし。 -- 名無しさん (2022-06-21 01:40:50)
- もえぎちゃんて、もしかして龍之介が毒を入れたことに気付いてて、わざわざ率先して飲み物を持ってきたんじゃないだろうか -- 名無しさん (2022-06-22 23:43:06)
- 犯人の事件簿をキッカケに...「全ては猿彦のせいで...!」「猿彦!!」がHOTワード・ランキングに......なる訳無い....かな? -- 名無しさん (2022-06-24 22:14:09)
- ↑3白蛇蔵は長野、トイレの花子さんは山梨だったけど、シリーズを通して神奈川が舞台になることが多いよね -- 名無しさん (2022-06-24 22:16:28)
- ↑2 犯人たちの事件簿で言えば「クズ彦」あるいは「ナイスクズ」あたりが流行りそうだが -- 名無しさん (2022-06-26 12:19:31)
- 道枝版の龍之介は尺の都合で外道ぶりが減ってなんか地味だから毒殺まではやりそうに見えないに -- 名無しさん (2022-06-26 19:37:50)
- 道枝版の綾子のいじめは原作に比べるとマイルドになってるよね。 -- 名無しさん (2022-06-26 23:27:36)
- ↑さすがに実写でえげつないいじめ描写は難しいんだろうな。そのせいで紫乃さんの「酷いいじめ」が人によってはそこまで酷くないと感じてしまうけど -- 名無しさん (2022-06-27 00:05:59)
- ↑でも実写版獄門塾ではドラマオリジナルでエグいいじめシーン追加された(口頭の説明ではなく演者の実演で)んだよな -- 名無しさん (2022-06-27 01:36:58)
- このご時世に首無し死体や、首だけ死体とか出してくれたのは嬉しい -- 名無しさん (2022-06-27 21:46:23)
- 六星が殺した被害者は落ち度がないって書いてあるけど、あの事件で殺害動機についての落ち度が「ない」と言えるのは若葉と霧子だけなんじゃ…… -- 名無しさん (2022-06-28 00:29:12)
- あんな凄惨な事件なのに「母の愛って凄い」(意訳)やら、事件後に焼肉バイキングに行ける金田一たちのメンタルが凄い(慣れ)。クレイジー…!登場人物全員クレイジーでお送りしています…! -- 名無しさん (2022-07-02 23:34:14)
- 原作との違いの道枝版の項目の「ワ、ワシの出番ある…;」に草。原作と違って一癖二癖多い登場人物の中でも良識的なおばあちゃんだったしな -- 名無しさん (2022-07-08 21:34:57)
- 道枝版の視聴中に「ウ、ウメさんの出番ある…!」とほのかに歓喜したんだけど、ここでもちゃんと言及されてて噴いた -- 名無しさん (2022-07-10 12:16:01)
- ↑3 登場人物全員クレイジーは笑った、確かに。自分はドラマから入ったにわかだけど、この回が一番好きかもしれない。どうしようもない動機と親であるがゆえの無情さがすごく好み。 -- 名無しさん (2022-07-27 23:00:28)
- それにしても6年近く障害者のふりをするってある意味本当にやべーやつでしょ -- 名無しさん (2022-12-02 18:34:51)
- 綾子のような女が嫁いできたのが巽家に対する一番の呪いだったのかもなあ -- 名無しさん (2022-12-12 20:38:29)
- もえぎは目の前で亡き母を侮辱した紫乃に対して一切怒りを感じなかったことから、綾子がいかにひどい女だかわかるな -- 名無しさん (2022-12-21 00:04:07)
- 入れ替えられた2人をよく見ると、髪の色が親からの遺伝だって分かるのか。 -- 名無しさん (2023-01-16 21:25:00)
- 兼春は敗走途中である点や殺される時のセリフから西軍の武将である事がうかがえるがここではそれに触れられてないな -- 名無しさん (2023-02-27 12:39:21)
- 飛騨カラクリ屋敷(遊戯王OCG)殺人事件 -- 名無しさん (2023-03-11 15:40:41)
- 後味悪いんだけど「毒でおかしくなったフリをしていたのさ!」が面白すぎて -- 名無しさん (2023-03-20 16:19:13)
- 長男は母親似の粗暴さで次男は精神障害。先代視点で血の繋がりがないとは言えまともだった征丸に白羽の矢が立つのも仕方がないのかもしれない -- 名無しさん (2023-04-03 11:10:47)
- なんかもう「死んだ綾子が征丸に乗り移ったのを見た」とかほざいた方がまだ殺せる動機納得でそう -- 名無しさん (2023-05-12 21:59:25)
- 金田一は実際災いを呼ぶから村人たちが正解すぎる -- 名無しさん (2023-08-14 20:38:52)
#comment
*2 隼人は直接的ではないが、環が受けた仕打ちを知っている。もえぎは『ここは人の皮を被った獣たちの村』と一に話した為、二人とも嫌悪感を暴露している。
*3 その結果、2作続けて神奈川県が事件の舞台となっている。
*4 公式ガイドブックではこちらの説が取られており、紫乃が日記内で「赤ん坊を交換するところを見ていたのだろう」と推測している。ただしこれはあくまで紫乃の推測であり、実際にその交換を目撃したのは冬木であるためやや信憑性に欠けることに留意。そもそも入れ替えを目撃していたのなら、その場で我が子を取り返そうとするはずである。
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