藤ノ宮伊織

ページ名:藤ノ宮伊織

登録日:2015/05/16 (土) 22:56:36
更新日:2024/01/15 Mon 10:28:41NEW!
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「いたいけな乙女は、いたいけな実験をちょっと」

*1



藤ノ宮伊織(Iori Fujinomiya)とは、ういんどみるOasis制作のエロゲー、春風センセーション!に登場するヒロインの1人。


CV:夏野こおり
所属:国立式ヶ瀬学園3年C組 / 魔科学部部長
種族:人間
身長:163cm
体重:55kg
3サイズ:84(D)/58/84
血液型:B型
好きなこと・もの:睡眠、休息、ぼーっとすること
嫌いなこと・もの:面倒臭いこと



式ヶ瀬学園に所属する人間の女生徒で元学生会長でもある。
学園内では天才少女且つかなりの変人として有名らしい。



変人という評に違わずその性格は超マイペースで超るスローペースなダウナー系。
常に眠たげな瞼とぼそぼそとした静かな口調で話す、というか会話の途中で何の脈絡も無くいきなり眠ったりする。
次期学生会長も何とダーツで決定するといういい加減さ。
(しかも任命されたのがよりにもよって超が付く変態の明晴という悲劇)



学生会長を降りた後も魔科学部なる目的不明の部活を立ち上げて色々やっているようである。
具体的に言うと部室から爆発音とともに紫色の煙が立ち込めていたり。



会話中に容赦なく寝るということもあってお昼寝大好きであり、
魔科学部の部室にいない場合はたいていの場合、後者敷地内の裏手にある精霊の樹の下で枕持参ですやすやお昼寝していることが多い。



が、変人という評だけでなく前者の天才という評版も嘘偽りは無く、
何でも精霊力の効率的な使い方などを始めとして多くの功績を残しているとのことらしい。



最初の精霊力を使った合同の実技授業でその力を見せつけた冬馬やハルカに興味を抱き、
自身の魔科学部へと勧誘して魔力や精霊力を用いてなんやかんやし始めることに。
もっと具体的に言うと精霊の樹の精霊であるエメラルドに飲ませる植物の栄養剤なんかを作っていたり。



両親とは離れ離れで一人暮らしをしているそうだが別に疎遠だとか嫌っているとかではないらしい。
ただ、伊織の両親は一度たりとも学園に姿を現してはいないという噂もあるんだとか。
上述したエメラルドとは旧知の仲で、エメラルドの方も伊織のことを小さい頃から知っているらしく、
こういう性格ゆえにロクに友達も出来ず1人でいることが多かったので、これからも仲良くしてやってほしいと冬馬たちに頼んでいた。



また、精霊の樹の嘗ての別名である縁結びの樹の由来についても知っており、
その逸話が有名だったころに流行った「花が咲いたら2人で一緒に見よう」という言葉を冬馬に言われてドキリとしたりもしている。
(尤も、冬馬は留学したばかりでただの偶然だとすぐに気付いていたが)



伊織としては恋だの愛だのという感情的な概念、目に見えない物に対してはいまいち実感がわかないらしいのだが……


以下、ネタバレ諸々含む。




















伊織の両親も嘗て式ヶ瀬学園に通っており、縁結びの樹と呼ばれていた頃の精霊の樹の下で父親が母親に告白して結ばれたとのこと。
貧乏ながらも幸せな同棲生活を送り、卒業と同時に精霊の樹でささやかな結婚式を挙げたのだという。
そういうわけで伊織自身も両親から聞かされて、小さい頃から精霊の樹に対して人一倍強い思い入れがあり、
その精霊であるエメラルドのこともとても大切に思っている。



ただ、精霊の樹は昔と比べると縮んでしまっているようで、咲いていた筈の花も見られくなってしまったのこと。
思い出の精霊の樹やエメラルドを無くさせないために研究を進めているというのが伊織の真の目的である。



伊織ルートに入ると体育館で魔科学部と学生会が合宿……という名のお泊り会的な馬鹿騒ぎを開催。
怪談話や枕投げで盛り上がったり、朝の起き抜けに冬馬が伊織の生着替えを目撃したりと色々あった末に、
冬馬も伊織も段々とお互いのことを意識し始めるようになる。



