超銀河弓 ANOTHER

ページ名:超銀河弓 ANOTHER

登録日:2022/02/28 Mon 18:26:33
更新日:2024/06/18 Tue 10:00:53NEW!
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クロスギア サムライ ナイト 火文明 アンコモン パワード・ブレイカー パンプアップ dm デュエル・マスターズ ストッパー デュエマ 超銀河兵器 超銀河弓 another 使い手がいない 完全停止の矢 dmex-18 パラレル・マスターズ






ミロクは、超銀河弾 HELL・超銀河剣 THE FINAL・超銀河槍 THE ENDの三つの魔道具が暴走した時に

破壊するための「完全停止の矢」を用意していたがふさわしい使い手を用意していなかった。





《超銀河弓 ANOTHER》とは、デュエル・マスターズクロスギア
DMEX-18「20周年超感謝メモリアルパック 裏の章 パラレル・マスターズ」に収録。



解説

超銀河弓 ギャラクシーボウANOTHERアナザー UC 火文明 (10)
クロスギア:ナイト/サムライ
クロスギア:このカードをバトルゾーンに置く。クリーチャーにクロスするには、このカードのコストをもう一度支払う。そのクリーチャーが離れても、このカードは残る。
[火(1)]を支払って、このクロスギアをクリーチャーにクロスしてもよい。
これをクロスしたクリーチャーのパワーを+20000し、「パワード・ブレイカー」を与える。

種族所持型のクロスギア。サムライナイトを複合した2枚目のクロスギア。


クロスしているクリーチャーにパワー+20000にも及ぶ強烈なパンプアップとパワード・ブレイカーを付与する。
パワー20000以上が保証されるため、火力除去やバトル誘発効果はほぼ効かないと言っても過言ではない。
パワード・ブレイカーに関しても、例えばクロスしているクリーチャーのパワーが仮に1000だったと仮定しても、最低でもQ・ブレイカークラスの威力を獲得可能。


そして最大の特徴は、クロスギアのクロスはカードのコストの支払いを必要とせず、の1コストでクロスが可能と言う仕様だろう。
これは『デュエル・マスターズ プレイス』におけるクロスギアの仕様を逆輸入したと表現できる性能。
ただし、クロスの文章は任意になっていることや「このカードのコストをもう一度支払う。」というテキストも存在していることから、10コストの消費という芸当も一応可能。やる意味はほぼ無いが。


クロスギアの運用を難しくしているクロス時のコストという負担が大きく軽減されたことにより、場に出しさえすれば使いやすい。
簡単に疑似的な大型クリーチャーを用意可能となり、クロスするだけでカードの使用が終わってしまうということも起きにくい。
1マナ支払えばすぐにQ・ブレイカークラスの攻撃要員が準備できるため、かなり攻撃的な性質のカードとも言える。


一方でカードのコスト自体はクロスギアでも最重量級の10に設定されており、クロスが楽な代わりにジェネレートする負担に関しては大きい。
侍流ジェネレートを初めとしたクロスギアの踏み倒しサポートによる介護はほぼ必須となる。
10コストも使う割にはクロスした際に得られる効果がパワーやブレイク数の大幅上昇のみという単純明快さも、インフレが進んだ現在のDMの基準では物足りなさを感じるという見方も。


ちなみに、ナイト所持のクロスギアということでナイトサポートとの組み合わせという戦法も出来る。
比較的除去されにくいクロスギアの性質を活かせば、ナイト・マジックを安定して運用できる環境を作れる。
しかし、クロスギアとナイトカテゴリは同じデッキで共存しにくいので現実的には考えにくい運用。というか変わった使い方をするならばファンキー・ナイトメアとでも組み合わせた方が良いだろう。


総評としては、ジェネレートさえ達成すればアンコモンとしては強力な性能を見せてくれる可能性のあるクロスギアだと言える。
近年指摘されがちな「新規クロスギアがあまりにも微妙なスペック」という問題点から完全に脱したカードとは言い切れないが、低レアリティという事情もあって大きな低評価も受けてはいない。



相性の良いカード

アクア・ツバメガエシ UC 水文明 (4)
クリーチャー:リキッド・ピープル/サムライ 4000
侍流ジェネレート(このクリーチャーが出た時、自分の手札にあるクロスギアを1枚、コストを支払わずにジェネレートしてもよい)

最軽量の侍流ジェネレート持ちとしてクロスギアデッキで定番クリーチャー。いうまでもなく銀河弓とは相性が良い。
5マナあれば侍流ジェネレートからのツバメガエシへの即座のクロスが可能となり、パワー24000のクリーチャーを場に擁立することが出来る。
その5マナを溜めるまでにマナブーストやコスト軽減などで加速すれば、速いゲーム展開が期待できる。


ハートフ・ルピア P 水/火文明 (5)
クリーチャー:サイバー・ウイルス/ファイアー・バード 5000
スピードアタッカー(このクリーチャーは召喚酔いしない)
このクリーチャーはブロックされない。
このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を見る。その中からクロスギアを1つ出し、コストを支払わずにこのクリーチャーにクロスしてもよい。残りを好きな順番で山札の下に置く。

6コストある状況で運良く銀河弓を山札から踏み倒せれば、スピードアタッカーとアンブロッカブルによってすぐにシールドへのブレイクを容易に仕掛けられる。
パワー25000のパワード・ブレイカーでブロックされないため、相手はシールドへの被害を防ぐのはなかなか難しい。