冬馬も精霊の樹について様々な情報を知っていく中、ある日唐突にエメラルドからお前は伊織のことが好きなんだろうと指摘される。
最初は動揺するも、冬馬はその言葉で伊織への想いが一気に膨れ上がり、デートの申し込みだの、
伊織からのキスや膝上攻撃など色々あった末に、彼女の両親と同じく精霊の樹の下で恋人同士になることに。



学園祭でのデートを楽しんだり、精霊の樹の下で2人きりのフォークダンスをしたり、
改めて愛を語り合った末にキスして一線超えちゃったりと甘々なイベントが連続していく。



が、ある日のデートの帰りにエメラルドに会いに行くのだが、なんと彼女の指先が透けているのを見てしまう。
それに対しエメラルドは何の慌てる素振りも見せずにもうすぐ寿命が近いのだろうと達観した口調で告げる。
そもそも昨年の秋の時点で尽きていた筈の命であったが、今日まで保っていたのも伊織の尽力があればこそだったのである。
だが伊織はそのことを認められずに強いショックを受けてしまいその場を駆けだしてしまう。



後を追いかけた冬馬は魔科学部の部室で伊織を発見するも、伊織は冬馬のことを拒絶。
冬馬を部活に誘ったのも恋人になったのも、全ては彼の持つ高い魔力をエメラルドを救うのに利用できないかという下心があったからで、
そんな最低の自分が冬馬に優しくされる資格なんて無い、だから恋人ごっこはもう終わりにしようと。



しかし、伊織への確固たる思いを抱いている冬馬はその程度の言葉では引き下がらず、
とっくの昔にその下心が本気の恋に代わっていた伊織の本心を毅然とした態度で引き出す。
伊織が自分に愛される権利が無いというのなら、俺に伊織を愛する権利を寄こせと。
そんな冬馬の優しさと男らしさに触れたおかげで、伊織も涙ながらに自分の本心を認めることが出来た。



「分かった。自分の気持ちを、ちゃんとあなたに話す」
「私は……。冬馬くん、あなたが……好き……」
「ううん、私は……冬馬くんが大好き。冬馬くんを……愛してる……!」



後のピロートークにおいては更なる心の奥底を語ってくれる。
曰く、周りから天才ともてはやされる自分は幼い頃から何でも1人でこなせることが出来た故に、周りと合わせるということを理解できないばかりか億劫とさえ思っていた。
だからエメラルドのことも自分1人で何とかできると思っていたのだが、過去に学園祭で精霊の樹を用いたイベントを企画したもののその案が採用されず、初めての挫折として苦い記憶となっていた。
しかし、冬馬の愛を受け入れて、ハルカや五十鈴、彩女といった友人たちと楽しく過ごす時間を知って、
誰かと一緒に楽しさを共有することの素晴らしさを知ることが出来たと明かした。



そしてその後は冬馬だけでなく他のメインメンバーも一丸となってエメラルドと精霊の樹を復活させるのに尽力、
努力の甲斐あって、嘗ての縁結びの樹の伝説を知っていた頃の大勢の人々が再び樹の下に集まる。
人々の想いが周囲の精霊力を活性化し、皆に見守られる中で冬馬と伊織は精霊の樹の下でプロポーズ。
それが最後の一押しとなって一気に精霊力が膨れ上がり精霊の樹に注ぎ込まれ、樹もエメラルドも嘗ての輝きを取り戻た。



そのことがきっかけとなり、その後も精霊の樹は生徒たちの間で人気スポットとなって、その後の心配も解決。
エメラルドは消えることなく元気いっぱいになり、長年の悲願を達成したことを伊織は、恋人である冬馬と喜び合うのであった。





「……違わない。私も……それくらいあなたが大好きだから」


「冬馬くん、大好き……ずっとずっと、誰よりも愛してる」






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*1 出典:春風センセーション! ゲーム画面 ういんどみるOasis 有限会社アレス 2014年11月28日 ©Windmil / ARES Inc.

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