関連カード

超銀河剣 THE FINAL SR 闇文明 (10)
クロスギア:サムライ
これをクロスしたクリーチャーのパワーは+12000される。
これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、その攻撃の終わりまで、そのクリーチャーに「G・ブレイカー」を与えてもよい。(「G・ブレイカー」を得たクリーチャーは、相手のシールドをすべてブレイクし、その攻撃の後、自分のシールドをすべてブレイクする)

かつての超銀河のクロスギア。クロス時の負担やパンプアップの数値、そして自身への自傷の有無による安定性を考えると超銀河弓の方が上回るスペックになりやすい。
一方でシールドブレイク数や自身のシールドブレイクによるコンボの可能性を考えた場合は超銀河剣の方に強みがある。
カードの所持文明も違うため、両者互いに差別化はされているだろう。


超銀河槍 THE END P 火文明 (8)
クロスギア:ナイト/サムライ
クロスギア:このカードをバトルゾーンに置く。クリーチャーにクロスするには、このカードのコストをもう一度支払う。そのクリーチャーが離れても、このカードは残る。
これをクロスしたクリーチャーのパワーを+9000し、「パワード・ブレイカー」を与える。(「パワード・ブレイカー」を持つクリーチャーは、そのパワー6000ごとにシールドをさらに1つブレイクする)
これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、それよりパワーが小さい相手のクリーチャーを1体破壊する。その後、相手のシールドを1つブレイクする。

超銀河の名前を持つクロスギアで、超銀河弓と同じ火文明のカード。そして究極の低スペック。
コストこそ超銀河弓よりも多少軽いが、パンプアップやシールドブレイク数の安定面では超銀河弓に大きく劣る。
コストの優位性も多分この手のクロスギアのジェネレートは踏み倒し頼りになるために有効に差別化されておらず、むしろクロス時のコストを考えれば結局超銀河弓に劣る。
火力除去などから性質だけなら差別化されているが、「超銀河槍の反省を生かした」「超銀河槍が完全な産廃と化した」など散々に超銀河弓と比較される事態となってしまった。



背景ストーリー

戦国武闘会においてサムライやナイト勢力を支援していた《仙界一の天才 ミロク》が用意していたクロスギアと伝えられている。
超銀河弾・超銀河剣・超銀河槍という3つの魔道具が暴走した時にそれらを破壊するための「完全停止の矢」とされており、所謂ストッパー的存在だったようだ。
「超銀河」の名前を持ちながらも超銀河シリーズとしてはカウントされていないようだが、同レベルの存在でありながらも兵器としての運用を想定していないからだと思われる。


ところが、ミロクは銀河弓を使うにふさわしい使い手を用意していないという失態を犯す。
そして、戦国武闘会決勝は知られている通り《暗黒皇グレイテスト・シーザー》が超銀河弾で大暴れ、暴走を止めることが出来なかった。
本来超銀河兵器は暴走しても空間を破壊する威力ではないのに不幸な偶然で時空を破壊したとされており、それでもミロクは最悪の事態を可能性として想定していたという点は評価できるのかもしれないが…。


使われることなく終わった超銀河弓だが、戦国武闘会終了後はどのような扱いを受けているのかは不明。
カードイラストではいなかったはずの使い手(通常のクロスギアにおけるエンハンスメントのポジション)が描かれており、その姿は氷牙派閥のナイトのトップである《氷牙君主ハイドロ・ビスマルク帝》の色違いとも言えるような酷似した容姿のクリーチャーだが…。
ちなみに、ハイドロ・ビスクマルク帝に超銀河弓をクロスするとパワー28000の大型クリーチャーが完成する。



余談

  • 超銀河弓のパンプアップの数値は超銀河剣や超銀河槍を上回っており、超銀河弾の火力の対象範囲外にもなる。
    そういう意味では背景ストーリーのストッパーとしての役割を反映した性能とも言える。

  • 超銀河剣や超銀河弾がクリーチャーと化した派生カードが出ているが、このカードもまだその手の派生カードが出ていない超銀河槍と共にクリーチャー化を果たす日は来るだろうか…。



アニヲタWiki(仮)は、コメント欄・タグ一覧・投票ボタンの三つの要素が荒れた時に上書きするための「追記・修正の矢」を用意していたがふさわしい編集者を用意していなかった。


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  • 破壊する役目だからクロスギアも含めたフィールド破壊効果かと思いきや -- 名無しさん (2022-02-28 19:12:53)
  • 使い手候補は一応ナイトサムライ両陣営にいたと思うんだが…それらがことごとく戦国武闘会で脱落してるのを考えるにこの状況自体がオリジンの出来レースだったのではという疑惑もあるが…この弓だけは唯一技術の出所がオリジンじゃなく純度100%ミロク製だし -- 名無しさん (2022-02-28 19:32:17)
  • 彼女は絶対の抑止力を求めたが、その担い手を求め損ねた。 -- 名無しさん (2022-03-01 23:09:59)
  • ↑MtGの願いサイクル? -- 名無しさん (2022-03-02 01:28:29)
  • 「使い手が(殴り倒されて)いなくなるならヤベエ武器だって止まるよね!」というコンセプトの武器の使い手がいなかったという皮肉 -- 名無しさん (2022-11-06 12:10:10)

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